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きこえる
きこえる
道尾秀介/講談社
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総合評価

250件)
3.5
36
85
84
28
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    謎解きは苦手だし、ミステリも推理しながら読むことはなく探偵役の言うことを鵜呑みにしているけど、『いけない』で初めて謎を解く楽しさを味わえて、本作でも同様だった。頑張ればわかる難易度になっていてありがたい!この難易度の謎解きなら何度もやりたい! 2話目はイヤフォンで聴くことによって、寺門の位置(入口側・左側)から脅迫するセリフが聞こえ、最初に想定していた立場と逆だ!と気づけた。立体音響的に聞こえたけど合ってるかな?冒頭でイヤフォン・ヘッドフォンの使用を推奨していたのはこのためか!と思った。 ただ1話目が腑に落ちない。真相はわかったけど、犯人何者なの?とか、なんで音楽聴いてる時に話しかけてきたの?など疑問がある。 3話目も玄関から音声って聞こえる?と思ったけど、玄関の近くの部屋ならまあ聞こえるか…… これだけはハッピーエンドでホッとした。 腑に落ちない点もあるけど、読書体験としてはとてもおもしろかったので高評価つけました。

    0
    投稿日: 2026.03.12
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    物語にある二次元コードを読み取って音声(youtubeでした)を再生、それが物語の重要なピースとなっている。 そんな新しい試みの小説、読もう読もう(聞こう?)と思っていたのだが、だいぶ後回しになってしまった。 さて、その音声だが、臨場感を考慮してだとは思うが、割とぼそぼそしゃべっていたり、肝心なところが小さかったりして何度も聞いてしまう(謎解きの解説をしているものじゃないので、結局何度かは聞いて推理するのだが)。最後のやつがなかなか難しく、やっとわかったときはズルい!とも思ったけど、気づいた時の快感は他より強い。 情報の出し方を工夫して物語に色を付けてきた著者の特徴がよく出ているような作品です。

    8
    投稿日: 2026.02.23
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    音声と小説を融合させた「体験型ミステリ」 作中に二次元コードが登場して、それを再生すると、ある音や映像が流れてきて、物語の真相が分かるという仕掛けの短編集。 道尾さんの小説で最後の一枚の写真で真相がわかる「いけない」シリーズがあるけど、それと同じくらいわくわく感があった。しかし、肝心のオチがどういうこと…?となる話が多くてちょっと惜しいと思った。もっと面白くできそうなのに。 二話目の「にんげん玉(表記は鏡文字)」が今回の手法にがっちりはまった感じで一番面白かった。動画だから突然大きな音が出たりびっくり映像みたいなのがないかびくびくしてたけどそれはなかったのでよかった。ただ音声をよく聞きとろうと大音量にしてたらCMの音量にビビらされるかもしれません。 一話目の「きこえる」に登場する夕紀乃ちゃんの歌声かわいいなって思ってたら、最後のクレジットで「朝が来ますように」Shusuke Michioの文字が。え…?!ボイスチェンジャーで歌ってるの?と一瞬思ったけどさすがに違うか。しかし作詞作曲までできるなんて多才な人だなぁ。

    6
    投稿日: 2026.02.14
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    冒頭または話の最後にQRコードを読み取り 動画を再生し、物語の核となる内容を音で聴ける。 最後まで理解できなかった物語もあったが 全体を通して面白い体験が出来ました

    0
    投稿日: 2026.01.30
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    本を読みながら、出てきたQRコードでYouTubeの動画を見るという自分には新しい形式の本だった。音声が再生できない場所で読んでいると後で再生するか〜と、少し面倒くさく感じた。解説サイトを見てやっと理解出来る話もいくつかあり、自分で理解できたらもう少しスッキリ出来たかなと思った。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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    小説にQRコードを入れるという発想が素晴らしかった。いくつかの場面でぞっとしたり、こうきたか!と思うような展開を見せた——ならぬ「聞かせて」きたのには膝を打った。ただ一点、QRでの音声の再生がyoutubeを介しているのでスマホ操作したり広告が入ったりすることで読書への没流感が途切れるのだけ残念だった

    0
    投稿日: 2026.01.17
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    道尾氏完読中なのにこちら未読で、Iが出たので慌てて読みました。そして1日で読み終わりました!やっぱ読み出したら止まらない!! ちょい道尾ブランクがあったので、一章を読んで聴いて、あ、そういうことか!と。二章目はすっかり騙され、三章以降は道尾節に慣れて来たからこそ、うっすら分かるけどどう音に持ってくの〜?を楽しみ。最終章はスマホ耳にひっつけて聴いてたから、他の方の考察を読むまでわからなかった。。そのあたりも、一時期テレビ番組によく出てた道尾さんならではだなぁ〜と思いました。 変わらず何気ない伏線と回収がもうすごい。 QRコードの音声が、以外と長い。そして「朝が来ます〜ように〜」が耳について歌えるようになった笑  メディアミクスの時代の秀逸な本です。

    7
    投稿日: 2025.12.28
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    ちゃんと推理が自分で出来たら面白いと思えると思う。 私は全て解けなかったので、もやもやして星3。 音声から謎を解けという発想はすごく良い。 音声を聞いてる時は、怖さとドキドキがあって、楽しかった。

    1
    投稿日: 2025.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文章で謎を突きつけられてから解決編の音声で真実を知る。 音声を使った叙述トリックのような話もあり、新感覚のミステリーでした。 一話一話の話が短いため、没入感が少なく求めていたミステリーではなかったです。

    1
    投稿日: 2025.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    音声で解き明かす試みミステリーと親和性高くてよかった、ハリガネムシは特にゾッとした ストーリーとしても完成度高いし想像以上におもしろかった! YouTubeプレミアムに入ってないのでたまに広告が流れて現実に戻されたのがマイナスだったけど音声が合わさることで臨場感と恐怖心が増すし、この試みはまたやってほしいなと思えた

    2
    投稿日: 2025.11.18
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    物語の途中やラストにQRコードが登場、YouTubeで音声を聞くことでストーリーが完成する、という短編集。 「いけない」シリーズのおどろおどろしさが好きで、同じような雰囲気かなと期待して読んだ。 音声を聞くときはビビりながら。 「セミ」が良かった、やはり少年目線の話が上手いなぁと思った。 「いけない」もそうだったけど、私の頭では考察ネタバレまで見ないと全部は理解できなかった…笑

    1
    投稿日: 2025.10.28
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    5つの短編ミステリーで、各章にQRコードがあり、読み取ると物語に関連する音声が聞けるという体験小説。 解説サイトに頼ったけど、好きな章は部屋で死んでた夫を発見した妻がすぐ飛び降り死亡し、刑事が真相を追う「死者の耳」が面白かったかな。

    0
    投稿日: 2025.10.14
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    第1話『聞こえる』がまったくわからなくて、考察ブログを読んで納得。私の読解力がこの小説に追いついていないことを理解した上で最後まで読んだ。それでも面白のがまた不思議。個人的には第2話『にんげん玉』、第4話『ハリガネムシ』が好き。

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    QRコードで音がきこえる仕組み。 本文と合わせて聞くと怖さ倍増。 ヘッドホンかイヤホンで 聞いた方が良く聞こえると思いますが、 それは、怖すぎます。 5話に分かれています。 人間の愚かさや子供の残酷さ、 神経を逆撫でする人の悪意。 作家の創造力で描き出される人物が、 更に創造力を生み出して、 道尾秀介という作家が創り出した人物が 独り歩きを始めて、物語を凶悪に切なく描き出す。 人間とはいかに罪深いモノか、 深い闇に巻き込まれる。

    5
    投稿日: 2025.10.09
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    初めての体験でとても面白かった 短編で読みやすく、一気に読んでしまった ぜひ第2弾も出してほしいです!

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    せっかく聞くならイヤホン必須!鳥肌が立ちました。 文字+音声の新しい体験だった。 音声ありきの構成なので、文章はやや煮え切らない感じで進むのが気になるが、その分音声を聞いた瞬間の驚きはひとしお。 関係ないけど表紙のイラストにもQRコードが活かされているのは脱帽。

    0
    投稿日: 2025.09.19
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    短編集やけど、どの話も必ずどこかにQRコードが載っていてそれを読み込むとYoutubeに繋がり音声が流れ、それを聞くと物語がガラリと変わったり、真相がわかったりする作品。多分史上初の試みよね。 もうめちゃくちゃ好きやった。特に「にんげん玉」「ハリガネムシ」がめっちゃ好き。この仕掛けと言いますか、アイデアと言いますか、思い出しただけで鳥肌立っちゃうね。 ぜーったいネタバレ見る前にまず読んで欲しい。そして聞いて欲しい。 あ、でも道尾秀介ってミステリーを沢山書いてきたし、中にはホラー作品みたいなんも結構あるけど、今回の音声の中に「それはネ…?………お前だぁぁぁぁあああ!!!!!」みたいな急に叫んで脅かしてくるみたいなんは無いからそこは安心して読んで欲しい。いや聞いて欲しい。 えーなー。まだ読んでない人えーなー。またあの新しい読書体験したいなー。 てかさ、Nもいけないシリーズもそうやけど、これらのアイデアを思い付いたとしてよう書き上げられるやんね。ぎゃふんっ

    0
    投稿日: 2025.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった……!!小説の中に音っていう情報が加わることでこんなに想像が広がるんだって感動とゾクゾクした。全ての話が最後に音声を聞いて真相がわかるというもの。特に好きなのは『セミ』。すごく感動して、セミも富岡も愛おしくなった。 ゾクっとしたのは『ハリガネムシ』と『死者の耳』。 ハリガネムシは最後の音声で突きつけられる真実、まるで私に言われてるかのようで鳥肌がたった。 そして死者の声。これ音声聞きながら映像にも注目…。そういうことか…!!って一気に脳汁出ました。

    3
    投稿日: 2025.09.09
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    いちいち聞くのが面倒な一冊。やりたいことはわかるけど音声小さくて長い。音声にしなくても別に文章でも表現できるよなぁ(別作家が文章で表現していたものがある) 音声でしかとか紙でしかみたいなものはそのインパクトに対して内容が薄くなるのが勿体無い。

    0
    投稿日: 2025.09.08
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    本当に聞こえる(笑) 要所要所に出てくるQRコードを読み取ると物語に関わる音声が聞けるという斬新な仕組み。 すごく面白いとは思うけど、私はちょっと面倒くさかったかな(笑) でもストーリーはどれもトリッキーで楽しめた。さすが道尾秀介さん。 個人的には「セミ」が1番好きだったかな。セミがいい子すぎて癒された。

    1
    投稿日: 2025.08.23
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    夜中に読んだからか、余計に怖かった 読み物としては☆4つ ただ、音声担当の人が総じて大根過ぎて、こっちも力入れて欲しかったなぁというガッカリポイントで☆マイナス1 ちゃんとした俳優・女優・声優さんに頼めなかったのかな? あまりにももったいない 他の方のレビューを見ると「最後のは反則。動画ありきじゃん」という声をちらほら見かける 確かにあれはちょい反則かもしれないけど、あれ頑張れば音声だけでも〇〇さん実は生きてた演出できたと思う そこもちょい残念ポイント だけど「セミ」だけはマジでよかった セミくんが愛すべきキャラクター過ぎるわ

    1
    投稿日: 2025.08.21
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    好みの問題だけど、音声は要らなかった。 文章で想像して楽しみたい それに、音声長いし、棒読みで聴く気が失せるのと、何言ってるのか聞き取れなくてストレス溜まった。 そのせいで理解できない話もあって、モヤモヤ 文章のみなら楽しめた (それだと???で終わるけど) 特にセミが良かった

    12
    投稿日: 2025.08.18
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    音声と小説を融合させた体験型ミステリ。 作中に二次元コードが登場し、それまでの概念が覆される驚きがあった。 5話の短編集で気に入ったのは【聞こえる】と【死者の耳】。 1話というのもあって音を聞いてゾゾゾっとした。 最終話である死者の耳はいくつもの謎がある中で、警察では結局事件解決には至らなかったが、最後の音で真相が分かってうわー、そっちかー!となる。 ただ、音だけでなく映像も関係してるが(笑) 残念ながら3話の【セミ】は読み終わっても??な状態で、考察サイトを読んでようやく理解した。 音を聞く時に小さい声が入っていて、そっちに意識が集中してしまい、根本的内容を見落として、いや聞き落としていた。 道尾さんは今作もそうだし、『N』という作品にしても、小説をただ読むだけでなくエンターテインメントとして読者を楽しませてくれる。

    17
    投稿日: 2025.08.15
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    システムが斬新っ! おもしろかったんですが... 話が難しいのがあって...汗 理解できなかったところがあったりでした...。

    9
    投稿日: 2025.08.10
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    「いけない」2作品を読んで もっとこの感覚を楽しみたい!とこちらも読んでみた。 やっぱり面白かったー。 一番『にんげん玉』が衝撃的で、 ストーリーとしては『セミ』が一番好き。 怖がりな自分としてはイヤホンを着けて聞くのはドキドキしたけど楽しめた。

    18
    投稿日: 2025.08.03
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    ホラーではないけど、ちょっとビビる! アイデアは新鮮でおもしろいし、お話も背筋が凍る内容や心が洗われる内容もあっておもしろい。 ただ、最後の音声を聴いてから自分で推理するのは難しかった!全部お手上げで色んな考察サイトを見てようやく理解! 個人的なイチオシは「セミ」

    10
    投稿日: 2025.07.20
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    本の中にあるQRコードを読むことで話の結末がわかる。という新感覚小説。 ずっと気になっていて、いつも利用する図書館でやっと借りることができたので読みました。 本の構成としては、まず始めにQRコードが出てきてそれを読み取る。(この段階ではまだ音声に対して疑問が残る) 次に文章を読む。 そして最後にもう一つQRコードが出現。このコードを読み取ることによって音声の意味や話の結末が分かります。 聞こえてこなかった声が聞こえたり、ある人の謎の行動の意味が分かります。 私の理解力だと一回読んだだけじゃ「?」となる話もありました。でも、音声を何回も聞きながら文章を読み返すことで、何回目かで「ああそういうことか」と気づくことができ、それがとても楽しく気持ち良くなりました。 やっぱり道尾さんの作品は面白いですね。これからも少しずつ道尾作品を読んで、道尾ワールドに浸りたいと思いました。

    1
    投稿日: 2025.06.26
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    小説と音声の融合という一見イロモノな企画モノだけれど、テイストが異なった各々の短編が物語としても面白くて楽しめた。にんげん玉はミスリードの仕方があざといけれど、この企画には一番ハマっている。巧い。

    2
    投稿日: 2025.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    音声の仕掛けは写真のように瞬間的に分かるインパクトはなかったですが、アプローチの仕方が変わるのは面白かったです。ただ邦画ホラーのような聞き取りにくさがあるなと思いました。 『にんげん玉』が一番音声が効果的に感じ、タイトルとエピソードで答えを示唆しているのも良かったです。 物語としては『セミ』が一番好きでした。ジャイアン的な存在かと思ったら、周りの子より体が大きいばっかりに傍若無人が通ってしまった純粋な子という印象で指摘してくれる人がいたらきっと違ったのに、そういう相手に秀一がなれるといいなと思いました。 聞き取りが苦手で目を閉じて聞いていて、最終話のものが映像であることに気付かず、他の方の感想で知りました。 音声だけでも答えに辿り着けはしましたが、映像で確証が得られるとすっきり感が違いました。 自分で気付けていたら衝撃が大きかっただろうなと残念さもありつつ、知らないまま終わらず良かったとほっとしています。

    2
    投稿日: 2025.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いけないシリーズが好きだったので読んでみた。 物語の中のコードからYouTubeに飛ぶ仕組みが 斬新で面白い!! そして最後の話だけの仕掛けは 普通に耳で聞くだけでは全く気付けず… 終わりまで油断できない作風は流石すぎます。

    2
    投稿日: 2025.06.14
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    音声も一緒に聞くことで、その場面がより明確に想像できた。最後の音声の映像の意味が知りたくてモヤモヤ、、そこも含めミステリー要素もあり面白かった!

    7
    投稿日: 2025.05.31
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    おすすめ度 ★★★☆☆ ミステリー度 ★★★★☆ ハマる人にはハマると思う。 音声を聴きながらストーリーを進めていく体験型ミステリーかなり斬新で面白いと思う ただ、期待しすぎた分 話は面白くないし 理解がしにくかった、難しかった

    1
    投稿日: 2025.05.27
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    久しぶりの道尾秀介さん 震える 本当にどの物語もよくできている 『企画』的要素は満載だけど 引けを取らない文才で ストーリーもわかりやすくて面白い 『セミ』が一番よかったかなぁ 最後の『死者の耳』はちょっと反則…? ようやく読める!!って期待大の作品は だいたい自己ハードル高めに作ってしまいがちなんだけど ちゃんと超えてくれる道尾さんすごいです

    0
    投稿日: 2025.05.26
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    QRコードを読み込んでYouTubeで音声を聞きながら読む中編小説集。 いけないシリーズでは写真に仕掛けがあったけれど、今回はその音声バージョンといったところ。 道尾さん、どんどん新しいことに挑戦されますね。 面白い試みだけれど、私は王道の文字のみの小説の方が好みかな・・・ すみません、あまりハマりませんでした。

    1
    投稿日: 2025.05.21
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    本当にこの作者はコンテンツ化が巧み。今回も新しい読書体験を体感できた。最終話の仕掛けは若干反則に感じたりもして(そもそも話がそれほど面白くもなく…)、辟易しましたが、第二話や第四話は「音声ならでは」を活かした仕掛けで特に楽しめました。もっと作ってほしい。

    1
    投稿日: 2025.05.18
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    道尾さんは「いけない2」以来。写真を見ながらのミステリにワクワクした。今作は音声とミステリ。言わずもがな、物語と現実のコラボにゾワゾワした。本書にあるQRコードを読み込むとYouTubeの動画が見れる。そしてその音声を聞くともう一度読み返してしまう。「え、あの時のこれって…」と2度読み必至。どの物語も巧く出来ている。そして音声があったから記憶にも残る。 第一話「きこえる」最後の男性は誰? 第二話「にんげん玉」元先生が元生徒を? 第三話「セミ」セミの誤解が… 第四話「ハリガネムシ」助けてください! 第五話「死者の耳」計画を知る者は? 道尾さんとは「向日葵の咲かない夏」で衝撃の出会いだった。まだ当時はレビューを書いてなくて読了日不明で登録しある。サイン会にも行ったなぁ。長い付き合いだ。

    8
    投稿日: 2025.05.09
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    QRコードで音声を聞きながら読むホラー。音声が聴けるのと聴けないので解釈が変わる話とかもあってなかなか面白い。ただ、音声を聞きながら先を読んじゃったりしたので、両方味わうためには時間がいる!笑 これぞ、拡張する現代小説って感じじゃない?

    1
    投稿日: 2025.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【ネタバレなし感想】 作中にあるQRコードから、音声を聴くことで真相が明らかになる道尾秀介節の斬新な作品。5つの短編集なので読みやすく、内容も聴いたらギリ分かるレベル。音声聴く時ゾクゾクワクワクする。 活字を読むという枠から外れた新しい読書体験ができるので、一度オススメしたい。 【ネタバレあり感想】 QRコードを読んで音声を聴いて真相がわかる体験は唯一無二で素晴らしかった。一方で、それぞれの物語で謎が残る部分もあり、完全にスッキリはしない感じ。「いけない」シリーズの方が、伏線の回収や全体のまとめ方などきれいな印象がある。 「いけない」シリーズよりも、トリックの難易度は多少低く、これはきっと音声を聴いた時に読者にゾクっとしてほしいからそのレベルで調整していると思う。 いずれにしても、読んでて分からない(いくつかは途中で察するものもあったが)が、音声を聴くと気づくという体験を、5つの短編それぞれ様々な角度から与えてくれる作品づくりは本当にすごいと思う。

    2
    投稿日: 2025.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    道尾秀介氏の新しい取り組みを取り入れた一冊。なんとYouTubeの音声を聞きながら本を読み進めるというもの。試みはとても良いと思ったが、そのためにスマホをいちいち起動しなければならず、読書という作業に水を差すようでちょっと違和感があった。お話自体はさすが道尾氏って感じで面白い。セミがただひたすらいい子だったのが救いかな…。あの子たちは幸せになってほしいね。

    1
    投稿日: 2025.04.24
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    文章では『?』を残して、音声を聞いて初めて真相が分かって完結するという、斬新な本。 道尾秀介さんは本当にアイディアマン。 私はとても面白いと思った。 音声を聞くのがだんだん面倒になったけど…(イヤホンをしてよーく集中して聞かないとイマイチ聞き取れないのもあったりするので) ストーリーとしては『セミ』が一番好き。

    1
    投稿日: 2025.04.11
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    ちょっと私には合わなかったな。 QRコードを読み取って音を聞きながら小説を楽しむっていう新しさは良かったけど妙に演技っぽい感じが気になっちゃって集中できなかった。セミの話は純粋さがよかった。

    27
    投稿日: 2025.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文章の書く観点からは、他作品の方が読み応えあるが、聴覚を利用した聞くの観点からは画期的な試みでとても面白い。 聞くことで物語の別の側面が見え、ようやく真の完結迎えるところが好印象。 「聞こえる」「死者の耳」は書く聞く連動がわかりやすいが、「にんげん玉」「セミ」は難解。「ハリガネムシ」にいたっては、それで…?と拍子抜け。 「セミ」は、作者お得意の少年期のリアルな閉塞感が全面に出ている好みの作品で、音声が加わることでより臨場感が出て、一番のお気に入り。

    2
    投稿日: 2025.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    音と文字の融合?いまいち理解できず。自分の実力不足かな。一つ一つのお話もいいんだけど、なんか纏まるのかと思いきや、それぞれで完結。繋がりを期待し過ぎてしまった。その分マイナス評価、思い込みがなければ星もう一つあってもイイね。

    0
    投稿日: 2025.04.07
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    これはこれで面白い✨️ 小説を楽しむというよりも、謎解きを楽しむに近いです。本文で伏線を張り巡らせ、音声で真相に気づかせる、そしておおそうかと読み直す。楽しい時間でした。 セミが1番好きな話でした。道尾秀介さんの描く子どもが自分のツボです。

    10
    投稿日: 2025.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何も知らない私は読もうとしたら急にQRコードが出てきて、音声を聞いて読み進めてねという形式にまずびっくりした。その中で読み進めて、解答編という形で音声を聞くのだが、それも音声ならではの「なぜか聞こえる声」や「声色の印象」、「聞こえる音と聞こえない音」、「誰に対して語りかけている声か」など様々な音を用いて読みを深めるのは良い体験だったなと思う。ただ最後の「動画」はちょいコンセプトから外れたところもあるがそれはここまで音声体験をしてきた読み手なら受け入れられるのではないかなと思う。

    9
    投稿日: 2025.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    QRコードから音声聞くの、最初はめちゃめちゃ怖かったです!なにかおっそろしい音が聞こえるんじゃないかとビクビクドキドキ。 「聞こえる」 ヘッドホン外してと言うからには、声は音源の中からじゃなくて外ですよね。だったら音楽聞き終わってから話せばいいのに。 そして犯人の男は一体誰だったの? 「にんげん玉」 老人の声質が不自然だなあという感想は置いといて。全部ひっくり返る展開が面白い。 「セミ」 星矢ー!いい子すぎる!最後良かった、ほんとに(泣) 「ハリガネムシ」 これはすぐ分かった。音声聞かなくても協力者は僕以外いないですよね。 しかし盗聴に気づいてこれを利用しようと思いつくとは。 「死者の耳」 あれ?これは音声じゃなくて見てないと分からないやつ。

    5
    投稿日: 2025.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さすがの面白さ。「いけない」同様、文章以外のもので謎が解ける仕様を見事に使っている。文才のみならず色々な形に挑戦し続けてさらにクオリティを保ち続けている才能に脱帽。「にんげん玉」「セミ」が特に良くできていた。「セミ」は文学性も深、く胸を締め付ける作品。少年期の鬱屈、関係性のねじれと切なさにもっとも「道尾秀介性」を感じた。やはりこのテイストのものが一番好きだ。

    3
    投稿日: 2025.03.12
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    音声と紐づいた今までにない発想の本。 個人的にはにんげん玉とハリガネムシが好きだった。 最後は仕掛けが少し卑怯に感じてしまった。

    1
    投稿日: 2025.03.06
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    音声を聴かせるのが斬新。 完全な好みによるのだが、わたしはこのタイプはあまり刺さらなかったです。 QRを読み込む作業で、没入感が薄まるのと、イヤホン忘れると外出先での読書が進まない。 字だけで完結する物語が好きかも。

    2
    投稿日: 2025.03.04
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    YouTubeで音声を聞いて読み進めるお話。 仕掛けが独特で耳と目から情報が入ってくる体験型小説。 ホラー要素があるわけではなくミステリだが、音、例えば肉声によってゾッとする感が増す。 ただやはりいちいちQRコードで読み取って聞いてから読むというのがどうしても手間だと感じた。 全5章の短編集だが1章で挫折。 オチが章末の音声でわかるのだが、文面の中の登場人物には伝わらず、私たちだけが知ることができるため、「え?!じゃあどうなったの?!」感。

    1
    投稿日: 2025.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新しくてよかった 一番騙されたのはにんげん玉 切ない気持ちになったのはセミ ぞっとしたのはハリガネムシ 特にセミは、割と序盤からセミが気に入ったし、セミしなないよね…?って思いながら読み進めていたから、心底ほっとした。セミが純粋だからこそ招いた悲劇だったのかもしれないけど、セミと主人公はこれからも友達でいれそうでよかった 最初3つはイヤホンを使わずに聞いてたけど、ハリガネムシから使い出した。これが間違いだった。音が小さくてかなり大音量で聞いてたもんだから、ゾッッッ!!!!!!としてなかなか放心してしまった これ全部道尾先生が考えたんですか?すごすぎます…

    1
    投稿日: 2025.02.19
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    [こんな人におすすめ] *最近、毎日が単調で退屈だと感じている人  あなたの退屈な日常にささやかな刺激を与えてくれる本です。短編集なので寝る前のスマホタイムの代わりに少しずつ読み進めることをおすすめします。毎晩の楽しみになります。  真実に気づいた途端、強烈な刺激を受けるのでご注意ください。   *イヤホンまたはヘッドホンを持っている人  本にも書かれている通り、イヤホンかヘッドホンを持っていると面白さが倍増します。怖さも倍増します。 [こんな人は次の機会に] *ホラー映画が苦手な人  ホラー映画の音や光、予告もなく現れるお化け(?)に驚かされるのが苦手な人は昼間に読みましょう。私のようなびびり人間の場合、読み進めるにつれてイヤホンを付けることすら怖くなります。  

    2
    投稿日: 2025.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    音声と一緒に楽しむタイプの小説。 少なくとも私は初体験である。 【聞こえる】 いや~お姉さん、もうちょいしっかりしましょうよ。 あんたがしっかりしてたら、 せめて捕まえられた可能性もあるんだぞ。 【にんげん玉】 正直音声を聞いてもよくわからなくて ネタバレ解説を検索してしまった。 なるほど、そういうことね。 会話文の手前に話し手について書かれるという 普段当たり前のようにしている読み方を逆手にとると 誰がいつどの言葉を発したのか、わからなくなるね。 【セミ】 勘違いとすれ違いの結果起きたエピソードかな。 セミは馬鹿かもしれないけれど意地悪ではないし、 人のために生きられるいいやつなんだね。 なんていうか、勝手なイメージで彼みたいなタイプって ちびまる子ちゃんでいうところの山田くんみたいに 「アババ~オデ、バカだから~」みたいな、 馬鹿と言われることにそれほど抵抗がないものと思い込んでいたけれど やっぱりどんな人も傷つくんだよね。 人に(とくに目上から目下に)馬鹿って言っちゃいけないね。 【ハリガネムシ】 こういう話、結構好き。 今の子どもたちって私たちがその年齢だった頃よりも もっとずっと色々なことを知っているし、 分かっていながらもこちらに合わせてくれているのかな と思うようなことも多々ある。 彼女は気付いているのでは?というのは かなり早い段階から予測していましたが、 小説家希望の彼も実は全てわかった上で話してたのかも。 それにしても、人は多少不幸な方が勉強するんだろうか。 【死者の耳】 あの音声が残ってる?ってことは 実は彼の方も殺されることがわかってて録音してたとか もしくは実は桂木さんと繋がってたとか、そういうオチなのか?とか 色々考えつくことはあるのだけど、どうやらそういうわけではなく 単純にあの最後の音声をネタバレ的に読者に教えてくれただけの模様。 最初聞いた時はわからなくて解説を聞いてから今度は観ながら聴いたので 『音声と楽しむ』小説じゃないじゃないか、とツッコミ入れたくなった。 新しい試みではあるのだけれど、もうちょいなんか欲しいという 道尾さんに対する欲張りな面が出てしまった。

    2
    投稿日: 2024.12.22
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    QRコードからYouTubeに飛ばないと終わらない 新しい試みだけど、面倒だな。でも、スマホから聞こえる驚愕の真実が楽しめた。もっとも、中には意味がわかんないのもあったけど。

    2
    投稿日: 2024.12.22
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    苦手な短編集。 でもQRコードを聴かせると言うのは斬新だったので最後まで読了。 ただ本はずーーっと残るものなので、いつまでQRコードが有効なんだろう、もしかして100年後に偶然この本を手に取った人がQRコードを読み取ろうとした時、コードが無効だったらこの本の魅力が半減されてしまうんじゃないか、と内容外の事で気を揉んでしまいました。

    9
    投稿日: 2024.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新感覚のミステリで、こういう挑戦はめちゃくちゃ好き 難聴には聴き取りづらく、それは当たり前だからいいとして、背景の環境音を下げるなどの調整はしてもいいんじゃないかと思った(自分が健常だったとしても、この環境音の調整、提案はすると思う) 何回も聞き直したり、ネタバレを読んでようやく分かる部分もあった それぞれ短編が収録されている形だったので、続きが気になった! 歌など、視覚だけでは難しいものが収録されているのも見所!聴覚を使うならではの仕掛けがあって面白かった 歌は作者が編曲してるらしく、こだわりも良き〜 「寄生虫」で声が近くなったりするのも、すごく面白い仕掛けだった!!

    1
    投稿日: 2024.11.26
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    「耳」が推理するという新感覚の作品です。読書初心者の私は本にQRコード?!と興味をそそられました。QRコードの音声を聞くことで登場人物と同じ立場で読み進めることが出来るので、きっと物語に入り込めると思います!恐らく音声を聞いても真相が分からないという方もいらっしゃると思います。その方はどうかすぐにネットの解説サイトを見るのではなくもう一度考えて自分なりの見解を持ってから見てみてください。より作品を楽しめると思います。私はそれで後悔しました。

    1
    投稿日: 2024.11.21
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    他小説の合間合間に読んでたら、いつの間にか1年近くかかってしまった。答えがないので、謎が謎のままもやもやしたのもあって、★★。 わたしは、道尾さんのは長編が好きだなぁ、とつくづく思った。

    3
    投稿日: 2024.11.19
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    新鮮でした、音源を聴いて初めて全てがわかると。(なんとなく推測もできてしまいますが…) 最後の章だけ、ややこの本の中では反則まがいだったのでそこは最後まで貫き通して欲しかったかなぁ。

    2
    投稿日: 2024.11.17
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    解決編が音で作られた小説。文字では伝わらない、音ならではの面白さが考えられていて面白かった。道尾秀介は色んな形に挑戦してて凄い。

    2
    投稿日: 2024.11.15
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    全5話の短編集。それぞれ推理しながら読み、音声での答え合わせといったところ。斬新な手法でとても楽しく読めた! ただ、私には難解なものもあり、解説やネタバレを見て腑に落ちた。 1番好きなのは2話目の『にんげん玉』 1番裏切られた感が強く、読み返したくなった。

    0
    投稿日: 2024.11.13
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    作中にあるQRコードを読み取るとYouTubeに移動して音声を聴くことが出来るのですが、これがまた聞き取りにくい!静寂の中で聞かないと何を言っているのか分からない。この作業にちょっとストレスを感じたけど、聞かなければ謎が解けないので・・・最後だけは、静止画もずっと見ておくことをオススメします。

    5
    投稿日: 2024.11.11
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    文字だけでなく、音で物語を体感するという、今までに経験したことがない読書体験でした。 5話の短編で構成されています。どのお話にもQRコードがあり、読み込むと音声データに飛び、その物語のキーとなる音楽や会話が流されます。 その音声データから、真相を考察する作業が新鮮で、面白かったです。 特に好きだったのは「ハリガネムシ」と「死者の耳」。 「ハリガネムシ」 同じ言葉でも、目で読んだのと、音で聴いたのでは、ここまで印象が違うのかと感じました。たった一言の音声データを聴いた瞬間に、物語の真相が開示され、背筋が凍りつきました。 「死者の耳」 自宅で妻が夫の自殺を見つけたが、その妻も直後に自殺。夫は本当に自殺だったのか?妻はなぜ自殺したのか?といったお話。 真相は解明されず終わるのかと思いきや、他の4話とは異なる趣向で読者を結末へと誘います。

    56
    投稿日: 2024.11.06
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    イヤホンで音源を聴く。不気味。一人で夜に聞いているととにかく怖い。読んでいくうちに謎が解かれていく章。読んだ後に音源を聴き意味がわかる章。勘の鈍い私には難しく意味がわからない。やはり考察サイトに頼ってしまった。トホホ…。そういう事だったのね。ようやく理解した。読み解けた方は凄い! 「いけない」と同様に五感を使ったヒントからの謎解きは楽しい。普段の読書とは違う刺激を貰える。脳トレ的な感覚もある。いつも特別な読書体験をさせてくれる道尾秀介さんに感謝です。

    26
    投稿日: 2024.11.02
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    1話目の表題作からなんか違う感が…ファンタジー? 「セミ」だけ自分では謎が解けなくて、ネタバレサイトを読みました。 個人的に「きこえる」に一番合ってるなと思いました。 最終話に至っては映像が動き出します(笑)

    0
    投稿日: 2024.11.01
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    耳で推理するミステリー。斬新。一度聞いてスッキリするものもあったし、何度か聞き直して理解できるものもあった。最後のだけは映像もないと分からなかった。

    10
    投稿日: 2024.10.28
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    各編の真相が音声で(きこえる)ことによって補完される小説。道尾さんはいろんな新しい試みに挑戦して小説の可能性を探っていて、面白いですね。

    0
    投稿日: 2024.10.24
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    新しい試みで面白かったし、 音声にすると何かよりリアルで 怖い。 でも、謎の部分は音声を聞いても 解答には辿りつけず皆さんのネタバレ にて、やっとそうだったのか! と納得した次第でした。

    0
    投稿日: 2024.10.22
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    道尾さん、作詞作曲もできるんだ…! 音声でもっとぞっとするつもりで読んでたから、それ自体にはあんまり捻りがないように感じた

    0
    投稿日: 2024.10.15
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    小説と音声の内容に小さな違和感に続々する短編集 色々な試みをして小説家に留まらないエンターテナー 「いけない」の1枚写真よりも情報量が多いのか聴覚をくすぐるアイディアが凄い 棒読みの音声と聞こえづらさが足を引っ張り 毎話ネタバレサイト見ないと理解できなかったのが残念 「死者の耳」はやられた! 最終話にふさわしいトリック

    52
    投稿日: 2024.10.11
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    斬新な小説。QRコードを読み取って音(歌や会話)を聞いて物語の結末を考え出す。 ただ何を話してるか聞こえにくかったりで分かりづらかった… こちらも「いけない」と同様、先に読まれた人の考察を検索した笑 大体の内容が把握できると、どの短編も工夫されていて面白く納得できた!

    1
    投稿日: 2024.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中で現れるQRコードで音声を聞きながら読む新感覚のミステリー短編集。 初めての道尾先生作品だったけど、あまりハマらなかったのはこの仕掛けのためなのか…うーん… イヤホン推奨の割には、音声の音量差が酷くて、音量調整が難しいものも多かった。 ハマらなかった一因として、私の理解力のなさが大きいとは思う。聞いてみたものの、一度は理解できなくて、一般読者の解説を見てみたものの腑に落ちなかったものも。 理解できたものでも、あまり私の好みの展開じゃなかったというのが大きいかも。その部分がなくても話の展開はできるのに、敢えて暴力ではなく性暴力の話にする作品は嫌いです。

    2
    投稿日: 2024.10.06
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    「にんげん玉」と「ハリガネムシ」はすきだった。 QRコードで音声をきいて謎解き、というこころみはあたらしかったが、肝心の音声がけっこう棒読み演技でもったいなかったかも。 物語そのものもあんまり没入できるようなものではなく、小説というよりは、謎解きゲームにちかいなとおもった。

    1
    投稿日: 2024.09.26
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    4〜5時間くらいかけてやっと読み終わった。この本のしかけがすごいトリッキーで面白い。ストーリーに対応する音を聞くことができるから、不思議な臨場感みたいなものはあった。 映画見る時に映像に対応した匂いがしたり、椅子が動いたりみたいな没入感はあった。 短編集が収録されてる。でもなー。各ストーリーの終わり方に余白があるから「え、どゆこと?」ってなる。 考える余地があって楽しいのかもしれんけど、俺はモヤっとした。 スッキリしたいなら、各ストーリーを読み終わった後に、解説サイトを別で読まないとあかんわ。

    1
    投稿日: 2024.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    QRコードを読み取って『音』で体験する本。 音がくぐもっていて耳を近づけないと聞こえづらかったり、急に音が大きくなったりと音で考察するのは写真より難しかった…。 ケータイを耳に近づけて聞いていたから、考察見るまで、画像にもヒントがあるなんて知らなかった…。

    3
    投稿日: 2024.09.23
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    QRコードの発想斬新!と思ったけど、QRの使い方悪すぎ。 ストーリーも面白くなかった。 かろうじて最後の話に関してはこれもありかともおもったけど。

    1
    投稿日: 2024.09.23
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    きこえない。きぃーーーーーっっ!!私のスマホが悪いのか、音量MAXにしても肝心なところが聞き取れない。QRコードを読む手間も相まってイライラしっぱなし。まともに謎が解けて「ハッ!」と驚いたのは『にんげん玉』のみ。これは音声ならではのトリックで一番この本の仕掛けが活きているのではないだろうか。その他の話はよーわからんと相変わらずネタバレサイトのチェケラッチョ。なるほどねーとは思ったものの『いけない』シリーズほどの面白味は得られず。次回はクリアな音質と、声の役者さんの演技力を上げていただけたらと思います。

    2
    投稿日: 2024.09.22
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    もう少し期待してたのですが、、、 前作の不発だった新たな試みの”フォトミステリー”よりは道尾秀介らしさが戻って来た作品でしたが、二次元コードを使ってYouTubeで音声を聴きながら小説を読み進めると言う、今回の試みも、どうなのかなぁ??って感じで、過去の秀作の様に確り文字にして欲しかったかなぁ、、 短編5話のうち最後の”死者の耳”だけはYouTube動画に寄って謎が明かされてまぁスッキリした結末でしたが、他の動画音声は正直なくても良いかなぁ、”文字”の方が良い様に感じました。 また次回作で過去の様な秀作に巡り会うのを期待します。

    2
    投稿日: 2024.09.22
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    短編集。『セミ』と『ハリガネムシ』が印象的だった。音声も聞いてみればいいのだろうが、文字からの想像力だけで楽しむ。

    3
    投稿日: 2024.09.03
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    感想 長編と思いきや、短編集!あちゃー。 QRコードでYouTubeを呼び出して音声で聞けるところが売りなのね。ちょっと面倒。 ネットの解説読むまで分かってなかったけど、本編と音声から読者が真相に辿り着いて下さいね。という趣旨らしい。面倒。 あらすじ 彼女と別れたライブハウスを経営する中年男性が、同棲していた若い女の子の歌から、その子の声が聞こえるという話。 2話目はポンジスキームのセミナーに参加した男。講師が25年前の殺人事件の容疑者で自分が目撃者であることを思い出す。男をゆする。 3話目は、父を交通事故で亡くし、母が出て行き、田舎の祖父母に引き取られた小学生が、ヤンチャなセミというあだ名の男の子と仲良くなる話。しかし、セミの話を聞くうちに父親が亡くなった真相が分かってくる。 4話目は、塾講師のストーカーが惚れた女子高生の殺人幇助をする話 5話目は、亡くなった夫婦が本当に自殺で亡くなったのかどうかを検証する話。

    15
    投稿日: 2024.09.03
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    文字と音声の両方を使って表現する、斬新な小説。どれもちょっとゾワっとする、どこか日常生活に無くもないよな…と思わせる話。その先もありそうな短編ばかり。 カフェで読みなら片耳イヤホンで聞いたらちょっと聞こえづらくて困ったけれど、面白い試みですね。

    1
    投稿日: 2024.09.01
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    ホラー短編集 短編の最後に表示されるQRコードから音声をきくことにより完結するというしくみはなかなか面白い。 ただ、私はネットギャリーをスマートフォンで利用しているため、QRコードを読み取るには別の媒体が必要になる(別の電子書籍ではQRコードをタップすれば聞けるのだろうか?) そこをクリアし何とか音声を聞いてみたが、中等度難聴のためか殆ど聞き取れなかった。 よって、残念ながらこの小説を十二分に楽しむことができなかった。 面白い試みではあるが、読書バリアフリーの観点から考えると残念な評価になってしまう。

    13
    投稿日: 2024.08.26
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    ここは私の備忘録なので、ネタバレ、あらすじ迷わず書いている。 しかし今回は、ここで素晴らしいあらすじと解説を見つけてしまったので詳細は省く。ざっくりのネタバレと感想のみ。 (どうか名前を出すことを許していただきたい。古畑ぬん三郎様、完璧でした。) 音声を聞くのは新しい試みだが、いちいちアクセスすると、流れを切ってしまうような感じ。 それから中身がわからないものを集中して聞き取るのが怖かった。 どれを聞くにもホラゲ実況見るくらいの緊張感があった。 聞こえる 必要なのは最後の15秒くらい? それまでドキドキしながら聞いた。 殺されて幽霊となった夕紀乃が、主人公に自分を殺した犯人が部屋に来るのを教えるが、主人公は気付かず、犯人の言葉を信じて遺品全てを持ち去られてしまう。 にんげん玉 このタイトルの意味がよくわからなかった。 中身および、百円玉の表が出るか裏がでるかで賭けをし、お互いに100と書いた方が表だと信じていたので自分が負けたと思っていたが、実際には絵があるほうが表なので自分の勝ちだったことを後から知ったというエピソード、人間には裏と表がある、とも書かれていて、これがタイトルに繋がるという他の方々の解説を読んだ。 そこでようやく、なるほどと思った次第。 ようやくわかっても変な感じだ。ミスリードは素晴らしいけどなあ。 必ず儲かると謳う、明らかな詐欺セミナーの講師とそこに生徒としてやってきた男。 再会したふたりだが、生徒は講師が殺人者であると知っており、100万円をゆする。 2日後、生徒のもとに警察がやってくる。 セミナー講師=高校時代の生徒、生徒=高校時代の講師であり、音声により殺人者は生徒であったこと、口封じにセミナー講師を殺したが発覚したことがわかる。 セミ 自分には刺さらず。 子どもの世界あるあるで、よかったねー、という感じ。 子どもが、友人のために自分の心臓をあげようとする。 ハリガネムシ 音声が急にはっきりするので、びっくりした。 塾の教え子、沙耶の生活を盗聴していた塾講師。義父に虐待されている沙耶は盗聴に気づいており、義父を殺した際も音声を聞かせる。講師は義父の死体処理を手伝い、義父は事故死したとみなされる。 絶対盗聴に気づかれてるよな、と思いながら読んだ。 深読みしすぎかもしれないが、ハリガネムシは沙耶の同級生、田浦だったのではないか。  寄生という言葉、沙耶の経済状況といい、合格したことといい、トリックといい、情報をもたらすのは常に彼だ。 彼女のために完全犯罪を考え、講師を唆したとしたら? 今後は引きこもりの兄に使うことも考えてる? サザエさんの中島 そっくりとされる田浦、解像度が高すぎた。 死者の声 刺さらず。 しかしホワイトクリスマスのエピソードを知ったのは収穫。 ホワイトクリスマスは映画も含めて大好きな曲の一つだが、管理会社のことは全く知らなかった。 社員、もしかしたら世襲制かしら。入社できるものなら入社させてもらいたい。(これを書いてから検索したところ、JRRCマガジン No.124 2017/12/28において、「アービング・バーリン出版社という音楽管理出版社がホワイト・クリスマスの1曲のためだけに設立されていて、毎年秋になると事務所を開き1~2名の職員で使用料徴収の業務を行い、クリスマス・シーズンが終わって業務が完了すると事務所を閉めて休業状態に入るとのことである」とあった。どう考えても絶対世襲だな。) 妻が夫に睡眠薬を飲ませ、ガス自殺に見せかける計画を練るが、夫は睡眠薬に気づいて眠ったふりをする。 妻は夫が寝ているものと思い、不倫相手と電話で殺人手順を確認した。夫はそれを聞いて妻をベランダから突き落とし、自分も自殺したのだった。

    4
    投稿日: 2024.08.25
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    本に出てくるQRコードを読み取り音声を聞きながら読み進めるミステリー。 面白い試みだねぇ。 まぁストーリー的には真新しいものではないけど、耳で聞くのがゾワッとする。 でも音が悪い(わざとだろうけど)ので聞き取りにくいのが残念。

    2
    投稿日: 2024.08.24
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    本の間にQRコードが出てきて、それを聞くとよりリアルに立体的に感じることができる。 本を感じる、という今までにないタイプのもの。 最初の「デモテープ」が好きだった。

    2
    投稿日: 2024.08.21
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    最初の1話だけはちょっとオカルトっぽくてゾワゾワ。 本文を読んでは音声を聞き、また読み直してから音声を聞くって感じで、ん??ってところはまたまた考察に頼ってしまった^^; 一番よかったのは「セミ」。なんて純粋でいい子なんだ! 最後の「死者の耳」は映像も見ないとわからないけど。 文字+音声がとても新鮮で楽しかった。

    22
    投稿日: 2024.08.19
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    各章はミステリー短編集だが、掲載されているQRコードから音声を聞くことで真相が分かる。 ホラーかと思ってビビりながら動画を聞き始めたけど、 変な脅かしは無く、ちゃんとミステリーの謎解きになってるので、 仕掛けが面白くて一気に読んでしまいました。

    2
    投稿日: 2024.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新感覚!耳で推理するミステリ。本文があえてミスリードを誘うように書かれており、QRコードから音声を再生すると真相がわかるという仕掛け。だが正直に白状すると、僕は音声を聴いてもわからない部分が大分あった。この小説は想像力も試される。以下、ネタバレサイトを回って自分なりにポイントを整理。トリックがわかってから読み返すのも、なかなか乙なものだ。 ❖ 「きこえる」 最後の音声によって、尋ねてきた田上と名乗る男が、じつは夕紀乃の父親ではなく、彼女を殺害した犯人だったことが明かされる。彼は夕紀乃に執着するストーカーで、遺品を自分のものにするためにやって来たのかもしれない。 要するに、CDから聞こえてきたと思われた声は録音されていたのではなく、夕紀乃の霊がそばにいたことを意味する(良美はずっと夕紀乃の気配を感じていた)。だから、犯人と一緒に再生したときは、それが聞こえなかった。 それにしても、犯人の正体は誰だったのか。良美は彼を「見たことがあるような気がする」と言っている。一瞬、夕紀乃の通夜で女性弔問客に声をかけていた男かと思ったが、それは違う。なぜなら、彼は夕紀乃の母親を連れて戻ってきたからだ。この男は夕紀乃の父親で間違いないだろう。 ひょっとして、長野のライブハウスで夕紀乃目当てに来ていた中年男性の中に犯人がいたのだろうか。上京した夕紀乃を連れ戻すためにやって来たが、本人に拒絶されて揉み合っているうちに殺害してしまった──。ありそうな話だが、それなら殺意は良美に向けられてもよさそうである。この点は謎だ。 ❖ 「にんげん玉」 読者はどうしても寺門徹が脅されているのだと思ってしまうが、じつは寺門が主人公を脅している。途中でコイントスの描写が出てくるが、表題の「にんげん玉」は、表だと思っていたものがじつは裏だったということを暗示しているのだろう。ご丁寧にも文字が反転されている。ではストーリーをもう一度組み立て直してみよう。 主人公はFPの寺門徹がかつての東陽高校の生徒・片野徹であることに気づく。そしてスマートフォンで「殺人 時効 いつまで」と検索する。これは、自分が時効で無罪にはならないという確認だったのである。そしてトイレでの決定的な会話。 「ねえ……先生」 「俺、あなたの秘密を知ってるんですけど、興味ないですかね?」 これは寺門のセリフだったのだ。「先生」という単語が寺門を指していると思わせるトラップだった。 そのあと、25年前、女教師の住むアパートから片野が出てくるところを目撃する描写が出てくる。これは犯行後に出てくるところではなく、女教師との情事の後だったのだ。つまり、女教師と交際していた数学教師S=主人公で、女教師が片野と密会していたことを知って逆上して撲殺したのである。S=主人公であるヒントとしては、セミナーでシンカワという名前のあとに呼ばれていたこと、前述のトイレの会話で、「先生、計算は得意でしょ?」と言われていたことが挙げられる。 主人公が枕に顔を押し付けて咆哮する場面も、100万円を手に入れた喜びで叫んでいるのではなかった。100万円払えと脅されているから叫んだのだ。2回目の咆哮シーンで現ナマを手にしているのは、何とか金を工面できたからだろう。「つぎはいくらだ?」というセリフは、「つぎはいくら手に入るだろう?」という期待ではなく、「つぎはいくら脅されるだろう?」という不安だった。そして、主人公は寺門の殺害を決意する。 これで一応謎は解けたが、本作に限ってはミスリードすることに重きを置きすぎている感があって、真相がわかっても「そういうふうにも読めたな」というのが実感だった。スルスル疑問が氷解するような快感が味わえなかったのが残念。 ❖ 「セミ」 一回目の音声は、物置でラジカセを見つけた秀一が聞いたもの。二回目の音声は、後半で秀一に門前払いされたセミが、家の外から聞いたもの。そこにセミがいたことは本文にはっきり書かれていないので、それを推測しなければならないのが本作のわかりにくい点だろう。 鍵となるのは、父親の命を奪った病気のことをセミに話したとき、「お前は大丈夫なのか?」と訊くセミに、秀一がわざと「わからない」と嘘をついたことだ。セミはいつか秀一も同じ病気で死ぬ可能性があると思ったのだ。 誤解はもうひとつある。セミが上述のテープを聞いたとき、それがテープではなく実際の会話だと思った。具合の悪いことに、離れていて一部しか聞き取れない。 「皆川さんとこの、星矢くんのもらってくるか。あそこはもう、必要ねえって言ってたから」 われわれはこれがオムツの話だと知っているが、セミは「心臓をもらってくる」という話だと思い込んだ(バカだから?)。そして、「もう必要ねえ」は、自分が親から見捨てられたのだと勘違いした。日頃から叱られてばかりいたからである。 ここまでわかれば、そのあとのセミの行動は理解できる。彼は秀一の父親を死なせてしまった罪滅ぼしに、自分の心臓を差し出そうとした。七五三のスーツを着ていたのは、誠意と本気を示すための、彼なりに考えた結果だったのだろう。おそらく、それを告げに行くために秀一の家に向かったところ、途中で両親が車で追いかけてきたので、咄嗟に道端に隠れた。そして前から秀一の家の車がやって来たので、「今から病院に行くのか」と思って飛び出してきた。 二人のあいだに友情が生まれていく過程や、そこに亀裂が入る瞬間、そこからわだかまりが解けていく展開は、謎解きという枠を超えて訴えてくるものがあった。少年特有の心理描写も見事で、本書中の白眉と言える。 ❖ 「ハリガネムシ」 彼女はいつ盗聴に気づいたのだろう。想像だが、主人公が家の前で車から出たとき、窓から姿を見たのではないだろうか(173頁)。あるいはもっと単純に、車種を知っていたのかもしれない(田浦はこの車はいくらしたのかと聞いていた。高垣沙耶も車を知っていて不思議はない)。いずれにせよ、その場面のあとで「一人でいるとき、彼女はとても静かだった」という記述がある。これは盗撮を知ったからではないだろうか。 主人公が盗撮しているとわかって、彼女は盗聴器を外そうと思わなかったのだろうか。それともすでに、父親殺害の計画を練っていたのか。ともかく、彼女は主人公を共犯者にした。母を巻き込みたくなかったのだろう。 主人公は、高垣宅から死体を運び出すのを手伝った。そのときに盗聴器を回収したか、彼女から返されたはずだ。ラストシーンで主人公は盗聴器を海へ投げ捨てる。 ハリガネムシは誰なのか。ハリガネムシは単に寄生するだけでなく、宿主を操る。それを考え合わせると、やっぱり高垣沙耶に父親殺しをさせてしまった主人公を指しているのだろうか。 それにしても、ストーカー気質の主人公といい、それを殺人に利用する高垣沙耶といい、妙に勘のいい田浦といい、不気味な登場人物ばかりである。 ❖ 「死者の耳」 これは最後の動画を見れば(「聞けば」ではない!)、答えは簡単だ。 瀧沢怜那が帰ってきたとき、鐘一はウイスキーに混ぜた睡眠薬で眠っているはずだった。少なくとも、怜那はそう思い込んだ。でも、鐘一は眠ったフリをしているだけだった。睡眠薬でウイスキーが変色したので、疑いを持った鐘一は芝居を打ったのである。その間に、怜那は飯田と電話で鐘一を殺す算段を始めたので、妻に裏切られたことを知ってベランダから突き落とした。そして自分も自殺した。 このことは登場人物の誰も知らない。飯田は絶対に口を割らないだろうから、刑事の美浜も真相には辿り着けない。すべてを知っているのは読者だけだ。

    8
    投稿日: 2024.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    音声データ付きのミステリー短編集。各話に挿入されたQRコードで聞ける音声データが重要なヒントになっている、という斬新な本。 そして決して音声頼みではなく、小説そのものがちゃんと面白い! 電車内で読んでいたからその場で音声が聞けないのがもどかしいほど、それぞれのストーリーが面白い。 以下ネタバレ含みます 第一話 聞こえる よくある『死者の声が紛れ込んだCD』かと思いきや、ちゃんとその場に居たってことね…ヘッドフォンの外から呼びかけてたから鮮明に聞き取れず、重大な勘違いをしてしまったのか… 第二話 にんげん玉 これは音声聞いてすぐ読み直した。完全に騙されてた、というか先入観。100円玉の裏と表を間違えるように、脅迫する側とされる側を見事に取り違えてしまっていた。 第三話 セミ 録音されていた会話、普通に聞けば大人4人の会話だけど、そのうちの2人はラジカセから遠かったのか声が小さくしか聞こえない。 セミは秀一に追い返されてから、ドアごしにテープの会話を断片的に聞いてしまって勘違いしたのかな。そして彼なりに秀一への罪滅ぼしをしようとしたのか… 愛すべき馬鹿だよなぁ… 第四話 ハリガネムシ 沙耶は盗聴機に気づいてて、『手伝ってください』は盗聴している主人公に向けたメッセージだった。 それにしてもラストの釣り人の会話怖いなぁ…食べたんだ… 最終話 死者の耳 DVの証拠を録音しようとしていたら夫が自殺しているのを発見してしまい、妻もその後なぜか転落死。その時の音声データから妻が不倫していた事が判明し、ただの自殺ではないのではないかと捜査をする刑事たち。 音声データの会話がなんか説明くさくて怪しいなぁと思っていたけど、最後の『死者』の耳に聞こえていた音声、ずるいじゃん!て思ってしまった(笑 音声って!静止画だと思うじゃん! でも直前の不倫相手の言葉からその可能性は推理できたわけで。ずるいけど面白いなー。

    2
    投稿日: 2024.08.02
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    以前、王様のブランチのBOOKコーナーで紹介され、謎を解く鍵は全て「音」のなかにある。これまでにない体験ができる新感覚のミステリー小説。ということで、めちゃめちゃ面白そうと思い読んでみました。 『きこえる』というタイトルと、1番最初の音源の雰囲気から、サウンドホラー的な感じで怖いのかと思ったら、そうではなかったのでホッとした。 5話の短編集になっていて、1話1話が解決までは描かれていないので、最後に各話が繋がるのかと思っていたら、そういうことでもなかった。「音」をヒントに推理するスタイル。 読了後に「音」を聞き直し、読み返しても分からないところがあったので、解説サイトを見てやっと理解できた話もあった。みんなよく分かるな〜 個人的には3話目が好き。セミはいい子だったな〜

    51
    投稿日: 2024.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第三話読み終わった後で短編って事に気付いた私です。 「それぞれの話がどう繋がるんだ?」って思いながら読んでたからびっくりしたw にしても面白い事考えるなぁ。  "すべての真相は「音」のなかに" 帯に偽りなし!。 音声聴くたび鳥肌立った! 面白かった!! ・きこえる オチ怖っ。 結局声が聞こえるのはオカルトだったのかな? この後、本当の両親は何もない部屋を見てどう思うんだろうか。怖い。 ・にんげん玉 読むだけでオチが分かってしまった。 けど、耳を通してこそ真相がわかる良い仕掛けだと思った。 ・セミ いやー、一番良かった!! 読み終わった後は???って感じだったけど、動画を観て完全に理解。 セミ良い奴すぎるだろ。。。 「馬鹿じゃ駄目なのか?」の意味が分かると泣ける。 ・ハリガネムシ オチが読めたけど音声聴いた時に鳥肌止まらなかった。 まさかあんなはっきりと聞こえるとは。 面白かった。 ・死者の耳 「きこえる」じゃなくて「みえる」やないかい!! なんとなく動画を観た時に「あっ、これ死んだふりしてるから起き上がるかもな」って思ったから良かったけど。 飯田がこのまま逃げおおせるのが釈然としない。 それぞれ振り返ると全部面白かったなぁ。 けどセミが一番好き。 持つべきものは友達だね。

    3
    投稿日: 2024.07.23
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    これはズルいし、やられました。 音声と簡単な映像でのオチやどんでん返し有りの短編集 賛否両論あると思いますが、私は新しいチャレンジで面白いと感じた

    6
    投稿日: 2024.07.21
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    物語中キーになる箇所が音声になっているなんて、ちょっと新感覚の読書体験だった 緊迫感とか臨場感が増して楽しかった とりあえずセミくんたちを抱きしめてあげたくなった

    2
    投稿日: 2024.07.13
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    小説(文字情報)とドラマ(聴覚情報)、本来どちらかでしか表現できないことを一度にやってしまおうという試みが斬新。特に第二話「にんげん玉」は文字だけでも音だけでも成り立たないプロットで、文学表現にまだこんな技巧があったのかと舌を巻いた。個人的には「セミ」が好き。やっぱり道尾秀介には美しくてグロテスクなジュブナイルを書いてほしい

    1
    投稿日: 2024.07.12
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    章毎に散らばったQRコードを読み取る事で、ミステリーをより深く感じるってのが趣旨なのか、文字で書き起こせない行間を音に託したのか。私はいちいちQRにかざす事で小説への集中力が削がれて残念に思った組。 新しい試みとは思うがあちこちでスマホかざしなら読む本が増えたら嫌だな。

    11
    投稿日: 2024.07.06
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    小説の中の音を実際に聞けるなんて斬新! 聞くのドキドキしちゃった 音小さめ?なのか、大きめで聞いてたら ぎゃ!ってなるとこもあった笑

    3
    投稿日: 2024.07.03
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    所々にあるQRコードを読み取り、音声も聞くと、見えなかったシーンが浮かび上がってくるという新感覚のミステリー短編集ですね。 『セミ』のみ、どういうことかよく分からずネタバレをネットで見てしまいました。そうか、そういうことかと納得した次第です。 一番最後の『死者の声』だけは、音声だけではなく、一緒についている画像も確認してくださいね〜。 流れてくる音声の中の声が、周りの音(BGM?)の大きさに紛れて聞こえにくく思ったのですが、これも演出の一つなのかな?

    7
    投稿日: 2024.07.02
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    もう道尾秀介は小説で戦ってくれない……小手先でごちゃごちゃしたのばっかり……。 今回はフォトミステリーよりはよっぽどいいけど、それでもこれを持ち上げる気にはなれなかった。最初の音声が4.7万回視聴なのに最終話は1.6万回なのは、脱落してしまった読者が多かったということでは? ・聞こえる 聞こえた理由がオカルトだし、展開がそれしかないから読めてしまった。聞こえなくてもトラックに男女が乗っている描写で明かされていて、これを普通のミステリに落とし込んでほしかった。曲はよかった、でも全部聞かされるの長くてしんどい。 ・にんげん玉 意図的に誤認させて音声で明かすしょうもなさ。反転させてるのもださい……。 ・セミ 結局父が死んだ理由ではあるからここでよかったねーになっても尾を引きそう。これのためだけに作られたカセットテープトリック、無理矢理すぎ。相変わらず不幸な子どもしか書けない。 ・ハリガネムシ これ仕掛けといてイヤホン推奨する意地悪さ。教え子のJK盗聴は気持ち悪すぎてオチのためだとしても無理。 ・死者の耳 これ本当にひどい。音ネタなのにわざわざYouTubeで音出して追加情報もない一枚絵つける意味ある?っていうモヤモヤがずっとあったから、無機物以外が出てきて動くだろうな〜と思ったら案の定。しかも再現できたのは被害者が電話でベラベラ喋ったから!っていう杜撰な展開。ラストシーンは聞こえないしさすがに手抜きすぎて呆れた。

    1
    投稿日: 2024.06.28
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    ⭐︎3.7 QRコードを読み取り音声を聴くと、真相が分かるという新感覚ミステリー。どんでん返しモノの短編集だけど、音声を聴いてすぐに怖っ!!となるものもあれば、どういうこと?となるものもあった。 音声の怖さを知った。(最後の「死者の耳」は映像もありきだったけど)

    0
    投稿日: 2024.06.27
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    音声って怖い。 一気に人の感情がリアルになって、耳を塞ぎたいけど聞きたい!という状態になることしばしば。 今回の体験型ミステリもとても楽しめた。 一番好みだったのは、『死者の耳』。 でも、これ…映像使っちゃってるよね??(笑) まぁそれでもいいでしょう。 声のトーンでも、未歩と怜那の関係性も伝わってくるし、飯田の舌打ちからも魂胆や人間性が伝わってくる。 これ、映像じゃなくて、怜那が驚く声でも表現できたんじゃないかな。 その方が想像力が掻き立てられそうな気もするんだけど。 それから、『にんげん玉』。 騙されたー!! これが一番の音声と小説の融合成功パターンでは? とても楽しめたし、満足度高かった。 ぜひ、第二弾も出版してほしい。

    2
    投稿日: 2024.06.26