Reader Store
異世界町工場無双 ~信頼と実績の異世界征服~(1)
異世界町工場無双 ~信頼と実績の異世界征服~(1)
見ル野栄司、アビディ井上/講談社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

2件)
3.0
0
0
2
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    千代の社長が残したなんか変な機械を起動したら、工場ごと異世界に行ってしまいましたの「異世界町工場無双」1巻。 フォークリフトで敵兵を蹂躙し、スクリューポンプでエルフを撃墜、射出成形機で棍棒増産。だいぶやりたい放題です。射出成形機で増産って、もうそれはプラモデルなのよ。まあ、職場でも稼働していますが、金型さえあれば短時間で大量にできるのは確かです。ランナー処理が大変だけど。ランナーも処理できるやつできなかったのかしら。 さて、現場監督の近藤さんが主人公格の活躍見せていますが、一番の人材は加工場の村さん。あの人いなくなったら、開発ができなくなるので詰みです。 設備動かす電気も重要ですが、そちらはなんとかなりそう。ピカチュウじゃなかった電気兎でやりくりできそうなので。 こちらの技術を持ち込んだ異世界で無双する、というのは昨今の流行のジャンルです。その無双っぷりも楽しいのですが、何気に刺さるのは近藤さんが見せるブラック企業への怒りですね。近藤さんの一番の魅力はアイデアマンであること以上に、それだと思います。 技術革新よりも、まずは待遇改善。全国で管理職にスカウトされるでしょうねぇ。 そういえば、異世界で所属したのは魔王軍でした。正義か悪かではなく、自分たちの技術を活かせるところで働きたい、というのは職人として真っ当な意見ではあるけども、善悪の判断も大事ですよ。まあ、ここの勇者というか人間側も侵略者として大概なので、どちらが悪とはいえないよなぁ。

    0
    投稿日: 2025.06.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2巻まで読了。 現代の生真面目な技術者が、 異世界の課題を組織的な連携と技術で解決していく。 「魔術ではなく、技術です」 原作者は見ル野栄司さん。 53歳の技術者であり漫画家。 私は「しぶすぎ技術で男泣き」しか 読んだことはありません。 このお年で、 自分の世界に寄せて 面白い話を考えることができる才能! あこがれるなー。 原作者と漫画家って、どうやって出会い、 どのように意気投合していくんだろう? 発想は面白くても、絵と合ってなかったり、 絵は綺麗でもストーリーがイマイチだったり。 そんな作品もあれば、 どっちも凄かったり、 どっちも一級品ほどでもないけど 絶妙に絡み合っていて クセになる作品になってたりもあるように思えます。 (私の主観ですけど…) この作品も、うまいこと絡み合ってると思う。 面白い仕事をしてきた人って、 そういうのも上手いのでしょうね。

    0
    投稿日: 2025.03.02