
総合評価
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powered by ブクログ全く予測がつかない展開に、ついていけなくなりそうなほどのスピードでめくるめくストーリー。 一体どこに着地するのか? と、一人一人の主人公はなかなかの地味な目立たない孤独な人間たちなのに、こんなにも自由にそれぞれストーリーを展開していくのか?と、どの人間からも目が離せない。 出てくるメンツの個性的すぎる独特なキャラクターに目を奪われている間に、いつの間にか漂流しているようなそんな不安定な気持ちに終わるまでさせられ、先々が気になるそんな一冊です。 ハラハラしないのに、ゾクゾクしないのに、不思議と目が離せない魅力のある作品です。
0投稿日: 2017.02.28
powered by ブクログ途中まではとてもひきこまれた。 自我をなくしてみなと一緒になること、消化されること、その安易さやそれに抗う魅力も分かるけれど、結局は恵まれた環境にあって、何かのために我慢することもなく、自分の満足のためだけに生きる男たち。 対象的に、ステレオタイプで独りよがりに子供を持ちたいというだけの母性を持ち、そのわりには子供を本当に守ろうとか愛しているとは思えない女性たち。 残念ながら、登場人物の誰にも共感も実在感も魅力も感じられなかった。 彼の描くくじらを見たいとは思った。 (2015.1.26)
0投稿日: 2015.01.27
powered by ブクログ全然予期できない作品でした。 ただ、東京から吐き出されたマサルに会った時、学校で白鯨に会った時、手の届かない所へ行くのはわかった。 消化せず、胃に溜めていたい話だった。
0投稿日: 2013.03.08
powered by ブクログ出生届も出されず、名前もない少年の話。 名前のない人間、考えたこともなかったけど、あり得なくもないのかもって不思議とすんなり入ってきました。
0投稿日: 2012.10.19
powered by ブクログそうだなぁ…面白くないことはないんだけど、うーん主人公が、物を作る奴にありがちな自己中心的な人物で最後あたりもやっとしたな。彼がすごく魅力的なのもあったからかも。あと女の人に良い人がいなかったのもちょっとなあ。(良い人って陳腐すぎるけどそれ以外の言葉が見当たらない。)あんなに醜く描かなくてもいいのに。強いってことなのかもしれないけど。しかしあんなに子どもが欲しい気持ちは私にはわからないからちょっと薄ら寒い、というか恐ろしいというか…。
0投稿日: 2011.09.12
powered by ブクログBOOK OFFで目にとまったので購入。 妊娠の仕方に謎があれど、内容は興味深かったです。 現実に存在する/しないとかいう問題じゃなくて、価値観とかそういう話。で、好きなお話。 私も消化されたくない。と思う反面、毎日のこの生活からは抜け出せない身なので、憧れがないと言ったらウソになります。 「じゃ、やれば?」と言われても、前段に書いた通り、「それはできない」んですけど。。。 そんなわけもあり、千奈のような自由な人に触れるのが好きなのかもしれません。 レビュー:cocoping
0投稿日: 2009.10.10
powered by ブクログ薄井ゆうじ…この作家さんの本は初めて。 鯨ばかり描いている名前のない男の子の、なんとも不思議な話。 「心を癒してくれる現代の神話」と紹介文があったが、そうなの? 癒されるどころか疲れてしまった私は、へそ曲がりなのかなぁ!
0投稿日: 2009.09.29
powered by ブクログ両親を亡くした主人公が、久しぶりに父親の残した別荘を訪れる。そこで出会ったちょっと変わった母子。 潔癖症の母親は、処女でありながら男の子を出産。ひとりで産んで、出生届を提出しないまま、森の別荘地で密かに育てたため、その子は青年になった今も名前がありません・・・。物語はこの三人を中心に、思わぬ方向へ二転三転。 個人とは何か?社会とは何か?ひとはなぜ創造するのか?創造する意欲はどこから生まれるのか?そんなことを、従来とはまた違った視点で考えさせられるお話でした。 モノを創り出すということは、生きることに直結しており、心に負った傷を形にすることなのかもしれません。生きるということは孤独な作業なのですね。
0投稿日: 2009.06.15
powered by ブクログどこにもかしこにもくじら。 きわめて潔癖症のコイケケイコ。 テントウムシの家。 心が癒されるメルヘン。 でも、彼はクジラは癒すために書いていたわけじゃないんだ。 利用する人間への敵対芯があって当然。 人間はすぐ、利用したがる。
0投稿日: 2008.09.14
powered by ブクログファンタジーではないのだけれど、どこか浮世離れしたような世界観と語り口の雰囲気が村上春樹と似ているなぁと感じた。なんというか、ピュアで、世間並みとか普通とかいった価値観の中に埋もれてしまうことへの批判メッセージみたいな感じ、かなぁ。ちょっとせつない物語。世間に迎合し、どこかで借りてきたような言葉ばかり使っている自分自身への反省を促されました。
0投稿日: 2006.10.23
powered by ブクログこれは切ない話でかなり泣いた覚えがある。 みんなに飽きられたモノの扱われ方とか、なんかいろいろ悲しい。 あんまりショックを受けたんで2、3日ふさぎ込んでたかもしれない。 この本は古本屋で買ったのだけど、 手元においておくのが辛くて図書館にあるリサイクル本をおくとこにおいてきたほどに。 でも決してダメな本じゃない。 ただ感情移入しすぎてしまっただけなのである。
0投稿日: 2005.10.24
powered by ブクログ春樹な世界観をもう少しメルヘンの方に読みやすくしたイメージ。コンスタントに安定した作品を出し続けているけど、初期ほどオススメ。
0投稿日: 2005.10.02
powered by ブクログ最初の感じでホンワカなお話かと思っていたのですが、後半の展開ではちょっと重さを感じるストーリーでした。 何て言えばいいのか、感想を書くのが難しいな。 今までに読んだことのないタイプかも。 ここに出てくる人たちは皆、「常識人」と呼ばれるようなタイプからはどこか外れている部分があります。 誰にでもそういう所はあると思うけれど、その外れている部分が際立って描かれている感じ。 登場人物たちは、それぞれその部分を大切に生きているんだなと思いました。 裏表紙には「心を癒してくれる現代の神話」と書いてあります。 たしかに神話っぽいイメージがあるかも。 でも、ただ単に癒されるという内容ではありませんでした。 キディランドに置いてある「くじら」の商品の記述や、シンタロウがマサルを見つけられずに戻ってきた時の「くじら」のありかの表現は、実験的だなあとは思ったけれど私はあまり好きではないかもしれない。 表現の方法ばかりに気を取られて、読み飛ばしたような状態になっていた気がします。 この作品は2作目(1991年単行本化)だそうなので、他の物(特に最近の)も読んでみたいなあと思いました。
0投稿日: 2004.09.28
powered by ブクログ宮本輝と村上春樹を足して2で割ったような感じ。しかし、一気に読ませる展開はさすが。今後主人公はどうなったのか。
0投稿日: 1996.02.03
