
総合評価
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powered by ブクログ千代の社長が残したなんか変な機械を起動したら、工場ごと異世界に行ってしまいましたの「異世界町工場無双」1巻。 フォークリフトで敵兵を蹂躙し、スクリューポンプでエルフを撃墜、射出成形機で棍棒増産。だいぶやりたい放題です。射出成形機で増産って、もうそれはプラモデルなのよ。まあ、職場でも稼働していますが、金型さえあれば短時間で大量にできるのは確かです。ランナー処理が大変だけど。ランナーも処理できるやつできなかったのかしら。 さて、現場監督の近藤さんが主人公格の活躍見せていますが、一番の人材は加工場の村さん。あの人いなくなったら、開発ができなくなるので詰みです。 設備動かす電気も重要ですが、そちらはなんとかなりそう。ピカチュウじゃなかった電気兎でやりくりできそうなので。 こちらの技術を持ち込んだ異世界で無双する、というのは昨今の流行のジャンルです。その無双っぷりも楽しいのですが、何気に刺さるのは近藤さんが見せるブラック企業への怒りですね。近藤さんの一番の魅力はアイデアマンであること以上に、それだと思います。 技術革新よりも、まずは待遇改善。全国で管理職にスカウトされるでしょうねぇ。 そういえば、異世界で所属したのは魔王軍でした。正義か悪かではなく、自分たちの技術を活かせるところで働きたい、というのは職人として真っ当な意見ではあるけども、善悪の判断も大事ですよ。まあ、ここの勇者というか人間側も侵略者として大概なので、どちらが悪とはいえないよなぁ。
0投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ2巻まで読了。 現代の生真面目な技術者が、 異世界の課題を組織的な連携と技術で解決していく。 「魔術ではなく、技術です」 原作者は見ル野栄司さん。 53歳の技術者であり漫画家。 私は「しぶすぎ技術で男泣き」しか 読んだことはありません。 このお年で、 自分の世界に寄せて 面白い話を考えることができる才能! あこがれるなー。 原作者と漫画家って、どうやって出会い、 どのように意気投合していくんだろう? 発想は面白くても、絵と合ってなかったり、 絵は綺麗でもストーリーがイマイチだったり。 そんな作品もあれば、 どっちも凄かったり、 どっちも一級品ほどでもないけど 絶妙に絡み合っていて クセになる作品になってたりもあるように思えます。 (私の主観ですけど…) この作品も、うまいこと絡み合ってると思う。 面白い仕事をしてきた人って、 そういうのも上手いのでしょうね。
0投稿日: 2025.03.02
