
総合評価
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powered by ブクログこれは、かなり苛烈なイスラム論である。 筆者は、西欧諸国で頻発するイスラム過激派によるテロと、それを支える教義や信徒の解釈を引き合いに出し、「平和な宗教としてのイスラム」という一般的な見方に警鐘を鳴らしている。イスラム教徒は絶対的に神に従うため、世界がイスラム化するまで戦い続けよという教義を疑問なく理解し、実行しているとし、この点から平和的宗教観は誤りだと主張する。 また本書は、そのような平和観を広めたイスラム学者への批判が多いことも特徴だ。筆者は、彼らを「反米意識からイスラムを次なるオルタナティブと位置付け、イスラム・イデオロギーを広めようとする左翼的学者」とし、名指しで批判を展開する。橋爪氏や仲昌氏、内田氏といった著名な学者だけでなく、中田敦彦氏や池上彰氏まで批判の対象となっており、中にはラップバトルのような応酬になっている章もあった。 筆者のイデオロギーが強く反映されていると感じたため、ここでの評価は控えるが、タブー視されがちな視点を知ることができたのは興味深い。一方で、あまりに極端に感じる部分もあり、反対の立場を取る一般的なイスラム学者の著作も併せて読む必要性を感じた。
1投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログイスラム教が現代の人権の考え方からしていかに不条理かを記した一冊。 だけど、既存の言論に対する批判という形が多かったので、その点が残念。
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログめちゃくちゃおもしろかったですね〜。著者の語り口が強気でハッキリしていて気持ちがよいです。基本的な論拠がしっかりしているので納得できますね。イスラム教について、少しわかった気がします。とはいえ、私にはこの本からの情報しかないので、良いも悪いも語れないわけですが、著者の宗教やそのイデオロギーへの批判と個人の教徒への批判を混同してはいけないという意見は本当にその通りだと思います。 ただ、と同時に、人が信じているものや守ろうとしているものを自分と異なるからという理由で批判することはよくないことと思いますが、その個人の信仰によって、他の誰かがなにからしらの被害を受けることはもっとよくないことです。 あらゆる被害を容認してまで信仰を尊重する必要は全くないと個人的には思っています。
46投稿日: 2025.04.28
powered by ブクログ宗教や思想を客観的に学ぶのは難しい。どうしてもイデオロギーが絡むからだ。 著者の主張は1つの見方である。それは普遍的な部分もあれば、個人的な部分もある。 異論を許さないという論調は、後に他者を攻撃ばかりするようになる著者の思考及び行動パターンを予兆している。 学びが多く読んで良かったが、著者の主張を鵜呑みにするのは良くない。
0投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログイスラム教やイスラーム国の価値観や実態がよくわかる。日本国内では、イスラム教やイスラーム国を擁護する発言が多い、ポリティカルコレクトによる国内にいるイスラム教の人の犯罪に対して人種差別として擁護する人たちがいることも初めて知った。ヨーロッパはイスラム教の人たちの移民を受け入れたことによって国内でのテロ事件が増加して社会不安を引き起こしている。イスラム教はかなり狂信的な宗教であるとの著者は指摘している。
1投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログイスラム教は本当に平和な宗教なのかはイスラム教の教義、コーランの内容を学べば分かるのに、日本のイスラム学者は都合の良いように事実を捻じ曲げている。イスラム教自体を否定するわけではなく、本書ではひたすら日本のイスラム学者の権威を否定している。
0投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ著者が否定している「『イスラム教は穏健だ』という日本のリベラル左翼的なイスラム専門家」も、「イスラム教は危険だ」という著者も、結局は外野で色々言ってるに過ぎないのではないか それよりも「イラク水滸伝」や「テヘランでロリータを読む」の方が自分には響いた
1投稿日: 2024.03.01
powered by ブクログイスラム教徒にとっての正しさの基準は、人間理性ではなく「神の意志」にある。 イスラム教は、全世界がイスラム法によって統治されたときに初めて平和がもたらされると考える。 イスラム過激派テロの原因は社会にあるのではない。イスラム教のイデオロギー自体にある 「退行的左翼」とは、政治的に左翼、リベラルでありながら、多文化主義、文化相対主義などを掲げることにより、リベラルな価値に反対する集団(特にイスラム教)に寛容を示し擁護するイデオロギー。
1投稿日: 2024.02.23
powered by ブクログ・郷に入れば郷に従えは近代的価値観。郷に入ればイスラム化せよ、が急進的イスラム教徒の感覚。 ・池内恵を多数派のイスラーム絶賛者・擁護者よりもまともと評価しているように読める。
0投稿日: 2024.02.02
powered by ブクログまず、本書全体の主張は中立ではなく、イスラムのイデオロギー自体の問題点を列挙し警鐘を鳴らしている。イスラム教徒の考える平和は、日本人が一般に考える平和とは異なる。ジハードは日本語としては聖戦というよりは、神の道に対する努力。ヒジャーブの是非。イスラムについては本書で初めて時間を割いて情報をインプットしたので、他の著者による書籍や別の一次情報を仕入れるべきだとは思うが、過激な思想を生み得る宗教だなと思った… 名指しでの批判が多いのは穏やかでは無いなと思うが、きちんと参考文献として具にリストしているのは好感が持てる。 この辺りは日本で生活する中で触れる機会はほぼ無いし、非常にデリケートで安易な発言は怖いし、無責任で楽観的だけど、戦争や暴力、差別せず、世界中の人間がもっと寛容に生きられるといいのになと思う。
0投稿日: 2023.12.05
powered by ブクログ全体の半分か、あるいはほとんどが糾弾か警鐘かの印象。切実な切迫した伝えたいことがそこにあるのだろう。前にオスマン帝国の本を読んだとき、副題に柔らかい専制とあったけど、どこが柔らかいんだか意味が分からなかったのはそういうことかと変に納得した。
0投稿日: 2023.10.18
powered by ブクログこの著作の内容が真実だとしたら、イスラム教は嫌いになっちゃいますね。反対派の真実も聞いてみないと、この本の真価は判断出来ないと思います。
0投稿日: 2023.05.10
powered by ブクログイスラム教は怖い宗教ではなく、一部の過激派の解釈が危ないのだと……そんなリベラル派の知識人の言葉に、自分は疑問があった。 イスラム教(キリスト教もだが)、神を信じない人は死後天国にはいけないらしいが、ではイスラム教を信じない人々(我々大半の日本人など)に対してイスラム教徒はどう思っているのだろう。 イスラム教を知らず無知で可哀想な人達に対して好意をもって接するのなら、善意で改宗をすすめない心理が理解できない。だってこの人達は可哀想なことに地獄に行くことがわかっているのに。 他教徒には人頭税をとること、イスラム教によって死ぬことは最大の善行であること、この世は死ぬまでの修行期間で楽しむものではないこと……。 イスラム教の様々な教えを知れば知るほど、イスラム教徒でない人を見下すかどうでも良いと思っているか……そうでないなら、イスラム教徒以外の人達を心底どうでも良いと思っているか、実は心のではイスラム教の全ては信じていないのではないか。 そんな疑問がわいて答えがでない。 そんなときこの本を読んだ。 この本は、イスラム教は他を排斥する危険な宗教であること。ただし、だからイスラム教徒を排斥することにはつながらないこと。そんなことを説いている。 イスラム教徒の思想、事件を詳しく解説している。 概ね納得できるし同意できる内容なのだが……相変わらずの陰謀論がすごい。日本におけるイスラムの専門家は反米思想で現代の人権などの近代的でリベラルな価値観に嫌悪を抱いている、とか。 特に、個人名をだしてツイッターへの反論を長々と語っているページとか、読者にとって知ったこっちゃない。内輪われはツイッターでやってくれ。陰謀論も感情的な他者批判もいらない。コーランの分析やイスラム教徒の分析だけを語ってほしい。
1投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログイスラム教や研究者との議論など面白くもあり、怖くもあり、色々考えさせられる一冊で、総じて非常に面白いように感じました。 ①イスラム教に関する事実を色々知れる ②イスラム研究者への意見は勉強になる ③事実を知った上でイスラム教や他含めてどうグローバル化すべきかを考えさせられる
0投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログイスラム教理解にはオススメできない イスラム教を一括りに宜しくないものとして一生懸命説明してるとしか思えない。イスラム離れも囁かれてるなか、イスラム教徒が増えたから犯罪が増えてるとまで言い切る。たった1割で。嫌悪感情煽ってるとしか思えない。
0投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログ自分が読んだ前作「イスラム2.0: SNSが変えた1400年の宗教観 (河出新書)」がショッキングだったので、今度は何が出るか・・・と期待して読んだ、イスラム怖い本。 最初のうちは、ちょっと過激すぎてついていけない感があったが、読み進めるうちに、どっぷりハマっていった。 本書の中でダイレクトに名指しされているイスラム研究者やマスコミ有名人の反論を期待したいものだ。 本の帯に著者の顔写真も掲載されていた。テレビで一度だけチラ見したことあったが、この顔がこういうことをズケズケ云うのは想像できんかった。
0投稿日: 2022.05.05
powered by ブクログどこが日本(および西洋由来)の価値観と異なるのかを注力して書いている印象。まずイスラームの理論とは何か、読者への中立的な説明責任を負っていない。 自分の書きたいことだけ、伝えたいことだけを都合よく切り取って羅列しているだけである。 人間は、自分とは異質なものを受け入れ難い生き物である。そういう意味では行動原理が違うイスラームに対して敵対したい、論破したい、となる気持ちは理解できるので、ある意味人間的で良い。 以前はイスラーム世界研究者の間で優秀であったと噂を聞くだけに、大変残念。 新書というのはこういう風に自分の意見100%で世に放てるという、反面教師としては良いので星ひとつ。
0投稿日: 2022.02.06
powered by ブクログ簡潔にして、明瞭。 イスラム教とイスラム主義と、イスラム教とは明確に分けて考えないといけない。 その上で、イスラム教の教義の不寛容を説く。 それだけ。 んで、多様性を求めると必ずイスラムが来る。多分、日本は、Cと、Kもでかい顔をする。 日本のイスラム研究者の偽善。むしろイスラムを利用して切り取って蔑んでいる。 それにしても日本を壊したい人たちの理論て、どれも同じなのって、笑うというか、空恐ろしいんだろ。 日本の、日本人の良識は、日本はどこまで日本でいられるんだろうか。 イスラム教業界の、差別も笑えるんです。 飯山先生、頑張って。
0投稿日: 2022.01.25
powered by ブクログなるほど、育鵬社発行、扶桑社発売の書籍と分かる内容であった。女性筆者がやや過激だが、ハッキリと主張をしていて、ともかく判りやすいと思う。
0投稿日: 2022.01.24
powered by ブクログイスラム教の考え方が大体分かった。そもそもキリスト教の欧米とも話が合わないのだから、イスラム教ともうまく距離をとって付き合えばいいと思う。
0投稿日: 2021.12.20
powered by ブクログイスラム教、イスラム教徒とイスラム主義は異なる。 欧州を中心とする「リベラル」なpolitical correctnessの風潮により、イスラム主義が跋扈し、国家の規範、理念から逸脱する集団が増長、国家分裂の危機に瀕する。 イスラム主義には厳しく臨み、我が国の国家、文化、独自性を守るべきという筆者の訴えに同意する。
0投稿日: 2021.12.09
powered by ブクログイスラム過激派とはイスラム教の教義に忠実な人々 イスラム教に対する論議とイスラム教徒に対する論議は別 これを前提に中立的な立場で見ると話は変わってくると。 いい本でした。
0投稿日: 2021.11.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これ読むと日本のイスラム主流派についての考え方が変わるかも 日本のリベラル知識人や左翼イスラム学者の論説をデータや原典を持ち出しバッサバッサ切っていく流れは痛快でした。 原理主義とはよく言ったもので、コーランやハディースが伝えるイスラームは断じて「本来は平和宗教」のようなものではなく、極めて交戦的かつ支配的なテロリズム宗教。 オスマン帝国に代表される啓典の民を受容する平和的側面や、コーランを相対化した近現代のムスリムは本来の姿ではなく例外。ハマスやアルカイダのような過激派ジハーディストこそ原典が描く本来のムスリム。 これまで某上さんや某田さんの本を中心にイスラム知識を蓄えていたため、この内容には仰天しました。 終章にて述べられる「罪悪感」の論理は日本と某国の関係構造にそっくり当てはまると考えたのは私だけではないはず
0投稿日: 2021.10.25
powered by ブクログアフガニスタン情勢がニュースで伝えられるが、イスラムとは何か、イスラム諸国の問題よくわからない、そんな思いで本書を手にとった。 イスラム研究者やテレビのコメンテーターなどの発言を取りあげて、根拠を示して間違いを指摘していく。 イスラムというと難しいイメージであったが、本書は読みやすく、徐々にイスラムの本質が分かっていく。 と同時に、こんなに嘘ばかりを伝えるイスラムの専門家が囃し立てられてよいのだろうかと憤りを感じる。 本当の「イスラム」を知るためには、飯山氏の本を読むしかないのではないだろうか
0投稿日: 2021.09.12
powered by ブクログイスラム教とイスラム主義の違いがよくわかる。 最近タリバンと中共の接近になぜ?と疑問を持っていたが、本書を読んで理由がわかった。 共産主義中国は宗教を弾圧するから、イスラム教と対立しそうだが、イスラム原理主義は宗教ではなく中共と同じ全体主義、統治思想だから矛盾はないのだ。もちろん本書刊行の時点で、アフガニスタンをタリバンが掌握してはいなかったから、この件については言及はない。 だが同じ全体主義が手を結ぶ恐怖はじわりと迫ってくる。 また日本の研究の現状、マスコミ、出版界による洗脳の恐怖も感じるだろう。まさに無防備な日本は危機的状況だ。 イスラムを取り巻く現実を知るには必読の書だと思う。
2投稿日: 2021.09.10
powered by ブクログ・イスラム教を学ぶ際において、誰が書いた本かという点は重要だなと思った。個人的なイデオロギーが混じった人が多いから。 ・大学時代に「夢は世界平和です」と言ってる人に会った事あるけど、ぶっちゃけそれって宗教を根本的に理解していないアホ発言だよなぁーと。 ・最近のアフガン情勢が気になりだしたので買ったけど、良い。
0投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログイスラム教徒によるテロや戦争などが、なぜこれだけ頻発するのか?と思い、イスラム教の理解の手助けとして本書を手に取った。 彼らの根本にある根本にある、イスラム教徒になることが世界の平和になるという思想が、腹に落ちた。
0投稿日: 2021.08.28
powered by ブクログひさびさに金返せ!と...買ったことを後悔した本でした。こういうどうでも良い自己中な本を出版する扶桑社さんはある意味すごいです。最後の文章「私は日本で生まれ育った日本人として、日本が伝統文化の喪失と国家崩壊を免れ、日本の独自性を保ったままグローバル化と多様性の時代を生き抜くことを願ってやみません。」と書ける著者をある意味尊敬いたします...
1投稿日: 2021.07.01
powered by ブクログ#読了 イスラム教徒への差別を助長・推奨するような内容では決してない。極めて常識的で理にかなった内容だと感じる。 大学でイスラム教の講義を受けたことがあり、同時期にヨーロッパの旅先で出会った日本人移住者から名誉殺人などの話を聞いたことがあった。その時からイスラム教への興味は尽きない。講義を担当してくださった先生も本を出版されているとのことなので、そちらも合わせて読んでみようと思う。
0投稿日: 2021.05.04
