
総合評価
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powered by ブクログ私的にこの作家は合わない。 Kindle無料だから読んでみたけど合わなかった。 ずっと読んでたら楽しい作品に出会えると思ってたけどこの作家は合わないのかもしれない。 ・相手が誰であっても、わたしはたぶん同じことをする。後悔したくない。後悔したくないと思いながら行動したとしても、どうせ後悔は残るに違いないが。
0投稿日: 2026.02.16
powered by ブクログ実際に三葉みたいな子がいたら『なんか面倒くさいなぁ』と思ってしまうかもしれない。友達にはなれないかもしれない。でも作品の中の三葉に共感出来たり出来なかったりしながらも気になってサクサク読めてしまい一気読み。 物語が面白いだけではなく、気づかされることがたくさんあって最終的には三葉がとても愛おしく感じられた。彼女は自分自身ができること、出来ないことをよく知っていてそれを受け入れている。ある意味とても強い女性だと思った。 私自身の経験から思うに、常識や暗黙の了解というのは自分の周りの環境によって都合よく変化する。それを私たちは気づいていないことが多く、自分は常識やマナーを守って行動しているような気がしているが実はただ多数派からあぶれないようにしているだけなのかもしれない。 私たちはよく迷う。何が正しくて何が悪いのか?とかこれで合ってる?とか。三葉のようになりたいというわけではないが、人と接する時に全ての人が三葉みたいな人かも?って思いながら接したら迷わないのかもなぁ。 推し作家さんになりそう。
0投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ主人公が少しずつ他人に興味を示したりする様が自然で1人の人の変化として無理がないとこは良かった物語全体を通して起伏が少なく少し退屈なとこがあった。姉に対して「苦しそうよねぇ」と言った母の言葉が表面上心配しているように見えるが嬉しさが見えるシーンなど日々の生活で何気なく見かける事象を繊細に表現している
0投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログ個性とは、自分が作ったものではなくて持って生まれた特性って話をどこかで聞いたのを思い出した。 自分ではどうしても変えられないような事もあるけど、それはどこかで誰かの何かの役に立つって事もある。自分のためにも、人の個性を認められる人でいたいなと思う。 何にせよ自分の力で前に進もうとする人は素晴らしい。
1投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログAudibleと、積ん読本の併用(笑) お見舞い、病院付き添い代行。 こんな仕事いるよな。このお話はコロナ禍だったりするから尚更。 「他人に感情移入しない」と言われる主人公。最初、正直羨ましかった。 それは移入してくる人が苦手だから、なのに移入もしてしまう自身も嫌だから。 基本、本当に人なんて解らない。自身ですら理解不能なときあるのに。だから移入しても、移入されてもね。。。 最初から星崎くんが気になってしょうがなかった。最後の方でホッとした。 母親との付き合い方には、ん?だったり、そんなんじゃね〜とか思ったし、お姉さんが最後の方で吐露したこともわかるようなわからないような(笑) 傘みたいなお店いいな。リルカもいい。それ以上に霧島さんいいな。こんな人が知り合いにいたらいいな。って、思いながら読みました。 すぐ 「わかった、いいよ」って、言ってしまいそう。
21投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ「できないことは、できません。やりたくないことも、やりません」を貫き、普通はこうするとか、常識的には公でしょ、みたいな明確に言葉にされないことにも従わない。そんな主人公に感情移入できるかでこの小説の評価は変わってくると思います。私はこの主人公が気に入りましたし、一気に読んでしまいました。
26投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ主人公の三葉は、暗黙の了解とか、世の中のルールとかいうものが察知できない。 だから、病院の付き添いなどの「しごと」をする時、基本的にはやってくれと言われたことだけをやり、普通はそうするでしょ、というような曖昧なルールに従って行動しないので、遠慮せず、してほしいことは言うように、などと相手に話す。 これを聞いて激怒する人もいるけど、楽ねと言われることもある。楽なのは、三葉のことなのか、相手のことなのか、どっちとも取れるのだが、かなりの人が空気を読むのに疲れているのではないか。彼女のありようにちょっとした憧れを抱く。 どれくらい相手の思いや雰囲気を察知するか、また、それに沿って行動するかは、人それぞれで、どれくらい鈍感であろうとも敏感であろうとも、それぞれのしんどさややり方があるかなと思う。三葉は、ひどく落ち込んで自信もなくしている相手に手土産のお寿司を勧め、その人が、私なんか美味しいお寿司を味わう資格がないなどと言った時、誰だってダメ、生きてる人はだいたいダメ、なんて言ってのける。決まり事とは無縁の彼女の、こういう強い言葉が心をそっと包む。そんな彼女も最初のうちは、何にもないアパートの部屋で、暖かいものは口にせず、安いお酒ばっかり飲んでたりするんだが。 三葉の個性は母親との関係がもたらしたものなのかと思わせるぐらい、彼女の母親への嫌悪感や苛立ちが語られる。彼女から見た母親は、価値観の押し付けが激しく、世間体を気にし、競争心が激しい人のようだ。他にも変奏曲のように色々な親と子の関係が描かれる。(母親と書かず親と書いたのは 権藤さんの件があるからだ。)だけど、彼女は毒の濃度は様々でもこの世に毒にならない親などいないのではないか、毒が濃いめの親の元に生まれてしまったからと言って、そこで全ての人生の勝負が決まるわけではない、とも言ってのける。 太めのクレパスで思いっきり描かれた絵のような趣のあるお話だった。少々疲れた時は、誰だってダメ、生きてる人はだいたいダメ、と自分に言い聞かせて、暖かいものでも食べることにしよう。
0投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログこれは哲学。 最初の方は何が面白いのかわからず寝落ちしてしまうことも。100ページくらい読んでなんとなくエンジンがかかった。みんな気を使いすぎ。私も配慮を求める方なので読んでてハッとすることがたくさんあった。
5投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ特に後半は、感じていた生きづらさを言語化してもらった。不器用な人ほど、他人に興味があったり、人のことを考えていたりするのだろうか。 世間的に良しとされる行動を「良い行い」と思い、何も疑問に持たないことが一番こわい気がする。 自分にも他人にもフラットに、そして正直にいきていきたい。それがなかなか難しい。 私の気持ちを言語化してくれた文章。 「けど、ほんまに他人に関心がないんかな、あんたは。もしかしたら簡単に相手のことをわかった気になりたくない、と思ってるんちゃう?」 他人の気持ちを考えなさい、と母にいつも言われてきた。わたしにはそれがおそろしいことのように思えてならなかった。「このような場合、通常こう考えるはずである」にあてはまらない人間だって、多くいるはずだから。 一度わかった気になると、それ以上のことをわかろうとしなくなる。だから相手がどうしてほしいとか、どう思っているとか、決めつけるのは嫌だ。
32投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログ人に感情移入しない、はっきり出来ないことはできない。という女性がお見舞い代行というしごとをする事によっての移り変わりを見れました。 自分の気持ちを素直に出す、それで生きていくってかなり素敵な事であり、なかなかできない事ですよね。 生きづらいだろうなって思ってもそれを三葉はそう思わせない、そんな人からは変わってるとか、面倒と言われるけど、貫き通せる、わたしは素敵だなぁと思いました。 大人になると裏を読んだり気を遣ったりで人間関係が本当に疲れるけど、ここまで素直だと気持ちがいいです。 「他人に関心がないのは、相手のことをわかった気になりたくないからじゃない?」 この言葉は本当に響きました。
13投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。やっぱりこのお話が大好きで、「嘘と建前は言わない」主人公の三葉雨音さんが大好きです。毎日まわりの人と話すのが面倒だと思ってしまう、自分のままで過ごしやすい環境でいられたらいいのになぁといつも願っている私にとって、三葉さんは良い雇い主(働き場所)を見つけられてうらやましい!星崎くんとのエピソードも温かくてとても良かった。
3投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ面白かったですよ。特徴的な主人公がいます。 激情的なことはないです。 人の距離感とかがテーマかも。 老人の病院送迎や、入院患者の見舞い代行という仕事をされてる人が主人公です。
0投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログ自分も察することって苦手だなと思って本を読み始めたけど、主人公とは違うタイプかもと思った。私の場合、ただ勘が悪いだけだけど、主人公は深く考えた上で(無意識のうちに)そうなっている。もともとの性質であり、生きる術でもある感じがした。同じ苦手でも、そこに行き着く理由が違うのは、スポーツや絵だけでなく性格もなんだなーと思った。 主人公と私は、察することをしない深度も違う。主人公は言われたことをやる、それ以外は(主人公のサービス精神が働くとき以外)やらない、ときっぱりしているところが、尊敬もありつつ、同じコミュニティにいたら上手くやれないのかもしれないと思った。自分は案外、暗黙の了解みたいなところをある程度は察しながら行きているのかもしれない。 でも、主人公のこと嫌いじゃないなと思った。私とは違うところもあるけど、共感もする。優しくないわけじゃないし。あと、ひとりごとや考えてることが可愛かったりして、読んでて楽しかった。 主人公をとおして周りの人に優しい人も嫌な人もいて、でも嫌なだけじゃない、逆にいつもわかってくれるわけでもない、みたいな状態を客観的に見れた。落ち着いた雰囲気で、読みやすい本!
1投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログ変な終わり方をしなくてよかった。自分とは全く違う生活の主人公だが、こういう見方もあるんだ。 続編出ないかなぁ
0投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログこの表紙の裏に描かれてるあらすじを見て 実際に今関わっている後輩に似ていると感じたので購入。 出てくる人それぞれに人間味があり、それに対する雨音の感覚と行動にある意味尊敬と羨ましさを感じました。 最後の喫茶店シーンでの霧島と雨音のやりとりがすごい良かった。 霧島の雨音への考え方がかっこよすぎて、刺さりました。 察するとこがない人の感覚が少し理解出来たような 読んで心地良い気持ちになりました。
0投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ他者からどう思われようが関係ないを貫き通せる強さが主人公のアイデンティティですが、時折垣間見見える人間味が良いなと思いました。他人ではなくなってしまったからには不幸になってほしくない、そういう想いで向き合ってくれる人がいることはすごく幸せな事だし忘れないでいたいです。
1投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ他人と関わらずに空気読めとか気がきかないとか方向性が間違ってるとか言われ続けてきた私にはなかなかつらい。 私も三葉のように生きたい。全部じゃないけど、と解説の監督が書いた言葉に共感。
1投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログ好きじゃなくても良い。好かれなくても良いってなんて甘美なんだろうか。 甘美に感じるのは、私はすぐ好きになって、全員に好かれたいから。全員に好かれたいはちょっと違うかも。丁度良い塩梅に思われてたい。だからと行って三葉姉みたいに努力も出来ないから、中途半端にニコニコし、距離をとる。距離をとるのは、近く無ければ大きく嫌われることもないから。かと言って好意は持って欲しいから、たまに少し近寄って、声をかける。当たり障りのない話 をしてニコニコして去る。そしてうまく話せたかな?って振り返ったりして、ほっとした気持ちになったり、何回もあの場面思い出して、どう言えば正解やったのか考える。でも分かってる。他人が人のこと気にしてないこと。だってうちがそうだから。いつだって自分のこと、自分の印象のことを考えている。 だから主人公の三葉が羨ましい。三葉にはなれないけど、そうなりたいって死ぬまで思うのは、滑稽だ、意味がないかもだけど、これが私なんだと思う。死ぬまで、色んなふわふわモヤモヤした思考で集中力がなく、漂うように生きて、、でも三葉なら、別にそれが良いとか悪いとかないって言いそうじゃないかな。分類する必要があるだろうか。 この作品に出てる人達で、分かりやすいく良い人生、幸せな人っていただろうか。 ただひとつ、私も山羊をつくるようなことをしたくない。自分は自分で抱えていくしかない。誰かの何かで自分を勝手に罰したり慰めたりするのをやめたい。 強さには種類がある 私もひとつの強さが欲しいし、あれば良いと思う。
0投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログ共感とか感情移入はできるけど、「察する」というのが私も苦手な方で( ・᷄֊・᷅ ) 誰かに言われたことあるなぁ、逆に言ってしまったことあるなぁとチクチクきました… 親子であっても別の人間だから、適度な距離感が大事。ちゃんと尊重しないといけないですね。
13投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログ人の気持ちを察するということができない26歳の三葉雨音。 他人に共感もしないし、感情移入もしない。そういう性格がこの「しごと」に向いていると言われ、お年寄りの病院送迎やお見舞い代行など、老人向けの便利屋みたいな仕事をしている。 雇い主は、『傘』という喫茶店を経営している霧島という男性で、雨音は『傘』の二階に部屋を借りて住んでいる。 雨音は昔から母と折り合いが悪く、以前勤めていた会社も、他人にうまく説明できない感情を抱えたまま辞めてしまっていた。 人からは疲れる。めんどくさい。などと言われる雨音だけれど、他人が作った器に無理やり入らなくても、自分らしい生き方で十分やっていけるんじゃないかな。 親の思い通りになる子どもなんて、多分いないのだし。 喫茶店『傘』に集まるお年寄りたちにも愛着がどんどん湧いてくるし、雨音と元同僚の星崎くんとの距離感も何とも微笑ましく、人って無理して距離を縮めようとしなくてもいいんだなって思えて、なんだかほわっと心が温かくなりました。
54投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短所になりそうな言動を長所と捉えて活かしてくれる周りの人達の存在が羨ましい。 でも、ちょっとは怯んだりしそうだけど、自分の意思をしっかりもって相手にも伝える事ができる主人公がかっこいいし凄い。めんどくさいって言われてたけど、主人公の気持ちに共感しかない私からしたら貴方たちの方がめんどくさいよ??って思っちゃった笑 ちゃんと好きな人達に対しては、それなりの対応をしてるから感情移入できない訳ではないよ大丈夫って勝手に主人公を応援したり励ましながら読んでました。
2投稿日: 2025.05.09
powered by ブクログちょくちょく読みで完読! ハチミツ以来の寺地さん〜 寺地さんの作品の主人公は一見愛想が良いわけではないけど 冷静で自立してる女子っていうイメージがあって、読んでてかっこいいなと思う! 解説の中でもあったけど 「他人に関心がないのは、相手のことをわかった気になりたくないからじゃない?」 作中に登場する、この言葉が印象に残ったな 他人のことを羨んでしまうときも 悪く思ってしまうときも その人のこれまでの過程とか背景を見てないってことは頭の隅に置いておこうと改めて思えた!
6投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログ日常にある喧騒をかき消して自分だけにしてくれるような雨が静かに降り続けている。そんな雰囲気のお話でした。 察するとか空気を読むということがあたりまえかのようになっているけれど、それはある意味自分の中の意思だったり、感情に反していることも山ほどあるのかもしれない。三葉のように「できないことは、できません」「やりたくないことは、やりません」と言えることも大切なんだろうなと思いました。
1投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログ思いの外スピードで読み終えた今季初ブルペン151キロの大谷的な速いって 雨音のハッキリとした判断基準っていいな、本当は間違ってる事を相手に伝えないとダメなのに嫌われたくない波風立てない=それを優しさと勘違いした自分はヘタレでしかない。雨音に対する登場人物を見て世の中色々いるなと改めて思うし勉強になりましたってこと。姉の雨音は自分の人生に邪魔とか星崎の母にめんどくさい奴と言われるとかしごとの会社を作る霧島とかせつ子さんと霧島の関係とかリルカが38とか 面白くて、あっさりした終わり方でも寺地はるなさんの本から学ぶこと多いし
30投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
通院や入院のお手伝い(送迎)と話し相手をする”しごと” 以前そういう仕事ができるかな、と考えたことがあるが、 セクハラモラハラには耐えられそうもないので私にはできないな (運転免許も持っていないし。。。) できないことをできませんと正直に言うことは誠実だと思うのに、 普通の人は空気を読んだり配慮できるのに、できないお前は何? (普通の人って何?) 投げやりにならないで人の中で仕事をやり遂げて行くヒロイン いつも頑張っていて素晴らしいとほめたい。
0投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログできないことややりたくないことはやらないという主人公のスタンスに、目から鱗というか。本音ではそう思っていてなかなか実行に移すのは難しかったり他人の目が気になりがちだが、自然体で生きている主人公の姿にホントびっくりした。「しごと」をきっちりと行うために自分の心を必要以上に持ち込まない姿は羨ましくも感じた。姉の立場に近くて、最後に本音で向き合うことで私自身に落としどころがついたような気がする。 妙な清々しさを感じてしまったのは私だけなのだろうか。
8投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やはり寺地はるなさんの作品好きです。 察するとか気持ちを汲んであげるとか、そういう事はとても大事ですが、私は正直面倒に感じます。言うべきことを言葉で伝えられれば、本来それで十分なはずではないかと。 だけどそれだとまわりに嫌われたり勘違いされてしまう。言える時と言えない時があるし、言ってはいけない時もある。察してあげないといけない時もある。よく分かる。でもその加減が難しいし、自分の判断が正しいのかも全く分からない。 「目の前にあるものは、ちゃんと見えるからいい。見えるものを私は見たい。」という三葉の言葉にとても共感しました。見えないものを大事にするのは、ほんとうに大変だなと思います 。 それでもまわりとの関わりで少しずつ変化していく三葉の姿をみて、勇気づけられました。
6投稿日: 2024.12.15
powered by ブクログ三葉が羨ましいな〜と、正直思いました。でも、今の周りの状況から出来ない!でも、星崎くんとのことで、読書中の私の口元が柔らかくなりました。
2投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログ三葉の性格が羨ましくも感じた 察しないのはラクやけど、 ラクしすぎても、と思う 結局人と人が付き合うのは難しい
4投稿日: 2024.10.21
powered by ブクログ寺地はるなさんの本を読むのは初めてです。 最初はあまり面白くないかなと思いましたが、話が進むにつれて、淡々とした話の中にも主人公の変化が少しずつあり、読み終えたときは面白かったと感じました。 相手の気持ちを考えて発言・行動する、空気を読む…当たり前のように求められているけれど、主人公のような考え方もあっていいのだと目から鱗でした。 「一度わかった気になると、それ以上のことをわかろうとしなくなる。だから相手がどうしてほしいとか、どう思っているかとか、決めつけるのは嫌だ」 わたしも相手の言葉の裏を読んでしまうことが多いのだけれど、素直に受け止める強さもほしいと思いました。 次は「ほたるいしマジカルランド」読みます!
13投稿日: 2024.10.18
powered by ブクログ背表紙の帯の「合わせないとダメですか?」に惹かれて買った本。 三葉は私の根っこの部分でいつも燻っている気持ちを揺さぶる主人公だった。 人はみんな違う。感じ方も受け取り方も、違う。 環境が違えば常識も違う。でも、共感や言わなくてもわかる、を求めてしまう人のなんと多いことか。 それができない人や自分が欲しい返事をしてくれない人を、冷たい(クールというと聞こえは少しは良いような気はするけど)とか人の気持ちがわからないとか言うのは、あまりに短絡的だと。 心はあります、と三葉も言っていた。 うんうん、と心の中で頷きながら読んだ。 三葉や星崎くんの様に、集団からなんとなく浮いてしまう人間(わたしもここに入るな)には、分かり合えない関係はあっても、どこかに合う場所はあるよ、そんな優しさを感じる終わり方が良かった。 いい本に出会えて良かった。 またいつか読み返したくなると思う。 作者の他の本も読んでみたい。
6投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログ寺地さんの描く世界は日常。そこらに埋もれている日常に光を当てて掘り出すことで、読者にとって、日常がなんと愛おしく、刹那的なものであるかに気付く。三葉も、「特殊」なようでいて、実は普通の人。大勢の側ではないだけで、普通にいる。誰しもが自分を抑えつけて大勢の中に紛れて 生きている。その加減がうまくいくかいかないかなんだろうな、生きやすさ、生きにくさって…と思った。
4投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログ「嘘や建前ば言わんとは、ただ自分が楽したかだけのこつやろうもん。他人にはいっさい 気遣いとうなかて、そらただの怠慢たい」 嘘や建前を言わず、やりたくないことはしない、そんな雨音に向けられた言葉。 私もずっと「嘘や建前」「察する」ことは善だと、大人の嗜みなんだと思ってきた。 読み始め、雨音の言動がいまいち理解できないというか、「うーん…?」という気持ちだったのはそこから来ているのかもしれない。 読み終わった今、過剰に他人に気を遣うことってはたして本当に必要なんだろうかと思う。それって本当に「気遣い」なのかな。人間って疲れる。 表紙のイラストの傘はあのシーンだったのか、と気付いた。 ●よくある話だ。話を聞いた時、まずそう思った。日本全国にたくさんあるようなよくある話で、でもだからセツ子さんは我慢すべきであった、と言いたいわけではない。「よくある話」が身に降りかかった際に、よくある話なので明るく乗り越えろと強制することは、暴力だ。「よくある話」は自分の身に降りかかればすべて個人的で特異な事情となるのだから。
2投稿日: 2024.10.02
powered by ブクログ三葉雨音は、本当に空気が読めないのだろうか。常識や暗黙の了解が分からないのだろうか。途中からそんなことを考えながら読んだ。 三葉の生き方を「楽をしている」と言った人もいたけれど、三葉は三葉でお酒を飲むことで“いろんなものの輪郭を曖昧に”することで保っている。それは「楽」ではないからではないのか。 逆に、空気を読む人、常識や暗黙の了解が分かる人たちだって、そうすることが「楽」だからじゃないのかな…。そもそも、空気とか常識とか、暗黙の了解って何だ? 私自身そういうのが、全くわからないタイプではないと思っているけれど、誰かに「常識でしょ」と言われると、なんだよそれ、と思うし、自分の常識は人にとっては非常識だと思うことも多々ある。 自分を自分として受け入れることも、自分とは違う他人を否定せず認めることも難しいよなぁと思う。 三葉の周りの人たちは、三葉を受入れたり受け入れられなかったり、三葉自身も他人を受け入れたりうけいれられなかったり。 みんな、そうやって生きているんだと思う。
1投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の三葉は勤めていた会社を辞めて、現在は病院の付き添いやお見舞いなどを家族などに代わって行う『しごと』をしている。 三葉が淡々としていて冷たい印象に感じることもあったし、はっきりとしているところには憧れた。この本を読んで感じたのは、人の気持ちを感じ取るのって難しすぎるし、やらなくてもいいのかも。もっと正直に生きよう!だった。三葉は『しごと』を通して、頑固なお爺さんやおしゃべりな女性たちと出会い、変わっていないけどきっと変わってる。普段は『言われたことはやりますが、必要がないことはやらないし、やりたくないこともやりません』という雰囲気の三葉が、家族との思い出の遊園地に行きたいという頑固爺さんの願いを叶えるために病院の屋上でビニール傘に絵を描いてメリーゴーランド風にしたりとか、何度も付き合って話をしているうちにきっと三葉にも優しい気持ちが芽生えたんじゃないかなと思う。 人に感情移入する、しない。何も言ってないけど察することの難しさと煩わしさ。確かに私もはっきり言わないで察してくれよーってことあるな…。相手に無言で期待しちゃってることもある。でも逆の立場だとハッキリ言ってよ!ってこともあるよね。 こんなに自分の気持ちに正直に生きられたら楽なのかな。でもここまで正直だと、周りから浮いてしまって行きにくくなってしまうのかも、とも思った。本当に自由に生きていくのって強くないと難しい。
5投稿日: 2024.09.03
powered by ブクログ生きづらさをもつ主人公の考え方、何故か親近感がわいたけど、親の立場で見れば心配でもあり。誰の視点で読むかで感情が揺さぶられる場面が変わるが、ここまで正直に人間の有り様を書いてもらえると自分の異常性も当たり前に感じられた。
2投稿日: 2024.08.20
powered by ブクログ家族って難しいものなのかもしれない。 近い間柄だけれど、考え方や生き方も違うのに家族だからという言葉に縛られているようにも感じる。 一緒にいて、居心地の悪さや疎外感を感じるなら距離をおいて暮らす方が生きやすいはず。 仲良し家族なら、それは幸せな事だと思う。
1投稿日: 2024.08.20
powered by ブクログ作者さんの作品を読むのは初めてではないですが、大好きになりました。 ちょっと人の嫌な部分を皮肉った感じで見ることが出来るお話です。 主人公は「できないなことは、できません。やりたくないことも、やりません」と言い、他人に感情移入出来ない、空気、常識、暗黙の了解が分かりません。それを自分は出来てるいると思っている人から主人公に投げかけられる非難めいた言葉に、よっぽどあなた達の方が非常識で不幸じゃない?と思ってしまいました。何故か自分は頑張っているのに上手くいかないと思って生きている人の中に主人公のような生き方を非難する人はいるよなーと。 こんなに面白く読めた本は久しぶりな気がしました。
25投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログ自分と重なる姿少々ありあり。 感情移入しないでいて、感情表現しないでいて、 それは裏切られること、勘違いされることが怖かったりして。でもそれは逃げなのか、楽だからやっちゃってるのか。 "他人の気持ちを大事にしすぎるとかえって冷酷に見えるで" 響く!!!!
1投稿日: 2024.08.09
powered by ブクログやっと読み終えました! 読みたい本を、何回にも分けて読まないと、いけない忙しさに、嫌気がさします 友人は、欲しいし、一緒にでかけたりもしたいけど、人に対しての言葉選びが、気を使ってしまって、結局、人と絡みたくなくなってしまいます 何気に話した言葉に、過剰に反応する世の中では、本音も、言えず、遠ざかるのが、楽になってしまって この主人公の、真っ直ぐ自分を曲げない姿が、こうなりたいなと思わせてくれます 人と、割り切って関わる中で、ちょっと変化を持つところも、主人公の発想も、共感したり、笑わせてもらったり、とても、よかったです!
1投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の基本的なスタンスがぶれず、その強さになんだか救われる。 作中では彼女の生き方を絶対的な是とするのではなく、批判を含め様々な意見が出てくるところのバランス感覚が絶妙だし、フェアだと感じた。 中でも、一見良好な関係に見えていたお姉さんが、三葉に対して今まで堪えてきた想いをぶちまける場面が印象的。 色んな捉え方ができるし、悪く言えば自分を想ってくれる人の気持ちを蔑ろにして成り立つ在り方を自覚しながら、それでも自分の姿勢を変えないのは覚悟が決まっている。 それでも、そんな三葉だから必要としている人がいる、というラストはとても優しい。
1投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログ他人に干渉しない、されたくない主人公がお見舞い代行などの仕事をしてかわっていくのかぁと思ったけどそうでもなく、最初は無機質な主人公と思ったけどそうでもなく、普段読む話しと少し違った感性だと思った
5投稿日: 2024.07.25
powered by ブクログ人と関わることによって、主人公は変わったのか変わらなかったのか... 私の中では、最初の印象「苦手かも」が「お、結構やるじゃん」に変わった。
2投稿日: 2024.07.19
powered by ブクログお世辞を言わない三葉、察する事をしない三葉、強いんだか、弱いんだかわからないが、とにかくフラットな三葉の「しごと」はお見舞い代行。大事件は起こらないけどなかなか面白く読めました。
1投稿日: 2024.07.06
powered by ブクログ共感、感情移入が苦手な主人公三葉。霧島も言ってる通りそれは長所でもあるし、何より自分を貫ける三葉かっこいい。「必要以上の感傷は人生の荷物になる」「どうしてみんながそこまで他人に恋愛をさせたがるのか」。常識に対する寺地さんの問いかけが心地いい。
1投稿日: 2024.07.06
powered by ブクログ基本的には、あなたがやってくれと言ったことだけやります。 わたしがあなたがしてほしいことを察して行動することはありません。普通はそうするでしょと言う曖昧なルールに従って行動することもありません。エトセトラエトセトラ って言いたい。ただのめんどくさがりだから言いたい。だけど、めんどくさがりだから言わない。 あと、二木苦手やわ。最初から嫌。 愛の話やったんかも。 会話多いしわかりやすかった。 読んでよかったです。
2投稿日: 2024.06.28
powered by ブクログ感想 地上から夜の星は見えない。星たちもお互いの姿はわからない。自分から遠ざかりたいわけなどない。だけど仕方なく。でも本当にそうかな。
2投稿日: 2024.06.26
powered by ブクログ素晴らしかった!親子を中心に人間関係に悩む、今の自分を取り巻く環境や状態に、凄いマッチしたとの要素はある。 他人のことは簡単には分からない。主人公の「他人の気持ちをいつも考えなさい、という母の言葉が嫌いだった。一度わかった気になると、それ以上わかろうとしなくなる。」→それはわかった気になっただけで、決めつけているだけ。 序盤は淡々と進むが怒涛の後半。人間関係に悩む人には寄り添う言葉が見つかるかもです。 - 家族だからすべてを自分たちで解決する必要などないのに。 - ~と思うのはその人自身である。だったら「男は」ではなく「俺は」、と言うべきか。むやみに主語を大きくするべきではない。 - 「あなたが私に与えたがっていたものは私が欲しがっているものとは違うのだ」と母に訴え続けた人生であった。そして母のような人にそれを納得させるのはとても難しいことだった。 - 「聞き流す」とは真剣に耳を傾けつつも自分の中に留め置かない、ということだ。 - 私はこれまで「友だち」が「恋人」に劣る存在と考えたことがない。他人に元気でいてほしいというこの思いが恋愛感情であってもなくても、何かに影響を及ぼすとは思えない。 - 正直かつ誠実に話そうと思えば思うほど相手は腹を立てる。それが分かっていても、相手の望む答えを返すことはできなかった。 - どうして人間関係に金銭が介在することをこれほどまでに厭うのだろう。どうして金銭で得た繋がりを、そうでないものより一段下のように決めつけるのだろう。 - いや、感謝はしてもいい。でもあたなは、あの人から生まれたって時点で既に立場にかなり差がついています。どうしたって、向こう(母)の方が有利。その上「傷つけずに伝えたい」とまで気を揉む必要はないです。 - この世に毒にならない親など一人もいないのではないだろうか。毒の濃度は様々だろう。でも運悪く毒が濃いめの親のものに生まれてしまったからといって、そこで全ての人生の勝負が決まる訳では無い、と思いたい。 - 「よくある話」が身に降りかかった際に、よくある話なので明るく乗り越えろと強制することは暴力だ。「よくある話」は自分の身に降りかかればすべて個人的で特異な事情となるのだから。 -
10投稿日: 2024.06.23
powered by ブクログ他人に興味をもたず感情移入できない主人公「三葉雨音」が、お見舞い代行業を通していろんな人物と関わっていく物語。 空気を読むことや察すること、暗黙の了解などの面倒ごとは人間関係であるよなぁ…と改めて感じられた。 自分も人間関係なくして生きてはいけない。価値観の押し付けや自身の望み通りに動かない人を排斥しようとするのは恥ずべきことだ…と肝に銘じて仕事しようとおもう。 「他人に関心がないのは、相手のことをわかった気になりたくないからじゃない?」主人公に投げかけられる言葉が印象に残った。 ほたるいしマジカルランドを直近に読んでで、それが登場したのは思いがけないことだった笑 色々考えさせられるけど、結局前向きな読後感を味わえるので、寺地はるなさんは素晴らしい。
3投稿日: 2024.06.22
powered by ブクログ主人公のドライさに驚きましたが、逆に人間らしくて好きだと思いました。 お見舞い代行等の仕事が実際にあるのか分かりませんが、これから必要とさせるかもと感じました。
12投稿日: 2024.06.19
powered by ブクログ空気を読まない、面倒な人と言われる女性、三葉雨音が主人公。 「お見舞い代行」という仕事を通しての人との関わりが描かれていました。 空気を読む 察する 建前 人と関わる時にすることのある行為。 でも、その事が辛いことや疲れることもあります。 楽しい時を過ごしたはずだけど、一人になったらどっと疲れが出たということもあります。 なので、私は近頃は一人のほうが気が楽でよいなと思っています。 でも、人との関わりは無くなりません。 この作品は、空気を読まない三葉を中心に様々な人が出てきます。 「こういう人は良いな」 「ちょっとこの人は苦手かも」などなど。 考えながら読むことが出来ました。
31投稿日: 2024.06.17
powered by ブクログ色んな考えの人がいて、出会って、悩んで、ぶつかり合って、少しづつ変わっていく。 人生の難しくて楽しいところがギュッと描かれているなと感じました。 それぞれの考え方や生き方を、無理に歩み寄らせない。けれど確かに繋がって影響しあっている…という寺地さんの描き方がとても好きです。
4投稿日: 2024.06.16
powered by ブクログ『空気を読まない』三葉。 私は空気は読まなくていいと思う。 空気を読め!察しろ!というのなら、こちらのそう言う考えが嫌な事を察してくださいと思う。 寄り添う必要はないと思う。 頼るのはいいが求めてはいけない。(頼んで断られてもその人に怒ったり求めてはいけない。) 怒ってる人がいたら、この人はこういう人なんだと思うだけでいい。 一人一人の思いは並行でいいのだと思う。 私は三葉の考え方で、私の周りも三葉の様な考え方が多い。 その結果、寄り添って相手を理解してる形になるのでとても生きやすい。
2投稿日: 2024.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世の中の見えないもの。 空気、常識、暗黙の了解 そういうものは不得意分野で、察する、ということは基本的にしないという主人公が、お見舞い代行をする。 淡々と進み、淡々と終わる。 親子の話であったり、「建前を言えるのが大人」だとか、いろいろ出てくるが、大人の振る舞いと見せかけて「心配する雰囲気だけ出した単なる優越感の確認」とかもあり、いろいろ引っかかりが生まれる物語。 察する、とは「通常こう考えるはずであるの押し付け」の可能性もある。だから、しないんだ。とも思われる主人公雨音。 簡単に薄い共感はしないし、わからないものはわからないと言い、言葉が違えば違うという。 そういう雨音に対してめんどくさいと言われる雨音。 いや、わかるよ。たしかにめんどくさいかもしれない。 でも簡単に分かるとか信じるとか薄い共感をするより、よっぽど冷静に観察して分析して、冷たく見えるかもしれないけれど、ありがた迷惑な、いらない押しつけよりよっぽど、その反応が心地よい人はいると思う。 『あなたがわたしに与えたがっているものはわたしが欲しがっているものとは違うのだ、と母に訴え続けた人生だった。そして母のような人にそれを納得させるのは、とても難しいことだった。』 この一文が雨音を凝縮させているような気がする。
22投稿日: 2024.06.13
