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おしろい蝶々
おしろい蝶々
加門七海/アドレナライズ
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総合評価

20件)
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    美しい文章で独特の世界観があります。華やかで幻想的な美しい情景と悲哀に満ちた物語です。自分の鈍い頭ではついていけない部分もあり……。雰囲気を味わいました。

    0
    投稿日: 2019.08.12
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    こういうお話是非もっと書いて欲しい。 こんなに綺麗な文章を書くお方だとは知らなかった… この本が埋もれてるのがほんとうに勿体無い… 全体的にものすごく綺麗で和風、BL感漂ってるけど、JUNE系とか商業BLほどあからさまな感じがしない。 救いはないのに上品で綺麗に終わる。 耽美、退廃とか好きな方是非。 特にお気に入りなのは、おしろい蝶々と花影。 すごーく救いがなくて残酷な話なのに、静かな空気感の中で話が閉じていく。完結された世界観。 ほんとうに美しい…

    2
    投稿日: 2017.07.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ☆おしろい蝶々 甘くて暗い闇にどっぷり浸かっていた二人だけど… うーん、そういう類の幸せって、きっと長くは続かないものなのね。 ☆夜の孔雀 二人して堕ちているときはいいけれど、片方が現実へと帰っていく(目を醒ます?)ときのもう一方の反応が怖いよね。温度差がはっきりとわかって。 なぜ明るく幸せになれないのか、亮ちゃんよ。 想いのすれ違いって、悲しいね。 もったいない?って言うとちょっと変だけど、 好きなことに代わりはないのに、それが伝わらないなんて。 ☆琅玗物語 私だって大切な人のためなら、たぶん三郎君と同じことすると思う。 でもそれが「君」の良心を苛ませていると思うとね 「君」が自分さえいなくなれば、、と考えた矢先のあの出来事は、何かの因果なのかね…。 ☆☆花影 自分の家庭が上手くいかなくなったのは、父が養子にした子どものせいだと思っていた主人公。 大人になってから、その養子から聞く真相… 好きな相手が、何を見ているのか。 いつも目で追っているからこそ、わかるのだろうね。 なんだかやるせなかった。

    0
    投稿日: 2014.03.09
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    皆様お書きになっていますが、耽美で退廃的で、尖っていて。 美しい怪異譚の1冊です。 残酷で儚い物語がお好きな向きには、お勧めします。 以前に他のアンソロジーを拝見して、すっかりファンになったので 今回はこの作者様の作品だけを読みたくて借りてみました。 江戸から昭和の初期、戦争前の、華麗で懶惰な空気が作品に 満ちていて、江戸川乱歩・泉鏡花・永井荷風などの影響も感じます。 個人的には皆川博子さんなどの世界観にも近いような気がします。 怖いのですが品がいいので、嫌味な感じはありません。 擬古文が大丈夫な方なら問題なく読めます。 覗いてはいけない万華鏡のような世界ですね。 風邪っぽくて詳しいレビューは書けませんが、読み応えのある本でした。

    1
    投稿日: 2013.11.19
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    耽美的、幻想的、和風と三つ揃っています。 ホラー作家さんかと思っていたら、こういうのも書いてらっしゃるんですね。 どのお話も文章がとても綺麗で思わずうっとりしてしまいました。 一つ一つの文章が素敵です。 その上、それぞれの短編の題名からしてとても魅力的です。 どの話もさりげなく同性愛に近い要素が入っていましたが、あまり気になりませんでした。 そして、話の終わり方。ゾクッとします。 怖いような、綺麗なような、悲しいような・・・ 印象深いです。 それから、どことなく雰囲気が長野まゆみさんに似ています。 特に雪花草子あたりが好きな方おすすめだと思います。 とにかく、もっと多くの人に読んで欲しい、と感じる本です。 個人的には、「花影」が一番好きです。

    0
    投稿日: 2013.02.21
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    表題作が一番好きです。 少年達の話ですが、ほのかに漂う色気みたいな、、、← はい、2人の関係がたまらなく好きです。 あとは牡丹の話が好きです。

    0
    投稿日: 2013.02.18
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    美文は記憶に残っていたが、こんなにも男しか出てきてなかったか。 「闇月夜」が理想的すぎてどうしようもない。

    1
    投稿日: 2010.12.20
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    CLAMPさん目当て。 一編ごとに挿し絵の雰囲気が変わっていてかなり良かった。 綺麗すぎます。 内容も不思議な空気が出ていて素敵だった。 結構前に読んだ。

    1
    投稿日: 2010.08.05
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    短編集。 CLAMPが装丁挿絵で綺麗。 この本はホラーに分類されるのかなぁ…。美しい日本語というか耽美です。 さりげなく男×男なのです。和が好きな人におすすめです。

    1
    投稿日: 2010.05.14
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    どうしても欲しくて、でも地元に無くて、旅行先の仙台の丸善でやっと見つけたんだったなあ。妖しくうつくしい短編集。

    0
    投稿日: 2010.02.27
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    CLAMPが挿し絵を担当しているだけあってかなり話の雰囲気が嘆美に感じられる。口絵の怪しげな少女(少年?)のイラストも良い。

    0
    投稿日: 2009.10.23
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    七五調で書かれた小説って読んでて気持ちいい。思わず頭の中で音読する。CLAMP好き・美少年好きの人にもおすすめ。

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    投稿日: 2009.08.16
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    おしろい蝶々、夜の孔雀、琅王干物語、闇月夜、花影、亡春、の6つの短編 白粉刷毛を作る家業を手伝っている私が初めてあれを見たのは眠くなるような昼過ぎ。 白い猫だと思ったのは、人の手だった。 その影が頭から離れなくなった私は、その手の主を求めて町を彷徨って、やっと見つけた手の主は私と同じような年格好の少年で――おしろい蝶々 丹鱗堂は蛇を使った薬を商う店。 その二階にいるのは美貌の少女、または少年だという話聞いた亮一。 お使いの煙草を買いに行く途中、丹鱗堂を通りかかると二階の窓が開き――夜の孔雀

    0
    投稿日: 2009.01.24
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    この作品で加門七海さんを知り、一気に和風幻想ホラーの世界にはまった。 手元においておきたい。が、なかなかめぐり合えない……。

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    投稿日: 2008.07.16
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    だから七海先生怖いですって…っ!!(ビクビク でも、文章の美しさ、世界の綺麗さは半端ありません。胸の中がきゅんとするくらい、涎が出るくらいにその美しさが乗っています。触られているような恐怖まで感じる物語。でもこれはホラーに分類していいのかわからないですね。そして短編集です。

    1
    投稿日: 2007.05.29
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    和の空気が漂う短編集。鬱蒼としていて、どことなく淫靡なかんじがします。「琅玕物語」、「闇月夜」が好き。

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    投稿日: 2007.04.14
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    今の所読んでいる加門作品の中で1番です。美しい内容に展開の面白さ、何をとっても彼女の代表作と私は思います。加門入門はこの作品がお勧め

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    投稿日: 2006.02.05
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    明治日本とか中国の戦乱期が好きな方にはお勧めかも。この頃からCLAMPの絵のタッチに変化の兆しが見えだしました。 初めてこの作品を読んだのは、amieというなかよしのお姉さん雑誌。CLAMPが挿し絵だからという至極単純な理由。でも凄い作品の中に引き込まれました。 当時は文学少女だった私が言うんだから間違いないかと(エェー)

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    投稿日: 2006.01.21
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    伝奇ミステリを混ぜた感じの不思議な文章。 借りてみたら挿絵がうっかりCLAMPで吃驚。表題作がお気に入りです。

    0
    投稿日: 2005.12.21
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    高校んときに本屋で立ち読みして衝動買い。ハードカバーを自費で買ったのは初めてでした。 強いて言えば、挿絵のCLAMPが「夜の孔雀」を気に入ったのか、それだけマンガ絵でえんえんと描いてるのにうんざり。

    0
    投稿日: 2005.06.16