
総合評価
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powered by ブクログ未成年が起こした犯罪の被害者家族の苦しみが詳細に語られ胸に迫るものがあった。 少年法をテーマに 更生や贖罪について考えさせられる。 それでいて二転三転するミステリー要素も素晴らしく、読み応えがあった。 主人公の桧山の誠実さに感動した。
28投稿日: 2026.04.05
powered by ブクログ少年犯罪に巻き込まれた被害者遺族の心情が、これでもかと突き刺さって抜けない。 そして真の更生とは、贖罪とは何なのか、改めて考えている。
0投稿日: 2026.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少年犯罪と更生をテーマにした物語。 約20年前の作品でありながら、ほとんど古さを感じなかった。テーマが普遍的であることも理由の一つだろうが、犯罪が起きた際、加害者と被害者双方の感情の落としどころをどのように法律で定めるのかという難題が、今なお議論され続けているからこそ、違和感なく読むことができたのだと思う。 タイトルである「天使のナイフ」の意味についても考えさせられた。 天使は純粋無垢な存在、ナイフは暴力や加害を象徴するもの。 つまり、「守られるべき存在が誰かを傷つける」という、本作の核心を表しているタイトルなのだろう。 客観的な出来事の上に、主観的な感情が重なることで、立場によって物事の見え方は大きく変わる。だからこそ「加害者=悪」「被害者=善」と単純に割り切れないところに、この問題の難しさがあるのだと感じた。 理不尽な罪の連鎖を止めるためには、誰かがそれを受け止めなければならないのかもしれない。 更生とは何なのだろうか。 社会の一員として再び生きることだろうか。 それとも、被害者が許せる状態になることなのだろうか。 制裁とは何だろう。 社会が与える罰なのか。 それとも、関係者が次の一歩を踏み出すための区切りなのか。 物語の中で「悪の根源」ともいえる相沢の行末は気になったが、結末には意外にも救いを感じた。それは、理不尽な罪の連鎖を止めようとした仁科さんの存在があったからだと思う。怒りや憎しみが次の暴力へとつながりかねない状況の中で、それでも踏みとどまろうとする姿勢に、人としての希望を見た気がした。 この先、愛美ちゃんが穏やかで平和な暮らしを送れることを願いたい。
0投稿日: 2026.03.05
powered by ブクログ罪の意識をどう捉えるかで、自分を生かしも殺しもできる。重視すべき価値はどこにあるのか、最後は考えさせられた。
0投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログ薬丸岳さんのデビュー作らしいとのことで読んでみた。 少年犯罪の加害者と被害者の問題、難しさについて考えさせられる本だった。
0投稿日: 2026.01.28
powered by ブクログオーディブル視聴。 少年法が絡むいくつもの事件が関わりあい、登場人物の誰にも気を抜けないミステリー。とくに後半はなんだって…?!の連続で一気読みでした。
0投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログ少年法という難しいテーマを扱った作品。後書きで、13階段に影響を受けたと書いてあり納得しました。本作の主人公が事件を解決することで、成長する姿が見れた。
11投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ十数年ぶりに読みたくなり、オーディブルで新装版を聴いた。 あとがきで著者ご本人が「声変わりをする前の自分の声を聞かされているかのよう」と語っているが、 私自身も、当時「可塑性」という言葉を初めて知り少年犯罪について考えさせられたこと、深く感動したを懐かしく感じた。 今読むには物足りない点はあるが、テーマとしては素晴らしい作品だと思う。
11投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ久しぶりの小説 一気に読み進めることができた。視点も時々変わる。みんながつながっていく、鳥肌が立つような終盤の展開。
0投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログ「法は罪を裁く。でも、心の痛みは誰が癒すのか。」 犯人は13歳の少年だった——。 娘の目の前で妻を殺された桧山貴志。加害者が少年であったため罪に問われず、4年後、今度はその少年のひとりが殺され、桧山が容疑者となる……。 薬丸岳さんは中山七里さんと並び、社会問題を真正面から描く作風が印象的な作家です。本作もまた、少年犯罪という重いテーマを通して「法」と「正義」のあり方を問う物語でした。デビュー作とは思えない完成度で、読みながら何度も胸を締めつけられます。 少年犯罪という現実の痛ましさだけでなく、「被害者の視点」から見た感情の行き場のなさ、そして“赦し”とは何かという深い問いが心に残ります。 時代とともに人の心も、法律も変わっていくもの。本作は、法のもとで生きる私たち一人ひとりが「正義」と「感情」の関係を見つめ直すきっかけをくれる一冊です。 ただのミステリーではなく、人間の本質に迫る社会派長編として、強く心に残りました。
28投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この作品は、少年犯罪と少年法という難しいテーマを取り扱った作品ですが、これがデビュー作だとはにわかには信じがたい位非常に構成がよく練られた作品だと思いました。 複雑に絡み合ってくるそれぞれの事件とその関係者達。罪を犯しながらも可塑性があるということで、犯罪の質ではなく年齢によって線引きされ、少年法という盾に守られた加害者の少年少女達。反対に何故自分の家族が死ななくてはならなかったのか、もっとも単純で、おそらく犯罪被害者の家族達が一番知りたいであろうこの疑問すらも知ることが出来ない苦悩。犯罪を犯した少年少女達は、その後どう過ごしているのか、自分が犯した罪についてどう考え、どう向き合っているのか、それとも罪を償ったのだからと全てを忘却の彼方へと葬り去っているのか、全く何も知ることが出来ない現状と、被害者家族達の、いくら年数が経とうとも決して消えることのない苦悩との間に横たわる大きな隔たりを、この物語の主人公の桧山さん達を通して気付かせ、感じさせて頂きました。 そもそも何故犯罪は起こるのか? 年端もいかない少年少女達が罪を犯す背景や理由は何なのか? 少年犯罪における可塑性とは何か? 本当の贖罪とは何か? 加害者を赦すとはどういう気持ちになることなのか? 多くの方々は、普段の生活の中で犯罪に関わることは滅多に無いと思います。自分もその内の1人ですが、そんな中で色々と考える機会を与えて頂きました。 難しいテーマの作品でしたが、そこにミステリー要素が上手く合わさって、頁を捲る手が止まらなくなる1冊でした。
9投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログ先が気になって気になって仕方なく、時間も忘れて気付いたら読み終わってました…。ラスト数ページの怒涛で畳み掛ける展開に圧巻の一言です
8投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログ被害者家族と加害者の織りなす胸の痛む話でした。 少年法に守られた犯罪者。更生の意味を問いただしたくなるストーリーでした。 あの少女がなんの役割があるのかと思っていましたが、ラストで納得しました。被害者家族は実名報道、そのせいで起きる苦悩や被害。起こる悲劇の連鎖。 真摯に謝罪していれば起きなかったかもしれない悲劇を思うとやりきれません。私はどちらの立場にも立った事がないですが、そういう傍観者の人間こそ読むべき本だと思いました。
3投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログ子どもの可塑性、少年法など、社会的な側面から未成年犯罪者の人生について考えさせられる一冊だった。真の更生とは何か。被害者家族の思いや自身の罪を生涯心に留め、目を背けることなく、向き合いながら生き続けることなのかもしれない。
2投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少年犯罪多すぎィ!Σ(^∀^;) 全部が全部、少年犯罪に絡むなんて実際にはあり得ないことだけど、物語としてはものすごく面白くて、どうなっちゃうんだろうと読む手が止まらないおはなしでした。 丸山くんの存在が異端な気もしたけど、こういう根っからの犯罪者もきっといるんだろうなぁと思える そして最後の最後には…この人がけしかけたの~~~!?な展開で絡み合い縺れ合いがすごかった 伏線回収と収束が見事にハマってモヤるところがなくある意味爽快な読後感でした 改正少年法かぁ…
8投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログ14歳未満の少年は刑罰法令に触れる行為をしても逮捕されるのではなく補導される、殺人も非行とみなされ少年を更正させる方向に向かう。妻を殺された主人公の犯人に対する怒りや憎悪、やりきれなさが胸を打ちます。でも、諦めるのではなく自分が納得するまで突き詰めようとする主人公(桧山貴志)と一緒になって小説の最後まで一気に読めました。
1投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。 妻を殺した少年たちから、妻の過去の過ちに辿り着く。 それが巡り巡って、、、という様々な線が最終的に繋がった。 妻が20歳で出産というのはさすがに何かウラが…と思ったが、それはとくに何もなかった。
2投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログAudibleにて。聴きおわるまで知らなかったけど薬丸さんのデビュー作にて2005年の乱歩賞受賞作。少年犯罪における可塑性の問題はかれこれ40年以上前の刑法の被害者学のテーマであり、ちょっと古いかなと思ったけど、発表年からまずは納得した。少年法は適宜改正されているが、本作は、被害者による事件記録の閲覧権が法改正で認められた前後の時代をテーマにしたもので、単なる復讐ものでなく、意外性も非常に凝っていてなかなか面白い。もう少し薬丸さんの作品をAudibleで追ってみたくなった。
7投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログAudible聴了。 自分の妻が生まれたばかりの赤ちゃんの前で殺されるも、犯人が13歳の中学生3人組ということで少年法により罰せられず、しかもその身元/処遇も全く明かされないという忸怩たる思いの主人公(実際「犯人を殺してやりたい」発言)。その犯人の一人が殺され(主人公が疑われる)、続いて一人は運よく助かるが、またもう一人が最後に殺される。 犯人は誰なのか、何故妻は殺されたのか、非常に良く練られしかもテンポよく進むストーリーは、第1作目とは思えない「江戸川乱歩賞」受賞作。 先に『籠の中のふたり』を聴いたが、薬丸岳はこれからも読んでいきたい。
1投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログ薬丸岳作品初めて拝読しましたが、奥深く考えさせられる作品でした、少年犯罪に着眼した作品が多い中本書を選びました、前半は前振りのような展開ですが後半からの展開速度は秀逸で一気読みですし、暴かれていく内容も突飛な展開で仰天の連続です、心理戦もありますがアクションもあり中々の読み応えです。
13投稿日: 2025.07.15
powered by ブクログ少年だろうと未熟だろうと 罪を自分で勝手に拭ってはいけない。 被害者が本当に赦してくれるまで、償い続けるのが本当の更生である。 凶悪犯罪を犯した少年たち。 被害者やその家族の抱える現実と、少年法の乖離。 犯罪が新たな犯罪を生み出していく悲劇。 本当の贖罪と更生。 複雑に絡み合う重層的なストーリー展開は、 ページをめくっていくごとにその面白さが加速していく。 少年法によって踏みつけられた被害者家族。自分の家族を殺した人間に命を救われ 自分の命を救ってくれた人間を殺してしまった時の渦巻く感情。 しかしその少年法によって守られていく自分自身。 ちりばめられたパズルのピースが終盤でパチリとはまる。 真実に辿り着いた時の衝撃や、主人公の頭の中で渦巻く感情の向かう先。 一生癒えることのない傷を抱えながら生きていく登場人物たちの想いを 丁寧に、そしてスピード感あるままに描ききった、まさに傑作と呼べる一冊だ。
12投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少年法の是非を問う本作。 元々否定派なので、さまざまな少年たちが不当に守られていく現実をもどかしく思いながら読みました。 もちろんミステリとしても楽しめる内容でした。 怪しい人物が特に印象に残るような描き方なので分かりやすくはありましたが、群馬の事件がどう関わってくるかは最後まで読めませんでした。 薬丸さんは事件に巻き込まれた人々の心情を描くのがとても上手いので、毎回考え込んでしまいます。 被害者ばかりが奪われ続ける社会が少しでもマシなものになるよう祈っています。
2投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ薬丸岳さんの初期作品ということで、人物描写や展開に粗さを感じる部分もありましたが、少年犯罪などの社会問題が鋭く描かれていると思いました。 犯罪から生まれた恨みが円環のように連鎖していく展開には、ハッとさせられるものがありました。 女性の登場人物は名前が三文字でイントネーションも似ている方が多く、誰がどなたか意識しないと把握しづらかったです。 また、時代とともに法律が整備されていく様子も描かれており、大変勉強になりました。
9投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ少年法に対しての永遠のテーマだと思う。ただミステリーとしてはドラマ感強すぎたり、主人公が10代の子と恋愛して結婚したっていう設定はなぜ?同世代にした方が良かったのでは?
1投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ途中ではやめられない。おかげで寝不足。 少年犯罪、少年法という重い題材でありながら、謎の多い展開と事件で一気読みとなってしまう。 少年であるから守られる。たとえそれが殺人であっても犯人が少年であるならば被害者家族には何も教えられない。何も。ひたすら加害者の少年は守られる。その理不尽さ。 更生施設から出た後も更生とはほど遠い生活を送るだけのものもいるかもしれない。 真面目に働いて法に反することはしていません。更生しているのだから過去の過ちに触れるのはやめてほしい。声高に言うものもいるのかもしれない。 けれど一方で幼さゆえに犯してしまった犯罪に苦しみ、何が償いになり得るのかと葛藤し、真の更生に向かっている少年少女もたくさんいるのかもしれない。 少年保護法が一言では語れない難しい問題だと痛感しました。
24投稿日: 2025.04.24
powered by ブクログ少年法の問題点の提起もあり、いろいろと考えさせられる物語だったが、特に後半の展開に関しては、物語の中に入り込んでしまった。ただ、この手の話にありがちな点だが、どうも自分だったら到底やらないような考え方。普通はありえないような展開。いわゆるご都合的な、そういう風な形になってしまい少し残念。ただ自分の子供が殺されたことを思えばそんな展開もありなのかなぁとも思う。いずれにしても読んでいて怒りがこみ上げてきたり、少し悲しくなったりとても良い話だと思う。
3投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ2025.03.29 なぜ主人公の妻が殺されたのかを考え続けさせることができる作者の力量はやはりデビューからすごい
4投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログthe薬丸という話。 面白かったが、最後に話を詰め込みすぎ感は否めず。丸山と歩美が共犯という展開は雑だと感じてしまった。
9投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ少年犯罪、少年法という重いテーマでにあるにも関わらず最後は色々な事が判明していく物語としても素晴らしすぎた…。 色々と考えさせられる内容でありながらエンターテイメントとしても面白い! 個人的には解説も好きな高野和明さんだったのも嬉しいポイントw 迷う事なく☆5にしたい作品ですね!
36投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログどうやってこんな話を作れるんだろうと思うくらいおもしろかった! 妻が13歳の少年に殺される なぜ殺されたのか? なぜ少年たちは罪に問われないのか? 妻の貯金の500万の行方は? 妻の過去? 少しずつ謎が増え、少しずつ謎が解き明かされるのが癖になるほど夢中になれる!
13投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった。まさか...と想像した展開になっていったけど、ラストでさらに上をいった。色々感情を揺さぶられた、読まれたことない人は是非。
2投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログこれは著者が江戸川乱歩賞を受賞して、小説家として生計を立てる出発点となった小説だ。流石にストーリーはよく練れていて飽きさせない。オーディブルで聴く場合に、テンポが良くないと集中できないのだが、この作品は集中が途切れない。
88投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
悲劇の連鎖。犯罪が犯罪をうみまた犯罪をうむ。この繋がりのシナリオが見事だった。少年法の欠陥を考えさせられるいい機会になった。本当の更生とはなんなのか、贖罪とは。形のないものに、それでも向き合おうとした人と他人が決めた更生という形で満足した人。余韻が深く読了後も楽しめた。
2投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログ籠の中のふたりを読んで、とても好みの内容だったことと、読みやすかったことから、違う作品も読んでみたくなった。刑法41条を扱った内容で、犯罪を犯したが罪に問われなかった少年たちと、法で裁けない現実からやりきれない思いをかかえる被害者家族の間で、何が起きたのか、謎が1つづつ解けていき、最後にはあっと驚く展開だった。事件はナイフで始まり、ナイフで終わる。ナイフが凶器というあたりに少年少女のリアルを感じる。子どもは間違いを犯す、だから教育が必要だという意見にも、その教育の中に罪と向き合った時間は果たしてあったのかという意見にも、どちらにも共感できて、とても面白かった!
2投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログ少年法の光と闇を見た気分です。加害者と被害者は表裏一体というか、いつ立場が入れ替わってもおかしくないなと。終盤の伏線回収は、多少の強引さを感じながらも、驚かされました。どの立場になったとしても、誠実に対応し、身近な人を大切にすることを心がけなければと、気持ちが引き締まりました。
1投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログ薬丸岳作品4冊目。これがデビュー作! とてつもないドラマチックな展開に読む手が止まらなかった!それだけじゃなく、少年法というテーマを真正面から最後まで貫く姿勢が伺えた。 登場人物それぞれも味が出ていて、覚えが悪い自分でも名前を覚えながら読み進めるのに苦労はしなかった笑 本書は、高野和明著『13階段』を読んだ後に読みました。 余談ですが、『13階段』をまだ読んでいない方はそちらも手にとってみてはいかがでしょうか。
2投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログ少年による殺人事件と残された遺族の話。妻はなぜ殺されなければならなかったのか。事件の真相を探る中で見えてきた、殺された妻の壮絶な過去。一つの犯罪が次の犯罪を生む怖さと、加害者の少年保護と遺族の感情には深く考えさせられた。妻の想いや残された主人公の言動に感動。
8投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログ事象を少し盛り込み過ぎ感はしたが、犯罪が連鎖して絡み合う展開は良かった 更正とか贖罪とか、ほんとに、どうなればそうなれたと言えるのか考えさせられる
7投稿日: 2024.11.15
powered by ブクログ犯した罪。それに伴う罰。少年だからという括りで被害者は何も情報を得られない。被害者だけが情報を晒され、加害者は未来があるからと隠される。今の報道にも同じものを感じる部分は大いにある。 罪とは、罰とは。贖罪とは何か。 少年法という一つの枠組みの中で今一度考えさせられる作品。 被害者の苦悩や苦痛が描写されつつ、真相を追うことで見えてくる真実に驚愕の連続で読み進める手が止まらなかった。
2投稿日: 2024.10.28
powered by ブクログ読み始めたら止まらなくて、夜更かしして読みました。ミステリーぽさもあって、どんでん返し感もあるので好みだった。少年犯罪について知ることができた本だった。
4投稿日: 2024.08.27
powered by ブクログ天使のナイフって言う題名がすごくいいと思った。天使と、ナイフって反対の意味というか そんな感じがしたから。 少年法ってすごく難しい。自分が危険な目にあったから殺人を犯してしまったことも、もともと殺人をしようとして起こしたことも同じように罰したり、同じように償うの? 少年じゃなくても同じ。 でもどんな理由があっても人を殺してはいけないんだよなぁー
23投稿日: 2024.06.28
powered by ブクログ著者の薬丸岳が江戸川乱歩賞を受賞したのが本作品。 この著者の本は初めて読んだ。 少年犯罪という、重いテーマを扱った本作に興味を持ち、読んでみた。 読み終わって感じたのは、主人公の桧山の周りにいる人物が少年犯罪に関わっている。そのプロットが「ちょっと、出来過ぎなんじゃないの?」と思った。 複雑に組み合わされたプロットと、ミステリーには付き物の、お決まりのドンデン返しは、「なるほど乱歩賞を受賞するだけのことはある」と思った。
10投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログ被害者と加害者の気持ちが細かく描写されている。 罪に問われない未成年犯罪者についても詳しくかかれているので面白い。
4投稿日: 2024.04.20
powered by ブクログ3人の少年によって妻を失った男の話。 彼らは法によって罰されることもなく、彼らと法廷に立つことはおろか、彼らの名前も顔も知ることができない。 被害者の人権は守られず、まるで少年たちを守るためにあるような少年法に憤りを覚える男。「国家が罰を与えないのなら、私の手で殺してやりたい」と発言した数年後、少年のうちの一人が殺される。 === 少年犯罪というものに、運良く縁がなく過ごしてきた。どんな凶悪犯罪であれ少年少女の『可塑性』を信じ罪に問われないことの非情さを、被害者遺族の目線から書かれるところから始まるが、ただ一辺倒になることなく、物語の展開と共にあらゆる視点で「更正とはなにか」に真っ向から向き合っていく。 犯人が見つかり解決スッキリ!なんて全くしない。にもかかわらず、読後感はとても温かく、満足している。
3投稿日: 2024.04.04
powered by ブクログ後半からの大どんでん返しというか何というか とにかくすごかった。 夜1人で読んでいたので何故か背後がひんやり怖くなったが、どんどん読み進めてしまった。 結末を知った上でまた読み直したい。 1人を除いて登場人物全員に同情した。
3投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初読みの作家さんでした テーマは難しい少年犯罪がテーマ 難しいテーマではあったけど、作品に惹きこまれ読みやすかったです やはり少年法・少年犯罪の裁き方の是非に関してはそれぞれの考え方があるんだと思います。 一概に正解を導けない問題の中で、被害者遺族の踏みにじられ方は、作中書かれていた主人公の苦しみの通りだと思い、さすが社会派の作家さんだなと。 ただ最後に二転三転させた事が、良くも悪くもミステリー小説さを感じてしまい、個人的には残念でした。
4投稿日: 2023.12.21
powered by ブクログ贖罪というものを考えさせられるとともに、 ストーリーの構造に感心する。江戸川乱歩賞はダテじゃない。
1投稿日: 2023.11.29
powered by ブクログ文庫新装版の「少年犯罪小説の金字塔!」は伊達じゃない。 骨太にして哀しく切ない極上のミステリー。 罪とは、贖罪とは。 その時、被害者は。 考えさせる名作。
3投稿日: 2023.09.24
powered by ブクログ初めての薬丸さんでした。 面白かったです! 最後の最後まで、めくるめく展開で読む手が止まりませんでした。
13投稿日: 2023.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なかなか重いテーマで、読後スッキリとはいかないが色々考えさせられる小説だった。 二重三重に重なり合う事件に意表をつかれっぱなしだったが、最初に感じた違和感も見事に回収される。 スキのない物語作りなのだが、一点だけ納得できないのは相沢弁護士と祥子の因縁のくだりは果たして必要だっただろうか。あまりの都合のいい偶然に少し興醒めした。 あの挿話はない方が物語の真実味がより増すやような気がする。
18投稿日: 2023.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
テーマが難しいのよ。 巻末の参考文献の量の多さが難しさを物語ってる。気がする。 被害者家族の気持ちも分かるし、可塑性うんぬんも分かる。なんなら加害者家族の気持ちも分かる。 ただこの主人公は少年を追ってる時点で、加害者が少年じゃなくても大して変わらなかったのではないか。 復讐心って本能の様なもんだと思うからゼロにするのは無理だと思うけど、短気であるべきだと思う。 復讐心を持ち続けるのは大いに不自然だと思う。 そしてこれを逆手に取る奴は極刑。 あとがきに、高野和明さんの「13階段」に影響を受けた的なことが書いてあったが、分かる。 似たような雰囲気を感じた。
1投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログミステリーというエンタメとしても、社会問題と向き合う機会としても満足度が高く、つまり総合的に最高。 切なくもあり感動するなんて、読む前は想像もつかなかった。
30投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログ被害者遺族と加害者についての物語。 少年法についてと、更生とは何を持っていうのか、、、をすごく考えさせられました。 少年院で働く人たちは未来ある子供の将来を奪うなと罪を犯してしまった子供達を守り、桧山は自分の大切な人が同じことをされても、同じことが言えるのか?と。 貫井の『罪を犯した少年たちに教育を施すのは絶対に必要なことです。でも、自分が被害を合わせたり命を奪ってしまった被害者やその家族に対する贖罪教育とそれをきちんと被害者の方たちに伝えていくシステムがかけてるんです』 なるほどと同時に現実はどうなんだろう、悲しいニュースが多い中、現代はどのようになっているんだろう。。何も知らない自分は未熟だとも思った。 後半点と点が繋がって洋子の過去もわかり、まさかの犯人‼️後半は一気に読んでしまいました! 読み終わって、天使のナイフという題名がより胸が熱くなりました。
5投稿日: 2023.04.30
powered by ブクログ読後、さまざまな事件の被害者家族の報道が、頭の中に浮かんできた。実名をさらされ、プライバシーに踏み込まれた被害者家族は、裁判で戦うことで、なんとか悲しみの中で生きていこうとしているのだと思えた。 主人公桧山の妻は13歳の少年たちによって殺害される。遊ぶ金欲しさの強盗殺人だ。加害少年たちが見つかるものの逮捕されるのではなく補導だという。少年法によって守られる加害者たち。マスコミに追われ、好奇の目にさらされる被害者。更生とは何か。贖罪とは何か。 児童自立支援施設を訪ねた桧山は、同じように何らかの事件を起こしたのであろう少年たちが、野球に興じる様子に怒りを募らせる。当然の感情だ。自分の大切な人がそのようなめにあったら、絶対に許すことはできない。では、加害者がどんな姿であることを望むのか。 被害者と加害者が複雑に絡み合う怒涛の展開で、ドキドキしながら一気読みした。立場が変わったり、相手のことを知ることで、考えも少しずつ変わってくる。 被害者が本当に赦してくれるまで償い続けるのが本当の更生なんだ、という桧山の言葉が作者の考える結論なのかなと思った。そして被害者側が置き去りにされている制度を改め、せめて被害者の心に寄り添い、被害者の心のケアを行うものであってほしいと思った。
35投稿日: 2023.04.06
powered by ブクログ私にも子供が3人います。 全員成人してるので、少年法の適応はないです。 私の子供達は犯罪者ではないですが、今後その可能性がゼロかと言えば分かりません。 私自身もそうです。 自分の子供が犯罪者になってしまった時、 自分が子供達に対してどうなってしまうのか 想像もできませんが、考えさせられる作品でした。 何が正しいのかは読み終わっても分かりません。
5投稿日: 2023.03.28
powered by ブクログ過去の因縁でつながる人々に降りかかるドミノ倒しの悲劇。繰り返される惨劇。そして終盤のどんでん返し。 なぜか横溝正史を思い出した。 テーマが少年犯罪なので現代的なテイストになっているが、構造的には伝統的なミステリーだ。 本格ミステリーではなく、「人間関係ミステリー」。 横溝正史や松本清張に代表される「過去が復習に来る」恐怖。 文章が読みやすく、一気に読み進められる。複線で走るプロットも巧みに交差し、前半の伏線が回収されていく。ミステリーだがアリバイ崩しや密室ような面倒くさい謎もなく、自分のような読者には面白かった。
3投稿日: 2023.03.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
妻を中学生男子3人にら殺された主人公が一人娘と暮らしている。 少年法に守られすぐに社会復帰した彼らが次々と殺されて行く。 復讐の連鎖みたいな感じの物語だがテーマが深く考えさせられる作品。 最後、そこまで繋がっているんだ!となりました。
1投稿日: 2023.02.28
powered by ブクログ更生するとはどういうことなのか。 愛する人を殺害されたら、きっと私は犯人を一生許せない。もちろん犯人には反省してほしいが、更生したので社会復帰しましたと言われればやるせない怒りが沸き起こるだろう。では愛する人が殺人犯になったら?更生して普通の生活を送ってほしいと願うに違いない。 本書は、こんな矛盾した考えを持つことに対する自己嫌悪を拾い上げ、優しく開いてくれる。ラストは怒涛の展開でページを捲る手が止まらない。主人公と少年犯の関係を通して、過ちをなかったことにはできない、向き合うより他に方法はないことを切に訴えてくる。許されるために更生したというのなら、それは己の罪と向き合うことを放棄したということなのではないだろうか。
5投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログ負の連鎖というか憎しみの連鎖というか、そういうのが上手く描かれていて、引き込まれた。人間関係が絡み合いすぎて、凝りすぎでは!?と思うところもあった。
1投稿日: 2023.02.10
powered by ブクログだいぶ積読しておいたのを満を辞して。珍しく先が気になって家でもゴロゴロしながらあっという間に読み切った。面白かった。 まぁ少しフィクションに過ぎるっていう出来すぎな感もあったけれども、グイグイグイと読まされる筆致はさすがとしか言いようがない。 テーマである少年法も上手にストーリーに利用していて後半の見事な絡ませ方に嘆息する。もいちど言わせて貰えば、フィクションに過ぎるけどw テーマの割にわりとあっさり読めて終わるなぁ、と思ったものの終わり方はそれほど趣味じゃなかったかも… と、色々言ったのも良作の証拠。
0投稿日: 2023.02.03
powered by ブクログ少年犯罪というテーマは本当に重い。 更生って何だろう。何を以てして更生と言えるんだろう。そんなことを考えさせられる。 悲しみと憎しみの連鎖って止まらないんだな。 途中からの急展開に最後は引きこまれて一気読みしてしまった。
1投稿日: 2023.01.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少年犯罪と贖罪という重いテーマを扱つつ、被害者・加害者それぞれの視点とミステリとしての構成を両立させている ただ、とても贅沢でワガママな感想だけれど、 主人公=被害者家族であり、主人公がうごいて情報収集をしないと物語がすすまないので、感情移入がすこししづらかった。 もっと複雑で激烈な心理描写まで踏み込んで欲しかった。
1投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログ少年犯罪と被害者の家族との話。少年法に守られ罪を重ねる少年。本当の更正とはなにか、を考えさせられた1冊。
0投稿日: 2022.12.30
powered by ブクログ今年読んだ小説の中でもNo.3以内に入るほどの面白さでした。 ミステリーとしての面白さはもちろんですが、ページを捲る手が止まってしまいがちな重いテーマを読みやすく書き上げている筆者の技量にただただ驚かされました。 近年こうしたテーマを取り扱う小説が増えていますが、本作を超えるものは中々出てこないだろうと思わされる作品でした。 あと個人的に、最初からいけすかないと感じていた登場人物たちがまとめて締め上げられていたことに爽快感(?)を感じました。
1投稿日: 2022.12.19
powered by ブクログ解説を読んで、作品名が「天使のナイフ」であったことを思い出し、納得とは少し違う、苦い複雑な思いになった。 最終盤に向け、登場人物の1人1人が際立っていく感は、自分自身の序盤の浅はかな先読みを超えるもので、それぞれの人間味が色濃く感じられた。 読み終わった時の、なんとも言えない気持ちのざわつきが、心地いいです。
1投稿日: 2022.11.27
powered by ブクログ2022.10.26 同作者の「Aではない君と」を読んだことがあったけど、それよりもミステリ要素もあり、伏線回収も素晴らしくて、最後まで展開が読めなくてとても楽しませてもらった。 少年犯罪がテーマだけど、複数の犯罪が絡み合ってまた罪を生んでいく… これはもちろんフィクションだけど、犯罪が連鎖していく様子はリアルだと感じた。
0投稿日: 2022.10.26
powered by ブクログ贖罪とは?という問いを向けられる作品。 罪を償うとは何なのか。 少年法によって擁護された少年が更正すること=贖罪なのか。 そのようなテーマを置きながらも江戸川乱歩賞を受賞するのも納得のミステリー色が感じられました。 ミステリーとしては、やや不満も残りますが色々考えさせてくれる本が好きなので、個人的には満足です。
6投稿日: 2022.10.26
powered by ブクログとても面白かった。題材も展開も伏線回収もすべて。 最後の最後まで、お前だったかー!と思わせてくれる。中盤以降の怒涛ぶりに目が離せない。 満場一致の江戸川乱歩賞というのも実に頷ける。 読んで良かった。
1投稿日: 2022.10.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後に全てがつながったところは一気読みしてしまった。 重いテーマだが、続きが気になり止まらなかった。 ■少年犯罪 凶悪な少年犯罪のニュースを見ると、全く関わりは無いが激しく怒りを感じる。 この感情は正常だとは思うが、ニュースで伝えられた数分の内容だけを聞いて、不足の情報は殆ど自分の想像になってしまう。 後々加害者の生い立ちなどが分かると少し見え方が変わっていくこともある。 祥子や少年達、歩美も話が進むにつれて印象が変わっていった。 少年法があるため被害者の情報は度々取り上げられるが加害者の情報は報道されない。 最近ではネットで犯人と思われる人の顔写真や情報が勝手に晒されている。 結果的に関係の無い人が誤ってバッシングされても、晒した人間は罪にも問われない。 結局は被害者の気持ちは、当事者になってみないと絶対に分からないし、他人が加害者を責める権利も無いと思う。 ニュースを見ただけで気持ちが昂って、そうならないように気をつけなければいけない。 ■更正とは とはいえ反省の気持ちが明らかに見られない加害者を見ると、被害者と同じ目にあわせたいとまで感じてしまう。 そもそも一方的に被害を与えているのだから+αの罰がないと納得がいかない。 加害者の将来を考えて社会復帰させることは必要なのかも知れないが、まず一番最初にやるべきことは自分が何をしてしまい、結果的にどれだけの人の人生に影響を与えてしまったのか分からせることだと思う。 遺族に会いに行くのはまともな神経があればとても怖いし難しいことだと思う。 でもそれ自体を罰と感じて会うことは絶対に間違っている。 本心から行ったことを悔いて会いに行きたいと思う必要がある。 少年の凶悪犯罪ニュースが起こるたびに心がモヤモヤしたりぐちゃぐちゃになってしまうので思うことがありすぎて感想がまとまらなくなってしまった(-_-;) 他人としてできることは、匿名で加害者を責めることではなく、被害者の心のケアやサポートをしていくことだと感じた。
13投稿日: 2022.10.06
powered by ブクログ罪を犯した少年が 少年法によって護られることの是非について、被害者遺族側から描いた物語。 誰かの権利を守ろうとすることは、例えそれが正義のつもりであっても、他の誰かの思いを踏み躙ることかもしれない、と思った 少年法に限らずすべての法律は人々が幸せに生きるためにあるもののはずなのに、その法律によって苦しめられている人たちが一定数いるという事実から目を背けてはいけないと思う。 少年の更生も被害者側の支援もどうすることが本当に正しいのか私にはまだ分からないけど、この物語に出てくるような法律によって苦しむ人やそれによる悲劇の連鎖がないような世の中になってほしいなと思う
3投稿日: 2022.08.18
powered by ブクログ4年前に妻を殺された桧山。加害者は少年法により厳罰を受けない3人の少年だった。 4年後桧山は自分のお店をもち愛する愛美と共に暮らしていた。 そんな中妻を殺した3人が次々に殺されていく。事件は妻祥子が子ども時代に過ごした群馬県にまで遡るの。 最後の畳み掛けるような新事実は圧巻。
0投稿日: 2022.07.20
powered by ブクログ少年犯罪をテーマにしているので、内容は重いです。 ただ、ストーリーがとてもよく出来ていて怒涛の後半はあっという間に読んでしまいました。 こんな素敵な小説に出会えたことに感謝!
0投稿日: 2022.07.05
powered by ブクログ後半、怒濤の急展開で一気に読んだ。 前半、所々に布石を打っている感じがしたが、予想外の終わり方に面白さを感じた。 たくさんの登場人物たちが出てきて、各々、様々な思いを抱えて生きている。 一様に、何が正義、とは言いきれないところに、少年犯罪の難しさを感じた。 面白かった。
3投稿日: 2022.05.12
powered by ブクログ少年犯罪、罪と罰、贖罪と更生。テーマとしてとても重い内容なのだが、徐々に加速していくストーリーにミステリーの断片がチラチラと見え始め、第四章からの急展開によってグッと引き込まれてしまった。 社会派ミステリーでありながら、見事なエンターテインメント作品でした。
11投稿日: 2022.05.09
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった。 テーマがテーマなだけにかなり重いが、しっかりミステリで全く想像のできない展開と結末に度肝を抜かれた。 過剰な保護主義と人権意識によって少年を守る少年法。それは被害者やその家族の犠牲の上に成り立つ法律。 これがデビュー作ってすごい。
8投稿日: 2022.04.24
powered by ブクログ少年犯罪がある意味1番重い罪なんではないかと思う作品だった。前科ではなく前歴で済まされる…本当の更生はなんだろう…本当の贖罪はなんだろう。 深い。
7投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログ難しい少年犯罪を描いた作品。 後半に二転三転な展開が面白かった。 少年法や加害者の思う贖罪…落ち着く所はどこなのか、読み終わっても思案する。
3投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログ後半にかけての展開が面白い。重いテーマではあるが、テーマ自体に深く入り込まず、サスペンス推理小説と思って読み進める方が楽しめるような気もする。 子を持つ親としてみた場合は、いつ事件に巻き込まれるか分からないということと、子または自分がふいに加害者になってしまうことも可能性としてあることに、多少の不安があったことは否めない。。
0投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログ少年によって大切な人を殺されても、少年は少年法によって守られ、遺族はその素性さえ知ることができない。遺族の無念さがさらなる事件を生み出すのであるが、その連鎖の果てに読者が見せてもらえる、二重三重に手の込んだしかけに、感動させられます。
1投稿日: 2022.01.20
powered by ブクログ* 天使のナイフ/薬丸岳 本棚に同じタイトルの本があるよ、と言われて 見るとハードカバーがしっかりと並んでいました。 まさかの2度読み。 記録をつけていなかった頃に読んでいたようです。 自分の記憶はアテにならないと改めて痛感し、 記録に残すことの大事さを再認識、これからは ブクログのお世話になります。 二度目とはいっても、ところどころ記憶にある 場面がある程度で最後までたっぷりと楽しめました。 複雑に絡む事件とその関係者たち。 忘れた頃に又読んで、あっと驚きたいです。 〜〜〜 カフェ店長の桧山は、四年前に妻を殺された。 当時、娘は生後4ヶ月。 加害者は中学一年生の男子三名。 少年法で守られた加害少年達は、触法少年として 罰の対象とならず、名前や素性も明かされなかった。 法に守られる少年達には更生の時間が与えられる。 一方、被害者家族の桧山にもたらされる情報はなく、 怒り、憎しみ、憤りを向ける先はない。 大事な人を失ったのに、現実は理不尽で 桧山が言った、 『犯人が少年か成人かで、失われた命の価値が 下げられたように感じる』 やるせない。 少年法では可塑性が重んじられ、成長の過程にある 未熟な精神を持つ少年少女が犯した罪については、 更生のために、その後の時間が費やされる。 何をもって更生と言うのか。 加害者にとって贖罪とはなにか。 被害者の憎しみや怒りを救済するものはなにか。 深く考えさせられる物語。
10投稿日: 2021.09.24
powered by ブクログかなりハードな話だった。ミステリーとしては伏線回収や後半の怒涛のどんでん返しに興味が先走ったが、読了後は疲れた…となった。 程度の違いはあるとはいえ抽象化すれば熟考すべきテーマであるとも思うが、深く読み進めるとあまり深く立ち入りたくないとも思った。 この手のテーマは連続して読みたくはないが時間をおいてまた読んでみたい。
0投稿日: 2021.09.23
powered by ブクログ後半は怒涛の展開で一気読みだった。 更生とは…贖罪とは…と色々考えさせられたものの、何が正解なのかが全く分からず、やり切れない気持ちにもなった。 主人公の周りで犯罪が起きすぎていて自分事として捉えるには現実離れしている感もあったが、「これでもか」というぐらいのどんでん返し、伏線回収にはドキドキが止まらなかった。
1投稿日: 2021.09.10
powered by ブクログ過ち、赦し、贖罪… 人間は生きてれば誰しも何かしらの過ちを犯し、贖罪し、赦される。正解なんてきっとない。大切なのは贖罪を受け、赦されることなんだと思う。
0投稿日: 2021.09.02
