
日蝕の檻(上)
小林久三/講談社
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総合評価
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終戦直後の日本映画界
あらすじに「現在の事件からさかのぼり」と書かれていますが、ここでいう「現在」は昭和50年ぐらいです。 展開がゆっくりなため上巻は話がどこに進むのかわかりにくい部分がありますが、上巻の終わり頃から、まさに「戦後映画史の暗黒部」が描かれていきます。 最近、実際に「原爆投下直後の写真が見つかった」あるいは「公開された」というニュースをよく見かける気がするのですが、この暗黒部は現在ともリンクする部分があるのではと思わされます。 内面描写がややくどく、スピード感をもってストーリーが展開するタイプの作品ではないので、最近の小説に慣れた人にはもどかしい感じもするかもしれませんが、読み応えがあります。
0投稿日: 2020.11.16
