
総合評価
(55件)| 20 | ||
| 20 | ||
| 8 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログ認知症を題材にした本である。 マンガを読むことからは、ずいぶん長く遠ざかっていた。今回本書を読んで、改めてマンガという表現の力に感心した。映像的な描写による臨場感は、文章とはまた違った強さを持っている。 とりわけ介護の現場の壮絶さには、思わず身の毛もよだつ思いがした。 もう一つ感じたのは、知識の更新の必要性である。これまでにも認知症に関する本を何冊か読んできたので、ある程度の知識は持っているつもりでいた。ところが、この種の病気に関する研究や治療は、どうやら日進月歩で進んでいるらしい。 本書を読んで、新たな知見をいくつも得ることができたのは、正直なところ少なからず驚きであった。
0投稿日: 2026.03.16
powered by ブクログ実際に介護福祉の高齢領域で働く者として、どう仕事をとらえるべきかを分かりやすく考え、経験や悩みを再構築して「改めて」仕事に取り組む助けとなる本。高齢領域のケア対象者全てが認知症ではないし、私自身障がい領域でも働いてきた中で、知的障がいや自閉症の利用者へのケアを思い返しても、とても参考になった。
0投稿日: 2026.02.22
powered by ブクログ認知症になり、徘徊する家族を介護する家族はとても大変だと思う。だが、認知症になり徘徊する方は、そもそも何を考えて徘徊するのか? 介護する家族のストレートな苦しみだけではなく、認知症である当人の苦しみや悲しみをとても分かりやすく教えてくれる本。 祖母や祖父の介護をする両親を見て、今は自分が親の介護をする前の段階だが、今、読めてよかったと思えた。
0投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログマンガなので読みやすく、わかりやすい。章ごとの最後にポイントを書いてあるのもよい。もはや避けては通れない認知症のことを知っておくだけでお互いが楽になると思える一冊でした。
24投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログ漫画で分かりやすいし、読みやすい。 この本で、認知症に関する他の本を多数、知ることが出来たので、それらも読んでみたい。
0投稿日: 2025.05.08
powered by ブクログhttps://paz-library.opac.jp/opac/Holding_list/hlist?rgtn=00054491
0投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログ日経新聞に取り上げられていたことをきっかけにして読む。認知症における介護する側とされる側のすれ違いを解説。全編に渡り、著者らの想いが滲み出でている。 本題から少しずれるが、認知症に限らず、どんな時でも相手への思いやりを考えられれば、心が軽くなることを教えてくれる。
0投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログ「失くしてもいないお金を盗まれたと言い張る」「在庫があるのに毎日ご飯を炊く」「急に家を出て徘徊する」「排泄に失敗してしまう」。これらの行動には理由がある。覚えて、貯蔵して、思い出す。その記憶のメカニズムに障害が起きている…年が明け、歳をとる。齢を重ねれば、いずれ体は老化する。脳も例外ではない。頭の働きも鈍くなる。だからといって、苦痛を感じなくなるわけではない。寧ろ、思うようにならない分だけ、苦悩は重い。何故そうする?どうしてそうなる?理解されたい。わかってあげたい。長生きが幸せなことだと感じられるように。
1投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ読みやすく面白い。 介護者は認知症の方が考えていることが分からないのと同様に、認知症の方も介護者の考えが理解できない。この溝を埋めるための歩み寄りが必要。 介護の経験は無いが、その時の拠り所にしたい。
0投稿日: 2024.12.06
powered by ブクログ『本を読んだら散歩に行こう』で紹介されていた本。認知症関係の本は何冊か読んだけど、当人の行動の理由を説明してある。 認知症の介護にはギブ&テイクが成り立たない。無償の愛「ケア」が、いつのまにか強制「コントロール」に変わってしまう。当人も暗闇にいるような孤独。 もちろん自分が介護するときにこの用に考えられるとは思えない。そもそもここまで頑張れない。 でも知識として事前に理屈を知っておくのは助けになると思った。 そして介護現場の方に感謝の気持でいっぱいです。
0投稿日: 2024.11.25
powered by ブクログ漠然と認知症は自分がなっても親がなってもコワイ病気だと思っていましたが、どうゆうものか理解できて対処や準備ができそうです。
0投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログ来年から高齢者施設で働くので、認知症について知ろうと思い、本屋で偶然見つけたこの本を読みました。 漫画と解説が交互に書かれる形式で、私たちと同じように、認知症の方が起こす行動には理由があるということが分かりました。 認知症の方でも、そうでない方でも、利用者の方関わるときには、本人を否定せず笑顔で接するということを覚えておきたいと思いました。
0投稿日: 2024.10.29
powered by ブクログ続編が書店に並んでいるのを見かけ、まずは本書からってことで。なるほど分かりやすい。漫画は、まんま羽海野チカって感じがするけど、あの素敵さ、真似られるのなら真似てみたくなるわな、と思いつつ。認知症を知る最初の一冊としては良いかも。
0投稿日: 2024.10.11
powered by ブクログ最近出た「施設介護編」がよかったので、本書をもう一度読み返した。 マーカーでいっぱい線を入れていたけど、つけ加える所も多かった。認知症を理解しようと何冊か読んできたが この2冊をくり返して読むことが大事だと思える。
4投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログ介護する側だけでなく、介護される側、即ち認知症本人の見る世界の一端を知ることができたように思う。 親が介護になったら無理をせず、外部に助けを求めることができることを覚えておこうと思う。 要介護者は見当識障害という状態に陥ることが多く、過去現在未来、場所、環境などが曖昧、あやふやになっていることが多く、そういった状況に一番不安を覚えているのは要介護者本人なわけである。だから要介護者に対しては笑顔で接することが重要なのである。
0投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ寿命が伸びて認知症になる事はもはや普通の事。でも、認知症の人にどんな事が起きていて、対応はどういう風にしたらいいのか、わからない事だらけで、読後、もっと早く知っていたらなぁと感じた人は多いのではないか。 記憶障害の起こる仕組みがわかれば、なぜこのような行動をするのかがわかり、怒らずに対処できるはず。本当に出来るのかはわからないけど。知らないより知っていた方が、絶対いい。 老いる覚悟をしても認知症の覚悟はできないかなぁ。最後の参考図書一覧、全ては読めないかもだけど、読みたいな。
20投稿日: 2024.05.04
powered by ブクログ心理学部で認知症の勉強をしておりブックオフでたまたま目についたので買いました。 認知症の方の見えている視点をわかりやすくかつ周りはどのような対処をするのが効果的なのかを知るのにすごくいい本でした。 漫画と文章の割合もちょうどよく、認知症の方と関わる際の介護者の心理的負担を少しでも減らせる本ではないかなと思います。
0投稿日: 2024.04.16
powered by ブクログマンガ、とあるが、マンガと佐藤先生の解説がちょうどいい割合で分かりやすい。 今後に備えたい。 豊橋の豊川堂本店で購入
0投稿日: 2024.03.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでいると身内の認知症がどれくらい進んできているのかを嫌でも思い知るので苦しくてなかなか進まなかった そしてこれからどんな症状が出てくる可能性があるのか予習になりました 認知症の症状、患者さんの心理状態だけでなく在宅介護の限界も知ることができた 家で弄便や異食をするようになったら在宅介護の限界...ちょっと本腰を入れて入所できる施設を探そうと思う
0投稿日: 2024.03.15
powered by ブクログ困った行動をとったときの、認知症者の本人の気持ちや不安が説明されていて、非常に参考になる。 Q10の祖母の話が悲しい。しかしこういうすれ違いは、日常的に起きていることと容易に想像できる。 われわれは認知症への理解を深めなければならない。
0投稿日: 2023.09.02
powered by ブクログマンガで表されて、さらに文章で解説という構成なので、2度同じことを違うふうに読むので、とても記憶に残りやすい構成。しかも、エピソードがまずあって、そこから広げていくから、とても読みやすいし、納得感が高くて、いい内容だと思いました。
0投稿日: 2023.03.06
powered by ブクログ認知症について、本人の不安な思い、介護者のやるせない思い…よくわかりました。ケアしているのに、コンローロールしている状態にならないように…ハッとしました!認知症のこと理解しているつもりでいたけど、この作品を読んで新たに気づけたこともありました。 巻末に、行動からさがす索引がついているのもいいと思います。「本人の状態が楽になれば、家族も楽になる」…本人の思いに寄り添って本人が楽になれば、家族も楽になる、そんなケアを続けていきたいです。
24投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログ新書なのにマンガ!? そしてたった2年で13刷!!? さらに認知症というテーマに惹かれて手に取った。 結論。一家に一冊、絶対あるべき…!!! 本書は認知症について、認知症の人はなんでこんなことをするの?それに対して周りはどう対処すればいいの?…などといった疑問や認知症のメカニズムについて分かりやすくまとめられた一冊。 しかもマンガを担当しているニコ・ニコルソンさん(通称ニコルさん)と認知症研究者であり本書の解説パートを執筆されている佐藤先生は2人とも認知症の方の介護経験者。 マンガパートでは、ニコルさん・主な介護者である母ルさん、介護される側で認知症の婆ルさんの日常生活に佐藤先生が訪問して、婆ルさんがなぜ奇妙な行動を取るのか、どのようなことを考えて感じているかを解説するという形になっています。 認知症介護者にはあるある!なエピソードばかりです。 なんせマンガの中でニコルさんたちが 「介護をしている時に知りたかった!!!」 と叫ぶような、有意義なお話ばかりなのです… 今まさに介護をされている方には、共感必死の一冊と思われます。 私の周りにはまだ認知症の方がいたことごありませんが、それでも今後どうなるかも分からない。 親がなるかもしれないし、自分がなるかもしれない。 だからものすごく勉強になりました。 何より分かりやすい!!! 忙しい人にはマンガパートだけでも読むのをオススメします。それだけでもたくさんのことが分かる。 もちろん佐藤先生の解説文も合わせて全部読むのがベストですが。 そしてこの本のいいところが、介護する側・される側の両方に寄り添って描かれているところです。 どちらの気持ちも、マンガという媒体を通して、心に迫るほど伝わってきます。 私はどちらの気持ちにも泣きそうになりました… でもあまり暗すぎず良い塩梅で描かれています。 介護する側・される側、両方の人権を守ろうという意識で書かれているのも素晴らしいです。 そして私は、佐藤先生の人生は「なんでやねん!」の連続。という言葉に励まされました。 そう、人生って、認知症に関わらずなんでやねん!の連続なんですよね。 だから、大変なことやつらいことがあっても、なんでやねん!と自分にツッコミを入れながら、周りの人に助けてもらい、笑ってすごすことの大切さを、改めて感じました。 そうは言ってもつらいことばかりでもう大変だよ…!という方ももちろんいるでしょう。 私もよくその波に飲まれます。 でもそういう時こそ一人で頭を抱えずに、お茶でも飲んで一息ついて、パラパラとこの本を読んでほしい。 きっとニコルさんや佐藤先生が、本書を通じて私たちの心に寄り添ってくれますから。 認知症の方の介護に困っている方や、周りにそのような方がいる方々にこそ、ぜひ手に取ってほしい。 ほんとに読む時間なかったら、気になる項目のマンガパート読むだけでもいいですので…!! そう言いたくなる良書です。 以下備忘録がてら目次を。 備忘録ですが、本書に興味を持たれた方はぜひ目次を見て、この本がどのようなことを教えてくれるのか見てぜひ参考にしてください。 ちなみに、巻末のおすすめの本一欄や、認知症による「行動から探す」のページも索引として活用できて良きです。 序章 認知症ってなんですか?ためしよみ 認知症を心理学的に研究するということ/認知症とはなにか/予備軍も含めれば日本に一〇〇〇万人/認知・認知機能とはなにか/原因疾患と認知機能障害の関係/老化による物忘れと認知症の違い/「おかしいな」と思ったら 第1章 「お金を盗られた」「強盗にあった」と言うのはなぜ?ためしよみ 中核症状と周辺症状/物盗られ妄想の原因/自己防衛としての物盗られ妄想/身近な人を疑う理由/認知症と薬/薬をやめてみる 第2章 同じことを何度も聞いてくるのはなぜ? さまざまな記憶の種類/短期記憶と長期記憶――陳述記憶のプロセス/エピソード記憶障害の原因/符号化、貯蔵、検索――記憶のモデル/未来の予定がわからないことの不安/何度でも同じことを聞く理由/なんのための介護か 第3章 何度注意してもお米を大量に炊いてしまうのはなぜ? 陳述記憶と非陳述記憶/手続き的記憶が残る理由/繰り返される行動には、その人のアイデンティティが現われ る/同じものを大量に買ってしまうときは 第4章 突然怒りだすのはどうして? 前頭葉障害で、行動のコントロールが難しく/注意機能が低下し、気が散りやすくなる/前頭側頭型認知症の場合/夕暮れ症候群/偶然見つけたヒント/会話が重要/ときには放っておくことも有効 第5章 高齢者の車の事故はなぜ起きるの? シニアカーがぶつかってきた/有効視野の低下/自分が今まで何をしていたのかわからない/注意機能の衰え/選択的注意機能と有効視野/一度に二つ以上のことができなくなる/認知症に限らず失敗しやすい「注意の切り替 え」/家族の同乗がかえってよくないこともある/運転が苦手になるのは、認知症の人に限らない 第6章 介護者につきまとうのはどうして?ためしよみ 遂行(実行)機能障害/目標・計画・実行のどこができないのか/できない自分に傷ついている/押し売りに引っかかってしまうのは?/見当識障害という問題/過去と現在と未来をつなげる/実行機能と遂行機能 第7章 家にいるのに 「 帰りたい 」 と言うのはなぜ? 見当識とはなにか/記憶の低下との関係/幼児期の記憶のあり方と似ている/婆ルさんはどこに帰りたいのか 第8章 これってもしかして「 徘徊 」ですか? 目的もなくうろついているわけではない/「徘徊」はなぜ起きるのか/頭の中の地図がつくれなくなる/建物と自分の位置関係がわからなくなる/鏡の不思議/徘徊が出てきたら、どうしたらいいのか/徘徊がおさまるのはいいことか 第9章 排泄を失敗してしまうのはなぜ? 排泄の失敗が増える理由/失敗を認めることは、プライドが許さない/弄便で自宅介護が限界に/なぜ食べられないものを口に入れてしまうのか/本人のプライドを傷つけないために 10章 介護に疲れ果てました 。 どうしたらいいですか? 人間関係はギブ&テイク/「思いどおりにならない」はコントロールのはじまり/「なぜこんなことをするのか?」と考える/心がすれ違うことで、ケアがコントロールに陥る/社会的認知機能の低下と「心の理論」/まずは話を聞くことから/介護を生きがいにしない 番外編 なんでお尻を触るんですかコラー!! 衝動を抑制できない/性欲以外が原因のことも/優しさが逆効果になることも/高齢者の性欲を認める/家族で認知症について話し合える関係に あとがき ニコ・ニコルソン 佐藤眞一 おすすめの本 行動から探す
13投稿日: 2022.12.20
powered by ブクログ2022.09.29 「本を読んだら散歩に行こう」で紹介されていた本。 LINE漫画で読んだ「流サレール家タテール」の作者さんだった! まだ私の母は認知症ではないが、一人っ子の私はそう遠くない将来母の面倒を見ることになるだろう。その時のことを考えて読んでみた。 漫画部分がたくさんあり分かり易かった。自分には在宅介護は絶対無理だと思ったし、母もそんな生活は望まないだろう…。 時々泣けるシーンもあり、家族の抱える介護の現状を知ることができてとても勉強になった。 また時が来たら再読したい一冊。
1投稿日: 2022.09.29
powered by ブクログ仕事のために読みました。認知症の方の視線や気持ちが想像でき、より質の高いケアや関わりができそうですし、自分の心もちも少し楽になりました。
0投稿日: 2022.08.15
powered by ブクログ認知症とは脳の萎縮による脳の機能障害、脳の損傷なのだ、ということが最初に提示される。脳はその部位によってそれぞれ司っている役割が異なり、認知症も委縮が始まる部位によってその症状が異なってくる。こういう初歩的なことを知っているだけでも認知症になってしまった人に対する心構えに余裕がもてる。ひと昔まえに認知症が痴呆症と呼ばれたこともあり、つい先日まで、あるいはついさっきまでふつうの言動や行動をしていた人が異常な振る舞いをすることで、正直われわれは怖いのだったが、こうして冷静に脳の機能の一部が壊れているだけと知ることで、認知症の人もその一部を除けばいままでと変わらないその人自身なのだと思うことができる。なんでもそうだけど知らないことを知る、ということはすべての基本なのだ。認知症のさまざまな症例が紹介されているが、これらを読むと人間がふだん当たり前のように行っているふつうの行動さえ脳の高度な処理能力に支えらていることがわかり、自分の脳に同じような損傷が起これば、さっき言ったことや、いまどこにいて何をしようとしていたのかさえもわからなくなってしまうことが、自分にも当たり前のように起こるわけだ。全然他人事ではないのだ。今は自分や自分の周りに認知症の人がいない人でも本書のようなものであらかじめ認知症を知っておくということは良いことだと思う。マンガで著者の家族の認知症の介護の様子が描かれている。いたってユーモラスな描写だが、相当過酷な状態だったことが想像される。自分の過酷な体験をこのようにいったんかみ砕いて人に読んでもらえるようなものとして描けるというのは凄いと思う。自分の祖母が起こした振る舞いに対し、怒ったり、悲しんだり、という赤裸々な反応はマンガという表現形式だからこそよく伝わってくる。もしマンガがなかったら読み終えても全然他人事の知識として終わっているような気がする。
0投稿日: 2022.07.01
powered by ブクログ先日、認知症の長谷川スケールで知られる長谷川和夫先生が亡くなられ、大きく報道された。効果的な薬もない認知症は、超高齢社会を突き進む日本の大きな課題となっている。 私は祖父母と同居した経験がなく、高齢となった親も幸いなことに認知症を患っていない。介護者の苦しみは想像するしかないのだが、一方で自分がどこにいるのか、何をしていいのかわからない認知症患者の不安も相当なものだろうと思う。 本書は「介護は知ることで楽になる」をモットーに、物盗られ妄想、暴言、徘徊等、認知症の周辺症状であるBPSDを一つひとつ丁寧に解説していく。佐藤先生の解説もわかりやすくて、いいのだが、本書を他の類書と違うものにしているのは、やはり途中に挟まれるニコ・ニコルソンさんのマンガだろう。あとがきで佐藤先生が、マンガが読者の「思考のあり方を大いに揺さぶる」と書かれているが、言い得て妙である。マンガの1コマに描かれる婆ルや母ルの表情や苦悩が、10の文章よりも雄弁に、認知症患者とその家族を語っている。 巻末の索引が「行動からさがす」となっていて、たとえば、〈お金を盗られたと言う〉や〈同じものを毎回買ってくる〉など、その理由や対応に読者がピンポイントでたどり着けるようになっているのもいい仕組みである。適度に専門的で、かつ読みやすい。認知症患者とどう向き合えばいいのか、その最初の一歩を踏み出す際に、本書は手助けをしてくれると思う。
11投稿日: 2022.01.18
powered by ブクログ科学的、かつとてもわかりやすかった。 祖父に軽度認知症が疑われるため、入門の気持ちで読んだが、何度も読み直して頭に叩き入れたい一冊。 認知症の人の周辺行動に関して、どの部分が問題なのかしっかり書かれておりわかりやすい。 この本は、事象と原因を理解するに留まるため、本の末尾にあるリストから、認知行動療法の本を一冊購入したいと思う。 あと、レスパイトケアの点。
0投稿日: 2021.11.23
powered by ブクログかわいいマンガと解説で、認知症について知ることができる。認知症のひとの行動には理由があること、周囲の人は認知症のひとの行動が理解できず悩むが、認知症のひと本人も不安であることなど。自分では気づくことができない、知らないことがたくさんあった。性的逸脱についても触れられていて興味深く読んだ。 身近な人が認知症になったら?自分がなったら?と知らずに怖くて避けていたけれど、知ることで少し不安が減ったような気がする。 マンガに登場する婆ルは可愛らしくてほっこりするが、現実はこんなものではないだろう。今後も認知症について知る努力はしていきたいと思う。笑顔で接することからはじめたい。 佐藤先生のあとがきを読み、「なんでやねん!」人生を知って驚いた。ベネフィットファインディングへのポジティブな転換が素敵で真似したいと思った。ご両親の介護や弟さんの早すぎる死を経験されている佐藤先生のお話は、優しく寄り添ってくれているようであたたかい。
0投稿日: 2021.11.07
powered by ブクログU-NEXT 満腹になる機関が衰えるため、異食なモノでも食べてしまう。 対策→他のものを食べるのを勧める。または弄便や異食がでできたら施設での介護を勧めてもよい。身内に支援してもらうのはプライドが許せない人もいるからだ。 ⚪︎認知症の人の行動でも何かしらの意味や目的があって行動を行う、違う視点での見方が大事。 ⚪︎認知症ではない人は大雑把に言うと現在、未来を生きている、一方認知症の人は、過去を生きているから、夫の所に帰らなくちゃと思う。今の家は知らないから。 ⚪︎見当識障害や記憶障害で時間や場所も家族の顔もわからなくなっていく。 ⚪︎考えていることがわからない →心の理念が壊れる。思い通りにならないはコントロールの始まり、縛りプレイ。2人の男女がボールで個人で遊んでいます。女の子は自分です。帰る際に目の前にある箱に男の子は入れました。そして、女の子も目の前にある男の子とは別の箱に入れました。さて、男の子はどちらの箱を開け、ボールを使いますか?大体は前者だが、認知症の方は後者を選ぶ ⚪︎認知症の方は相手の動きの心が観察できなくなるそれは社会的認知が低下するからも原因の1つだが社会的認知が高度なため、種々の脳機能が複雑に関連している。社会的認知とは言葉の裏がわからないこと。 ⚪︎認知症の方は性的逸脱になることもある。脳の前頭葉の障害により、抑制機能の低下によって人前では言わない性的な言葉や卑猥な言葉を発することもある。周囲が自分に反応することで喜びを感じる。しつこい場合はほーっとく。減らすためには同性介護、一対一になることは避ける。性と違うことに意欲を持っていくこと。 ⚪︎相手との親密な関係がどうなのかわからなくなった時に親しさの表現として性的な言動になってしまう。スキンシップで肩を揉んだり手を握るなどでスキンシップや人との関わり不足を解消する方法がある。 ⚪︎家に帰りたいと思っているけどそれは過去の家に帰りたい(両親がいた家、現在もいると仮定)という現実ではない状況、見当識障害。 おすすめ、認知症の本 ⚪︎認知症を知るー認知症の人は何を思い、どのような行動を取るのか 加藤伸司 永田久美子認知症の人たちの小さく 高橋幸男 認知症は怖くない。 池田学 認知症 専門かいが語る診断治療
0投稿日: 2021.10.31
powered by ブクログ漫画もあるのはとっつきやすくていい。介護は経験無いと綺麗事か興味ナシで終わっちゃうからな〜。人生一度は経験しろって法律出来ればいいのに。我慢しちゃ駄目だ。弱音吐かない人は絶対煮詰まるから。弱音吐いて当然。殺意持って当然。毒吐いてスッキリすればいいのさ。母ル、自分も病み上がりなのに辛過ぎるわこれ(´;ω;`)
0投稿日: 2021.10.24
powered by ブクログまずは読みやすいこれが1番!! 少しユーモアも交えながら認知症を知り 向き合うヒントが得られる入門編て感じ。
0投稿日: 2021.08.27
powered by ブクログここ半年くらいの間で、認知症に関する本をこれで4冊くらいかな、読んだのだけど、この本は漫画で示してその後に解説がある形式なためか、一番読みやすかったかな。もちろんこれまでの蓄積が少しだけどあるから、内容も入りやすかったのだろうけど。 あとがきで、人生にはなんでやねんということが本当に誰にでも起こりうる。認知症にならないために脳トレしていてもなるときはなるし、運動して食生活に気をつけていてもガンになるときはなる。でもそこから学ぶことが大事なんだとあって、今はそうありたいと思うしできるとも思うのだが、さて本当に自分に起きてしまったら、カミさんに起きてしまったらと考えると自信はないな。 親父の認知症も、まだまだ出ていない症状はあるし、それらがこの後出るのか出ないのかもわからないが、まあ一つこういう本を読んでよかったのは、優しく考えられる様にはなったことかな。まだまだだけどな。
0投稿日: 2021.08.24
powered by ブクログ認知症のことが丁寧に説明されているが、ちょっと冷静に考えてみれば認知症患者の認識はわかりそうなものだ。想像力が欠如してきているのではないか。
1投稿日: 2021.06.11
powered by ブクログ認知症ケア専門士、介護福祉士持っている。8割は知ってる、知ってるって内容だった。終盤がすごく考えさせられました。ケアするがコントロールするに変わっていないか?セクハラは構って欲しいだけ。
0投稿日: 2021.06.05
powered by ブクログ認知症についてのわかりやすい解説書。認知症の人の行動の理由を考えるヒントがあって参考になる。身近に認知症になった人がいたのでもっと早く読めば良かった。参考文献も充実して親切。
1投稿日: 2021.05.15
powered by ブクログこれからに備えて少しずつお勉強の最初の1冊。 章ごとにマンガがあり、そのあとで文章解説がある仕様。 マンガだけで充分わかりやすく、興味のある章はより詳細を知るために解説を読むといった感じで読み進める。 本当の体験でありリアリティがあり、あとがきの専門家の家族の話も他人事には出来ない。 その日に向けて覚悟が必要だけれど、直面すればとにかく前進することを心がけよう。
4投稿日: 2021.05.12
powered by ブクログ認知症の人は、何を考えているのだろう。どうして「お金を盗られた」とか「ご飯を食べさせてくれない」とか言ったりするのだろう。どうして勝手に出歩いたりするのだろう。こうした疑問に、マンガで分かりやすく答えてくれた。何よりも、著者のマンガかと研究者が、お二人とも認知症の介護の体験者だということで、介護している人の気持ちに寄り添ってくれているのがうれしい。認知症の人の介護を楽にするためには、認知症の人を楽にすること、なるほど。
2投稿日: 2021.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・認知症とは? 1『なんらかの脳の疾患によって』 脳の萎縮、脳の血管のつまり出血 2『認知機能が障害され』 物忘れ、判断力や見当識の低下、言葉が出にくい、遂行機能障害 3『それによって生活機能が障害されている』 掃除をしない、料理や買い物ができない、お金の管理ができない この3つの条件が揃っていること。 例えば… 1 アルツハイマー病で 2 見当識が低下 3 トイレと洗濯機をまちがえて服を入れてしまう ・認知症は『覚えられない』 老化のぼけは『思い出せない』 ・なんのための介護か? 『何を目的に介護をしているのかということを根本的に考えると、認知症である本人が、楽しく、幸せに、安定して暮らせるということ』 ・認知症になっても「見えている相手に注意する」ことは比較的容易 『認知症の人には正面から話しかけることが有効』 ・「思い通りにならない」はコントロールのはじまり 『相手を気遣う「ケア」だったはずの行為が「コントロール」に変わってしまうことがある』 Q 認知症ってなんですか? Q 「お金を盗られた」「強盗にあった」というのはなぜ? Q 同じことを何度も聞いてくるのはなぜ? Q 何度注意してもお米を大量に炊いてしまうのはなぜ? Q 突然怒りだすのはどうして? Q 高齢者の車の事故はなぜ起きるの? Q 介護者につきまとうのはどうして? Q 家にいるのに「帰りたい」と言うのはなぜ? Q これってもしかして「徘徊」ですか? Q 排泄を失敗してしまうのはなぜ? Q 介護に疲れ果てました。どうしたらいいですか? Q なんでお尻を触るんですかコラー! これらの不思議な行動についてマンガを交え、わかりやすく解説しています。
0投稿日: 2021.03.23
powered by ブクログ漫画と解説が交互にあるのだけど、それがとても理解の流れを助けてくれてすごくわかりやすかった。介護のノウハウや介護福祉制度よりも、目の前の認知症の人の心や脳に何が起こっているのか知りたかったので、私にはとても参考になった。
0投稿日: 2021.02.28
powered by ブクログもう、表紙に書かれています。認知症というテーマが難しいことは。『…認知症に特徴的なのは「生活の障害」が基準になっていることです。…つまり、生活に支障がなければ認知症ではありません。でも、生活に支障があると診断しても。医学には解決できませんよね。認知症は、介護や家族の支えというものを前提とした診断基準になってるという、珍しい病気です。…』東日本大震災で被災し家を建てるところまで乗り越えた、おばあちゃんが認知症になってしまって、その状態に翻弄される娘と孫娘の大変さ。いや、なってしまったおばあちゃんの大変さ。認知症とはどんな病気かを啓蒙する新書にマンガってどうよ、ぐらいの感じでしたが、マンガでなければ伝えきれないテーマだと思いました。痴呆症という言葉が認知症という言葉に置き換わっただけで病気に対する理解が変わる、ということに見られるようにどんな言葉で病状を捉えるか、ということが大切な要素です。本書でもMCI、夕暮れ症候群、見当識障害、遂行機能障害などなど、認知症のさらに先の理解を進める重要なキーワードがいっぱい出てきます。それを解説するのはこの本のもう一人の著者、佐藤眞一博士。非常に当事者と介護者、双方に寄り添い丁寧に語り掛けてくれますが、孫娘ニコさんのマンガが無ければやはり難しく重苦しく避けたい内容になったかも。親にも起こり、自分にも起こる問題として、このテーマを自分事として引き寄せるためには、本書は「マンガ認知症」ではなければならなかった、と思いました。
0投稿日: 2021.02.14
powered by ブクログマンガがあって文章があって、マンガがあってまた文章がある。この繰り返しの本なのですが、マンガがとても雄弁なので、マンガだけ読んでも十分理解できます。 認知症の本人の心を中心に考えたり見たりして行くと、認知症のおばあちゃんが可愛く見えてきます。この、可愛いけど困ったおばあちゃん(一番困っているのはおばあちゃん本人)とどうつき合ったらいいのかを教えてもらえて、読んでよかった1冊です。 理屈が分かったからってすぐに物事が上手くいくわけじゃないけれど、方法を知っていて「こうできたらいいな」と思いながら暮らすのと、「どうしていいのかわからない」と思いながら暮らすのは違うでしょう。 方法は一つじゃないと思うから、この本だけが正しいわけじゃないと思います。 認知症の人との付き合い方の本が、子育て本がいろいろ出るように出て欲しいです。
0投稿日: 2021.02.09
powered by ブクログコミカルな作風なのに、認知症のおばあさんの心の悲しみ、不安が描かれていているコマがいくつかあって、とても切なくなった。でもこの本も、認知症本人が可哀想でしょ、感が強いような。後半に少しあったけど、もう少し介護している側の負担についてそれの解決方法を掘り下げてもらえると良かったかな。
1投稿日: 2021.01.17
powered by ブクログ学生にぜひ勧めたい本。漫画の部分だけでも読んでほしい。認知症にも心の理論が当てはまること、虚記憶、鏡現象などの概念が勉強になった。感動もした。
0投稿日: 2021.01.14
powered by ブクログ皆さんの周りの近しい人が認知症に近づく少し前に、読んでおきたい格好の手引書です。非常にわかりやすく、適当に詳しい。 認知症の人の行動には理由があります。それを「危険だ」「転んだら大変だ」といって止めようとしている。ただ頭ごなしに止めるならば、それはコントロールです。止めるけれども、「なぜ出ていきたいんだろうか」と考え、その思いを汲み取ろうとするなら、なにか別のことができるかもしれません。(236p) 私はこの10数年間で、3人の親族を看取り、また仕事との関係で、数多くの認知症患者を観てきました。3人の親族に対しては、後悔ばかりですが、どう後悔していいのかもわからなかったけど、あゝあそこが分岐点だったのだな、と気付かされました。 認知症特有の行動があります。大体は「特有」だと言うことは知っていたけれども、その「(特に根本的な)理由」「対処の仕方」をキチンと知っていたわけじゃない。あと20年ぐらいは手元に置いて、(私自身のために)時々参照したいと思います。以下、私が体験した「行動」。 ・お金を盗られたと言う。 ・ご飯を食べていない、食べさせてくれないという。 ・同じことを何度も聞く。 ・実際にあったことと違う話をする。 ・同じものを毎回買ってくる。 ・料理の味が変になった。 ・便を漏らしているのに気づかない。 ・突然怒ったり泣いたり感情が急変する。 ・人が大勢いる場所で立ちすくむ。 ・料理・運転ができなくなってきた。 ・今日の予定を何度も確認する。 ・金銭や薬の管理ができなくなってきた。 ・好んでやってきたことに無気力になる。 ・家にいるのに「帰りたい」という。 ・毎日あっているのに急によそよそしくなる。 ・汚れた下着を隠してしまう。 ・物事を他人の立場に立って考えられない。
46投稿日: 2020.12.27
powered by ブクログこれからの時代に来る超高齢社会は、認知症と無縁でいれる人は少ない。だから今から学んでおいた方がいい。 長生きするのが、本当に幸せか。 ある調査では、2020年現在の65歳以上の認知症有病率は6人に1人と推計されている。 この数は、さらにこれからも増加すると予測されていて、そうなれば誰もが認知症と関わりを持たずにには居られない可能性が高い。 本書は認知症患者の介護というシリアスな現実が漫画でコミカルに描かれている。なんなら、笑えるような描写も多い。ある種のギャグ漫画にも思える。 だけども、実際の家族の立場で想像してみるとかなり感じ方は変わってくる。もう、全然笑えない。 本書は、認知症患者のこころの中を知ることで、ひとつひとつの問題行動の対処法に活かそうという本だ。理由がわからないから、人は悩む。逆にいうと理由がわかれば対処もできる。しかも、書かれている具体策だけでない個々の境遇への応用も可能となる。 漫画で本来ならシリアスな問題を、コミカルに描写した著者には尊敬しかない。しかも、自分自身の体験なのに、である。 脳科学における記憶の仕組みからやさしく教えてくれるおすすめの一冊。
3投稿日: 2020.12.02
powered by ブクログ認知症とは何か? なぜ起こるのか? 認知症患者のその行動は、どうしてなのか? 認知症患者の一見「奇行」に思える行動の理由を知ることで介護が精神的に楽になる、というコンセプトでマンガと詳しい解説のセットになっている。 マンガだけ見ても理解が出来るようになっていて実にわかりやすい。 Amazonより--------- 大好きな祖母が認知症になってしまい、母と二人で介護に取り組むマンガ家、ニコ。人が変わってしまったかのような祖母との生活に疲れ果てたニコたちの前に、認知症の心理学の専門家、サトー先生が現れて……? 「お金を盗られた」と言うのはなぜ? 突然怒りだすのはどうして? 認知症の人の心のなかを、マンガでわかりやすく解説します。 認知症の人の数が既に五〇〇万人を超え、誰もが認知症になったり、認知症介護をしたりする時代。読めば心がラクになる、現代人の必読書! 『マンガ 認知症』においても私は、科学的知見に基づいて認知症の人の心を理解し、本人の状態を楽にするための方法をお伝えしてきました。 一方で、この漫画は、ニコさんや母ルさんが「なんでやねん!」を解決するために奮闘し、婆ルさんと三人で、心の安らぎに少しずつ近づいていく物語にもなっています。 本書が認知症の人、そのご家族、介護従事者の方々、そして認知症やその介護に漠然とした不安を抱いている方々が心の安らぎを得る助けになればと願っています。――佐藤眞一「あとがき」より 【目次】 序章認知症ってなんですか? 認知症を心理学的に研究するということ/認知症とはなにか/ 予備軍も含めれば日本に一〇〇〇万人/認知・認知機能とはなにか/原因疾患と認知機能障害の関係/ 老化による物忘れと認知症の違い/ 「おかしいな」と思ったら 第1章 「お金を盗られた」「強盗にあった」と言うのはなぜ? 中核症状と周辺症状/物盗られ妄想の原因/自己防衛としての物盗られ妄想/ 身近な人を疑う理由/認知症と薬/薬をやめてみる 第2章 同じことを何度も聞いてくるのはなぜ? さまざまな記憶の種類/短期記憶と長期記憶――陳述記憶のプロセス/ エピソード記憶障害の原因/符号化、貯蔵、検索――記憶のモデル/未来の予定がわからないことの不安/ 何度でも同じことを聞く理由/なんのための介護か 第3章 何度注意してもお米を大量に炊いてしまうのはなぜ? 陳述記憶と非陳述記憶/手続き的記憶が残る理由/ 繰り返される行動には、その人のアイデンティティが現われる/同じものを大量に買ってしまうときは 第4章 突然怒りだすのはどうして? 前頭葉障害で、行動のコントロールが難しく/注意機能が低下し、気が散りやすくなる/ 前頭側頭型認知症の場合/夕暮れ症候群/偶然見つけたヒント/会話が重要/ときには放っておくことも有効 第5章 高齢者の車の事故はなぜ起きるの? シニアカーがぶつかってきた/有効視野の低下/自分が今まで何をしていたのかわからない/ 注意機能の衰え/選択的注意機能と有効視野/一度に二つ以上のことができなくなる/ 認知症に限らず失敗しやすい「注意の切り替え」/家族の同乗がかえってよくないこともある/ 運転が苦手になるのは、認知症の人に限らない 第6章 介護者につきまとうのはどうして? 遂行(実行)機能障害/目標・計画・実行のどこができないのか/できない自分に傷ついている/ 押し売りに引っかかってしまうのは?/見当識障害という問題/過去と現在と未来をつなげる/ 実行機能と遂行機能 第7章 家にいるのに「帰りたい」と言うのはなぜ? 見当識とはなにか/記憶の低下との関係/幼児期の記憶のあり方と似ている/ 婆ルさんはどこに帰りたいのか 第8章 これってもしかして「徘徊」ですか? 目的もなくうろついているわけではない/ 「徘徊」はなぜ起きるのか/頭の中の地図がつくれなくなる/ 建物と自分の位置関係がわからなくなる/鏡の不思議/徘徊が出てきたら、どうしたらいいのか/ 徘徊がおさまるのはいいことか 第9章 排泄を失敗してしまうのはなぜ? 排泄の失敗が増える理由/失敗を認めることは、プライドが許さない/弄便で自宅介護が限界に/ なぜ食べられないものを口に入れてしまうのか/本人のプライドを傷つけないために 第10章 介護に疲れ果てました。どうしたらいいですか? 人間関係はギブ&テイク/ 「思いどおりにならない」はコントロールのはじまり/ 「なぜこんなことをするのか」?と考える/心がすれ違うことで、ケアがコントロールに陥る/ 社会的認知機能の低下と「心の理論」/まずは話を聞くことから/介護を生きがいにしない 番外編 なんでお尻を触るんですかコラー‼ 衝動を抑制できない/性欲以外が原因のことも/優しさが逆効果になることも/高齢者の性欲を認める/ 家族で認知症について話し合える関係に あとがきニコ・ニコルソン 佐藤眞一
23投稿日: 2020.11.12
powered by ブクログ確かに理解しやすい。 本当に学ぶならこれを読んでから専門書を読むと理解しやすい。 泥棒のあたりは、成程そうか!と分かる。
0投稿日: 2020.11.10
powered by ブクログ大正生まれの母。デイサービスでは、認知症らしき方と一緒になるらしい。自分が認知症になっているでは?いつかなるのでは?と心配していた。この本、専門用語はでてくるけど、漫画と説明が交互にあって、認知症について分かりやすく書いているよ、読んでみる?と見せてあげた。あの人に当てはまることがあるとか、自分は大丈夫だとか言いながら熱心に読んでいた。・・・いやいや、それだけしっかり読むことができれば、あんたは認知症じゃないよ、読解力、こっちが負けそうだわと思いながら聞いた。 ・・・感想じゃないな。
3投稿日: 2020.11.08
powered by ブクログ認知症、と言っても人それぞれに症状や行動パターンは違い、本人の頭の中(感じていること)は本人にしかわからない。でも、その本人に「どう思った?」と聞いた時にはもうその記憶はない。 認知症の人に寄り添って考え、行動することが大事とは理解できるけれど、そのことが過大なストレスになることも事実。
0投稿日: 2020.10.03
powered by ブクログ心理学・老年行動学の研究者である佐藤眞一さんと、認知症になったお婆さまについて描いた漫画「わたしのお婆ちゃん」の作者ニコ・ニコルソンさんの共著による認知症本。 漫画による婆ルと家族の記述と、それにまつわる専門的な文章で構成されていました。 「わたしのお婆ちゃん」で、認知症の家族を支える介護側から見た大変さ、そして認知症になった本人の気持ちを類推してのエピソードもわかりやすくてよかったのですが、それに加えて、専門家からの知識がわかりやすく書かれていて、とても勉強になりました。 実際に必要になる前に、また読み返そうと思います。 そうそう「この書籍は、紙の本で買うべし!!!」 この書籍、各章の冒頭に10ページ程度のニコさんの漫画があり、その後に佐藤先生の専門的な解説がある、という形式。それを知らずに、最初は電子書籍(kindle)で買ってしまったんですが、漫画部分が「挿絵」として挿入されているので、そのまま読むと、 ・(挿絵なので)表示が小さめ ・拡大しようとすると「挿絵を開いて拡大した」状態になる ・本文に戻るのに「挿絵を閉じる」という一手間がかかる というとても読みにくいものでした。 でも、どうしても読みたかったので、仕方なく紙の本で買い直し…。むー。 ※紙の本と電子書籍で、どちらかを買ったらどちらかは半額!みたいなバンドル購入オプションがあればいいのにね…。
2投稿日: 2020.09.24
powered by ブクログwebちくまかなにかで読んで、おもしろそうだと思っていたので買って、そこらにおいておいたら、高3長女がさっそく読んで、次に思いがけず中2ぼーずも手にとって「マンガだけ読んだ」とのこと。うれしい。 やっと自分でも読んだ。介護者が、当事者の状況と気持ちが想像できず互いに気持ちがすれちがってしまう悪循環を避けられるように、必要となる知識や発想のしかたがわかりやすかった。これたぶん、幼児やいろんな病気や障害がある人の対応にも多少は活かせるんじゃないかな…
1投稿日: 2020.08.28
powered by ブクログ認知症のまず最初に読んでみる本としては一番よいものなのではないか。 各章はまずマンガから始まるが、よくある導入だけマンガというのではなくマンガだけで基本的な知識は得られるようになっている。さらにより興味を持った人には後続の文章で背景的な知識を補強できるようになっている。 マンガだけ通読しても十分意味が通るし得られるものがあるので、そういう読み方もありだ。この敷居の低さはとてもいいと思う。それでいてちゃんと新しい知見を踏まえた知識も後続の文章で得ることができる。 今後高齢化社会で、認知症はどんどん身近になってきてしまう。いま差し迫って読む必要のある人にも、先立ってどんなものか知っておこうという人にも役立つ本だと思う。
5投稿日: 2020.06.23
powered by ブクログ一緒に暮らしている父方の祖母が認知症と診断されています。 この本を書かれたニコ・ニコルソンさんのおばあ様(婆ルさん)よりさらに軽度。認知症の種類も違うので、症状の違いは多少あれど、重なるところもあり、かなり腑に落ちる内容でした。 キーワードは【プライド】と【孤独】なのでしょうか。 認知症ではなくても人間誰しも抱えている感情です。 認知症の方は対岸の人でも、エイリアンでも、モンスターでもなく、私たちと地続きの世界に生きているのだと思いました。 不可思議で理解できない言動も、その方自身の思いがあり、それを心理学で説明できる部分もあることを知りました。 ニコさんのマンガとサトー先生の解説が交互に書かれていますが、本を読むのが苦手な方はニコさんのマンガだけつまみ読みしても概要がつかめます。もっと詳しく知りたくなったらサトー先生の解説を紐解く、といった具合で読んでもよいかもしれません。 巻末にはおふたりが選んだ認知症に関するオススメ本ガイドもあります。 この本はブクログで知りました。 レビューを書かれたフォロワーさんに大感謝です。 …………………………………………………………… Q0認知症ってなんですか? Q1「お金を盗られた」「強盗にあった」と言うのはなぜ? Q2同じことを何度も聞いてくるのはなぜ? Q3何度注意してもお米を大量に炊いてしまうのはなぜ? Q4突然怒りだすのはどうして? Q5高齢者の車の事故はなぜ起きるの? Q6介護者につきまとうのはどうして? Q7家にいるのに「帰りたい」というのはなぜ? Q8これってもしかして「徘徊」ですか? Q9排泄を失敗してしまうのはなぜ? Q10介護に疲れ果てました。どうしたらいいですか? 番外編 なんでお尻を触るんですかコラー!!
60投稿日: 2020.06.21
powered by ブクログTwitterで知ったニコルソンさんの認知症マンガが、なんと、新書にー!! 素直にめっちゃ嬉しいです。 ウチも、母方の祖父、父方の祖母、どちらも認知症です。 祖父に関しては、このマンガで書かれているように、金銭への執着心が強い方だったのか、お金がなくなったと祖母や母とよく喧嘩をしていました。 それまでの温和な祖父が陰険な顔つきに変わっていくこともショックでしたし、祖母も母も気が強い人なので、ともすればものすごい言い合いになっているのを見ているのも、しんどかった。 そういうイメージだけが残っている認知症介護でしたが、このマンガを読んで、知るっていうことは見方が変わることなんだなと、しみじみ感じます。 こんな風に見られたら、この行動はこういうことだと知っていたら。 もちろん、日々の大変さがどこまで変わるのかと言われると、難しい部分もあると思います。 けれど、行き詰まってしまう前に触れてみて欲しいなと思う一冊でもあります。 マンガとコラムのような説明で成り立っていますので、新書でもキッチリしすぎず、でも砕けすぎずといった印象です。 これ、新書大賞取ってくれないかなー。
14投稿日: 2020.06.12
