
総合評価
(212件)| 106 | ||
| 69 | ||
| 21 | ||
| 3 | ||
| 0 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかったけれど、それなりに難しかったです。特に後半。会計にも世界史にも疎いのになぜ買ったんだと思うんですが、買ったからにはの精神で読みました。「蒸気機関の運航初日に人身事故があった」「蒸気機関のために電信が発達した」「原価と時価の違い」「国際会計基準がアメリカ式、イギリス式、日本式とあり、どれを使うかは会社次第」「ベンツがドイツ基準では黒字だったのに、アメリカ基準では赤字だった」思いのほか、覚えてなかったことに驚きました。やっぱり「へぇ」とはなるんですが、定着は難しい。マンガ版も気になります。
0投稿日: 2026.03.14
powered by ブクログ美術、産業革命、音楽等15世紀レオナルド・ダ・ヴィンチ以降の世界史✖️会計史の異色ビジネス本。 日頃小説しか読まない&会計やファイナンス知識0の私が楽しく読めた◎ 夫がこの著者の講演会を先日聞いて「兎に角面白かった」とニコニコで帰ってきたので即2冊購入。もう一冊を読むのも楽しみ!
1投稿日: 2026.02.23
powered by ブクログ現在の会計制度がそもそもどういう理由で成立したのかを、ロジスティクスや音楽など、親しみやすいテーマ史も絡めながら分かりやすく纏めた本。 特に管理会計の自由度の高さついて、経営に正解を求めがちな昨今のJTC経営層やミドル層はよくよく理解しておいた方が良い。
0投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログ会計制度の詳細には立ち入らず、その成り立ちから現在までの発展を解説している。大まかに言えば、会計の発展は三段階あり、本書の三部構成は各段階に対応している。 簿記 → 財務会計 → 管理会計 本書のタイトルは「会計の世界史」であり、「会計史」ではない。会計の重要な歴史を中心に置きながらも、大航海時代のイタリアから産業革命まっただ中のイギリス、そして大陸横断鉄道の建設から現代にいたるアメリカを駆け足で抜ける世界史読み物に近い。また、時代を切り取る道具として絵画(第一部)、発明(第二部)、音楽(第三部)を軸に据えるという、面白い構成を採用している。写真やイラストがふんだんに盛り込まれ、柔らかい語り口とあわせて読みやすい。本書で会計を学ぶのは無理があるものの、簿記や財務会計、管理会計がどういった背景から生まれたのかが理解できる。 はしがきには、本書の特徴として次の2点が挙げられている。 ・会計の歴史を物語として表現したこと ・簿記、会計、ファイナンスの全体を紹介したこと これらの特徴は本書の中身を正しく言い表しているが、コーポレート・ファイナンスを取りあげた第三部は、物語として読むと少しばかり強引さが目に付く。管理会計だけだと第三部を書き切れなかったという事情もあるのかもしれない。 第一部から第三部の概要は次のとおり。 第一部は、15世紀のイタリアで誕生した簿記から、17世紀のオランダで成立した株式会社までの流れを描く。東方貿易で商売に成功したヴェネチア商人たちは帳簿を付ける必要に迫られ、そこから簿記が誕生する。やがて、17世紀に入るとプロテスタントの国・オランダに他国から商人が流れ込み、商業が盛んになる。ビジネスの大規模化にともない、身内(家族・親族)や仲間だけでなく、広く出資者を募るために、世界初の株式会社(東インド会社)が誕生する。アムステルダムには世界初の証券取引所も開設される。 第二部は、世界初の蒸気機関車を生んだ19世紀のイギリスに舞台を移す。鉄道の開設には土地・車両・駅舎など多くの固定資産が必要だが、初期投資に比して日々の運賃収入は小さく、開業当初は利益が出にくい。しかし、株主を満足させるためには利益が必要であり、そこで登場したのが「減価償却」。現金主義会計(収支=収入―支出)から発生主義会計(収益=収益―費用)への移行が始まる。その後、19世紀後半に入り、投資先がアメリカへと向かう。 株式投資が盛んになるにつれて、会計士による監査が一般的になってくる。貸借対照表と損益決算書を正しく作成し、監査を受けることで、投資家に正しい財務情報を提供することができる。さらに、1929年10月の株価大暴落を踏まえ、ディスクロージャーが強化され、投資家保護の視点が重要性を増した。20世紀後半からは、通信網の発達にともないグローバル投資の時代に突入し、国際会計基準が登場する。 第三部は、再び19世紀のアメリカに視点を戻し、鉄道会社から始まった管理会計の発展に目を向ける。外部報告のための財務会計に対し、管理会計の目的は内部利用。標準品の大量生産を基本とする製造業では、コスト削減による効率化が重視され、管理会計に標準原価計算が持ち込まれる。コストを変動費と固定費に分け、限界利益を明らかにすることで、予算管理が可能となる。管理会計のセグメント情報が製品別から事業別へと発展すると、セグメントごとの業績評価が可能となり、組織の分権化を進めることができる。
1投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ面白い。昔から知ってたけど、BANCOが元々は机を意味した(実は銀行)エピソードは興味深かった(机で札束を勘定するから)。
0投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ小難しくなく、物語メインで楽しく読めた。 著者の方、音楽が好きなんだろうなと、もとのすごく熱量を感じた。
5投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ会計の各概念がどのような歴史的背景から出てきたかという点でとても良かった一方で、本当か嘘か分からないエピソードは不要と思った 特にロックの部分はほぼ会計と関係がなく、なぜ混ぜ込まれているのか不明で、こうしたエピソードが削られていればもっとスッキリ理解できたのにと思う どの概念がどの時代にどういう背景でという部分は良かったので、そこだけをきちんと読むべきだったのかもしれない
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ面白い! 会計の進化は、当然ながら会社の課題から生まれている。なので会計の歴史はビジネスの歴史とセット。誰もなを知る有名企業や有名実業家たちが豪華に登場していく壮大な物語。経営戦略の歴史や科学史とセットで楽しめるようになるともっと楽しそう!
0投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログ会計の歴史が世界史と深く関わっている。 当たり前なのかもしれないけど、なかなかない切り口で新鮮さを感じ、とても好奇心がかき立てられた。 私は会計は詳しくはないが、時折挟まれる挿絵で理解を助けられ、わかりやすく満足の一冊だった。 筆者が最後に書かれた「あらゆるものごとが『普遍的・絶対的な存在ではない』、守るべきところは守りつつ、変えるべきところについては『変える勇気』をもたねばならない」は読後に言われると納得。
1投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ会計の歴史だけでなく会計学そのものについて学べた。具体的にいえばM&A、減価償却、キャッシングフローなどだ。また、蒸気機関車の開通によって減価償却や電信、自動車などさまざまな技術の進化が促されたことを知ってとても為になった。コジモメディチの父の言葉である公衆の目を避けて商売せよには当時の時代背景を考えさせ、与信管理の徹底が重要だと気付かされた リズカーリ バンコ 簿記、会計学の起源がイタリアだということ 会計学の発展と紙の重要性 バランスシート 調達と運用 キャッシュと利益
0投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
<目次> 旅のはじめに 本書の構成 第1部簿記と会社の誕生 第2部財務会計の歴史 第3部管理会計のファイナンス エピローグ 旅の終わりに 2018/9/25第1刷 2022/12/8第13刷 「帳簿の世界史」の構成など、歴史を背景に その時代の会計・財務を開設する構成
0投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログイタリア〜イギリス〜アメリカ、そしてグローバルにつながっていく会計についての歴史が学べる良書。 会計の時代が転換するきっかけとなる、または関わっている偉人についても面白おかしく表現され、どんどん読み進められる。 会計に関わる仕事をしていない人にもぜひおすすめしたい一冊。
1投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ2025.06.013 423ページ 読了 ・歴史的各著名人も絡めた会計の歴史は面白い ・会計が出てきた背景や覇権争いも学べる ・1ページの文字数控えめ、図解もわかりやすい
1投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ出版された当時に読んだ記憶がある。会計歴史がわかり処理の意味がわかった。ただ専門の人に聞くと学派があり違う捉え方もあると。私は田中さんがあった。
57投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログ教材として読む事になった本でした ボリュームがありますが、 とても読みやすくとても勉強になりました 簿記の資格も持っているが、背景を物語形式で 書いてあるのでより理解が深まりました
31投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログ会計×歴史がこんなに面白いとは!最初簿記はイタリアで生まれ、自分たちの商売がどういう風に儲かったのかを知るためのものだった。それが時が経つにつれて他者との分け前を把握するものへと変わり、最近では社会に健全な企業として存在価値を示す道具になった。その変遷が面白い。そして、時代ごとに時々出てくる豆知識も良い小ネタが多い。例えば、ハイボールはイギリスの産業革命の時代に鉄道が走り、事故を防ぐ目的でボールをぶら下げた機械を作った。ボールが上がると進め。下がると止まれの役割を果たす。これが後の信号になるのだが、高く上がったボールで進めの意味を表し「さあ、飲もう!」ということになるらしい。その他にはビートルズの著作権の問題など、知ったら誰かに話したくなるようなものばかりだった。私は普段経理をしているので、理解しやすい部分もあると思う。会計に馴染みがない人には少し難しいかもしれないが、小ネタを楽しむつもりで読んでみて欲しい。
0投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログ非常に面白かった。 特に一章は美術の勉強というか、欧州に留学した際に見たレンブラントなど、こういう背景があったんだと面白かった。 会計の勉強にもなった。 世界史になっていると体系的に学べて、どのように発展してきたのかが、本業にしてるのに、凄く分かりやすかった。 私もこういう本を書ける人になりたい…
0投稿日: 2024.10.24
powered by ブクログ会計の勉強やる気出でないこにおすすめしたい。 なぜいまの会計があるのか歴史を追いながら理解できるし、今の会計が人々の作り上げた必要なものだと思うと考え深く勉強できる 会計を音楽や戦争、美術など自分たちの身近な話題と絡めてくれるから話が難しくなってきてもぎり耐えれた 物語仕様になっているのもすごくありがたいし読書苦手な人でも頑張れば読めた
0投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログ会計は、歴史の要請で進化した。 イタリアで始まった、簿記。 東方貿易の儲けを計算するため。 オランダは、周辺国に負けない大規模な船団で 貿易を行うべく初の株式会社を作った。 その取引を行う証券取引所もできた。 イギリスで産業革命がおき、鉄道ができた。 鉄道会社は、莫大な投資が必要となる。 投資を発生した年だけでなく数年にわたり償却する減価償却ができた。 アメリカも産業を発展させた。 大規模な土地を横断する鉄道。 鉄道会社の統合のため、決算書も連結された。 単一事業の鉄道、鉄、自動車だけでなく、 デュポンのように多角化企業がではじめ、 ROIを最大化する動きがでる。 こうして、過去の数値のみならず、 先を考えるための武器として、管理会計が発展していく。
0投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログとっても読みやすい会計についての歴史本。 会計の知識なんてほとんどなくてもすんなり読める。 大航海時代に始まった簿記の歴史から、アメリカで生まれた管理会計まで。主体と目的を変えながらそれぞれの時代に合わせて形を変えていく会計の姿がよく分かった。とても読みやすく平易な文章で書いてあるので、驚くほど頭に入る。 財務会計は苦手という人や、中高生たちは読んでみると良いよ。歴史を学べば興味が出てくるかも。
1投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログ会計の歴史。イタリア初。アメリカの鉄道等を得て現在へ。 財務会計→管理会計→コーポレートファイナンスの順。 資本主義との繋がりを意識。
0投稿日: 2024.07.21
powered by ブクログ会計学ばなくても、読みたい一冊。 世の中はこうやってなりたっているのね。 会計は、創意工夫であり、壮大な社会実験であり、これからも進化し続ける。 経緯がわかれば、心理的な抵抗なく、会計について理解できることが増える。
0投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ現在の会計という結果だけ見て「なぜこんなややこしいことに?」と思っていましたが、その時その時の社会の変化に対応するために産まれた創意工夫の結晶であると知り、今度は手のひら返しで、当時の人々に畏敬の念を抱きました笑 歴史と経済の勉強になるし単純に面白いです! ただ長い!ので、もう一周読みたいし、なんなら要点をノート等にまとめたくなりました。
0投稿日: 2024.02.23
powered by ブクログわかりやすい! 無味乾燥にしか感じられない損益計算書や貸借対照表が身近に思えてくる。 キャッシュフロー計算書の位置づけも納得。
0投稿日: 2024.02.18
powered by ブクログ会計士の知人が絶賛。安い古本が出たのでポチりました。ルネサンスのイタリアから始めるのは通説通り。もっとオタクを極めるならトークン会計から書き起こして欲しかった。でも、会計史の専門的な本より読みやすそうで、たのしみです。
0投稿日: 2024.01.27
powered by ブクログ会計は全くの素人ですが、興味本位で読んでみたらすごい楽しく会計の歴史を学ぶことができました!おすすめの1冊です。
0投稿日: 2024.01.09
powered by ブクログ図書館で借りた。 会計に絞った世界史エピソードの本。ただ歴史出来事を箇条書き的に並べたわけではなく、ストーリーに沿って話が進むので非常に面白い。地中海の東方貿易での"バンコ"、いわゆる銀行の登場から始まる。 簿記や「東インド会社」などの登場にレオナルド・ダ・ヴィンチの話が絡み、本を面白くさせる。 さらには産業革命や世界経済と近現代の歴史が進んでいく様がドラマのように楽しい。 400頁を超える大作だが、さながら映画のようだった。楽しく読み進められるのでお薦めの本だ。
0投稿日: 2023.12.27
powered by ブクログ先にgaccoの動画で会計の世界史を履修していたため、手に取った一冊。 動画視聴の際は全く新しい観点に驚きつつも、いまいち知識として定着した実感がなかったため活字で触れたいと思ったが、会計の世界史的な知識を深く身につけるというよりも、やはり新たな視点で会計史を見るというようなイメージは変わらなかった。 それでも易しい文でかなり読みやすいため満足。
0投稿日: 2023.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めちゃくちゃ面白かった。 会計が好きになったし、それ以上に歴史に興味を持つようになった。 あとがきで「私たちは歴史を学ぶことによってあらゆるものごとが『普遍的・絶対的な存在ではない』ことを知ることができます。」とあった。 まさにこの本を通じて自分が思ったことで、今ある会計基準もここ十数年でできたものだったりする。 ほんの2.3年前に『収益認識基準』が出来て、会社の中で最も重要な科目の一つの「売上」の計上方法が大きく変わった。(本書の出版後の話) 去年会計士試験に受かった自分にとっては試験範囲の一つに過ぎなかったが、働き始めてからこの基準が決算書に与えた大きなインパクトを知った。 世界で多彩なビジネスが生まれる以上、会計基準が絶対的なものとなることはないので、学び続けていく必要があるよな……と思い、モチベーションにつながった。
1投稿日: 2023.10.22
powered by ブクログ会計学上の諸々の処理について、なぜそうなっているかを歴史とともに概略的に知ることができた。やはりインフラ、特に鉄道は会計上もユニークな特徴を持っていることから、会計学を勉強しなければならないと感じた。
0投稿日: 2023.09.18
powered by ブクログ会計というものが全くわかっていなかったけれど、この本を読むことで価値を数値化することの苦労や会計の役割が少しは腑に落ちた気がした。 これは経済ではない。独立して大学で学ぶべきものだなあと思う。会社の会計にコンサルがつくのも納得。難しいもの。 会社や情報の価値をいかに会社のキャッシュフローに乗せて、ディスクロージャーするか。ちょっと長いが、物語とセットになっていて想像しやすい設計になっているのがいい。現代の企業に勤める人はみんな読んだ方がいいと思った。
3投稿日: 2023.09.14
powered by ブクログとにかく面白かったの一言です! 簿記3級くらいと、株式の初歩的な知識を手に入れた時点でご一読頂きたい! いわゆるお金や商売に関する成立ちから、「減価償却」などの科目が起こった理由、ビジネスにおけるものやお金や権利の価値の移り変わりが非常に面白く整理されて書かれています。 真偽のほどはまだ私の方で検証などは出来ていませんが、それはさておき読み物として、エンタメ歴史書としてとにかく面白かったです。 かなり分厚い本のため、気合いがいると本を開く前は身構えるかと存じますが、ページ数を忘れるほどに読み進めてしまうこと請け負いです! 簿記3級ないし2級を取った直後の方でも、知識が新鮮な内に読まれると、知識に奥行きが出来て楽しいと思います。
0投稿日: 2023.08.27
powered by ブクログサクサクと読めた会計の世界史。 地中海の船乗りたちの活躍から始まった簿記の歴史が、いろんな革命やグローバル化を経て、「個人の会計」から「公の会計」へ。 「マイケルに学ぶ価値思考」が面白く興味深かった(ビートルズの権利の驚くべき事実も)。 自分が携わるようになったらもっと懐に入ってくるだろうか。 こんな世界に携わって、理解できるようになりたい。
1投稿日: 2023.08.26
powered by ブクログ面白かった〜 会計と歴史は教わる人によって好きになるかが大きく左右されるとあったけど、まさにその通り。 今まで興味もなかった会計にとっても関心が湧きました。また読み返したい。
0投稿日: 2023.06.09
powered by ブクログこの本は、絵画や音楽等の時代背景とその当時の会計システムについて、わかりやすく書かれた本です。 ストーリーがあり、会計の知識がない私でも、とても面白く読めました! ぜひぜひ読んでみて下さい!
5投稿日: 2023.06.01
powered by ブクログ会計の世界史ということですが、登場する国は中世イタリアからはじまり、オランダ、イギリス、米国になります。イタリアで貿易商人によって本格的に導入された帳簿からはじまり、自社の状況を把握するための決算書、さらには産業革命をきっかけに見知らぬ他人から資金調達をしなければならないということで発展した財務会計諸表、そして自社の戦略や経営計画にとって欠かせない管理会計やファイナンスが20世紀に登場するまでを紹介しています。未来志向のファイナンスは、過去志向の会計(アカウンティング)と別物だと思っていたので、本書の最後にファイナンスが登場したということは、「会計」の定義をかなり広く取っているということでしょうか。 総合的な印象ですが、キーワードあるいはキーコンセプトが頭の中に残りやすいように工夫された本だと感じました。単に会計の歴史を語るのではなく、ダ・ヴィンチやレンブラント、はてはビートルズやマイケル・ジャクソンまでを登場させて会計との絡みを解説しているやり方は上手です。他方中身はというと、正直400ページも必要ない(半分で十分)という印象は持ちました。その意味で財務や会計の初学者が興味を持つという意味ではいいのかもしれませんが、多少知識がある人はやや物足りないかもしれません。私が本書で一番興味深かったのは鉄道の普及が会計に及ぼしたインパクトの大きさです。これを現代にあてはめれば、現在の会計制度を変革させる業界はGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)などのインターネット関連企業になるのでしょう。これらの企業が現在の会計システムに対する不満を高めて、新たな会計の仕組みが導入される日も近いのかなとは感じました。
1投稿日: 2023.05.06
powered by ブクログ会計の成り立ちが非常に分かりやすい形で表現されている。各時代の登場人物と出来事を紹介することによって、会計という目に見えず実態を掴みにくいものが、身近で想像しやすいものに変換されていく。会計を少しでも勉強したことがある人なら、より楽しめる一冊だと思う。
1投稿日: 2023.05.03
powered by ブクログダ・ヴィンチ、レンブラントなんかの芸術の巨匠や、鉄道、蒸気船による産業革命、プレスリーやビートルズ、マイケル・ジャクソンら音楽の歴史を塗り替えた人々とビジネス、会計の歴史を辿っていく本です。 バランスシートや貸借対照表、変動費、固定費、利益、損益分岐点、予実管理などなど、仕事していれば必ず、どこかで耳にする会計、簿記の考え方も、ある日突然、頭の良い人が考案して社会に登場した訳ではなく、「どうしたら儲けられるのだろう」という、人がもつ富への欲求と、「蓄積した富を如何に社会へ再分配できるだろう」という経済の仕組みづくりへの試行錯誤から、時間をかけて発明・進化していった技術であるということが解説されています。 中世イタリアの王様や貴族の踏み倒しから、生まれた「与信管理」の考え方。 株主配当の原資となる「利益」の安定的確保を実現するために19世紀イギリスで発明された「減価償却」。 ビートルズの楽曲権利を130億円で手に入れたマイケル・ジャクソンと、ポール・マッカトニーからの掛け声で45億出せば手に入れられたのにみすみす機会を逃したオノ・ヨーコの違いにみる、「原価主義」と「時価(バリュー)重視」。 などなど、普通に勉強していたら、退屈で挫折しそうな方会計や簿記が、飽きずに読める物語に変わって紹介されています。現代ビジネスマンは避けられない「数字を読む力」を身に着けたい初学者なら、いきなり専門書を手に取るよりも「会計の世界史」で、歴史を紐解くことから始めるのがおすすめです。
1投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログ面白かったです。著者の肩書が公認会計士・作家だそうなので、「物語」として読みました。厳密性は求めていません。 会計を身近に感じるには十分だと思います。 また、「エモい」書き方がうまいなぁ〜と思いました。歴史好きだったら分かるかもしれませんが、世代間のロマンというか、「世代を超えて達成される何か」にグッとくる人であれば、面白く感じられると思います。 著者の講義動画を視聴したのが読書のきっかけでしたが、巧妙な語り口が本当に面白くて、そのユーモアが書籍中にも発揮されているように思いました。
0投稿日: 2023.02.22
powered by ブクログ芸術、技術観点から歴史に触れながら、時代により求められる会計知見の軌跡を追うことができる。 歴史を知ることで会計を勉強する興味がより一層湧いてくる。 世界の中心がイタリア→オランダ→イギリス→アメリカと変遷していく過程で会計の必要性も変化してきた。 中世からルネサンス期に至るイタリア。 イタリアの船乗りリズカーレによる航海には多大なリスクを抱えており、その平準化に寄与したバンコによる為替取引の黎明期であり、記録のための簿記が必要であった。 近代のオランダでは東インド会社に代表される株式会社の黎明期、ストレンジャー株主による投資活性化のため複式簿記の整備が進んだ。 その後、鉄道革命により莫大な初期投資を抱えながら利益を生む会計方法を検討する過程の中で財務会計が発展。世界の中心がアメリカに移った後、恐慌や不正を乗り越え財務会計が整備されていった。 そしてM&Aの活発化、投資の大衆化が進むにつれ、実績ではなく未来のキャッシュフローを試算する必要性から管理会計やコーポレートファイナンスといった考え方が浸透してきた。
2投稿日: 2023.01.15
powered by ブクログ◯「収入・支出」から離れ、いかに業績を適切に表現する「収益・費用」の計算を行うか---これが企業会計の進化の歴史です。(167p) ◯企業価値志向には「規模から効率」の段階でいったん縮みがちになった経営を、「効率から価値」への転換によって拡大・成長路線に戻そうという意気込みが感じられます。(403p) ◯商売のお手本はアメリカの効率経営ではなく、世界を一周する前のイタリア・リズカーレかもしれない(411p) ★つまらなくなりがちな会計の歴史を、絵画、乗り物、音楽の歴史を交えて楽しく学べます。
1投稿日: 2022.12.17
powered by ブクログ会計の成り立ちがわかりやすく面白く理解できる。 成り立ちの変遷や背景を理解する事で、より会計に対する理解が深まる良書
0投稿日: 2022.12.17
powered by ブクログ最後まで読み進めるにつれて面白くなった。 色んな歴史上の人物が登場して、葛藤して、そして新たな会計ルールが確立されていくのは簿記で習った知識が合わさって理解がすすんだ。 特に管理会計、ファイナンスは今までの「過去」から「未来」へのシフトチェンジであること(のれんなど)が簿記を勉強しただけではわからないことだったので、知識に深みが出た。 またリーバイスの語源など色んな豆知識が散りばめられていて面白かった。
0投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すんごい面白かった。たまにある、読んでてワクワクする感じ。次何の話してくれるんだろうって感じ。 会計だし厚めだし堅苦しいだろうって絶対思うんだけど、中身は興味を持たせてくれる内容だった。書き方と流れも上手い。 会計と有名な人や企業とかが絡まっててへーへーボタンを何度も押したくなった。 知ってる人でも見方を変えると違った物語が生まれるんだなー。 よかった。
0投稿日: 2022.12.03
powered by ブクログ会計の歴史を各々の時代を象徴するイベントと絡ませて各々の時代背景と共に、"何故、この仕組みが発生したのか?"、"今にどう影響しているのか?"を紹介してくれます。 冒頭は少し眠かったけど歴史が近現代に近づくにつれ、面白さが増していきます。
0投稿日: 2022.10.13
powered by ブクログイタリア→オランダ→イギリス→アメリカと拠点を移しながら発展していった会計の歴史。めっちゃおもしろかった。知識の体系を身につけるのに、歴史を学ぶことの大切さを再認識。 会計の本でハイボールの名前の由来とか、ビートルズの楽曲の権利がM・ジャクソンに買われてたのを知ることになるとは。
1投稿日: 2022.09.25
powered by ブクログ会計知識も世界史の知識もそこまで多くないので、どっちの知識も一緒に得られるなんておトクだな、という気持ちで手に取った。 会計の歴史も世界史的なこともやはり知らないことが多く知識は増えた。 著者の知識の多さと親近感を持って読んでもらおうとする努力•工夫には敬意を表する。 ただ、(著者もはじめに述べてはいるのだが)エンターテインメント性を重視しているので、知識を真面目に論理的に効率的にインプットしようとするとかなりストレスフルな読書となる。 具体的には •時系列がいったりきたり •その関係で内容が重複する部分があるが、重複の前後のつなぎが雑 •世界史の部分と会計の部分がつながってないところが多い •会計も世界史もちょっとは前提知識がいる •見てないことを見てきたような記述 など。 寝転んでぼーっとしながら気軽に読むくらいの精神状態だとそんなことは気にならないのだが、それだと知識が頭に入ってこないし… 読み辛い本であった。
0投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ最高に面白い!! 会計をやったことがある人なら100%、そうでない人でも音楽か絵画のどちらかが好きだったら95%以上確実に楽しめる、素晴らしい本だった。 こういう本に偶然邂逅することができるのが、読書の醍醐味だ。(なんでこの本を読むことになったのか、記憶が曖昧だけど、図書館の貸出回数ランキングを見て、タイトルが琴線に触れたからだったか。。) アメリカの〇〇王を始めとしてユダヤ人登場率が非常に高いのはさすが。 高名なデュポン公式(ROE=利益/売上 X 売上/資本)が100年以上前のものだとは知らなんだ。
5投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログ会計の進化について、誰もが知る人物、名画や名曲などを用いながらわかりやすく面白く説明されていてとても良かった。簿記や会計経理についてとっつきにくさを感じていたので、このようなアプローチの仕方はありがたかった。 ルネサンス期から現在まで500年。会計はイタリア→イギリス→アメリカと舞台を移しつつ進化してきた。これからはどのように変わっていくのだろう。
0投稿日: 2022.08.06
powered by ブクログ面白い、 会計、ファイナンスの成立ちを学べるため、従来の書籍よりも入ってきやすいのではないか 加えて、当時の情勢(宗教、文化等々)やその影響を知れるのが面白い。 グローバル企業の成立ちを知れるのも良し
0投稿日: 2022.07.20
powered by ブクログタイトルの通り、会計学の歴史を学べる本であるが、会計の発端となった15世紀のイタリアから、19世紀のアメリカまでの会計の変化の歴史の過程にある、人類史上に関わりのある歴史も平行して学べる本。 また、例えば、これまでに学んだ歴史上の重要な出来事であった蒸気機関の誕生や、世界恐慌など、その裏側にある背景に会計学の変化を知ったり、歴史上の人物や絵画、音楽から会計学の変化を知ったり、会計を知るだけでなく、人類史としての歴史として当時のことを具体的に知ることができる良書。 おすすめできる。
0投稿日: 2022.07.16
powered by ブクログ実業家やミュージシャンを挙げてその背景となる具体的な経済活動から会計への必要性とその展開の歴史を述べる。 日本の本であるのもあり、歴史推移でも変化や貸借対照表上の動きなど、他の会計や簿記の歴史の類より非常に分かりやすい。 歴史のネタを探すというより、流れを大きく掴むのに良。
0投稿日: 2022.06.25
powered by ブクログ会計と株式会社の歴史を、名だたる有名企業の創業史と重ねて描き出していく。各章の話の構成はワンパターンだが、絵画や音楽などのネタを手を変え品を変えて盛り込み飽きさせない。非常によくできた学習マンガ、という印象。
2投稿日: 2022.05.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
会計の歴史は長いようで短く、変化してきて今のものがあるんだなぁと思う一方で、今あるのもが全てではなく今後変化していく可能性もあると思った。 歴史や地理的な事を含め一般教養を子供の頃にもっと学んでおいたら、もっと楽しみながら読めたのかなぁと思う。
0投稿日: 2022.04.27
powered by ブクログビジネスにしても世界で色んな物語があって、変遷を遂げてきたことがサクッと読めて面白かった。 一緒に音楽の知識も知れたのが良かった。 ハイボールの由来も。
0投稿日: 2022.04.08
powered by ブクログ世界史(特に覇権絡み、近代以降)マニアとしては、「○○の世界史」「○○で読み解く歴史」の類は「○○」のレンズから世界史を一気に眺められるので、既知の知識を心地よくマッサージされている感覚になれて心地よい。
1投稿日: 2022.03.30
powered by ブクログ中世ヨーロッパから近現代アメリカまでの歴史を会計の側面で眺めることで、複雑、不可解な会計の仕組みが腑に落ちる。 象徴的な歴史の断面を絵画、発明、音楽にまとめる構成力が秀逸。 簿記:帳簿をつくる 財務会計:決算書を読む 管理会計:未来を描く
0投稿日: 2022.03.28
powered by ブクログ会計の歴史について今まで気にしていなかった。 著書は時代背景とそこにまつわる会計のつながり、近代的になる世の中とそこに支えていく会計の進化を丁寧に分かりやすく纏めている。 企業の経営者並びに経理、財務管理従事者、また少しでも会計に興味がある方へ読んで頂きたい。
0投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログ各章それぞれはそれなりに面白く、最後まで読み進めることはできた。会計の歴史が起源から通して学べたことは興味深かったもののそれ以外にあまり残らなかったのが正直な感想。特に音楽と関連づけた解説は著者の趣味なのか、音楽の要素が強すぎて何を読んでいるのかわかりづらく感じた。
0投稿日: 2022.03.20
powered by ブクログ知的興奮を覚えた。簿記から管理会計、ファイナンスへ。起点となっている国がイタリアってのも面白い。そして、会計の歴史が産業の発展を支えたことがとても面白い
0投稿日: 2022.02.20
powered by ブクログ会計の本と言うよりも、世界史の本と言うべきだろう。 簿記が中世イタリアで生まれ、株式会社の誕生によりオランダで発展する。 ここまでの会計は自分のための会計。 産業革命で、イギリスでは鉄道・工場などの固定資産が増加する。ここで減価償却の概念が生まれる。 その後アメリカにわたり、IFRSに発展する。 産業革命以降の会計は他人(投資家)のための会計
0投稿日: 2022.02.20
powered by ブクログ「会計の全体像を歴史と共に楽しく学べる」ことを目的とし、書かれている。 内容としては以下の通り、とても会計の話しとは思えないほど多岐にわたって、面白く書かれている本書。 ・大航海時代に香辛料が人気だった理由 ・中世キリスト教は「時間は神のもの」という理由で利息を禁じていた、それに対して利息を取った言い訳 ・メディチ家の「Stay out of Public Eye」という教え ・会計本にコカコーラやビートルズが出てくる訳は? 筆者も巻末に書いていたが、あらゆることが「普遍的・絶対的な存在ではない」ことを知ることができた。 本書で今の会計の制度や成り立ちを知ることによって、今がまだ変遷の途中、完結していないことを知ることができて、少し上の視点から会計の目的や、会計への接し方を考えるきっかけがもらえた本書。 しかもそのきっかけに色々なトリビアや歴史的に面白い話も交えて書いてくれている労力に感謝。 すぐに何かに役立てたい、というよりもっと大切な視点や考え方をもらえる本でした。
0投稿日: 2022.02.12
powered by ブクログ新年あけましておめでとうございます(今更)ことしもどうぞよろしくお願いします。 そして、今年もたくさんの本を読んでいきたいと思ってます。 * * * * 今、政治の世界では緊縮財政派と積極財政派の2局に別れていて、水面下での戦いが起こっていますね。前者は国を家計にたとえ、借金が増えるからだめだといい、後者は国を会社にたとえ、資産とのバランスで見ることの重要性を説きます。会計学の知識は後者が正しいことを示していますが、会計学という学問を教養として学ぶ機会は少ないです。本書は公認会計士である著者がセミナーで話した「歴史の小ネタ」の評判が良かったことから、会計学の歴史を、一つの本にまとめた本です。有名な絵画や音楽の発展を通じて各時代の歴史的な背景が語られ、そのときの経済状況を説明する、という流れで進行し、面白く読めるように工夫されています。 本書を読むと、銀行のはじまりであるイタリアから出発して、ビジネスの形態に応じて、いわば、「そうする必要性にかられて」会計のやり方がアップデートされてきたことが伺えます。 ある企業がうまくいっているかどうかは企業の財務状況を把握しなければ判断できず、それゆえ、財務状況の公開という流れが生まれました。国もそういう意味では粉飾なく広く公開、周知する必要があるかと思いますが、なかなか一筋縄では行かないみたいです。 最後に、著者は、「のれん」の重要性について説きます。企業価値は単純に健全性のみでは語れない部分もあり、どのように次世代に「価値」がのこせるか?と問いかけています。 わたしが考えるところ、その価値は多様な考え方の中から生まれてくるものかと思います。つまり、自由な発想を生み出せる土壌、またこれを制限しないような仕組みが大事かと思います。
3投稿日: 2022.01.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
①銀行革命 イタリア トビアスと天使 船乗りリズカーレ(リスク)とバンコ(バンク=銀行) キャッシュレス(為替手形取引) キリスト教は利息(ウズーラ(ユダヤの金貸し))禁止 利息ではないという屁理屈を捏ねて融資 「それを他に使えば得られたであろう儲け」、「失われたチャンスの補償」→インテレッセ(interest=利息) 事業拡大→各支店での記録、他支店への連絡が必要→簿記生まれる 毛織物から綿織物へ→紙(ボロ布由来)が増える→記録用紙 ②簿記革命 イタリア コジモ・デ・メディチ メディチ・ホールディングス(本部だけでなく各支店の支配人もその支店に出資、支配人に経営を任せる代わりに帳簿はしっかりつけさせる)→持株会社のルーツ ローマ教皇とのパイプ 世間のウズーラに対する疑問が大きくなる→その他キリスト教の教えに対しても疑問→ルネサンス運動へ ヴェネツィア→ファミリー組織 フィレンツェ→仲間組織 ③会社革命 オランダ 絵画:注文財(協会、君主)→市場取引財(市民) (服:注文生産→既製品生産) レンブラントの夜警→警備隊の火縄銃組合から依頼(割り勘で注文?) アムステルダムにヨーロッパ中の商人集まる(プロテスタント、カトリック、ユダヤ…) 市場取引財→絵画、チューリップ、株式 オランダ東インド会社→初の株式会社 アムステルダム→初の証券取引所 ロッテルダム会社ヨーフデ号豊後に漂着 ヤン・ヨーステン→耶揚子(やようす)→八重洲 ウィリアム・アダムス→三浦按針(あんじん) オランダ東インド会社(voc)→7社合併(ロッテルダム会社含む) イギリス東インド会社→当座企業的、マーケティング成功(お茶に砂糖とミルクを入れる飲み方を提案) オランダ東インド会社→継続企業的 インド各地に拠点、軍隊、貨幣鋳造→会社というより国家 ヴェネツィア→家族・親族 フィレンツェ→仲間 オランダvoc→株主(ストレンジャー) バランスシートの右下に株主(資本)が登場 遠洋航海はハイリスクハイリターン(沈没の危険)→無限責任では出資募るのが難しい→有限責任制度→所有と経営の分離 ④利益革命 イギリス ロンドン大火 木材不足→石炭発見→炭鉱の排水ポンプとして蒸気機関発明→産業革命 世界初蒸気機関車運転の日=世界初鉄道死亡事故の日 鉄道会社→固定資産が多い株式会社の資金調達・運用の実験→財務会計、管理会計 写真の登場→静止画的な絵画から躍動感を閉じ込めた絵画へ(写真では表現できない) 借入制限→資本集める必要あり→株主に毎年配当出す必要あり→設備投資が大きく、出資時期の差による利益の差が大きくなる→減価償却の発明 家系的な収支(現金主義会計)→収益-費用=利益(発生主義会計)→黒字倒産(利益は出ているのに現金がない) ⑦標準革命 アメリカ イギリス→まっすぐな線路(土地が狭い、土地代高い、山を削る) アメリカ→曲がりくねった線路(土地が広い、土地代安い、山を削る必要なし&人件費高い) 鉄道会社の合併→連結決算 線路、時間→イギリス標準 製造業の標準化→アメリカ製銃(互換部品制)→アメリカ式生産システム(素人でもできる) 組織的怠業の解決に向けて→科学的管理法(差別的賃金制度) 外部報告の財務会計、内部利用の管理会計 資本の論理(バランスシートの右下を握ったヤツが強い) ⑨価値革命 アメリカ 原価主義vs時価主義 買収→19世紀ライバル潰しコスト下げ、20世紀前半権利入手、20世紀後半隠れ資産入手 ファイナンスの考え方(将来キャッシュフローの見積もり→企業価値)誕生 イタリア・オランダ時代→帳簿をつくる イギリス・アメリカ時代→決算書を読む アメリカ・グローバル時代→未来を描く
0投稿日: 2021.12.30
powered by ブクログ振り返れば大陸横断鉄道が完成し大量生産がはじまった19世紀後半、 カーネギーやロックフェラーたちは「規模」を目指しました。続いて企業規模が拡大し、多角化がはじまった20世紀前半、デュポンは「効率」を目指すようになりました。そしてビートルズが登場した情報化時代の20世紀後半、こんどは「価値」が経営のキーワードになりました。 企業価値志向には「規模から効率」の段階でいったん縮みがちになった経営を、「効率から価値」への転換によって拡大・成長路線に戻そうという意気込みが感じられます。そのためには短期的な売上・利益重視の"古い常識"を捨て、未来の将来キャッシュフローを増やす努力をしなければなりません。
1投稿日: 2021.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
会計の世界史/田中靖浩 日本経済新聞出版社 この本について 「会計ギライ」の方を悩ませる、数字及び複雑な会計用語は一切出てきません!「世界史ギライ」の方をげんなりさせるようなよくしらないカタカナの人や、細かい年号も殆ど出てきません!登場するのは偉人、有名人ばかりで、冒険、成功、陰謀、企業と買収など波乱万丈な沢山の「知られざる物語」が展開されています。3部構成でイタリアからオランダを舞台にした「自分のため」の会計、イギリスかアメリカを舞台にした「他人のため」の財務会計、アメリカを舞台にした「自分のため」の管理会計、ファイナンスという流れで話が構成されています。 歴史のツアーような感覚で、楽しく会計の世界史を学べる一冊です! 選んだ理由 前期の高橋史郎先生の財務会計演習の授業の教科書として扱われた本で、面白い内容だったので選んでみました!このゼミのテーマは企業行動研究ですが、教授は会計学のプロなのでいとかつゼミのゼミ生として最低限会計の知識を入れておくのは必須かなと思いました。(このゼミで知識が十分じゃないのは私だけだったらすみません
0投稿日: 2021.12.06
powered by ブクログおもしろい! 簿記の始まり、減価償却の始まり、原価計算の始まりなど、世界史のなかで分かりやすく教えてくれます。会計の世界史です。 それだけでなく、銀行の始まり、株式会社の始まり、会計監査の始まりなど、会計が必要とされた背景や、監査が必要になった理由なども、世界史の流れの中で捉えることができます。 とてもおもしろい1冊でした。
1投稿日: 2021.12.04
powered by ブクログ視点は面白い。マンガ版も出た。「帳簿の世界史」が原典かややパクリ? 国家経営の視点で帳簿をとらえたジェイコブソール氏に比べると、本書は荒っぽい。和書全般に言えることだが、索引がないのも手抜きに見える。 「複式簿記」は権力の暴走をチェックするツール 受け入れない権力者は反民主の暴君 日本の公会計も単式簿記だ! 国民に複式簿記を徹底しないのも問題と思う
0投稿日: 2021.11.26
powered by ブクログ会計本は数あれど、歴史に焦点を当てるという新しい視点の一冊。 決して小難しい事が書いてあるわけではなく、ストーリーとして会計の歴史が学べる。
1投稿日: 2021.11.14
powered by ブクログ久々に手に取った会計本。 会計って苦手意識のある人が多いと思いますが、 会計の歴史のを通じて、会計を学びましょうという、 歴史好きにはたまらないコンテンツ(本の企画)。 自分は世界史にはとても疎いのですが、 著者がちょうどいい具合いに分かりやすく書いてくれているので、 世界史初心者でも十分楽しんで読み進めることができます。 というより、タイトル「会計の世界史」とあったように、 どちらかというと会計の本じゃなくて、(会計にまつわる)世界史の本。 ですので、会計に関係のないストーリーもたくさん出てきますし、 特に著者はアートや音楽が好きだったのではなないかと思うくらい、 世界史(歴史)にアートや音楽が絡んできます。 (著者曰く、若干の歴史的な正確性には欠いているそうです。 つまり、エンターテインメント重視。) 全く会計を知らない人でも理解はできると思いますが、 やっぱり基礎は押さえた上で、この本を読むとより楽しめて読めるのではないかと思います。 著者によるあとがきの世界史と会計は、 教える側がつまらないと全然頭に入ってこないという意見に爆笑してしまいました。 全くその通り!
3投稿日: 2021.10.26
powered by ブクログ会計の歴史が物語で書かれていて面白かった。 第一部の簿記の誕生は少し古すぎて無理矢理こじつけて物語にしてる感があったが、第二部、第三部は今の会計にも通ずるところがありとても面白かった。 特に会計の役割が、自分たちのためから株主、投資家のために遷移していったが今もう一度自分の会社のための会計として管理会計が進化していってるという流れが面白かった。 会計は会社の資産、負債、価値を適正に数字で表すことが目的であるが、人的資産など数字で表すことのできないものもある。 完璧な会計などは存在しないのでこの先も会計は時代に応じて進化していくのではないかと思った。
4投稿日: 2021.10.03
powered by ブクログアレルギー反応を起こしそうなタイトルに反して、500年の経済活動とそれを支えてきた"数字の捌き方"と、それぞれが発展する様子を物語調で楽しく辿る一冊
0投稿日: 2021.09.26
powered by ブクログ歴史を知ることにより会計へのざっくりとした理解ができるので、考え方や概念を学ぶための入門に良い。経理の新人とかに説明するとき役立ちそう。 自分は起源とかしっかり知って理解したいタイプなので、とても面白く読んだ。
1投稿日: 2021.09.19
powered by ブクログアートや音楽の世界と絡めて、会計にまつわる500年の流れを追いかける物語。財務会計、管理会計が今のような形になった流れを、それぞれの時代を象徴するカルチャーと共に、読みやすく脚色して説明している。 会計の始まりは、実はイタリアだった。 蒸気機関車の発明が会計の大きな転換点になった。 蘊蓄好きな人も、なんで会計って大事なの?という人も、読むと満足できるはず。
0投稿日: 2021.09.12
powered by ブクログ美術や音楽などの分野の偉人や誰でも知ってる世界史のイベントを取り上げて、会計の歴史を絡めて説明している。すごい試みだと思う。ただ、やむを得ないことだが会計関連の記述は少なくなってしまっている。とはいえ新たに知ることもあり、何より読み物として面白かった。同じ記述を文中で何度か繰り返してくれるのも読み進めやすかった。
1投稿日: 2021.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
会計の歴史 ・ルネサンスの時期に商人の記録として簿記が始まる ・東インド会社事業の儲けを分析する ・鉄道会社の始まり→固定資産の概念→減価償却の始まり ・〃 →利益とキャッシュを分離する ・アメリカで始まった報告会計の概念 ・IFRSはイギリス主体 ・鉄道会社や石油会社のM&Aでキャッシュフロート計算 書が生まれる ・アメリカの大量生産から管理会計(原価計算)が生まれる ・最近は企業価値を測る(将来のキャッシュフローを見極め)会計が主流。(コーポレートファイナンス)
0投稿日: 2021.08.23
powered by ブクログ世界史単語の知識が抜け切った後に読んでもわかりやすかったので、世界史未習者や長く世界史を触っていない人でも楽しめるストーリー仕立てだと思います。理論として飲み込むには難しい会計の知識も、なぜそれが必要か・それに何の意味があるのかを理解しながら身につけられます。多分会計の初学者にとってはかなり激アツです。 ところどころに俺がいいところまで行って落ちた企業の名前が出てきて少しヒリつきました
0投稿日: 2021.08.23
powered by ブクログ前職まで営業をしており、経理は現在の職場で初めて経験。簿記の勉強から、会計本をたくさん読む等の勉強を進めて色々な知識がついてきた時にこの本を読みました。本のタイトルの通り、会計の世界史について理解したことで、どういった経緯で会計基準が設けられたのかということがわかり、身につけた知識の応用に使えると感じました。制度の経緯を理解しておくことは、なぜ必要なのかの理解つながります。仮に自分が経理担当でなくても、この本は物語としても面白く読めると思います。会計に携わらない方にもおすすめしたい本です。
2投稿日: 2021.07.24
powered by ブクログ面白かった。会計の成り立ちと進化を平易な言葉で書かれていて、簿記、財務会計、管理会計、ファイナンスのエッセンスを歴史から学べる楽しい一冊。
0投稿日: 2021.07.21
powered by ブクログイタリア、オランダ、イギリス、アメリカと続く、500年の歴史。会計の歴史をストーリーとしてザックリ把握するには、最適な本。分厚いように思えますが、一気に読めます。
0投稿日: 2021.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第1部簿記と会社の誕生 第2部財務会計の歴史 第3部管理会計とファイナンス 捨てられた蔵書の1冊 絵画と歴史を織り交ぜる。 単調な1冊ではありませんでした。 レオナルドダヴィンチですが、メモを取るには大量の紙が必要でしす。 この点、父ピエロが公証人だったことは幸いでした。 p23引用
0投稿日: 2021.06.21
powered by ブクログ簿記で勉強したことが、会計の歴史と紐付いて点と点が結びついた感じがした。特に自分のための帳簿付けが、公に公表するための財務会計になり、さらに自分のたちのための会計として管理会計やキャッシュフロー計算書に戻ってきた流れは非常に面白かった。また、財務諸表では表しきれない人間の価値や、仕事をする上での幸福度、楽しさを考慮に入れた新しい会計?も今後生まれるのかもしれないと個人的にはワクワクしている。 【自分のアクション】 管理会計、ファイナンスに関する本や動画も学び、今後の会計はどうあるべきか、また、それを支えるシステムはどうあるべきか考えてみる。
0投稿日: 2021.06.14
powered by ブクログ簿記の資格を取りたい人もまだそこまでじゃない人にもまずは最初に読んでほしいお金の成り立ちの本。 何で棚卸しで嘘ついちゃいけないかがわかりますよ(笑) ダヴィンチやJFケネディなど誰もが知っている有名人のエピソードを絡めて徐々に成り立っていく資本主義ストーリーはサラッと読めるのに得られる知識は大容量。 「営業利益?経常利益?何それ?美味しいの?」な人にこそおすすめします。
0投稿日: 2021.06.07
powered by ブクログこれ、簿記勉中、たまたま目にして図書館で読み始めたのがきっかけ。 ミュージシャンと会計の流れを結びつけているのはちと強引かと思いましたが、減価償却の考えとかは頭にしっかり残りました。
0投稿日: 2021.05.30
powered by ブクログ会計を多少学んでいる人が是非読むべき一冊。点での理解が、歴史の流れと共に線になっていくのを実感しました。 会計の世界には、多くのルールが存在していますが、何のために存在しているかを理解することが本質の理解に繋がると考えています。この本はそうした理解に役立つと思います。
0投稿日: 2021.05.15
powered by ブクログ積ん読をやっと。 面白かった! たまたまYouTubeでハプスブルグやメディチ家等の系譜をたどったあとに読んだのがよかった。
0投稿日: 2021.05.04
powered by ブクログ会計と財務の歴史的な成立過程を、とてもわかりやすく伝えている。 あとがきに著者が言うように、会計の歴史って意外に浅く、特に企業価値評価はとても新しいと理解出来た。今の仕事での苦悩が、もっと挑戦すれば良いと思えて気が楽になった。
0投稿日: 2021.05.02
powered by ブクログ事業構造理解のために会計を読む力をつけたく、手始めに本書を手に取った。(財務会計と管理会計の違いもわからない状態だった) 会計の誕生から発展の道なりを、史実に基づきながら(多少誇張もあるが)、親しみやすい文体で綴っており、のめり込むように一気に読んでしまった。 財務会計や管理会計がそれぞれ何を目的に実施されているのか、存在意義をよく理解できた。 具体論を学び始める前にそれらを理解できたため、以降の学びが促進されている。 これから会計を学ぶ方には、ぜひ手始めに読んでいただきたい一冊である。
1投稿日: 2021.03.31
powered by ブクログみんな知ってるような人たちを紹介しながら会計の進化の過程を紹介していく。 もともと、会計の知識があると少し読みやすいと思う。 内容面は、期待したほどではなかった。 話のネタになるくらい
0投稿日: 2021.03.17
powered by ブクログタイトルだけみると固いイメージの本。 ところが内容は"会計"タイムトラベルエンターテイメント! 会計に興味があるなし関係なくオススメの一冊。(細かい数字や計算は一切登場ないためご安心を!) その理由は、世界的に有名人物たちのお金にまつわる人間ドラマが知的好奇心を満たしてくれる。 会計の歴史を学ぶコツは、誰のための会計かを知ること。 「自分のため」会計 →「他人のため」財務会計 →再び「自分のため」管理会計、ファイナンス 歴史を学ぶことによって、物事が普遍的・絶対的ではないことを知る。 また、長期的なプロセスと時代ごとのドラマを知ることで興味が深まる。 読み進める楽しさだけでなく、歴史の重要性を再確認させてくれるこの物語はプライスレス!
0投稿日: 2021.02.20
powered by ブクログ最高に面白く、一気に読んでしまった。 イタリアの簿記、帳簿から、イギリスの財務会計、アメリカの管理会計、そして、コーポレートファイナンスまで。 会計が発展、拡大してきた歴史を、当時の画家や企業家、アーティストなどのエピソードと関連付けて説明してくれる。 加えて、著者から現代のビジネスパーソンに向けてのエールがおくられていて、ガッツが湧いてくる内容だった。 ビジネスに関連している人で会計に関連していない人はいないのだが、会計に深く関わっている人は読まなくてはいけない本だと思う。
0投稿日: 2021.02.11
powered by ブクログ会計の歴史を追った内容だが、会計の話は半分くらいか。 会計の歴史を、その誕生から発展し現在に至るまで各時代で重要な地位を占めた絵画、鉄道、音楽などのモノと絡めていく流れがとても面白い。 何よりポイントを押さえた説明が上手いので内容に非常に引き込まれるし分かり易い。 肩肘張らず軽い気持ちで是非読んで欲しい。 ハイボールの起源は鉄道の信号機からってのに感心。笑
0投稿日: 2021.01.25
powered by ブクログ中世イタリアから現代まで当時の社会情勢を踏まえ、音楽、絵画の歴史を交えながら会計の歴史と変遷を記述した良書。
0投稿日: 2021.01.23
powered by ブクログ会計の歴史を追っていると言うよりも、産業の発達や社会の変化を、会計という切り口で追っている感じで、ダイナミックで楽しかった。宗教の話や鉄道の話、プレスリーやビートルズの話など、身近なストーリーを挟むことで楽しく読めるように工夫されていて、著者の努力をすごく感じた。
0投稿日: 2021.01.20
powered by ブクログこの本だったか忘れたけど、キリスト教的には不労所得(利子)で儲けるのは悪らしい。 そして日本は仏教的に労働は善だが、西洋は労働は悪という価値観があるらしく、それ故に日本の労働生産性が低いと書いてあった記憶がある(多分この本にあった気がする)。
0投稿日: 2021.01.18
powered by ブクログ3章が特に好きだった。簿記の成り立ちやこれからの身につけなければならない簿記の力がわかった。 非常に良い本
0投稿日: 2021.01.12
powered by ブクログ会計は門外漢でとっつきにくいイメージがあったが、歴史と会計手法が生まれた必要性を学べたことで会計に興味が持てた。これをきっかけに会計を学びたい。
0投稿日: 2020.12.31
powered by ブクログ途中で勉強したりして長い時間かけてしまったが、内容面白くて一気に読める!本当は。 簿記のはじまりから、最近のキャッシュフローまでとてもわかりやすい。 簿記の勉強しようかなって思っている人は是非読んでほしいし、そうじゃない人にも教養として読んでいて損はない。 読みやすいから子供も読める。意味わかるかどうかはわからないけど。
0投稿日: 2020.12.05
powered by ブクログタイトル通りの本。 退屈にならず、会計にまつわる物語で包み、挿絵、肖像画、写真などセンス良く配置しており読みやすかった。
0投稿日: 2020.11.28
powered by ブクログ【レビュー】 簿記、株式会社、ディスクロージャーといった現在では当然の社会の営みがどのようにして(どういったニーズがあって)生まれたのかを歴史の流れに沿って学べる良書。 ただ、どうも話の展開や理由付けが無理矢理であり、スッと納得できない箇所が気になってしまったのがマイナスポイント。 題材は非常に興味深く学ぶことが多いので、勿体ない。 ポップな語りにしたいが故のトーンが、お堅い文章を好む人には合わないかも。 批判も書いたが、現在の会計の諸常識がなぜ生まれたかを肩の力を抜いてサクッと読めるとてもいい本。 【購入の目的、読後の理想像】 ・会計の歴史を学ぶ →会計の本質をつかむ上での一助となることを期待 →他人へ会計のことについてレクチャーする際のTipsになる
0投稿日: 2020.11.19
