
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ここのところ、こういうリアリティショー題材の小説って増えてるような気がする。装丁が気になっていたもの。芥川賞受賞作。個人的には合わない方の純文学だった。
1投稿日: 2026.03.11
powered by ブクログ恋愛バラエティというのは実際テレビでもネット配信でも見かける。南の島で開かれた「デートピア」そこに参加した1人のヒロインと10人の男。それぞれ国籍も人種も別、が、黒人はいない。 集められた島で、モモとキースは再開する。2人は10代の頃、親や国に言わせれば、加害者と被害者と呼ばれるような因縁があった。 いわゆる社会問題と言われるような、いくつかの情勢を交えながら、途中から話が時系列に語られる。モモという人物が、一人称なのか三人称なのか、私には理解しづらいまま、過去が紹介される。 全く別の世界の話のようでもあり、身近な話のようでもあり、読み慣れない物語に当惑しながらも、惹かれるものを感じて、何とか最後まで読み通した。結構、疲れた。
1投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログ正直に言うと私にはあまり「好き」と言えない作品。共感できないほどの気持ち悪さ、時に文章が頭に入ってこないほどの痛々しさ。でも、だからこそ強烈に記憶にこびりついている。 作中の「歴史上のこれ以前には逆行できない」という言葉が残っている。万人受けは絶対にしない。でも、このヒリヒリした人間関係や、現代の息苦しさを体感したい人にはオススメ。読む人を選ぶかな
0投稿日: 2026.03.07
powered by ブクログ南国のリゾート地の波際のように人種、戦争、ジェンダーと様々なトピックが満ちては引いていく。内容もリゾートの日差しのように暗いところをスカッと照らしてくれる爽快さもあれば、肌を焼くように熱く、痛くもある。そんな本だと思いました
1投稿日: 2026.03.04
powered by ブクログ全然、全く分からなかった。ちんぷんかんぷん。 何の話?人種差別?性マイノリティー?現実と虚構?分からないなりにかい摘んでこんな感じのことを言ってるのかなー。これが限界!
0投稿日: 2026.03.03
powered by ブクログ歯切れの悪い言葉だが、理解できそうな部分もあれば、全く理解の及ばない部分もある、自分にとっての稀有な作品であると言ってもいいかもしれない。 デートピアという地点から物語が始まり、いくつかのポイントから物語が大きくステージ移動する。 それでもまたデートピアに戻る。 デートピアに始まり、デートピアに戻るということだ。 エンタメ小説を読んでいる時には味わえない感覚だった。
1投稿日: 2026.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
島を舞台に各国の男性がミス・ユニバースを争う恋愛リアリティショー 「DTOPIA」の日本人代表キース。彼の暗い過去を知る者はこの島には私1人しかいない。 「DTOPIA」という華やかな恋愛リアリティショーを舞台にしながら、本作が描くのはその狂騒ではなく、主人公キースの剥き出しの半生だ。読み終えた今も、「常に鋭利な刃物に触れている」ような、ヒリヒリとした緊張感が指先に残っている。 物語の肝は、観測者であるモモの視点だ。かつて自らの身体の一部をキースに委ねたという、暴力的なまでの共有体験。それゆえにキースを「お前」と呼び、自分の一部のように捉えながらも、彼が自分を置いて自由に世界へ羽ばたいていく姿に微かな苛立ちを覚える。その**「近すぎるゆえの、湿った独占欲」**のような距離感がリアルだ。 何より胸を突いたのは、モモが「大切な友人のルーツにすら、自分は全く興味を持てていなかった」と自覚するシーンだ。私たちは日々、数多の社会問題に囲まれている。けれど、どれだけ正義を謳っても、一人の人間が真に心を砕ける範囲には残酷なまでの限界がある。「社会的に重要だとわかっていても、興味が持てない」――。私自身、作中の問題すべてに寄り添うことは無理だった。けれど、その「限界」こそが人間の真実なのだと、この本は静かに突きつけてくる。 この一冊を、SNSで熱心に正義やマイノリティの権利を語る人々に薦めたい。「あなたの視線が向いている先はわかった。けれど、その視線の反対側にあるものまで、あなたは本当に見えているのか?」と。
3投稿日: 2026.02.27
powered by ブクログ恋愛リアリティショーの皮を被った「劇薬」に敗北した。オーディオブックで挑むべきじゃなかった。 正直に言います。私には合いませんでした。 そして、珍しく最後まで読み切れずに「途中離脱」してしまいました。これは、その敗北宣言です。 手にとったのは、芥川賞受賞作『DTOPIA(デートピア)』。 「舞台は恋愛リアリティショー」というあらすじを見て、現代的で読みやすい物語を想像していたのがそもそもの間違いでした。 いざ蓋を開けてみると、そこにあったのは、複雑に入り組んだ時間軸と、二人称で語られる独特の文体。そして、容赦なく突きつけられる暴力とアイデンティティの問い。 これを私は、あろうことか移動中のオーディオブックで聴いてしまったのです。 これが致命的なミスでした。 「え、いま過去? 現在?」「この『おまえ』は誰?」 文字で読めば立ち止まって確認できる行間が、音声だと流砂のように滑り落ちていく。結果、物語の構造迷子になり、独特の熱量にあてられ、あえなくリタイア。 それでも、話題作を投げ出したまま終わるのは居心地が悪い。 そこで私は、禁断の手段を使いました。 「生成AIにあらすじと考察を聞く」 AIが弾き出した解説を読み、「なるほど、植民地主義や暴力の構造を、リアリティショーという装置で描こうとしたのか」と、頭では理解しました。 著者が仕掛けたかったこと、その企みの鋭さは、情報として飲み込めました。 けれど、やっぱり。 「情報の理解」と「物語への没入」は、まったく別物なのだと痛感しました。 AIに教えられた正解では、私の心は揺れなかった。 私には理解しにくい世界でした。 でもそれは作品のせいではなく、私の読む準備と、媒体との相性が最悪だったのだと思います。逆に言えば、耳で聴くだけでは咀嚼できないほど、言葉の密度が濃い小説だったということでもあります。 いつか、もっと心と頭に体力がついた時に、今度は紙の本で、自分の目で文字を追ったら違う景色が見える日が来る……のかもしれない。 そんな、ほろ苦い読書体験でした。 すべての本が自分に刺さるわけじゃない。でも、「自分には読めなかった」という事実もまた、ひとつの読書の記憶です。 *読書メモから生成AIで体裁を整えた感想です
2投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログ正直ぶっ飛びすぎてて、これが刺さる人いるの?いるとしたらどんな天才?と思ってしまう。 確かに文章は読みやすいし、先が気になって読み進めるんだけど、あれ?今私何のどんな部分を読んでるの?と迷子になる。 文体も内容も新しすぎて、深くまで潜れなかった。他の人のレビュー読んでみよーっと。
1投稿日: 2026.02.07
powered by ブクログ序盤、デートピアという最高に魅力的な舞台と設定、クールな文体と痛烈な皮肉というコントラストに胸が高鳴った。後半、暴力や偏見やマイノリティやアンダーグラウンドの話に展開されるが、率直な感想としては、デートピアという舞台の設定があまりにも面白かったので、デートピアの話をもっと見たいと思ってしまった。暴力について、偏見=その人なりの編集という、モモ視点で語られる話が、デートピアにも接続されていて、挑戦的な作品だとは感じた。
1投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ【2024年下期(172回)芥川賞】 再読したら理解度は増すか? 比較的短編で思いのほか読みやすい。 訴えたいことが分かるような分からないような、、
1投稿日: 2026.01.26
powered by ブクログ【どんな方におすすめ?】 ひどく平和ボケしている人。 普段「暴力」について考える機会がない人。 【感想】 前作(迷彩色の男)で、言葉の数は有限なのに、言葉で紡ぎだされる世界は無限なんだと知らされて、今回も読んでいて本当にワクワクした。この言葉とこの言葉を一緒に使うんだ~、ドッキングするんだ~って感じ。 【好きな場面】 渋谷の道玄坂(82ページ以降の描写)。 こういう裏の場所を実際に知らないとこういう場所を書けないと思うんだけど、現実とフィクションが絶妙に絡み合っていて、まるで私もこの世界にいるかのような、知っているかのようなバランスが絶妙にいい。 今回読んでいるにあたって、ご本人のアイデンティティはどんなものかなと調べてみたけど、どうやら非公表のよう。でも外見や小説本編の毒性の高さから察するに、つまり「白人性の糾弾」や「黒人を悲劇のキーワードに利用する(黒人の男に捨てられた+子どもも黒人→悲劇として利用したLUV奈。)」を扱っているところから、むかしから肌の色や人種というものに対峙してきた方なんだなと思った。 とにかく私は平和ボケをしていて、世界のことなんてまともに知ろうとしていない人間なんだと思い知らされた。また1年後に読んで、次はどんな感想を持つか知りたいので、評価は星5とした。 【私には分からなかったところ】 「モモ」が自分のことを一人称としても「モモ」と使っているところ。私はその文章を読んだとき(49ページ)、自分のことを自分の名前で呼ぶのは子どもっぽいなあと思っていた。しかし本作のインタビューで、ノンバイナリーのインタビュアーの方がこの部分に共感されていたので、そういう世界があるのだと知った。そういう方からしたら、世の中の小説はどのように見えているのだろう。今度どなたかにお聞きしたい。 【その他 印象に残ったところ】 ・私はどうやら自分の中の「普通」を揺さぶってくる作品が好きなようだ。 今回も「おまえ」と主人公は最初から言っていて、てっきり主人公は男だと思っていた。「おまえ」は公で使うなら「男」という通説がある。女性が使うと「品の悪い女性」となる。しかし、「ギャル・クルーズ」で主人公が現れる「女だったのかー」と仰天した。と思えば次の瞬間、睾丸を摘出されたということで主人公は男であることを知り、また仰天した。 ・父親の国、物々交換の国、拷問の国。 ・毒性が高いところから金原ひとみを連想し、この世には言語化できないことや感情はないところから三木三奈を連想した。
2投稿日: 2026.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中から世界情勢や国際問題、犯罪、人種の話が混ざってきて、なんだかよく分からなくなった。 最初の恋愛リアリティショーの面白さとの落差が大きい。やっぱり芥川賞作品は難しいなと感じた
2投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログ人種や性自認によるアイデンティティの歪みが犯罪に影響しているような描き方が、あまり好きではなかった。
1投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログほかの作品より読みやすかった。それが良いところかな。恋リアから話は始まるんだけど、この設定がなんか浮いてるというか、この作者の持ち味であるアイデンティティに関わってくるから大事なんだよな、と言い聞かせて読んでいた。なんかピースがバラバラな感じがしてまとまりないような気がする。 ネタバレになるから注意だけど、若い頃に性転換して後悔する人は現実にいるから、そのリスクを伏せて記載する作品は若年層に悪影響かと思う。
1投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログ日比野コレコの『たえまない光の足し算』には、浮かぶ映像の強い印象や、詩的な表現の美しさとしての、「ずらした比喩の言葉」が多くあった。デートピアもまた、「ずらした比喩の言葉」によって文章が難しくなっているが、その性質は『たえまない光の足し算』とはかなり違っている。 デートピアにおける「ずらした比喩の言葉」は、圧縮された思考を引き受けるために生まれたのだと考えた。 例えば、 「おまえは物々交換の国で暴力から暴を取るサイクルを発見したのに、うかつにも元の国のルールでまた暴を冠せられた。」 「直球の差別発言っていうのは、当事者よりもむしろ非当事者にこそ、善意で処方されるものだと思う。」 「地球上の殺傷現場と、ひとつづきの同じ酸素を介しているのに、自分がとうとう立ち会わなかったこと。私には場面がない。」 筆者がある事象について経験を元に考え続けて現れた形を、そのままに文章にしたために、同じ強さでその事象に向き合っていない読み手(私)は、初読でその文を理解できないのだと思った。 「ずらした比喩の言葉」の他にも、2つの作品の文章は少し似ているところがあるように感じたけれど、うまく言えない。読んでいて、毒入りの水を飲んでいるような感じがする。 また、金原ひとみの『YABUNONAKA』朝井リョウの『正欲』のように、現代的な問題を多く絡めて書かれている。SNS・ジェンダー・人種・ウクライナ戦争などの問題とその世情を正確に色濃く反映し、俯瞰に俯瞰を重ねて皮肉っぽく書いている。私はそういう問題について浅い知識しかないため、読み進めながら皮肉に攻撃されないように、ぐっと力を入れて立っていなきゃいけないような緊張感があった。
12投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログわけわからん、芥川賞かと思ったらその通りだった。 全部読んでるわけじゃないけど、芥川賞はたいてい意味わからん印象。 冒頭、恋愛リアリティーショーから始まり、それ自体に興味はないけどテーマとしては面白いかなと思ったら、途中過去について残虐な描写があったりでますます興味を失い、訳がわからないまま終わった。 ぶつ切りで『』だらけの文章も読みにくかったし。 受賞作なので読む人が読めば評価できる内容なんだろうけど、私には理解できなかった。
2投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ私の理解が追い付かなかったかなぁ。人種に関わる問題提起については納得する部分もあったけど、何といっても暴力描写が気持ち悪いー。ごめんなさい。
10投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ芥川賞受賞作として読みました。 もうね、気持ち悪い。 南の島で恋愛ショーを開催するデートピア。 10人の男たちが、1人のミスユニバースをめぐって競い合う。そこに、1人の日本人男性キースがいた。 5日目くらいに、他のメンバー10人以上の男女が参加。 後で参加した中に、日本人キースの中学の同級生ももがいた。 キースは、中学の時、ももに頼まれ、ももの睾丸をカッターで切り落とした。そこから…もう気持ち悪い。ももは、結局、女性になったのかな。 苦手です。こういう小説。
1投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めちゃ良かった!デートピアの話と説明かと思いきや、急な過去編、これが惹き込まれること惹き込まれること。ただ、正直に言うと最後らへんはワッツ?俺の理解力が足りてないのか、あまりピンと来なかった。でもそこを払拭出来るくらい面白い話というか、気になる感がずっとあって、もっと読みたいと思った。あと会話のカッコをぶつ切りで続けるって、発明?こんなにパターンが少ない文字の使い方を、この時代で良い感じに発明してるのは(発明じゃなくても果敢に使う)のはとても良い。 他の本も読んでみたいと思ったし、過去作めちゃ芥川賞候補になってるんだね、すごい。 若いのにすごい!応援するぜ
0投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログ極めて2020年代的な物語。ひとつ前の時代に盛り上がったアイデンティティを巡る議論が、今や前時代的な価値観への回帰を多かれ少なかれ志向する者に「利用」されているようになっている感覚。権利が声高に叫ばれ、そこに侵害があった場合に大っぴらに声を上げられる世になったはずなのに、確実に澱は溜まっている感覚。社会は「狡くて」「凶暴に」なっているような。この時代の世界が纏う空気感がありありと言語化されていた。 「今」を今の言葉で冷静に見つめ、物語を現実の2020年代と否応なしに接続させる。一方でキャラクター設定舞台等はフィクショナルそしてかなりダークで、距離感というか読者としての自分の置き所のなさをおぼえる。この(恐らく意図的な)「居心地の悪さ」は前2作にも共通している気がする。ピンとくるしわかるんだけど、完全に「わかる」とは言えない、なぜなら彼ら固有の記憶と経験が、その「わかった気がする」社会を見つめるまなざしの根底にあるから。
2投稿日: 2025.12.27
powered by ブクログ恋愛リアリティーショーが題材なだけに、読後感は恋リアの終わりみたいな「二人のこれからはどうなる?」といった具合に二人の取り巻く環境はどうなるか、モヤっとした感じで終わる。 「おまえ」という二人称の登場人物がいるから「わたし」はどこにいるのかと読み進めるとやっと途中で出てきて、二人の(おまえの?)ダークな過去が暴かれていく過程でジェンダーとか人種とかの内容に切り込んでいく。はっきりいってグロテスクなシーンがところどころあり、読み飛ばしたくなるような場面が多々あったしここまで酷い表現にしなくてもいいのでは…と思ったりしたけれど、物語のダークネスさとテーマに厚さ深さを加えてくれたのかもしれない。 こういうのをポリティカルコレクトというのかな〜と思いながら読んでいたけれど、このむずがゆい「当たり障りなさ」は恋リアパート、向き合おうとする姿勢は昔のパートで、対比されているようにも感じた。
0投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ恋愛リアリティーショーのお話かと思いきや、読んでいくとテーマがたくさん出てきて複雑になってきた。でもそれも現代社会が抱えてる課題を集めた感じで興味深い。人称が「おまえ」なのでちょっと視点がわかんなくなる、、、ざあっと読んでしまったが、ゆっくり読んだほうがいいかもしれない。
0投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログえーなんかむずい!恋リアの設定とかストーリーはめっちゃ引き込まれるんやけど、テーマが今の私にはむずすぎるかも!何回か読み直してみたい本!
1投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
国籍、性的嗜好など、ポリコレ問題が雑多に流れてくるような小説。それぞれのテーマが1つの主張や方向性に向かって行くわけではなく、私たち読者はそれぞれについて考えたようでいて、対して考えられていない状態で情報を受け入れ、流していくことになる。まさにTikTokやXなどのSNSを見てるような感覚。 人々にとってそれぞれ重大であるはずの問題を、1情報として処理していってしまうような現代の空気感を再現していると思った。作中の本人たちでさえ、当人の問題を他人事のようにどこか冷めて捉えている節があって、今っぽいなぁと思った。 私たち、世界は、めちゃくちゃ問題を抱えているのに、あまりに情報が多すぎて、どこか本腰を入れて考えない空気になってるよなぁと思ったりした。考えてるんだけど、要領が足りない感じ。どこから解決していけばいいのかってお手上げな感じ。情報が多すぎて自分のことを理解できない感じ。 この情報が多すぎて問題がより細分化され拡大していく世界で、どう生きていけばいいんだろうね。
3投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ「暴力」と「純粋な力」その中間で苦しむリアリティ・ショーのお話。 ドキュメンタリー番組の中に、恋愛リアリティ・ショーというジャンルが存在する。誰々が誰々を好きで、コイツはアイツのことが嫌いでみたいな、本来は人の胸の内に秘める感情を剥き出しにする番組だ。その番組をフォーマットにし、本作は展開する。 産まれたことは罪ですか?作ったことは罪ですか?結論から言おう。罪ではない。その人間、モノが成したことが罪となるのだ。だからどれだけ残酷な思想、欲望でも歴史に残った時点で意味を持つ。要するにアウトプットした瞬間に罪となる。一応はそういうルールになっている。 さて、皆さんは自分の属性を意識して定義した事はあるだろうか。国籍や性別、多様化する社会の中で自分自身を表す記号。作中の人物たちは、ある意味この記号に当てはまりきらない人物たちだ。 読み進める内は、非常に面白かった。ただ、要素が渋滞しているように感じた。というより、乱雑に設置された要素から読者が自分の物語を編集すること自体がテーマなのかもしれない。作中のDTOPIAと本書自体のテーマがリンクしているのではないだろうか。ただ、身体的、精神的にグロテスクな内容もあるので、人は選ぶ作品だ。
5投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログ単純に「ポリコレ」の浅薄さを皮肉り、コンテンツビジネスの中で、過去の言動の意図が幾重にも渡って読み替えられて訂正されてしまうという昨今のリアリティーショーの文脈における後出しジャンケンの考察みたいなところは面白かったと思う。 一方で、モモによるキースの過去の描写に関して言うと、もう少し上手くできたと思えるし、ショーの乱入者としての彼女が必要だったのかには疑問符がつく。いくらでももっと上手く語れた(別に彼女が一視聴者でも変わらなかったのでは…)ように思えたし、ちょっと話のまとまりというか、そこで何を訴えたかったかが分からずじまいだったという印象を受けてしまった。
2投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ芥川賞受賞作。 おせっくすから始まる恋愛リアリティショーとその出演者のお話(?)。 いきなりの展開から始まり、その後また現れるグロめな過去、そしてその人や周辺の人の過去、人種やジェンダー、世界や裏世界の話についていくのがやっとでした。 (ついていけてないかも。) 中盤途中から、自分の中で人物の関係性がぐちゃぐちゃになり理解しづらくなってしまい、後半は流し読みのようになんとなくで読んでしまっていたかもしれません。 再読したほうがよいかもしれない、とは思っています。
2投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ恋リア好きなので読んでみたけど、なんだこれは、、何が言いたいのか分からない、、読み終わってこんな不安な気持ちになるなんて、これもまた暴力でしょう、、、
1投稿日: 2025.11.25
powered by ブクログ第172回芥川賞受賞作 なんじゃこりゃ……… 僕は変な文学好きですがリップスライムのBABYを良い歌と思う程度にはピュアなのですよ とっちらかった不親切なプロットにも目を瞑ろう タイトルにも関わらずデートピアそのものがいらなかったのではないかと思うが目を瞑ろう 地の文でのみやたらと著者の価値観を押し付けてくるのも目を瞑ろう (キャラに話させないのがミソなんですかね) モンブランやお菓子の紗々を頭に浮かべて欲しい あなたは今からそれを作る ニューッと出すだろう しかし、作ったことないだろう。 とんでもない幾何学模様の出来上がりだ この作品はそれ、だと思う なんか色々出たが、だからなんなのだ 美味いのかもしれんが、上手くはない いくら何でも番組サイドが出演者に感心がなさすぎるだろう 何故この企画をOKにしたのか、ロケハンしたのか 金かかってるだろう モザイク前提、有料動画。なんだそれは。FC2か 中盤に押し寄せる怒涛の「睾丸」文字列 読めどめくれど追えど出てくるmy,son こちとらふにゃふにゃだらーんです とか書いたが 「いろんな声が、島に向かって吹き続けていた。未来からも、過去からも」 とか 「包帯だらけで顔分かんないね」 なんてドキッとする文字もあった でも許せないことが1つある とある作品をわざわざ(恐らく価値形成として)引き合いに出すにも関わらず、その点についてなんの言及、解決も見出さないまま話が進む この点はどれだけ擁護したくても無理だ、逃げてる じゃあ出さなきゃいいのに……… これだけは僕は見過ごせない 今までの文体リズム上踏み込めないでしょうとか だったら書かなきゃいいわけで ニッポニアニッポンは逃げなかったぞ!逃げるな!卑怯者ーーっ と、竈門炭治郎も叫ぶだろう 睾丸睾丸睾丸睾丸睾丸病か、こら そこが大事ならなお、デートピア部いらなくないですかね うーーーん、すいませんわからなかった 自分から出したネタから逃げている地点でアクセル踏みっぱなしなら舞城王太郎の足下にも及ばないのではと僕なんかはおもふ すんまへん
17投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ一気読みだった の、 だ、 が、 何故一気読みだったのかがわからない し、 なんの話なのかすらもわからなかった 物語のギアを度々チェンジする著者はその都度にアクセルを強く踏み込んでくる 脳内で罵声と怒号が聞こえてくる 「やれ!やれ!!もっとやれ!!もっともっと、もっともっとやり尽くせやり尽くせ!!!!」 その罵声と怒号は煽られているのか煽っているのかとゆう判別すらもだんだんつかなくなってゆき アドレナリンがぶわぶわぶわと量産放出されてゆくのを感じた 脳みそに直接なんか注射ブスってされたかな そのような感覚はあった しかし何が起きたのか 何を読まされたのか 何を考えたのか語る言葉を私は持っていないと思う ただひとつの手ごたえとして 読後には物語がひとつ ごろんと横たわっているのを確認した事だけは確かだったと思う それに対してよくもまあぬけぬけとふてぶてしく、とも思ったような気もする ただ、物語が存在した事実だけは確かなんだろう わからなかったのだが刺激ではあり反応したのだが、やっぱりそれすらもちょっとワケわからずにあるのはただ物語のみ みたいな読書体験だった
20投稿日: 2025.11.20
powered by ブクログ第172回芥川賞受賞作 ということで。 恋愛リアリティーショー。 一人のクイーンビーを、ミスター各国の代表が、 奪い合う…… 途中までは意外と面白く読めたが、 マイノリティ、多様性と 暴力のカットインは食指気味。
65投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログひとつも理解できずにおわってしまった。初めて聞く単語が多くスマホを片手にググって新しい言葉を知ったので星一つから二つにグレードアップしました!
10投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ多様性や倫理観について、常識のように扱われている考え方は本当に正しいのか?と考えるきっかけにはなった。 恋愛リアリティショーという設定に馴染めず、また話題があちこちに散る感覚があり、無知ゆえに受け取れるものが少なかったのかもしれないが、数年後に読み返したいというような意欲は湧かなかった。突然終わった印象があり、消化しきれず少しもやもやした。
1投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログオーディブルで最後まで聴きました。 もう一度、本でも読んで、味わいたいと思います。 二人称の使い方が面白かったです。 恋愛ドキュメンタリーの視聴者である語り手が、出演キャストであり、幼馴染の「おまえ」を、「おまえ」と呼ぶのは、現代人にとって馴染みのある感覚で、二人称が急にしっくり感じました。
0投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログファンタジーかと思ったら現代のタイムリーな問題が出てきた。読み終わったときにいくつも問が生まれて変な気持ち。
1投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ途中、デートピアから離れたところの話は、何を意味してるのかよく分からなかった。デート兵の話は初めて知ったけど、酷いな。命とか血とかがアイテムの一つになってるのは悲しくなる
2投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ恋愛リアリティショーの成り行きが描かれているというわけではなく、舞台として使われていて、話の場面が次々と変わるので私の思考がついていけなかった…。どうしても途中眠くなり、やっと読了。つかみそうになると、場面が切り替わっているので追いつけないまま。 最近は多様性とか、マイノリティとか、カテゴライズだとか、そういう話が多く感じるが、この本にはもう全部全部つまってる感じ。もっと理解力を身につけたい…。
3投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ芥川賞受賞作なので読了したんだけど、モモって…って思ったし、様々な問題を取り扱ってるんだろうけどやっぱりわかることが難しかった。
0投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログ日本大学図書館生物資源科学部分館OPAC https://brslib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000347725
0投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ題名だけ見ると、最初「マッチング」を主題とした小説かなとも思ったが、読み初めてみると数ページまでは「女王様とマッチョ系美男子」の逆ハーレム小説かなと思ってしまった。感想が変わったのは、「キース」の幼馴染みである「モモ」が登場してから。ここからの展開でまず感じたことは、まず読み辛さ。書かれている「おまえ」が、たぶん「キース」だろうと思うが、もしかしたら「モモ」かも知れないと思ったり、或いは他の誰かなのかも知れないとも思った。また話している人、行動している人も「キース」視点なのか「モモ」視点なのか、もしかしたら「ファイヤード」かも、或いは「ダイモン」か。比較的分かり安いのは「マルセル」と「ミスユニバース」くらい。何より、この小説が何を描きたかったのだろうかさえよく分からなかった。 まぁ、私に読解力がなかったせいだろうと思うが、芥川賞受賞作は私のような頭の悪い人間には理解出来ない作品が多いのかも知れない。特に読んでいて腹が立ったのは「親が子供に大きくなれと言うことも暴力ではないか」と言うところがあった。何を言ってやがると思った。また、ガキが一丁前に屁理屈言ってんじゃあないよと思ったところもあった。 最後の方で文中に「そうして加害者と被害者を強制的に引き分けにするための仕組まれた子供たちが島に多く生まれた。」とある部分があり、2~3ページ後に「仕組まれてない命なんてないのかも」と言う台詞があった。確かに、親や兄弟、親戚などに、或いはクラスメートや上司、教師、警察さえにも運命を左右されることがあり、その時点で「仕組まれていない命なんてないのかも知れない」と思ってしまうかも知れない。ただ読み終わって、たぶんこの小説の登場人物はみんな「自分の命は仕組まれてない」と思っているのだろう。とそう思う。DTOPIAに仕組まれても、自分たちは抵抗出来ると思っているかも知れない。 ただ、それさえも誰かに仕組まれた運命かも知れない。 しかし、「キース」や「モモ」には、「仕組まれた、仕組まれてない」など関係無い自分だけの命があるように思われる。 単なる私の浅読みによる感想だけれども。
2投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログミス・ユニバースと10人の男性が繰り広げる恋愛リアリティショー【デートピア】 大半がデートピアでは無く、キースとモモの深掘りになる。文章も稚拙で(この理由については理解している。)言いたいことは分かるのだが"多様性"を前面に押し出しただけの駄作に感じる。 デートピア部分が蛇足なのだ。キースとモモの話だけで展開すればまだ読めたと思う。
1投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミックスとして、更にセクシャルマイノリティとして生きること。 お前は産んだだけ、お前は黒人ではない。黒人の代弁者にはなれない。 白人懺悔をテーマにすれば主要登場人物白人で堂々と固められるというツッコミは笑ってしまった。
2投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
未来の恋愛リアリティショーの話かと思いきや、話が展開しすぎて何が言いたかったのかついていけず、、、恋愛リアリティショー部分も無茶苦茶すぎてショーとしても成立していない気が、、、
0投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ女1人男10人が島に集まり女を取り合う話だったのだが、途中からモモの睾丸を取る話が以上に長く???状態で何が言いたいのかよくわからん本だった。
1投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ「社会の痛覚を刺激しながらその受け止めを迫っている」という平野啓一郎の選評が、本作を如実に表していると感じた(https://prizesworld.com/akutagawa/sp/jugun/jugun172AH.htm)。
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ男10人、女1人の恋愛リアリティショーをもとにしたお話 男の中のMr.東京の井矢汽水のことを、後に出てくる登場人物のモモ目線で書かれている。 トランスジェンダー、LGBTQ,政治、戦争に関する話を混ぜ込んでいる。自分には、情報量が多すぎて理解しきれなかった… モモの睾丸を摘出した話をメインに進めるのか?と思ったら、最後はフランスのデート兵の話をして締めている… そういう結末が明確になる本だとは思わなかったけど、何とも言えない読後感となった。
1投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半は超絶面白かった。ただ、後半のキースが裏社会で働いているくだりは、ちょっと自分にとって現実味がなさ過ぎて心が離れてしまった。でも再びデートピアの時間軸に合流してからはしっかり面白かったし、全てが理解できなきゃいけないとも思っていないので、総合して良い作品だと思う。 賛否ありそうな、映像字幕を過剰に意識したような細切れに『』で区切られたセリフは確かに読みにくかった。けど、「これは映像だぞ」と過剰に印象付けるようなこの演出もあって、とにかく「映像を読んでいる」感が凄かった。本当にネットフリックスの国際系恋愛リアリティーショーを観ているかのような気分だった。そして、番組の企画、番組が世間にもたらした効果、視聴者たちのトレンドなどの描写には、「よくこんな面白いこと考えるな!」と何度も思わされた。一視聴者として踊らされる楽しみと、それら全てを俯瞰できる楽しみの両方を味わえた。そして、頻繫に「おまえ」と呼びかけてくる語り手は一体誰なんだ、という謎は中盤で明かされるが、「あ、語り手その中にいるんだ!」「え、元々男なん?」「いやカッターで手術すんなよ!」という、情報の後出しタイミングがいちいち絶妙。 この作品のメインテーマの人種のルーツ的な話は、純日本人の自分には正直理解しきれない部分も沢山あった。作者の詳細も知らないし、作品だけで評価するべきだと思っているので、「この人がこの作品を書いた意味」みたいなのもよく知らない。けど、間違いなく正直に書いたんだな、というのは伝わってくる。好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、分からないものは分からない、おかしいものはおかしい、と率直に言い切る気持ちよさがあった。
7投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ今の世代のリアルなのかなぁ。部分部分で共感できても全体としては理解ができない。私の感覚が古くなったのだろうか。しんどい。
1投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
南国での恋愛リアリティーショーの進化版のような話かなと思って読んでいました。 トラッキングシステムとか面白いなと思っていたのですがそれは全然本筋ではありませんでした。 モモの登場あたりから(最初から語りとしては存在していたけれど実際に登場してきてから) 全然違う話になってきて、人種の話やらLGBTQ的な話、思春期的な苦悩の話が 入り混じってどんどんゴチャゴチャしてきて頭の中はパニックになり 脱線のはずが脱線したまま全然戻ってこずに最終盤まで行ってしまうという何とも不思議な小説でした。 文章中で印象に残ったフレーズ。 「あらゆる芸術の中で最もキャンセルしづらいのは青春時代に聴いた音楽かもしれない」 漠然とした感覚を的確に表していると思う。
2投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログこういう一人称の使い方ができるんだなと思った。 テーマがたくさん詰まったお話。 主人公と主人公の友人の父親の口論が小気味良かった。
2投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ流行りのアレかと思えばとんでもない。村上龍を思わせるアナーキズム。現代でもこんな表現ができるんだな ワクワク10 展開8 読後9 再読6 構成6 学び5 文表現7 人物8 深み7 余韻9 合計:75/100
3投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログ読み終わった。 何のために私ごときが評価するのか? わざわざ感想をブクログに書くのか? と思ったり。 今読めて良かったのかなとは思う。 ハーフの子供が背負うもの(ここではミックスという) 性自認の話とか、 リアリティショーに出る一般人を 性的な目で見て消費する視聴者とか、、、 いや違うか、名作と言われる本を読んで、 リアルタイムで知りたかったとは思わないなぁ。 とりあえずこれが 読んだばかりのホヤホヤの感想です。
16投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ「それに現代のように、いち個人の行動とバックグラウンドとを安易に結びつける社会で、トラウマを開示することはつまり、人格をジャッジする権限を明け渡すようなものだよ。他人にべらべら教えるべきじゃない」 Through my work with colleagues from different countries, I thought I had a good understanding of diversity in backgrounds and perspectives. But realizing that, in today’s world, people are often judged based only on small fragments of what they say or do was a fresh perspective for me. I can relate to the feeling of not wanting to be defined by such limited information. At the same time, I came to recognize the importance of thinking carefully about how to express myself within those constraints.
0投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ読み終わって、分からない〜と感じた この作家さんの作品を読んだのはコレで2作目だけど合わないんだろうな、って感じた
3投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ読むのやめ 最初の話からの蛇足?が長くてダレる しかもグロいしLGBTとかいきなりかよ 160ページほどだから読めると思ったが全然進まなかった 節々の表現も好みではない 「おまえ」って… あと個々人の感覚で「国の定義」とか出てくるけどそんなの思ってても話としては出てこんやろ 少し違う世界線なのかな?
4投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一体、何を読まされてるのか。。 場面の切り替わりが突然すぎて、中学生同士で睾丸取り出すとか、意味わからな過ぎて、、映画見てて途中で寝ちゃったのかと思うくらい、何か読み飛ばしてたのか!? 一人称が私だったりモモだったり。 読み手に読みやすいように書けないもんかな。なんでこんなにわざとクセの強い文章の書き方なんだろう。 話しているうちに、どんどん展開して、あれ?何の話してたんだっけ?って人が居るけど、そんな感じの小説。話が上手く展開していくんじゃなくて、細い枝がいくつも伸びに伸びて、折れて迷子。幹(本筋)には戻れない。 結局最後まで全然わからなかった。 芥川賞は相性悪いのかもしれない。
26投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ芥川賞作品、良さを理解するのが難しい。 アンダーグラウンドな雰囲気の表現が評価されてるのかなぁ、反社やいかれた親父を描写するのは上手だった気がする。
1投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ恋愛リアリティショーを題材にした作品としか知らずに読んで、 あらゆる所からのマイノリティ側の視点から見た物語で、ちょっとグロい描写もあり安易にオススメは出来ない作品。 日本人だなぁと思うと同時に、この人は日本にも疎外感を感じてきたんだろうなぁと思う その後が気になる。
3投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いかにも芥川賞という感じの、ジェンダーや人種などの社会的問題を豊富な語彙で語る小説であった。前半のデートピア編では起きたことが淡々と語られ、後半のももパートはももの視点を通して時事問題や文化を絡めた主張が展開される。 ミス・ユニバースはミストーキョーことキースを選ぶらしいのだが、特に何が起きるということもなく、彼女がなぜ彼を選んだのかも明確にはわからない。 「視聴者が編集できるタイプの恋愛リアリティショー」という発想が面白い。全く詳しくないけど、すでにあったりするのだろうか?
4投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログ始まりは恋愛バラエティ番組。興味のないジャンルの描写が続いて、これは純文学なのか?と途中でX(ネタバレ少ない)の感想を検索、「はじめは戸惑ったが純文学に着地した」というポストを見て、読み進めた。 誰が何をして、世の中や組織はこうだから、こうなっていった、といった説明がずっと続く。睾丸摘出からのくだりは興味深かった。けれど誰かがSNSに投稿した色んな事実(真実とは限らない)や個人の主張を集めて繋げて無理やり物語にしたようで、読んでて苦痛だった。 自我がありすぎて余地がない。たしかに最後のほうの表現は好きだったけれど、それもまた主張がじゃまして少しも満たされない。「読まなくてもよかったかも」と思ってる。これがいまの芥川賞なのか。
4投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログ話題作という事で読了。感想難しいな、と思い他の方の感想を見させていただくもやはり厳し目のコメントも多く。。。 恋愛バラエティーショーを題材にし、ところどころに散りばめられた最新のトレンドなどがあり、とても分からん世界観かと思いきやぐっと近くに感じさせるところもあり。情景のディティールなどは分かりやすく映像が浮かぶ様。
3投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ直木賞作品は大衆文学で楽しめるのですが、この本も含め芥川賞作品の純文学は現代アートの様にわかりにくく感じてしまいます。
8投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恋愛リアリティーショーが舞台。人種、ガザ、核兵器などの問題に対する皮肉が込められていた。どこまでが真実なのか、見極めるのが難しかった。アリアナが登場してきたのが、1ファンとして嬉しかった。
2投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ…難しい。 恋愛リアリティーショー…だよね。 いろんな世界観がごっちゃになってしまって、読み終わるのに時間がかかってしまった。 楽園はユートピア、その反対はデストピア。 デートピアは…(^^)。
14投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恋愛リアリティーショーを舞台に、人間の欲深さ、差別意識をあぶり出すーーのかと思ったら、話はもっとディープでダークな方向へ。途中どういうことだ?と思うところもあったけど、そういう、人のもつわからなさひっくるめて、苦しい作品であった。中盤の「パパ」のセリフ、圧巻。
2投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ変わっていた本だった。どこからが本当?ってゆうかデートピアってどこ?ポリネシアのフランス領の何処かなんだろうけど、。なかなか言い回しが難しいところもあって「えっ?」ともなりつつ聞いた。
8投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ個人的には誰の物語か分からなかった。 ずっと読んでいる中で考えたのは、 Mr.東京はどうやったら魅力的になるのか、どうやったら主観としての葛藤は見えるのか、ということだった。 メタ、出来事の並びで衝撃さを出すのは流行りだと思うけど、どこか他人事に見えてしまい、ギチギチに詰め込まれている印象を持ってしまった。
5投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログ一度読んでみたかった作家。どこかの書評とあらすじを見て、きっと楽しめそうと手に取ったもの。両端の”番組・デートピア”の場面と、真中の回想シーンにざっくり分かれるんだけど、真ん中部分の意外なボリュームの厚さにちょっとビックリ。両端は単純にエンタメ的に面白く、真ん中が文学的なんかな、って勝手なイメージ。二人称の有効性が十全に発揮されているのも素敵。他作品も読んでみたいかも。
5投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログちょっと私には難しかった…個人的にアリアナグランデが好きなので、アリアナについての話があった時はテンションがあがった。 いろんなテーマが詰まっているから、自分のセンサーに引っかかる何かがある人にはハマるかもしれない。
19投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログボラボラ島 デートピア 10人の男とミスユニバース1人 恋愛サバイバル 使用人マルセル 黒人 密会が見つかり暴行される Mr.東京 が選ばれる 人種多様化の池袋 身体だけ時間を止めたい モモ(鈴木百之介)中学生 の左睾丸摘出 キース(井矢汽水くん)=おまえ 土沢の店 水晶の中に冷凍睾丸 10万円 富豪が購入 大野ファイヤード純 転売ヤー 抽象図形のアニメーション アッシュソープ ダイモン おまえを監督する オリンピア原宿 スタジオ ファイヤード スタジオでダイモンからキースを紹介 キーフレーム投薬 虐殺投資家への尋問 世話係と実行係がおまえ 電気ショック 窃盗をし抜け出す 暗黒人種=ダイモンスタジオの呼ばれ方 おまえはデートピアに モモはギャルクルーズのメンバーとして Mr.東京=おまえ 偶然再開する デート兵 1963年の核実験の引き分けのために本国と植民地 仕組まれた子供たち マルセルもミックス おまえも 仕組まれていない命なんてない
2投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ島田雅彦が「安堂作品はテーマをてんこ盛りにした過剰さが目立った」と評していたが、はじめて島田の言葉で膝を打った。さすがに本当にいくらなんでも詰め込みすぎ。150頁ほどで、このテーマ群を展開するのは物理的に不可能だろう。 この過剰さが現代的なんだ、ということもできるのかもしれない。たしかに、ネット上には本書のような扇情的で感情だけを喚起して思考は放置するような言葉ばかりが流れてくる。戦争のことを語っても、どこか上滑りした言葉ばかりだし、しかも現実にはなにも動かない。そういう意味では、現代の時勢を小説に落とし込んだといえる。 ただ、そうだとしてもけっきょく本書は友情物語に帰結するし、文体も新鮮なように見えるが固い。マイノリティを扱う手つきにしても、さほど目新しいものは見当たらないし、きわめて保守的な小説だと思う。
5投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恋愛リアリティショー「デートピア」のロケを舞台としつつ、その出演者である二人の主人公の過去や、ショーを見た未来の視聴者の視点が混ぜ合わせられて構成されているから、標題のショーはある意味で退屈なのに物語自体には緊張感が漂っている。 過去の事件や未来の出来事の語られる順番によって、人物や台詞、舞台の持つ意味、読者に与える印象が刻々と変わっていくのは、物語構造の面白さを感じさせた。 最終盤は、そこに至るまでの展開やその不穏さに比べ落ち着いていて、少し物足りなさも感じるくらいだったけれど、時間もルーツも愛も力も暴力も、何もかもがミックスされて意味が変容していく世界を描いた小説だったから、明確なカタルシスがない方がふさわしいのかもとも思う。
2投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ序盤、これが芥川賞という内容 ところが、中盤以降は話が別物へ、序盤はつかみだったのかな? エンターテインメント性はあるけれど、テーマが絞り切れていないような感じで、受賞作としてはイマイチ
9投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ典型的な僕に合わない芥川賞作品って感じ。 言いたいことを詰め込み過ぎだし、どうもこういった内容の作品は、奇を狙ってると思ってしまう。 内容云々と言うより単純に読んでて面白くない。 最近だと『コンビニ人間』まで遡らないと面白いと思う芥川賞作品が無い。 この手の作品がカッコよいと思う感覚が僕には無い。 読んでてとても疲れた作品。
4投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログまさに芥川賞受賞らしい魅力的な作品 本の帯に惹かれ設定のユニークさから先入観で読み始めると、突然ページが終わり置いて行かれてしまうため、「難解で理解できない」という低評価が多い理由も納得。しかし本全体の時間軸や主張に立ち返り、そもそもの筆者の描く世界線を整えメッセージの本質を探りながら自分自身の"先入観を取り払い"見返すと、別の盲点に気付かせてくれる。純文学の魅力が溢れていた。
3投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ内容の難解さは自分の無知によるものが大きい。それでも読み進めてしまう力のある作品でした。ボラ·ボラ島での恋愛リアリティショーで始まった物語が再びボラ·ボラ島に戻る頃には見方が全く変わっていた。 芥川賞って純文学ですよね?なんと言うか、攻めてる!
2投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログむ、難しい〜。いままで読んだどの小説にもまったく似ていなくて、どんなふうに感想を書けばいいのかもわからない〜。 作中では世界各地から代表として選ばれた男性らがミスユニバースと呼ばれる一人の女性を巡って様々なドラマを繰り広げる恋愛リアリティーショーが行われる。序盤ではMr.東京と称される参加者に注目するとある視聴者の視点でリアリティショーの一幕が描かれ、中盤からはその人物の正体や過去、Mr.東京との奇妙な関係などが描かれる。 うーん、奇妙って一言で言っちゃうけどそこが重要というかこの作品の独特の空気を生み出している気がするというか…。 他の方も感想に書かれている通り、あらすじを読んだ限りではリアリティショーの顛末が詳しく描かれると勘違いしてしまうが、実際にはそのとある視聴者のストーリーの方が比重が傾く。こんな話だったんだ、と全然予想してない展開でびっくりしました。 ただ内容的に好き嫌いは分かれそう。私は苦手なシーンがそれなりにありました。 登場人物たちはみんな浮世離れしている…というと違うかな。現実味がないようでいてある程度地に足がついているような感じ。一般的とされる感性とはちょっと違った視点を持っている(個人的には共感できるできないの狭間くらいでした)。勿論サイコパスとかではなくて。結局奇妙とか複雑とかの言葉になってしまう…。ただただそういうのではない、というのを言いたかったんだけど…。 読めばわかる!と思ったけど明確なメッセージもあるかといわれるとないような。自分の好きなようにラベルを貼り付けてステレオタイプに当てはめる現代人への批判とかマイノリティに属する人への無理解の告発?人間を娯楽にして消費することへの嫌悪?そうかもだけどそうでもないような。 あんまり理解しきれなかったけれど、不思議で面白い一冊でした。少し独特な文章だったような感じもしましたが、読みにくいなんてことはまったくなく、続きが気になってわくわくして夜中まで一気読みでした。その勢いで感想を書いてます。とにかく雰囲気が素敵で刺激的な小説でした。読んだことない感じの。この作者さんの他の作品も読んでみたくなりました。 ぐだぐだになっちゃってごめんなさい。お目汚し失礼しました。
14投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログ「DTOPIA」は、安堂ホセさんの芥川賞受賞作 ボラ・ボラ島を舞台にした恋愛リアリティショー「DTOPIA」 一人の女性を巡って10人の男達が競い合う 主人公は、日本人のキース(井矢汽水、Mr東京、作中のおまえ) 物語は語り手である幼馴染のモモ(鈴木桃之助)の視点で進む キースとモモのかつての話に遡り。。。 クレイジーな少年とクレイジーな世界 私には何も判りませんで 私には理解できないカオスで「うぐっ」ってなるお話でした つくづく芥川賞は難しいってやっぱり思うことになりました
0投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ読み始めてほどなく、「これは分からないぞ」と思い、読み終えてみてもやはり分からなかった。 恋愛リアリティ番組に出た男の過去を、なぜか金玉を取ってもらった友人が語る、という設定の時点で戸惑うのだが、その戸惑いが回収されることはない。何か深い意味があるのかもしれないが、こちらに届く前に霧散してしまう。 読み終えたあとに残ったのは、困惑と、芥川賞作品を理解できない自分への落胆だった。
1投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ南国の恋愛リアリティショーを舞台に、縮図的に搾取構造や依存関係、また回想も交えながら登場人物を取り巻く社会の不合理、特にジェンダーやエスニシティといったテーマを掘り下げていくストーリー。 美しい南国リゾートに似つかわしくないシリアスなテーマと筆致がコントラストを放っている感じ。村上龍「限りなく透明に近いブルー」を思い出した
1投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ作者の伝えたかったことは中盤~後半に書かれていたことに凝縮しているのかもと文量と人物への書き込みで感じたけれどそこがすごく重たいしグロデスク。多分はじめに書かれていたら途中で読むのをやめてしまったかもしれない。けれど序盤からの設定や事件への興味から最後まで読み進められた。正直、読めたけれど理解できたか分からないし人にオススメする時どこを汲み取って説明していいか分からない作品です。ただ国単位でも個人のパーソナリティ単位でも共感できたり身近に感じるところは少なからずあるかも。
1投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログミスユニバースをものにしようと、世界中から10人の男。ミスは、ファックで選ぶという。 混乱の番組に。黒人、ジェンダー、スタッフの抜け駆けと暴力事件。 わやくちゃになりながらの展開。 私の読書力では、ついていけなかった。なんじゃこれという感想。 芥川賞は、なんなんだ。
1投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
芥川賞を取った本ということで読んでみた。 難しすぎて、なんも追いつかない。 特になぜ、睾丸を取ったシーンが長く長く語られるのか。これはなんなのか。 さっぱりわからない。わからないから、奥深い? 芥川賞は、なぜこれを選んだのかよくわからない。 きっと、凡人にわからないから芥川賞なんだろう。 読んでいて、暗くなるし気持ち悪い、、重たいし、、 100ページ読んでやめました。 私の基準として、最後まで無理して読むのは違うと考えて終わらせました。 図書館で借りてよかった。 こんな本、買ってても多分再読しない。
1投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ恋愛リアリティショーの皮を被ったリアリティと言うかリアル。作者の作品を読むのは初めてだったけど、この「書きたいことがあり過ぎる。だが、全て作品内で書いてやる」な心意気は好感がもてた。全てを噛み砕くことは無理だったけど、無理矢理飲み込むことはできた気がする。
1投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ難しかった。恋愛リアリティーショーをやるのかと思ったら、その出演者のひとりMr.東京がフィーチャリングされ、彼の素性が彼に睾丸を摘出された知り合いによって語られる部分が大半を占めていた。ショーは、世界各国の男10人が 1人の女に選ばれるというもの。この10人はいわゆる「先進国」の白人ばかり。ショーの舞台フランス領ポリネシアにある島の原住民であるショーの補佐役黒人男性とその女がセックスしたというのも含めて、人種に関して何かを伝えたい話か。終盤の会話の中の、ハーフは両親、両親の国どちらの方も持つためにかわいいこどもになる、というのが印象的だ。 拷問尋問云々は何が言いたいの?Mr.東京の異質さを示すため?
1投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ不思議な作品 人種、臓器摘出、性差別など テーマが沢山ある、気がする。 わかりやすいような、 海底が見えないくらいの奥深さがある、 ような… 不思議さ 現代アートや現代音楽を聴いた時の 不思議さに似ている 読み終えてから、賞受賞作と知った。 よく訳がわからないけど 魅力がある作品だとは思う
1投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
172回芥川賞受賞作との事で読んだ。芥川賞は、読んだあとがっかりする作品が有るが、この本もその一つか? 一人の女性を巡り、世界各国10人の男たちが繰り広げる恋愛サバイバルショー。良くあるストーリーだが、少年の生殖器を13歳の時に違法手術で取り出すなどグロテスク。 1日で飛ばし読みした。
0投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログ斜め読みでどうにかラストまで目を通したが、終始感性が追いつかず、置いてきぼりをくったまま。 自分には難しすぎる作品。再読することもなさそう。
6投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログ文章に凄い才能を感じる 下世話な内容かと思って読み始めたら、人間の深い部分が描かれていて、良い意味で裏切られた感じ。
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ結論、私は好き。カオスとは、今の時代の鏡写しだ。 留学先で出会った友人達…アジアで生まれアメリカで学生時代を過ごした友人達を思い出した。彼らの会話はどこかこの小説に似ている。恋愛やらバイトやらについて話すのと同じトーンで、ビザや移民の問題、アイデンティティ、ナショナリティについて、国内外の政治問題について流れるようにカジュアルに話すのだ。彼らにとってそれらは全部一続きだ。アメリカでマイノリティとして生きていく苦しさを日々感じながら、自国から遥か遠い地で成功を掴み取りに行くと決めたその姿勢が、自然にこの思考を生んでいるのだと、私は思っている。 対して、私はどうだろう?秩序の中で生き、特別問題も感じず、あるいは感じないフリをして無視を決め込んでいる。目の前の物事に追われていることを言い訳に、考えることを面倒臭がっている。自分の問題にも関わらず。 日本社会で生きるミックスの思考や生き方、その一部を垣間見せてくれるこの小説に学ばせられる所は大きい。小説としての体裁は大事だけれど、中身が訴えていることの熱量をもっと感じて欲しい…なんて、あまりの一般評価の低さにお節介ながら思ってしまうのだった。
3投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
怖くてとばしとばし読む。 それでもキレっキレだなと思った。 改めて読み返したい。 読めたところで言うと、「幸せになろうとすると反社会的になる人はどうしたらいいか」ということを扱っていて、これは私にとっては『13歳のハローワーク』ぶりで、印象に残った。
1投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログ同作家の三作品の中で一番感心した。よくこんなこと思いつくなって。あと今の世の中の風潮や価値観を揶揄するような視点とかも感心する。普段生きてて自分はあまり気づかないことだらけだから。でもやっぱり小説として読むことにあまり興味はない。 構成も中盤までは単調で退屈にすら感じたが、ラストの終わらせ方には清々しさが感じられて読後感は良かった。 色々な角度で黒人ルーツを扱っているので、次の作品はどのように仕上がるのか楽しみである。
2投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一言では言い切れないが、トランスジェンダーや黒人などの多様性をテーマにした小説。 面白くなかったし、多様性をテーマにして小説を書いている俺かっこいいと酔っているのではないかとまで感じた。時系列もばらばらで読みにくかったし、普通の人が書いたら小説として成立していないと思う。しかし、小説として完成させているので、著者は他の作家より文才があるではないかと感じた。自分の感性がまだ育っていなく面白く感じなかったのだけではないかと思わせられる何かもあった。
3投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ第172回芥川賞受賞作。 ということで、安堂ホセ作品を初読み。 恋愛リアリティショー『DTOPIA(デートピア)』新シリーズの舞台はボラ・ボラ島。ミスユニバースを巡って10人の男たちが争う… のっけから過激な展開でこういう感じなのか〜と思っていたら、人種やジェンダーについてなど、話が複雑になっていく。さらに主人公と語り手の再会から物語は2人の過去に遡り、とんでもない経験を明かされつつ裏の世界の話など急速に展開して行き、着いていくのがやっとだった… いや、着いていけていないか。苦笑 『自分にとって』『あたりまえの欲求が』『他人にとって』『暴力になるとしたら』どうする? 暴力から暴を取ってくれる場所… 自分が自分らしく自分のままで居られる場所ということか? いろいろなテーマが盛り込まれていて、1回読んだだけじゃ全然分からんかった…
85投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログ読書備忘録929号。 ★★★☆。 なるほど!と分かった気になっている自分。 でも分かっていない。間違いなく。 でも、まあ良いや。表面的に分かった気になれば。 最近の芥川賞だから難解でしゃあない! 舞台はDTOPIAと呼ばれる恋愛リアリティショーの場面。ポリネシア領タヒチ。ボラ・ボラ島で繰り広げられている。 ミスユニバースを巡って、10人の男たちが競う。 その中にMr.東京こと井矢汽水(いやきすい:通称キース)がいた。 恋愛ゲームは、初日から荒れる。ミスユニバースからの提案でいきなりの性交合戦が始まったのだ。 そして壊れ始めたゲームは、ミスユニバースが召使役の現地スタッフ、マルセルと逢瀬をしたことで崩壊。 だって、ここには黒人が一人もいないから!という衝撃の言い訳で。 そして急遽、様々な人種の女性たちがギャル・クルーズとして集められた。 その中にモモがいた。 モモはキースと幼馴染みだった。 そして時は遡り、モモ視点で汽水との過去が語られる。 ★★★ネタバレです★★★。 モモの本名は鈴木百之助。少年。 整形外科医?が恋人の姉をもつ中学生の汽水は、仕入れた俄か知識でモモの睾丸をカッターナイフで摘出する。 要するにモモはトランスジェンダー。加えてタヒチ人とのブラックミックス。 汽水も半島(川を渡ったとのくだりがあるのでもしかしたら北かも)とのハーフ。 なんとなく作者のテーマはトランスジェンダーとミックスと思われる。 特にブラックミックスに拘る。 そこに、フランス領タヒチの悲劇が加味される。 200回にも渡る核実験がタヒチで行われた。 フランスが絶対悪にならないために、自然発生したデート兵という概念。 現地の女性を妊娠させてブラックミックスを作った。 マルセルはその血を引く・・・。 そしてミックスの子たちは可愛いと語るマルセル。 「ミックスの子供って、必ず両方の気持ちの間で揺れ動きながら、結局どちらのことも崩壊させずに架け橋になることを期待されるだろ。だから、可愛く振る舞うことがものすごく得意になってるよ」 そして静かなラグーンでの出来事でDTOPIAの勝者も決まる・・・。 なかなかに汽水やモモは相当な人生経験をしてきている。マルセルにしてもそう。 だけど、それをなんか綺麗な文体でサラサラっと描くのが作者の作風なのか? 多様性と言ったら聞こえはいいけど、現時点では多様性はマイノリティであり、生きづらいはず。 それをサラサラ~サラサラ~と描くので、何がメッセージなのかよくわからない。 読者が自由に解釈して良いよ~、という感じかも知れません。 この作者の作品をもうちょっと読んでみるかやめとこか・・・。
54投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ深い。重い。むずい。 色んな要素が混ざりに混ざって、詰まりに詰まって、これを「読む」ということもすごいし、何より「書く」ということに注視すると本当に意味がわからなくなる。 これは、じっくり何回も読まないとよくわからないのか、、、? 時系列がバラバラでも成り立つすごさ。それだけリアリティショーというものが一般化されているという事実。 フィクションとノンフィクション、いや、現実世界と作者の創作が根を一つにして重なり合っている凄さ。 作者の思想に脳を叩かれる衝撃。 ぬあー。色々となるほどぉってなることもあったし、でもただ言葉にするほど染み込んでないから、難しいという陳腐な感想しか出てこない。無念。
1投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ第172回芥川賞受賞作。正直、最近の芥川賞は理解出来ないというか何を書きたかったのか判然としない作品が多い気がする。いろんなテーマが押し込まれているんだろうけど、読み終わると?って立ち止まってしまう。僕にとってはそんな一作でした。
13投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ最近嫁の影響で脱出おひとり島とかオフラインラブとかを観ていた流れで軽い気持ちで買ってみた。ナメてかかっていたので思考力が休日出勤みたいな状況になった。あとタマヒュンだった。 デートピアのシーンと中盤回想とでキースの人物像にずいぶんと開きがあった。なので彼の中にある暴力性はどういう経過を辿ったのか、ただ属するコミュニティに一方的に決定されていただけなのか、あたりの顛末に期待を膨らませていたが、掴みきれないままアイデンティティの描写に収束したのでなんだか曖昧な読後感だった。いろんなテーマが盛り込まれており、時事アンテナが弱くてピンときていない私に問題があるのかもしれない......そもそも普通にヘラヘラ読み始めてしまったので、もう一度読み返したいと思った。 それにしても、芥川賞受賞作のカラーがここ4〜5年でかなり変化した気がする。
1投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログ芥川賞がモード、直木賞がカジュアルと勝手に解釈してますが、本作はまさにモード。 他の作品には見られない表現だらけ。 『』の多用、人種ミックス、セクシャルマイノリティ。 アングラ要素満載だからか、純小説的なのにラノベで使われそうな言葉も用いられていたりと、かなり前衛的。 表現技法だけでなく、知識の幅と視野の広さも特筆すべきところ。フランス核実験やアングラ系、ハーフやクォーターの視点など。 僕にとっては楽しめる小説ではなかったが、こんなんアリか、と視野を強制的に広げさせられる作品だった。
10投稿日: 2025.07.04
