田舎の男爵家の次男に転生して、生まれたときから魔法の修練をし、快適なスローライフを目指すアルフリート。剣技しか頭にない姉エリノラ、勉強家の兄シルヴィオ、料理人バルトロたちとの生活が無茶苦茶楽しそうだ。特にエリノラはうざそうだけれど、ちゃんと愛してくれているし、父母の愛情もあるし幸せだね。日本人としての知識を持ち込んで、次巻もいろいろやらかしていきそうだ。

この作品は、主人公がチート能力で、異世界を救ったりしません。 主人公はチート能力の殆どを隠しながら、その能力を無駄遣いして、いかに怠惰に生きるかを実践しようとするが。 カツ○のごとく、おバカな行動や迂闊な言動で自滅し、親や姉に怒られながらも、面白可笑しく生活している、お話です。 自分の一部の能力を隠し通しているのは、不思議ですが。 チート能力を使い異世界で活躍しそうな感じの部分もありますが、自分の能力を隠匿するのに力を注ぎ、その先には進みません。 話がいい方向に、進まずもどかしいのですが、主人公の普段の生活が面白おかしく書かれていて、楽しいです。 異世界サ○エさんのつもりで、読むのがいいと思います。