
総合評価
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powered by ブクログ重々しいストーリーかと思っていたけれど、想像していた何倍もポップな感じて意外だった。ドタバタと物語が進んでいくのに、ちゃんと伏線回収されていてスッキリする。
26投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
エンタメ33% ミステリ33% ヒューマンドラマ33% くらいの構成 表紙の絵や帯のアオリ文から、悲愴な物語化と覚悟して読んだが、道尾秀介の作品の中ではむしろコミカルでライトなものだった。この作家は何を書いても上手ですね。 遺族をターゲットにした宗教は、道尾作品に何度か出てくるね。 ミステリ部分に関しては、ミスリードを誘うものではなく、道尾さんにしてはヒントが多く親切な書き方だった。 映画化できそうな、ビジュアル映えする作品(もうされてるのかな?) 道尾さん独特の人間の哀しさ、愚かさ、愛おしさがちょうどよい重みで書かれていて、万人受けする作品だと思った。コアな道尾ファンには少し物足りないかも。でも、嫌味もなく、何かが足りないというわけでもなく、基本的に完成度が高い。道尾秀介という作家への信頼度がまた一つ上がった。
1投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログ登場人物みんな個性があってめちゃくちゃ良かった☆ 物語通してずっと温かい空気感とユーモアが流れています。 とりあえずみんなしあわせになっても良いし、なって欲しいと感じました!
48投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ図書館にて借りる、第400弾。 (田尻町図書館にて借りる、第82弾。) 面白かったとは言い難い。 道尾秀介の実力はこんなもんではない、と信じているものの、もう当分道尾秀介作品は読まなくてもいいかな、という気がしている。 こじつけ感が強く、お話に緊張感もない。 道尾秀介、どうしてしまったのか。 星は3.2くらい。
1投稿日: 2025.04.09
powered by ブクログ再読。いつも通り再読でも記憶があやふやで笑、でも三社祭〜鉱山博物館のくだりからはよく憶えていて、特に鉱山の坑道のシーンは映画のように脳内再生されました。息つく間もないスリリングな展開も相まって、後半はあっという間に読了。ちなみに坑道の暗さがリアルに感じられるので夜に読むのがおすすめ。 それにしても猛流君と汐子ちゃんが可愛すぎました。あんなに賢くて空気読めてまだ5年生?幼い大人が多かったのもあって、子供達2人がきらきら眩しかったです。でもやっぱり子供は子供なんだよね。幸せになってほしい!
6投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログ読み始めて少ししてから「んっ」ってなった。あーこれ読んだことあるわー。でもどんな話だったのか思い出せない…。途中まで日常が書いてあるので眠くなるが、色々事件が起こってからは面白くなった。そして最後には伏線が回収されてめでたし?心情が良く表されていて良かった。
1投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログ今回も伏線がたくさんで読みごたえあり。 半分ほど読んでからその後1週間くらいあいてしまったので…細かいところを忘れつつ。やっと読了。 心の傷をもっている人々の苦しみややるせなさがほんの少し癒されたような、ひと筋の光がさすような読後感がいい。 道尾秀介作品を読むといつもそんな風に思う。
1投稿日: 2023.04.09
powered by ブクログ泥枕、はどういう意味か、まだつかめていない。 ミステリーのようでいて、家族の物語でもある。 数組の家族が登場するが、それぞれどこか欠けている。その欠けている部分を補っていく方法も、またそれぞれなのだ。
0投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログ久しぶりの道尾秀介作品。結構複雑な謎でした。 P434 「あんな、おいちゃん」 初めて、汐子が顔を見て上げてこちらを見た。 「幸せになってもええねんで」 両目に夜を映しながら、真っ直ぐに二美男を見ていた。 「毎日楽しくしててもええねんで。変わらへんもんは変わらへんねん。自分が苦労したかて、そんなんおんなしやろ。何も変わらへんやろ。そしたら、楽しいほうがええやん。まわりも楽しくなるやん」
2投稿日: 2021.09.11
powered by ブクログ汐子ちゃんがよい ほのぼの進んでいくお話大事な人がもし死んでしまったら自分はどうなるのかとふと考えてしまった
2投稿日: 2021.05.28
powered by ブクログ今まで感じていた道尾作品の「陰」のイメージと比べて、今回はかなり「陽」で面白かった。酔っぱらいのダメ親父が殺人事件を目撃して、追われるか自分で推理を始めるか、な展開かと思ったら、まるで違った。展開が早くて一気読み。汐子かわいい。
0投稿日: 2020.09.20
powered by ブクログ6年前に不運が重なって娘を死なせてしまった二美男と、父を亡くして二美男と同居している姪の汐子。 地元の祭りの夜、酔った二美男は小さな悲鳴と何か大きなものが池に落ちる音を聞く。 池に沈んでいる何かを拾い上げるため、アパートの住人達とある計画を立てる二美男。 読みにくい訳ではないが、続きが気になって仕方がないというこ事もなく、さらりと読んだ。 切なくも、じんわりほっこりするお話。 道尾氏にはパンチを期待してしまうが、そういうのはなかった。
0投稿日: 2019.07.11
powered by ブクログ67ここにも明日に向かい合えない男がおり、それを周りのお節介が変化させていくというお話。木内氏の探偵の方が生きがいいかも。
0投稿日: 2019.06.09
powered by ブクログ愛すべき登場人物たち! 不器用にしか生きられないけれど 自分では気づかないままに 誰かに支えられ、誰かを支えていたりする 2019,05
1投稿日: 2019.05.16
powered by ブクログ久しぶりに読んだ道尾秀介。 なんだかほのぼのとした感じで進んでいった。 歌野さんのような…? どうしようもない主人公だなぁと思いながら、汐子ちゃんのキャラが素敵すぎ。 このまま一緒に歩んでいって欲しいなぁ〜。
0投稿日: 2019.02.14
powered by ブクログ訳ありアパートの住人+剣道の師範+警察官のミステリー。 そんなことあるって感じだけど、子どもを亡くした親の気持ちを考えると、そうなるかもしれない。おもしろかった。
0投稿日: 2019.02.01
powered by ブクログ道尾さんが今まで書いた主人公の中で一番好きというのがよく分かった、好きそう(笑) どこにでもいそうな人達で多分皆誰かしらに当て嵌まるような将来の自分のような。そんな人達が大事件を起こして、破茶滅茶になっていきます!(笑) ただ読み終えると、愛おしさ、そして人間同士の繋がりの儚い美しさがあった。人間って脆いけれどだからこそ人間って良いな、と思える時があるのだろうね。 と思える作品です。
1投稿日: 2018.09.20
powered by ブクログ汐子と叔父の凸貝二美男の貧乏アパート暮らしに起きる事件。 中盤だれるけど ドタバタ感あり、じんわり感あり。
0投稿日: 2018.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館の棚に並んでいたので、何となく手に取ってみた。 結構笑えた。吹いた。 みんないい味出してる。小学生コンビも。 以前も違う作品を読んだ気がするけど、こんなユーモラスな書き方をする作家さんだったかな?←覚えてない 笑えたのだが、内容は…結果普段人が押し殺している悲しみや怒りなどの感情に行き着く(と思う)。 でもそこにたどり着くまでが長い、長過ぎる気がした。 二転三転する展開にヘェ〜となるが、もう少しシンプルでもいいのかな。 とは言ってもそこまで飽きさせない内容で、楽しめた。 【補足】 思い出したので。以前借りたのは「向日葵〜」だったが、生まれ変わって再登場するところが個人的にダメで途中ギブしたのを思い出した。 それにしても作風が随分違う気がするな〜。
0投稿日: 2018.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子供を亡くしたオジサンと引き取られた姪っ子が、おんぼろアパートに住むご近所さんたちと騒動に巻き込まれていく。 お祭り、龍、池に沈んでたドクロ、鉱山博物館での大騒動とストーリーは進んでいきますが、中盤までがなかなか展開が進まず、読むのに時間がかかってしまいました。 姪っ子の汐子ちゃんがおいちゃんに「幸せになってもええねんで」って言います。 変わらないものは変わらないから。自分が苦労したって何も変わらないんだから、楽しい方がいいでしょって。 そんなこと、言ってくれる姪っ子が側にいるオジサンはシアワセです。
0投稿日: 2018.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
*哀しき人、公園の池に沈めたのは…。娘を失った男、母に捨てられた少女。ろくでもない生活の終わりは、いつくる?生の悲哀、人の優しさが沁みわたる、人情ミステリーの傑作! * 下町風情の人々との関わり、あたたかな描写、せつない事情。ややドタバタを盛り過ぎなのと、途中の中だるみ感を除けば、さくさく面白く読めます。ラスト近くの、娘を死なせてしまった自分は罰を受け続けるしかない、幸せな日なんてあってはいけない…のくだりには泣けた。
1投稿日: 2018.07.28
powered by ブクログどこか陰がある登場人物たち。ギリギリ普通の人々が集まっているコミュニティで、それなりにドタバタな展開で物語が進む。最後は意外な結末で・・・。道尾氏の著作でよくあるパターンの展開なのだが、今回は驚きよりも人情味溢れる人々の言動にホロリときた。個々はろくでなしかもしれないが、あの人々の輪の中には入りたい。輪の中で笑って泣いて、お互いを尊重する。そんな世界はきっと人生が楽しくなるはずだ。
0投稿日: 2018.06.06
powered by ブクログ伊坂幸太郎っぽい。面白いからいいのかな。 色々便利な世の中に変わっても、家族の物語は変わらずあったかくてよいですね。
0投稿日: 2018.05.22
powered by ブクログ子どもを失ったおじさんに引き取られた汐子。自分の子どもの代わりじゃないけれど、汐子がいたから毎日の生活が遅れたのかも。 しかし、こんなにも飲んだくれてたらあかんわ。 アパートの住民の協力があってこそだね。 問題解決できたら、それが自信となって生活改善にもつながるか。
1投稿日: 2018.04.27
powered by ブクログさてさて、この物語は昭和の香り漂う古ぼけたアパートから始まる......。 「平成十八年生まれやもんな、私もりくちゃんも」。 ?? しー坊、今なんて言った? 平成、十八年? ということは、この物語は現代も現代、現代の話だった! 物語は自分の失態で一人娘のりくをなくした男、凸貝(とつがい)と姪の汐子、そしてボロアパートの住人と顔見知りの警官(剛ノ宮)たちで進められる。 凸貝が酔っ払って見た光景は殺人事件(?)へと発展し、どんどん広がって、最後に......。 物語の進み方はのんびりしている。 ものすごく恐ろしいこと(子供を亡くす事以外には)も起きない。 なんだかこの著者にしては珍しいなあ、とのんびり構えていると二転三転する物語に次第に引き込まれていく。 自分の不注意で、判断ミスで、大事な人を亡くしてしまったら? 本当のことが言えなくて、嘘を重ねていってしまったら? がんじがらめになってしまった、どうしようもない人生に、ぼんやりと光る蛍石。 象徴的だ。 起きてしまったことは変わらない。 苦悩も凡夫には逃れられまい。 だが手元に残った光る石が、おぼろげながらも自分の行く先を照らしてくれるから、人は生きていける。 満月にはかなうまい、けれども、人の行く先を照らしてくれるのは、存外小さなもの。 小さな宝珠とともに、人は進んでいくのである。
0投稿日: 2018.04.23
powered by ブクログドタバタに話が進んでいく中にもシリアスさがちりばめられている。 みんな、いろいろな想いを抱えて生きている。 ドタバタが続くなあ、と思っていたら急に終章へ。 終章はグッとくる。ベタな展開なんだけど。 さすがの文章だなあ。 題名はなんでだろう??って思っていて、キーワードはちょいちょい出てきたけど、それも最後に明らかに。 ふーーむ。
0投稿日: 2018.04.08
powered by ブクログ3月-2。3.5点。 娘を喪った30代後半の主人公。姪を預かり、同居。 近くの道場の孫が、相談を持ちかける。 殺人か、失踪か、アパートの住人を巻き込みながら、調べていく。 相変わらずの道尾節。最近は人情ものばかりという気が。。
0投稿日: 2018.03.13
powered by ブクログ「みんな、つらいことあるよ。ーそういうの、近くにいる人に知ってもらうと、少し楽になるだろ?そりゃ半分になるとはいかないけどさ、三分の一くらいになるじゃねえか」 三分の一だと半分よりむしろ少なくなってしまうので、たぶん三分の二と言おうとしたのだろう。 道尾さんの作品はどれももう一度読み返したくなる。 出てくる仲間たちの話もそれぞれ読んでみたい。
0投稿日: 2018.02.07
powered by ブクログそこまでのどんでん返しでは無いかなと思うけど、心がほっこりなる内容でした。個々のキャラが良かった。個人的には、菜々子さんが大活躍すぎて、主人公とくっついたり、ビックリな過去とかあるのかと思ったけど。汐子ちゃんが愛おしいです。
0投稿日: 2018.02.06
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 哀しき人、公園の池に沈めたのは…。娘を失った男、母に捨てられた少女。ろくでもない生活の終わりは、いつくる?生の悲哀、人の優しさが沁みわたる、人情ミステリーの傑作! 人情味があるのもドタバタの楽しみの大変結構ではあるだけれども、読み味までドタバタする必要はないと思う。部分部分を抜き出すとなかなかいい味出てきそうな部分がありますが、エピソードや人々の感情の動きが荒っぽく書かれていてもったいない。色々なものをくっつけすぎた子供が改造したおもちゃみたいな本です。ちゃんと整理して書かないといけないし、ジャッキーチェン的なドタバタを描こうとしているアクションシーンも分かりにく過ぎて、要らないところを推敲する勇気が欲しい所です。ミステリー部分も特筆すると事が無いというか、全然必要ないような感じです。
0投稿日: 2018.01.18
powered by ブクログミステリーとしてはどうなのかとも思うが,日常の延長のような中で嘘や勘違いや思い込みがごった混ぜになって,しっかりしすぎた小学生の子供たちのリードで祭りから祭りへ駆け抜ける.前半のコンゲーム的な焼きメレンゲドラゴンボールを投げる辺りがとても面白かった.
0投稿日: 2018.01.16
powered by ブクログ子どもを亡くした男がふたり。傷のなめ合いのようであったり、同志と感じる描写にはひきこまれる。 自分が幸せになってはいけないと律するあたりはじんときた。 全体像が見えてくるまでに時間がかかったのと、他にも魅力的な人物がいっぱい登場してくるのに細かくスポッとを当てられなかったのがとても残念。
0投稿日: 2018.01.13
powered by ブクログ娘を失った男、母に捨てられた少女。ろくでもない生活の終わりは、いつくる? 生の悲哀、人の優しさが沁みわたる人情ミステリー。 中盤までダラダラとした展開が続き、もう止めようかと思いつつもダラダラと読み続け…結局、モヤモヤしたまま終わってしまった。新聞連載のせいか冗長で盛り上がりに欠け、登場人物にも魅力を感じなかった。 (Ⅾ)
0投稿日: 2017.12.29
powered by ブクログ夜中に泥酔した男が見た「事件」は本物だったのか…。 複雑な過去により自堕落な生活を送る男と面倒を見ることになった姪。二人の生活は夏のその事件をきっかけに思いがけない面倒事へと巻き込まれていく…、重く断ち切れない過去を深奥に秘めた人物ばかりながらも、表面的にはそんな人たちが大人数でどたばた知略を巡らせたり巻き込まれたり巻き込んだりの物語が展開します。 ミステリ風味より、人情味のほうが強く、人物たちのそれぞれの同じ場所での違う想いを受け取ると複雑な味わいがあります。哀しくもおかしくて、やりきれないこともあるけれど、それでも前に進みたい。その前に進むための力をお互いが補完しあっているのが、良いよなあと感じました。 人生捨てたものじゃないって手垢のついた言葉だけれど、そんな簡単に割り切れるものじゃないってある程度人生歩んだらわかるけれど、それでも、ともにいてくれる人、支えてくれる人のささやかな力のあたたかさは本当にかけがえがない、なんてことをつらつらと思ったのでした。
0投稿日: 2017.12.29
powered by ブクログ道尾さんらしく、物憂げなキャラクターたちが優しさでつながるストーリーで、トリックや伏線も巧みです。ただ、途中少し間延びしている印象がありました。
0投稿日: 2017.12.20
powered by ブクログ推理だけれども人情ものでもある。丁寧に感情が書かれていて、よい本でした。ダヴィンチブックオブザイヤー2017を購入し、気になる本を読み漁り中。
0投稿日: 2017.12.16
powered by ブクログいつもと違いあまり入り込めず、読むのに割と時間がかかってしまいました。 暗がりや暗闇が多いから見えてこないのでしょうか? それとも、それまで読んだ設定を何度か崩さないといけない場面があるからでしょうか? 思わせといてそうじゃないの連続でしたしたが、とりあえず読み終わりました。
1投稿日: 2017.12.06
powered by ブクログ暗い話の筈なんだけど、重たくはないです。 でも洞窟のシーンが長過ぎて途中で読むのを止めようかと思いました。 映画向きのストーリーかな? 最後の汐子の言葉に救われました。
0投稿日: 2017.11.29
powered by ブクログ先日、道尾秀介さんの「満月の泥枕」を読みました。 読んでて、ちょっと長過ぎるかなあと思ったりしました(このシーン、こんなに長く詳細に書く必要ある?って、読んでて思ったりとか・・・)。 まあ、道尾秀介さん自身も、長編小説2冊分の魅力を詰め込んだ1冊、と言っているので、もともとそういうコンセプトの小説で、しょうがないとは思うんですが・・・。 なので、もうちょっと削れるところは削って、もうちょっとコンパクトな形にしたほうが、もっと読みやすくなるんじゃないかなあと思ったりしました。 あと、道尾秀介さんの小説って、大雑把に言うと、普通っぽい世界観のミステリー小説と、おどろおどろしい世界観のミステリー小説と、2種類あると思うんですけど、今作は前者で、前者のタイプの作品の場合、複数の登場人物たちが、みんなでなにかを成し遂げる、みたいな設定が多いですね。
0投稿日: 2017.11.23
powered by ブクログミステリーだと思いきや…ドタバタ人情劇場。 ちょいちょい気が緩むギャグを仕込んでるから、さくさく読めた。 汐子ちゃんとおいちゃんが、アパートや町のみんなとずっと一緒に居られますように…
0投稿日: 2017.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あんなに辛い出来事があったのに、明るい主人公。 私の脳内では主人公はムロツヨシで再生されてました(笑) 池の骸骨まわりのテンポの良いあたりは、映像化したところを見てみたい!アパートの濃い住人たちのやり取りが楽しすぎて良かった。鉱物記念館のあたりはちょっと長かったけど。 オチは、そうかもと思ったけどそんなわけないだろうなと思いつつも、お土産の話をしたところでこれは伏線だろうなと。タイトルが良かった。池に写ったもう一つの世界。
0投稿日: 2017.11.17
powered by ブクログ読み始め、中盤、そして終盤と全く違った様相を見せ、読者を良い意味で意味裏切り、独特の世界へ引きずり込んでいく。 子供を自分の過失で死なせてしまったと思い、その思いで前に進めない主人公が登場する。重苦しい感覚で小説は始まるが、そこにとどまらない。それぞれどこか抜けている多様な登場人物たちの喜劇に転じたと思いきや、殺人事件というミステリーに変化していく。読者を飽きさせず、しかしそれは支離滅裂な展開ではなく、読者を納得させる終盤を迎えることになる。 いろいろな現実にはあり得ない出来事を経験や同居をしている姪を通して、主人公は重く苦しい過去の出来事から再生し、新たな一歩を踏み出していく。軽やかでスピード感のあるストーリー展開で、爽やかな読後感を残してくれる作品だ。
0投稿日: 2017.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館で借りた本。 幼い娘を亡くし離婚した二美男は、病死した兄の子である汐子を引き取り一緒に暮らしていた。夏祭りの夜酔っ払って池から人が落とされた現場を目撃して、警察に届けるが、酔っぱらいの見た幻か夢だと誰も相手にしてくれなかった。そんなある日、汐子の同級生の男の子が家にやってきて、二美男が見たものは、自分の祖父じゃないかと言ってきて、そこから事件に巻き込まれていく。
0投稿日: 2017.10.29
powered by ブクログあまり道尾秀介さんっぽくない、人情ミステリー。 序盤はテンポが遅めで、なかなか入り込めず。 途中から話があらぬ方向に進んでこんがらがった割には、オチというかラストのインパクトが少々弱い。 道尾作品だから期待してしまっていたというのもあるが… 全てが必要な要素だったのかな?という疑問が残る。
0投稿日: 2017.10.24
powered by ブクログ時には実の親が自分の子供のことをよく分かっていなくて、理解していなくて、誤解していることがある。長い時間を経て気づいた時にはとてつもない感情の疎隔ができたりもする。逆に全然関係の薄い、付き合いも全然短い人たちの方がよっぽどよく理解してくれていたりする。親子とは何なのか、血のつながりとは何なのか、人と人との距離感というものを深く考えさせられた。
0投稿日: 2017.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
道尾さんといえばどんでん返しのミステリー、というイメージをして読みましたが、どちらかというとドタバタ喜劇?それぞれ登場人物はそれぞれ心に重いものを抱えていて、変な事件に巻き込まれていきますが、ハートウォーミングにしては物足りない、ミステリーとしてももうチョットかなあ。
0投稿日: 2017.10.09
powered by ブクログミステリーのためのミステリー。落ちが先にあって、そこから遡流して登場人物がいて物語があると、作り物めく。ちょっと前はそれで良かったのだけれど、今は人の明るい部分も暗い部分も全て引っくるめて、リアルに対峙したい。これが人間の泥臭さだなって格好悪くても収まりが悪くても構わない。全ての登場人物に、必然性はあったのだろうか?エンタメ小説の極み。突拍子もなく、派手で、どこかコミカルだけど、ちょっとしんみり。あまりにもうまく出来すぎている、道尾ワールド。宗教に乗っかるにしても浅く、武道を語るにも薄く、人生を語るにしても淡い小説でした。ただ、作り物としての質は一定以上保障されています。
0投稿日: 2017.10.08
powered by ブクログとにかく洞窟のシーン長過ぎっ! 映像ならともかく、文字では辛いものがある。 登場人物それぞれが次々に起こす勘違いからくる ドミノ倒しのような謎解き まぁ、軽く読むにはいい作品なのかもだけど あまりに現実味がなさ過ぎて……。
2投稿日: 2017.10.07
powered by ブクログ幼い娘を失い、親戚の娘と暮らす冴えない中年男が、偶然事件に巻き込まれる。ミステリー要素のあるどたばた人情もの。 自分の不注意から子どもを亡くしたとなれば、親は一生消えることのない苦しみを背負うことになる。主人公たちのように、自分を責めたり何かにすがりつきたくなるのは当然のことだろう。 現実においても、悩みなさそうだねなどと安易に言う人がいるけれど、能天気に明るく生きているように見えたって、心の底はわからない。人の傷をえぐるような無神経な人にはなりたくないな、と思う。 暗い過去や心の傷を抱えて生きている人たちの哀しみと再生というのは、ここ最近の作者の好む路線。『笑うハーレキン』『サーモン・キャッチャー』『スタフ』など、それぞれ設定こそ異なるけれど、個性的な面々に笑いとどたばた、伏線を散りばめてミステリーで引っ張る…と、作を追うごとにややワンパターン化している。 『透明カメレオン』が秀逸だっただけに、二番煎じが続いている感は否めない。心の傷と再生という優しいテーマは好きなので、そろそろもうひと工夫ほしいところ。
0投稿日: 2017.10.03
powered by ブクログこういう「社会的にドロップアウトしたっぽい人たちのふきだまりみたいになってるアパート」な話が好きなんでしょうか?前もこういう設定の話があったような? で・・・これもまたいつものようにそのアパートの面々がいろいろ事情を抱えつつもどたばたと事件に巻き込まれたりしていくわけなんですが・・・そこらへんのポップさと「子供を亡くした親」の話のギャップが・・なんか急に暗くなったりならなかったりで面喰ったりしてるうちになんとなく話がまとまって終わってしまった印象。そこらへんのちぐはぐさというかアンバランスな感じがどうもすっきりしない読後感。
0投稿日: 2017.09.27
powered by ブクログミステリ仕立ての悲喜劇ドラマ、といった感じの新作。 新聞連載だったからか、大小の謎が立て続けに現れ、一時も興味を失わせない。さくさく読めるしその点は良かった。 ただ、道尾さんにこういう人情っぽい話は求めていないんだよなあ。もっとトゲトゲした作品が読みたい。こまっしゃくれた子供が毎回の様に出るのも、そろそろ勘弁してもらいたい。 何だろうね。守りに入るのはまだ早いよ。
0投稿日: 2017.09.25
powered by ブクログ凄く良かった。今まで読んだ道尾秀介の作品とは違った感じのストーリーだった思う。主人公と姪を中心とした様々な繋がりが、展開して行くストーリーとともに絶妙に絡み合って行く。道尾秀介さんの作品で一二を争う素晴らしい作品。
0投稿日: 2017.09.19
powered by ブクログ訳ありの登場人物たちが引き起こす、スラップステッィクコメディ的なミステリ。ただしミステリとしてはけっこう複雑で、読んでいる最中にどんどんストーリーが覆されていくので。いったいどこへたどり着くのか、まったく予想ができませんでした。ドタバタ喜劇に乗せられて進んでいるうちに気づけばゴール、という印象です。まさしくあのトロッコのよう! ただし、読み心地はそんな感じだけれど。登場人物たちの抱える問題はそれなりに重くて。だからこそ、じんわりとした感動もやってきます。いろいろ物騒に見える事件が起きても、終始誰も殺されたりはしない展開もいいのかも。優しく温かい一冊でした。
1投稿日: 2017.09.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
事故で娘を亡くし、妻も仕事も全てを失った男。 義姉から姪っ子を引き取り、2人暮らしとなっても、自暴自棄な生活をしている。 そこに起きた、殺人事件??? 姪っ子の同級生の言葉にまんまと踊らされ、祭にかこつけて、ある計画を断行する。 同じアパートの人々も巻き込んでのドタバタ群像劇。 池に沈んでいた頭蓋骨。 小学生の男の子からの依頼。 なかなかに重いお話かなと思ったら、所々、声に出して笑ってしまうところもあって、ミステリーというか、人情喜劇の要素が強いかなと思いました。 あと、汐子といい猛流といい、子供達がすごく賢くて、機転が利いて、大人の心に刺さる言葉を突いてくる。 こういう事をこの子達の年代にわかってあげれてたらな…と思ってしまう。
1投稿日: 2017.09.06
powered by ブクログタイトルと表紙に惹かれて読み始めたが、久々に途中で読むのを辞めてしまった。 長編なのに話が進まず、どうしても入り込めなかった。 評価は高いので、最後まで読んだら面白かったのかもしれないが。
0投稿日: 2017.09.06
powered by ブクログ人情話し。始めの方の話しのテンポが遅く読み進めるのが少し苦痛でしたが、後半の展開は先が読めず、楽しみに読めました。 ドタバタ喜劇⁈
0投稿日: 2017.09.02
powered by ブクログ+++ 生の悲哀、人の優しさが沁みわたる、人情ミステリーの傑作。 娘を失った二美男と母親に捨てられた汐子は、貧乏アパートでその日暮らしの生活を送る。このアパートの住人は、訳アリ人間ばかりだ。 二美男はある人物から、公園の池に沈む死体を探してほしいと頼まれる。大金に目がくらみ無謀な企てを実行するが、実際、池からとんでもないものが見つかった! その結果、二美男たちは、不可解な事件に巻き込まれていくことになる……。 +++ 自分の不注意から最愛の娘を死なせてしまった凸貝二美男は、さまざまな事情を抱えた住人たちの棲むアパートで自堕落な暮らしをしていたが、行く場所を失くした姪の汐子を引き取ることになり、いまは二人で暮らしている。ある日、泥酔して公園で伸びていた二美男は、二人の男が池の端で何かを言い合い、何かが落ちたような大きな水音を聞いた。それがそもそもの物語のはじまりだったのである。そのことにかかわりがありそうな出来事が、あちこちから二美男のもとにやって来て、彼は否応なくその流れに巻き込まれていく。汐子に関わる問題や、剣道場の人間関係にまつわるあれこれや、大切な人を失った哀しみや虚しさなどなど、さまざまな問題要素を織り込みながら、流れはどんどん速くなり、巻き込まれ方も激しくなっていく。だらしないだけだと思っていた二美男にも、複雑な思いが胸の底にあることも判り、周りの人たちとの関係に和まされることもある。生きるって大変だけどいいこともあるんだと思わされる一冊でもある。
1投稿日: 2017.08.23
powered by ブクログ長編小説。個性的というか不思議というか素敵なタイトルに惹かれて読んでみた。色々散りばめられているね。ありえない事ばかり、面白さが出ているけれど、人情味あふれるところのもあり、盛りだくさんといえば、そうなんだけど、あともう一歩のところ。前半は登場人物の個性、事の起こり、後半は謎の解明、からくり。汐子と二三男の話で終わるのはいいが、菜々子さんの影が薄くなってしまったのが残念。
0投稿日: 2017.08.11
powered by ブクログ決してきらいなタイプの話ではないのに、読むのにすごく時間がかかってしまった。 やっぱり、主人公にひかれなかったせいかなぁ。 ま、こういうこともあるさ。
0投稿日: 2017.07.25
powered by ブクログ2017.7.21.追いかけている道尾さんの新作…毎日新聞に連載されていたらしい。物語の山が二つあるので、一山終わったところで先が見えなくなったのと主人公の凸貝二美男に魅力を感じない…というかものすごく嫌いな許せないタイプの人間だったので断念しかけたが、気をとりなおし読み続けたことはよかったと思った。 あることで世を捨てたような生活をしている凸貝二美男は、界隈の夏祭りのあくる日呑んだくれた挙句とんでもないことを駐在に訴えていた。池に人が殺されて放り込まれることを見た…というのだ。二美男の頭の中では町の剣道師範の老人が殺されたと思っているのだが、一応、事情を確かめにいった二美男と巡査の話を聞いたそこの孫息子タケルが接触してきてことはややこしい方向に向かっていく。 タケルのキャラクターがよかった。あと、二美男の周りの人々が個性的でいいのだが、いまひとつ生き生き眼前に迫って来なかったのが残念だった。二美男は姪の汐子を引き取って育てていて汐子は二美男にとってかけがえのない存在なのだが汐子が意外にこんなストーリーの中では類型的で残念だった。私が二美男を許せないと思うのは自暴自棄な生活に汐子を巻き込んでいながら(汐子にとっていい話があるのに本人話さず)自分の悲劇に酔って汐子を巻き込んでいることでとても腹立たしかった。…まあ、それがこの作品の肝なのだが…。
0投稿日: 2017.07.21
powered by ブクログ最近の道尾秀介は、こうしたエンターテイメント性の強い作品が多い気がする。これぞ道尾秀介!という感じだが、龍神の雨などのような、ミステリ性の強いものを読みたかったりする。 しかし、さすがは道尾秀介。ドタバタ人間劇のような話で終わるのかと思いきや、しっかりどんでん返しも用意してくれているし、人間の心理を描くのが上手い。とりわけ子どもの感情を表すのはずば抜けている。 とにかく汐子が愛おしくて可愛い過ぎた。汐子や猛流に対するニ美男の接し方も良かった。
1投稿日: 2017.07.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お勧め度:☆6個(満点10個)。道尾さんらしいストーリーで前作の「staph」同様どたばた喜劇みたいに感じるが、今回は最後にちょっとだけほろっとさせられる。 内容は自分のせいで死なせてしまった娘への思いから自分は幸せになってはいけないと思い込む40代の哀れな男が娘と同年齢の姪を預かり育てていくという本筋だが、地元の祭りで一波乱、そのうえ岐阜の鉱山博物館での一波乱とまさにドタバタが続く。 この男のキャラが素晴らしいし、姪の大阪弁、近所の住民の濃いキャラも相まっての面白過ぎる喜劇を見せつけられた気がする。
1投稿日: 2017.07.18
powered by ブクログ著者得意のいくつものグループの思惑が交錯する、勘違いループのどたばたもの。罪悪感と哀しみから立ち直れない主人公・二美男としっかりものの小学生の姪・汐子のコンビを中心に、アパート住人が加わって作られた即席の仲間たちとの交流が温かい。そしてどたばたの行き着く先はあっけない結末というのも著者らしい。主人公のへらりとした見せかけのキャラが苦手なので星三つ。
0投稿日: 2017.07.16
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所謂「白道尾」。面白くなったとは言わないし、よくできてる物語だとは思うけどー。うーん。「市井のちょっとしたイザコザ」なら時代物の方が好み、っつーか、ガジェットもイベントもどうにも散文的だし。「子供絡みのハートフル」ってのも、どうもなあ。このシチュエーションで、バッドエンドな後味の悪さを期待する方が間違ってるか。真備シリーズでも再開しないかなあ。
0投稿日: 2017.07.07
powered by ブクログ「生の悲哀、人の優しさが沁みわたる、人情ミステリーの傑作」らしい。。 癖のある個性的なキャラは出てくるのだが、なんか薄い。ミステリーというか、ドタバタ劇って感じ。 以前の著者作品のような、背筋がゾクっとするような怪しさが懐かしい。
1投稿日: 2017.07.03
powered by ブクログミステリーというよりはアドベンチャー要素が強くて、新鮮だった。汐子とニ美男の関係、いいね。ろくでなしの叔父と姪っ子、姪っ子がしっかりしてるから、この叔父さんは生きていける。最後の汐子の言葉は深い。そして種類は違えど不幸な境遇にある人へのエールになる。せっかく生きているんだから、楽しい方が、笑える方がいい幸せになっていい。その通りだ。自分自身を納得させるのには時間もかかるだろうし、辛さもあるだろうけれど、それでいいんだよね。人生はできる限り楽しまないと。とても充実した読書だった。いい本こそ幸せを運んでくる。
0投稿日: 2017.07.02
powered by ブクログちょっと暗めの話かな~、なんて期待!?してたら、ど直球のエンタメ小説でした!ww 長編2冊分の楽しみをギュギュっと1冊に、というのは読んだ後にわかったよ~~w 人が絡んで、絡んで、人情あり、ドタバタありの大騒ぎでずーっと飽きずに読ませるのはさすが。 とはいえ、すべては最後の最後の汐子の言葉にー。 本当に大切なものは、自分が思っているよりも、ずっとずっと近くに存在してるんだよ、ってゆお話・・・ちゃうか!w
2投稿日: 2017.06.25
powered by ブクログ過去に傷を抱えたさえない男と利発な少女の物語。下町の人情を感じながら展開するお話は紆余曲折しながら優しく着地する。登場人物の心理描写がお見事。ミステリー要素もあり秀逸なエンタメ作品だった。汐子の大阪弁に癒される。
0投稿日: 2017.06.25
powered by ブクログ切なくて悲しいけど、人が優しい そんなミステリーは、道尾秀介さんの小説の醍醐味 色々な分野のミステリーを描かれるので 読んでみないとわからないのも楽しみ
0投稿日: 2017.06.22
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娘を失った男、母に捨てられた少女。ろくでもない生活の終わりは、いつくる? と、帯に書かれていたため、重さを覚悟しながら読み始めた。ところが、予想は裏切られた。全編の空気感は、前作『サーモン・キャッチャー』に近い。 主人公のおっさん、凸貝二美男は、家賃を滞納するぐうたら生活を送っているが、不注意で幼い娘を亡くした過去があった。そんな二美男が、亡き兄の娘と同居していた。彼の姪に当るこの娘、汐子の方が、はるかにしっかりしている。 ある日、冴えない主人公を、汐子の同級生が訪ねてくる。彼の依頼は、二美男が交番で訴えた話と、繋がるものだった。何より、彼の提示が魅力的だった。娘の死から立ち直れない、二美男だが、生きていく意志はある。汐子がいるのだから。 かくして、地元の祭りの当日、実に道尾作品らしい、荒唐無稽な計画が実行に移されようとしていた。こんな計画に協力者を巻き込める二美男は、意外と人望があるのだろうか? その光景は、映像化したらさぞかし愉快だろう。ところが…。 とんだ「発見」により、物語は違う方向に動き出す。二美男を動かしたタケル。彼の家は剣道の道場なのだが、色々とおかしいだろ、あんたたち! 二美男たち面々も、ここで手を引いていればいいものを…。こうなりゃ付き合うのがお約束。 舞台はある場所に移り、聞いてねえよという話が続出。序盤の重さはどこへやら、謎の追手まで現れて、すっかりドタバタ劇の様相を呈してくる。逃避行のクライマックスでは、あの大ヒット作品を彷彿とさせるアクションシーンに、苦笑した。 すっかり愉快な気分で最後の章に至ると、またまた聞いてねえよという真相が明かされ、しんみりさせられるではないか。人の心に付け込む輩というのは、実際にもよく聞くが、○○○○というのは初めて聞いた。何てタチが悪い…。 最後に汐子がかけた言葉を、二美男はどう受け取っただろう。つくづく、よくできた姪だと思う。娘を忘れることは決してできなくても、そろそろ前を向かなければ。道尾作品は初めてという読者でも、安心して読める1冊だ。
0投稿日: 2017.06.21
powered by ブクログ似たパターンの作品が続いてしまっているので、それらの作品とついつい比べてしまいます。「透明カメレオン」と「staph」を混ぜ合わせたような内容ですが、それぞれを超えるには至らず。勿論今作も十分に面白いのですが。
1投稿日: 2017.06.11
