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今昔百鬼拾遺 鬼 【電子百鬼夜行】
今昔百鬼拾遺 鬼 【電子百鬼夜行】
京極夏彦/講談社
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総合評価

98件)
3.8
18
31
32
2
0
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    ストーリーとしては、動きが少なくてつまらないかも。 8割くらいただ座って話しているだけ。 ただ文章がおもしろいから最後まで読み切った。 この辺りの時代をよく知らないから、出てくる文化の目新しさに興味をそそられたというのもあるかもしれない。読めない漢字や知らない単語が多くて都度調べたけど、その作業も楽しくて、近々もう一度読み返すかも。

    0
    投稿日: 2026.01.07
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    鉄鼠まで読んだからこちらのシリーズにも手を出してみた。早速絡新婦の登場人物の子が出てきたけど、本編のネタバレはなかったので一安心。本編とは違い、犯人を当てることも出来たけど、刀にまつわるストーリーはなかなか面白かった。

    1
    投稿日: 2025.09.15
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    「絡新婦の理」で登場した呉美由紀と京極堂の妹である「稀譚月報」の記者、中禅寺敦子の二人が連続通り魔事件を調べるお話。百鬼夜行シリーズのスピンオフ作品 京極堂の蘊蓄なし&260ページ弱という分量なので、サクッと読める。キャラはきちんと濃い→ 敦子ちゃんの考え方が好きなので、読んでいて楽しかった!あと、青木刑事の同期のようなものらしい賀川刑事がとても良い。楽しい。 事件自体は割とスタンダード。戦後という環境をうまく絡めたお話。 呉美由紀がこんなキャラだっけな?となりつつ(絡新婦読み直したい)昭和初期の全寮制女学園の雰囲気 を感じられるのは楽しい。 あと、鳥口がいいねぇ。敦子ちゃんとのやりとりが好き。榎木津たちが話の中で出てきたのも嬉しい!!

    7
    投稿日: 2025.09.09
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    ★4。 百鬼夜行シリーズは面白いなぁやっぱ。敦子と美由紀のはなしだからどーかなーと内心思ってたけど、面白かった。 あと短くてね!!京極夏彦でこの短さはないよね、読みやすいわあ。 でもすごく今の社会とリンクしてるというか、あっちゃんとかがすごく"現代的"な感覚で喋ってて、それがなんというか入っていきやすいようなかえって作り物感を感じてしまうような、微妙な感覚だったな。まあその当時との差異のようなものは感じやすかったけども。

    0
    投稿日: 2025.05.17
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    切ないというか、やるせないというか、感情のやり場に困る話だった 事件の構造自体は単純で、『絡新婦の理』の真逆って感じ 随所随所に京極先生らしい文章が混ざってて興奮した 何より、女学生の雰囲気をしっかり表現出来てるのはすごいと思った

    0
    投稿日: 2025.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    "鬼"という言葉が持つ力と不運な巡り合わせで人生が狂っていった人々の業や因縁が短いページ数の中でしっかり描かれていました。 呉美由紀ちゃんカッコいいな、まさかの榎木津系統には笑いました(笑)

    0
    投稿日: 2024.12.15
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    『先祖代々、片倉家の女は斬り殺される定めである』 昭和の辻斬り事件と呼ばれる連続通り魔事件の七人目の被害者、片倉ハル子について友人の美由紀から相談を受けた中禅寺敦子は、片倉家と鬼の刀の因縁について調査を始める。 百鬼夜行シリーズの中禅寺敦子を中心としたスピンオフ作品。兄の秋彦ほど話が長くならず(笑)、でも感情に左右されず客観的に現実的に思考する所は兄譲りなのかな。 事件の真相は衝撃的だし、関係者たちの迷いや後悔にバシッと喝を入れる美由紀の啖呵が気持ちいい。 百鬼夜行シリーズ本編よりは肩の力を抜いて読める本でした。

    0
    投稿日: 2024.12.06
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    百鬼夜行シリーズとあるので、妖怪モノ、ホラーっぽいモノを期待していたら、そうではなかった。日本刀による連続殺人事件。グロさはほとんど無い。犯人は?会話形式で話が進む推理モノだった。

    29
    投稿日: 2024.09.03
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    比較的サクサク読めた。 人名と地名、事件名とか結構こんがらがってしまったけど本編よりも読みやすい。 敦子の呪いとか祟りは存在しない、考えが一貫している感じとか真相のみを追い求める姿が好き。

    0
    投稿日: 2024.07.27
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    再読 連続殺人鬼が誰かも気になりぐんぐんと読み進めてしまう 事件の中の登場人物の描写がわかりやすくいつもの京極堂シリーズより断然読みやすい このシリーズ、また続けて欲しい

    2
    投稿日: 2024.07.08
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    身の回りで次々と仲良しが死んでしまう女学生が「昭和の辻斬り」なる事件について編集者に相談するお話。昭和の辻斬り最後の被害者である女学生の先輩は自分が殺されることを予想していたようでー「先祖代々、片倉家の女は斬り殺されるんだ」 真実の1って前くらいまではなんとなく予想できたのですが、最後の落とし所は意外でした。トゥルーエンド感のある小説です。

    0
    投稿日: 2024.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 中禅寺敦子さんが主役のミステリー。 呉美由紀さん懐かしい! 思わぬところで土方歳三の名前が出てきて、「ヒトごろし」につながるのかなあ(未読)こういうイメージの土方なのかなあ、ちょっと読みたくなってきたと思いました。 4月27日東京行き新幹線の中で。

    0
    投稿日: 2024.04.28
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    さらりと読めた 駆けずり回って解決するわけじゃなくて基本会話で進む 登場人物の名前覚えられなくて苦労した…

    0
    投稿日: 2024.01.10
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    久しぶりの京極夏彦。新刊が出たので、既刊本から読み返し中です。 こちらは主人公が若い女性なので、価値観や考え方がまた変わってとても面白く読めました。刑事さんの子供刑事ぶりがコミカルで笑えた。(子供刑事ってあだ名、すごく的をえてる!) 鬼に関する講釈は、京極堂不在のため薄いので、ここらへんかなりページ数の削減になってる。続きが読みたい!

    11
    投稿日: 2023.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読書初心者です。 表紙に圧倒されて読み始めましたが、想像していた鬼は結局出てこなかったです。正直、頭が悪いので土方歳三と刀研ぎ師あたりはよくわからなかった。あと、犯人の動機が物足りなかった。シリーズものなので期待しすぎました。少し説明過多で読者の想像力を阻止する印象があり、この著者をリピートすることはないと思います。

    0
    投稿日: 2023.11.21
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    ★刀が悪いんです(p.245) ・「昭和の辻斬り」に殺された片倉ハル子は『絡新婦の理』の呉美由紀の新しい学校での友人だった。 ・呉美由紀も、話を聞いた中禅寺敦子も、捜査した刑事の賀川太一もどこかに釈然としないものを感じている。 ・片倉ハル子の家系は女が斬り殺される家系でそれには「鬼」が関わっているらしい。 ・鬼の刀。鬼は虚無。虚無の刀。 ・謎を考えるミステリではなく、真相は始まってすぐわかると思いますので、後は京極夏彦さんの語り口を楽しむミステリという感じになるでしょう。 ================================ ■関口センセや京極堂や榎木津探偵に関する簡単なリストを下に置きます(数冊分だけ)。 【青木】こけしのような頭の、警視庁刑事。敦子にとっては兄の友人の戦友の元部下。 【敦子】→中禅寺敦子 【今川雅澄】骨董屋「待古庵」の主人。口元のしまりがないのと顎がほとんどないのを除けば男前らしい。ていねいな言葉遣いをする。 【榎木津礼二郎★】天下無敵の薔薇十字探偵。って、なんじゃいな? 推理もへったくれもなく「いきなりわかってしまう」人。京極堂の友人。超美形でガタイもいいし、強い!!ほぼ無敵。父親は元華族で大財閥の主。 【大垣喜一郎/おおごき・きいちろう】研師。連続辻斬りをした刀を研いだかもしれない。 【鬼】《兄に依れば、鬼とはないものだと云う。存在しないのではなく、ないという形であるものだと云う。ならば虚無こそが鬼だ。》『今昔百鬼拾遺 鬼』p.91 【賀川太一/かがわ・たいち】玉川署刑事課捜査一係刑事。二十九歳。警視庁の青木とは同期のような間柄。 【梶野美津子】地味な娘というか29歳の女性。旧家の下女。 【刀】大垣喜一郎《俺が研いでるのは、これは殺意だ》『今昔百鬼拾遺 鬼』p.149 【神無月鏡太郎】霊感探偵。派手で品がなくて滑稽でパチもん臭い。 【片倉ハル子】呉美由紀の新しい学校での友人。一学年上でなぜか親切にしてくれた。実家は下谷の刀剣屋。連続斬殺魔「昭和の辻斬り」宇野憲一に斬殺された。片倉と宇野は交際していたらしい。「昭和の辻斬り」の話が出てきた頃から片倉家の女は代々斬殺されるのだと怖がっていた。母は勢子(せいこ)。 【稀譚月報】中禅寺敦子が記者をしている雑誌。怪しげだが科学雑誌なんだとか。 【木場修太郎★】こわもてでガラッパチな刑事。通称「キバシュウ」。京極堂や関口の学友(だっけ?)。主要人物中もっともまとまな人。でも京極堂や榎木津にほぼ同等に対していられるのだからじつはかなりすごい人なのだ。 【京極堂】→中禅寺秋彦 【銀信閣】信濃の持っている風俗店。 【呉美由紀/くれ・みゆき】十四、五の娘。中禅寺敦子よりも背が高く手足が長い。甘味屋よりも駄菓子屋の「子供屋」が好み。『絡新婦の理』の登場人物と思われる。『今昔百鬼拾遺 鬼』にも登場。新しい学校での友人、片倉ハル子が交際相手である「昭和の辻斬り」宇野憲一に殺され、京極堂か榎木津に相談するつもりだったが彼らは別の事件に駆り出されていたので中禅寺敦子にお鉢がまわってきた。 【月刊實録犯罪】カストリ雑誌の生き残り。金満家が趣味でやってるので廃刊にならない。鳥口守彦がいる。 【豪徳寺】世田谷の寺で招き猫発祥の地で井伊家の菩提寺でもあるらしい。 【五徳猫】7つの徳のうち2つを忘れているらしい。 【近藤有嶽/こんどう・ゆうがく】紙芝居の絵を描くことをなりわいとしている男でいかつい髭男。子供が泣き出すようなおどろおどろしい絵しか描きたくない。他人の年齢を値踏みするのが得意。 【殺人】大垣喜一郎《「人が人を殺すな、どうしてだと思う」(中略)「簡単なことだ。殺せるこらよ」》『今昔百鬼拾遺 鬼』p.145 【里村】元気な人でも解剖したがる医師。 【主夜神】夜の世界を司る神らしい。その使いは猫。 【駿東】加々美興業の専務取締役で初老の紳士(と本島には見えた)。 【浄玻璃の鏡】神無月の一族が閻魔大王からもらったと言うやはり主人と同じくパチもんくさい魔鏡。 【昭和の辻斬り】連続辻斬り事件。被害者は七人だが最初の三人は死亡まで至らず。だんだん上達しているようなので練習していたようにも見える。犯人は逮捕済みで旋盤工の宇野憲一という青年ということになっている。最後に殺された片倉ハル子は宇野と交際していたそうだ。そのときハル子の母がそばにいた。 【関口★】百鬼夜行シリーズのほぼ主役。情けなさが異常なまでに高まっているある意味すごい人。一応作家で世間的には「先生」と呼ばれているところが恐ろしい。京極堂の学友(だっけ?)。超美形だったりするとさらにおもしろいんやけどな。《歩いてるとこ見ただけで、駄目だなあと思うでしょうに。何だか攻撃しなきゃ悪いような気になる》by益田(百器徒然草風p.249)。 【多々良★】全国を行脚して民話や伝説を蒐集している。主役の話も持っている。 【探偵】愉快なことならなにをしてもいいらしい。変装したりすんのも趣味でやってるということで。職業ではなくて称号らしい。 【中禅寺秋彦★】古本屋にして祓い師(家業が神主でで副業が憑き物落としの拝み屋)。博覧強記のクールな男。榎木津の対等な友人。百鬼夜行シリーズでは主役(というか探偵役)。悪魔的に弁が立つ。《まるで怪しい魔術のようである。》《いつも死ぬ程機嫌が悪そうな顔をしている。》(by本島 百器徒然袋 風p.81)。敦子は《兄は多分、言葉で出来ている。》と思う(今昔と拾遺 鬼p.7)。 【中禅寺敦子★/ちゅうぜんじ・あつこ】京極堂=中禅寺秋彦の妹。雑誌『稀譚月報』記者。堅い性格で《何ごとにも杓子定規で何につけあそびのない人生を歩んでいる》『今昔百鬼拾遺 鬼』p.12。自分も若い娘だが若い娘が苦手。ついでに明治大正あたりの時代も苦手。 【徳】儒教では「温、良、恭、倹、譲」を五徳とする。部門では「暴を禁じ、兵をおさめ、大を保ち、功を定め、民を安んじ、財を豊かにする」を七徳とする。また徳とは「生まれつきそなわっている」という意味らしい。(by京極堂 百器徒然草 風p.167) 【鳥口守彦/とりぐち・もりひこ】『月刊實録犯罪』の記者。大柄で逞しい。中禅寺敦子とは縁がある。元カストリ雑誌とはいえ、鳥口自身はけっこう誠実な記者。 【奈美木セツ】気の強い娘。二十歳前。通いの家政婦。誰もが中華そばのどんぶりの模様の童子を想起するらしい。京極堂と知らない仲ではないらしいがどっかで出たっけ? 【沼上】アノ多々良大先生の助手ということになるか。 【猫】猫肉は陸河豚と呼ばれて美味らしい。 【呪い】《 信じた者の中では。/ 真実になる。》『今昔百鬼拾遺 鬼』p.217 【羽田隆三】羽田製鉄の顧問で関西弁の助平そうな爺さんらしい。どっかの話に出てたみたいやけどどれやったっけ?鉄鼠あらり? 【益田龍一】薔薇十字探偵事務所の助手。軽薄だが元刑事。「マスカマ」と呼ばれている。 【招き猫】右手を上げていれば福を招き左手を上げていると人を招くのだとか。 【本島】とある探偵の手下にして電気工事会社の図面描き。巻き込まれて被害を受けるタイプ。自ら小物とか雑魚とか三下とか小人物とか鈍感とか凡庸とか常識人とか思っている。会社を休んでまで警察に自分にとって不利な証言ををしにいく。京極堂の周辺にいる中で関口の次に弱そう(by益田)。 【安和寅吉】薔薇十字探偵事務所の秘書兼給仕でそれなりに堅実なタイプ。「かずとら」と呼ばれている。 【藍童子】霊感で悪人を暴いていた少年。 【凌雲閣】関東大震災で崩壊する以前からすでにほぼ廃墟となっていた。その廃墟にすまうものは虚無=鬼ではないかと敦子は考えた。消滅した後にもいまだ亡霊の塔として遺っているのではないかとも。

    0
    投稿日: 2023.10.06
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    「私、子供だから綺麗ごと云いますよ。無理なのかもしれないけど、努力して下さいよ。そう云うことはやれば出来るんだって、出来なくってもやるんだって、そう云う素敵な夢を示して下さいよ。私は、夢見がちな女学生なんですッ」 2020/4/6読了 '19年4月~講談社タイガ、角川文庫、新潮文庫と出版社横断的に刊行されたシリーズとしてちょっと話題になった('20年8月には、『今昔百鬼拾遺 月』として3作まとめた形で刊行された)。鬼は『怖い』、河童は『下品』、天狗は『傲慢』と各章を似た言葉で始める所、京極風です。それにしても、このシリーズは女の子がべらぼうに『強い』。

    1
    投稿日: 2023.09.18
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    京極氏にしては、かなり短い長編。なのだけれど、コアになってるアイデアは正直短編クラスのもの。とはいえ、それでこういう話が書けちゃうんだもんな。文句はございませんわ。もっとも、大方の読者がかなり早い段階で真相を見抜いたのではないかとは思う。美由紀嬢の出番が少なく、クライマックスでの啖呵でしか見せ場がないのが、少し残念。

    0
    投稿日: 2022.08.30
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    分厚すぎて読めない本の人。2〜3人目あたりから話が始まって、推理してる端から斬られるくらいにハラハラしてくれてもよかったかなぁ。さて、『絡新婦の理』を読むか、最初からか、『河童』に行くか。

    0
    投稿日: 2022.06.11
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    やっと読めた。やっぱりミステリーがメインというか、時代や文化、歴史について書かれている所が多く個人的には好きだった。

    2
    投稿日: 2022.04.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2022/4/2 そういや最近京極堂ご無沙汰やなと思って読んでみた。 古本屋も探偵も小説家も出てこなかったわ。 ご無沙汰過ぎて彼らの近況に触れられてもそれがどんな事件だったかもわからない。 ご無沙汰しすぎやな。 姑獲鳥からまた読みたくなってくる。 この本は敦子が活躍するけど敦子はそうでもなく、子供刑事と依頼者の女子高生がいい味。 女子高生の最後の啖呵は特によかった。 しかし私は探偵に会いたかったんだよ。 探偵出てる新刊はどれだろ?

    1
    投稿日: 2022.04.03
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    敦子が明治大正期を夜明け前の暗い時間帯みたいって言ってるの分かる 因縁を因縁たらしめてるのってやっぱり非科学的なものじゃなくて人間の妄執だよな〜 刑事の息巻く訊問といまいち的を得ない証言する登場人物の掛け合いがまどろっこしいんだけど緩急あって面白い

    0
    投稿日: 2022.02.06
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    「迚(とて)も恐い——と云っていました」 から始まる物語。百鬼夜行シリーズのスピンオフに位置する作品。書痴である京極堂こと中禅寺秋彦の妹の敦子が昭和の辻斬り事件に挑む。被害者は7名。依頼者の呉美由紀の先輩にあたる高等部1年の片倉ハル子も被害にあった。犯人が用いた凶器は日本刀。ただの日本刀ではない...鬼の日本刀だ。片倉ハル子も被害にあう前に謎の言葉を残している。鬼の因縁...。調査が進むにつれて片倉家の歴史が紐解かれていく。 鬼とは本来はないもの、存在しないのではなく、ないという形を指すらしい。さてこの事件は鬼とどうかかわりがあるのか。思いもよらない過去に繋がった時、ページをめくる手が止まらない。 京極夏彦の構成大好き。漢字の使い方、表現の仕方もこだわりを感じる。京極さんにしては読みやすい分量でサクッと読める。この勢いで京極作品全部読んでいきそうだ。

    6
    投稿日: 2021.11.28
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    番外編だった。 登場人物は、古本屋の妹だけで今回は彼女が探偵だった。 他の連中は名前が出てきていた。 今も他事件で他に行っている。前回事件の話あり、時系列を辿る様。

    0
    投稿日: 2021.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ここに書かれた鬼のひとりが新撰組土方歳三 物語は彼が託した刀をめぐり因縁が産みださ れるのだが、例により登場人物の大量の語り に読者は流される(言葉の濁流ですな) 本シリーズは本来の摩訶不思議な存在は出て こないので、古書店の主のような憑き物祓い がないが、主役の呉美由紀が語る語彙の少な いながらも本質をつき事件を鎮めるのが魅力 絡新婦の理で重要な役どころをした呉美由紀 さんが本シリーズの主役なのね(´・ω・`)

    0
    投稿日: 2021.08.24
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    「迚も怖い」 昭和の辻斬り魔に迫る。鬼と呼ばれた土方歳三の刀が関連するので、「ヒトごろし」を読んだ方がよさそうな。 鬼の刀を闇扱いせず、武器は護身用ではない、それは殺人道具であり、護身なら防具だと、殺せる道具と技を持ちながらそれをしない強い心がないと殺してしまう「そういう偉え人は道具より強えんだ。大抵の連中は、持ち道具負けちまうんだよ」と研ぎ師に言わせるあたりがとてもニクイ。 「森脇メモ」「造船疑獄事件」で稀譚舎他部署が騒がしいとあったので、気になって調べたら大規模汚職事件。 「鵼の碑」に関係あったりして。

    0
    投稿日: 2021.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

     大好きな京極堂シリーズの作品が出ていることを知らず、本屋で偶然見つけた時は嬉しくてニヤニヤが止まりませんでした。  講談社、角川、新潮、3つの出版社から出す3部作の1作目です。今回は中禅寺敦子とみんなが大好き?呉美由紀ちゃんのが巻き込まれ、解決していく。  京極堂シリーズの女の人って怖い人が多いですよね。。  娘が罪を犯してしまい、それを止めるために殺してしまう母親。誰も報われないですね。それ以外にも道はあったのにと思ってしまいますが、自分がその立場だったら、ギリギリまでなんとかなるのじゃないか、ここで犯行をやめさせれ隠せるのではないか、家族だったらそんな他人から見たら愚かだと言われる選択をしてしまうかもしれません。

    0
    投稿日: 2021.04.12
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    持つ手が疲れるほどの分厚さに怯んで京極さん未体験の方にも、この程度の厚さならお試しいただけるのではないでしょうか。百鬼夜行シリーズではありますが、1冊も読んだことがなくても大丈夫。 舞台は昭和29年。日本刀で人をバッサリ斬るという通り魔事件が発生。最初の被害者は怪我で済んだのに、犯人はどんどん腕を磨き、腕をもがれた人の次は皆絶命。 京極作品の雰囲気を知るにはもってこい。そんな時代のことは知るわけもないのに、なぜか懐かしい気分にさせられます。単行本も文庫本も必ず見開きに文字を収める凝り様も一緒に楽しんでほしい。

    0
    投稿日: 2021.04.07
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    京極堂の妹である中禅寺あっちゃんが主人公のシリーズ一作め。元々の百鬼夜行シリーズよりずいぶん短くて読みやすいし、鳥口さんが出てきたのもほっこり。

    0
    投稿日: 2021.03.06
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    七人の被害者を出した連続通り魔「昭和の辻斬り事件」。その最後の被害者は先祖代々斬り殺される運命にあるのだと常々語っていた。そして実際、過去に斬り殺された片倉家の女たちが存在するという奇妙な因縁。これらは果たして祟りや呪いなのか、それともただの偶然なのか。中禅寺敦子が謎に挑むミステリ。 祟りや呪いなんて(このシリーズ内では)ありえない、と思いつつも、あまりの因縁話にぞくぞくさせられます。たしかにいくらこの時代とはいえ、斬り殺されるなんてことはそうそうないでしょうし。過去についても探れば探るほど恐ろしくなってきます。「昭和の辻斬り事件」の真相についてはなんとなく見当がついたのですが。それでもそこに絡みつく因縁に関しては恐ろしいとしかいうほかありませんでした。すべて理屈で整理できる物語ではありますが。こういうのって、やっぱり「呪い」と呼んでしまっていいのかも。

    0
    投稿日: 2021.01.31
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    京極にしては何だか文章も薄め、3代にわたる不幸なところなど少しばかり怖さはあったけどスカスカな感じであっという間に読了。タイガ文庫に合わせたの?このシリーズラノベ風なの?と思ったほど。読み始めてすぐ犯人の見当はついてしまったし。美由紀はまだ前の学校での事件を引きずっているようなのにまた身近に事件が起こって気の毒。敦子はなぞは解けても兄のように理も弁も立つわけでなくまだまだこれからといった感じ。「ヒトごろし」読んでおかないとダメかしら。

    1
    投稿日: 2020.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鬼と刀。「鬼滅の刃」の例もあるように鬼と刀って相性がいいのかも。研師大垣の言葉は含蓄に富んでいる。人が人を殺す理由、刀は人殺しの道具、負ければ賊軍(近藤勇は関係のないかっぱらいと一緒に打ち首にされた)など。敦子の援護を受けて突っ走る美由紀は勇ましい。若さゆえのエネルギー。

    0
    投稿日: 2020.11.03
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    うーん、何とも(笑)。 決してつまらないわけではないし途中でやめようとも思わないけれど、読後は少し疲労感が残る。 うんちくもいちいち説明が長い所も嫌ではないが、どうも僕には作者が片手間に書いた感がしてしょうがない。まあ片手間でもこの程度の作品が書けるのがこの人の凄いところと言えばそうなんだが、何かこの作品で訴えたいものや使えたい事なんかが全く伝わってこない。 絶対読みたい作品ではないのは確か。他のシリーズも読むと思うが結果は同じ気がする。作者が魂を込めた1作を読みたい。

    0
    投稿日: 2020.10.22
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    「先祖代代、片倉家の女は殺される定めだとか。しかも、斬り殺されるんだと云う話でした」 昭和29年3月、駒澤野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、怪異と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。百鬼夜行シリーズ最新作。

    0
    投稿日: 2020.09.03
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    中禅寺敦子が主体のミステリー。 三部作で一作目は鬼。 お兄ちゃんが出て来なかったらこんなにまで サッパリとしたお話になるんだなとw 読み易いけどあの蘊蓄が恋しくもなる……

    1
    投稿日: 2020.07.05
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    久々の百鬼夜行シリーズ。 今昔百鬼拾遺 鬼、河童、天狗の3作が、 3ヵ月連続でそれぞれ異なる出版社で発売されました。 いずれも中禅寺敦子と「絡新婦の理」に登場する呉美由紀がペアで解決する物語となってます。 1作1話の長編ですが、百鬼夜行本体と比べると短く、内容もポップ? なので、気軽に読めます。 一応、鬼・河童・天狗の順で読んだ方がいいでしょう。

    0
    投稿日: 2020.06.25
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    百鬼夜行シリーズのファンとして、即読了した。 テーマである鬼の知名度に似合わず、事件は本編に比べ小さく、謎も控えめ。登場人物も、敦子が合理的すぎて、めちゃくちゃな榎木津が恋しくなったりする。これまでの登場人物が登場して、スピンオフとしておもしろい。 それでも、怪しさはさすが

    0
    投稿日: 2020.04.27
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    昭和の辻切り事件。七人目の被害者の女学生の友人の話を聞く中禅寺敦子。被害者の彼女はとても怖がっていたという。 久し振りの百鬼夜行シリーズようやく読みました。いやあ面白い! ほぼ会話劇で展開される辻切り事件の真相。ラストシーンの胸のすく啖呵。いやあ面白い。

    0
    投稿日: 2020.04.22
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    いわゆる京極堂シリーズは読破してしまったので、京極夏彦からもしばらく足が遠のいていた。本書を手にしたきっかけは、文庫に書かれている紹介文に「中善寺敦子」の名を目にしたからだ。 タイトルにもあるが、テーマは「鬼」である。憑きもの落としで、その能力、つまり言霊の力を使い、難事件を解決してきた京極堂の妹たる中善寺敦子が一体どんな推理を展開するか――興味を持った。日本刀による連続「辻斬り」事件。禍々しくはあるが、昭和という時代に果たして辻斬りなどという事件が起きるのか? 辻斬りと見える事件は、一見明治時代から続く因縁に捕縛されているかのような展開で、物語は進む。ここまでは、タイトルにもある通り「鬼の祟り」とも思える。 敦子と辻斬り事件の最後の被害者であるハル子の友人、呉美由紀の会話を中心に、刑事、刀研ぎ師、被害者片倉ハル子の母親と片倉家の代々の人たちの話が絡みあい、物語は進む。因縁に呪われた一家としか見えなかった片倉家だが、敦子の慧眼により、「因縁」という不合理性の殻は破られ、そこから新たな、合理性に導かれた真実が明らかになる。京極堂ほどの長広舌はないけれども――それが本書を、「読み易い」頁数にしているのかもしれないが――、妹が発する言葉もなかなか力強い。それに畳みかけるように、若さがほとばしる言葉を美由紀が、最後に叫ぶように話す場面はクライマックスにふさわしいだろう。 京極堂シリーズのスピンオフということで、本流のシリーズと比べて、テーマをひたすら深く掘り下げることはしない。深い洞察の結果、「この世に不思議なことなど一つもない」とうそぶく京極堂がいないのは、このシリーズの愛読者からすれば、やや物足りなさを感じるかもしれない。しかし、読み易い長さで、かつ小難しい歴史にまで分け入ることなく事件を解決する「今昔百鬼拾遺」シリーズは、京極夏彦の魅力を手軽に味わいたい読者の入門書として推奨されるべきであろう。これまで、あの千頁を超える物語の長さに敬遠していた者は、本書と続くシリーズで京極夏彦という作家の魅力を知ることになるだろう。 すっかり京極堂シリーズに、つまり中善寺夏彦という拝み屋に魅了された人にとっては薄味であろうが、妹・敦子もなかなか理屈っぽい。しかしその「理屈」が徐々に、絡みあい混沌さを増す事件を解きほぐし、事件の構図を詳らかにしていく過程こそ、京極堂シリーズの真骨頂なのだ。これらのシリーズを通して、読者は言葉が持つ力の強さを知ることになる。 「今昔百鬼拾遺」シリーズは河童、天狗と続くらしい。第一弾の「鬼」を手にした以上、近いうちにこれらも読むことになる。兄の周りほどは癖のある人たちはいないが、本書ではまだ女子高生という美由紀のキャラクターが、新境地を切り開いたように思う。残りのシリーズを読むのが、今から待ち遠しい。

    6
    投稿日: 2020.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

     初京極夏彦です。260ページなので確かに読むのは大変でなかったです。ただ、シリーズものらしいので、この本では登場しない、おそらく本編で出ているらしい登場人物の名がよく出て来るので、やっぱり薄いからと言ってシリーズものの前のを読まないで突然読むのは、本来良くないのかも。  あと、これは私が勘違いしていたのが悪かったのですが、タイトルの響きから、ホラーと思い込んでいて、超常現象がある世界、今に鬼やら魔物やらが登場するのだろうと思い込んでしまっていたため、「あれ?」でした。超常現象は無い、恐ろしいのも犯行を実行するのもあくまで人という世界らしいと気がつけば、犯人自体は予想が当たった感じ、納得いく結末でした。 面白いと思った個所:ネタバレあります。 (p.52)敦子が賀川に語るでっちあげの研究内容、「殺人事件が起きた時、どれくらい距離が離れれば認識が変わるのか」、実際、こんな研究されていたら興味深い。人には共感力があり、他者の不幸や事故に親身になれる一方で、他人事、一瞬後に通常生活に戻り、ご飯も食べたりするのは実際あると思うので。 (p.109)「不幸な諸事は、多く理不尽で不条理なものである」「判り易い原因を用意し、安定した構図に放り込むなら、理不尽も不条理も解消してしまう」「人は安定を求める。時に差別的な眼差しを抱え込んでまでも安定を求めるものである」 この部分は、非常に行動経済学らしいというか、様々な場面で心の安心を得るために、〇〇になったのは××だから(私は××でないから大丈夫)というような、バイヤスは気づかず自己防衛で行っていそうに思います。 (同)「抗えない故に、人は多くその超自然的で神秘的な理念を、今度は信じないと云う方法を取る。この先待受ける不幸を回避するために」「信じようが信じまいが、人の想いとは無関係に起こることは起きる」「用意された構図に当て嵌まってしまうことがある」「信じないようにしていた超自然的で神秘的なものを、信じざるを得なくなる」という流れ、最初に読んだ時には、超常現象有りの世界を語っているのだと思って読んだのですが、読み返すと、なるほどと正反対の理論がキッチリ納得の形であったことに、やっと気づきました。 (p.117)「祟りだとか呪いだとか因縁だとか、そういう話に掏り変えちゃうと」「現実から目が遠退いちゃう」「全部お話にしちゃう感じ」「言葉と云うのはそう云う効果を持っている」「事実も簡単に捻じ曲がる。記憶も改竄される」 同様にココも、読み返すと一層なるほどと印象に残った。挿入されたこういう言葉を、つい作中のことに対する説明としてだけでなく、他に当て嵌まるリアルな世界のことが作中にメッセージとして挿入としているように読めました。

    0
    投稿日: 2020.03.18
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    鬼が悪いのか。人が悪いのか。モノが悪いのか。 京極にしては短すぎるので病院の待ち時間で殆ど読んでしまったぞ。

    0
    投稿日: 2020.03.11
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    やっと読み終わった〜! 去年の10月位から読み始めて、途中で挫折しそうになって……。 京極夏彦さんの本は1度「姑獲鳥の夏」を買ったは良いけど、何となく難しくて手放したから、今度はー!と思ってたけどやっぱ乗るまで時間かかるなぁ。 鬼ってその鬼かー!!って思った(笑) 思わず1人で叫んだ。 そうなると、確かに怖いねぇ、刑事が言うような理屈じゃ通らない事なんだろうね……? 京極夏彦さんの本読みたくなってきたので、探してみようかな〜!

    0
    投稿日: 2020.03.06
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    久しぶりの京極夏彦でした。京極堂シリーズの「絡新婦の理」からのスピンオフ的な中編ですが同書を読んでいなくても大丈夫だと思います。ただ同シリーズ未読だと独特の読みにくいけど癖になる文体がとっつきにくいかもしれません。京極堂シリーズの登場人物は軽く触れられる程度ですがそれでもにやりとしてしまいました。というか新作が読みたいですねー。

    0
    投稿日: 2020.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりの京極作品。面白くて結構なスピードで読んでしまった!昭和29年、連続通り魔事件と7人目の犠牲者・片倉ハル子についての謎を、京極堂の妹・敦子と女子校生の美由紀のコンビが解いていく番外編シリーズ。 ずっと人が話してるだけなのに、面白かったし、本は薄いのに読み応えはありました。片倉家の歴史(途中で迷子になって何度も戻った)鬼の刀の歴史(まさか新撰組まで出てくるとは!)、人間の闇。。賀川刑事のキャラもよかった。個人的には、大垣のおじいさんのキャラが好きだった。 久しぶりに、分厚い京極シリーズに手を出したくなった作品でした。

    0
    投稿日: 2020.02.06
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    2020年、3冊目は、『遠野物語remix』以来、オリジナル作品としたは、初の京極夏彦。 「昭和の辻斬り事件」。昭和28~29年、三人が重軽傷をおい、四人が殺害された。最後の四人目殺害の現場で犯人は逮捕される。しかし、最後の被害者、片倉ハル子の後輩、呉美由紀から、相談を受けた、雑誌記者、中禅寺敦子は事件に不審を抱き、独自調査に乗り出す。 事前情報なく、読み始めました。「京極堂」シリーズのスピンオフ的作品だったのか……。同シリーズは映画とコミックで、幾つか知ってはいたが、すっかり「京極堂」が中禅寺ということを忘れていた。読んでる途中で、「コレ、田中麗奈だ」となりました(失礼しました)。 京極夏彦ファンの方々には、申し訳ないが、読むペースが遅く、まとまった読者時間も取りにくい自分には、「京極堂」シリーズよりサイズ的にちょうどイイ。その分、醍醐味は薄いのかもしれないが……。 ソレでも、時代的なモノ、含まれるメッセージ、妖怪、異形、怨念、祟り等と現実、その辺りの絡みはなかなか面白い。『今昔百鬼拾遺』シリーズ、「鬼」「河童」「天狗」まとめ買いしたので、間を開けつつ、消化していこうと思う。 初のオリジナル、京極夏彦作品、シリーズの一冊目というコトで、評価はフラットに★★★☆☆としました。

    0
    投稿日: 2020.01.23
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    レンガ本に慣れてると、ちょっと物足りない。 兄の薀蓄を欲してしまう笑 でも、薀蓄がなくても刀をめぐる人の妄念は、間違いなく京極堂シリーズ。

    0
    投稿日: 2020.01.21
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    京極夏彦のお話の一行目がとにかく素晴らしくて、読みたい!と思っていたのですが、本の厚さに挫折していた私。この本は「読める!!」と勢い込んで、そのまま怒涛のように読みました。刑事賀川のセリフといい、呉美由紀のきっぷのいい話っぷりといい、そして中禅寺敦子の目、気持ち・・・本当にそこにその人達がいるかのように目の前でお話が展開されていって・・・息を付く間すらないくらいでした。思った通り「面白い!」もっと妖かしっぽい話かと思っていたら、違い、一番怖いのは・・・思い込んだ人の心。で、推理小説だったのか!!という気持ちでいっぱいです。このシリーズまだ他にもあるので、読んでいきます。

    0
    投稿日: 2020.01.15
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    京極さんにしては短い作品でしたが、いつもやっているようなことを短い中に織り交ぜながら短くぎゅっと落としてるのはさすがですね。 ただ、僕的には助走が長いなあって感じはありましたが、動き始めてから凄い勢いでいくスピーディーな感じはワクワクしましたし、真相はびびった。

    0
    投稿日: 2020.01.05
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    シリーズ物だが、単発でも読める作品。 「鬼」の解釈を問う、捉えるかを自分なりにも考えたくなる。 思い込みや常識は、個々人にしか通用しないと改めて感じる。

    0
    投稿日: 2020.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かなり久し振りの百鬼夜行シリーズで嬉しかったが、京極堂らメインは出ないスピンオフ。 中禅寺敦子ら脇役がメインで、少しがっかりした。 「刀」と「鬼」がテーマの殺人事件で、同著者の著作「ヒトごろし」と同じようなこと(土方にまつわる涼という女と刀)が語られていて、どうやら世界観は繋がっているらしい。 このシリーズは単独の世界観として読んでいて、ちょっと唐突感があった。 この時代、まだサイコパスなど心のことが知られていないときに、怪異としてではなく、人間の起こした事件として終わったのは良かった。 研師の大垣が言う、どんなに美術品だと言い繕っても刀は人殺しのための道具、という台詞は良かった。 時代の所為なのか、物分かりの悪い賀川という刑事には少しイラついた。

    0
    投稿日: 2019.12.31
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    ずーっと待ってる本編はなかなか続きが出ないけど、スピンオフ的なのが出たので購入。 このシリーズと、別のシリーズが繋がるとは。 それにしても、相変わらず上手い。ぐいぐい読まされてしまった。 お兄さんたちはどこへ行っているのやら。

    1
    投稿日: 2019.12.08
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    相変わらず面白い。一気に読める。2日で読んだ。まさかなぁ、鬼があの人とはなぁ。 最後の某探偵顔負けの大演説で、私のモヤモヤもとってもスッキリして、何かこう「憑物」が落ちたような気がしたわよ。 そうだよね。 罪は罪だよ。 「かっこ悪いぞ、大人!」ってやつだね。

    1
    投稿日: 2019.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

     中禅寺敦子を中心としたストーリー。拝み屋も名探偵も出てこないため、京極堂シリーズと比べると、爽快感やあのズシッとくる重みも少ないですが、敦子とともに謎にはまっていく感覚は京極夏彦お馴染みの体裁。  『絡新婦の理』で例の事件に巻き込まれた女子高生の呉美由紀が、敦子に相談をするところからはじまり、女子高周辺で多発している辻切り事件との関連が深まっていく。  京極堂シリーズで数少ない常識人キャラの敦子目線のストーリー第一作。

    1
    投稿日: 2019.11.17
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    百鬼夜行シリーズの番外編シリーズ 敦子さんと絡新婦の理に出てきた呉美由紀がコンビ シリーズなのに3ヶ月連続刊行されてしかも出版社が全部違う 3冊分を1冊にまとめたらいつも通りの京極の厚さになるんだがねぇ 「嘘実妖怪百物語」を読んで、暫くは京極は控えるとか言いつつ手を出してしまった ストーリーは、連続辻斬り事件が起きている中、代々斬殺される家系の女の子が斬り殺される事を恐れながら被害者になってしまって… その被害者と美由紀が同じ学校で親しい仲、敦子さんはその相談を受けると 新選組 鬼の副長 土方さんの使ってた刀 斬殺される家系の因縁 このあたりが呪いめいているんだけど、読み終わってみればやはりいつもの京極だねぇ 研師の話がよかったかな 刀は人を斬るもので、汚れはするが穢れるものではないとか何とか 敦子さんが探偵役を務めてるけど、兄との違いをところどころで意識してるし 解決はするものの、落とし所まで到達できない それを美由紀がキレて正論を振りかざして収めるというスタイルなのか まぁ、この配役ならそうなるのが自然 そう考えると、京極堂の落とし所の付け方の見事さが改めてわかってくる ま、京極堂は出てこないんだけどね

    1
    投稿日: 2019.11.13
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    こんなに薄いのに、しっかり京極堂シリーズを読んだ気持ちになれるなんて、いやはや。 薄いのは京極堂の蘊蓄がないからかな。 というより、妖怪出てこないものね、今回。 鬼は鬼でも鬼の副長。人間。 ハル子さんは怖いし、反社会的云々と敦子さんが言いたくなるのもわかるけど、いやいや気もおかしくなるよ、と。 斬り殺される運命と断じられて、その刀が近くにあるんだから。 そりゃ怖いでしょうよ。 美由紀に近付いたのも、意図あってのことかもしれないけど、近しさも感じてたんじゃないかなあ。 悲運同士というか。 でも美由紀はきっとさばけてるから、ハル子さんは羨ましく思ってたり。 色々妄想ですが、考えてしまった。 最後のシーンの美由紀はかっこ良かったね。 あと、表紙の写真が良い。

    1
    投稿日: 2019.10.29
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    家の女は縁のある日本刀で切り殺される、という因縁話。この話は途中で出てくるのだが、気を付けていなかったせいか、因縁という感じがしなかった。なんだか、軽い話なのか重い話なのかわからず、「つまらない」というのとは違うが、妙に不満感が残った。

    0
    投稿日: 2019.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物も場面も少ないし、ほぼ会話だけなのに、ぐいぐい読ませられるのはさすが。 敦子に欠けているところを美由紀が持っていく構成もよい。

    1
    投稿日: 2019.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    呪われた血筋と辻斬り、その事件に京極堂の妹・敦子が挑むということで、どんな風になるかなぁと思ったら、色んな意味で敦子の真面目さが滲み出た一冊でした。 大人たちが真相に辿り着かず行ったり来たりしているのをもどかしい気持ちで見ていたら、美由紀が最後にすっぱりぶち撒けてくれて溜飲が下がった。京極堂の役目を2人で分けて荒削りに解決したという感じ。 読みやすいボリューム感で、この世界観に浸りました。

    2
    投稿日: 2019.10.14
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    この作者にしてはあっさりとした作品だったのであっさりと読了。刀にまつわる因縁とそこに見え隠れする鬼の話だったのだけれど辻斬り事件の犯人は予想通りだったな。古本屋も探偵も名前しか出なかったけど古本屋の影響力半端ない。

    2
    投稿日: 2019.10.05
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    京極夏彦先生の著書はあの分厚さに圧倒されてしまうので、ほとんど読んだことがなく、物心ついてからしっかりと京極先生の本を読んだのは本書が初めてかもしれない。 本書が京極堂シリーズでの一部であるということは知っている。それなのに京極ワールド初心者の僕がスピンオフ的な本書から京極先生の本を読み始めるなどと言ったら、それこそ京極先生の熱狂的なファンに斬り殺されても文句は言えないのだが、とりあえずそこら辺は曖昧にしつつレビューを書いてみたいと思う(笑)。 まず、京極先生の文章が独特だ。 終戦から間もない時代が本書の背景なのだが、言葉使いが読みにくくはない程度に古風な言葉使いがされている。このあたりの微妙な文章加減が絶妙。慣れるまではちょっと読みすすめるのに時間がかかる。しかし、慣れてしまえばサクサクと小気味よく読むことができる。 本書は題名にある『鬼』の因縁を持った人物が、鬼の怨念、祟りの宿った刀を所持したことによって次々と事件を起こしてしまうというお話。 「昭和の辻斬り」という日本刀を使った通り魔事件が連続して発生し、最後に殺された女学生の恋人と名乗る男性が逮捕されるが、そこには違和感が漂う。本当にこの男性が犯人なのだろうか・・・。 本作はミステリーというか謎解きというか、ほとんどが本書の主人公で探偵役でもある記者の中善寺敦子と女学生呉美由紀の会話のシーンによってすすめられるという独特の描写、なるほど、これが京極ワールドか。 やはり、話の節々に中善寺敦子の兄・中善寺秋彦の存在がでてくるので、やはりシリーズ第一作で京極先生の処女作『姑獲鳥の夏』は避けて通れないのだろう。こちらはいずれ読んでみたい。 そして、この本の最大の見せ場は、犯人がだれかという推理や新撰組の鬼の副長・土方歳三を絡ませた刀の由来もさることながら、やはりラストシーンだ。 事件の全容を聞いた後、呉美由紀が激おこプンプン丸で大人達に正論をぶちかますところは読者の心をすかっとさせてくれる。 非常に興味深く読めた。 本書は今昔百鬼拾遺シリーズ3部作なので、次の『河童』、『天狗』と読みすすめていきたい。

    15
    投稿日: 2019.09.11
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    百鬼夜行シリーズのひとつなんだけど、 謎解きの主役は中禅寺敦子になっています。 言わずと知れた京極堂こと中禅寺秋彦の妹ですネ。 敦子は科学雑誌の記者ということもあってか、 冷静沈着で論理的な女性。 どちらかというと一般的な常識人です。 あとの登場人物も、 とび抜けて破天荒な人物は見あたりません。 レギュラーメンバーである中禅寺秋彦をはじめ、 榎木津礼二郎や木場修太郎、 関口巽などは登場しません。 京極節も聴けないし、 際立って個性的なキャラも出てこないので、 ちょっと物足りない感じがしました。 面白いのはこの「今昔百鬼拾遺」鬼・河童・天狗は、 講談社タイガ、角川文庫、新潮文庫という それぞれ異なる版元から連続刊行されたということです。 出版社の事情もあって、 作者もかなりご苦労されたんじゃないでしょうか? べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

    1
    投稿日: 2019.09.09
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    <あらすじ> 「先祖代代、片倉の女は殺される定めだとか。しかも斬り殺されるんだという話でした」 昭和29年3月、駒沢野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、怪異と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。百鬼夜行シリーズ最新作。

    0
    投稿日: 2019.09.01
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    たったひとつの事実に幾十もの衣を纏わせ、1枚1枚違う視点から剥がしていく…。全てが明らかになりながらもまだ残る謎…。 各章の冒頭の1文といい、各ページの文字の配列といい、短いながらも見事な京極ワールドでした。

    1
    投稿日: 2019.08.28
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    そしてこのスピンオフ長編である。中禅寺も榎木津も関口も 木場も登場しないけれど、空気感はシリーズそのもの。 とても楽しく懐かしく、一日で読み終えてしまった。 オチはまぁ予想の範囲内ではあるけれど、それを上回る濃密 さで迫ってくる、決して軽いとは言えない重厚な内容。堪能 いたしました。引き続き「河童」に進みます。

    3
    投稿日: 2019.08.22
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    昭和29年3月、記者の中禅寺敦子の元に、女学院の生徒で14歳の呉美由紀から「どう考えてもおかしい昭和の辻斬り殺人事件」が持ち込まれた。 美由紀の先輩の女学生片倉ハル子が連続猟奇殺人事件の七人目の被害者となって斬り殺されたのが、おかしいのだという美由紀。 ハル子は日頃から「鬼に祟られている。呪われている」とおびえていた、と言い、犯人はハル子と交際していた19歳の施盤工の男、宇野憲一、通報者はハル子の母親の片倉勢子。 三代続いた日本刀による同じ血筋、片倉家の女性殺害。 関連性はあるのか。三人目の犠牲者のハル子が口にしていた、祟り、呪い、鬼とは一体何なのか。 本当に鬼の祟り、呪いなのか。 研師の大垣喜一郎は言う。 「刀は人殺しの道具」「出来るから殺したくなるんだ」。 このお話は、勘のいい方なら、最初の数ページで、謎が解けたと思います。材料は全部出揃っています。 私は、最後の最後まで真相はわからなかったけど、読後感は悪いお話ではなかったです。

    20
    投稿日: 2019.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々の百鬼夜行シリーズ。 分厚いのを覚悟していたけれど、意外にも読みやすそうな厚さ。 私はこれくらいで丁度いいです。 探偵役は京極堂の妹、敦子。 兄は登場しませんが、相棒役の呉美由紀と事件の真相に挑みます。 鬼の刀と聞いて髭切を想像したり、妖刀と聞けば村正を思い浮かべる私でした。

    0
    投稿日: 2019.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真犯人・片倉ハル子の動機が反社会的気質、俗に言うサイコパスってか。うーん。 でも面白かったのは、真犯人を庇うややこしい身内達の処遇。ミステリではあるあるだし、主人公は心得顔で見ない振り…はご法度ということになってるから、翻意させるのに言葉を尽くし、上手くいかなかったりいったりするけど、「アタシは子どもだから綺麗事を言うわよ!」って宣言して捲し立てる女子中学生ってのは初めて遭遇した。いやあ怖いもの知らずのお年頃ならではの突っ走り。その剣幕は説得力がありました(笑)

    0
    投稿日: 2019.08.01
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    まず薄い!物足りないかしら?と、思いつつ手に取りましたが、要らぬ心配でした。 京極堂の憑き物落としと違い、厳戒は躍動感のある爽やか!?な憑き物落としでした。

    1
    投稿日: 2019.07.23
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    順序を間違えて、「河童」を読んだ後にこの「鬼」を読みました。 まあ、あまり問題なかったみたいですね。 「人殺すために作られて、人殺すために使われる、刀ってのは人殺しの道具なんだ」「殺せる道具を持っているのに殺さねえという、そういう強い心がねえと」鬼になってしまうようだ。 現代は、情報が行き渡って、人を殺す方法が増えている。そして、自由という名のもとに、自分を律する気持ちが少なくなったみたい。最近も大きな事件が起きている。 自分を律することを美徳とする世の中になってほしい。

    1
    投稿日: 2019.07.20
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    京極堂シリーズのスピンオフ、「今昔百鬼拾遺」第一作目。 京極堂の妹・中禅寺敦子と、『絡新婦の理』に登場した呉美由紀の二人が、連続辻斬り事件の真相に迫ります。 久々の京極堂ワールドと、『ヒトごろし』とのリンクもあり、京極ファンには堪らない仕上がりとなっております。 敦子も美由紀もcleverな女子なので、彼女達の言動は小気味良く、とくに本書ラストでの美由紀の啖呵(?)はカッコよかったです。 二作目と三作目も読むのが楽しみです。

    3
    投稿日: 2019.07.19
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    百鬼夜行シリーズ・・・ですがスピンオフですね。京極堂の妹さんの敦子さんが主人公となってます。 一応シリーズ全部読んではいるんですが最後に読んだのがいつだったのか思い出せない。。。敦子さんってこんな人でしたっけ?なんかもっとこう、好感のもてる快活なイメージだったんですが。いつの間にかお兄さん譲りの理屈っぽさがでてきたような・・・どことなくイライラというかトゲトゲしてる感じ。 お話としても中編くらいのボリュームで今一つ読み応えがないかな、と。3作連続刊行ということらしいので次に期待。

    0
    投稿日: 2019.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京極堂の妹、あっちゃんが主役だ!(*゚Д゚*)ということで、京極堂ほど話は濃くはない(^-^;)でも刀が出て、お涼が出て「ヒトごろし」に繋がった時はゾクッとしたヽ(ill゚д゚)ノ最後はきっと京極堂のように、あっちゃんが決めてくれるに違いないと思っていたけれど、決めてくれたのは事件を持ち込んだ呉美由紀(^^;)それにしても、思い込みって怖いわー((゚□゚;))

    1
    投稿日: 2019.07.12
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    京極夏彦さん「百鬼夜行」敦子&美由紀シリーズ第1弾「鬼」講談社→「河童」角川→「天狗」新潮社 まさかの3社3カ月連続発刊。流石 日本推理協会新会長さまの気配りです。呪われた一族の女性が斬り殺される。鬼の刀の仕業なのか久々の京極ワールド。

    0
    投稿日: 2019.07.09
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    京極堂の妹敦子を主人公にした、シリーズのスピンオフ作品にして、大著(文字通り)「ヒトごろし」の後日譚も垣間見えるという、異色作。弔堂の影もちらっと?。 印象的だったのは、浅草十二階こと凌雲閣。ちょうど大河ドラマいだてんで、関東大震災の悲劇を描く象徴としてクローズアップされていたので、在りし日の凌雲閣は、モダンな明るいイメージしかなかったけど、こういう歴史もあるんかと。前近代と近代のはざまにあって新旧どちらの時代からも爪はじきにされた虚無の塔って、凄い表現。 でも、そう言われて、いだてんを振り返ると確かに、凌雲閣下の界隈って、治安悪い、いかがわしい感じにちゃんと描かれてる。やっぱり、いだてんって、実はすごくしっかり時代を描いてるいいドラマだと思います。と、本書とは関係ないところに着地。 スピンオフシリーズは、この後版元を変えて河童、天狗と続くそう。非常に楽しみ。

    3
    投稿日: 2019.06.30
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    中禅寺敦子さんが主人公です。 京極堂シリーズの、ちょっとしたその後+同時進行みたいな感じで、あの事件のうらで、敦子さんたらこんなことしてたのね、みたいな。 京極堂がでてこないので、凄い読みやすいです。 美由紀ちゃんの最後の啖呵がよかった!

    0
    投稿日: 2019.06.30
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    今までの百鬼夜行シリーズに比べたらすごく薄いのに、内容はやっぱり濃ゆかった。 百鬼夜行シリーズのどれかで出たましたけど、魔がさすっていうくだりの話を思い出して今回のお話にも通じるところがあって妙に納得しました。 虚無はとても怖いものです。

    3
    投稿日: 2019.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに読んだ京極夏彦さんの作品。 京極堂の妹、敦子を中心に物語が進んでいく。 あっちゃん、なんとなく親近感があって好きだから、読んでて楽しかった。 "虚無こそが鬼" それゆえ、人は恐いのだろう。 "刀を手にしたら斬りたくなる"という大垣の言葉は他のことにも当てはまる。 そんな気がなくったって、手にすれば、手の届くところにあれば、行動が変わってしまう。 短編でサクッと読める作品。 絡新婦をもう一度じっくり読み返したくなった!

    2
    投稿日: 2019.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある人物が突然「ヒトごろし」のあの人に繋がった時、おおっ!と思った。 つまり、 「ヒトごろし」を先に読んでいると、さらに面白く読める。 そこだけではないのだが、よくここまで全作品を読んできたものだ、と振り返ると、費やした時間やあれやこれやで気が遠くなる…

    2
    投稿日: 2019.06.05
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    久しぶりに百鬼夜行シリーズ。京極本のこの年代設定というか百鬼夜行シリーズの文章は本当に読みやすくて相性が良い。あまりに久しぶりで最初誰がなにやらピンとこなかったが、京極堂の妹の中禅寺敦子が主役で「昭和の辻斬り事件」を解く。いや別に読み手にもわからないような犯人でもなく、普通に読めば見える筋でどんでん返しもないが、やっぱり面白い。ミステリは謎が面白いのではなくて、答えがわかっていようがいまいが、解き方が面白いというのがツボなのだと思う。いや、人それぞれだろうが、私のツボはそこにある。京極堂が〆るシリーズよりも短く軽くサクっと娯楽。そういえば、かなり前にボストン郊外にあった流石書店というところの店主さんに勧められて、姑獲鳥、魍魎、狂骨と3冊読んだのがミステリにハマるきっかけ。シャーロックホームズとか横溝正史とかは小学校の頃に読んでいたが、、いや、松本清張、半村良も読んでたな、、。ともかく、20代になってからミステリを読まなくなっていたので、ミステリ再発見とでもいいますか、娯楽にはほんまにええですねぇ。

    2
    投稿日: 2019.06.03
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    三京祭で鉄鼠の檻と虚談とヒトごろしの三つの話をうまいこと織り交ぜた短編を作って欲しいということで、その三冊集めると特典として読むことができた短編(といっていいのか?)が出版されたものが今作。 見事に要素を取り入れてきてたのでやはりすごいなぁと。 ヒトごろしの要素が一番強かったので、ヒトごろしを先に読んでいたほうが楽しめると思う。 もちろん読んでなくても楽しめるようにはなってるけど。 中禅寺敦子と呉美由紀のコンビもよかった。 もともと好きなふたりだし。 お互い影響をうけたあるふたりに似てきちゃってるのがなんだか微笑ましい。

    4
    投稿日: 2019.05.26
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    連続通り魔事件の犯人は、そして真相は? そこに事実らしきものはあるけれど、真実は…分からない。因縁らしきものはあるけれど…どう繋がってそうなるのかはよく分からない。 それでも、明日に向き合って生きていく人が、それぞれの明日を決めていくのだ。

    0
    投稿日: 2019.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに読んだ京極さん。 面白かった! 序盤から不穏な空気にぐいぐいと引き込まれて、あっという間に読んでしまった。 土方歳三がそー絡んでくるとは!

    1
    投稿日: 2019.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

     京極堂シリーズ本編の現時点の最新作『邪魅の雫』が刊行されたのは2006年。スピンオフを含めても、2012年の『定本 百鬼夜行 陽』以来、久々の新刊である。今回は講談社タイガから刊行。3ヵ月連続で、異なる3社から刊行予定という。  京極堂こと中禅寺秋彦は登場しない。探偵役に当たるのは、妹の中禅寺敦子である。「昭和の辻斬り事件」と称された連続通り魔事件。敦子は、7人目の被害者である片倉ハル子の友人、呉美由紀から相談を受け、解明に乗り出す。  文章は比較的平易だが、相変わらず理屈っぽい。京極堂本人が出てきたら、この程度では済まないが。一ファンとしては、読みやすいような物足りないような。ところが、さほど複雑ではなさそうな事件の構図を探っていくと…。  ある家系に不幸な事件が相次いだとする。ネット時代の現代であっても、因縁とか言い出す輩はいる。むしろ、ネット時代だからこそ爆発的に噂は広がるだろう。舞台は戦後間もない昭和29年。「稀譚月報」の記者である敦子は、あくまで偶然と考える。  しかし、当事者が因縁と思い込んでいるのが厄介なところ。そんなときこそ陰陽師の出番…と言いたくなるが、探偵役は敦子。兄ほど弁が立たない彼女にできるのは、関係者に会い、事実を丹念に追っていくこと。それにしても皆饒舌だな。  結局、人が人を殺すのである。刀が血を欲するわけではない。因縁とか何とかは後付けでしかない。その結論に至るのに、随分遠回りした気がしないでもないが、京極堂がやっているように、必要なプロセスであり、読者には醍醐味に違いない。  タイトルにある「鬼」とは、日本人が思い浮かべるステレオタイプの「鬼」ではなく、概念としての「鬼」。本来は見えないものだという。まあ、こんな真相はにわかには信じがたいし、見えないもののせいにしたくもなるか…。  軽めとはいえ、久々に味わったこの感触。続く2作も読んでみよう。

    5
    投稿日: 2019.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「迚も恐い」辻斬り犯をそこにもってきましたか。犯人は小柄ってところで、女性だなとは思ったけど、よもやねぇ。しかし、研師の大垣の親爺さん、あんたホントにいい人だし、職人として刀とその持主との相関に関する講釈はお見ごとだったのに、あの刀、鬼の刀の所業を知りつつ研ぎ続けちゃいかんよ。どうみても、今回の悲惨な事件はあなたが抑えられたし、結果としてあなたが加担したのだ。それは置いといて、『ヒトごろし』の土方歳三とお涼さんのエピソードを盛り込んでくれたのは、あの大作ファンとして嬉しかった。

    0
    投稿日: 2019.05.13
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    主人公があっちゃんという事で、正しく展開されていたと思う。主人公があっちゃんだから。 でも、もうちょっとこう……灰汁のような、いつもの展開を勝手に期待していた分物足りなさを感じてしまった。読み終わってから、主人公が京極道や探偵じゃないんだから当然か、と納得はした。 シリーズとして毎月1冊ずつ出るようだけど、残りの2冊は……ちょっと迷う。

    0
    投稿日: 2019.05.10
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     迚(とて)も怖いのです、この小説は。  ほとんど切れそうなのですから。  百鬼夜行シリーズなのにこの薄さ。枕だとか鈍器だとか言われる彼のシリーズと比して此の薄さ、あの鈍器と比べると手が切れてしまうのではないかという薄さということです。いや、怒っているのですよ。『鵼の碑』などというタイトルまで示しながら、10年以上も新作を出さないあの和装の凶眼の男に。  そして、この薄い長編を百鬼夜行シリーズ最新作と言い抜ける此の凶行に。だいたい、京極堂こと中禅寺秋彦も榎木津礼次郎も旅先で面倒な事件に巻き込まれていていないというではありませぬか。相談に来たのは14歳の少女、呉美由紀。昨年、全寮制の女学院を舞台にした連続猟奇殺人事件に巻き込まれていた、というと、はて、もう忘れてしまったので、ちょっと調べてみなければなりませんな。そうです、『経絡婦の理』。  で、京極堂御一行は栃木に行っているらしい。栃木の事件ってあったか、いや覚えがないな、どうやらそれは『鵼の碑』の舞台のようではありませんか。やはりもうすでに書き終わっているのでしょうか、ぬえ。  では誰が相談に乗るのか。中禅寺敦子、つまり京極堂の妹、科学雑誌『綺譚月報』の記者であります。美由紀が転校した学校の先輩が恋人と言われる男に斬り殺された。そしてその男は連続辻斬り事件の犯人でもあるという。いやいや刃物ほどに薄い文庫本で斬り殺されたわけではなく、日本刀で。でも何かおかしい、変だ、というのが美由紀の相談であります。でも刑事でも探偵でもない敦子に何ができましょう。それは、できることを、つまり一民間人として聞ける範囲での情報収集です。敦子は美由紀とともに真相に迫っていきます。  さて、タイトルは「鬼」。被害者の家系の女性たちは代々、日本刀で無残にも斬り殺されておるのです。まるで鬼の所業のように。そして因縁は近著『ヒトごろし』にもつながっているという趣向。  そう、鬼というのは迚も怖いのですよ。  もちろん、鬼など実在せず、鬼の因果なんてものも人間の心が生み出す虚妄というのが、このシリーズの基本理念。はたして敦子は憑き物落としもするのでしょうか。  京極堂シリーズが四回転半ひねりを入れた大技だとすれば、これはシングルアクセルくらいですけれども、小技には小技のよさがあるといえましょうか。小娘には小娘の叡智があるといいましょうか。いや、年齢なんか関係ないんですよ。  さてこの中禅寺妹シリーズ、出版社を変えて、3カ月連続で刊行されるという。グローバルの時代ですからな。ま、舞台は昭和二十年代ですが。

    4
    投稿日: 2019.05.09
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    敦ちゃん主役の短編。かつてこんな薄いシリーズあったか?(調教) 榎さんちょこちょこ名前が出てくるだけなのにときめいてしまうな…………名前っていうか大将とか探偵とかしか呼ばれてないのにな…… ひとごろしは未読なんですけど土方さんめちゃ好きなんかな

    0
    投稿日: 2019.05.08
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    まさかの百鬼夜行シリーズ最新刊。連載やWeb作品のチェックはほとんどしていないので、刊行された際は驚いた。京極堂や榎さんが活躍するわけではないが、利発なあっちゃんの語りで本シリーズを読めるのはうれしい。そしてこの薄さも、すいすい読めていいんだけれど、ちょっと寂しい気がしたり。われながらわがままである(笑)。鬼というものについての解釈がぶれない京極作品であることに頼もしさを感じ、美由紀の竹を割ったような性格に和む。角川文庫と新潮文庫から出るという作品もぜひ読みたい。分厚いほうの再読も……したい気持ちはある。

    1
    投稿日: 2019.05.03
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    百鬼夜行シリーズ最新作。……ですが、今回は短めなので若干の物足りなさも。登場人物も敦っちゃんと『絡新婦の理』の呉美由紀ちゃんのみで他の方々は名前だけです。今回は”因縁”という概念について考えさせられるお話です。しかしこのシリーズの新刊、ノベルズばかり確認してたので、偶然見た文庫新刊コーナーにあってびっくり!三ヵ月連続刊行にしばらく幸せが続きます。

    1
    投稿日: 2019.05.02
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    京極作品には珍しくページ数が少ない。中禅寺敦子のファンなので、彼女が主人公なのは歓迎。百鬼夜行シリーズ本編よりはマイルドな展開。人間関係が複雑で、途中からわからなくなったが、謎解きはシンプル。本編を読んでいるとちょっとだけニヤッとできる。

    1
    投稿日: 2019.05.01
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    中善寺という姓が出てくるだけでわくわくしました。ところどころに出てくる「兄だったら云々」というところにも頷き、鳥口さんの、あの3人に対する傍若無人・人事不省・仏頂面の評価にニヤリとし、楽しいことこの上なかったのです。敦子さんと呉さんのコンビもなかなか良い味です。 憑き物落としをあの人に任せたのですね。今回の憑き物落としもお見事だと思いました。 鬼を作るのも、鬼になるのも、鬼を解放するのも、葬るのも、結局は人ですよねえ。 持つ手が楽な重さでした。 兄の活躍も読みたいものです。

    4
    投稿日: 2019.05.01
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    久々の百鬼夜行シリーズ。主人公を京極堂の妹に変えて始まった、新しいシリーズ。 会話中心で話が進むため、場面転換は少ない。中編小説のような感じ。 ストーリー自体は、ミステリーというよりも人間心理についての寓話のような感じで、事件の真相はミステリー慣れしていたら途中で分かる。

    1
    投稿日: 2019.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    レーベルの問題か厚みの問題かはわからないけどだいぶ読みやすい? 中禅寺敦子&呉美由紀の最強タッグでにこにこしちゃってるところに探偵化する美由紀ちゃんでほっこりしてしまった。 にこにこほっこりする内容でもないけど…… 明治大正が苦手な敦子というのは心に留めておこうと思いました。

    0
    投稿日: 2019.04.29
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    今昔百鬼拾遺の第1弾。 初京極夏彦です。 面白かった~。とても難しい漢字がたくさんありました。 これはこの小説のためにそうされているのか、他の作品でもそうなのかはわかりませんが。 最初はいったいどうなっていくのか、どこへ連れていかれるのか、まったくわかりませんでした。 でもどんどん謎が解けていくのがとても面白かったです。 来月第2弾の河童が出ます。それももちろん読みます!

    1
    投稿日: 2019.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ最新作……に、なるのだろうか。どちらかというとスピンオフに近い立ち位置で、探偵役を務めるのは中禅寺秋彦の妹・中禅寺敦子である。 一読した感じ、既刊を読んでいることを前提としているように思う。まぁ、本書から京極夏彦を読んでみようという人もあんまりいなさそうなので、これでいいのだろう(しかし折角新しいレーベルから出るのだから、全く新しいシリーズでも良かったよような)。 しかし久しぶりに読むとあの長ったらしい蘊蓄が恋しくなるなぁ。本編(?)の新刊は予定があるのだろうか……?

    3
    投稿日: 2019.04.22
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    「今昔百鬼拾遺」シリーズの3ヶ月連続刊行祭り第1弾。 京極堂の妹、中禅寺敦子が主役で、『絡新婦の理』の呉美由紀が再登場。本1冊分ではあるが、この著者にしてみれば短編といえる。 刀で殺傷する連続通り魔事件の最後の被害者の友人であった美由紀は、彼女が自分の死を予見するような発言をしていたことから事件に疑問を持ち、相談を受けた敦子はともに解明に乗り出す。 呉美由紀が出るなら敦子より榎木津と絡ませてほしかったと思ったが、ラストの彼女の見せ場で納得した。『絡新婦〜』の時も思ったけど、やはりこの子は好きだ。

    4
    投稿日: 2019.04.21
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    ・一知半解(いっちはんかい)物事の理解のしかたが中途半端なこと。なまかじりの知識。 ・糊塗(こと)一時しのぎにごまかすこと。その場をとりつくろうこと。 ・矯めつ眇めつ(ためつすがめつ)いろいろな方からよく見るさま。 ・普く(あまねく)すべてに広く行き渡るさま。すみずみまで。漏れなく。 ・鵜の目鷹の目 鵜が魚を追い鷹が獲物をさがすときの目のように、鋭いまなざしでものをさがし出そうとするさま。 ・矢庭 矢を射ているその場。 ・諱(いみな) 生前の徳行によって死後に贈る称号。身分の高い人の実名。生存中は呼ぶことをはばかった。

    1
    投稿日: 2019.04.18
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     "迚"は国字である。漢字ではないので白川先生の字通には出てこない。国字は何となく意味合いを感じるものがままあるが、"迚"は”怖い”に良く合っているような気がするのである。辞書などで”とても~ない”と否定的な使い方をするのが一番に出てくる否定的な国字である。  「今昔百鬼拾遺」はwikiによると、安永10年に刊行された鳥山石燕の妖怪画集である。「画図百鬼夜行」「今昔画図続百鬼」の続編にあたる。  さて「鬼」である。鬼の土方が使った刀が登場する。物語が進むにつれその来歴が明かされていく。まるで土方の鬼が刀に乗り移り、刀の鬼が人を切らせたかのように思えてくる。しかし、刀は人を切るために作られたものであり、刀が切る人をつくった訳ではない。すべては人の仕業である。鬼ではなく人である。そこが、迚も怖い・・・のである。血の因縁が描かれる。切られる定めにある血筋。しかし、そんな血筋があるわけもなく、単なる偶然である。偶然なのに次々と切られるのが迚も怖い。  鬼が怖いのでなく、怖いから鬼の登場である。しかし、やはり人間の仕業なので、益々迚も怖いのである。

    3
    投稿日: 2019.04.15