
総合評価
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powered by ブクログ1000年のコールドスリーブから目覚めると1人はミイラ化、外部から入れないはずの倉庫に顔を削られた死体も。世界はパンデミックで滅亡しているっぽい。さあ誰が殺した?俺たちどうする?という話。 期待して読んだがイマイチだった。タイトル通り、時を超える推理小説ということで謎解きに力を入れているのだけれど、SFとしての設定の甘さがガバガバ。普段推理小説を読まないSF好きと、普段SFを読まない推理小説好きでは読後感が異なるのだろう。
0投稿日: 2026.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
妻の死で世界に絶望し、民間企業のコールドスリープ実験に応募して7人の被験者とともに1000年後の世界で目覚めた男。しかしながらメンバーの一人が他殺体で発見され、さらに研究所内には顔が潰された謎の死体が……。1000年という果てしない時間の中で起こったポスト・アポカリプス本格推理。 設定が非常に魅力的で作中で起こった二つの殺人も魅力的ではあるものの、文章周りが淡々としており1000年の重みや絶望感をあまり感じず、やや説明的すぎる。SFとしては1000年後の社会情勢や世界観設定が気になりはしたものの、あくまでSFではなく本格推理であるためそっち方面の満足度は設定説明の域を出なかった気がする。1000年後に目覚めたにしては危険度への考慮が薄く、外の世界の探索にさほど躊躇がなかったり、川があるからといって煮沸せずに水を飲んでいたシーンなどはリアリティに違和感を覚えてしまった。他にもコールドスリープの装置の中の死体を発見したならば、誰が殺したかと同様に、同じように眠っている面々がなぜ殺されなかったのか?というのも気になる所であるはずなのに、そこの言及が薄かったのも引っかかる点ではある。本来なら無防備なわけなので、そこは当然考慮すべき点だろう。 しかしながら第二のシェルターを発見するあたりはワクワクしたし、そこにいた新人類がメンバーの顔に酷似していたあたりの謎の深まりと不気味さは流石のもの。そしてメンバーの一人が残した手記を元に最初の解決を披露したシーンでは思っていたより真相がショボく、これが解決だと少し興醒めだな、と思っていたらよりエグい形での真相開示が最後にあり、そちらはまあ及第点といった感じである。確かに千年のフーダニットというタイトル通り、誰がやったか?というのが一番の謎であり、そこからの1000年という時間を活かしたハウダニット。そして密室というホワイダニットへと繋がるあたりは鮮やかで、コールドスリープによる時間と空間を存分に活かしたといえる。 ただ、トリックや事件のオチそのものは題材のブッ飛び具合と比較するとさほどブッ飛んでいるとまでは言えず、良くも悪くも手堅さを感じる。個人的には設定以外の部分で逸脱性が欲しかったかもしれない。ただ、SF方面でもミステリ方面でも一定水準の満足感を出せたのは凄いと思う。
0投稿日: 2026.03.11
powered by ブクログ久々の寝る前読書。 怖がりなので、寝る前のミステリーは気をつけないとなのですが(怖すぎて寝付けなくなることがあるので)大丈夫でした。 日常でない分、怖さが和らいだ?のかもしれません。 気になってキリがよい所まで読みたくて眠れなくなりましたが。 毎夜どういう仕掛けなのか考えつつ、怖い部分はあまり想像しないようにして、読み進めて楽しい読書でした。 色々考えると嫌な話もありますが、今残ってるのは、爽やかな読後感で、良かったです。 久しぶりにじっくり読書できて、本読むのって楽しい!ってなりました。
0投稿日: 2026.02.28
powered by ブクログコールドスリープ実験の参加者達は千年後で目覚めるも殺人事件に巻き込まれ、疑心暗鬼の犯人探しが始まる。若干つっこみどころはありましたが、斬新な発想の物語でした。
0投稿日: 2026.02.18
powered by ブクログ千年のコールドスリープ。 お金があったとしても、私は嫌だな。 名前がカタカナだし、すごく前衛的だし、脳内で勝手に舞台はアメリカだと思ってしまっていた。 に、してもだ。 シモンの遺伝子強過ぎる。 よほど特徴的な顔をしているのか? に、しても強過ぎる。
0投稿日: 2026.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
果てしないほど壮大で、斬新なストーリーだった。謎が分かりそうで分からない絶妙なライン。 勝手にクローズド・サークルかと思ってたら、外の世界への探索が主だったので、そこが意外で面白かった。 一応全部の謎は回収出来てるけど、沢山のホワイダニット、フーダニットがありすぎて食傷気味。もうちょっと謎を一点に絞って欲しかったかも! クローンでもない限り、みんながみんなシモンと同じ顔になるのは難しいと思うけど…… あとマルコの扱いがあまりにも雑で笑ってしまう。真相をぼやけさせる為に一時退場してもらった感がすごい。 読了 2月1日
0投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログコールドスリープとそれにまつわる殺人… SF要素とミステリ要素が組み合わさった、ちょっと読んだことあるかも?と思って読み進めると、見事に騙されました…。 海外SFっぽい雰囲気好きな人にはハマる気がする。
0投稿日: 2026.01.25
powered by ブクログ好き嫌いは別れるかもしれないが、かなりの衝撃だった。もしかしたら本当はコールドスリープで1000年も経っていないんじゃないか?目覚めたところで分かりようがないし、なんて思いながら読んでいたのだが、そんなタイトルにまでなっていることを覆すようなことはありませんでした。浅はかでした。反省。なんとも、とんでもないことを思いついたものだ。個人的にかなりのめり込んだのでとても満足。 コールドスリープ、1000年後の未来、ミイラ化した仲間の他殺体、顔のない死体、この辺りのワードにうずうずしたら読んでみる価値ありだと思います。これだけでは終わらない内容にガツンとやられます。と、思うのだが、この辺りは好みの分かれるところになりそう。 しかし、この事件の顛末を知ってしまったら同じ気持ちになる。たしかに感情の産物だ。でも、それで良いと思う。良い未来に繋がりますように。 内容に関係のないところだが、装丁がとても良い。お気に入り。
18投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ冒頭から引きずり込まれる進み方で、展開がページ捲るごとにあり後半は一気読みしてしまった。 叙述トリックにはまったことが分かった時心の中で横転 見事だったなーーおもしろかった
0投稿日: 2026.01.16
powered by ブクログ2038年5月、テグミネと呼ばれる生命維持装置に入り、7人の若者たちがコールドスリープ状態で千年後の未来(3038年)に目覚めるところから始まる。 7人はコンピュータ管理の通り次々に目を覚ますが、一人だけ起きてこない。なんと彼のテグミネはなぜか153年前に止まっていた!中にはミイラとなった死体、しかも彼の背中には深々とナイフが! テグミネや談話室、食料倉庫などからなる「シェルター」は、外からは開くことができない設計。中の7人はコールドスリープ状態、かつもし何かの事情で途中で目覚めてしまうと、再びスリープに入るには誰かの手助けが必要で、一人では再スリープできない。 完全なる密室のシェルター内で起きた殺人。 誰が犯人【フーダニット】なのか? 結構ゆっくり進む物語なのですが 後半の展開と真相にびっくり! いろいろツッコミたいところもあったけれど。 人類の逞しさを感じました。
17投稿日: 2025.12.27
powered by ブクログ2025.12.26読了。 発想や設定は面白かったのですが、トリックは途中で想像がついてしまいました。 ある登場人物の行動にはメフィスト賞の某作品を思わせる既視感もあり、評判の高さゆえに期待値を上げすぎてしまったのかもしれません。
0投稿日: 2025.12.27
powered by ブクログタイトル好き、表紙も好き。 妻を失って生きる気力を失ってた主人公が、 千年先の未来へのコールドスリープに参加。 同じコールドスリープの試験者はな7人。 外からは開けることのできないその部屋で1000年後に目覚めると、1人だけミイラになって死んでいた。その死体にはナイフが突き立ててあって、コールドスリープの機械は173年前で止まってて… 設定も好き。 SFでミステリー。特殊設定。 と好きなものばかりだし、文章もグイグイくるんだけど… フーダニットはミステリーとして十分と思うけど、 ワイダニットは理解に苦しむし、 ハウダニットに至ってはご都合主義が散見されるんだよな… 面白い、面白いだけに、なんかもったいない。 や、面白かったんだよなー
13投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログコールドスリープで千年後目が覚めた人々、そこから始まる殺人と千年後の世界の話。殺人の謎と千年後の世界の謎、全く違う謎に惹かれこの世界に入り込む。何故千年後がこうなったのか、フーダニットももちろん気になるがホワイの方もめちゃくちゃ気になる。
7投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログ「テグミネ」というコールドスリープ装置で1000年眠っていた主人公たち。目覚めると七人の被験者のうちの一人が他殺体で発見されます。 クローズド・サークルの状況下で誰が殺害したのかという「Whodunit」、コールドスリープ中にも関わらずどうやって殺害したのかという「Howdunit」、そして何の為にという「Whydunit」…三つの謎が魅力的ですし、後半のアドベンチャー要素も相俟った先の読めない展開で楽しめました。 犯人は意外でしたし、殺害方法は緻密に張り巡らせた伏線の回収が巧みで納得。動機は予想の斜め上で、ミステリーとしては秀逸な出来。ただ、物語世界や真犯人の作り込み不足で全体的にチープな感じがしてしまったところが残念なところです。
0投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログ若くして妻を喪い失意に沈むクランは、人類初の冷凍睡眠(コールドスリープ)実験に参加する。さまざまな事情を抱えた男女7名は「テグミネ」という殻状の装置で永きにわたる眠りについた。そして、1000年後。目覚めたクランたちはテグミネのなかでミイラと化した仲間の他殺体を発見する。犯人は誰なのか。設定は面白いのですが、期待しすぎたのが良くなかったのかも。著者さんのデビュー作とのことなので、次作に期待したいと思います。
10投稿日: 2025.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
しょうがないんだけども世界観が7SEEDSと比べてしまって題材が活かせてないような感じがした。 謎部分はちょっとずつわかっていくのが面白かったけど、最後の会わせないってのは傲慢だよね。神様気取りじゃんって思っちゃった。
2投稿日: 2025.11.13
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ある日、クランは1000年の眠りから目覚めた。そしてそこには仲間の一人の遺体と、身元の知れない少年の遺体が…果たして誰が彼を殺したのか?そして1000年後の世界はいったいどうなっているのか。 1000年をまたいだ壮大なSFミステリー。コールドスリープの技術やそれこそ1000年後の世界がどうなっているかなんて想像もつかないから、この距離感で生存者の集落があるなら案外世界にはもっといそうだなと思ったり、一旦リセットされたとはいえ生き残りがいる以上は技術がそんなに死滅するのか?とかいろいろ世界自体には気になることあるけど過去と現在の展開は面白かった。とはいえ、読者には分かるけど登場人物たち自身に謎解きが出来るヒントがあまりにないのと真相を明らかにする必然性もないことと、フーダニットはわりと明らかでどちらかというとハウダニットの話じゃ?って印象だったので、ミステリーというよりSFとして面白く読んだ。
0投稿日: 2025.11.02
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面白かったけど、雑いところもあったので、4.5くらい。面白かったけど。 まずシモンの遺伝子が強すぎる。 イリヤの風貌について10年分歳をとっているのに、気が付かないのはちょっとな。化粧品も無かったわけで。 密室で人が増える、子供がいるとなると森博嗣作品思い出すので、シモンとイリヤの子供だなとはわかった。 あと記録もイリヤが改竄したんだろうな、とかも。 イリヤがマクノアーを襲ったのはシモンに似ていたから、というのも。 食料が減っていたのも。 10年以上、あの閉鎖空間で子供と暮らすの結構無理があるような。子供が弄って壊すとか傷付けるとか痕跡残ったらアウトなので。 子育て舐めてる作家だから?舐めてなくても、粗さに目をつぶって組み立てたのか? でもサバイバルするのは予想外だったので面白かった。探検にワクワクしたし。 主人公が高校の教師なのはわかるくらいで、どの教科を教えていたのかまでわかんなかったな。理系では無さそう。 シーナの生物の話は面白かった。 ポケモンの進化の話は倉石先生とも被ってて良い。 時系列整理 シモンがイリヤに執着する シモンがウィルスを発見 コールドスリープ イリヤが偶発的に目覚める イリヤが記録を調べてシモンを起こす イリヤがシモンと子供をもうけてシモンを殺す 事故死か病死した子供を冷凍庫に隠す 残った子供にコールドスリープを操作させて眠りにつく 子供はマクノアーに合流し、第二シェルターへのトンネルを掘って換気口から入り込む みんなが目覚める
4投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
SFミステリー 1000年後の世界、というだけでロマンが止まらないのにそこで殺人事件が起きる。 しかも1000年の間に人間ほぼ滅亡している。 最高にディストピアで設定ドンピシャ ストーリーも全く予想つかなくてとても面白かった。 カイが特に好きだったから幸せになっていて安心した。 生きる意味とは、という永遠のテーマがまた良い。 ただ、シモンとイリヤのやり取りについてもっとストーリーが欲しかった。最後の方が一気に凝縮されてしまっている気がして、中盤までの深掘りに対して終盤の駆け足気味なのが寂しかった、 あと、マルコの扱いが、、、記憶喪失って。。 マルコの事も、もっと知りたかった。
2投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ2025年10月読了。 1000年のコールドスリープから目覚めると、そこには150年以上前に殺されたミイラが出てきた。さらに冷凍庫には顔の切り刻まれた死体が…。誰も侵入することができないはずの施設で、動機に至るような繋がりもないはずの人物がなぜ、いったい誰に殺されたのか。時を超えた奇想が炸裂する。 最高のつかみで幕を開けた今作は、1000年のコールドスリープが実用化された未来を描いたSFミステリーだ。まず1000年後の未来という途方もない時間の隔たりに呆然とする。1000年といえば、平安時代の人間が令和の今を想像するようなものだ。平安時代の人間が一生に得られる情報量は、現代我々が一日で得られる量と同等だと聞いたことがあるが、それほどまでに1000年という時間には莫大な可能性を感じさせる。はたしてどんな未来が彼らを待ち受けるのか、非常に興味をそそられる題材だった。 そして、この大胆な設定に相応しい魅力的な謎が用意されている。それが時代を超えた殺人事件だ。犯人は何百年も時を隔てた人々なのか、はたまたコールドスリープしていた仲間の内にいるのか。情報が限られる中で次々に巻き起こる事件に翻弄される。そして後半から明らかになっていく真実には驚きを隠せない。圧巻の傑作であること間違いなしだ。
0投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物語の2/3ほどは秘境冒険小説+プチミステリみたいな感じでワクワクしながら楽しく読んでいたが、研究所が千年間コールドスリープさせる理由が脆弱(なぜ千年?)だったり、千年後の世界が想像を超えるものでなかったりと節々に安っぽさはあった。ホワイに関してもたっぷりページを割いて、背景を掘り下げ、犯人の執念と狂気に説得力を持たせていたら…と惜しく思う。しかしながら、真相自体は紛れもなく一級品で、非常に優れた密室ミステリ。もし某1990年代の作品を読んでいなかったら凄まじい衝撃を受けて、さらに高い点数をつけていたと思う。この設定でクローンを使わなかったことも素晴らしい。 疫病神ながら予想しておくと、今年の本格ミステリベスト10とかにランクインするんじゃないですかね(^^) あと、装丁もうちょっとがんばれよ
0投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ新聞のいちおしミステリーとして紹介されていて、特殊な設定が面白そうだったので、麻根重次作品を初読み。 若くして最愛の妻を亡くしたクランは、人類初の超長期冷凍睡眠(コールドスリープ)の実験に応募した。人里離れたシェルターに集まったクランら被験者たちは「テグミネ」と呼ばれる機械に入り、眠りについた。 クランたちが1000年後に目覚めると、1つのテグミネが止まっていた。中には、ミイラ化し、背中にナイフが刺さった被験者シモンの姿が。さらに施設内を探索すると、冷凍倉庫に顔がつぶされた死体も発見され… 2つの殺人を誰が行ったのか? 1000年のコールドスリープという壮大な時間と、シェルターやテグミネの構造を上手く使った密室の謎。ミステリとしてしっかり面白いが、個人的には1000年後の未知の世界で、クランたちの手に汗握る冒険譚に引き込まれた。 特殊設定とはいうものの、こんな未来もありえるかもと思うのは自分だけ?
79投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログフーダニットとは何なのか、知らないまま敢えて調べもせずに読み進めた。SFチックな内容から場所はアメリカかなと思っていたら!自分の遺伝子を残したい本能がトンデモナイ方向に。
0投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
設定は良かった。 実は千年も経ってませんでした、パターンかなと思ったけど、時間軸はきちんとしていた。 見つかった少年の顔がつぶされていた理由がわかったときには戦慄した。 物語のスケールと、それぞれが抱える事情の小ささ−ストーカーだとか、親と殴り合いになって−とか、その対比も逆にいい。 でも、期待してしまったから、粗も目立って残念感も残ったなぁ。
0投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログ物語が頭にスッと入ってこなくて結構辛い時間多かった。 展開がなかなか遅くて、ラストもイマイチ、、映画とかになったら面白かったのかも知れないけど、文字としては微妙なところだった。
2投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ面白かった。 スケールの大きい話をここまでコンパクトにまとめたのは偉いです。 溜まった謎が終盤で次々と解決されるのはやっぱり気持ちいいですね。 希望を持たせる終わり方も良かったと思います。
0投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ1000年後の未来での密室殺人なんて 設定そのものは壮大で興味津々だったけれど 物語は小さく まとまりすぎてしまっていたように感じた。 真犯人は現在の世界の状況を知っていながら なぜ、そこまでしなければならなかったのか? それから何をしようとしていたのか? 動機、目的、意味、展望が曖昧で 説得力に欠けていた。 なにかの拍子とか、たまたまとかも多すぎるし そしてなにより この肝心のトリックの方法がとれるような 真犯人の人格なりについて もっと言及する必要があると思った。
3投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
素晴らしかった。非常に面白かった。 なんの予備知識もあらすじすらもよくわからないまま読んだが、かえってそれが良かったようで先入観なく読めた。 カタカナの主人公だったので外国人なのかと思いきや、途中でこれはもしやと思ったらやはりそう。 からのそういう結末か!という驚きと納得感。 非常にスッキリしました。 今年たくさんミステリ読んでますが、いちばんだった。
0投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログまことさんの本棚から、もう見た瞬間にビビビっときましたよ! フーダニット!? フーダニット大好物です(*´∇`*) まことさんのレビューを読んだ瞬間、娘にメルカリで買って貰いましたo(^▽^)o テグミネという装置の中で永き眠りについた7名の男女。 1000年後、コールドスリープから目覚めると、7名のうち1名がミイラ化し死んでいた。 彼の背中にはナイフが突き刺さった状態だった。 テグミネのある施設(シェルター)は、外からの侵入は不可能だった。 施設の中を調査すると、顔の潰された少年の遺体を発見する。 犯人は誰なのか!? というフーダニットが軸になっているのですが、どちらかというと、夏への扉でワクワクしたあの感じ?SF要素が濃かった気がします。 ミステリ好きさんより、SFや、冒険譚好きな方がより刺さるのではないか?という作品でした(*´꒳`*) 本格ミステリと言えば、アガサクリスティのそして誰もいなくなったが有名ですが、この作品の目次の次のページにはシェルターの見取り図があり、この中で殺人劇が繰り広げられるのか!?何人死ぬのだろう?誰が犯人なのだろう!? もうワクワクが止まらない状態でした♪ が、この本はそっちじゃないのかも? 楽しむところはそっちだけでなく、1000年後の世界が興味深かったです(*´∀`*)
120投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂幸太郎さんが『ダヴィンチ』で最近読んで面白かった本として挙げていらした二冊のうちの一冊です。 この作品の作者は伊坂さんが最も影響を受けたという島田荘司さんの主催する第16回ばらのまち福山ミステリー文学賞を別の作品で受賞されています。 以下ストーリーを途中まで(謎の部分だけ)ネタバレで書きますので未読の方はお気をつけください。 千年前のコールドスリープから目覚めた六人の被験者のクラン、カイ、イリア、シーナ、クロエ、マルコ。 七人目の被験者シモンがまだ起きないのですが、六人は153年前で止まり、ナイフで背中を刺され死んでからミイラ化しているシモンを発見します。 そしてもうひとつ、10代前半の若い男、おそらく小中学生の死体もみつかります。 その死体は顔を潰され誰だかわからないようになっています。 この二つの殺人の犯人は一体誰なのか…? コールドスリープの被験者の誰かなのか…? それとも外部からの侵入者なのか…? クランは推理を始めます。 そして、シェルターの外に出てみると街には人がいなかったのです。 イリヤも行方不明になりナイフで殺されているのがみつかります。どうして千年前の世界から時間旅行をしてきた仲間七人のうち二人も殺されなければならないのか…? その後第二のシェルターがみつかりそこで彼らが見たものには驚愕しました。 最初は人名がカタカナで日本人ではないのかと思いとっつきにくく感じ、ミステリではなくSFなのかと思ったのですが。ミステリでした。 後半謎がするするとほどけてきたら、なるほど! そうだったのか!!と全部繋がり腑に落ちました。 今までに読んだことのないミステリでとても面白かったです。
120投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログ目覚めたのは千年後の世界、一体どうなっていくのかと思ってたけど面白かった! そこでそうなるか〜!?となった部分も多く読んでてとてもワクワクした。読めてよかったな〜!
0投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログ面白かった! 目覚めてから千年後の世界がどうなったのかをワクワクして読めた。 シェルター外を探索するのはどこかゲーム的。 真相も衝撃的で、こういう本を読むために読書してるんだよな〜っていうエンタメ特化の一冊だった。 アニメ化とかして欲しい。
2投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログおもろかった〜 Dr.STONEが好きな私にはブッ刺さり 自分はSF×ミステリーが好きなのかもしれません
0投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
コールドスリープが目覚めた世界は1000年後の世界。 しかし、目覚めるはずの1人が150年前に殺されていたようで…?!犯人はメンバーの誰かなのか、それとも外の人物なのか… 面白かった! 生物(遺伝子的)多様性ってメチャ重要だな〜って思った…。あと叙述トリックで「ッアーー!」てなった。
0投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ千年後の世界なんて全く想像出来ないし、そんな恐ろしい世界に行こうなんて私は全く思わないけど。この話はそんなはるか先の未来にコールドスリープして行った人達のサバイバルものであり、フーダニットのミステリーでもある。色々と設定に無理があるけど、とても面白くてどハマりしました。自分達以外誰もいない、どこに行ったら会えるか分からない、そんな世界に置き去りにされた。このハラハラドキドキする感じが良くて一気に読めた。
12投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログ千年のコールドスリープから目覚めた6人は同じ被験者の1人が殺害されミイラ化しているのを発見する 千年の時を巡る壮大なミステリー 真相は個人的にうーん…と思う部分が無きにしも非ずだが、物語通しての満足度は高い 凄い読書体験だった 後半は一気読み!面白かった!
6投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんだこの設定!ってところからワクワクして読み始めたが、彼らと同じく…思っていたのと違うというか、うーんと思ってしまう展開。 マルコの一件は良かったかな。 なんとなく消化不良ではある。
0投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログ千年後の人類に幸あれ! 私がSFが得意でないのもあって、読み始めは「コールドスリープの発明が2038年は無理ある!」「1000年寝てたら褥瘡やばいぞ!」「髪の毛なんで伸びてないの!」という感じでなかなか読み進まなかったんですが…… 序盤終わったらめちゃくちゃ面白くなった!!! 大丈夫です!!!!(?) 途中『方舟』みを感じて覚悟を決めた ラストは私もこの判断で良かったと思う 人間ってやっぱり理屈より感情の生き物だものね〜! 千年後の人類を見習って私もしぶとく生きる!!
14投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ一体、誰がなんのためにこんなことを?顔のない死体の真相に辿り着いたとき、人間の、生き物としての欲深さと恐ろしさが詰まっていてゾッとした。
2投稿日: 2025.05.03
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いいSFであったし、いいミステリであった。SFミステリではない気もするが。人名が日本語の苗字だろうことには多くの人が気づくとは思うが、互いに苗字しか名乗らず、苗字(の呼び捨て)でしか呼び合わないというのは何かそういうルールでもあったのかと思うくらいには不自然。ドラマ化よりはアニメ化(髪色などによる人種偽装が演出として自然に受け入れられそうな媒体)が向いていそうな気がする。エピローグ抜きだとさすがに後味が悪い感じもあって、むしろそのほうが好きな人もいたかもしれない。 どうでもいいが、「クロエ男の娘説」をぎりぎりまで疑い続けていたのは自分だけではないはずと信じたい。
0投稿日: 2025.05.01
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千年後の未来,コールドスリープから覚めたら,そこには一人目覚めない死体があった.SFとミステリーの両方から楽しめるが,アダムになりたかった男の妄執狂気,怖すぎる. 実際問題として,そんなに男の遺伝子情報だけが反映されるのってあるのかなぁ.美女の遺伝子はどこに消えたの?
0投稿日: 2025.04.20
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とにかく、こんな千年後の世界なんてまっぴらです。老若男女同じ顔の種族マクノアー、会いたくない。シモンの顔の遺伝子って、どんだけ強力なのよ。母なる絶世の美女イリヤの遺伝子かまったく働かなかったとは、トホホというかあんまりですわ。フーダニットってWho done itですか。なるほど。この小説はHow done itでもあってWhy done itでもあるのね。断章を読むうち次第に真相が知れてくるけど、結局シモンは殺されたとはいえ遥花との子孫を遺すという最大のミッションを遂行したんだ。なんとも悔しいじゃない。
4投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん…これは… 少なくとも読了感はあまりよくない。 ストーリーのスケールはとにかく大きいけれど、鍵となる人物たちの欲望「1000年後に讃えられる研究者として名を残したい」「自分の適応度を高めたい」が私からすると「そんなこと?」となってしまいしっくりこなかった。まぁ現実世界でも他人の欲望に対する感想なんて「そんなこと」なのだろうけど。 最後の謎解きも、名を残すために殺したい相手との子供と予備の子供までつくる、など「その欲望にそこまでする?」と無理矢理な感じがしてしまってしっくりこなかった。極限状態だとそうなるのかな、と納得させようとしても、名を残したいだけで…?と堂々巡り。 名前の叙述トリック?もありがちで、それによりこれは日本の話なのかと気づくタイミングを遅らせたいのかな、と思ったが、それも中途半端というか必然性がよくわからなかった。 このページ数、いつもなら一気読みする量だけど今回は1章読むと眠くなり…の繰り返し。ストーリーが壮大で感情移入ができないからなのかな…総じて私には合ってなかったみたい…
8投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログラストとても良かった。しかしそこに辿り着くまで長かった。自分の遺伝子を残したいという生き物としての当たり前の欲求も「自分の遺伝子のみ残したい」となると狂気だな。アダムとイヴの物語とミステリーを掛け合わせた新感覚のお話。
15投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ★5 1000年間の冷凍睡眠から目覚めると惨劇が… 人類の未来を描くミステリ #千年のフーダニット ■あらすじ 近未来、人類初の冷凍睡眠実験に参加することになった七名の若者たち。彼らは1000年もの時間をシェルターに閉じ込められ、ついに目覚めの時を迎える。 コールドスリープから目覚めていくメンバーたちであったが、仲間のひとりが起きてこない。冷凍装置の中から、ミイラ化された死体が発見されるのだ。誰が犯人なのか、なぜ殺されたのか、そして1000年後の人類はどうなっているのか… ■きっと読みたくなるレビュー ★5 私も1000年ほど寝たい。 未来に興味があるんですよ、世界はどう変わるのか、人類はどう進化するのか。そしてミステリー小説ってまだあるのかなー、さすがに謎解きもネタ切れかしら。 なーんてアホな妄想はいいとして、本作は近未来SF×ミステリー。1000年間というスケールの大きい時間軸が舞台になっていて、もはや『火の鳥』レベルの人類のお話。 まずこのSF設定について、たぶんわざとだと思うんだけど、あまりリアリティがないの。これがB級SFって感じでイイ味がでてるのよ。コールドスリープからの目覚め、シェルターの設備や生活、未来の外界、人類たちなど、正直すぐに想像できそうな世界観なんですよね。 タフなSFに寄せるんじゃなくて、ストーリーテリング、登場人物の価値観や関係性、ミステリーなどを物語の中心にして寄せているから、難解なことを考えずに終始楽しく読めるんですよ。 特に本作はエンタメ性が抜群なんです、序盤中盤後半と展開がコロコロとスピーディーに変わる。次々に謎も出てきて、どういうことなのか気になって手が止まらない。 登場人物の人間性や設定などもよく練られてましたね。少しずつ明かされていくところが上手だし、特に仲間同士がいがみ合いになるのではなくて前向きなところが好きです。 ミステリーの真相も唸りましたね。メイントリック発想からの、このSF設定だったんじゃないかなと予想してみた。そして伏線回収も細かく丁寧で見事。動機も好きだったなー、マジかよって思いながらも、気持ちは理解できる。 ちょっと詰め込んだ感があってバランスが好みではないのですが、いやいや本格ミステリーの力作ですよね。★5とさせていただきました。次回以降の作品にも期待しております! 面白かった! ■ぜっさん推しポイント 1000年間という壮大な時間軸、さらに特殊設定のドフィクションなんですが… 心が温かくなるのは何故なんでしょう。 登場人物でシーナという生物学者の女性がいます。彼女は物語の中で、生物や植物についてたびたび言及をするのです。そう、この物語は生物という枠組みの中の「人類」がテーマになっているんですよね。 生物は個体で生きていくことはできず、家族や仲間といった集合体になることによって、頼りない生命を維持してる。どれだけ時間を経過しても人類は生物でしかなく、幸せに必要なことは「寄り添い」なんですよね。
110投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
千年のコールドスリープから目覚めてみたら仲間のうちの一人が他殺体となっていた。 なんか・・・一応ミステリでもって特殊設定のそれだと思うんですが、どちらかというと千年後の世界のサバイバル的なもののほうが興味深くて・・・いやしかし千年は設定にしても長すぎじゃないですかね。さすがにちょっと想像つかない。なんか結構遺構みたいなものが残ってるけどそんなに残るものなんだろうか?1000年だよ?1000年。だって今から1000年前のものが(手を加えてない状態で)どれだけ残ってるんだろう?いやでもそんんなもんなのか?やっぱり想像つかないなあ。 そして殺人の真相なんですが・・・うーん・・・そこまでして自分が犯人であることを隠す意味がもはやそんなにないような?コールドスリープの仲間にばれたところで被害者のやったことが悪辣すぎてみんなも殺人に手を貸しそうな気すらする。一度目覚めたところでみんな起こしたほうがいいんじゃないのか?そもそも自分の犯行がばれたところで外の人類が死に絶えた世界で誰が裁くというのだろうか? わざわざ子供二人作って・・・はさすがに悠長すぎないか??
1投稿日: 2025.03.18
powered by ブクログコールドスリープで千年後の世界。 そこで待っていたのは、謎多き出来事。 未知のオープンフィールドなのに、どこか閉塞感が漂う。 遺伝子が絡むと、何故かぶっ飛んだ犯人であることが多い。
1投稿日: 2025.03.17
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SFファンタジーミステリー。 SFもファンタジーも苦手なジャンルでしたが第一章さえ乗り切れば読みやすくなる。 スケールのデカさのわりにトリックは単純で分かりやすいかったんだけど犯人は外の世界で人類が滅亡していることが分かっているのに、自分の子供を作ってある程度育てるまでして隠蔽したいものかなー? みんなが目覚めてから何をしたかったんだろう…
9投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログ面白かった。コールドスリープ中におきた殺人事件。さらに見つかったのは顔を潰された凍った遺体。 SF、ファンタジー、ミステリーがほどよくミックスされていた。飽きることなく一気に読んだ。 あのトリック部分、もし彼らがキラキラネームだったら国どころか人外の設定もできるな、と思った。
16投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ今作【千年のフーダニット】はタイトルや表示は何故か古き良き講談社ノベル感があり期待が持てました! 案の定発行所は講談社でした(笑) 内容はしっかりとしたSFミステリーでかなり先が気になり久しぶりに寝る間を惜しんで読みました。 終盤で少し失速して賛否両論あると思いますが、しっかり楽しめます! 夕木春央【方舟】に出会った時に近い感じでした。
24投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログまずは、カタカナ表記の登場人物が多すぎて男女の区別がつきにくく、最初読むのに苦戦してしまいました。途中あまりにも入ってこないので諦めようかとも思いましたが、読んでいくうちに少しずつ理解できるようになってきて、千年後の未来のことも把握することができたため何とか読了出来ました。 途中で漢字フルネームで記載された箇所が一回あって、やっとそこで男女の区別がついて読めるようになりました。 カタカナ表記での登場人物の区分けが私には難しいと思えた本でした。そこさえなければもう少し楽しめたかもしれません。
1投稿日: 2025.03.01
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コールドスリープ1000年という時間経過と密室シェルターの特殊設定ならではのトリック。 あと登場人物ゼンブ日本人だろうなぁ、とか若干の叙述的なところも。 中盤まで行き先不透明だし風呂敷広がりまくる感じ、星を継ぐものを思い出す。一筋の光を示すラストで救われたけどもっと暗い方が好きだな。 whoもwhyもどちらのダニットもまぁ驚いたけどこ個人的には殺した後のhowがエグい。ここだけで飯三杯いける。 子どもにそういうことさせるのサイコパスですよ。 という行動の割に動機が弱い、もしくは語られていないのでやや感情移入しにくい部分もある ただこういうアイディアでぶん回される作品は非常に好き。
1投稿日: 2025.02.28
powered by ブクログ面白かったとは思うけど、評判やポップでハードルを上げすぎてしまっていたかも。リアリティがなさすぎてついていけなかった。
1投稿日: 2025.02.16
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1000年の眠り・コールドスリープから目覚めたお話なのでSF要素があり、少し苦手意識がありましたが、非常に読みやすかった。 1000年経っても人間は変わらないんだなぁなんて思いながら、どういう結末になるか最後まで分からなかった。 私は1000年経ってないんじゃないかと疑ってましたが、普通に経ってた笑
5投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログなんか色々おもいなやんでましたが、千年後の世界とか大きなスケールの話をされるともうなんか全てどうでも良くなって小さいことにこだわるなよ私という気持ちになってきました
1投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログコールドスリープから千年経ってから発覚した殺人事件と変わり果てた千年後の世界、顔の無い少年の死体、空白の百二十四年、挟まれる断章の不可解さという『誰が、どうやって、なぜ殺したのか』『千年の間に何が起こったのか』『人類はどうなったのか』という複雑怪奇な謎が次々と明かされる展開と『人間』を描いた骨太なストーリーに終始浸った読書体験だった。
7投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログコールドスリープの実現を可能にする機械「テグミネ」。その被験者として、千年後に目覚める予定だった七人の男女。千年の月日が経ち、六人は問題なく、目を覚ましたが、ただ一台の「テグミネ」は止まっていた。一五三年も前に。彼らが中を確認すると、そのひとりはミイラに成り果てていた。背中にナイフが突き立てられた状態で。犯人はこの中の誰かが? あるいは外部からの侵入者が? 彼ら自身の状況と犠牲者の死の真相を巡って、物語は二転三転していく――。 ということで、本書はこんな導入ではじまるのですが、どこまで語ればいいのかとても悩む作品でもあります。出来れば事前の情報をシャットアウトして読んだほうが、より楽しめる作品だと思います。ぜひ私の文章なんかを読んでいる暇があるなら、作品のほうを読んでください。 千年のフーダニット(犯人は誰か?)が紐解かれると、これしかない、というほどの自然な形でホワイダニット(何故やったのか?)が浮かび上がってくる謎解きは感動的でさえありました。導入部の時点で、「もしかしたら、こんな結末かも」と思った想像は気持ちいいほど裏切られ、真相は隙を許さぬ二段構え。遠未来で起こった事件の顛末は、ミステリでしか描けないもので、絶望的にも見えるその先に、ひとすじの光を提示するラストも魅力的でした。傑作です。
3投稿日: 2025.01.20
