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はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密
はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密
稲垣栄洋/筑摩書房
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総合評価

(69件)
4.0
18
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2
1
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    生きものがどのように進化してきたのか、その過程を知りながら、私たちが生きていく上での考え方にも重ねて読むことができた。 進化の過程については、知らなかったこと、考えもしなかったことばかり。人間もまた、追いやられた結果、生き残るために知能を発達させ、今に至る。 うまくいかなかったことや、周りと違うことは、必ずしも悪いことではない。ちょっとした失敗や、周りと違うことに悩んでいるとき、それがいつか希望につながるかもしれないと思わせてくれる本だった。

    0
    投稿日: 2026.09.11
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    「国語の入試問題採択数ベスト1」という情報を知ったことで、読むスピードが落ちてしまった(のも、自分の"はずれ者"感…) これは、本当に良い本です!皆に薦めたくなりました! そして、ヒトの生き残り戦略のひとつとしての"日本人の良さ"を感じましたが、何故かは読んでのお楽しみ。

    0
    投稿日: 2026.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読者として想定しているのは思春期の子どもたちで、どこかで躓いたり集団に馴染めなかったりして疑問を持った人向けという内容だった。 うまくいかないのであれば同じフィールドで戦おうとせず、自分の得意なことを伸ばそう。そこに優劣はない、という内容。 雑草の研究をなさっているそうで、雑草を育てようとしても雑草は改良されていないからすぐに芽が出たりはしない、という話に驚いた。芽吹く時期が同じなのは、人間が手を加えた結果だとのこと。あまり考えたことがなかった。自然界では花の色にバリエーションがないというのも。自分の無知を思い知った。 捻くれた大人にとっては、両親や祖先の奇跡の話になるのは生理的に受け付けない部分があったけれど…… 人類は敗者の中の敗者として進化を遂げてきたとのことだから、悩む子どもたちにとっては、もっと色んなことに目を向けてチャレンジしてみようと、背中を押してくれるような本かもしれないと思う。

    0
    投稿日: 2026.05.04
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    ベタっちゃベタ けどまぁキャピタリズムに侵された思考の一時停止役割としては良い視点の本 子どもが読んでもいいし、子育てしてる大人が読んでもいいし。 まだ自分の軸が定まってない若者が読んでもいい。 凝り固まった中年にも効くかもね。 優しい視点の本でさくさく読めた。

    0
    投稿日: 2026.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ナンバーワンになれるオンリーワンの場所を探す 一番心に残ったフレーズです。 読みやすく、新しい視点をもたらしてくれた本でした。

    0
    投稿日: 2026.01.05
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    しみる。これはすごい。 子どもが読むかと思い買ってあげたものの、本棚に寝ていたので読んでみた。より一層、子どもに読んでほしくなった。農学とのことですが、生物や進化や、なんだか哲学のような。小難しさは全くなく、だけど響く言葉が連発です。 どうやって子どもに読んでもらおうか。読む気にさせようかw

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    「平均で比較する」、「境界で区別する等」は、人間が世の中を分かりやすくするために勝手に作ったもの。本当は世の中には平均も区別もないし、そもそも「ふつう」なんてものはなく、比較する意味もない。なぜならみんなバラバラで、バラバラであることに価値があるから。 自然界ではナンバーワンしか生き残れない。だから生き物たちは、それぞれ自分がナンバーワンになれる環境を見つけて、棲み分けて共存している。進化の過程で海から陸へと新天地を開拓してきたのは、それまでの住処で競争に敗れて追いやられた「弱いもの」たち。 雑草は踏まれても立ち上がらない。その代わりに、横に延びることや根を伸ばすことにエネルギーを使い、どうにかして種子を残す。大切なのは、一番重要な目的を見失わないこと。 「自分らしさ」「個性」を大切にして、それを発揮できる場所(ニッチ)でナンバーワンになればいいというメッセージにあふれた一冊。 中高生向け。大人にはやや物足りないかも。

    0
    投稿日: 2025.10.16
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    前に読んで好きだった新書と同じ筆者だった。タイトルが惹かれるんだなあ。稲垣さんの言葉の紡ぎ方がわたしは好きだなあ。 個性は大切 といいつつも、 ときにはその子らしさを許せないことがある。 わたしも個性とはなんなのか言葉にできない。 『ふつう』 何も考えずに発してしまうこの言葉。 自分の発する言葉を意識していきたいと思った。

    0
    投稿日: 2025.07.31
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    メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1910488037093761428?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

    0
    投稿日: 2025.04.11
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    個性、ふつう、区別、多様性 らしさ、勝つ、強さ、大切なもの、生きる 自己肯定感や自己効力感など 非認知力が大切だといわれる時代に 大人ももう少し大きくなった娘にも 一読の価値ありな一冊でした

    0
    投稿日: 2025.02.24
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    人間の脳は、複雑なものが苦手で、できるだけ整理してバラバラなものをまとめようとする。 多様性っていいながらも、協調性とか空気を読むことが求められる社会は、言葉が独り歩きしてるような気がしてたから、ここはスコンと腑に落ちた。 じゃーそういう中で、どう自分を大事に生きるのか? 自然界、生物界からのヒントを例にオンリーワンの生き方を解りやすく教えてくれる本。

    2
    投稿日: 2024.11.10
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    知らずに借りてきたけど「生き物の死にざま」の著者の人なのね。なるほど。 本書は文字も大きく普段使いの言葉で口調も柔らか。引用される例え話は程度も分量も適切で本文の染み込みを大いに助ける。著者は農学博士。進化の鍵となる多様性(はずれ者)の話を平易に披露してくれるのかと思いきや、中盤からは人生訓。まぁ大学教授だし綺麗事を言うのも大人の仕事よねぇと読んでいくとそこはしっかりと農学博士(特に雑草の専門家)としてのツイストが効いている。この「ちくまプリマー新書」というのは中高校生向けに設けられたシリーズと聞き納得。190ページというスリムなボディも「まぁすぐ読めそうだから読んでみるか」という気になる。 13-22歳くらいのお子さんにオススメ。 勿論私のような無知(無知グランプリ2024関東地区5位)な大人にも。 1 個性とは 2 ふつうとは 3 区別とは 4 多様性とは 5 らしさとは 6 勝つとは 7 強さとは 8 大切なものとは 9 生きるとは おわりに 1章ではひっつきむしの中の長短二種類、ジャガイモの悲劇など。 2章の中では「雑草の高さって正規分布にならずに二山型になんだよ」と。初めて知った。 3章「区別」において「人間ってたくさんとか苦手なんよ。だから順序つけたがるし区別したがるし優劣つけたがるし。でもどこにも境目なんてないしねぇ。」 この話の「例え」としてクジライルカの例え話もあるが私が好きなのは虹の色種類だ。 日本では7色、英米6色、独仏5色。 まさに。境界なんてないね。 「たくさんは苦手、でも嫌いじゃない。っていうか好き。」チューリップの歌詞で〆るのも綺麗。 4章以降は人生訓に軸足を移すが、特に4.5章がメインか。 SMAPの例の歌詞を引用してきた際は「あちゃー」と思ったけれど「自然界ではNo1じゃないとダメ。この世は弱肉強食。」と言い切る。おや。 ただしここで終わってはあの歌詞よりも始末が悪い。著者はゾウリムシの実験を元に「No1になれるニッチを持つOnly1でいろ」とする。いいね。 その後は「自分らしくいるためにはまずらしさを捨てろ」「群盲象を評す」「数学全て苦手なわけでもあるまい。好きな得意な単元もあろう。勉強の範囲が広いのは好きなことを探すためだ。」と。 普段使いの言葉でありながら覚えておきたいフレーズが続々登場。 9章「永遠に生きるために早く死ぬ。区間を短くして全力で走り抜く。(木と草の例)」もいい。 「おわり」の中で、不登校の子供たちが通うスクールにて、生徒から「個性は作る伸ばすものでない。出てきちゃうものだ。」と言われたとある。 かなり昔になるがTVに書道家が出ていた。 その書道家は何十年もの間、書の名人と言われた古のマスターピースを下敷きにして毎日毎日なぞっているとのこと。完璧になぞって本物そのままのコピー  と思いきや、自身の書を並べるとどうしても出てくるはらいや止め、つまり「癖」があるらしい。その書道家は「消そうとしても消えない、これが私の書の個性なのかなと思います。」というような意味のことを話していた。 これは何かと何かの番組の間に流れる1-2分のつなぎのようなものだったが、その書道家の言う「個性」が記憶に残っていて、機会あるごとに人にも話していい気になっている。(だってなんかカッコイイじゃん 別に21世紀になって増えたわけでもなんでもなく、マジョリティから蹴り出され自身のニッチを見つける努力もしないただ大きな音を立てる空箱が「個性」を声高に叫ぶことが少なくないけれど、彼らが気持ち悪い理由はどの他人にも認められる程度の個体差を「わたしだけの特別な個性!」と叫んでいるグロテスクさなのかしらねとか思いつつ。 楽しい本でした。

    6
    投稿日: 2024.07.04
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    地球全体を俯瞰してみると、人間も動物や植物と同じ生き物であることに改めて気づきを得ました。 ”自然界に境界はありません。”(抜粋) まさにそうなのです。 本を読みながら、境界を勝手に作って視野を狭めている自分に嫌気がさしてきました。 自分で自分の首を絞めていたんですよね。 世間でよく聞く”多様性”、”ダイバーシティ”といった言葉。 こちらの書籍を読むと、それって当たり前の事なんだね、って事がわかります。 どんなに似通った趣味趣向であっても、全く同じ人間は誰一人といないし、同じものを見ていても、感じ方・考え方・伝え方が異なるのは当然のことと思えてきます。 むしろ、全く同じ考えの人間がいないからこそ、この本で言う”ナンバー1”になれる場所を見つけ出せるし、そこで生きていくことができると言ってもいいのかもしれません。 苛酷な毎日を送っている私たち(?)に向けた著者の応援メッセージがあるので、ご紹介します。 ”雑草のように空を見上げてみてください。 太陽が降り注いでいます。青い空が広がっています。白い雲が流れています。 おそらくは、それが雑草たちが見ている風景です。”(抜粋) メンタルやられていると、どうしても下を向きたくなります。 その時にこのメッセージを思い出してみてください。 顔を空に向けたくなりませんか。 頑張っていくぞ~!

    27
    投稿日: 2024.05.29
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      凄く柔らかなトーンで、わかりやすい言葉と例えで、個性という生き抜く力について説明された本。  雑草は踏まれたら立ち上がらないというお話も、とても興味深かった。  頑張り方や頑張る方向性も、自分にあったものを探していけばよい。オンリー1になれる場所でナンバー1を目指せばよい。ありのまま、個性を大切に生きるとは、そういうことなのかもしれない。  なかなか自分を知る、自分の強みを活かすというのは難しいし、いつまで経っても自分探しが終わらない私は、死ぬまで迷子なのかもしれないけれど、自分探しというニッチなフィールドで、ナンバー1になれたら、それはそれで面白い人生なのかもしれないな。  などと、あまり深く考えないで思ったりした。  正解がない、答えが出ないって、わりと辛いし気分が晴れないのにね。

    1
    投稿日: 2024.05.04
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    娘の中学受験の国語の過去問で出題されたので図書館で借りて読みました。 結論、購入して何度も読みたい本でした。 そして子どもたちにも是非読んでもらい、人生の指標として参考にしてくれたらいいなぁと思える本でした。 生きることについて書かれている所は、なるほど〜 って、腑に落ちました。 今までで1番メモをとった本です。

    0
    投稿日: 2023.11.26
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    今の場所で咲けない人たちに、植物学の根拠をもって優しく語りかけてくださっている。ふつうの人はいない。平均値もない。あるのは多様性。人間は本来自然界の生き物だから、好きな方向に伸びていきたい。ちょうど家族の不登校で心が乱れていたため、「8時間目」「9時間目」と「おわりに」で、とても励まされた。生きていくヒントをいただいた。今はじっと根をはる時間と思う。 稲垣先生、ありがとうございます。

    0
    投稿日: 2023.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とて読みやすい。著者は農学部の教授である。文章の表現から筆者がきっと学生にとって優しい先生なのではないかと感じさせられる(激しい思い込みかもしれないですね、すいません)。難解な漢語も言い回しもせず、ゼミで話をしているかのような文体なので、自分のゼミを懐かしく思い出してしまった。個性というものが自然と現れる人になろう!と思わせてくれるそんな本だ。個性とは?、ふつうとは?、区別とは?、多様性とは?といったなんとなく分かった気になっている言葉だけど、これらをあらためて深く考えさせてくれる。ぜひ就職活動をしている学生さんにお勧めしたい。大学のゼミの後輩の方々にもオススメである。 この本を読むきっかけは、息子が塾で私立中学入試の国語で出題されたおすすめの本として紹介されていたものだったのだけど、大人が読んでも十分考えさせられるし、楽しめる。しかし最近の小学生はとても良質な論説文を読んでいるのだなぁと感心させられる。本を読むのは大事だけど、それだけの頭でっかちにならずにチャレンジする行動力や非認知能力もぜひ鍛えて、個性を大切にする素敵な大人に成長してほしいと思う。

    0
    投稿日: 2023.10.09
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    大人が読んでも楽しめますが、子供が読むともっと楽しめる思います。「個性」とは何か、生物や雑草から深く理解できます。

    0
    投稿日: 2023.10.07
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    植物を通じて個性とは?多様性とは?らしさとは?を語っている。 人と植物を比較しているので読みやすいです。 中学入試頻出文とはいえ、大人も読むと惹きつけられることが多いです。 頻出文なる理由がわかります。

    0
    投稿日: 2023.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    雑草は強い、、、のではなく弱いのだ。 弱いからこそ生き延びられた。 ホモ・サピエンスもそう。ネアンデルタール人は協力できなかったから生き延びられなかったが、ホモ・サピエンスは弱いところがあり、一人では生きていけなかったので協力して助け合うことで補い合って生活していた。そのおかげで、危機に対応でき、生き延びられたということが書かれていた。 弱くて逃げて、「生きられる場所を探して」生きてきたのが、今残っている生物種なのである、というのには、目を見開く思いだった。

    0
    投稿日: 2023.09.03
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    将来できるかもしれない子供に読ませたいと思った。 中身についていうと、同じことを違う例えで何度も繰り返しているようにみえた。章ごとに言っていることがそんなに変化しないののも退屈だった。  小さい頃は何事も競争させられた。まだ世の中がわかってないときに運動でも勉強でも競争させられたら、違うことに価値があるなんて思うなんてことは無理。この教育のやり方を変えずに考えた方だけを無理やり変えようとしているのがいま。子供にとって厳しい世界になっていはしないか。

    3
    投稿日: 2023.06.12
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    2023年6月6日読了。雑草の研究者という著者が、生き物の「多様性」とはどういうことか?について語る本。中学受験問題でよく引用される著書だそうだがなるほど、読みごたえがあり平易でとても面白い。どの生物もある環境・ある条件下で生き残るために最適化し他の生物との差別化をはかってきており、どんなにちっぽけに取るに足らなく見えてもすでにナンバーワンでありオンリーワンであるということ。生物界の頂点に立つ肉食動物は餌となる草食動物の激減など変化に弱く、子孫を増やしニッチな環境への適用を目指す「弱い」生物がむしろ自然界では強者なのだということ。人間も、環境に適応するために知識を身に着け努力するべきではあるが、ダメとなったらそこに固執する必要はなく、身に着けた知識を別の環境に当てはめてそこで生き延びる方が理にかなっていること。なかなか勇気づけられる本でもあった。

    1
    投稿日: 2023.06.09
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    個性とは何か、強いとは何か、大切なものは何か…から、生きるとは何かというような話になっていき、雑草の話をしているのだか、生物の話をしているのだか、人生の話をしているのだか、分からなくなってくる本。

    0
    投稿日: 2023.05.14
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    真面目で息が詰まってる中学生向けの、力抜いて、自分を出して生きていいんだよと言う本。 なのだが、農業学者が、生物の生き残り戦略を絡めて訳のわからんことを言うから、変な本になった。 異端が種としての生き残りに役立つ、一様であれば絶滅することも、多様性によって生き延びることは、それはそうのだ。 その、多様性、と言うキーワードをあらゆるところに当てはめるから変な論になっている。 種の多様性と、実験データの極値切り捨ては全然違う話しでしょ。 自然は滑らかな変化と継続であって、そこに、境界を作ることは人間の限界。 平均というのもそうでないと人が理解できないからであって、それ故、本来自然が持つ豊かな多様性を損いかねない。 強いもの、例えばライオンが寧ろ数を減らしているのは、強いから故。 えと。 それと、個々人の個性がなんか関係ありますかね。 弱い種という、ホモサピエンスがまさに、生き残りのために、平均とか境界とかいう概念を確立してきたのであって、ライオンだって、さらに強くなったヒトの影響で生存が脅かされていることはありませんか。 常識だって、社会上のやくわりだって、人間が生活するための知恵でしょ。 ヒトは無理くり個性主張しても命まで取られることはないからねって、真面目に言ってますか。 無理しなくていいんだよ、逃げていいんだよ、自分らしくあっていいんだよという優しさはいいんだが、別段、金取って読ませる本にする必要もない気がした。

    0
    投稿日: 2023.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    皆さんは生物学ってお好きですか? 私はなかなかに好きで、生まれ変わったら進化生物学者になりたいとすら(ちょっとだけ)思ったこともありました。自然の中に戯れる生物ですが、実はその行動は非常にロジカルで理にかなっていることが生物学者の弁で色々と明らかになるのに、非常に感銘を受けたものです。 ですから、コンラート・ローレンツとか、リチャード・ドーキンスとか、ジャレド・ダイアモンドとか、日本人の方ですと長谷川真理子さん、日高敏隆さんとかの著述を若いころは結構読んだものでした。 さて、時は移り令和の昨今。中学生の娘の教科書に出ていたのが稲垣栄洋氏の著作の一部。生物系の蘊蓄が面白く、これは読んでみたいと買い求めてみたのが本作であります。 ・・・ で本作、予想通りの生物学の蘊蓄たっぷりで面白いかというと・・・・。申し訳ないのですが、生物学という観点ではちょっと見当が違ったものでありました。 ・・・ 違ってていいんだよ、弱いからこそ生き残れた生物が沢山いるんだよ、という、なんというか癒し系生物学エッセイ、の雰囲気でありました。 個々の進化の過程や、生存戦略を読み解くのは面白いのですが、それを人間世界に置き換えているくだりがどうにも受け入れがたかったものです。 「たとえ誰かがあなたの個性に意味がないと言い放っても、あなたの生まれた確率を考えれば、あなたの個性には必ず居場所があります。そして、必ず意味を見つけだすことができるはずなのです」(P.36) 勿論、なにも確認しないで買ってしまった私自身に非があり、筆者を批判するに能わずであります。 ・・・ ということで筆者は悪くなく、読者が自ら間違えた読書でありました。ただ、この方の本はまた是非読んでみたいなあと思いました。氏の生物を読み解く文章は実に面白いのです。次回は専門書をチョイスしたく思います。

    0
    投稿日: 2022.12.15
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    コロナ禍や不景気、色々生きづらい世の中ということもあり、普通の生活を送ることがしんどく感じることがある。適応障害やうつなど、心の課題を抱えるのは環境やタイミングの問題なんじゃないかと感じるくらい身近な存在になったし、それくらい社暗く感じる今の社会。 「普通」に働いて、「普通」に結婚する。 自分の親世代がこなしていたことが難しくなった今だからこそ、個性を尊重することが必要だとこの本を通じて改めて感じた。 SDGsがトピックになったりするけれど、そもそも現状維持・検討する・様子見というもの自体が衰退の要因。変化を求め、行動することが再生可能な社会になる

    0
    投稿日: 2022.11.06
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    「生き物はみんなオンリーワンであり、ナンバーワンである」 「生きたくない生き物はいない。ただ与えられた今を生きる」 生き物から教えてもらうことがたくさんあった。 生物学の本だが、まるで哲学書のような一面もあって面白かった。

    2
    投稿日: 2022.10.02
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    古来より、生物は自分の命をつないで、現在に至る。 その過程で、一番であるものだけが生き残って、バトンをつないできたわけではないことが、雑草から人類までの進化を見て、勇気をもらった。 自分に自信がない、そんな若い子から、わたしのような人、たくさんいると思うが、ぜひ読んで欲しい。 あなたは必要なんだよ、あなたはあなたのままでいいんだよ、という言葉の裏付けが、本書を通して感情論でない説明ができるし、納得した。

    1
    投稿日: 2022.09.03
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    身近な生物を例えに、個性とは?等人の核心に迫る内容について書かれてるんですが、その生物の事例がわかりやすくて、納得感がすごくありました

    0
    投稿日: 2022.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    みんな違って当たり前。それをよく理解できた。 オンリー1の世界でナンバー1になる。ある環境下で生存競争に勝てなければ、他の環境を求め、その環境下でも生きていけるように適応する。結局、負けた者が開拓地を求め、それがホモ・サピエンスになったと。なるほど。生物って凄いなと、あっぱれです。

    0
    投稿日: 2022.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ナンバー1になれるニッチを探すには、コツが二つあります。 一つ目は、小さくしぼりこむこと 二つ目は、フィールドは自分でつくること 「好きなこと」、「得意なこと」、そして「人から求められること」、そんなニッ値のヒントを探し当ててみましょう。そして、「小さなチャレンジ」を繰り返すのです。 人間は勝ち負けが好き しかし、「勝ち」っていったい何なのでしょうか。 あなたが楽しく満たされていれば、それでいいのではないですか。 負けたっていい 偉人たちは、どうやってこの境地にたどりついたのえしょうか。 おそらく彼らはいっぱい戦ったのです。そして、いっぱい負けたのです。 敗者が進化する 勝者は戦い方を変えません。負けたほうは、戦い方を考えます。負け続けるということは、変わり続けることでもあります。 「高さで評価される」ということは、皆さんにとっては成績や偏差値という言葉が当てはまるかもしれません。「高さ」という尺度は大切な尺度です。「高さ」で測ることはダメなことではありません。成績は悪いより良いほうが決まっていますし、成績が良い人はほめられるべきです。しかし、それだけのことです。それはたった一本のものさしではあったたった一つの尺度に過ぎません。大切なことは、高さで測れることは、成長を図るたった一つの尺度でしかないと知ることです。

    0
    投稿日: 2022.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生物の進化をテーマに、多様性の大切さなどを説いていて、勉強になりました。 なぜ雑草は雑草なのか、どうして人間の脳は比較したがるのか、など、すべては合理的に考えられるのだな、と。 この時代、いろいろと参考になります。

    0
    投稿日: 2022.07.19
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    これは名著! 子供にも大人にも,みんなに勇気をくれる一冊! 今6年生の息子が塾の先生から「6年生になる前に読んでごらん」と,勧められて1時間くらい没頭して読み切ったのは納得!その後も何度も読み返してたみたいで,内容をほとんど覚えてしまった様だ. 最初から最後までココロが動いて,あったかくなって,「今,ここにいて良かったー」って想いが溢れてくる.全人類にオススメ!

    0
    投稿日: 2022.07.18
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    分類や比較を駆使して発展してきたのが科学だ。しかし、この世界は本質的には切り分けられないはずだ。世界を認識するための科学が、逆にありのままの世界を理解するための妨げになることもある。 そんな科学の落とし穴が、平易な言葉で説明されている好書だ。言葉や理屈でガチガチに凝り固まった頭をほぐしてくれること請け合いだ。

    0
    投稿日: 2022.06.04
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    かなり平易に書かれている。 高校受験レベルの文章で読書体力なくても 読破できる。学級文庫レベル 雑草研究者が人間の生き方を 雑草を始め、他の生きものと比べて それを再考するもの。 キーワード 競争、ニッチ、多様性、個性、普通とは等

    0
    投稿日: 2022.05.14
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    個性とからしさとかふつうとか多様性とか平均とか区別とかナンバーワンとかオンリーワンとか。雑草を例に出しながらその人自身をやんわり肯定する。多様でいろいろだからおもしろいし、生物はそのままでかなり個性的だし、ふつうや区別や競争は人間がわかりやすくするためにしただけのものだし。いろいろやっていろいろ知ってそれぞれがオンリーワンでナンバーワンになれるニッチな場所を探せばいい。雑草と絡めてあるのがおもしろい。著者の眼差しがとても優しい。受け止めてくれる感。

    0
    投稿日: 2022.03.30
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    多様性をテーマにする展示で出会った本。「七時間目 強さとは何か?」が印象的だった。 john philip grimeという生態学者によると、植物が成功するための強さは3種類あるそうだ: ①競争に強い ②過酷な自然環境に耐えられる ③変化を乗り越える力。 例えば、雑草は①②は弱いが③は強い。(森林だと他の植物との競争に破れるし氷山では耐えられないが、人に踏まれたり刈られたりしてもすぐ生えてくる!) ①〜③は動物にも言える所はありそう。 競争や戦いに強いものが勝つとは限らないし。(例.チーターvsガゼル) 人類は動物界において肉体的に最強ではないが、生き延びている。それは僕らが知性という武器を持っていたからだ。 さらに人類の中でも、ネアンデルタール人ではなく僕らホモサピエンスだけが生き残った。ネアンデルタール人は僕らホモサピエンスより身体能力が高く脳の容量も大きかったというのに…。 それはホモサピエンスが「助け合う」という能力を発達させたかららしい。 --- 僕は競争が嫌いだし(①)、長時間労働も耐えられない(②)。けれど変化を乗り越える力は意外とあるのではと期待してみたり、あるいは全く違う切り口の強さがあると妄想してみたり。 自分の中に弱さがある限り、自分の新たなポテンシャルを探す旅を続けてみたくなるもんですわ。

    1
    投稿日: 2022.03.13
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    最後まで読んでシンプルに思ったこと… 著者が伝えたかったこととは異なる理解をしてしまったかもしれませんが… どのような生物も必死に生きている。 もちろん人間も。 ただ人間は時にその命を自ら断つことを考えたり、病んだりすることもある。 知能という点で他の生物より優れた人間ではあるけど、優れすぎているがゆえ、マイナス思考に陥ってしまうこともあるのかなぁ…

    0
    投稿日: 2022.01.14
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    人間らしさゆえとらしさの活かし方 自然界の生き物は、生き抜くために個性を持つことを選んでいるのに、ヒトは知性という人間らしさを持ったが故に、「らしく」生きること、個性を活かすことのジレンマに入っていると感じた。 「助け合う」ことを覚えることで、ヒトは弱い存在ながらも生き抜く術を身につけて来たので、「らしさ」を認識すること、それを誰かのために活かすことを大切にしたいと思った。 雑草からの気づきをもとにそんなことを考えさせられます。

    0
    投稿日: 2022.01.08
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    2021年中学入試出題No.1と帯に。小学校3・4年生からでも読めそうな、やさしい文章。 でも、農業学者としての知見で豊富な例をあげながら、どう生きるべきか、個性とは、といったことを語ってくれています。

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    投稿日: 2022.01.08
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    自分の勝てるフィールドでナンバーワンになればいい。それぞれの環境でのナンバーワンがたくさんいるから、地球上にはたくさんの生物種が存在する。 そもそも比べるという行為は人間の脳の癖みたいなもの。比較して分類しないと人間の頭は気持ち悪いと感じる。しかし、生物は人間が分類したり比較したりできるほど単純ではない。 あるがままであれ、あなただけのオンリーワンでナンバーワンになればいい。 …っていう本。自分とは何か?で悩んでしまっている中高生に向けての本だったけれど、今でも自分を見失っている私にとって、心に響く言葉がたくさんあった。

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    投稿日: 2021.12.28
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    この世の動植物はナンバーワンになることとオンリーワンになることを両立させている。抽象を語っているが、合間に必ず具体が挟まっているので理解しやすい。

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    投稿日: 2021.12.25
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    農業研究者であるが、農業にじゃまとなる雑草の研究もおこなっている。雑草だけではなく生物進化についても書いている。雑草は踏まれても踏まれても立ち上がるのではなく、踏まれたら立ち上がらずに身をつける、ということでオオバコの例を出している。  個性とは何か、について、文科省の現在の方針についての参考になると思われる。個性について言及した卒論を書く場合には参考になる文献とあるであろう。

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    投稿日: 2021.12.21
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    とても読みやすかった。具体例が書いてあってイメージができた。また、ナンバーワンになることが大切だと知って自分のフィールドを探してみようかなと思った。生きることや生まれていることに感謝したい

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    投稿日: 2021.12.19
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    ナンバーワンを目指す ナンバーワンになれる場所を探す 外れものの存在価値に改めて気が付く 読みやすくためになる 確かに、中学入試に良い感じですね

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    投稿日: 2021.11.14
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    帯の売り文句「私たち、頑張らなかったから生き残りましたーー」~1「個性」とは何か?2「ふつう」とは何か?3「区別」とは何か?4「多様性」とは何か?5「らしさ」とは何か?6「勝つ」とは何か?7「強さ」とは何か?8「大切なもの」は何か?9「生きる」とは何か?~雑草を研究している私よりひとまわり下の静岡大学教授。他の著書には「雑草はなぜそこに生えているのかー弱さからの戦略」「植物はなぜ動かないのかー弱くて強い植物の話」「イネという不思議な植物」。人間の脳は8桁の数字さえ禄に覚えられないので、平均を取ったり、高さで比べたりするけど、ピークが二つあるのもあるし、分類上二つの亜種に入れられている例もあり、植物の場合上に伸びるだけが能じゃない・・って事ですネ

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    投稿日: 2021.10.04
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    p50 このように、人間は比べたがります。比べることに意味がないことだったとしても人間は比べたがります。それは人間の脳のクセのようなものです。これは、致し方のないことなのでしょう。 p107 あなたは自分のことをダメな存在だと思うことがあるかもしれません。しかし、本当にそうでしょうか。あなたは陸の上でもがいている魚になっていないでしょうか。飛ぶことに憧れるダチョウになっていないでしょうか。誰にも自分の力を発揮できる輝ける場所があります。ダメなのはあなたではなく、あなたに合わない場所なのかもしれません。 p123 人間はどうも一面だけ見て判断してしまいがちです。....気をつけなければいけないのは、周りの人が一方向から見たレッテルを、あなた自身も信じてしまうことです。 p133 幸せに勝ち負けはありません。幸せに平均もありませんあなたが楽しく満たされていれば、それでいいのではないですか。 p184 いや生きるってそれだけじゃない、とあなたは思うかもしれません。生きることには、もっとうれしいことや楽しいことだってあるじゃないか、生きがいだってあるじゃないか、そう思うかもしれません。そうだとしたら、それはとても幸せなことですわずかでも、生まれたことにそんな意味を見出せたとしたら、それはとてもすごいことなのです。

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    投稿日: 2021.09.27
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    “ありのままの自分”でいることの大切さを雑草をはじめ、様々な生き物たちが教えてくれます。 具体と抽象を行きつ戻りつしながらも分かりやすい文章。 帯の2021年中学入試国語出題数No.1作品というのも納得。 中•高生の頃に読みたい作品と言える。 著者の他の本も手に取ってみたくなります。 何度も読み返したい本です。

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    投稿日: 2021.09.12
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    置かれた場所ではなく、咲ける場所を探そう。自然においても競争は必然で、ナンバーワンしか生き残れない。でも、これだけ多様な生物が、植物が存在するということは、それだけナンバーワンになれる場所=オンリーワンなニッチな場所があるということ。 人間の脳は単純だから、比較すること、数字で表せるもの、境目をつくることで何が良い悪いの画一的なものさしで測りがち。けど、そのものさし自体をどれだけ多く持てるか、持った上で世界を眺められる方が豊かな生き方と言えるんじゃないかな。

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    投稿日: 2021.08.09
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    雑草という著者の専門分野を例に、生物学の魅力、自分のかけがえのなさを説く内容。 時代の変革はいつだって敗者が担ってきた、負けに負けつづけて居場所を失い、厳しい環境に新たな活路を見出した生き物たちが新たなフロンティアへ進出していった――陸上、空中、はたまた宇宙へと進出していった生物の、壮大な叙事詩はいつも敗者が作ってきたものだった。 歴史学では、「歴史とは勝者の歴史」であるということがあるようだ。たしかに、勝者が文字で記録を残すというプロセスが繰り返された結果、歴史は勝者による勝者の物語ということになろう。しかし、もっとマクロに生物全体を俯瞰すれば、「敗者」の意外な重要性が浮かび上がってくる、ということが新鮮! 雑草は、ふまれたら立ち上がらず、別のベクトルへ成長の方向を変える。闇雲に負け続けるのではなく、合理的に負け、生きる道を貪欲に模索する。偏差値や収入などの数値尺度のみを絶対とし、上へ上への競争を煽る現代社会の構造が、道端の雑草によって鮮やかに相対化された。 夏の青空のような、すきとおった読書体験だった。

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    投稿日: 2021.07.20
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    読み始めた時の印象は自然科学的な内容かと思ったが、最後まで読むと自分らしく生きていくことの大切さをひたすらに伝えてくれる本だった。 若い世代向けのようで文章がやさしめ。小3の息子も興味を示してたまに読み進めているくらい。頑張って最後まで読んで欲しい。

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    投稿日: 2021.07.14
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    https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480683793/

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    投稿日: 2021.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生物は必要のない個性を持たない。私たちの性格や特徴に個性があるということは、その個性が人間にとって必要だから。「違い」を大切にする。すべての生物がナンバー1になれる自分だけのニッチを持っている。持っている力を発揮できるニッチを探すことが大切。

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    投稿日: 2021.06.06
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    何でも「収斂」していることが良いような感じで生きてきたが、「外れ値」も意味があるのだと改めて思う。現代は「外れ値」をあまりにも排除しすぎかもしれない。

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    投稿日: 2021.05.17
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    生物の生き残り戦略から、個性とは、自分らしさとはどう言うことか紐解く本。どちらかというと自己啓発に近い内容なので、いきものから生きると言うことを学ぶにはとても良い本だと思う。自分だけが輝けそうな場所を見つけ、花を咲かせることが出来たら。大事なことは、苦手と思われるものから逃げないことだ。チャレンジしてみないとニッチがわからない。人生観に大きく響く本であった。

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    投稿日: 2021.04.21
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    入手してねかせておいている間に、星野源の「想像」作詞のヒントになったと話題になった一冊。プリマー新書ではおなじみの雑草生態学者で、イラストも楽しく読みやすい。 「踏まれても立ち上がる」「強い」といった一般的な雑草のイメージも正しいとは限らず、図鑑の分類やモノや人同士を比較するためのモノサシも恣意的なものに過ぎないし、それだけしかないわけじゃない。進化の歴史は常に敗者の窮余の工夫やそれまでの弱者やはずれものがたまたま生き延びただけであったりする。いわれてみれば当たり前のことばかりだけれど、どうしても見失いがちなことがやさしいことばで説かれていて、ちょっと自信がでてきて安心できる。

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    投稿日: 2021.03.02
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    『多様性とは何か?』を植物の世界でうまく例えてくれているので、客観的に人間社会の多様性を改めて理解することができる。 価値観や個性は人それぞれでいい。 特にオールドタイプの管理職や経営者は必読する内容だと思う。 これからの時代は行き過ぎた資本主義にブレーキがかかることを予測すると、原点に立ち返って 『脱全体主義』『社会民主主義』となっていきそう。 そうなると本質的な意味での多様性を理解した人が組織やコミュニティの中心により必要になっていく。

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    投稿日: 2021.02.16
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    多様性とは何か?イルカとクジラの違いって? 本来「バラバラ」な世界のはずなのに人間はその分類を明確につけようとしてしまう。区別をしたいのか差別をしたいのか? 多様性なんて元々あるのだからそれを理解するために区別をする目的は何なのだろうか? オンリーワンでナンバーワンになれるニッチなポジジョンを見つけることが自然界でも、人との関わりの中でも生き抜くキーとなる。

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    投稿日: 2021.02.06
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    オンリー1とナンバー1になり得るニッチ領域を目指す。でもこれって、種のことで個のことではない。人は個、それぞれに感情があるからややこしい。

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    投稿日: 2020.12.17
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    ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB30879120

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    投稿日: 2020.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自然科学と思いきや、哲学・人生応援ブックでした。 迷子になっている人が、この本と出会えるとよいな。 Ⅰ時間目:「個性」とは何か? …オナモミの実には早く芽を出す種子と芽を出すのが遅い種子の二つが入っている。 ←どちらもオナモミの戦略に必要。個性がいらない共通項と、必要な個性、なぜかを考えてみる。 2時間目:「ふつう」とは何か? …人間は整理されていないものが苦手。自然のなかに「ふつう」も「平均値」もない。 ←「ふつう」は考えることをストップしてしまうことなのかも。 3時間目:「区別」とは何か? … …「もともと分けられないものを分けようとするからダメなのだ。」チャールズ・ダーウィン ←まさかのダーウィン先生が! 4時間目:「多様性」とは何か? …実は、ナンバーワ1しか生きられない。ただし、それぞれの環境や性質など、複雑なニッチのなかで。 ←自分のニッチはなんだろうか。 5時間目:「らしさ」とは何か? …「らしさ」の呪縛を解いたときに、自分を見つけることが出来る。 ←レッテルは、可能性を封じてしまうのかも。 6時間目:「勝つ」とは何か? …草いろいろおのおの花の手柄かな  松尾芭蕉  一見敗者に見えるものが、進化への切符を持っていることもある。 ←負けてもいいのだ。少しだけ、がんばろう。 7時間目:「強さ」とは何か? …人間は、弱いから進化した。ネアンデルタール人は、賢く強い存在だったが、助け合うことがなかったために滅んだといわれている。 …盛者必衰。塞翁が馬。 8時間目:「大切なもの」は何か? …雑草は踏まれて倒れたら、実は起き上がらない。  立ち上がらなくてもいい、伸びなくてもいい。 ←じっとしててもいいし、どこに力を注ぐか考えてみる。 9時間目:「生きる」とは何か? …生きることに力はいらない。 ←空、見あげてみる! 天上天下唯我独尊 …意味を間違えて覚えてた…。某・星の戦士たちのマンガや神さま2人の休日マンガが悪いと思うの。

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    投稿日: 2020.10.02
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    生き物の個性や進化について、動植物を例えとしながら、とても分かりやすく書かれている。 人間の脳の限界、ジャガイモの悲劇、ニッチという考え方、敗者が進化する、等々とても興味深い。 難しい言葉もなく、子供達にも読んでもらいたい作品。購入して時々読み返したい。

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    投稿日: 2020.09.16
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    農学博士による進化の話。ダーウィンの進化論をわかりやすく解説している。例が多彩であり理解しやすい。面白く読めた。 「「個性の時代」と言われます。「個性的であれ」と言われます。「個性を活かせ」、「個性を磨け」と言われます」p9 「一卵性双生児は、同じ遺伝子を持つ受精卵が2つに分かれて生まれます。そのため、すべてのDNAが同じです」p38 「(農業生産)生き物は本来バラバラです。バラバラになりたがるものを揃えることは大変なことです」p53 「(クジラとイルカの違い)クジラは大きくて、イルカは小さい(3mより大きいか小さいかで決まる)」p74 「「ナンバー1しか生きられない」これは、間違いなく自然界の鉄則です」p100 「ナンバー1しか生きられない。これが自然界の鉄則です。自然界に暮らす生き物は、すべてナンバー1です。どんに弱そうに見える生き物も、どんなにつまらなく見える生き物も、必ずどこかでナンバー1なのです。ナンバー1になる方法はいくらでもあります」p101 「「ニッチ」という考え方は、生物の種の単位での話です。人間という生物は自然界の中で確かなニッチを確立しているのですから、本当は私たち個人個人がニッチを探す必要などありません。しかし、ニッチの考え方は、今まさに個性の時代を生きようとしている私たちにとっても、実に参考になる話のように思えます」p107 「人間の一人ひとりが、社会の中のさまざまなポジションで、さまざまな役割を果たすことは、さまざまな生物種が、生態系の中でそれぞれの役割を担っているのと同じです。しかし、社会は高度に複雑になり、役割分担もまたわかりにくくなってしまいました。誰がどんな役割分担を担っているのかもわからないし、社会の中で自分が得意なのは何なのかも、簡単には見いだせなくなってしまったのです。そのため「ニッチ」という生物の種の基本的な考え方が、自分の社会的役割を再考するのに、とても参考になるのではないでしょうか」」p108 「東進ハイスクールの林先生は「大した努力をしなくても勝てる場所で、誰よりも努力をしなさい」と言います。まさに、これはナンバー1になれるオンリー1のポジションを見つける近道です」p117 「たくさんのチャレンジをしていけば、たくさんの勝てない場所が見つかります。こうしてナンバー1になれない場所を見つけていくことが、最後にはナンバー1になれる場所を絞り込んでいくことになれるのです。ナンバー1になれるオンリー1のポジションを見つけるために、負けるということです」p137 「生命の歴史を見れば、進化の原動力になったものは、常にニッチを探し求めた敗者たちのチャレンジだったのです」p143 「(植物の生存競争)植物の陰になれば、十分に光を浴びることはできません。植物にとって、光の争奪に勝つことは、生きていく上でとても大切なことなのです」p153

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    投稿日: 2020.09.06
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    植物・雑草を題材にした4作目。これだけ読んでも大丈夫。今までの作品の総まとめの感じ。 雑草をもとに、生きること・読者自身の存在の全肯定を説く作品。 子どもたち・大人たち全ての栄養剤となるような優しい作品。

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    投稿日: 2020.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    個性=遺伝的多様性=バラバラなこと ベストなものには多様性がない 各花の色、 脳は たくさんが苦手、並べて順番をつけるのが好き 境界を引いて区別する 自然界 ナンバー1しか生きられない  「棲み分け」 たくさんの生き物がナンバー1 「ニッチ」教会の壁の装飾品用のくぼみ  小さく絞り込む  フィールドは自分で作る  軸足は動かさず、ポジションを探し続ける  らしさを探し続ける、らしさを捨ててみる 勝ち負け 脳が好む  戦わない戦略  負けることは考えること、変わることにつながる 強さ  競争の強さ  耐える強さ  変化を乗り越える強さ 踏まれても立ち上がらない  下に伸びる オオバコ  種子は踏まれて粘着液を出し、運ばれる 今生きることの連続

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    投稿日: 2020.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ◯ハズレ物が成功するわけ ・人間はいろんなものがたくさんあることをそのまま理解できない。 →人間は、並び替えて順列をつけて、 意味(尺)を見出すことで、数字の意味を理解しやすくなる。だから、人間の世界には序列が当たりまえだし、自然と序列を考えてしまう。 =比べないと理解できない。=比べて初めてそのものを理解できる。 ・一方で植物の世界は、「バラバラ」が前提。バラバラだからこそ生き残れる ・人間世界では、同じものさしを作って、揃えようとする ・ナンバー1とオンリー1が共存する。 オンリー1の土地でナンバー1になる。 ・ニッチを探すには、1小さくしぼること2フィールドは自分で作ること =なるべく戦わない。=ニッチな土俵を求めて常にチャレンジする。市場をずらす ・植物が成功するため 1競争につよい 2環境に耐える 3変化を乗り越える *踏まれた雑草は起き上がらずに、生き残るために力を使う =今生きるために全力で力を注ぐ。ただそれだけ。将来のことは考えない。

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    投稿日: 2020.08.05
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    もうちょっと内容的に高度な物を期待していたが、少し表面的な内容であっという間に読み終わってしまった。

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    投稿日: 2020.07.13
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    生き物の話かなと思って読んだが、 10代若者向けかなと思う内容でした。 君は君の、生まれながらにそれぞれの個性があるみたいな。 自分の子どもに読んで欲しい。 読みやすい文体です。 生き物が進化していった生存戦略みたいなことや、筆者は雑草の研究者らしいので、植物のこととかとても丁寧に書かれていて興味深く読んだ。 それらに絡めて、人生を過ごす上でのアドバイスやヒントなどが書かれている。 最後の方で。 生きるって事は、ただそれだけの事。 赤ちゃんから成長して大人になり、老人になる。そこにはなんの努力もなくて、意思もない。 人間は脳が発達しているから考えすぎてしまって、生きにくいとか死にたいとか思ってしまう時がある。そんな時は一つ一つの細胞を考える。死にたいなんて言う細胞は私の中には居ない。心臓も肺も働くのをやめない。 生きるってことは単純なこと。

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    投稿日: 2020.06.18
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    私は小さいころ「進化をつくる」のはみんなからの人気者である、と考えていたため書籍タイトルに惹かれました。

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    投稿日: 2020.05.27