
総合評価
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powered by ブクログ人口が減り続ける日本の地図は静かに書き換えられつつある。起点は地方の空白化だ。過疎はもはや一部の地域の問題ではなく全国で進む「人の細り」である。学校や病院、公共交通が維持できず、生活圏そのものが形を変えると。都市も安泰ではない。高齢化の波が押し寄せ支える若年層はさらに減る。未来の地図を描くのは私たち自身だ。縮む社会を悲観するのではなく新しい暮らしの形を選び取る知恵が問われている。
0投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログ日本は東京という「外国」VSその他となるという論評。 以下雑感。 ・このままだと「うちの地域は高齢化は進んでいるけどまだ人自体は多いからいいよね〜」なんて会話が現実的なりそうだ という所感 ・6年前の予測でも、2035年までには秋田県の人口は19年の6割減。限界自治体が12市町村となる見込み。昨今のクマ被害により拍車がかからないか ・関西圏の人口減少、大阪府の逆ドーナツ化減少も懸念される中、大阪都構想は現実的ではないのでは?(むしろ福岡の方が副首都としての人口は維持できそう) ・拠点型国家からドット型国家への移行はまさにその通り。だが、まずは各人が(東京あるいは都市以外)の地域を深く知る、その地域に残したい資源(産業・特産品・文化・景勝)を見つける、そこに移り住んでも生活できる(多拠点生活) 助けが政策的に必要なのでは。 例)イタリア ソロメオ村 そういう意味では、市区町村は多すぎるのかもしれない(というかそもそも行政サービスが行き届かない。誰も取り残さない、リアルの場で人が介在しないデジタル化は真に人々に幸せをもたらすのか? ・以下一文は心に留めておきたい 「地方創生とは既存自治体を活性化させるための施策でもなければ、ましてや首長、地方議員の生き残りを図るためのものではない。(中略)なるべく住み慣れた地域で豊かな暮らしを続けられるようにするための政策なのだ。」 ⇒その地域住民(≒多くの場合はお年寄り)をいかにして街づくりに巻き込むべきか? ・「強い日本」よりも「楽しい日本」というキャッチコピーが地方創生文脈ではしっくりくる=どのように幸福度を保ちながらダウンサイジングしていくべきか
0投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ未来の年表2作の続き.2019年に執筆され,2025年の状況も予測しているが,現実はその予想を遙かに上回る勢いで状況が進んでいる.個人でできることは,予測された状況に基づき,もし現状のまま日本社会が衰退する場合,自分の安全をどのように確保するか戦略を練る以外にない.中央官庁や地方自治体は,為政者が数年で入れ替わるので,長期的な視点でシステムを構築することは難しいだろうな.
0投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログもはや日本は地方創生などという甘い建前を捨てて、少子高齢化と首都圏への人口集中は不可避であると諦念を持って効率よく縮小せねばならない。時間と資金が限られた壮大なサバイバルゲームのようだ。6年前に書かれた本書の予想よりも、現実はさらに加速している。
0投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログ自分の勤務地がでてきてびっくり。より深刻な未来と今できることを考えていく必要に迫られていることを実感した。
9投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログ今後、地方の人口減少がどのように進んでいくのかがわかります。東京に集中する人口、縮んでいく五大都市圏の状況を知ることができます。
3投稿日: 2024.03.31
powered by ブクログ人口統計ほど外れることが少ない予測はないという以前どこかで聞いた言葉が思い出された。ほぼ確定する未来に向かって、どのような舵取りを行っていくか。
1投稿日: 2023.05.30
powered by ブクログ『未来の年表』から読んでいる著者。今回は人口減少を日本地図に落とし込むという論点で進められる未来予想。「年表」では%ではなく実数比較が有効ということだったが、本書では人口減少率を使った提言となった。大都市に人口が集中し、周辺都市は減少の一途。それは想像に難くないが、集中する大都市の住居がタワーマンションなどの集合住宅だとすると、いずれ老朽化した建物の維持費が大きな負担になり、ゴーストタウン化するのではないだろうか。
1投稿日: 2023.04.07
powered by ブクログ今の貧困ばかり今の少子化ばかり取り上げられるけど未来にとんでもないことになるという事実を忘れてないか 知るべき内容
1投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログ河合雅司(1963年~)氏は、中大卒、産経新聞に入社し、同社政治部、論説委員、また、内閣官房有識者会議等の委員を務めた。大正大学客員教授。 本書は、少子高齢化が進む日本が、今後どのような社会になっていくのかを、年表のように年次毎に示し、ベストセラーとなった『未来の年表』(2017年)、その続編として、10~20年後にそのような社会になったときに、我々の身の回りでどのようなことが起こるのかを、カタログのように示した『未来の年表2』に続き、少子高齢化の影響の地域差・時間差に着目して、各地域がどのようになっていくのかを示した、第3弾である。 私は新書を含むノンフィクションを好んで読み、興味のある新刊はその時点で入手するようにしているが、今般、過去に評判になった新書で未読のものを、新・古書店でまとめて入手して読んでおり、『未来の年表』、『未来の年表2』と併せて本書を手に取った。 本書のアプローチは、現時点(過去数年の実績)において、人々(人口)がどのように移動しているのかを明らかにし、それと、日本全体での人口減少を踏まえて、今後30年間に、日本の人口分布がどのように変わって行くのかを分析するというものである。 人々の移動の傾向としては、基本的に、地域レベルにおいても全国レベルにおいても、周辺地域から中心都市に移動するため、地域レベルでは地方の中心都市(首都圏、関西圏を除く政令指定都市やそれに準じる都市)に人が集まり、全国レベルでは東京に人が集まる(一旦地方の中心都市に集まった人も、更には東京に集まる)ことになる。また、その移動の傾向は、高齢者よりも若い人々により顕著である。 そして、それに日本全体での人口減少が加わると、第1段階としては、地方の周辺地域の過疎・高齢化が進み、第2段階としては、地方全体(中心都市を含む)にそれが及ぶことになる。また、東京は、人口は維持されるが、郊外では高齢化が進む。 本書では各地域・都市の細かい分析がなされており、地域の特性によって多少の差はあるのだが(地方の政令指定都市でも、当面、福岡市は増加、広島市、浜松市は微減、仙台市、新潟市は大幅減など)、大きなトレンドは上記の通りである。 著者は、こうした分析を踏まえて提言をしているのだが、そのベースとなっているのは、(100%の確率で達成不可能な)「人口の維持」の方策ではなく、人口が減少してもなお国が豊かになる手立てである。具体的には、①既存自治体とは異なる、住民の自立性が高い拠点を各地に作る(所謂「コンパクトシティ」とは違うのだという)、②都道府県と基礎自治体の二層制度を見直し、都道府県に一本化する(立ち行かなくなる市町村が出てくるため)、③働くことに対する価値観を見直す、④家族単位の在宅医療・介護から脱却するために、高齢者が集団で居住する、➄東京圏を「特区」として国際競争力を高めると同時に、その収入を地方に還元する仕組みを作る、の5点。今やこのような提言は各所で行われているため、①、②、⑤などは独自色を出しているのだと思われるものの、正直なところ、あまりピンとこない。 具体的な都市名を挙げた分析は興味を惹き、明らかに「売らん哉」だった『未来の年表2』よりは読む意味はあると思われるが、随所に見られる不要に過激な表現は少々気になった。(好みの問題かもしれないが) (2023年2月了)
1投稿日: 2023.02.09
powered by ブクログ「各種数値をまとめてわかりやすく説明する」という姿勢は買うが、読みにくい。例えばp120-121の図表2-0で示される、2015年を基準とした2045年の高齢者増減率が秋田県87.0%、高知県88.9%となっている。筆者は減少を主張したいらしい。ところが、このページでは2015年を100としているため、それぞれ、87.0と88.9として%表示を使うべきではない。また、増減率というならば、正の値が出ている以上増加と捉えるべきであろう。
0投稿日: 2022.12.16
powered by ブクログ数字の羅列…。 コロナ後はどう変わっているでしょうね。 東京にソースを注入して、都市国家として他の地域とはまったく別の管理をする、というのはアリではないかと思った。関税を変えたり外資企業を誘致したり。 安楽死…。行政に頼れないのは確実。さて。
0投稿日: 2022.07.28
powered by ブクログ子どもを産み育てやすい社会を作る、それは大事なことだが、すでに出産適齢期の女性の人口が減少していることは動かしようのない事実。 ますます高齢者が増えて若者が減り、これからどのような問題が起こるのか、私たちはどんな社会を作っていくべきなのか。考えさせられる。
0投稿日: 2022.06.29
powered by ブクログ分析のアプローチは良いが、自画自賛ぶりにますます拍車がかかってきた。「ベストセラー」「画期的な本」などよく自分で言えるなと。 分析は良いが提言のドット型国家は絵に描いた餅。 具体論はなくこの手にありがちな成功事例をパッチワークして、良い提言のように見えるだけ。
0投稿日: 2022.06.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少子高齢化と人口減少が同時に進むわが国のリアルなお話。色々なデータを示しながらその地域の現状を解説しており、読んでてこの先の人生どうなるんだろうと不安になります。 今の地方自治体の政策の多くが、都市部から人口を吸い取ろうとするだけの政策のため、それだけでは何も解決しないし意味ないだろうな...とは思ってました。
1投稿日: 2022.03.09
powered by ブクログ少子高齢化が進むとして、日本全国で均質に進むわけではない。地域別にどのような時間差でどのような変化が起こるのかということを予測している。予測はできるのだから、対策をとれればいいのだろうが、そういう政治家は当選しないし、そういう政策は支持されないので、たぶんこのとおりに日本は衰退していくのだろうなと思う。年齢にも寄るが、日本を脱出できる力をつけるか、日本に居残るのであれば、都市部で快適にすごせる経済力か、田舎でじゅうぶんにくらせる人間力・生活力をつけるしかないのかも。
0投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログ少子高齢化社会とはどんな社会なのか、漠然としていましたが、数字を根拠に提示してくれている。 日本において地域によって人口減少の速度や影響が違うという当たり前のことも意識していなかった。知識として得られて良かった。作者やしっかり読んでいる人に怒られそうだが、同じようなことを何度も書いているように思えた。
0投稿日: 2022.01.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人口減少により、どのような影響があるのか気になり読みました。未来は今なら変えられると書かれていました。地方や地域により人口減少、人の流れなどの違いがあり興味深かったです。
0投稿日: 2021.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少子高齢化や人口減少により地域差が今まで以上に大きくなることを解説した本。 本書は、2045年までに日本各地でどのように人口減少が進行していくのかを統計データなどをもとに解説。最後に、人口減少が進むことを前提に、戦略的に縮むために地域単位で何をやるべきかを提唱しています。 25年後には市区町村はおろか、47都道府県を維持することが不可能になるかもしれません。今までの成長戦略や地方分権の考え方をリセットして、人口減少社会に合わせた国家戦略・地域戦略が求められます。
0投稿日: 2021.05.09
powered by ブクログデータに基づき少子高齢化社会の地域別の実態を紹介するとともに、少子高齢化社会に対応した活性化策を提言した著作。
1投稿日: 2021.04.05
powered by ブクログ未来の年表に続き、同著者による”地図帳”とのことだが、まあ内容的には人口減少時代における日本の在り方という意味では同じ。半分以上がデータ並びに起きている現象等の説明の各地版となっている。今の日本の現状、並びに合理的に思考・判断を下すことが難しいと思えるような人が大多数ということを考えると、読めば読むほどデスパレートにならざるを得ない気がする。。。 ところどころで出てくる、自治体同士の住民の取り合いは意味がないというのはもっともだと思う一方、自治体ではなく、より国が旗を振って大きな絵を描かなければならないのだろう。 お金を持っている高齢者が利便性を求めて都市部に回帰するという流れも興味深い。
0投稿日: 2021.03.27
powered by ブクログ高齢者の減少が人口減少に拍車をかける:考えれば当然だが目からウロコだった。 自分が将来、どこに居を構えるか。 現在の人口動態だけを見ていると落とし穴があることを考えさせられる一冊。
0投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログ読めば読むほど暗い気持ちになってしまう。 少子高齢化社会が到来するのはわかっていたのに放置した平成30年間のツケは大きい。 今更産めや増やせもなかろう。 現実を受け止めるしかない。
0投稿日: 2020.12.11
powered by ブクログ基本的には事実を淡々と解説している印象。 東京でさえ高齢化の波や人口減少に苦しむ地域が出てくることを記しており、他人事であると感じている人にぜひ読んでほしい本であると感じた。
1投稿日: 2020.11.22
powered by ブクログ生きていく上で知るべきこと、仕事に行かせること、生き方、家族を考える上で大切な情報。 情報量が多すぎて多少パニクった
0投稿日: 2020.11.18
powered by ブクログ読むと苦しくなり、読了までに時間かかってしまった。あと 25年経つと 日本人は人口激減 高齢化激増。 地方を旅して見た、あれがもっと激化する。 東京への 大移動。 さらに 介護離職やオール人手不足... 自治体や議員も成り立たない。 遊びのゆとりがなく、生き続けることが重く感じる人も出るだろう。 それでも笑いあえる関係がありますように。祈る気持ち。
0投稿日: 2020.10.17
powered by ブクログ『未来の年表』で有名になった河合雅司が、未来の地方について書いた一冊。 『未来の年表』と同様、少子高齢化の現在、悲観的な未来しか予測できないが、懸命に警鐘を鳴らし、かつ最後には少しでも希望を見出すべく対応策を考えている姿勢には共感する。
3投稿日: 2020.10.12
powered by ブクログ人口減の不都合な真実を公的機関から公表されているデータを用いて分析しています。趣味で、不動産の値段を調べていると都内の人気地区と例えば、関西のとある地区を比べてみたりすると、え、こんな安いの?と思うこともある。 安いのではなくて、二極化が進んでおり、今後、益々これが広がりを見せるのであれば、どこに住むのかを真剣に考えないといかんな、と。 一方、職住近接が、コロナの影響でどう変わっていくのかが今後の興味。 都内のオフィス街に勤めているが、テレワークが主体となり、週一から二回しか出社しない現状を考えると、商店街が活気があり、少し電車に乗れば繁華街にアクセスできる地域が良いかなぁと考えながら読みました。
0投稿日: 2020.07.23
powered by ブクログ日本が今後どうなっていくか? どうなるべきか?について割とわかりやすく書かれてあります。 東京と地方を分けて考える。東京は外国とみなして 対応するという観点はなるほどと思いました。 息子が、大学でグローバルではなく、日本ローカルな 社会問題を研究する学科に入って、そういう課題を やっているのを横で見ていて、なんとなく気になりました。
0投稿日: 2020.07.03
powered by ブクログ文化放送 「村上信五くんと経済クン」 ゲスト 河合雅司 さん (2018年9月22日放送) #経済クン
0投稿日: 2020.06.27
powered by ブクログ郊外で人口減少が始まり、都市部では高齢化が進む。 →地域間の格差がより一層広まる。 今必要なのは、人口減少に合っても、人々が豊かに暮らしていけるように産業構造をシフトすること。 【東京圏】 一極集中。特に若い女性と、高齢者を東京に移り住んだ子供が呼び寄せるケースが多い。 若い助成が多く転入する理由…サービス業が多く、女性に人気の仕事が多く存在するから 【関西圏】 将来の人口減少は、東京圏6.2%減、名古屋圏12.7%減に対し、関西圏は18.2%減。人口と企業の流出が進んでいるのも原因だが、北陸、広島、九州人が引っ越し先に関西を選ばずに、東京を選ぶようになっているのも原因。 【大阪】 大阪市は人口増加だが、出生数より死亡数が多く、その差を引っ越してくる外国人の数で埋めている。 【名古屋市】 製造業の集積から、人口は増加している。大阪と同じく、外国人の人口流入増で人口を補っている面が多く、東京への流出が多い。 【札幌市】 道内の市町村から人を呼び寄せる。そうして呼び寄せた若い人が、東京に流出。 【仙台市】 東北5県から人を呼び寄せている。札幌と同じく、地域の人口が減少し始めると、一気に人口が減り始める。 【広島市】 人口が減少に転じた。中国各県から人口を吸い上げ続けていたころに比べ、周辺地域の人口が少なくなり、東京に転出超となっている「ダム決壊」が起こっている。 【福岡市】 全国トップクラスの若年人口の増加都市。狭い面積に空港、商業施設が密集しており、コンパクトシティ化に成功。昔から河川が無いため工業が北九州に流れたが、古くから商業・国際化に舵取りをしており、それが現在の勢いを生んでいる。九州の政令指定都市から人口を吸い上げ続けている。 【横浜市】 全国トップの出生数。その代わり、他の自治体への転出率が異様に高い。都市としての中心ではない? 【川崎市】 新陳代謝が良い街。横浜や東京から若年層が流れ込み、中高年層が出て行ってる。東京にかなり近く、東京ほど地価が高くないので、23区から大量に流入している。 【さいたま市】 若い人の流入が多いが、その代わり高齢者が都内の養護老人ホーム不足を受け、さいたまに流れている。 【千葉県】 流山、船橋という、東京に近く子育てに力を入れた街に転入が多い。 【今後の日本社会】 東京を除き、2030年以降、全都市で人口減少が始まり、高齢者の増加、75歳以上の一人ぐらし高齢者が増加する。 2035年に高齢者の伸びが大きい自治体は、いずれも東京圏の郊外である。 東京圏への一極集中が起こり、その中でも中心部に集中するといった、二層構造の一極集中が起こるのだ。同時に、高齢者の一極集中も起こる。 人口の絶対数が多い大都市こそ、高齢者を大規模に抱える街になる。大都市の中心部に人が増える。「職住近接」志向や、高齢者が利便性を求めるため、都市の更に中央へと人が集まってくるのだ。 地方都市は完全に高齢化、議員のなり手不足、医師不足が地方で加速。生活に欠かせないサービスが成り立たなくなると、人口は一気に動き始める。 この5年間で、多くの子供は東京23区で生まれている。 【なぜ地方創生は上手くいかない?】 人口維持ではなく、人口が激減しても国を豊かにする方法を模索しないといけない。そのため、地方創生を目的とした大規模開発プロジェクトなどは、方向性を間違えている。 ①既存自治体とは異なる拠点を作る。自治体の中の狭いエリアに限定し、人を中心に据えた出会いの場を用意する。中世ヨーロッパの城郭都市のようなイメージ。 ②行政サービスのうち民間企業や個人でできることは自ら行う。 ③基礎自治体を市町村から都道府県へ移す。 ④働くことの意義を考え、縮みながら成長する。 今後必要なのは、日本の中にいくつもの拠点が存在するというドット型国家である。SAの街化、商店街そのものを街化、夏と冬で王国間を移動して住み続ける、登山町、サーファー町、など、その拠点ならではの魅力にあふれ、住み続けたいと思うような「コミュニティづくり」が大切である。
0投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログ人口減少をより精緻に、各地域の分布・将来推計で見る。 コロナによって、これとは違う社会構造になる可能性があるが、足元の状況として参考。
0投稿日: 2020.05.06
powered by ブクログhttps://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000322786
0投稿日: 2020.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「あれ?読んだことあるかな?」なんて思ったら、著者の「未来の年表」の方を読んでた。 今回のは2019年に発刊された同じシリーズの新しい本。 2045年には、私の住む地域は、3割人が減るらしい。 それまで増えに増え続けていた高齢化率が減少するのは、単純に人がいなくなるから。 自分の住んでいる地域の未来の数字を見るだけでも、ちょっと「なんとかしなきゃヤバイ」って思うような内容。 人口減少は2段階で進んで、地域差が際立つよ、とか 結局、日本全体の人口が減るんだから、地方同士で「住民の綱引き」しても意味ないよね。それより、「人が減っても成り立つ社会」を作らなきゃだめだよね、とか 面ではなく、点(ドット)型の国家を作っていこう、とか、 以前から著者が言っているように「戦略的に縮む」という主張に加えて、どういった自治体づくりを目標にしていくべきか。 限界自治体、破綻となるより、絶対良い選択肢だとおもうのだが、果たしてそうなる前に自治体は「戦略的に縮む」という方向に舵をきれるかな。縮むときの痛みに反発が強そう。
0投稿日: 2020.03.17
powered by ブクログ日本をいくつかの王国に分けて考える、西部劇のような荒野の中に酒場があって町があるみたいな国づくりを目指すというのが面白い考え方だと思った。
0投稿日: 2020.02.18
powered by ブクログ様々な指標の中で、信用性の高いと言われている人口動態。 この人口動態について、世界全体もだけど、 もう少しマクロな日本各地の動きについて、 知っておきたいなと思い、購入。 日本の人口減ります、以上ではなく、 そこから、筆者が最大の危機と書いている、 「遊ぶゆとり」がなくなることに対して、 いかに戦略的に縮むか、というところまで書いてくれている。 ただ、事実を書くところには、私見をいれずに、読みやすい。 今後の考え方の一つの参考になった良書。 不動産とかを買う方にも、参考にもなるかもしれません。
0投稿日: 2020.01.26
powered by ブクログ前著までがマクロな分析であったのに対して、本著ではミクロな視点で分析を行っている。その点は評価しても良いが、内容のほとんどが調査結果であり、そこから見えてきた課題に対しての提言は最終章で軽く触れている程度であった。 ちなみに自分が住んでいる市が2040年までほとんど人口減少が起きないという事実は意外であった。(だからと言って安穏としていて良いわけではないのは著者の言う通り)
1投稿日: 2020.01.26
powered by ブクログこれからの日本は人口激減社会に突入、著者による2045年までの人口予測を地図に表現するということで「未来の地図帳」というタイトルになっています。 自治体によっては人口増となるエリアもあるようですが、障子高齢化が進む日本においては多くの自治体で人口減少並びに高齢化が進む、という現実がよくわかります。少々煽りすぎかな、という感じがしないでもありませんが、現実なのですからやむをえませんね。 最終章では著者の考える人口減・高齢化を前提とした社会のありかた、住まい方に関する提言が記されていますが、紙面のほとんどは人口減予測値に関する説明で提言部分のボリュームはごくわずかなんですね、どうせなら提言の内容をもっと充実させ、紙面も多く割くほうが読み物としてはよかったのではないかと思います。人口減の数値だけを見せられてもなんだか暗い気分になりますし、人口減を前提としてそれでもこうやって暮らしてゆけばなんとかなる、という提言に比重をおいて語ってくれた方が読後感は明るいものになるのではないかと。
0投稿日: 2019.12.11
powered by ブクログ「地域別将来人口推計」などを統計資料を利用し都道府県ごと、政令指定都市ごと、その中の区ごとにそれぞれの自治体の将来を予想する。 また人口増減の原因を自然増減、社会増減別に分けて検討する。
0投稿日: 2019.11.26
powered by ブクログ前2作の『未来の年表』シリーズに続く第3弾。各地域ごとに近い将来にどのような状態になるかを詳細に解説されていて、自分の地域がどうなるのか興味深く読んだ。都道府県の数がいつまで「47」が続くのか分からないという指摘には冷水を浴びせられた感じで驚きを感じる。名古屋の弱点の一つとして高齢者に不向きな広すぎる道路であるという視点に、現状は知らないけれど、なるほどと思わされた。
0投稿日: 2019.11.02
powered by ブクログ良い。 人口減少は避けられない。のに、見ない様にしている様だ。政治家はそんな馬鹿じゃないと思いたいが。 住む場所は身軽にして、高齢になったら、便利な場所に住んだ方が良さそうだ。
0投稿日: 2019.11.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本の人口が都道府県ごとにどう変化するかを大変詳しく記載している。議員、お役所の皆さん必読の書です。 西日本、特に大阪から若い女性が東京に移動、東京都内でも 多摩などから、都心の千代田、中央、港区へ移動が集中すること。 私の故郷、神戸市も150万都市から脱落。特に坂の多い区、例えば須磨区などは、高齢者にとって坂を登ることが大変で人口源へとつながる。事実、同じく坂の多い長崎市ではすでに人口減が起こっている。参考になりました。
0投稿日: 2019.10.29
powered by ブクログ読み終わって、なんというか暗澹たる気持ちになった。。今の生活を今の規模で維持できなくなる地域が数多く発生するのは確実なんだろうな。 出産期にあたる自分にまずできることは子供を産むことくらいだけど、それにしたって命懸けだし、子育てしづらい社会だし、がんがん産むぞーという気持ちにはなれない。環境が整わなくて産みたいと思えない女性がたくさんいるのも理解できる。 こんなことを言っても仕方がないけど、ほんとにこの20年間くらい政治は何していたんだろう、、。
1投稿日: 2019.10.24
powered by ブクログ人口政策の専門家が、予測がほぼ的中する将来の人口動態について体系的に解き明かしている。第3作目のこの本では、地理的な考察を軸にしており、地方の未来の厳しさが協調されている。出産適齢期の女性が働く場所がないことが、地方の人口減少を加速させていることがわかるが、この問題には妙案がない。著者の危機感も伝わり、個人や企業として今から何をすべきなのか処方箋のような提言もある。しかし、依然として問題を直視せず、まだ成長をあきらめきれない国の政策は続いている。
0投稿日: 2019.10.22
powered by ブクログデータからここまで分析と予測ができるんだ!と、まず驚きました。 シリーズ前作(というのでしょうか)2冊は読んでいないですが、これだけ読めば大まかな内容は概観できるのではないかと思います。
0投稿日: 2019.10.13
powered by ブクログこれから、日本の人口が減ることはわかっているけれど、「どのように減るのか、正しくわかっているわけではない」ということで、手に取ってみました。 ちなみに、自分が今住んでいる市町村は、比較的、若い人が多く、現時点では人口が増えていますが、2045年には、今と比べると、かなり人が減るようです。 また、自分が生まれ育った市町村は、自分が生まれた頃が人口のピークで、8万人ちょっといたんですが、その後はどんどん人口が減少していて、今は6万人ほど。 しかも2045年には、ここから4割ほど減るようなので、ピーク時の半分以下になります。 通っていた小学校の児童数は、在学時、6学年で1000人を超えていましたが、今は、各学年1クラスずつ。 そういった様子を、もう少し大局的に知りたい、と思っていたのですが、この本は、その目的に合致した本でした。 自分が寿命を迎える頃、果たして日本は、どのような人口構成、人口分布をしているのでしょうか。 かなり気になりますが、この本には、残念ながら、そこまでの未来は描かれていないようでした。
1投稿日: 2019.09.30
powered by ブクログ2042年までは若者が減るが高齢者は増える。 それ以降は、両方減る。 住民の綱引きに勝者はいない。 今後ますます生産過剰、サービス過剰になる。 東京は親を呼び寄せるので、高齢者人口も増加する。 三大都市圏で関西が一番減少が早い。 外国人が多いのは東京、名古屋、北海道。 地方都市はところてん式。周囲から人を集めて、東京に出ていく。札幌、仙台、福岡など。 福岡は発展中。若者、女性が多い。 中心市街地への人口集中が起こる。県庁所在地など。 川崎、福岡Mさいたま市は人口が増える。 北九州、静岡、堺市、仙台市、新潟、などは減り方が大きい。 大阪は逆ドーナッツ現象=中心部に集まる。
0投稿日: 2019.09.29
powered by ブクログ47都道府県はもはや維持できない。20年後の日本人はどこに暮らすのか? 累計76万部超の『未来の年表』シリーズ著者最新作!(Amazon紹介より) 今後確実に起こる社会問題「少子高齢化」と「地方の過疎化」について、これからどのように進行するのか、そしてそれに対し国や自治体はどのように対処していくべきなのかを論じた本です。 この問題の恐ろしいところは、徐々に徐々に進行するため、我々現役世代も含め、社会が衰退に向かっていることをイマイチ認識できていない点だと思います。近所の娯楽施設が閉店したり、コンビニが撤退したり…些細な街の変化に対し、もっと敏感になることがまず必要と感じました。 もはやバラ色の答えはなく、誰かが痛い目をみてでも大胆に物事を動かさないといけない、そんな難しい問題だと思いますが、この点について是非議論してほしいと思います。
1投稿日: 2019.09.22
powered by ブクログ・戦略的に縮む。拠点型、ドット型国家への移行。 ・東京圏を、全く違う歩みをたどる「外国」と位置付ける。 ・東京では、埼玉県に対してだけ、転出超過となっている。 ・行政は、公共サービスをどこのエリアまで届けるべきかという「線引き論」が大きな政治課題となる。 ・人口が減っても暮らせるよう、住民が互いに助け合う「拠点」を一つでも残していく方策を考えていくしかない。 ・「王国」としての拠点構想は、人を中心に据えた出会いの場を用意し「賑わい」をつくっていく。 ・小規模ながら、世界が注目する特徴だった「豊かさの集積地」を築き上げる。
0投稿日: 2019.09.19
powered by ブクログ大阪市や名古屋市、仙台市などの政令指定都市は近隣から人を集めているが、同時に東京圏へ人材を供給しているそうだ。そうじゃないかと何となく分かっていたことを、著者が各種統計データを読み解いてデータで示す。子供を産む年齢の女性が地方から首都圏に移動していたり、東京では高齢者がさらに住みにくくなるなどだ。 著者の主観ではなく、データが語る冷酷な現実と近い将来に戦慄する。以前から著者が提言している戦略的に縮むというのが最善の策だと思う。これからの人口減少(急激な)に対応するために、都心も地方も考え方を改めなければならない。 自分が住んでいる自治体や出身地において悲観的な未来が提示されている。もちろん、政治や民間の努力によって、座して滅ぶことはないだろう。ただし、著者の主張は、これまでの地方や東京というものを根底から変えることを要求する。かなり難しいことだが、やらなければ未来の子供たちを不幸にする。
0投稿日: 2019.09.19
powered by ブクログ未来の日本の人口の推移が羅列してある。東京の一部の地域等を除いて減りは著しい。予想では奈良とかすごいね。一応リニア誘致の予定があるんだけど、こちらも鑑みた結果なんだろうか。
0投稿日: 2019.09.06
powered by ブクログ6/19発売47都道府県はもはや維持できない 注目の話題作。2045年、都道府県の人口差は30倍超に。 人口減少はどの地域を襲うのか!?
0投稿日: 2019.08.29
powered by ブクログドット型王国を作ることが、人口減少時代の生き残り策。 具体例 イタリア、ソロメオ村 人間主義的な経営 丸亀町商店街 住むことのできる商店街 ITの徳島県神山町 アーティスト、山登り愛好家、サーファーなど、ファンを獲得する 縮みながら成長する。
0投稿日: 2019.08.13
powered by ブクログ★人口減少といっても地域差がある。ポートランドみたいなコンパクトな街を目指せば豊かさは維持できるのでは。一方で高齢化は社会を変えるだろう。
1投稿日: 2019.07.27
powered by ブクログベストセラー「未来の年表」シリーズの著者が、新たな視点として、日本国内の都道府県、市町村の人口動態と今後どのような人口変化が起きるか、そして、避けられない人口減少への対応策を述べています。 相変わらず、データに基づいた、かなり正確な予測を示したうえで、今後の処方箋を描いているわけですが、この世界的にも稀な状況をどのように迎えるのか、厳しい状況ながら、今後の方向性は大変参考になります。多くの方に読んでいただきたいと思います。 ▼人口減少は2段階で進む ・第1段階 2042年まで -若者が減る一方で高齢者は増え続ける。これからの四半世紀、高齢者泰作に追われる ・第2段階 2043年以降 -高齢者も減り、若い世代はもっと減っていく時代 -高齢者も若者も減るから、このころから人口が急落する。 -総人口の4割近くを高齢者が占めるようになるため、社会の担い手が不足し、日常生活がいろいろな形で麻痺する ▼いま、我が国に求められているのは、人口減少を前提として、それでも「豊かさ」を維持できるよう産業構造をシフトさせていくことであり、国民生活が極度の不自由に陥らぬよう社会システムを根本から作り替えていくことである。 ▼「戦略的に縮む」 「国土の均衡ある発展」から路線転換し、「拠点型国家」へと移行する必要がある。地図に落とし込めば点描画となるような「ドット型国家」への移行 ▼名古屋市の状況 ・全国に3つしかない人口200万人を超す政令指定都市の1つ ・大都市のわりに住みやすい街 ・人口増の要因は社会増幅が急速に伸びたため ・大企業が集積しているため、人口の流出入は雇用情勢の影響を受けやすい。リーマンショックを乗り越え、経済状況の伸びに引っ張られる形で全国から人が集まってきていることが大きい ・県内からの流入が多く、岐阜県、三重県、静岡県、長野県、北陸3県からも流入が多い ・名古屋市の人口増加は、外国人の存在が大きい ・東京圏へのみ転出超過 ・今後の課題 -リニア中央新幹線の開業→ストロー現象の恐れ -高齢社会に不向きな広すぎる道路 ▼国土交通省「国土のグランドデザイン2050」(2014年) ・人口15万人程度→百貨店や救命救急センター施設、先進医療を実施する病院が維持しづらくなる。映画館や大学、公認会計士事務所が撤退を始める。都市としての風格や機能の衰えは地域経済にも波及するので、人口流出をさらに加速させる要因 ・人口5万7500人を下回る→結婚式場業が廃業・撤退を始める ・人口3万2500人を下回る→ペット・ペット用品小売業が廃業・撤退を始める ・人口1万7500人を下回る→カラオケボックス業や税理士事務所が廃業・撤退を始める ・人口6500人を下回る→銀行や通所介護事業所まで経営が厳しくなる。一般病院だけでなく、遊戯施設、音楽教室、喫茶店といった住民の「楽しみ」を提供してきたサービスも姿を消し始める ・人口2500人を下回る→お年寄りの憩いの場である喫茶店も持ちこたえられなくなる ▼2030年代に定数を大きく割り込む自治体が相次ぐことが懸念される。2045年を待つまでもなく、行政は公共サービスをどこのエリアまで届けるべきかという「線引き論」が、大きな政治課題となるだろう ▼「東京都は、全国から出産できる年齢の女性を多く集めている割には、出生数はこの程度しか伸びなかった」 ▼なぜ地方創生はうまくいかないのか ・出発点からのボタンの掛け違い ①人口ビジョン「2060年に1億人程度の人口を維持」と掲げたこと ②既存の市町村をベースとしていること ▼拡大路線による過去の成功モデルで東京圏が日本の経済成長を何とか牽引しているうちに、人口減少が続く地方の社会基盤を、人口が減ってもやっていけるように根本から作り直す ▼人口が多少減ろうとも、世界の中で「なくてはならない存在」を目指したほうが、豊かさは維持しやすい ▼令和時代に求められる5つの視点 ①拠点という「王国」を作る ・人口減少日本では発想を大きく転換し、居住可能なエリアを「王国」として整備すること ・人を中心に据えた出会いの場を用意し、「賑わい」を作っていく。それがエリアの活力となり、仕事が創造され豊かな暮らしを実現していくという好循環を生み出すことに主眼。 ・都市部の繁華街や商店街など「すでに賑わっている場所」や既存のインフラをうまく活用しながら展開 ・イタリア・ソロメオ村が手本 ②基礎自治体の単位を都道府県とする ・「自分で出来ることは、どんなことでも積極的に取り組む」という意識と「行政に多くを頼むことはできない」という覚悟を持つことが不可欠 ③働くことに対する価値観を見直す ・日本全体で仕事の総量を減らす。残業がなく生産性が高いオランダを目指す ④「在宅医療・介護」から転換する ・元気なうちから高齢者が集まり住んでおく。交通の便利な中心市街地に高齢者向けの居住スペースを建設するか、その周辺に「王国」を作る ⑤東京圏そのものを「特区」とする ▼「王国」を地方に数多く築き上げていくことが、人口減少日本が豊かさを手放さずに済む唯一の策。 ・「豊かさの集積地」を作る:空港(福岡市、長崎空港と大村市)、港、サービスエリア、道の駅など。高齢者向け住宅や福祉施設を街の中心に <目次> 第1部 現在の人口減少地図―日本人はこう移動している 序 市区町村による「住民の綱引き」に勝者はいない 1―1東京圏 東京は共存の道を探るべき「日本の外国」である 1―2関西圏 三大都市圏の中で減少スピードが最も速いのは、関西圏 1―3大阪市 「西の都」の人口拡大を下支えしているのは、外国人住民 1―4名古屋圏 名古屋市最大の懸念材料は、リニア新幹線と広すぎる道路 1―5北海道 「ところてん式」の札幌市は、200万人を超えるか 1―6東北 政令指定都市なのに通過都市、仙台パッシングの理由とは 1―7中国 周辺から人を集めきれず、「磁力の弱い」広島市 1―8九州 福岡市は北九州市と熊本市の二大都市を吸収か 1―9東京圏 一極集中が続く東京圏、その内側を覗いてみれば 第2部 未来の日本ランキング―20年後、日本人はどこに暮らしているか 序 塗り替えられてゆく日本列島 2―1 都道府県の人口差は30倍超へ 2―2 東京圏という「外国」は、老化に苦しむ 2―3 政令指定都市は、極端に明暗が分かれる 2―4 県庁所在地・地方都市は、不便さの増すエリアが拡大 2―5 出産期の若い女性が減少する地域はここだ 第3部 それぞれの「王国」の作りかた 序 なぜ地方創生はうまくいかないのか? 令和時代に求められる5つの視点
0投稿日: 2019.07.24
powered by ブクログ田舎にいるので共感できるところは多い。 これから何が起こるか、のところはざーっと読み飛ばした。 関係ないところはふーん、でいいのかなと思う。 筆者の思う、これからの「王国」としての地域、ないし地方のありようが書かれた最終章は、イメージが鮮明で、輝かしい(とはいえ筆者のいうように「成長」は容易ではない)地域のあり方があるような気がした。 今後、身の回りがどうなるのか、自分も担い手の一員としてしっかり見て行きたい。
0投稿日: 2019.07.23
powered by ブクログ平成の大合併は、田舎都市の面積が大きくなっただけで、端々までのメンテナンス不全を起こして日本の人口減少の一因になったのではないか。 都道府県は、藩の区分けにまで戻せば地域社会コミュニティが復活できるのではないか。 と、個人的には思っている。 人口減少である。 30年後には、高齢者すらも減るのである。 そんな人口スッカスカになる日本は、果たして現状の暮らしを保っていけるのだろうか(無理だろ)。 筆者が提案するのは、ドット型国家。 一か所に集中的に街づくりをしていこうと提案する。
0投稿日: 2019.07.21
powered by ブクログ現在の人口減少と人の移動、そこから2045年までの予測と対応策を示している。 現状と近い未来の動きとしては、まず地方の中核都市に人口が吸い寄せられ、そこからさらに東京に吸い寄せられるが、そのうち供給元である地方の人口が急減するため、日本全体の人口としても減少していくという流れ。 大都市内でも人口の偏りが出る。 対応策はちょっと安易かなと思うが、都道府県が基礎自治体の役割を担う、それぞれの都市が面的に存在せず都市国家のようになりドット型国家を形成する等はなかなかこれまでにない面白い発想だと思った。
1投稿日: 2019.07.16
powered by ブクログ2015年から2045年の30年間に、人口がどう変化するかを予測したもの。 どこから、どこへ、どの年代の人々が移動していくか。 本書を読んでいた時、東京に滞在しており、折しも「東京一極集中」のニュースを聞く。観光客や通勤客でひっきりなしに東京駅の往来をみて実感。 なるほど、確かに東京一極集中というは頷ける。しかし、その一極集中も、ごく一部の区に限られ、そして、急激に老いるという問題も抱える。 東京への人口流入があるということは、それ以外の地域からの人口転出・人口減があるということだ。 その東京への人口を供給している地方都市も、別のところからの人口供給を受けており、その地域の人口が減り…、という具合だ。 2020年以降、この国の行政サービス、安定したインフラ、衣食住はどうなるのか、というある種の不安を改めて感じる。 自分の住んでいる場所、地域、働いている場所の状況を見ても、20年後先、どのようになっているのか。 たとえ、外国人労働者の増加、技術の発達があるのせよ、急激な人口減に追いつけないと思う。 筆者が提言する「戦略的に縮む」のは、賛同できる部分もあるが、一部やはり東京目線の考え方が窺え、納得できない部分もあった。
1投稿日: 2019.07.16
powered by ブクログ東京一局集中で地方が過疎になる中、どの様にして、日本を活性化していけば良いのかがわかった。王国を築いて少しでも、安寧が訪れることを祈りたい。
0投稿日: 2019.07.15
powered by ブクログ過去の少子化のツケでこれから出産期に入る若い女性がハイレベルで減っていくため、当分の間、出生数は下げ止まらない。人口減少社会は年々酷くなっていくことは避けられない現実なのである 国民の数が減りゆく中で、どこかの市町村やエリアだけがうまく立ち回り、単体で生き残ることは不可能だ。地域ごとの対応策を考えるためにも、他地域の実情を知り、補完関係を作っていくことが不可欠となる 中核都市構想 いささかちゃう種が遅すぎた 国交省 国土のグランドデザイン2050 人口が15万人程度になると、百貨店や救命救急センター施設、先進医療を実施する病院が維持しづらくなる。映画館や、大学、公認会計士事務所が撤退を始める。都市としての風格や機能の衰えは地域経済にも波及するので、人口流出をさらに加速させる要因ともなる 東京の都心への集中以上に、地方圏では各県庁所在地にの便利な市街地への人口集中が進む 東京都の特殊出生率 2017 1.21 全国の1.43に比べて低いが、0-4歳の人口総数で診ると上位10位は東京23区 東京都は、全国から出産できる年齢の女性を多く集めている割には、出生数はこの程度しか伸びなかった 拡大路線による過去の成功モデルで東京圏が日本の経済成長をなんとか牽引しているうちに、人口減少が続く地方の社会基盤を、人口が減ってもやっていけるように根本から作り直すのだ 丸亀商店街の成功
0投稿日: 2019.07.05
powered by ブクログ未来シリーズ第3弾 正しいしどうにもならないのかもしれないけれど、単にコンパクトにしていくしかないのかしら?と反発してしまう
0投稿日: 2019.07.04
powered by ブクログ<目次> はじめに 第1部 現在の人口減少地図~日本人はこう移動している 第2部 未来の日本ランキング~20年後、日本人はどこに暮らしているか 第3部 それぞれの「王国」の作り方 <内容> 第1部、2部で詳細なデータの分析が行われている。ちょっと気になったのは、現在の行政区分は役に立たなくなる、と言っていながら、この部分の分析は都道府県、市町村を基にしたデータであることだ。もちろん、そういう形でしかデータがないからだが、自分の主張が希薄になっている気がする。第3部は、著者のプランニングだ。曖昧な書き方だが、これは一つの提案として成り立つと思う。行政は「小さい」が、今までのように全部を見る、という考え方を捨て、受益者が必要な時だけ向かう、という考え方。それ以外の時は、小さな「王国」(著者の言い方で、従来の村落単位)で、助け合いながら生活をしていく。出来るなら「王国」ごとに、特徴を出して、生きていく。「王国」ごとに相互協力していく形(今までの行政的な部分も含めて)が、良いだろうという。日本人の、特に年寄りの頭は、発想の転換が難しいので、これの実現はかなり難しいが、妥当な考えだと思う。
0投稿日: 2019.06.27
