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平和のうぶごえ 「原爆の子」として生きた80年
平和のうぶごえ 「原爆の子」として生きた80年
早志百合子/毎日新聞出版
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総合評価

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     この作品は広島で被爆した早志由里子さんが、「原爆の子」として生きた戦後について執筆されたものです。早志百合子さんは現在89歳です。  彼女は中学3年生の時に被爆体験を作文にしています。その作文が収められているのが「原爆の子 広島の少年少女のうったえ」という本です。それが元になり、現在も「原爆の子」同士で(すでに鬼籍に入られた方もいらっしゃるようですが)の交流を続けることが生きる力になったと話されています。  被爆者として生き続けるために、差別や偏見、身に降りかかる病魔と闘いを強いられてきた早志百合子さんですが、同士はみな高齢で語り継ぐことが難しくなってきていると感じておられます。同時に平和の大切さを伝える責任もあると考え、この作品を執筆されました。平和の大切さ…身に沁みます。いつか、広島と長崎、あと沖縄も訪れたいと思っています。

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    投稿日: 2025.11.07