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真珠とダイヤモンド 下
真珠とダイヤモンド 下
桐野夏生/毎日新聞出版
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総合評価

124件)
4.1
29
72
16
0
1
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    桐野夏生の著書を初めて読んだけど、とても面白かった!! そして、怖かった〜私はバブルを経験していないから怖さが分かってないんだろうだからこそすぐ読み終えてしまったよ、、 きっとバブル崩壊とともに望月夫妻の最後のような事はたくさんあったんだろうな、、

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    下巻も一気読みのスピードが落ちず、私も望月や佳那のように、得体の知れない強力な力に引き寄せられている感じがした。 思い描いていた未来、幸せな日々…。それはどこまで続く?結末は「やっぱりね」と思えるものなんだけど、「まさかそこまで…」というかなんというか。 ただ、望月にも佳那にも水矢子にも感情移入や同情はなくて、その読後感が不思議だなって思った。ずっと傍観者として人の不幸を望みながら楽しんでいたのかもしれない。だからペースを落とさず読めたのかな。

    6
    投稿日: 2025.10.14
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    (上巻と同文) うわーーーーーーめっちゃ一気に読み切った! なんとなく図書館で借りた上巻が面白過ぎてあっという間に読み終わって、翌日下巻を借りに図書館まで猛スピードで自転車を走らせた。 やっぱり桐野夏生さん好きすぎる。 昭和後期に証券会社の同期入社組として知り合った、水矢子、佳那、望月。 自身の野望のためになりふり構わず突き進み、危険な橋を渡ることも厭わずに成り上がっていく望月と、彼と一蓮托生することを覚悟した佳那、目指すところは違えど彼らと並走して淡々と生きる水矢子。 止まるところを知らなかった望月の快進撃もバブル崩壊と共に翳りが見え、三人の人生は誰も思いもよらなかった軌跡を辿ることになる。 三人が出会ったとき、佳那と望月は二十歳、水矢子は高校を卒業したばかりの18歳だった。 若い彼らは、当然さまざまな苦悶や逡巡を経験するのだけれど、それでも常に、自身を貫く一本の芯のような、覚悟のようなものが彼らには通っているのを感じて、頼もしい気持ちで読むことができた。 とても疾走感のある小説だった。 最後まで読み終わってから、上巻の最初に戻ってプロローグを読み返したら全く違う景色が見えて、そういうことだったのか、と感服した。 上巻を読み終わった後でもう一度図書館に行ったとき、返却しないでいてよかった(家から持って行くのを忘れた)。 悲しいような、温かいような、清々しいような。 いろんな感情が引き起こされるラスト。 もしかしたら賛否両論あるかもしれないけれど、わたしはとても好きな終わり方だったなと思った。

    2
    投稿日: 2025.09.08
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    プロローグとエピローグで見える景色がだいぶ違う。こうなりますか。 表題のダイヤモンドの意味が中盤で見えてきて、終盤になって真珠の意味が回収される。 スピード感があって乱高下する物語の展開は、金に踊りバブルに踊った儚い時代の移り変わりのようで、上下巻600ページがあっという間でした。

    2
    投稿日: 2025.08.10
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    プロローグの回収が抜群。 バブル世代なんで、NTT株の件とか懐かしみながら一気読み。おもしろかった。 お金の世界にどっぷりと浸かり溺れてしまった2人の結末はなんとなく自業自得かなと思うけど、水矢子には輝くダイヤモンドになってほしかったな。結末が悲しすぎる。 【2025.07】

    5
    投稿日: 2025.07.20
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    後半、一気に読んだ。とても恐ろしかった。お金は人を変える。結末があまりに闇すぎて、信じたくない気持ちでいっぱいだった。あの狂った時代、実はあちこちであったのではないのだろうか。何もかも失くした時何を思うのか…考えさせられた。

    1
    投稿日: 2025.07.15
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    サクサク読めるストーリー。結末はほぼ予想していた通りだった。バブルに乗っかって、バブルに沈んだ。自分も当時はその勢いと共に調子に乗っていたなあ。その時はバブルとは思わなかった。ただ、イイ事は多少味わったが、酷いことには全くならなかった。

    1
    投稿日: 2025.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時代の流れから展開はある程度予想してたけど、あまりに救いがなくショックが大きい。長編で登場人物達に感情移入してしまっていたから余計辛い。 望月が嫌いだったけど、最期まで自分よりかなを心配する姿には胸が熱くなった。死に際で望月が本当に一番大切なのは仕事ではなくかなだと確信した。望月は自分が成功することが、かなの幸せと信じてたと思うとすれ違いが悲しい。 本のタイトルが「一生輝かないダイヤモンドに薄汚れた真珠」だったことに驚いた。素敵な意味が含まれていると思い、最後まで希望を捨てずに読んでしまった。あのプロローグにもすっかり騙された。作者が容赦なくメンタルを潰しにくる。 下巻は夢中になってスラスラと読むことができた。面白かったけど、この作者は他の作品も重そうなので、回復するまでしばらくは読まないでおこうかな。 次は優しい内容の本を読んで、気持ちを中和させたいと思います笑

    15
    投稿日: 2025.04.16
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    イケイケドンドンのときはいいけど・・・の典型なんだろうな。でも現在進行形でその渦中にいたらこの先になにが待ってるかなんてわからないし、あと1回あと1回と引き際が分からなくなってしまうんだろうな。怖い怖い。でもバブルとは関係なしに、地方から東京を目指すギラついた若者って今でもいるのかしらん。いつの時代だってそういう若者はいそうな気もするし、今の時代ならいないのかもって気もするし・・・

    3
    投稿日: 2025.04.05
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    上下、一気に読みました バブル、泡はやっぱり消えるのね 金は人を変える。貧しかった佳那が、桁も考えずに平気で大金を使う。姉を売った男との結婚が間違いだった? 結果、死!怖い!

    0
    投稿日: 2025.01.30
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    お金に気持ちも身体も絡め取られ 身動きが取れなくなるまで気が付かない。 なんて愚かな・・・。 と、今ならわかる。 渦中にいれば冷静ではいられないのだろう。 狂った世の中に翻弄され人生をダメにした人たち。 自業自得というには気の毒すぎる。 彼らを救うことはできなかったのか。 その頃を知っているだけに切ない。

    1
    投稿日: 2025.01.27
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    上巻と下巻ついに読み終わりました。 下巻は一気読みに近く、最後のほうで結末が見えてきて、ちょっとさみしい気持ちになりました。 バブルの泡と一緒に弾けてしまった人生を駆け抜けた若者たち。 誰もが憧れる暮らしを手に入れると同時に失っていく大事な物。 真珠とダイヤモンドの比喩が自分が思っていたものと違って意外だったかな 面白い作品でした。

    5
    投稿日: 2025.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バブル期の物語。 下巻はバブル末期から崩壊までが描かれています。 ヤクザと関係したことで望月夫婦の末路は決定されていましたね。 みやこの方は母親の謝金の保証人にさせられていたことで転落していくのですが、53才まで生きられたということは生命力が強いのでしょうね。 その割に最後はあっさりという感じですが。 汚れた真珠と輝かないダイヤモンドということでタイトル回収でした。 プロローグもエピローグで回収されますが、プロローグで望月夫のことを訪ねるのはミスリードにしてもずるいと思いました。

    0
    投稿日: 2024.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めちゃくちゃおもしろかった... 望月さんはまあそうなるよな...とも思わなくはないけど、佳那さんについては、悲しいというか寂しいというか、こんなのやりきれないよ〜みたいな気持ち。 非常に救いがない。救いがない話好きなのかも。

    1
    投稿日: 2024.11.17
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    反社と付き合うと最後はこうなる、と言った教訓と呼ぶのはあまりにも寂しい幕切れです。バブルとはよく言ったもんだ。

    1
    投稿日: 2024.10.22
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    バブルの後半を知っている世代なので、面白くあっという間に読めた。娯楽作品としては満足。でも、桐野夏生さんなら、もっと深みがあって読み応えのあるものが書けるのではないかと思ってマイナス1。

    1
    投稿日: 2024.10.18
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    ※ お金は人を狂わす。 マネーゲームの苛烈な渦に飲み込まれていく 人生の乱降下と、破綻していく様が生々しい。 上巻と比べて勢いが段違いに増していく 下巻はあっという間に読切りました。

    8
    投稿日: 2024.10.14
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    自分はバブル崩壊と共に生まれたような世代。 私は上の世代の人達がバブルを謳歌した黄金時代の話を聞くのが好きだ。 嘘みたいにエネルギッシュで、豪華で、それでいて馬鹿げていて。 バブルを語る人達は皆「おかしな時代だった」とは言うけれど、その顔は青春時代を懐かしむように、はにかんだ表情をしている。 我を忘れてはしゃいで、浪費して、がむしゃらに生きて、大の大人が皆で馬鹿やって楽しそうだなぁと純粋に羨ましい気持ちも持っていた。 この本ではバブルの光と闇が描かれているけれど、闇の印象の方が強く残る。 もがいてももがいても強い引力に引っ張られてしまうような生活。 自分で居場所を勝ち取ったと思っていたのに大人たちに踊らされて搾取されていただけ。 自分の人生をそんな風にしか表せられなくなってしまう若者達の悲劇を思うと、バブルって、お金って、こういうことなんだよなぁとしみじみしてしまった。

    6
    投稿日: 2024.08.14
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    上下巻ものだが、あっという間に読み終わってしまった。 時代に乗り分不相応な生活を送っていた若夫婦。妻の方はこの夫と出会わなければ、キャリアウーマンとして地道で幸せな人生だったのかもしれない。 バブルの頃、金銭感覚も麻痺して、この主人公たちのような目に遭っていた人も数多くいたのかもと思うと、人生ゲームは終わるまでほんとに誰が勝ち組で誰が負け組なのかわからない。 死ぬことで楽になれるというのはあまりにも悲しすぎる。

    7
    投稿日: 2024.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    野心金金酒金金暴力。 ヤクザ屋さんがおしまいあたりは持っていきました。 大ラストは3人の主人公のうち生き残ったみやこが(失われた)30年後井の頭公園で疲れたよパトラッシュでも会えたから、ってまだ53歳じゃないかあの頭を使って自分一人で生き抜こうとしていたみやこはどこへ?!というか死んだ親の借金って引き継がなくていいんじゃなかった?!それだけ故郷と上京を共にした2人の悲惨な最期がダメージだったということか。 私は個人的に川村の存在がショッキングでしたねそんな複雑な生き死にあるのかと。 読み応え読みやすさの見事な両立があり上下巻4時間くらいで読めた。すごい速さで複数の誰かの人生を体感するというフィクション小説の娯楽はやはりいい。音楽と一緒で35歳以下までに気に入った作家しかもう読む気がなくて桐野夏生は私にとってその一人。 「ダーク」で感化されて私も自分の力で生きたいと家出したクチなので、今作では何もここまで不幸にしなくていいんじゃないか命だけは助けて欲しかったとも思うがあんな狂騒の中ではこうなるしかなかったのだという説得力はあった。 「ダーク」のように私は子孫は残せませんでしたが公園のみやこが私の数年後、とならないように気を引き締めていきたいものだとリアルにまた感化をされた。

    5
    投稿日: 2024.06.17
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    ⁡一気読み! ⁡ 1986年、のちにバブルと呼ばれる好景気に差しかかった頃に、証券会社に入社した水矢子と佳那、そして望月の男女3人。 貧しい家庭で生まれ育った水矢子と佳那は、いつか上京するという夢を温め、やがて野心家の望月とともにマネーゲームの渦へと身を投じていく。 ⁡ この時代をひと言で表すなら、まさに"狂騒"。 そんな空気感がひしひしと伝わってくる様なストーリーだった。 株式投資なんて無知でお金もない私には縁遠いものだけど、景気のいいこの時代ではこんなにも身近なものだったのか〜。 だけど、お金、お金の世の中って、やはり欲にまみれ、人を狂わせていくから怖い。 ⁡ 今から35年ほど前のお話だけど、完全な男社会だったり、まだポケベルだったり、、たった?35年でこんなにも世の中変わるのかというのも驚きだった。 ⁡ 成り上がりのなれの果て。 まさにジェットコースターの様な人生。 物語の結末は分かっていたけど、虚しい(TT) ⁡ めっちゃ読み応えあって面白かった〜 ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡

    72
    投稿日: 2024.06.16
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    バブルの時代の物語。地元の証券会社の現地採用で貧しい家庭に生まれ育った水矢子と佳那は自分達にまとわりつく負の連鎖を断ち切りたいと願い、二年後には東京へ出ようと心に誓う。     また、コネもカネも学歴もない営業の望月昭平は、佳那と縁のあった客を足掛かりに、なりふり構わず成績を上げていくが、何かに憑かれたかの如き姿に、この先に待つ時代の終焉を案じずにはいられなくなかったが、永遠に株価も地価も値上がりを続ける右肩上がりのこの時代なら、この天国が永遠に続くものと思ってしまった。  あっという間に読めた。まさにその頃、金融機関で働いた己を思い出した。

    8
    投稿日: 2024.05.26
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    なんとなく、上巻を読んで予想していた結末でした。バブルに翻弄された若者達の悲しい物語。 一気に読んでしまいました。 人って、時に、そんな狂気的な暮らしをするのかな。 水矢子、佳那、望月の3人と比較的世代が近いので、なんとなくわかるような…わからないような…。

    1
    投稿日: 2024.05.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終わり方が結構好きだった。 なるほど、上巻の冒頭はそうゆうことだったのかと、メリーバッドエンド。 完全なバッドではない気がする。 騒ぐだけ騒いで散るのだから、人生を謳歌したともいえて、そういう意味ではハッピー? 上巻は読み始めたら先が気になるドラマ感覚だったが、下巻ではヤクザやホストも登場してブランド品を豪遊するなど派手になってきて、展開が目まぐるしく面白かった。 終わり方もハッピーではないがきっちり終わったので、まぁこんな終わり方もいいじゃない、という割とすっきりした読後感だった。 ↓ネタバレ 上巻では須藤の存在が強かったが、下巻になると忘れた頃にチラッと出たくらいだった。(それも、姉の住所を望月が教えた件の暴露) 下巻ではヤクザ・山鼻の存在が強く、さらにその愛人・美蘭が佳那の新しい友人として絡んでくる。 水矢子は志望校に落ち、第三志望の女子大に通うも、周りは自分より若いし金持ちのお嬢様が多く馴染めず。第三志望に通うというのが妙にリアルでその惨めさは共感するのだが、周りが自分より若かったりお嬢様が多いのは入学前から分かっていたことだしな、と突っ込みたくなる。 そして占い師と出会い、名前に水があるから駄目なのだと平仮名のみやこに改名し、住まいにしていた安アパート住民の男子大学生に付き纏われて嫌になり、占い師のアシスタントとして住み込む。これも極端なことしてるなと突っ込みたい。 望月と佳那は豪遊するも、バブルの終わりで大損失を出した客に追われ、中でも山鼻に殺されかねないと奔走。美蘭も(佳那もたまに一緒に行っていたが)隠れてホストで豪遊しており、始末されていた。ここらで須藤も久々に登場し、佳那に望月が姉の住所を教えた旨を暴露。(姉の住所や、姉の職場である病院に脅迫をするヤクザを送り付けた)望月にあんたのせいで仲が良かった姉との関係が壊れたと訴える。(嫌がらせの後、母と佳那にしか住所を教えていなかったので佳那が漏らしたのではと怪しみ、以来引越ししたらしいが連絡を一切断つ。母とは連絡しているものの、佳那には電話番号を教えるなと事情を話しているらしい。姉はレントゲン技師と不倫をしていたことあり、潔癖な望月は不倫女が嫌いなので須藤に教えた。) 亀田という株のカリスマも失敗。その秘書的役割だった川村は望月を通してみやこと繋がっていたが、みやこは男に興味が持てず、川村は占い師と付き合っていた。亀田の失敗で尻拭いにまわる川村だったが、占い師も亀田に掛けていたので大損し、川村に酔った勢いもあり死んで償えと言い放つと、そうですね、と、その夜電車に轢かれて死んだ。 望月と佳那も山鼻に見つかり、ビルから飛び降り心中。 そんな3人の死を知ったみなこはショックを受けるが、間もなく母も亡くなり、実は800万の借金があり、勝手に保証人として兄と自分の名が使われていたことを知る。兄と折半して返済することになる。兄は兄で家庭があり、相当苦しかったはずだが葬式でその話をして以来、連絡はしない。みなこはバブル後の不景気で3年やそこらで首を切られることが増え、50を過ぎると事務職も採用自体難しくなり、スーパーの試食や居酒屋で働くも、コロナ禍で解雇。家賃も払えずアパートを追い出される。侘しくビスケットをかじって水道水を飲みながら、寒空の下、死んだはずの佳那の証券会社の頃の姿を見て、どうしてこうなったのか経緯を語り、佳那のすすめで、佳那の元に行くのだった。 一生輝かないダイヤモンドの水矢子と、 濁った真珠の佳那。

    20
    投稿日: 2024.05.16
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    上下巻!? 長いなぁダラダラ系かなぁ と、少し疑いながら(笑)読み始めたら... 全然ダラダラ系じゃなかった(笑) さすが桐野さんです。 内容は、バブルの頃のお金がらみの話だけど人間模様も面白く、あの時代、こう言った人たちがたくさんたくさんいたんだろうなぁと。 少し読み始めに躊躇した上下巻でしたが、読み終わってみると、上中下巻でもよかった! それでどーするの?どーなるの?と、どんどん読み進む読み進む。 最後が、"ご想像にお任せします"的な、すっきりしない終わり方でなく、あの人...そんな終わりだったのね...と、きっちり読み終わらせてくれました。 再読したい作品でした。 ぜひ、読んでみてください(^^)

    3
    投稿日: 2024.05.02
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    激しく弾けゆくバブルのなかで、若い2人+1人のうち誰か1人でもが何か爪あとを残してくれればよかったのですが・・・。 2024.04.27読了

    0
    投稿日: 2024.04.27
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    転落するのはわかっていても、どんどん読み進めずにはいられなかった。水矢子まで転落させるところが桐野さんらしい気がする。 今、書かれたということがどういうことなのか。今の株高はバブル時代とは違うのか。

    4
    投稿日: 2024.03.14
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    まさしく虚飾と狂乱の果て‥の下巻。 お金によって人が変わっていく様がありありと描かれ、望月と佳那に訪れるであろう破滅の予感にハラハラしながら読んだ。 堅実なみやこには、転落せず潜り抜けて欲しかったけど。 上下巻の長編だったけど、中だるみする事なく面白かった。

    3
    投稿日: 2024.03.09
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    あの異常な好景気の熱狂、誰もが夢が叶うと思わせたあの時代は、フェイクだった。 堅実に生きていた水矢子でさえも時代の波に呑まれる。 切なかった… 真珠もダイヤモンドも。

    0
    投稿日: 2024.02.18
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    先日、バブル期以来の株価最高値…と報道されていたが、現在とバブル期では全く別世界。子供のころ、バブルで沸いていた日本を覚えているが、金に対して狂喜乱舞していたように思う。 本作もまさにその通りで、ひたすらに欲を追い求めた結果、最後は悲しい結末に。分相応に生きた水矢子ですら幸せは訪れず。ただ、時代に翻弄されただけ。この時代、本当にこのような人達が沢山いたと思う。バブルの教訓は決して忘れてはいけない。

    12
    投稿日: 2024.02.12
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    1986年春、ある証券会社の福岡支店に入社した3人の新入社員を主人公にした小説。プロローグとエピローグを除いた小説の舞台は、1986年から1990年代初めの福岡と東京である。 この時期は、バブル景気の時代と呼ばれる。日本のバブル景気は、1986年12月から1991年2月までの51カ月間の、資産価格の上昇と好景気、およびそれに付随して起こった社会現象とされている。最近、日本の株価が上がりつつあるとニュースで取り上げられることが多いが、日経平均株価の最高値は、いまだにこのバブル景気時代のもので、具体的には1989年12月29日の38,957円である。これが、バブルのピークの1つである。バブルの崩壊は1992年の2月頃と言われているので、それからおおよそ30年間以上、日本経済は当時の株価を上回ることが出来ない低迷を続けているという言い方もできる。 バブル景気は、私が大学を卒業して数年後にやってきた。私自身は、メーカーに勤めていたので、不動産業や金融業ほどの勢いではないが、それでも、世の中の景気の良さは感じていた。今から振り返ると、やや異常な時代でもあった。バブル当時の世の中で信じられていたのは、「土地と株価はずっと値上がりが続く」といったことであった。私は首都圏に住んでいたが、首都圏の土地の値上がりは激しく、また、マンション価格も高騰を続けており、普通のサラリーマンでは、通勤時間の長くかかるところにしか自家を取得出来なくなっていた。しかし、マンションは、買った時よりも値上がりするのが当然という雰囲気もあったし、また、株もずっと値上がりするものだと思われていた。そういった根拠のない考え方が、更に土地と株価の値上がりを呼んでいた。それがバブル景気だ。 バブル前夜に証券会社に入社した主人公たちは、株価の高騰、バブル景気の膨らみとともに、のし上がっていき、そしてバブルの崩壊とともに破滅を味わう。この小説は、時代を利用し、しかし、最後には時代に翻弄され裏切られた若者の物語である。 証券会社というバブルの渦の中心を舞台にしており、その当時の世相が、よく描かれている。私も、当時の様子を思い出しながら小説を読んだ。ただ、小説の前半は、やや「バブルあるある」的な物語が続き、そんなに面白く読んだわけではない。小説の後半も、「バブル崩壊あるある」的な物語ではあったが、急に小説の緊迫感が増し、面白く読めた。

    21
    投稿日: 2024.02.10
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    それぞれの形で東京に出てきた3人がバブル崩壊というエピローグとプロローグに描かれたコロナ禍にどう繋がっていくのかと思って読み進めたが…

    1
    投稿日: 2024.02.01
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    あ、これヤバいぞって 子供だってわかるのに、 欲に目が眩むと人って どこまでも愚かになる んですよね。 どこで道を誤ったのか。 後から振り返るとよく わかるその分岐点も、 そのときは気付かない。 あるいは薄ら気付いて いてもリスクを軽ーく 甘ーく見積もるんです。 まるで綿アメのように ・・・ 波に乗ってるときほど 冷静さを失わないこと ですね。 とても身につまされる 作品でした。

    100
    投稿日: 2024.01.29
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    福岡の証券会社で新入社員として巡り合った大卒の望月昭平、短大卒の小島佳那、高卒の伊東水矢子がバブル期に株の世界でもがいていく物語。 プロローグで語られるのは35年後に公園の片隅で出会う佳那と水矢子。 物語が進むうちにどうしてそんな35年後の姿になるのか想像がつかず、それだけを知りたい気持ちで読み進めた。 あのバブルが弾けた時期には、大なり小なりこの物語の様な悲劇があちこちで起きていたのでしょう!

    4
    投稿日: 2024.01.26
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     読み終え、あぁ面白かった!と満足する。 しかしよく考えてみれば、プロローグから結末は予想でき、時代背景を知っていればあるある話である。  なのになぜ面白いのか。 やはり作者の筆力なのだろう。 おまけに私にとって、桐野さんの文体がすいすい入ってくるからだろう。  今回も怪しい奴らの、どうしようもなさに人間らしさを感じた。

    6
    投稿日: 2024.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上下巻、一気に読んだ。 む、胸糞、、、! バブルのおかしさを知れたのは良かった。 バブル時代に生きてなくて良かった。 これからも堅実に生きよう。

    1
    投稿日: 2024.01.17
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    傑作。600ページあるがすぐに読めた。恐らく意図的に読みやすくしていると思う。 破滅へ進むストーリーに意外性は無いが、むしろそれがどのような展開を持って終わるのかが、好奇心となり読み進められる。 バブルを経験していない崩壊後の世代からするとバブルに取り憑かれて破産した人たちは哀れに見える。ただこの小説を読むと自分が当時の野心をもった若者であったなら狂乱のバブルに挑もうという気概は無かったのだろうかと自問する。そして歯車的に取り返しのつかない流れに飲まれることも。 また当時は当たり前であった男女の格差が随所に現れる。現代だと嫌悪感を催すが今もたいして変わり映えしないことこそに嫌悪感が増す。

    3
    投稿日: 2024.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻は一転、東京に出て来た3人の話なのだが、う〜ん、期待していた展開とは違ったかな。 佳那って、もっと突き進んでいく性格に思えたのに、東京での贅沢三昧を溺れるように楽しむ毎日。 望月も、危なげなく仕事を回して急降下。 2人の心の繋がりは、やっとラストに差し掛かったところで描かれるけど、そんなものなのかな。 水矢子には幸せになって欲しかったけど、それさえも許されないのはバブルという設定だからなのか。 せめてもの救いは最期に佳那が来てくれたこと。切ない……

    2
    投稿日: 2024.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻の表紙は伊東水矢子、後に伊東みやこと改名。 バブルでアゲアゲの風潮に流されず、証券会社の事務員として小金をためて、念願の大学受験を機に上京します。が、行きたかった大学には落ちてしまい、偏差値の低い女子大に、不本意ながら通う日々。カツカツの生活の中で、知り合った占い師の下で助手兼家政婦として働くことになったみやこですが、果たして。 虚飾の果てって、サブタイトルみたいについてますが、登場人物たちは虚飾なんて自覚、無かったと思うんですよね。どうしたいのか、自分でもわかってなかっただけ。望月の方は富裕層のプライベートバンカーになって、海外に住みたいという夢はあるのですが、理由というか動機がいまいち曖昧。だからなのか、限度をわきまえずに、突っ走って、かなりヤバいことまで手を染めてしまう。佳那は佳那で、仕事をしたい気持ちも持ちつつも、浪費に明け暮れる日々。多忙を極める望月と、いっしょに過ごす時間もなかなか持てないままに。 佳那は望月の掌中の珠、だけど薄汚れた真珠。 みやこは固い信念をもって自活していましたが、輝けないダイヤモンド。 望月は山鼻から託された運用に失敗し、海外に飛び損ねて殺されてしまうのです。 運悪く戻ってきた佳那と共に。マンションから飛び降りて。 みやこは、うまく立ち回って小金を残せたのですが、母の借金を肩代わりしてから、ジリ貧になり、最後はホームレスにまで落ちぶれてしまいます。 極寒の中、死に瀕したみやこの元に現れる佳那。死んで、もういないはずの佳那。 面白く楽しめたんですが、いまひとつ物足りない思いが残ります。 装丁の雰囲気の影響もあるのでしょうが、なんか昔のフジtvの昼ドラみたいな印象。 みやこも佳那も、にこと同年代の設定なので。妙な親近感覚えます。 あり得たかもしれない、別の人生。本を読む醍醐味ですな。

    0
    投稿日: 2023.12.28
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    「金さえあれば、何でも出来る」 バブルが崩壊すると同時に、破滅に向かった若者達。 福岡の証券会社から、東京本社に栄転した、望月と佳奈。 福岡時代から、少しぐらいの悪事は、何ほどのものでもないと、がむしゃらに進んだ望月。 贅沢な暮らしに染まっていく佳奈。 一方、受験に失敗した水矢子は、占い師の南郷の元で暮らすことになる。 栄華を望んだ、望月と佳奈夫婦のバブル崩壊後の流転を見て、堅実に生きた、水矢子は、安全な場所に居られるのかと思いきや、母親の借金返済のために、落ちぶれる。 生き残るのは、ヤクザだけ? 不本意な終わり方。 それが、バブル時代なんだろうか。

    52
    投稿日: 2023.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バブル期に証券会社に入社し出会った3人の男女をめぐる物語の後編。 佳那と望月の最期は残念でしたが、じゃあどうなればよかったかというと…こうなるしかなかったのかな…と思いました。 前編で登場した美穂の活躍やその後(自分のお店が出せたのか…とか)を見たかったので、製薬会社の株を売りそびれた…というちょい登場しかなかったのが少し残念でした。 反対に、後編から登場し、出る幕の多かった美蘭は、はじめは山鼻の手先とか危険な存在かと思いきや、佳那のいい(…とは言い切れないけれど)友達になってくれてよかったです。 その分、最後どうなったのかは怖すぎましたが…。 エピローグで水矢子がコロナによって職を失ったことがわかりましたが、この描写によって、お金のしがらみは今もバブル期も変わりはない事実を突きつけられたように思いました。

    3
    投稿日: 2023.12.19
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    間違いなく2023年ベスト。子どもだった私が実感することのなかったバブルに浮かれるとはこういうことか、足をすくわれるとはこういうことだったのか。創作ももちろん入ってるだろうけど、あながちウソでもないんだろうな。当時の世相だけでなく、そこからつながっている現代の闇もきっちり書き出していて秀逸。しかし最後、あんな風に終わるとはな…夜中に読んでいて鳥肌が立った。

    0
    投稿日: 2023.12.13
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    多分、2023年最高の1冊! 転落していく若者たち〜 でもその潔さもかっこいい〜 最後に真珠とダイヤモンドという題名の意味がわかった… もっと幸せになって欲しかったとも思うけど 不幸になっていく様も気持ちよかった♥︎

    0
    投稿日: 2023.12.10
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    上巻がバブルの上昇気流に乗って上がる一方で、下巻ではバブルの終焉とともに、ほぼ全員が気流から落ちるだけ「そして誰もいなくなった」 証券会社の同期、望月と小島佳那が結婚して、望月は念願の東京本社国際部勤務、佳那は専業主婦に 東京ディズニーランドが見える浦安市のマンションを購入して、二人の新婚生活は前途洋々に見えたが 濡れ手で粟で手に入れた金は、二人で浪費し放題 佳那は淋しさからホストにはまり、望月も金の匂いのする株屋の優成に近づく 二年遅れで大学受験をした水矢子は、第一志望ではない女子大に入学したが、下宿先での困りごとで占い師の家に住み込みで働くことに この三者の利害一致し、再会して儲け話に周りの人たちも巻き込む 証券会社の社員が、みんな欲に走ったとは思わないが、分かりやすい転落で哀しい結末 令和の今なら、佳那も専業主婦にならずに、東京本社で働いていたのかも でも昭和の終わりか平成のはじめなら、寿退社しか選択肢がなかったのでしょう 望月はカネ、佳那は淋しさからの男、水矢子は酒に溺れたということかな 望月夫妻の銀座の最上階の住まいは、砂の上の楼閣だった 地道にコツコツ生きることが大事 私のバブルの頃のかすかな記憶で、「世界・食の祭典」という博覧会があったことを思い出した かなりな額の赤字になったと記憶 数年後の万博も、この二の舞にならないとよいのだが うまい儲け話には乗るな 借金はするな という教訓でした

    1
    投稿日: 2023.11.19
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    下巻のバブルが崩壊して、佳那と望月夫婦 の悪夢の様な現実は最悪な人生の 結末となる。 外から眺めて居た水矢子も一時は占い師 の南部にいい様に使われて居たが 株が暴落した後南部の支配下から 逃れ自分の城を持つ事も出来たが その簡単な幸せをも親の借金で蓄えた金 もつき、最初の上巻のプロローグへと 悲しく続いて行く。 佳那と水矢子はこの世では無い何処かで 平穏を得られただろうか。

    0
    投稿日: 2023.11.19
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    福岡の萬三証券で出会った水矢子と佳那、そして同期の望月。 いわゆるバブル期、不動産や株などの値段が上がり続けていた時代。その激動の時代を駆け抜けた三人の物語です。 本書は上下巻に分かれていて、上巻はバブルとフィーバー、そして下巻はドリームとフェイクという章から構成されています。 皆が知っているとおり、ふくらみ続けたバブルは崩落の結末を迎えることとなり、本書においても夢が虚飾へと反転する瞬間がありありと描かれています。 私は1994年生まれなのでバブルの時代を知らないのですが、もし自分がこの時代に存在していて、夢から醒める瞬間を味わったとしたら…と考えずにはいられませんでした。ストーリーに引き込まれてあっという間に読了しましたが、心臓にはよくないお話です(笑)

    16
    投稿日: 2023.11.11
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    昨夜手に取ってからの一気読み!下巻の展開にはグイッと引き込まれた。自分が過ごした同時期に、湧き上がっていたバブルの世界とは、こんなに狂乱に満ちて脆かったのか。

    0
    投稿日: 2023.11.10
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    すごかった。桐野夏生やっぱりすごい。 上下巻一気読みです。 そして読み終えてから、なんとも言えない気持ちがもやもやしている。 上巻では、望月がどうにもこうにも好きになれず、なのに佳那がなんの抵抗もなく望月に取り入れられてしまうのをイライラしながら読みましたわ。 最初の頃の佳那の勢いで、望月に見切りをつけてほしかったよ・・・ 自分は少し年下だけれど、バブルの時代の空気感は分かる。 でも、実際に株取引をかしてないし、家族や親戚も株とは無縁だったので、こんな壮絶だったとは!と衝撃。 水矢子とか、頭もよくて堅実そうだったのに、すごく哀れな最後で悲しい。

    0
    投稿日: 2023.11.09
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    弾けて飛んじゃったバプルの話。 水矢子は自分の2つほど年上。 だから割りと時代の匂いを思い出しながら読むことができた。。

    0
    投稿日: 2023.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本当の意味で弾けてしまうとは…。 お金の魔力って本当に怖い。煌びやかで派手な遊び、美味しい食べ物、持ち上げてくる周囲の大人、見たことのない世界はそりゃあ楽しい。望月と佳那が根性出して頑張っていたのは虚構じゃないし、若くして死んでしまったのはやるせなかった。清廉潔白ではないけれど、あんな最期を迎える程のことをしたのかな、と思ってしまうよ。分相応ってなんか嫌な言葉でもある。須藤とか山鼻みたいな傲慢な奴が生き残るのかあ。時代に乗って駆け上がりすぎた分、お金=それ以外は無価値、という単純な価値観に浸かりすぎて、思考停止してしまって、札束に酔っていた。 水矢子に関しては、可哀想としか…最後に求めていた佳那の幻を見て誘われたのか、ベンチで夢から醒めるのか。借金ダメ絶対、と強く戒めてくれる本。面白かった。

    1
    投稿日: 2023.11.03
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    ザ・バブルのお話。 福岡の証券会社の新入社員、水矢子、佳那、望月の三人。 高学歴ではないというコンプレックスがある三人は、周りにバカにされながらもがむしゃらに働いて自分の未来を切り拓こうとしている。 決して裕福ではない三人の生活の描写が、もう昭和感満載で笑えるほどwアジフライにソースをじゃぶじゃぶかけて食べるとか、もう昭和w この頃は三高とか言われていて、高学歴、高収入、高身長の男性がモテていましたよね。 女性も真っ赤な口紅で高級バッグを持って香水かけまくって遊び歩いていたものです。 そういうものを持っていない三人は、なんとか自分の力で上り詰めて幸せになろうとしていたのです。 ちょうどバブルに突入して、誰もが金儲けに興味を持ち、簡単に金を手にできることを知ると、どんどんのめり込んでいき、もう元の生活レベルには戻れなくなってゆく。 令和の時代を生きている読者はバブルが崩壊することを知っているので、読んでいてヒヤヒヤが止まりません。 それもこの三人は社会人になったばかり。こんなバブルの時代でなくても、新しい大人の世界で背伸びをするのは当たり前。 でも、必要以上の金を持った時、人はやはり金に踊らされてしまうのだな、と感じました。金さえあれば何でもできる、誰のことも動かせる、と思ってしまうのですね。それは結局、金がなくなれば全てを失うということとイコールなのだけれど。 グイグイ引き込ませる展開であっという間にページが進んでいきました。でも、ほんっとに怖い話でした。

    81
    投稿日: 2023.11.02
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    上巻からの続きが気になって一気読み。まさに栄枯盛衰。総じて面白かったが、後半以降は予想どおりに淡々と物語が進んだなとの印象。

    16
    投稿日: 2023.10.29
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    下巻から読む。一気に読めてしまった。 最後は、必死で生きてきた人々が死んで、やくざや仕手屋がら生き残るのか。 暇で金が有ると人間やること変わんないな。 でも佳奈さんは上巻読んでいなくても魅力的な人だと。東京で仕事してたらまた変わった結末だったのかもしれない。

    0
    投稿日: 2023.10.28
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    #読了 #真珠とダイヤモンド #桐野夏生 安定の真夜中の読書会で紹介されて手に。バブル時代の証券会社がリアルなのかは分からないけど働きづらい時代だったんだろけど総じて出てくる男たちが気分悪い。上り詰めてから落ちていくまでが見えてたはずなのにエピローグのミスリードに最後まで気付かず上下巻をすごいスピードで読了。

    2
    投稿日: 2023.10.24
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    金を追い求め金に追われるものの栄華と転落。金に取り憑かれ金が目的となった時から転落が始まる。80年代後半のバブルほどではないにせよ、ITバブルやビットコインブームの時も多かれ少なかれ似たような状態。何十年に一度、忘れた頃にバブルはやってくる。戒め戒め。投資は余剰資金で。

    0
    投稿日: 2023.10.24
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    休日一気読み!自分は大学行ってる間にバブル弾けて仕事探そうにも無くなってた。バブルの恩恵受けてたらこんなことも身近にあったかもと思うとぞっとしたりして。

    5
    投稿日: 2023.10.22
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    一気に読んでしまいました。あの頃、まさにこんな感じでした。ただ、私はまだ若過ぎて渦中に入ることはできませんでした。あの頃から30年以上過ぎたのに未だに国民の生活が下降線一途ってどんな国なんでしょうね。きっとバカしか住んでない国なんでしょうね。

    4
    投稿日: 2023.10.22
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    バブルに踊らされ、結局は何もないという哀れさ。自分もそうだな。あの、浮かれポンチキの時に地に足をつけた選択ができれば、今頃は何かが大成した自分でいられたのか、とも。

    0
    投稿日: 2023.10.20
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    中盤から一気に転落。 かわいそう、悲しいと思いながらも 続きが気になってサクサク読めちゃった。 面白かったな。

    12
    投稿日: 2023.10.17
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    どんなミステリーよりも怖かった。金は人を変えると言うけれど、金額に見合うだけの気高い精神を持ち合わせていないと堕ちてしまうものなんだな。

    1
    投稿日: 2023.09.28
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    文書が素晴らしく、一部の悪い奴ら以外の登場人物に感情移入してしまう。読み終わった後の喪失感。。いっきに読んでしまいました。

    3
    投稿日: 2023.09.26
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    やっぱり結末はこうなってしまったか・・・。  みんな可哀想なストーリー。 読後の爽快感は全くなくどんよりしてしまうけど、この作者の容赦ないところがいいところ。

    2
    投稿日: 2023.09.22
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    バブル期を生きた証券会社に勤める同期3人組の人間模様。 下巻 プロローグ 第三章 ドリーム 第四章 フェイク エピローグ 萬三証券国際部に栄転してからの佳那と望月は順風満帆だったが、バブル崩壊とともに下降の一途に。 つながりのあった人間が姿を消したり、凋落したりと。かたや水矢子は女子大に進むも現実に打ちのめされながら堅実に人生を生きていく。 佳那と水矢子の乖離とともに、時代は移ろいゆく。 下巻は結構一気読み。

    1
    投稿日: 2023.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はじけることはわかっていた バブルだから この下巻の展開も想像はついていたけど 上巻との落差! お金ってないと困るけど 欲して欲して欲出しすぎると 痛い目にあうね〜 ほどほどが一番だな〜 堅実だった水矢子も 東京で変わってしまった というか 変わらざるを得なかったのか 望月夫妻は仕方ないとしても 水矢子は連れてかないでほしかったな… クズ母のせいで苦労したのに 結局その借金背負って ホームレスなんてあんまりだ…

    0
    投稿日: 2023.09.16
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    2巻一気読み。あの時代、そこまで派手ではなかった自分でも、バブル期の享楽的な感覚が蘇る。だから何とかなると思って、この歳になってもお金が貯まらないのだな。あの時代はオッケーだったおじさん達の発言や行動、現代ではセクハラだったなぁ。少し懐かしい感覚で読み進めてしまった。

    1
    投稿日: 2023.09.09
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    バブル期に証券会社に入社した女性二人の栄光から転落の物語。 壮絶な時代を生きた二人を通してバブル期のギラギラした狂乱が描かれている。 桐野夏生さんの本だから面白くないわけがないけど、この時代を知っている人も知らない人も存分に楽しめる。 当時、小学生だったので、NTT株とかうっすら記憶にあるくらいで内容なんて知らなかったけど、世の中凄まじい熱量で誰もがギラギラしてて、羨ましいような怖いような。こんな日本もあったのかとバブルを知らない世代の人にも読んで欲しい。

    1
    投稿日: 2023.09.06
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    お金の怖さを改めて知った。 夢の世界の中にいるときは、夢であることに気づかない。不当なやり方を継続しようとすると絶対に最後に綻びは出て全てぐちゃぐちゃになることを、まるで体全体で感じたかのような気持ちになった。 しかし、これからどんどん売り上げて金持ちになるんだ!という勢いと努力とその時の雰囲気ってやっぱり自分の中の大切な記憶として残るから、一生懸命頑張った望月とカヤと水矢子が3人で頑張っていた時間はかけがえのないものになったんだなと思う。自分も正しいことをしていると思いながら頑張っている時が1番輝くんだなと思う。

    6
    投稿日: 2023.08.27
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    Podcastの「真夜中の読書会~おしゃべりな図書室~」でばたやんさんがおすすめしていたので読んでみた。最近長編には手を出していなかったので、読み切れるか心配だったけど、没頭して寝る間を惜しんで読了。 面白かった。好景気に沸く80年代後半に証券会社に入った3人。何らかの形で程度は違えど、みんな転落していくんでしょう?そんなに高いところまで行って大丈夫?とジェットコースターを見つめるような気持ちでハラハラしながら読み進んでいく。転がり落ち始めると、もうあっという間。ここで踏みとどまれそう、何とかなりそう、というような希望も少しずつ消されていく。そして最後は、そういうことだったのか…と切ない気持ちでプロローグを思い出した。

    0
    投稿日: 2023.08.22
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    桐野さんの上下2巻600ページを超える大作だが、読み始めたら止まらない。桐野さんにしてはさほど理屈っぽくなく物足りないぐらいに読みやすかった。上巻の舞台が九州福岡で方言と土地勘が馴染みやすく、背景が近い時代で当時を体験しているからだろうか。NTT株価格が高騰した話は二ユースや新聞などで知っていたが、我が家には寝耳に水の話だった。NTT株の売り出し価格が1株119万7000円で上場され、ストップ高の160万円となりさらには318万円までの高値がついたとは!  主人公・伊東水矢子と小島佳那の2人はバブルの全盛期を迎える証券会社に勤めていた。一発逆転を狙う佳那は同期入社の望月と結婚して、やくざ・山鼻にも取り入り株で儲け、夫は東京本社に栄転する。一方、大学受験費用や生活資金を貯めた水矢子は念願の東京の女子大に入り、東京で大学生生活をスタートする。一巻は上京前で締めくくられたが、「そのあたりでもう止そうよ、お願いだから大きな渦に呑み込まれないで」と、始終祈る気持ちで読んだ。 果たして水矢子と佳那の東京での生活は、想像した通りだった・・・。 結末を知り、上巻のプロローグが痛ましい。 桐野さんへ続編を乞う。地方組の水矢子と佳那があえなく撃沈していく展開は辛すぎる。桐野さんが描く女主人公達の信条に反しないだろうか。あなたの描く彼女らは善悪問わず、たくましく這い上がるのが魅力的なのだから。続編で、九州女・水矢子の復活編を書いて、底意地を見せて欲しい! 

    25
    投稿日: 2023.08.15
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    上巻1/3くらい読んだあたりからの、読者を引き込むスピード感が半端ない。バブル当時のお金の話は物語になり尽くしたような気がしていたけど、いやはや、そんなことはありません。世相を切る鋭さの中に、しっかりとした下衆さがあり、人間の面白さを物語の中で疑似体験できる、スピード感に富んだ作品でした。

    3
    投稿日: 2023.08.15
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     この作品、上下巻をブクログの本棚にこうして並べるといいわ~って思います!上巻はゴールドを、下巻はシルバーを基調とした装丁で、表紙の挿画はイラストレーターのKaminさんです。ブクログの本棚にキレイに並べたいので、下巻のレビュー投稿からします。  下巻では思っていた通り、望月・佳那夫婦は東京本社への栄転、水矢子は東京の大学に(第一志望には合格できず、第三志望としていた女子大)に進学するためと、ストーリーの舞台は東京で描かれている。望月はますます仕事にのめり込むようになり、夫婦の生活は潤ったが佳那は常にさみしさを抱えていた…。そんな佳那の心の隙間を埋めるために使われたのはお金…ブランド品を買い漁り、ホストクラブに通うようになっていた。一方水矢子は、上京後もつつましく生活していたが、同じアパートの男子大学生から好意を持たれることに耐えられず、占い師の家に身を寄せアシスタントとしてその日暮らしを続けていたのだが…。そして、迎えたバブル崩壊…望月・佳那夫婦と、水矢子の運命はいかに…。  水矢子が上巻のプロローグでホームレスになってしまった訳も、この作品のタイトルが「真珠とダイヤモンド」なのも、すべて下巻で明かされます…。私自身がバブルの恩恵を直接受けたわけではないけれど、こんな時代もあったのかとやっぱり興味深いですよね…!そしてあまりにも、あっけなく終わりを迎えたので気が抜けちゃうような感じさえします。でもこの作品は面白かったです。エピローグのもの悲しさ…しんみりしました!

    48
    投稿日: 2023.08.07
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    ジェットコースターのような人生を一緒に体感しました。 あの頃の異常なお金の感覚! 思い出しました!自分も親もおかしな金銭感覚だったと思います。あー、置いときゃよかった!とつくづく後悔しますね笑

    9
    投稿日: 2023.07.31
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    やはりそうなりますよね! バブルの輝き、そして凋落、同じ時代を生きた者としてまるでアルバムをめくる思いで読みました。

    1
    投稿日: 2023.07.30
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    バブル期のお話でした。 あの頃の証券会社異様だったんですね。 その中に入ってしまうと、冷静な判断もできなくなるのでしょう。 現実にも人生狂わせた人は多かったのでは? 桐野夏生さんの作品は、好きです。

    8
    投稿日: 2023.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バブルの時代、金に狂い、金に殺される人々。 佳那と水矢子、どちらの生き方が幸せだったのか。 円(お金)と(人の)縁は表裏一体。 お金で作られる縁と断ち切られる縁、どちらもある。

    2
    投稿日: 2023.07.23
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    ガツガツ読んでいる意識がなかったのに、気づいたら最終ページで、本気でギョッとした。ええ? さっき見たときは3分の1くらいを読み終わったところだったのに、わたし、もう読み終わっちゃったの!? という、まるでタイムワープでもしたかのような、あるいは「どこでもドア」でするっと空間移動したかのような不思議ジャンプ感覚につつまれた! そんくらい読みやすくて無意識に没頭していたようだ。 うまい作家だなぁ。久々に日本の作家に心動かされた。 この人には、ドラマの脚本も書いてもらいたいな。 映像で見たらもっとおもしろいはず。 ヤクザの山鼻が愛人(美麗)に対してキレた時のセリフがうまくて感心してしまった。(山鼻って名前もいいよね。このおっさんのキャラに異常に合っている) あと、この下巻の表紙の女の子の、ちょっとだけ憂いを帯びたまなざしがとても良いです。あかぬけて、綺麗になった水矢子のイメージ通り。 ラストは哀しかった。 他の登場人物はともかく、水矢子にはもっと人生を(地味キャラなりに)楽しんでほしかったなぁ。 幸せになる資格がない人間なんていませんよ。 こんなに堅実で、しかも男いらずで人付き合いもお金のかかる趣味もない女の子なら、800万(の半分?)の借金くらい、東京の事務員の賃金相場を考えるとホームレスに転落するどころか、わりとすぐに返せる気がするけどなあ。甘いかな?

    4
    投稿日: 2023.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんでも良い時代で景気が良くて、何億も儲けられて、そんなことが続くわけないと分かっていても、みんな気づかないふりをして乗っかっていたように感じた。うまくいきすぎるとその反動がより大きくなって返ってくるのが怖いと思った。お金は人間をおかしくさせるものだと思った。お金の恨みは怖い。うまく時代に踊らされているように感じた。人のお金を動かすことの重みをもっと考えないといけない。実際のバブル時代と崩壊後をもっと知りたいと思った。

    3
    投稿日: 2023.07.06
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    バブルピークから一気に崩壊へ 舞台は東京 浦安のディズニーランド 六本木・赤坂・新宿・銀座 映像に華やかさは欠落 むしろ沼袋など貧しさを描けている 株式相場の崩壊、ヤクザの損失、犠牲者 ストーリーは陳腐 読む必要はなかった

    0
    投稿日: 2023.07.01
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    CL 2023.6.19-2023.6.21 バブルに踊らされてバブルが弾けて人生が壊れる、という話。 登場人物の誰ひとり共感できないのに、どうなっていくのかとついついページを捲る。 グイグイ読ませる筆力はさすが桐野夏生。 この人たちにあったのは結局お金だけ。愛情も友情も信頼も平穏も安らぎも何もなかったんだね。

    1
    投稿日: 2023.06.21
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    転落を見届けようと一気読み。バブルが崩壊するのはわかっているだけに、どんな破綻が待っているのか、読み進めるのは辛いはずなのだが、やはり桐野夏生の力技でグイグイ読める。 ただ、今回は、登場人物がやや魅力に欠けていたように思う。みんな、若いから?かろうじて水矢子が独特な魅力を放っていたくらいかな。バブルに踊らされる人たちだから、仕方ないのかもしれないが。 それにしても、バブル崩壊後も、また現代も同じような経済状況で、救いが無い…。

    18
    投稿日: 2023.06.18
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    p.42 「高いから、集め甲斐があるんじゃん。この世は見栄だよ、見栄でできてる。エルメス持ったら、みんなが尊敬の目で見るよ」 p.59 「先生、じゃぁ、私は水の人じゃなくて、何の人なんですか?」「あなたは風の人」「風ですか?」「そうよ。風のように自由にあちこち行くの。そのかわり、孤独かもしれない。でも、1番かっこいいのよ。私は好き」「じゃあ、水の人は?」「水の人は、水の上を常にみんなと一緒の船に乗るの。だから、人間関係がうまくいくしたよ」「ちなみに、先生は何の人なんですか?」「私は土の人なの。だから、何かを育てると良いのよね」「風の人は何も育てないんですか」「そうよ、何も持たないし、持ちたくないの。そうでしょ?」そうだろうか。水矢子は違和感を覚えた。というのも、自分が所有したくてたまらなかったからだ。金も学歴も佳那との友情も自由も全て。

    1
    投稿日: 2023.06.15
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    かなり面白くて上下巻一気読みしてしまった。。安定。 登場人物の行動の仕方により、最初は福岡の同じ会社員だったのに全然異なる人生を歩んでいくのが面白かった。バブルの時代に金融に翻弄されていく様子も経験してない身としては新鮮だった。最後は悲惨。

    4
    投稿日: 2023.06.14
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    バブルに踊らされた挙げ句に破滅する人々。 人物造型が浮薄なのは時代ゆえなのか。 登場人物たちがみな破滅していくのは作者らしい。 初期の作品にあった渇望感は感じられない。 桐野夏生はいつの間にか日本ペンクラブの会長なのか。。

    2
    投稿日: 2023.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    展開の速さと嫌な予感の先を知りたくて、一気読みしてしまいました。 プロローグ的に希望を持っていたのですが、案の定な結末でしたね…それでも夫婦が最後、取り乱したりせず二人で割り切って運命を背負った形だったのは、その有り様としては綺麗に感じました。 こんな狂乱の時がたった数十年前にあったんだな…と思うと恐ろしいですね。 「運がどこまで保つか、あんたが見届けてやんなさい」 「この世は見栄だよ、見栄で出来てる」 なんとも清々しい言様をする女性陣の台詞が印象に残ってます。 せめて水矢子が最後佳那に会えてよかった。

    3
    投稿日: 2023.05.26
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    結末は予想通り。 ジェットコースターのような話で一気読み。 バブル期ってなんだったんだろう。その時期に大金は得ても、結局泡となり悲惨な結末。 大金を手にすると人は変わるのね。身の丈に合った暮らしを心がけよう。 これは小説だけど、実際に三人のような人生を送った人は多かったのかな? とにかく恐ろしい小説でした。

    4
    投稿日: 2023.05.23
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    桐野夏生の真珠とダイヤモンドの下巻を読み終わりました。 東京に出てきた3人ですが、バブルがはじけて転落が始まります。 想像したような最後になりました。 私はバブルの恩恵を受けませんでしたが、一体何だったんでしょうね。

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    投稿日: 2023.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これぞエンタメ小説!という感じのジェットコースターな展開にぐいぐいと引き込まれて、あっという間に読了。バブル期は知らないけれど、そこかしこにこんな話はあったのかもな、と。登場人物たちの、金の流れに溺れて抗えなくなっていく姿がなんとも物悲しい。人間、欲の前ではこんなにも簡単に理性を失えるんだね。 自分も時代が違えばこうなっていたかも…と、そういった意味でもゾクゾクするお話でした。 ちなみに証券会社で前場が始まり、喧騒の中で電話をかけまくるシーン、ウルフオブウォール・ストリートの場面が浮かんできた。

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    投稿日: 2023.05.18
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    佳那と水矢子の行く末を案じながらの一気読み。好景気に踊った金と夢は儚く散る。真珠とダイヤモンド、二人の最期を描くプロローグとエピローグの哀しき余韻に浸った。

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    投稿日: 2023.05.16
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    金の切れ目が縁の切れ目や!!!というわけでバブルは崩壊。これは周知の事実であり、主人公たちの末路も想像がつく。上京し贅沢三昧の生活を送っていた望月と佳那。紆余曲折しながらもそれなりの生活を送っていた水矢子。3人のジ・エンド。望月は自業自得的、致し方ない部分はあるだろう。それより佳那が作中であまり活躍できてないのが残念。佳那も水矢子も上巻ではポテンシャルの高さを見せつけていただけに下巻の生き様は物足りなかった。それが狙いだとしても『真珠とダイヤモンド』とは皮肉すぎる。とはいえやっぱりリーダビリティは抜群だ。

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    投稿日: 2023.05.09
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    バブル時代の熱気と狂気が良く描かれていて、とても面白かったです。あの時代、この手の話は珍しくなかったのでは? ノンフィクションに近い作品だと思います。お金は怖いです…

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    投稿日: 2023.05.07
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    エピローグの伏線回収を期待しつつ、本当は死んでない種明かしを待っていたけど、え、幽霊オチ?バブルの浮き沈みの描写は見事。当時のギラギラが目に浮かぶようだった。

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    投稿日: 2023.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻から一気読み。 能力も覚悟も中途半端のまま、バブルの渦に巻き込まれた望月や佳那達の浮かれ具合や勘違いぶり、なりふり構わない貪欲さに辟易しつつ、彼らの成り上がりと転落の顛末を安心して面白く楽しく読んだ。時代の香りが、プンプンと匂い立つ。 ただ、バブルの混乱を生き抜いた水矢子の今の姿が、現代の貧困の問題のリアルなのかもだけれど、痛ましくてやりきれなかった。

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    投稿日: 2023.05.04
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    本当に一気読みだった。すごいなあ、桐野夏生。 でも、こんな刺激的な本を読んだ後は、何を読めばいいのだろう。よく、子供に『かいけつゾロリ』のような刺激的な楽しい本を最初に与えると、上質な静かな本が読めなくなる、という人がいるが、まさしくその状態。

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    投稿日: 2023.04.29
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    バブルのあの頃を知ってる者には、驚愕のストーリー。 最初は、会話が多く冗長な感じがして止めようかと思ったりしたが、だんだんはまり込んで、下巻は遅読の私としとは異例の速さで読み進めた。 あの熱に浮かされたようなバブル期の、株で儲けた人はこんなことに… そして株とは距離を置いてもこんなことに…と複雑な気持ちになった。 良くも悪くも刺激的な時に身を置いていたなぁと我が身を振り返る。

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    投稿日: 2023.04.26
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    バブルの時代に翻弄された人々の没落のストーリー。 輝きに満ちた時代。何でもできるし、何者にもなれるような時を過ごして、衰退してゆく哀しみ。まさに、光と影を象徴したような作品。

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    投稿日: 2023.04.22
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    1986年春。二人の女が福岡の証券会社で出会った。野心を隠さず、なりふり構わずふるまう同期、望月昭平に見込まれた佳那は、ある出来事を契機に彼と結託し、マネーゲームの渦に身を投じていく。(e-honより)

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    投稿日: 2023.04.17
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    カリスマ若手ファンド運営会社と望月は銀座で知り合った。九州のヤクザ大鼻、医師に紹介して設けて、銀座の賃貸マンション暮らし。ポルシェに乗車。水矢子は50代女占い師の住み込み家政婦となり女子大中退。株の相談をされたので佳奈に連絡。望月からカリスマファンドを紹介される バブルがはじけて融資額100億円が返せないファンド会社。社長はまもなく逮捕。社長の秘書がヤクザに拉致された。解放されたが、すぐに自殺 ヤクザに、殺された。次は望月。証券会社を退職してシンガポールに転職予定。佳奈をホテルへ。 ポルシェが2500万円で売れた。書類作成の為、銀座のマンションでヤクザが待ち伏せ。全口座の現金を下ろされ。奥多摩で偽装自殺?佳奈が帰ってきた。銀座で死のう。翌日のニュースで夫婦が飛び降り自殺をしたことを水矢子ほ知る 株で儲けた300万円で桜上水のアパートに引っ越す。母が死ぬと連帯保証人にされていた。借金800万円を兄と半分ずつ返した。 派遣社員をして暮らす。派遣切りに。居酒屋のバイト.コロナで失業率。家賃が払えずホームレス。 目の前に死んだ佳奈が現れた。53歳になった水矢子にもう楽になりなさいと言われ目をとじた

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    投稿日: 2023.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻も一気に読んでしまった。 私はどちらかといえばダイヤモンドのタイプで、地味に、堅実に、なんとか生きていたいなと思うのですが、他人から被せられることって実際あるんだよねえ…と、身にしみてしまった。

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    投稿日: 2023.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★3.5 タイトルからは想像できない、まさかの超バットエンド。 やはり楽して稼ぐなんてことはないんだと痛感。 株はインデックス株で寝かしておくくらいが一番ですね。自分は証券会社には絶対就職できない。望月がいなかったら、誰もバットエンドにならなかったのでは…

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    投稿日: 2023.04.09
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    上下巻合わせた感想 バブルといえば、この流れ、結末よね 何度も読んだり、観たりしたお話で 意外性は無し ただ、読みだしたら、一気に読ませる 筆力は流石 ベタな内容で、 ★3か4で悩んだけど、 面白くて一気に読みしてしまったので、 ★3.5を四捨五入して★4

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    投稿日: 2023.04.08