Reader Store
進化しすぎた脳
進化しすぎた脳
池谷裕二/講談社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

240件)
4.3
105
78
28
4
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    慶應義塾ニューヨーク学院高等部の8名に向けて行われた脳科学講義4回の記録と、東大薬品作用学教室のメンバーとの追加講義 大脳生理学の2007年の最前線の内容が非常に優しく説明されていて、興味深い内容のものばかり。 四章の終わりで4回の講義をまとめられているが、こんな盛り沢山の濃い内容をしっかり振り返れる講義力も相当に驚かされる。 脳の機能は、体があって生まれる 心は咽頭がつくった 見るとはものを歪める行為、一種の偏見 覚醒感覚クオリアは脳が生んだ最終産物 覚えなければいけない情報を有用化して保存する汎化のために、脳はゆっくりとあいまいに情報を蓄えていく あいまいさは脳のシナプスの結合力、しかしパーツだけみても全体はわからず、部分と全体は互いに不可分で相互に影響を与えている

    0
    投稿日: 2025.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    結構ちんぷんかんぷんだったなぁ。 脳みそが体のそれぞれの器官に指令を出すと思われがちだけど、ほんとは逆とか。 脳の特性を理解して、生活に活かしたいなと思って手に取ったのだけど、これだけでは私には足りないみたい。

    10
    投稿日: 2025.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人間の脳が動物界で1番大きいわけではないこと(うさぎの脳の方が大きい)、人間は体の機能以上に脳の進化が大きすぎて脳のポテンシャルが引き出せてないことなど脳について知らないことがたくさんあるなと感じた。心理学について興味は過去あったが、脳と心については密接に繋がっていることにも気づけた。「見る」という行為は網膜から入った光の情報に脳が補完してわたしに見せており無意識的行動であることも知った。思考は言語に依存している(p159連想ゲームより)ことから他言語を学ぶことは思考の幅を広げることにもつながるかなと感じた。p203〜262までのシナプス、スパイク、N MDA受容体の内容は専門的でよく分からなかった。

    0
    投稿日: 2025.07.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白いので、読んで欲しい本。脳と身体がいかに密接に関連しているのかの良くわかります。SFで脳だけの人間が存在するような描写を見たことがありますが、余り現実的ではないことが分かります。

    1
    投稿日: 2025.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    学生向けの内容だが、私にはちょうど良い。 能力のリミッターは、脳ではなく体だという話では、身体の一部を事故などで欠損した人の脳の影響を解説しながら、脳の可能性を探る。この話の中で、人間は100%脳を活用できていない事の意味を理解する。 他にも、イルカの脳の大きさについて。超音波を使うためだったらイルカのような大きな脳は要らず、コウモリ程度で十分なはずだと。そうした具体的な事例や身近な疑問に繋がる話が多い、端的に言えば話し上手なので、本自体が面白いのだ。 ー そこにコード化されている情報はどんどんと複雑になり、巧妙になってきたけど、基本単位としてのDNAは古代の生物と一緒。その一貫性と似てるような気がする。動物が進化のどこかの過程で、6層というきわめて便利な構造を持った脳を備えるようになった。その性能があまりにもよかったので、その後は6層構造の表面積を増やすことで進化できたのだろうね。 ー たとえば肝臓はものすごく増殖能力が高くて、肝臓を80%取り除いてしまっても、数ヵ月のうちにすっかりもとに戻る再生能力がある。これは、肝臓のどの部分もだいたい同じような役割をしているからこそできる荒技だ。でも、脳は違う。場所によって役割が違うんだ。これだけ働きがそれぞれの場所に分かれて専門化しているのは、脳以外にない。しかも、視覚/聴覚/触覚と分かれているだけではない。これは音を認識する場所、聴覚野だね。でも、この場所の中でさらに役割が局在化してるね。音のヘルツ数にしたがって、聴覚野の働く場所が違う。音の低い方から高い方へと、反応する場所がきれいに分かれて並んでいる。これを調べるには、電極を脳に刺して、いろいろな高さの音を聞かせて、脳の反応を観察する。ここら辺の脳はこれくらいの音の高さに反応してる、じゃあ隣の細胞を刺してみたらどうかとか、そうやって少しずつ調べていく。すると、同じ聴覚野の内部でも、漠然と音に反応するというわけではなくて、さらに細かく調べるとヘルツ数順にきれいに並んでいることがわかる。 ー なんで錯覚が生まれてしまうのか。これはしかたがない。一種の宿命なんだ。なぜかというと、世の中は三次元なのに、網膜は二次元だからだ。目の前にあるものが三次元の光情報として目に入ってきても、目のレンズを通して網膜というスクリーンに映されると、二次元に次元が減ってしまう。結局、脳が感知できるのは写真と同じ薄っぺらい写像でしかない。それをなんとか脳ががんばって三次元に解釈し戻さなくてはならない。そのためにいろいろと不都合なことが起こってくるということなんだ。しかも、錯覚というのは、見てわかるとおり、本当は同じ線分長だぞと強く念じても、どうしても一方が長く見えてしまう。まったく意識ではコントロールできない。 どうだろう。私にはワクワクする話ばかりだ。脳が可視化され理解される程に、人間と機械の境界線が次第になくなっていくような気がするのだ。

    80
    投稿日: 2025.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高校生との対話形式のため、わかりやすく脳科学の専門的な内容が理解できる。いわゆるサイエンス的な内容だけでなく、心とはなにか意識とは何かといった捉えどころのない領域にもエビデンスベースで独自の解釈を加えながら、説得力のある説明をしているため、かなり腹落ちのする内容だった。2007年に出版とのことだが、内容はまったく色褪せないもので、この本を起点に少し情報をアップデートさせるので十分なほどクオリティが高かった。

    2
    投稿日: 2025.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    言葉をもつのは人間だけだろうか。 シジュウカラが文書を使ったコミュニケーションを行っていることが知られているが。

    0
    投稿日: 2025.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高校生向けの講義とは言え、なかなか難しい部分もあったのですが、脳が想像以上に複雑なことをしていること、そして自分が見ている世界は脳によって作り出されている部分が多く、現実とは何かということを考えました。 続編も読みたいです。

    1
    投稿日: 2025.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳の基礎知識について、大雑把に分かった気がする。言語化できない意識下にここで学んだ脳のつくりの情報が埋め込まれた気がして、性格がちょっと変わったような気さえする。半年前に読んだものなので、あまり具体的に書けないが、難しいことをわかりやすく書いてる本だと思った。 自分の性格というか、知識というか、教養というか、そういうものを根底から変えたし、そう実感できるほど納得感のある内容だったし、今後の読書の時の予備知識としてすごく役立っているという事から、俺の読書人生における、分岐点とも言えそうかもしれん。 特にシナプス結合については眼福ですな。アドレナリンとかそういうものの構造がミクロで理解できたのは今後の人生において重要な気がする

    1
    投稿日: 2025.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳、意識についてわかりやすく楽しく知ることができた。 実際の講義を文字起こししているため、取っつきやすさがあり読みやすかった。

    0
    投稿日: 2025.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    フィクションばっかり読んでいたので、気分転換にノンフィクションを読んでみる。 脳に関して知りたいと思っていた訳ではなかった。 ただ、心って、意識って何??っていう問題には興味があったし、今もある。 心って、意識って、考えていくと結局は脳なのかなぁと。哲学の本とかも読んでみたいけど、難しいしなぁ。 この本に関しては、非常に読みやすく脳に興味が持てた。興味を持つのも脳なんだけど。 じゃあ、興味って何なんだ。

    0
    投稿日: 2025.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「脳」というものを研究するということは、神経学や医学の分野だけではない。心理学や哲学、倫理学なども結束した総合的な学術であることを改めて認識した。刊行から20年経った今、脳科学は人口に膾炙するところとなり、メディアでも沢山の学者が意見を交わしている。著者の先生は本書では、高校生にもわかりやすいように、しかし、肝心な箇所は誤魔化しなく脳の面白さを語ってくれた。人類にとって1番身近で1番未知数な、脳は興味深いと感じた。

    41
    投稿日: 2025.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ”中高生と語る”とあるように、中高生向けの少人数講座の講義録のような形でまとめられており、すごくわかり易く、また興味を持ちつつ読み進めることができる。わかり易いものの、書かれている内容は大脳生理学の一部とはいえ本質で最先端だと思う。 こういう書籍が、新しい分野に関心を持つきっかけになると感じた。あらゆる分野で、このような位置づけの書籍なり、講義録なりが揃うと嬉しいし、酔いたいと思う。

    0
    投稿日: 2025.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ほぼ同時期に心の盲点の方も読んだので内容はうろ覚えだし心の盲点とごっちゃになっているかもしれないがどちらも面白かったし、認知バイアスがあることに気が付くきっかけとなった記憶。科学の難しいことはわからないが池谷さんがわかりやすく興味をもてるように書いてくださってる。もっと脳科学について知りたいと思わせてくれた本。

    0
    投稿日: 2025.03.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分の頭の中ってどうなっているのだろうと思い読みました。 中高生と授業形式のやりとりが書かれていて、学生時代を思い返す懐かしさを感じました。 内容は、正直に言うと高校の生物を履修していないとついていけないかと思います。 内容は、生物を履修している人なら教科書で習ったことは、こんな感じに繋がっているんだってことがわかりとても楽しいと思います。 この中で一番面白かったのは、人間の意識、無意識についての記載のところです。 彼女が好きになった理由に書かれているのですが、私が嫁に聞かれて答えた内容と全く同じで爆笑しました。

    6
    投稿日: 2025.01.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    じゃんけんの手など、一見ランダムと思われる選択をするとき、ニューロンに作用するナトリウムイオンの一時的な量が決定を左右している話が面白かった。意識とは何か

    6
    投稿日: 2024.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳科学の一般書で最も有名といっても過言ではない本にも関わらず、なかなか読めていなかったので読んでみました。全体的に色々なジャンルで脳の面白さを研究の紹介も交えて伝えられており、とても楽しめました。 脳が身体の制約を受けて、能力をフル活用できていないというのは興味深かったです。その点でコンピュータに意識が芽生えた場合にも身体の違いから同じような意識ではないという推測も納得感がありました。 環境に適応できない個体が子孫を残せないのが本来の進化の原理なら、現在の医療技術は環境を変化させることで個体を生存させている"逆進化"とも言えるかも知れないというのも考えたことのない発想で面白かったです。 また、視覚情報処理の初期段階での網膜→視床(外側膝状体)→1次視覚野の流れの中で、網膜から上がってくる情報は単純計算で3%ほどしかないというのは、脳での再帰的な活動が占める割合の大きさを示す面白い例えだなと思いました。 終盤の意識や心を科学的に解明できるのかといった内容では話がとっちらかっている印象がありましたが、結論のない話なので仕方がないかなとも思いました。脳は自発発火による活動の影響が大きく、再現性がないため再現性を重視する現代の科学と根本的に合わないのでは?という視点は興味深かったです。ただ、意識や心の話は哲学書の方が定義をきちんとしてから議論をしてくれる気がします。

    0
    投稿日: 2024.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第1章まではワクワクしながら。 それ以降は難しかったので、もう少し簡単な本を読んでみてから、読み返そうかな。 池谷さんのテンポ感など含めて、とても良い本。

    0
    投稿日: 2024.10.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    池谷裕二先生はコメンテーターのイメージが強いが、物凄く頭が良くて物凄く誠実な方ということが伝わってくる。脳の仕組みを非常に分かり易く解説している。高校生に対して端折ったり誤魔化したりするのではなく、抽象的かつ専門的な話を具体例に落とし込みながら分解し論点整理しながら必要な要素を漏れなく端的に講義している。また講義に対する高校生の理解度や質疑応答が凄い。第3回の講義のときには、確実に私の知識レベルは高校生たちに負けている自信がある。その反応を見ながら池谷先生が説明を変えたり新たな気づきを得たりする様子がわかる。まさに脳内神経の仕組みのような講義。読みやすく、科学的探究心と知識刺激を満たしてくれる一冊だ。

    4
    投稿日: 2024.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    講義形式で進む内容は、著者の思考にも触れることができ、論理的な展開は痛快だった。題名の「進化しすぎた脳」と表現されている意図は汲み取れず、本の内容と一致しきれていないように感じる。

    0
    投稿日: 2024.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    仕事の関係で池谷先生の講演を聴いた際に、あぁこんなに楽しく聴いていられたのは初めてだな、本もきっとおもしろいんだろうと思い、手に取った。 この本自体も中高生向けの4回の講義+出版後の大学院生向けの1回の講義をまとめているものであり、まるで出席しているかのような臨場感があった。 化学に弱いのでイオンの話はきつかったのはさておき、脳という壮大な営みのテーマを楽しく学ぶことができたと思う。

    1
    投稿日: 2024.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    意識も脳という物理的モジュールが生み出す現象に過ぎないと思ったので、私の悲しみや苦しみもいずれ解体して単純な反応の関数と化することに希望が持てた

    1
    投稿日: 2023.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    テンポのよさ、潔さ、自信と勢いをもとに脳科学講義を行った本。 記憶が曖昧だから別々の記憶がポンと繋がったりする。 【関連書籍】 シンプルで合理的な人生設計、科学は人格を変えられるか、失敗の科学

    7
    投稿日: 2023.11.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中高生との対談でわかりやすくはなってるものの それでも難解でした。 脳をうまく働かすためにはどうすればいいか などの改善策やメソッド等は残念ながら記載ありませんでした。

    0
    投稿日: 2023.08.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者30代での中高生への講義の書籍化で、内容も若々しく溌剌としている。 ブルーバックス初版2007年、2023/3は40刷。帯には朝日、毎日、日経新聞の書評があり、朝日書評は「何度も感嘆の声を上げた。これほど専門的な内容を、これほど平易に説いた本は珍しい」と絶賛。20万部突破。 内容は盛り沢山。科学的な神経細胞やシナプスの話から、・意識や感情とは、・「見る」と脳の解釈、・言葉と抽象思考、・記憶のあいまいさの理由、等々、話はどんどん広がり、理解はしきれないが大脳生理学の先端とその広がりに触れた気がする。 読み終えて、人間の脳って、意識って、とても不思議と改めて感じた。

    0
    投稿日: 2023.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    講談社 ブルーバックス 池谷裕二 進化しすぎた脳 中高生に行った大脳生理学について講義録。脳と体、脳と心、意識の条件など 大脳生理学の立場から説明 脳と体の関係性は意外。環境に適応する以上に進化してしまった脳と 脳をコントロールする体という意外な関係性 驚いたのは、人差し指と唇が異常に大きく描かれた 人間のホムンクルス(大脳との関係性から感覚器として重要なものを大きく示す図)。人差し指と唇の重要性を意識したことがなかった 科学者の倫理観を超えた脳解明の野心に執念を感じる。戦争により脳を欠損した兵士の症状研究やネズミにラジコンを埋め込んで自由自在に操る実験から 脳科学を進歩させている 大脳生理学の立場から、意識の条件(表現の選択、短期記憶、可塑性)を提示し、動物の行動や植物人間の反応から 意識の有無を検証している 心とは *脳が作った精神作用 *人に心がある理由は言葉があるため *人に心がある目的は汎化(共通のルールを見つけ出す、一般化する)するため 人は 心を活用して、抽象的な思考をして〜共通ルールを抽出して〜環境に適応していく 「世界があって、それを見るために目を発達させたのではなく、目ができたから世界が世界として初めて意味を持った」

    0
    投稿日: 2023.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高校一年生のときに読みたかった…。 勉強になるとかいう話でなく、ここ5年で読んだ本の中で一番ワクワクした。

    0
    投稿日: 2023.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても複雑な"脳"に関しての内容を、筆者が高校生との対話という形式をとって、分かりやすく伝えてくれる内容 脳の働きに関してざっくりとしながらも、概要を何となく想像することが出来そうな一冊であった

    0
    投稿日: 2023.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中高生のころにこんな話を聞く授業があったら、脳の研究をしたいと思っちゃうかもしれないなあ。私のころは、当時はコンピュータもまだまだだったし、こうした研究も2000年前後から急速に発展しているのかもしれない。

    0
    投稿日: 2022.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳という対象について、中高生と語り合うことを通してその性質の全体像を概観する。 対話形式で進められる4日間の講義では以下のことが語られた。 ①脳の機能における身体の重要性 ②ヒトの解釈は身体構造・言語・経験によって有限的な領域に限られる ③神経細胞による記憶の仕組みとその曖昧性 ④ヒトがその知的能力を行使して生体自体をコントロールすることで自然淘汰に任せる進化論のくびきから逃れていくという転換 このように書くといささか仰々しいが、池谷先生の解説は正鵠を射ており非常に理解しやすく良書。(またそれを聞いている中高生の能力もその補助になっていると感じる) 巻末付録のニューロンの記憶を模倣した行列は人工知能開発においても基幹となるものであり、この解説がここまで簡潔かつ美しくまとめられていることには驚くばかりである。 池谷先生の解説のすばらしさは、重要な概念を平易な言葉で過不足なく伝える技術にある。プレゼンテーターとしても見習うところが多い。

    0
    投稿日: 2022.08.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    研究中の内容や仮説も含め、学生に対して対話形式で語られ、非常に刺激的。SF、オカルト、ホラーファンが読むと色んな妄想が広がる。

    0
    投稿日: 2022.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    めちゃくちゃ面白い 脳の活動の説明が、専門的な単語をなるべく省き、高校生でも分かるように書いてある なぜ人の記憶は曖昧なのか? 人間しさとはなぜ出るのか? 脳がどんな機能を持ってるのか? 意識とは何か? なぜ心が生まれるのか?

    0
    投稿日: 2022.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    視覚は、脳によって歪められているので、実物とは違う可能性があるのことに驚いた。人間の脳には解釈できていないだけで、実際には世界自体が全然違ったりするのかもしれない。 あと、基本的なところだけど、「◯◯をする部分」というのが脳の中に分かれて存在していることに驚いた。その部分がダメージをうけると、それだけができなくなる。生活はできるけど、記憶だけなくなるという漫画のような記憶喪失もそういうことなのか。 あと、脳が先にあって体ができるものと思っていたけど、体が先にあって脳がそれに合わせて変わるというのも驚いた。 驚き通しだ。

    0
    投稿日: 2022.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高校生向けの講義という事もあり、中高レベルの生物の知識が有れば難なく読める為、脳科学の入門に最適だと思う。 トピックはどれも興味深く、語り口調の為非常に読みやすい。

    0
    投稿日: 2022.02.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    むずおもしろい。 1章 人間の脳は力を使いこなせてない ★脳と体は表裏一体。使うことが大事。 →後天的盲目は、視覚野が退化する。逆に手術で視力を得た人は、視覚野が活性化する。 つまり、脳は進化し、使わなきゃ退化する。 2章 脳の解釈からは逃れられない ★意識の定義 →判断できる事。 つまり、脳の入力に対して、自分の意思を持って表現を選択できる事。 ★自由意志と脳 →行動する際、意志より先に脳の運動野が活動を始める。 3章 人は曖昧な記憶しか持てない →完全な記憶は、脳に混乱を起こす。 ★記憶と学習スピード →人は、情報を抽象化して他の事象と関連付ける事で、記憶に深く残す。 よって、学習スピードは無理してあげる必要は無い。 4章 人は進化のプロセスを進化させる →生物は自然淘汰という進化プロセスを経てきた。しかし、人間は進化を止める代わりに、自然を開発して環境をつくりかえることを選んだ。 メモ ・創造的アイデアは基礎知識ありき。 前提知識がなければ、革新的アイデアを出すことは難しい。 ・ど忘れは脳の揺らぎ。 脳の神経伝達の過程には揺らぎがある。 要するに、無意識下で情報を伝えたり伝えなかったりする。 ど忘れは、記憶の問題ではなく、脳の伝達ミスである可能性がある。 ・曖昧な記憶である意義 完全な記憶は、脳に混乱を起こす。記憶を抽象化する事で、少しの違いがあろうと物体を判断できる。例えば、10年会ってない友達を本人だと特定できるのは、曖昧な特徴を抽象化したから。  ☆脳の意思決定 →脳のニューロンはマイナス極。そこにプラスのイオンが介入する事で、スパイクが起きる。すると、シナプスから神経伝達物質が隣のニューロンに放たれる。これが脳の働きの構造である。 ・デザイナーベイビー 体外受精で、良質な遺伝子のみを選りすぐる事ができる。人工的な進化プロセス。 ・科学の限界 化学の基準は「再現性」しかし、科学を認識する人間とその脳は、日々変化するため再現性がない。よって科学は完全じゃない。

    0
    投稿日: 2022.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳について知りたくなる。脳が曖昧なものと思える。現状と問題点と基礎知識がないと発想に結びつかない脳の仕組み。頑張って勉強しよう

    0
    投稿日: 2022.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    •人が成長していくときに脳そのものよりも、脳が乗る体の構造とその周囲の環境が重要。 •上丘がないとスポーツは成立しない •言葉は意識の典型。言葉は表現を選択でき、短期記憶もあり、可塑性がある。 •言葉を知ればその国や社会の構造体系を知れる。 •記憶が曖昧であることは応用できるから重要 •薬が科学に貢献してきた。 •人間は長生きしすぎて本来だったら発症しなくて済んだ病気になっている。 •脳は機能が局在化している。 •必要以上に脳は進化してしまった。体が脳を決めている。 •生きるための知恵として目の前にある多くの事象から隠れたルールを抽出するために、抽象的な思考は重要 •人の脳は柔軟性を生むために発達 •脳は体重の2%程度だが、全身で消費するエネルギーの20%も使っている 二章までは面白かった。視覚野のところとか特に面白かった!問題が発生した状態でどう見えるのか体験してみたい。シナプスの話は難しすぎて無理だった。文系脳には厳しい。ただインターネットと脳の違いは今までで1番納得した。

    0
    投稿日: 2021.11.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ちょっと古い本(単行本の初版が2004年)だが、脳について科学的、だけでなく哲学的にも語られており、今でも読む価値あり。しかも、高校生との対話式の講義を本にしたものだから、わかりやすい。

    0
    投稿日: 2021.10.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この著者の本はどれも簡単に噛み砕いた文章で書かれており、専門知識のない人でも読みやすいなと思う。 章が細かく分けられているのでスキマ時間に読める。

    0
    投稿日: 2021.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「心は脳から出来ているの?」誰もが疑問に思うような質問から脳の働きについて学んでいける1冊。 自分が意識している以上に、脳の影響を受けていることに驚いた。例えば、視覚。盲点は周りの映像に合うように脳が解釈して補完している。視覚の端には色を捉える視神経がないため、何色か見えないはずなのだが、脳が色をつけてくれている。意識は脳の解釈を想像以上に受けている。

    0
    投稿日: 2021.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【まとめ】 1 進化しすぎた脳 人間の臓器の中で、場所によって働きが分かれているのは脳以外にはない。聴覚野では個々の場所によって聞き取れるヘルツ数が代わり、体性感覚野にいたっては、脳場所に応じて指、舌、足など対応する体の部分が細かく決まっている。 視覚野に届いた情報は、側頭葉に向かう「何」を見ているか=「whatの回路」と、頭頂葉に向かう「どんな」状態か=「howの回路」とに分かれ、処理される。そのため、この部位を損傷すると、ペンやボールが目の前にあってもそれが何かわからないが、触ると(触覚を使うと)わかるようになる、といった現象が起こる。 これを利用したのがネズミを電気でコントロールする実験だ。 ネズミの脳に3つの電極を刺し、うちふたつはヒゲを感じる脳部位に、もうひとつは報酬系に刺す。ネズミは「右側のヒゲが触られたな」と思ったとき、右側に動く。そこで、右に動くと報酬系が刺激されるようなリモコン装置を作っておく。また、「左側のひげに何かが触ったな」とネズミが感じて左側に動くと、これまた報酬系が刺激されて報酬が得られるようにしておく。そうすると、ネズミはどんなに美味しいごちそうが目の前にあっても、右左、右左と、リモコン装置の操る人のとおり、報酬を求めて死ぬまで移動しつづけるのだ。 生まれながら指がつながったままの人の脳を調べてみると、5本目に対応する場所が無い。これは、人間の体には指が5本備わっていることを脳があらかじめ知っているわけではなく、生まれてみて指が5本あったから5本に対応する脳地図ができたのだと考えられる。また、4本の人が手術をして後天的に5本にしたとする。そうすると、わずか一週間後には5本目の指に対応する場所ができ、動かすことができるようになった。 つまり、脳と言うのは入って来る情報に応じて、臨機応変でダイナミックに進化しうるのだ。 生まれ持った身体や環境に応じて、脳は自己を生成していく。人間にもし手が10本あれば、それに対応する形で脳が適応できていたかもしれない。 人が成長していくときには、脳そのものよりも、脳が乗る体の構造とその周囲の環境が大切なのだ。逆にとらえれば、脳と言うのは身体に比べて過剰に進化してしまった、と言えるだろう。人間の全能力がフルで使いこなされていないのは身体に制約があるからだ。 2 感情は脳の解釈にすぎないのか? 脳は、目で見えていない部分や気づかない部分についても、まるで穴を埋めるかのように自動補完する機能がある。 例えば、眼の網膜。網膜は中心に近づくにつて、色を感じる細胞の密度が高くなっていくが、周辺にいくと密度が下がるどころか、ほぼゼロになってしまう。そのため、人間の見ている世界は、視野の中心部のごく狭い範囲しか色が見えておらず、周辺部は白黒に映る。にもかかわらず隅々まで色が見える理由は、脳が色を勝手に埋め込んでいるからだ。 人の活動の大部分を占める「見る」という行為でさえ、脳が無意識のうちに補完をかけている。そう考えると、人間が意識的に行っていることはいったいなんなのか? ●筆者の考える「意識」の最低条件 ①表現の選択 ②ワーキングメモリ(短期記憶) ③可塑性(過去の記憶) もっとも原始的な人間の感情は「恐怖」であり、恐怖という感情を生み出すのは「偏桃体」という脳の場所である。重要なのは、偏桃体が活動していれば危険を回避できるが、偏桃体の活動には「こわい」という感情はどこにも入っていないこと。偏桃体が活動してその情報が大脳新皮質に送られると、そこではじめて「こわい」という感情が生まれる。動物は「こわいから避ける(感情→行動)」ではなく、こわいかどうかという感情とは無関係に避けているだけだ。「こわい」「かなしい」といったクオリア(我々が意識的に主観的に感じたり経験したりする「質」のこと)は、神経の活動の副産物、つまり幻想でしかない。 見るとは、物を歪める行為であり、一種の偏見である。その理由は、世の中は三次元なのに網膜が二次元だからだ。二次元の網膜に映ったことを脳は強引に三次元に再解釈しなければならない。これは脳が背負った宿命である。 見るという行為は、おそらく人間の意識ではコントロールできなくなってしまった。僕たちは脳の解釈から逃げることができない。見えるというクオリアは、脳の不自由な活動の結果なのだ。 3 あいまいな記憶 人がなぜ抽象的な思考をするのかというと、おそらく生きるための知恵として、目の前にある多くの事象の中から隠れたルールを抽出する必要があるからだ。 人間の記憶は他の動物に例を見ないほどあいまいでいい加減だが、それこそが人間の臨機応変な適応力の源になっている。そのあいまい性を確保するために、脳はものごとをゆっくり学習する。色んなものを見て、それらに共通している特徴を抜き出すために、脳の判断は遅くなっている。 では、あいまいさが発生する原因はなにかというと、シナプスが情報を伝達したりしなかったりするからである。 脳は、電気信号を発して情報をやりとりする神経細胞のネットワークによって成り立つ。そのネットワークをつくる神経細胞の接続部をシナプスと呼ぶ。シナプスに向かって活動電位(スパイク)が来たら、次の細胞に向かってその情報を伝えるために物質を放出しなければならない。しかし、必ず放出されるわけではなく、シナプスによって確率が違う。例えば筋肉をつかさどっている運動系のシナプスはほぼ100%の確率で放出されるが、大脳の細胞などは確率がとても低く、場合によっては20%の確率でしか起こらない。これが理由で、脳の正確性はあいまいなのだ。 4 人間は進化のプロセスを加速させる アルツハイマー病が自然淘汰されなかったのは、ほとんどが歳をとってからの病気だからだ。人間という動物は長生きをしすぎため、本来だったら発症しなくて済んだ病気にもかかるようになっている。 今人間のしていることは自然淘汰の原理に反している。いわば逆進化だ。現代の医療技術がなければ排除されてしまっていた遺伝子を人間が保存している。その代わりに人類が何をやっているかというと、自分自身の体ではなく環境を進化させている。環境に合わせて身体を作り変えるのではなく、逆に環境を支配してきたのだ。 現代では「進化のプロセス」自体が進化し、新しい進化法が生まれようとしている。

    15
    投稿日: 2021.08.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    内容は古いので修正箇所はあれど、専門知識を非常に明快に噛み砕いて説明されるので大脳生理学の取っ掛かりとして素晴らしい本でした。ずっと手元に置いておきたい一冊。

    0
    投稿日: 2021.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『記憶力を強くする』でおなじみの池谷先生のこちらも大ヒット作。ブルーバックスの中の定番の一冊。池谷先生が中高生に対して行った脳科学の特別授業を書籍化したもの。 79 - 生まれつき指が4本しかない(2本がくっついている)人の脳を調べたら、4本の指をコントロールする部位しかなかった。しかし手術で指が5本になると脳のほうもそれに対応し、1週間後には5本目をコントロールする部位が発生していた。脳の限界を決めるのは身体だということ(脳は全ての能力を使っていない=進化しすぎた脳)。 102 - 前頭葉を損傷した人は、がらっと性格が変わってしまった。 170 - 自由意志の話。好きな時にボタンを押す、という時の脳波を見ると「ボタンを押そう」という意志より先に、運動野が活動を始める。つまり動き始めてから「ボタンを押そう」という意志が現れていることがわかった。 187 - 脳の記憶は曖昧であることが大事。脳に曖昧さがなかった場合、今日会った人が次違う服を着ていただけで「別人」と判断してしまう。 283 - アルツハイマーは9割は遺伝ではなく、突然発生する。 301 - アルツハイマーが発症する原因はβアミロイドという毒素が脳に溜まるから。その新療法はβアミロイドを注入するというもの。 309 - アルツハイマーが発症するのは年老いてから(子孫を残した後)。つまり自然淘汰の中では消えない病。進化のメカニズムが自然淘汰だとすれば、いま人間がやっているのは逆進化(自然淘汰されそうな遺伝子を医療によって残している)。進化することをやめて、環境を進化させているのが現在の人類とも言える。 317 - 脳は複雑系。シンプルなメカニズムで動くシナプスが大量に集まることで予測不能な挙動をする。アインシュタインは「法則はシンプルなほど美しい」と言ったが、その時代の人はまだ複雑系の力を知らなかった。

    0
    投稿日: 2021.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「脳はもっともっとポテンシャルを秘めている」 脳は身体というハードに合わせて進化するとのことです 4本指で(2本くっついて)生まれても後天的に手術で切り離せば5本目の指を動かす脳の部位が生まれます。 端的にスポーツや音楽でもそうですがタイピングも脳が鍛えられるからスピードが上がるんでしょうね。 もしかしたら義指や義手を脳で直接動かせるようになる時代も近いのかもしれません。 「脳が乗る体の構造とその周囲の環境が大事」 「能力のリミッターは脳ではなく体」 脳のポテンシャルは恐ろしく高くて人間のハードの状況が追いつけば例えばテレパシーとかも可能なのかもしれません。 脳の思考が超音波で出せるならそれを受容する脳機能が鍛えられたらそれはまさにテレパシーなんやと思います。 誰もやったことない、やり方がわからないだけでそれが解明されればできるようになるんやと思います。 「正しい知識をいかに持っているかどうかでアイディアを思いつくかどうかもまた決まってくる」 「やっぱり日頃の勉強や努力のたまもの」 これは最先端の脳科学だけでなく理系文系問わず真理やと思います。 知識があることである程度道筋は絞られるわけで あとはいかに思考の中で展開していって最適解を見つけるかだけなんで。 この真理は知ってるか知らないかで努力の方向性を正しく導けると思います。 「いまの人間の脳は宝の持ち腐れ」 ニュータイプの時代はそこまできてるのかもしれません。 結局この本を読んで一番驚いたのはここかもしれません。 人間の脳にはめっちゃ可能性があるんやなあと。 ただ今すぐテレパシーとか背中に羽を生やすとか無理なんで今できることで脳力を高めていきたいと思います。 早く本を読むのもそうです。 自分の限界を超える。 そのために脳の仕組みを知る。 これは僕だけじゃなく全ての人の役に立つことなんかなあと思います。 本書は子供達に読んでほしいです。

    1
    投稿日: 2021.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳科学がマイブーム。分厚い本だけど全ては読んでいない。人間の記憶できる量なんて限られているんだから、全てを読んで記憶しようとは最初から考えない。 この本から学んだことは ①人間の記憶は曖昧だからいいってこと。写真のように見たものを完璧に記憶してしまうと、融通が利かなくなる。初めて会った人を写真のように記憶してしまった場合、次回会ったとき服装や髪型が変わってしまうとそれは別人になってしまう。人間は記憶の曖昧さがあるから、同一人物として認識できる。声色や顔のパーツなどそこまで変化しない不偏的なものを特徴として記憶している。 ②人間の心を司っているのは、前頭葉 150年前に工事現場で働く、心が優しく誰からも信頼される人がいた。しかし不慮の事故で直径3センチの棒が頬から頭蓋骨までを貫通した。幸いにも一命をとりとめたが、性格は一変してしまった。口汚くなったし、下品なことを言うようになった。このことから前頭葉と心は相互関係にあることが確認できる。

    0
    投稿日: 2021.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    先に同著者の『単純な脳、複雑な「私」』を読み、面白かったので購入。 本作も(主観的に)新たな発見に満ちており、また門外漢にもわかりやすく説明してくれるので非常に楽しめた。ただ自分が化学をまじめに勉強してこなかったため、イオンの話が出てくるあたりについては難解に感じた。 以下は面白いなと思った内容のメモ。 ・脳みその容量は賢さと必ずしも比例しない ・優秀な肉体がないと脳の機能を生かし切れないが、肉体は生存に必要な形にとどまるので余計な機能をつけてくれない ・世の中は三次元,網膜は二次元 ・好きになるのは無意識なので、なんで好きかという意識的な理由づけはできない ・脳の扁桃体が恐怖を作る(ただし扁桃体で感情は生まれない。大脳皮質に送られて意識に怖いという感情が浮上する) ・恐怖がなくなる(扁桃体を失う)と恐怖の学習ができなくなる。本能がむき出しになる。 ・人間、感情やクオリア(覚醒感覚。生々しい感覚。表現を選択できない)を前提に動いているわけではない

    0
    投稿日: 2021.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳科学に関してはあまり知らず、意思決定の仕組みの本を読んでいたらSongmuさんがツイートしていて読みたくなって読んだ。 脳が体を支配しているのではなく、体も脳に影響を与えているという相互作用の話が面白い。 無理やりにでも行動・努力することは脳に行動を植え付けるという点で大事なのだなあと。 追記 またこの話で感銘を受けたのが、なんでも解体することでわかった気になるのはよくないということ。 細部と全体は相互に作用しており、どちらも着眼するのが大事だというのは、仕事においてもそうだと思った。戦略と施策

    0
    投稿日: 2021.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アメリカ慶応の高校生8名に若き日の著者が講義した内容。賢い若者たちにとってはどれほどわくわくする時間だっただろう。細切れの時間で読んだので、こちらは内容についてはちっとも頭に入らなかったけれど。脳の認識があいまいだから、むしろ個々には違う固体がみな同じ人間とか犬とかわかるというのは興味深かった。不足している情報を脳が勝手に補足して全体像をとらえるというのもおもしろい。今頃読んだけどもう10年以上前の本だから、実際の研究は格段に進んでいるのだと思う。

    0
    投稿日: 2021.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳は進化しすぎていて、人間はその殆どを使いこなせていないということが分かった。「宝の持ち腐れ」という表現で書かれていた。使いこなすには手指が20本あったり、超音波を使える様になったりと体の機能性を格段に高める必要があるが、体は環境に適応するもので、ホモ・サピエンスも他種と同様に必要な進化を遂げてきた。そこで運動能力(小脳)より知性(主に前頭葉)を発達させてきた。人間を操るには現状よりもかなり小さい脳で十分。 言語が抽象化する力の源泉であり、抽象化することで適応能力が発揮される。 人間が発揮している力は氷山の一角に過ぎない。 脳の仕組みを細かく記載されている書籍でした。その仕組みを理解したうえで、今後の人生を充実したのもにするためにどのように行動していけば良いか考えていきたい。

    0
    投稿日: 2021.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私たちの脳は宇宙と同様に、まだまだ解明されていないことばかりです。脳科学の研究者たちの発表するエビデンスが、短期間で覆されてしまうことからも理解できます。 最終章での、単なる趣味の範囲を越え、社会のためになると考え、何度も失敗を繰り返しながら地道な努力をしている彼らのコメントは、自分の行動を見直す良いきっかけになりました。

    0
    投稿日: 2021.03.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ど素人だが非常にわかりやすく面白かった。 体は脳の進化の器に過ぎないという点は、まさにパラダイムシフトだった。

    0
    投稿日: 2021.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    対話形式で読みやすく、分かりやすいと思って読み進んだのですが、後半はやはり専門的な言葉や脳科学の内容が多くなり、よく理解出来なかった。 唯一わかったことは、人間の脳は凄いと言うことです

    0
    投稿日: 2020.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    先輩に貸していただいた本。 進路を決めるきっかけになったのだとか。 何故その事象がおきるのか理解するって楽しいなって思えた。 脳波で動かせる義手の話とか、その他いろいろ。

    0
    投稿日: 2020.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    難しい内容を素人でもわかるよう脳の不思議を説いてくれる一冊。 まだまだ未知なところが多い脳に興味が湧きました。

    0
    投稿日: 2020.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初は読みにくいかなと思ったけど、読み進めていく内にどんどん引き込まれた。脳って面白いな。学生の時に手に取りたかった。続編の本も読みたい。

    0
    投稿日: 2020.09.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳科学に対する見方を全く変えるきっかけをくれた本。学生の頃に出会ってみたかったって心の底から思いました。

    0
    投稿日: 2020.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    脳のイメージが変わる。 脳と聞くと、「コンピュータ」のような正確性と、「心」のような精神性を、漠然とイメージしていた。(双方相入れないものなのに。) 本書を読むと、正確性よりもいわば漠然性・曖昧さが脳を特徴づけていて、それは決して欠陥ではなくそれこそが人間を高尚たらしめていることがわかる。 また、心を持った人間として日々数々の判断・選択を自由意志の下で行っていると思いきや、実はそうではなく条件反射的に行なっている部分が大きいことも。意外。 そして本書を読んでなお、いや読後だからこそ残る疑問。心って結局何だろう… そういった意味でも、「これが真実!」的な語り口ではなく、まだまだ解明できていないことだらけであることを真摯に受け止めた訥々とした運びにとても好感がもてた。 知的好奇心をくすぐられる良書。

    1
    投稿日: 2020.08.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    体が脳の地図を決めていることにほえーとなった。、脳は体に指令を出すが、脳は可塑的なので例えば指が6本になれば対応する場所ができるはず。第3の〇〇的なものと接続すれば、脳は新たに対応できるんだろうなと想像する。 身体と環境をどう整えるかが自分の脳にとっても大事だといえる。 可塑性や自由意志はヘーゲルを考え直す契機。哲学は科学を踏まえて再構築されなくては

    0
    投稿日: 2020.06.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    04年刊行。池谷裕二薬学博士による大脳生理学の入門書。高校生への講義形式で談話調。 最終章はブルーバックス版からの収録で、大学の研究員たちとの鼎談になっているのだが、そこでは科学=万能ではないことに触れている。意思決定過程はそれが実行される2秒前に脳が決めていて(脳波を調べるとわかる)体はそれに従うだけ。その決定は脳の自発活動の「ゆらぎ」状態いかんによる。つまり「ゆらぎ」をコントロールできれば脳の決定に先んじられるわけで、自律神経のパターンを可視化できれば、それに同調して(つまり自律ではなくなる)コントロールが可能になる。これを応用して全身麻痺患者の車いす操作などに役立てることなど検討されている。 研究員のひとりが池谷同様物理学出身で、複雑な計算モデルを作って脳をシミュレーションする入出力相関アプローチをとるのだが、これには限界がある。脳はコンピュータと違って、単純な順列処理にくわえ並列処理もできる。コンピュータが億単位の順列処理ができるのに対し、脳は100個程度のシナプスを経過させるだけで言語など複雑な処理ができる。これは脳が常に活動を続けて変化しているのにくわえ、身体と繋がって大きな影響を受けていることも関係している。そのうえで、脳科学から人間の意志、こころを解明するのは不可能ではないか、と提言。脳波を調べてデータを出してもそれが意志か(当人の表現を伴うかどうか)は調べられない。 以下きになったところをメモ 第一章。 人間は脳の力をつかいこなせていない。 ネイチャー掲載の実験。ネズミの脳に電極をつないでラジコンにした。これはネズミが右左に移動する運動神経と、快感を感じる報酬系とよばれる神経とどちらも組み合わせてできている。このように動物の脳は役割分担があちこちに散らばっている。肝臓のようにどこを切り取っても同じ機能というわけではない(そのため肝臓は一部を切り取っても問題ない)。逆に幼少期、脳の一部が損傷をうけても、活動可能な部位に役割が散らばって結果的に健常者と同じ脳機能を持っている例も確認できる(成人して脳の役割が確定した場合はこの限りでない)。指が2本つながった人のくっついた2本を切除して1本ずつにしたところ、わずか1週間で5本目の指の感覚を脳の中につくりだされ正常に動いた例もある。つまり脳の地図は身体が決められる。 以上のことから脳には潜在的な可能性が秘められているが、人間の身体に必要なだけの機能しかしていないともいえる。 第二章。 人間は脳の解釈から逃れられない。 脳と意識・こころの問題。昔ケプラーが、頭のなかには小人がいてその人が考えている、といった。しかしすぐに思い浮かぶ反論がある。その小人のなかにも小人がいて、その小人の中にも、、と無限後退していく。 意志の条件は3つ。表現の選択ができ、短期記憶、可塑性がある。 錯覚のしくみ。 視神経は100万本といわれているが、100万画素の動画カメラ程度を考えると、とうていなめらかに動くとは思えないのに、なぜ目に映る映像はガクガクにならないのか。それは脳が補正しているから。 例。盲点を使った実験(まわりの色にあわせて盲点の色を埋める)や、遠近感覚ゆえに平面の本来同じ長さの図形を見間違う実験、視野の隅はほんとうは色が識別できないが脳が補正しているなど。 脳が映像を識別できる時間は1/30秒で、それ以下は「同時」と感じる。また色、形、運動を認識する部分も別々に存在する。 運動と色を認識する神経は別々であるためどちらかの神経が破壊された脳をもつ患者には、対象物が動くとみえなくなる、対象物の色がなくなる(白黒)ように見える。 逆に、われわれが、赤いリンゴが転がった、と認識する時それは同時ではなくて、赤、つぎにリンゴ、最後に転がった、と認識する。そのあとでそれをまとめあげて赤いリンゴが転がったと認識する。 右脳損傷患者が左側の視野を認識できないにもかかわらず、感情的には反応できる(左側が倒壊したビルを見せられて、見えないのに「住みたくない」と答えた)。これは、盲視blind sightとよばれる。見た情報は視床から神経をつたって脳に行くが、同時に目のまんなかにある上丘というところでも見ている。ここはもっと原始的(反応も速い)で感情のような無意識に働きかけていると考えられる(あるいは野球のボールを投げられたときに瞬時に撃ち返せるような「視力」のもと)。 人間は視覚によって世界を認識しているわけで、たとえば光の三原色赤青緑は、たまたまその波長を認識できる色細胞をもっていたからそのようにいわれているだけで、赤外線も認識できたら世界の見え方はもっとちがう。もっと長いラジオ波が見えたら、ラジオ波は屈折できるのでビルのむこう側もみえるようなゆがんだ世界になるかも。 以上のように、視覚によって世界を認識させられているのは、意識しているのではなく無意識に属した感覚といってもいい。 もっとも原始的な人間の感情は恐怖。進化上必要だったからこれは理解しやすい。恐怖を生みだしているのは扁桃体。しかし扁桃体自身が恐怖を感じているわけではない。扁桃体が大脳皮質に作用してはじめて恐怖が生まれる。扁桃体を刺激するとデータを記憶したりするが、それと同時に大脳皮質でこわいという恐怖が生まれる。 扁桃体を切除した猿は、本来怖がるはずの蛇を食べようと近づいて全く怖がらなくなる。同じく怖がるはずの犬にも近づいて交配しようとする。あるいはやはり扁桃体を切除した猫のオスメス4匹をおりにいれておくと、オスメス関係なく交配しようとする。扁桃体が切除されたことによって、抑制されていた本能が解放されたわけだ。 言語は意識の最たるもの。動物との比較で人間の特異性をみてみる。 猿でも訓練すればいくつかの言葉を操ってコミュニケーションがとれる。しかし猿が自発的に言語を学んで勝手にしゃべれるようになることはない(また人間が言語を操っている時の脳の反応とは別の部位が反応しているため、人間とはべつもののようだ)。あるいはミツバチのは8の字ダンス。えさのありかをその距離に応じてダンスで示す一種の言語と考えられるが、初めに定義したように、これは意志の条件を満たしていない。すなわち、表現を選択できず、ダンスでしか示すことができない。 言語は抽象的な概念を扱うことができる。ウェルニッケ失語症にかかった学者が、1+1のような簡単な計算ならばできるのだが、それ以外はYESNOで答えられる質問にしか答えられなくなってしまった。当然仕事もできなくなった。このことから高度な人間の知性は言語に依存しているとおもわれる。 意志を確かめる実験で、好きな時にボタンを押すよう指示を出し、脳波を調べる。すると行動にうつる1秒前に脳波が確認できる。つまり無意識に支配されて自由意志だと錯覚している。クオリア(世界に対しての実感。質感。ラテン語)に先立って無意識な脳の活動がある。クオリアは無意識の副産物にすぎない。

    0
    投稿日: 2020.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もうだいぶ古くなってしまいましたが、デイビッド・J・リンデンの著作「脳はいい加減にできている」を評価しているということだから、これは読まねばと思い、中古本を書いました。やはり期待に違わない著作。脳は、まだまだわからないことだらけで永遠にわからないこともたくさんあるだろうということを匂わせつつ、当時の最新の学説をわかりやすく解説するとともに、哲学のテーマでもある「自分とは?」「意識とは?」にも積極的に解明しようとトライしてる感じがとても好印象でした。

    1
    投稿日: 2020.03.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    また読みたい。脳について知れて、 すごくおもしろかったんだけど、 何がおもしろかったのかと聞かれると答えづらい。 読んだ瞬間は、おお!ってなるんだけど、 考える事に慣れていない僕の脳みそは、 すぐに読んだ内容を忘れようとしてしまう。 しかしながら、 脳にとって忘れるということも大事な機能だとすれば、 忘れるということは恥ずかしい事ではない。 たとえ本の内容をすでに覚えていないとしても、 とにかく僕はこの本を読んだのだ、 それでいいじゃないか。

    0
    投稿日: 2020.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もう一回読みたい本。今まで触れたことの内容が多かったので咀嚼できていないけれどもわかりやすく面白い。

    0
    投稿日: 2020.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すごく面白かった。 まず、自分たちの見えている世界は、目から入ってきた情報を、脳が補って補って完成しているということ(目からの情報は2Dだけど、3Dに見えてるし、他もいろいろ)。他にも当たり前だと思っていたことが、実は違う仕組みで起きているということがたくさんあって、すごく勉強になった。 科学的な脳についての現象だけじゃなくて、心、意識、感情ってなんだろうっていう哲学的な部分にも踏み込んでいてすごく考えさせられた。 10年以上前の講義の話なので、最前線ではないかもしれないけど、今読んでも十分に楽しい一冊でした。 情報がたっぷりすぎたので、またもう一度読んでみたいと思った。

    0
    投稿日: 2020.01.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    3年半程前に「単純な脳、複雑な『私』」を読んで以来、久しぶりに池谷さんの本に出会いました。昔読んだ本がこの本の続編だったんですね。 今回も本当に分かりやすく教えて頂きました。 「世界があってそれを見るために目が発達したのではなく、目ができたから世界が世界としてはじめて意味を持った。」はまさに衝撃を受けました。身体に脳が制約を受けていること、脳の曖昧さの凄さ、ホント宇宙。池谷先生にまた最新の情報を分かりやすく教えて貰いたいです。

    0
    投稿日: 2019.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「進化しすぎた脳」池谷裕二著、ブルーバックス、2007.01.20 397p¥1,050C0245(2019.11.13読了)(2019.11.03借入)(2007.02.07/3刷) 副題「中高生と語る「大脳生理学」の最前線」 何かで紹介されていたので、いつか読もうと思っていました。図書館にあったので借りてきました。新書にしてはちょっと分厚いですが、興味深く読めました。 視覚については、目から入った情報を脳があらかじめ人間が生きてゆくのに役立つように加工して意識に渡しているので、現実のものと違うことがある、というのは興味深く読めました。本当は目に映っていないのに、勝手に補正してしまう。等 【目次】 はじめに 第一章 人間は脳の力を使いこなせていない 講義をはじめる前に みんなの脳に対するイメージを知りたい 心と脳の関係を人間はどう考えてきたんだろう  ほか 第二章 人間は脳の解釈から逃れられない 「心」とは何だろう? 意識と無意識の境目にあるのは? 前頭葉はどうやって心を生んでいるのか  ほか 第三章 人間はあいまいな記憶しかもてない 「あいまい」な記憶が役に立つ!? なかなか覚えられない脳 言葉によって生み出された幽霊  ほか 第四章 人間は進化のプロセスを進化させる 神経細胞の結びつきを決めるプログラム ウサギのように歩くネズミ 情報のループを描く脳―反回性回路  ほか 第五章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか なぜ脳科学を研究しようと思ったのか? 手作り感覚こそが科学の醍醐味 脳は常に活動している  ほか 付論 行列を使った記憶のシミュレーション ブルーバックス版刊行に寄せて 参考文献 さくいん ●脳の大きさ(38頁) 脳が大きければ大きいほど、それから脳のシワの数が多ければ多いほど賢い、という通説は正しくないんだ。 ●会話(60頁) 会話には聴覚だけでなく、視覚も多いに関わっていることがわかってくる ●脳の地図(80頁) 指が4本。そういう人の脳を調べてみると、5本目に対応する場所がないんだ。 脳の地図は脳が決めているのではなく体が決めている ●脳の機能(101頁) 脳の機能は局在化していて、脳の場所ごとに専門化している ●前頭葉(102頁) 人間の個性や性格、心や意識、そういったものを生んでいるのは前頭葉なんじゃないかと言われてきている ●立体視(107頁) 人間の目はね、一方だけでもちゃんと立体感を感じるんだよ。 ☆関連図書(既読) 「頭脳」林髞著、カッパブックス、1958.09.25 「脳の話」時実利彦著、岩波新書、1962.08.28 「100億の脳の細胞」塚田裕三著、日本放送出版協会、1966.10.25 「脳と言葉」荒井良著、社会思想社、1982.09.15 「幼児期と脳の発達」荒井良著、主婦の友社、1983.07.01 「唯脳論」養老猛司著、青土社、1989.09.25 「私の脳科学講義」利根川進著、岩波新書、2001.10.19 「痴呆を生きるということ」小澤勲著、岩波新書、2003.07.18 「認知症とは何か」小澤勲著、岩波新書、2005.03.18 (2019年11月19日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 『記憶力を強くする』で鮮烈デビューした著者が大脳生理学の最先端の知識を駆使して、記憶のメカニズムから、意識の問題まで中高生を相手に縦横無尽に語り尽くす。「私自身が高校生の頃にこんな講義を受けていたら、きっと人生が変わっていたのではないか?」と、著者自らが語る珠玉の名講義。

    4
    投稿日: 2019.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    学生の時にぼんやり考えていたことが、10年越しに答えをもらった感じがした。考えることはおもしろいと思える瞬間。同時に、本を読むのはやめられない。

    0
    投稿日: 2019.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昔読んだ本。さるに電極を刺す実験が印象的で今も覚えている。人間は脳の大部分を使いこなせていないなど、脳について学習できて面白かった。

    0
    投稿日: 2019.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まるで近未来SFの序章のようなタイトルだが、副題の通り、中高生向けの脳科学紹介が主題。 脳構造の進化や脳内物質の化学的機能を細かに語るのではなく、意識や視覚、記憶の実態など、機能を中心に講義形式でわかりやすく解説される。 なかでも特筆されるのは、肉体とのつながりについて。 肉体を支配する司令塔と思われている脳が、いかに肉体に支配され、肉体とともに成長するのか。 なぜ脳のサイズが等しいイルカは人間ほどの知能を持たないのか、なぜイカやタコは小さい脳で多数の手足を動かせるのか。 『人間の脳は3%しか使われていない』みたいな都市伝説は最近では下火になったが、例えば脳波で動かす義手を子供の頃から装着した場合、脳構造は大きく変化する余地を残しているかもしれない。 しばし脳力とは記憶力と同一視して語られることがあるが、記憶は正確でないからこそ、特徴を抽出し、意味を見出し、状況を理解することを可能とする。 どの脳力が優れているか、どう役立つかは時代によって変わる。人には得意・不得意、向き・不向きがあることはどうしようもないが、せめてこの本を楽しんで読めるという奇跡は忘れないでいたい。

    1
    投稿日: 2019.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    池谷先生が、中高生と対話しながら最新の脳科学について解説。理系の素養ゼロのわたしでも楽しく読めました。わかりやすい。

    0
    投稿日: 2019.04.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    夫からのオススメで読みました。 大変面白い! 脳の概念が覆されました。 脳は体によって制限されているという事実。 意識自体がとても曖昧だということ。 感覚器はとても曖昧で、我々は脳が作り出した想像の世界の中で少しの感覚によって生きているということ。 色んなことが驚きだった。 色んなことが自分の思い込みなんじゃないかと思わされた一冊。

    1
    投稿日: 2019.03.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者は脳科学をガチで研究している方なので、頭モジャモジャのビジネス脳科学者とはちょっと違います。 高校生に対して授業をしているという体で(もしくは本当にした?)話が進みます。かと言って話が冗長でわかりにくいかというと全くそんなことはなく、内容がスルスル頭に入ってきます。 色を司る第4次視覚野が壊れると世界が白黒に見えるとか、物の動きを司る第五次視覚野が壊れると動いているものが見えなくなるといった話がとても興味深かったです(現実にこのような人がいるようです)。 あと、目の解像度は100万画素くらいなのに、なぜくっきりきれいに滑らかに見えるのかとか、盲点の話など、全ては脳が勝手に補完しているからそのように見えるという話も個人的にはかなり「へぇ~」でした。 2007年の本なので、現在はもっと進んでいると思いますが、脳について知りたいと思ったら読むべきです。

    1
    投稿日: 2019.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳の働きについて。 身体性が脳の活動を規定している話、曖昧に覚えることで応用が聞く話など、かなり面白かった。(しかも分かりやすい)

    0
    投稿日: 2019.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ☆頭の中にプロトタイプ(言葉、イメージ)があって、それとして見ている。(見えるのではない。) ☆脳の機能は体の機能の反映。 朝日出版社版(2004)に参考文献と索引を加えた。

    0
    投稿日: 2019.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んでてイライラするなぁ 内容よりも、著者の知性の品性、品格が乏しい 知識もあるし、知性もあるんだろうけど、品性が足りないから、出来事の理解に本人は気づいてない歪みがあって、それが醜悪だ まず、人間を進化の先端だと思い込み過ぎる ただの生命のバリエーションでしかないと思い知ってから始めるべき 人間を特殊扱いするうえでも、許されるなら独自性とすべきでしょう 最後まで耐えられるかしら、、、と思いながら読み切る 脳と身体構造のやむにやまれぬ関係というのが、人間の構造という型に沿うことで発展していくことと、型があることの限界が、いつも僕にとっての世界を捉えるテーマのひとつなんですが、そのあたり書いてあったことは嬉しい でも、この著者のことは好きになれないな 人間のつくるものは全て人間の形をしてる 人間の形を脳はどこまで拡大解釈できるか、というのが人間のやってることの全てですよね

    0
    投稿日: 2018.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    池谷さんの本を読むのは2冊目(以前読んだのは『脳はなにかと言い訳する』)ですが、最先端の情報を分かりやすく、おもしろく伝えてくれるのが魅力的です。 10年以上前の本ですが、まったく古さを感じないし、また読み返しても何度も楽しめそうな気がします。中高生を相手に話した内容を本にしたところがいいですね。

    0
    投稿日: 2018.11.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳科学について高校生に講義した内容。目からうろこの話がぽこぽこ。脳って不思議だな。また、意識ってほとんどが無意識なのかと思った。体が脳を作るって話も面白かったな。

    0
    投稿日: 2018.10.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    普通に生活してて考えた一部のことの答えになるかもしれない 非常に読みやすく脳科学の入門に読むのに特に適していると思う エンタメとしても面白く意外なことがたくさん詰まっている

    1
    投稿日: 2018.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2007年発行。中高生向けに行われた脳科学の講義。 発行が10年前なので内容が最新なのかどうかは 分かりませんが面白かったです。

    0
    投稿日: 2018.08.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『進化しすぎた脳』(池谷裕二) やはり期待を裏切らない。 この人の本は脳科学という分野から覗くことができる世の中の事象を脳科学を学ぶ教室で語ってくれるところが好き。 この本は、出版された池谷裕二氏の本のなかではもう古い方に入るのかもしれない。私は、彼が出した最近の本から徐々に遡って読むようになってきた。 でも、色褪せた感じはしなかった。 時代の最先端の研究分野だから、次々に新しい研究結果がでて新しい事実に塗り替えられている部分も多いことだと思うけど、私たち一般peopleが生きていくなかで、既成概念が覆されることが起きていないのだから、私としては読み物として向き合うことに専念できた。 「分かり易い」や「面白い」といった表現を突き抜けて、「ワクワクさせてくれる」テーマ選定とそこへの切り込み方が良いのです。「哲学を科学で語る」みたいな感じで、 哲学書では難解な言い回しになるのに、池谷裕二氏は脳科学の研究成果をアナロジーに、哲学の世界に投影させる。 『やっぱり、学問は楽しい』とぶるっとさせてくれる。

    3
    投稿日: 2018.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    再読が必要な本。 アルツハイマーの仕組みや原因を一つ一つ解説し、「なるほど!」と思わせたところで「でもね…」と短絡的な発想で治る病ではないことに気が付かされる。 さすが、人間の司令塔というべきか、一対一の関係で良くなったり悪くなったりすることはない。むしろ悪くなる方が簡単である。 しかし複雑なくせに、かなり単純にもできている。 人の司令塔でもあるが、身体が司令塔の構造を変えることもあるという話には興味を持った。

    0
    投稿日: 2017.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    最新の脳科学を通して脳の仕組みを高校生に教えた講義を本にしたもの。脳科学に対する知識はつくが、「意識とは何か?」という究極の問いに対する答えが消化不良気味。脳が実は人間の体と偶然に支配されているという事実は面白かったが、なぜ脳神経が発火するのかが分からないので、結果として「意識」と「記憶」の仕組みが理解できない。脳科学の限界なのだろうが、やはりそこが最も知りたい。

    0
    投稿日: 2017.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     「目ができたから、世界ができた」っていう項目に、目ができたから世界が世界としてはじめて意味を持つのだとか・・・光子を目で受け取り、その情報を解析して、認識できるようになって、はじめて世界が生れるわけだ。  目のある動物にも見え方に違いがあって、カエルなどは動くものしか見えないので「ニュートンの法則」は成立しない(P127~)人間の脳が感知できる世界は矮小で、別世界が存在するのは間違いなさそうだ。

    0
    投稿日: 2017.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これは面白い本、帯の文句どおり。 生物の脳って不思議ですなぁ、もっと言えば生命含む自然の摩訶不思議さにはいつも驚くばかり。そしてそれを平易な言葉で説明してくれる科学者の方々には御礼申し上げても過ぎることなし。 こういう人達には科学の実利性とかあんまり考えてもらわなくとも良いよう、市井の人間は襟を正さんといかんです。 でも当方にとって一番印象的なのは「科学と因果関係」に関する意見、これって結構無自覚に原因と結果という関係性を無自覚的・無批判的に捉える社会科学への強烈な警鐘とも言えると思われ。

    0
    投稿日: 2016.12.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本当に分かりやすくて知識が増える。 最新の成果は書かれていないかもしれないが,基本をおさえるには読みやすくて良い本だ。

    1
    投稿日: 2016.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『進化しすぎた脳-中高生と語る「大脳生理学」の最前線』読了★4(5点満点) 気鋭の脳科学者池谷さんが、中高生にわかりやすく脳の仕組みや研究の最前線の話をした本。講義禄の書き起こし。 以前読んだ、糸井重里さんとの対談本「海馬」が「糸井さんしゃべりすぎ」(笑)で、できなかった科学的に深いところまで話がいっている。 通常の脳の仕組みの話はもちろん、今の科学技術ではまだたどり着けないところまで話題になっているのが面白い。 例えば「意識」とは何かでは、科学者でも意見がわかれる、おそらく脳の情報を丸々コピーしても意識はコピーできないだろう。とか、普通の人が考えるより、遙かに「無意識の範囲」が多いとか。の話まで中高生とやりとりしながらわかりやすく進めている。 https://www.amazon.co.jp/gp/product/4062575388/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4062575388&linkCode=as2&tag=hitoshiebih0a-22

    0
    投稿日: 2016.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ニューヨークでの高校生向けの特別講義を本に したもの。 大脳生理学者の筆者が脳の神秘的な働きをかなり専門的に詳しく述べているが説明がとても巧みで面白く読むことができた。 最近の有名な脳科学者でもその著書はわかりやすく書いたと言っていても肝心の所を適当にぼやかしているつまらない本があるが、この本は興味深く読めるように力を込めて書いた著者の意気込みが感じられる すばらしい良書といえよう。

    0
    投稿日: 2016.08.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱ脳かな、脳だよね、と思って。 難しいのは困るので、高校生(実は慶應ニューヨークの生徒)相手の授業を本にしたものを。久しぶりに第一次視覚野とかナトリウムイオンとかいう単語を見た。とてもとても面白かったので別のも読もう。印象的だったのが複雑系の行動の典型例、BOID。 「個々の魚のやっていることは、隣の魚に近寄ろうとする、でも近寄りすぎたら離れようとする、そして隣の魚と同じ方向に泳ごうとする、この3つの行動だけなんだ。にもかかわらず、全体として群れができて、みなで一緒にある一定の方向に秩序を持って進んでいくことができる。」---うーん、完全にサラリーマン社会。

    0
    投稿日: 2016.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とてもよかった。養老さんの言ってたことにも通じるところもあったし、知識として脳についても知れたし論理的なこともある。なんといっても自分の好奇心がまだまだ広がる感じがした。また科学の倫理観みたいなものは気をつけたい。とにかくおすすめしたい本。

    0
    投稿日: 2016.06.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高校生向けの大脳生理学の本。話を聞いている受講生のレベルが高そう。 脳の機能は体の制約の範囲内に制限されるとか、進化の方法が進化してるなど、面白い話が多い。 また、自分のやってることが好きだ、という情熱もあって、魅力的。

    0
    投稿日: 2016.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    池谷裕二『進化しすぎた脳』(講談社)という本です。 とにかく一度手にとって読んでみてください。 本の帯に書かれているように、「しびれるくらい面白い」です。 専門的な部分を話せば長くなるし、私もよくわかりませんので 割愛させていただきますが、中にこんな話がありました。 出目金ではありませんがお魚の話です。 まず一般論として科学者は何でもバラバラにして物の基本部分までたどり着こうとする。 物質から分子、原子、中性子さらにはクオークまでいっちゃった。 でも、1つの個体がわかったとしてもその集合体の動きなどは科学的に解明するのは難しい。 個々の魚の性質などはほぼ解明されているでしょうが、 でもどうして魚は群れをなし、そのリーダーをつとめるのはどの魚なのでしょうか? 鳥にはリーダーがいて方向性などを決めているそうですが 魚はリーダーがいないそうです。 ある魚が先頭になったかと思うと別の魚が先頭になるなど その集団の動きはめちゃめちゃです。 では、どのような習性で群がることができるのでしょうか? 著者はこう説明します。 「個々の魚のやっていることは①隣の魚に近づこうとする、 ②でも近づき過ぎたら離れようとする、③そして隣の魚と同じ方向に泳ごうとする」 この3点で魚の群れの動きを説明できるそうで、 著者自身がパソコンで作成したアニメの魚の群れに 石を投げ入れた時の魚群の動きを見事に再現しているそうです。 気になる方は水族館で魚の群れをじっくり観察してみてください。 この様な動きの解明を「BOID(ボイド)」といわれ、 「複雑系」と呼ばれる現代数学の一つの典型例だそうです。 私は「単純系」であることは自他ともに認める所ありますが、 でもどうしてこんな朝早くこんな駄文を書いているのでしょうか? ひょっとして、「混沌系」???

    0
    投稿日: 2016.05.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中高生とのやり取りという形で書かれた脳科学の入門書。著者自ら吐露する「高校生レベルの知識層に理解してもらえるよう説明できなければ、真に理解しているとは言えない」の言葉の通り、非常に平易に書かれておりわかりやすく、それでいて適度に広く深い範囲を網羅している良書であると感じた。

    0
    投稿日: 2016.03.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    普段全く読むことのない、理科系の本。脳についてのたくさんの面白話を聞かせてくれる。基本的な知識がないので、ところどころついていけないのだが、とにかく脳はすごいということがわかった笑 非常に脳は曖昧にできていて、それぞれを補足して動いているということも。実際見えているものは脳が映し出している映像に過ぎないのである。

    0
    投稿日: 2016.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第一章 人間は脳の力を使いこなせていない----11 1-1 講義をはじめる前に 1-2 みんなの脳に対するイメージを知りたい 1-3 心と脳の関係を人間はどう考えてきたんだろう 1-4 ネズミをラジコンにしてしまった? 1-5 脳にはできてコンピュータにはできないこと 1-6 脳は表面積を増やすためにシワをつくつた 1-7 イルカは本当に頭がいい? 1-8 哺乳類の大脳皮質は6層構造 1-9 脳は場所によって役割が違う 1-10 目で見たものを見えたと感じるためには? 1-11 WHATの回路、HOWの回路 1-12 「いつでも同じ場所に腕を移動させる神経細胞」 1-13 ラジコン・ネズミの〈報酬系〉 1-14 それでも「自分」なのだろうか? 1-15 念力の科学    ---ニューラル・プロステティクス 1-16 目に見える形になった意志 1-17 視覚と聴覚のつなぎ替え? 1-18 脳の地図はダイナミックに進化する 1-19 進化しすぎた脳 1-20 運動神経と引き換えに、知能を発達させた 1-21 心はどこにあるのだろうか 目次に戻る 第二章 人間は脳の解釈から逃れられない----107 2-1 「心」とはなんだろう? 2-2 意識と無意識の境目にあるのは? 2-3 前頭葉はどうやって心を生んでいるのか 2-4 立体は片目でも感じられる 2-5 なぜ長さが違って見えるのだろう? 2-6 風景がギザギザに見えないわけ 2-7 世界は脳のなかでつくられる 2-8 脳の時間はコマ送り 2-9 「いま」は常に過去 2-10 目ができたから、世界ができた 2-11 視神経は半分だけ交叉している 2-12 目が見えなくても「見えている」 2-13 「見る」ことは無意識 2-14 表現を選択できること、それが意識 2-15 「クオリア」は表現を選択できない 2-16 言葉は意識の典型 2-17 表情のパターンは世界共通 2-18 人間は言葉の奴隷 2-19 「ウエルニッケ失語症」 2-20 「ミラー・ニューロン」の驚き 2-21 ミツバチの「8の字ダンス」 2-22 無意識に口にすること 2-23 自由意志と脳の指令 2-24 「悲しいから涙が出る」んじゃない 2-25 「恐怖」の感情がなくなったら 2-26 扁桃体は大脳皮質のコーチ 2-27 脳の構造は先天的か後天的か 目次に戻る 第三章 人間はあいまいな記憶しかもてない----203 3-1 「あいまい」な記憶が役に立つ!? 3-2 なかなか覚えられない脳 3-3 言葉によって生み出された幽霊 3-4 記憶の「あいまいさ」はどこから生まれる? 3-5 神経細胞に電気が流れる!? 3-6 神経細胞は増殖してはいけない 3-7 暗記そのものは生命の目的にはなりえない 3-8 細胞は内側がマイナス、外側がプラス 3-9 神経の信号の実体は「ナトリウムイオンの波」 3-10 神経細胞と神経細胞のすき間 3-11 シナプスが神経伝達物質を次の細胞に放出する 3-12 シナプスこそが脳のあやふやさの原因だった 3-13 ナトリウムイオンはアクセル、塩素イオンはブレーキ 3-14 神経細胞は出口と入口を持っている 3-15 「脳がいかにあいまいであるか」のミクロな理由 3-16 分解したら「わかった」と言えるのだろうか 3-17 全体として秩序が起こること    ---自己組織化 3-18 しびれるくらい美しいメカニズム    ---「ヘブの法則」 3-19 ミクロがマクロを決定する 3-20 神経の活動はランダムではない 目次に戻る 第四章 人間は進化のプロセスを進化させる----287 4-1 神経細胞の結びつきを決めるプログラム 4-2 ウサギのように跳ねるネズミ 4-3 情報のループを描く脳---反回性回路 4-4 脳の情報処理には上限がある    --100ステップ問題 4-5 神経に直接効(き)く薬 4-6 薬は「科学のツール」だった 4-7 アルツハイマー病は神経の病気 4-8 老人斑(はん)に猛毒β(ベータ)アミロイドを発見 4-9 βアミロイドはどこから生まれる? 4-10 プレセニリンがβアミロイドを生み出している 4-11 βアミロイドがシナプスに攻撃をしかけている? 4-12 神経伝達物質を回収して伝達の効率を悪くする 4-13 アルツハイマー病の治療法を見つけたい 4-14 毒をもって毒を制す 4-15 アセチルコリンを壊すハサミを抑制する 4-16 「裁きの豆」 4-17 人間は「体」ではなく「環境」を進化させている 4-18 改造人間 4-19 いままでの講義をまとめてみよう 4-20 ヒトの脳は〈柔軟性〉を生むために発達した 4-21 ドリアンや納豆を最初に食べた人間はすばらしい 4-22 人間の脳がそんな簡単にわかってたまるか

    0
    投稿日: 2016.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今見えているもの、今感じていること、時間までもが絶対ではない。えっ!? 感じている時間までも「今」ではないの? 奥が深すぎて。。。時間を置いてもう一度いつか読み返したいと思います。

    0
    投稿日: 2016.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    凄く内容のある授業だ.脳についてはいまだに未知の領域が多いと聞いていたが,この本を読んでますます脳の不思議さが再確認できた.アルツハイマー病に関してβアミロイドの話が面白かった.でもこんな複雑なシステムをそれぞれの人間が持っていること自体,素晴らしいことだと思う.

    0
    投稿日: 2015.12.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳研究者の池谷裕二先生がアメリカ赴任中に、慶応義塾ニューヨーク学院の生徒さんたちに行った、4回の講義の様子を収めた作品。 人間の意識や思考に咽頭が大きく影響している事や、体が脳の働きをコントロールしている事など、池谷先生の著書はいつも楽しく読ませていただいているが、今回も例外なく楽しみながら知識を深める事が出来た。 人間の脳は特徴を抽出するために、わざと物事をゆっくりと覚えるようにできていたり、実は私たちが見ている情報の内、外部から入ってくる情報は3%ほどしかなく、残りの97%は脳が作り出しているという話は大変興味深いと思った。 しかしながら、ヘブの法則やNMDA受容体の話など、結構専門的な内容に踏みこんだ場面もあって理解が及ばない部分があった、今度また脳のゆらぎが調子の良い時にでも再読してみたい。

    0
    投稿日: 2015.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    機会があって池谷先生のとっても楽しい講演会に出席、オマケにサイン入りの本書を頂いた。はい、自慢です。解りやすく、楽しかった講演会の勢いで読み始めましたが、易しいはずの内容はどんどんと混迷を深めるばかり。優秀な中高生に向けた講義だったらしいけれど、ダメな大人にはついて行けないところも多々あった。それにしても脳の不思議よ。細かく分かれていて巧みに作動しているのに感心させられた一方、視覚などで入力されていない情報を過激なくらい補っているのにはびっくり。科学者の思考や実験アプローチも面白かった。

    1
    投稿日: 2015.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中高生へ講義した内容を取り纏めただけあってとても平易な言葉で分かり易く書かれている。ニューロネットワークの話などでは人間の脳も電気信号で01を表現しているなどと端折って説明されているところを丁重に説明していてとても印象に残った。以下にその部分を要約する。 神経細胞は電気で信号をやり取りしているがその実態は電子ではなくイオン、なかでもナトリウムイオンが最も重要、他には塩素イオン、カリウムイオン、ナトリウムイオンが内側に入ることによって電位崩壊、すなわちスパイクが発生する。神経細胞同士が情報のやり取りをするところをシナプスと呼ぶ、ここでは送信側が神経伝達物質を放出し受信側が受容体で、何処から来たのか、物質は何なのかも合わせて受信する。そしてその物質はシナプスの種類によっては放出されない場合もある。このあたりが脳のあやふやさの原因。ただし、運動系は100%放出される。脳の中でもっとも良く使われる神経伝達物質はグルタミン酸、もうひとつはγアミノ酪酸、通称GABA、前者がアクセル、後者がブレーキであり、シナプスは一方通行である。

    0
    投稿日: 2015.09.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脳科学で科学の根底まで揺さぶる本。確かに認識の源であると考えられている脳に関する知見が揺らぐと全てがあやふやになってしまう。しかし、得るものは大きい。 ・クロマニヨン人の子どもを現代社会に連れてきてたら、きちんと育つだろう。 ・能力のリミッターは脳ではなく体。 ・表情は人種を越えてほぼ世界共通。おそらく顔の表情パターンは遺伝的な生得的。 ・そこに何か共通する特徴の記憶をしている。(=特徴料?) ・それ反して、鳥は写真のように覚える。下等な動物ほど記憶が正確。 ・言葉:1.コミュニケーションの手段。2.抽象的思考をするための道具。 ・基本的に人間の行動は普段から抑制と興奮のバランスから成り立っている。持つと持つなのバランスがある。 ・アルツハイマー病の90%は遺伝と関係ない。 ・自然淘汰は繁殖をターゲットにしている。(だから50歳後に発生する病気は淘汰されない) ・体が脳を支配している。(テニスの上達) ・単語を提示する2秒前に正解と不正解の脳の活動が違う。 ・視覚に関する3%の情報しか脳に伝わっていない。(ボトムアップの情報は少ない) ・植物状態の患者に意識があるか。聴覚は伝わっている。問いかけへの反射もある。

    0
    投稿日: 2015.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    遺伝子組み換えマウスを用いて、脳の機能解析を行っていたため、内容は古いがとても興味湧く書籍だった。 【コンピュータと人間は何が違うの?】 コンピュータは部品で成り立っていて、パーツが故障することがあるが、故障してもその部分を直せば、また全体として元通り機能できる。 でも人間も、交通事故で手をなくしてしまった人は義手をつくることができる。少しずつ体を変えていったら、どこまで変えたら「私は私」ではなくなるのか? →アリストテレス【テオリア】という概念で、一番幸せな状態は、そのものが持つ固有の機能を発揮できるときと考え、人は「理性」と考えていた。そのためには、やはり脳が変わらなければ「私は私」だと考えるが、、、もしぼけてしまったり、脳に損傷を来した場合には「私は私」とは言えなくなるのか? 【ラジコン・ネズミ】 筋肉を動かす神経をコントロールするというのもありそうだが、ここでは、あるところに向かわせたい神経、<報酬系>という脳の部位を刺激することで、その行動を病みつきにさせることでラジコン・ネズミを作成した。 では、自分の脳が脳科学者にコントロールされたとき、自分の本心とは関係なく体を動かさせられたら「私は私」なのか? →日々の生活でも、人に仕事を与えられているという状態は、「私が私」でない状態? 【進化しすぎた脳】 脳を使うには、「乗る体の構造」とその「周囲の環境」が関与する。 ・体の構造とは腕が10本あるとか、空を飛ぶ翼があるとかのこと。 ・環境とはアメリカで生まれれば、英語を話せるようになるということ。 人間の脳はそういう意味でまだまだ余裕があり、言い方を変えれば進化し過ぎている。 しかしこのおかげで、環境が変わったり、自己で体の構造が変わっても対応できるバッファーができているとも言えそうだ。 更には、体の拡張という概念がある。車の運転で右折時に右前方が壁にぶつからないよう運転する、とか、物体にまで神経が行き届いているような感覚に陥るのがそれだ。 →逆を言えば、脳を活用するには、「日頃動かしていない体の部位を刺激してやる」「快適な環境から身を遠ざける」ことにあるのかもしれない。 【意識する】 人間の特徴として、考えたり、想像したり、歩こうとか立ち止まろうなどのように意思決定できるというのがある。でも脳ってどうやって考えているの? 池谷さんの考える意識の条件は、 1.「判断出来ること」。そのなかでも一番顕著な例は、「言葉」。 2.「短期記憶」。ちょっと前のことを記憶していないと、次の行動が選べない。 3.「可塑性(過去の経験)」。何かを経験し、その経験に基づいて選択の材料を増やせる。

    0
    投稿日: 2015.06.24