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Red
Red
島本理生/中央公論新社
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総合評価

(304件)
3.6
51
105
98
28
4
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    長編の作品だったけど、2週間かからず読み終わった。 やっぱり島本理生先生の作品は読みやすいなと思う。長編でも読む手が止まらなくて、気づいたらどんどん読み進めていた。 塔子の気持ちは、分かるが半分、分からないが半分だった。 ただ、無意識に「普通」を求めてしまうところは少し分かる気がした。 私自身も、普通でいることで安心感を得ようとしているところがあると思う。 だから、塔子の気持ちや選択を全部理解できるわけではないけど、そういう部分では少し自分と重なるところがあった。 鞍田さんは、さすがだなと思った。 なんというか、島本理生先生の作品に出てくる男性らしい男性だなと。 こういう人を描くの、やっぱり上手だなと思う。 官能的な描写が結構多めだったので、そこはちょっとだけ苦手だったかも。 今回は星3.5くらい。 島本理生先生の作品で大好きなものが他にもあるので、それと比べるとこのくらいかなという感じ。 でも、長編なのに2週間かからず読み終えられたし、島本先生の文章の読みやすさや、登場人物の心の描き方はやっぱり好きだなと思った。 映画も今度観てみたい。 原作を読んだ今、映画ではどんなふうに描かれているのか気になる。

    0
    投稿日: 2026.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夫婦、情欲、親子、色んな大人がテーマになっている作品だった。女性が抱える鬱屈とした感情がリアルに表現されていて、引き込まれた。登場するキャラクターそれぞれに欠点があり、妙に現実的だった。

    0
    投稿日: 2026.08.18
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    描写の書き方が鮮明に分かってしまうくらいすごかった。旦那イライラするなー、一番奥さんの味方でいようよ!読み進めていく中で、お…すごいじゃん。と思ったけど結局ね。ページ数多かったけどすぐ読めた。

    3
    投稿日: 2026.08.09
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    結婚後の夫婦の雰囲気とか、姑の疎ましさ、不倫の雰囲気とか、リアルに感じた。ひたすら旦那にイライラした。 島本理生さんの作品は、人が時間をかけて悩む様子をじっくり見ることができて好き。

    0
    投稿日: 2026.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    妻というのは、夫から必要とされていない、尊敬されないと思うと、他の男で満たされようとし不倫をするのか。またはただの自己の弱さで不倫をするのか。かなり流されやすい主人公なので、感情移入というよりはイライラするところもあり、「不倫」ということについてばかり考えてしまった。また、性的描写が多くほぼ官能小説だった。 最後に、成長し学生となった娘の視点が描かれているのが印象的。結局娘を想って不倫を振り切ったのに、そのかけらの記憶でさえ娘に影を落としているので、最後まで不倫というのは、誰も救われない結末であることを描いていたのだろうか。

    0
    投稿日: 2026.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めはおいおい、流されやすすぎだろっとツッコミながら読んでいたのですが、段々とのめり込み、読後は喪失感に呆然、、、、、。恋愛小説は初めて読んだけど、感情移入できる部分も多くてすいすい読めた。真君キモかった。そして鞍田ロスです

    1
    投稿日: 2026.07.19
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    主人公の塔子は、はたから見れば夫、子供、家族に恵まれた女性。ところが、昔の彼との偶然の出会いにより、心の中に鬱屈していたものがムクムクと浮き上がる。人の感情をのぞき見しているようで、戸惑いとスリルを覚えた。しかし、“自分の気持ちに正直に生きるとはどういうことか?”結婚とは?”と冷静に考えている自分に気づいた。人は皆、自分なりの幸せの落としどころを探しながら、生きていくのだろう。 (2019.10.4読書ノートの感想より)

    40
    投稿日: 2026.07.14
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    好き、、実在していないはずの鞍田さんの謀らずも魅力的な空気感が、骨ばった身体が、掴めない言葉が、ありありと浮かんでくる程にリアリティ溢れる展開。真君の悪気はないけど人をイラッとさせる不幸せな育ちの良さや、鞍田さんの紳士になりきれない人間味がいろんな記憶を刺激して苦しくて清々しくて、ページを捲る手が止まらなかった。

    1
    投稿日: 2026.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どうしても結ばれない人。どうしても分かり合えない人。自分以外は全部他人で、だからこそ自分以上に愛せる人が見つからない。結婚とか家族ってすごいなってつくづく思う。

    0
    投稿日: 2026.07.03
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    今の私には合わない作品でした。通勤時間に読んでいましたが半分でやめてしまいました。主人公の塔子は、地味女で自己肯定感低めと言っている割にはやっていることはそうでもなく、その場の雰囲気に流されがちな性格に嫌悪感を感じました。もっと俯瞰的に捉えることができれば再読するかもですが…。機会があれば同じ著者の全く違う作品を読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2026.07.02
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    まぁ、なんて言うんだ、 重ねる部分はとても多いから一気読みしたけど 結局若い女性が読んでも、男性が読んでも 理解してもらえないような気もする。 官能っぽい部分もなんだかちょっとリアルでもなく もっと直接的な表現が好きかな! どエロ! でも結果良かったよね! 真くんは最後まで世間知らずで良かった! 最後が成長した翠ちゃんなのも良かった! 小鷹くんは違う絡め方が良かったなー 塔子ちゃん、地味女設定なのに、無理あるわーみたいな?

    0
    投稿日: 2026.06.23
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    実際にボリュームのある本ではあるのだが、なかなか読み進めることができず、半分くらいでいったん諦めて中断し、しばらく別の本を読んでいた。時間を空けたのちにようやく読了。 無神経で無理解、その自覚が全くない夫。塔子は不満を抱きながらも、保証された生活が最優先で、何も言わず変える気もない。そんな中で、かつての不倫相手だった鞍田と再会した彼女は、自身のコントロールができなくなってゆく。鞍田に呼ばれたら、その度に着飾って出掛ける塔子。夫は受け入れ難いが、かと言って塔子にも感情移入できず、またかと思ってうんざり‥それでいったん読むのを止めてしまっていた。本能的に抗えない恋愛を経験しているかどうかで、そこは異なるのかもしれない。 金沢出張から先、塔子が打算のない言葉を持てるようになってようやく、物語について行けるようになった。自分の思いを言葉にし、思うように行動できるようになった塔子。彼女の選択が、仮に別の結末であったとしても、この先の彼女の選択なら肯定できる気がする。 そのきっかけは、実は小鷹の言葉なのでは?実は一番冷静で客観的な思考ができているのは小鷹だと思う(まあ当事者ではないので当然かもしれないが)

    21
    投稿日: 2026.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私が最も強く感じたのは、「女という性を内包したまま、母親という役割を生きることがどれほど危ういか」ということだった。 この作品は、単なる不倫の物語ではないと思う。 家庭があり、子どもがいて、周囲から見れば安定した生活を送っているように見える塔子が、その内側でどれほど孤独を抱えていたのかが、とてもシビアに、そしてリアルに描かれていた。 安心を与えてくれる恋と、刺激を与えてくれる恋。 その二つのあいだで揺れ動いたことがある人にとって、この物語はとても共感する部分が多い内容だったのではないかと思う。 レビューを読んでいると、塔子の気持ちが分からないという人もいれば、強く共感したという人もいる。 私自身は、塔子に共感する部分が多かった。 では、なぜここまで受け止め方が分かれるのだろうか。 私はその理由の一つに、自分の中の辛さや苦しみを、自分だけで消化できるか、それとも誰かに頼ってしまった経験があるかどうかが関係しているように感じた。 塔子側の人間は、自分の苦しみをそのまま相手や物事にぶつけることができない。 ある意味で繊細で、弱い人間なのだと思う。自分が苦しいと声に出せず、周囲に助けを求めることもできず、けれど一人では抱えきれない。 その危うさが、小鷹の「家族もいるのに一人で生きているように見える」という言葉に表れているように感じた。 家族がいることと、孤独でないことは必ずしも同じではないのだと思った。 人間は誰しも、上手に生きられるわけではない。正しい選択ばかりできるわけでもない。 塔子のように、弱さや寂しさから誰かに寄りかかってしまうこともあるのだと思う。 しかし、それでも人を傷つけてはいけない。特に最終章の翠の話は、読んでいてとても胸が痛くなった。 大人たちの不倫や感情の問題に、子どもを巻き込んではいけない。 どれだけ本人たちに理由や苦しさがあったとしても、子どもが背負わされる痛みは別の問題として考えなければならないと感じた。 『Red』は、恋愛の美しさやときめきだけではなく、その裏にある孤独、弱さ、罪悪感、そして人を傷つけることの重さまで描いている作品だった。 だからこそ、簡単に塔子を責めることも、完全に肯定することもできなかった。 今の私は、この作品に強く共感した。 しかし、数十年後にもう一度読み返したとき、この共感の感情がどう変わっているのかも気になる。 そのときには、塔子の苦しみを今と同じように感じるのか、それとも過去の自分の感情として少し距離を置いて読めるのか。 いつかまた読み返して、今の自分との違いを確かめたいと思う。

    3
    投稿日: 2026.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    周囲から羨ましがられるほどの夫、最愛の娘、理解のある姑、それなのに塔子の結婚生活は幸せなようでどこか満たされない。 塔子は「誰よりも早くしがらみから抜け出したかった」から彼女の女友達の誰よりも早く結婚したが、彼女はまだ自らの欲望の形も分からず、その欲望を伝えることもできない、未熟な女性だったのかもしれない。 そんなとき、かつての交際相手である鞍田と再会する。 塔子を求める鞍田の情熱は、塔子の人生は再び動き始める。 それは破滅の始まりか、大人の女性としての成長か。

    1
    投稿日: 2026.05.06
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    2023/04/19読了 生々しくて嫌いなタイプの小説だった。買ったわけじゃなくて実家にあったから持って帰ってきたものの、読んでいくうちにあーこれ苦手やなぁ。不快感しかない。と思ったものの、途中でやめるほうが気持ち悪くて最後まで読んだ。感想としては、これから先自分に起きるかもしれない現実がリアルに描かれていて、自分もこうなるんかなと思ったり、不倫する前になぜ断れないのか意味不明やし、ちょっとフィクション感が強すぎるなと思ったり、、 仲良しに見えながらも気を遣っている情景は目に浮かぶし、それは徐々に溜まっていくストレスで自分が自覚する頃にはとっくに限界を超えているということを改めて実感。自分の将来どうすれば良いのか、子供がいると自分だけの人生じゃないから選択肢には必ず「諦め」が入ってくることもよくわかった。やはり、女性が出産育児を経験しながらも働き続ける食べには自分の実家の近くに住んで気兼ねなく世話を任せられる状態であること、実の親が自分の考えに同意してくれること、が必須条件なんだと思った。 この本は、本当に500ページずっと生々しくて文字が全て体温を纏っている感じで読んでて気持ち悪かった(笑)こんなにもこの本嫌いと思ったことはない。

    0
    投稿日: 2026.05.02
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    艶めかしいシーンが多すぎて細切れの時間で読むには合わない本だった なんだか、こんな大人たちに囲まれた塔子の娘がかわいそうと思って読んだ。笑

    0
    投稿日: 2026.04.25
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     調べたら3年ぶりの島本理生さん。本作は2014年刊の島清恋愛文学賞受賞作で、ざっくり言うと、不倫に抗えない主婦の話でしょうか。  直近に官能的で耽美な小説を読み、同類かと思いきや全然違いました。本作の方が日常のリアルさが浮き彫りになっています。単なる恋愛小説ではなく、女性が抱える結婚・出産・家事・育児に対する不安や不満など、普遍的な問題を絡ませています。  ただ、主人公・塔子の思考や判断、行動については、読み手の境遇や性別、年齢で共感の度合いが分かれるかもしれません。立場や孤独などは理解するも、塔子は自信がないわりに鷹揚、固いわりに言い寄られると傾く隙があるように描かれますから…。  それにしても島本さんは、女性の繊細な心理描写が巧いなあと思います。特に相手への愛しさと憎さ、自身の強さと弱さなど、相反する感情により葛藤する内面表現が見事です。文体もていねいかつ軽やかで、読みやすく引き込まれます。  3人の男性との関わりを通して、塔子は翻弄されながら自分の生き方を模索します。人によって答えの形が違う、幸せを求める選択や妥協は、確かに誰もが直面する問題ですが、共感するか否かは別問題でしょう。  官能とともに危険な匂いがする本作でした。タイトルの「Red」は、女性の妖艶さの象徴? そして本作の本質は、誰かのためでない自分の幸せのために女性はどう生きるか‥への問いかけでしょうか?

    92
    投稿日: 2026.04.22
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    読み始めは官能小説?と思ったが、終盤にかけてそれでは片付けれられない深い結び付きを感じる事が出来て良かった。 肉欲に溺れていた主人公も最終的には不倫相手との関係に終止符を打てたところが、スッキリした。 夫婦になれてもお互い腹を割って話せないと結局は孤独なんだなと思った。

    1
    投稿日: 2026.04.14
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    映画からの原作読了。 映画よりも繊細に人物の心情の動きが描かれていてキャラクターが際立っているように思う。 それぞれの哲学や人生観を傍観できるのもよかった。

    1
    投稿日: 2026.04.06
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    中高生以来の再読。なんでだろう、恋愛小説なんて普段読まないのになぜか引き込まれる。島本さんの心理描写は本当に的を得ていて、苦しくなってしまう。これを読んで、不倫ものだから生理的嫌悪がああだこうだ、と言っている人たちは人生において大きい挫折やトラウマなんてなかったのだろうなと思う。塔子の旦那みたいに。旦那の真にはずっとイライラさせられていた。 島本さんの描く男性はなぜか魅力があって、なるほど確かにこれはついていきたくなるな、と思う要素が鞍田にも小鷹にもあってなんとも言えない気持ち。

    14
    投稿日: 2026.02.21
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    1/10 大人な物語。 自分たちがどんなに良くても、大切でもやっぱり不倫は嫌だな。 とても読みやすい文章なのでページ数はあったもののあっという間に読めた。

    1
    投稿日: 2026.02.12
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    主人公も、夫も、不倫相手も、全員どこか間抜けだなという印象でした。 感情のコントロールが全員出来ていないです。 大人版メンヘラ劇場でした。

    1
    投稿日: 2026.02.02
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    読み始めは内容に共感できることが少なく島本さんの本ってこんな感じだったっけ?と思ってしまいましたが本音の心情が他者を通して徐々に顕になってくるところから物語の世界に没頭してました。自分からだと気づくことが難しいことでも他者を通して見えるものがあるんだなと感じました。 読み応えがありました。

    16
    投稿日: 2026.01.24
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    金沢への出張をしたとき、塔子が自分の本音を初めて吐露して自分の本心と向き合えたのは、小鷹さんとのやりとりの中だけだったと思う。 大切な人ができて結婚しても、所属先(依存先)は複数持つべきだと思ったし、自分にいろんな側面を持たせるのを許可できる自分にしたいな。 妻、母、女でいられること、仕事をする自分、友人と過ごす自分。全部自分だけど違う一面があるからバランスを取れる。(3歳未満の子供を育てているママの友人に改めて尊敬。塔子みたいな子もちらほらいる事実、、わたしにはやっぱり想像つかないやと思うなどする)数年単位で積読にしてしまっていた理由がなんとなくわかる本でした、やっと読了!

    2
    投稿日: 2026.01.17
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    共感出来る登場人物が極めて少なく なかなか読み進めるのが厳しい感じでした こんな本音が溢れる世界がノンフィクションだと 人間不信になりそうです 消極的ですが…知らぬが仏、かな

    15
    投稿日: 2026.01.15
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    読みやすかったけど、性的描写が生々しすぎて正直読むのがキツかった(^^;塔子に全然共感できず、特に小鷹さんに振られた初日から、鞍田さんと寝てもやたらと小鷹さんの事思い出すのは意味がわからなかった笑 ただのビッチというか、男に精神安定を求める人なんだなぁと思うとますます共感できない笑 子どもがいたから家庭に戻ったけど、いなかったら速攻離婚していたよなぁ。喧嘩描写がリアルというか、論点のズレている感じが読んでいてもどかしかった。

    2
    投稿日: 2026.01.11
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    島本先生のお話は、読むのはこれで4冊目になりました。主人公の家庭環境、年上の男性の存在、などがどの本にも共通して出てくるキーワードがあり、作者の方が強く伝えたいと考えていたり、自身の中で整理したい事柄なのかなと感じました。 本書も、一筋縄ではいかない内容で「そっちに行ったら駄目だよ。」「それは引かれるから。」と登場人物にツッコミを入れ、「一体次のページではどうなっているんだ?」とはらはらしながら、ページを捲りました。恋愛は、矛盾の思考や言動、自身の醜さの晒し合いの連続だと本書を読んで感じました。登場人物達ほど、極端な言動ではないかも知れないけれど、恋愛において、誰もが感じたり経験したりしたことがある感情、言動がこのお話の中にはあると思いました。 本書は、ちょっと前の島本先生の作品のようなので、現在の島本先生のお話も、ゆくゆくは読みたいなと思います。

    22
    投稿日: 2026.01.10
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    「好かれてるのは分かるし、向こう見ずな情熱も嬉しいけど、でもそれは毎日を無事に過ごしていく安心にはならない。あの人は、どこか危ないし、愛情っていうものを決定的に知らないんです。一緒にいても、一人で生きてる感じがする。」の一文に刺激的な男性にハマってしまう危うさを言語化されていてハッとした。当てはめてしまう人がいたからすらすら読み終えてしまった。

    1
    投稿日: 2026.01.06
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    恋の終わりって… 激しいイメージがあったけど こぼれ落ちていくものなのかも… 余韻を残す終わり方が素敵でした 映画と原作では終わり方が異なっていて… どちらもグッときたけど 私は原作の終わり方が好きだったな マザコン気味だけど誠実で不器用な夫 優しすぎて気を遣いすぎるほどの義理母 自分の居場所はここにあると思っていたのに… ふと遠くから自分を見つめなおすと 妻や母親の役割だけ求められて 家族の中では本当の私は必要と されてなかった現実… むかし大好きだった人が現れたら 燃え上がってしまうかもしれないな… 愛を綴った描写が色濃く描かれているけど ひとりの女性の心の成長の物語だとも感じました 私だったらどうするかしら…なんて 妄想しながら読み終えました!笑

    1
    投稿日: 2025.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中モヤモヤイライラしてしまう所も… 旦那、そんなんでええんか…その態度にイライラ 不倫は良く無いけどそうなっても仕方ないのかなぁって思ってしまう( ; ; )

    0
    投稿日: 2025.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    エピローグまでが本編です。 濃厚すぎる性描写が、ちょっとなぁ、と思ってた 電車で読める内容じゃないな…と思いつつも、私の読書時間は主に電車と職場なので、目をぎらつかせながら読みふけってた怪しい女は私です… ただ愛を綴るのではなく、一人の女性の成長の物語でもある。 マザコン気味だけど優しく誠実な夫、気を遣いすぎるくらい優しい姑の間で、妻、母親の役割を背負うが、本当の私は必要とされない生活 昔の恋人と再開したらそりゃ、燃え上がる。 ただ最終的に、娘の幸福を優先させるのは、現代的な不倫小説かも?(ボヴァリー夫人とは違うねさすがに笑) エピローグのラスト部分は泣いてしまった。 愛しい人とのこれが最後の瞬間は、こんなに苦しいもなのか… 恋の終わりって、激しいイメージもあるけれど、ひっそりこぼれ落ちていくものでもあるよね。

    4
    投稿日: 2025.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画見てから小説読んだ 官能的でとても濃厚でした 映画では2人が美しくて圧巻されたが 小説ではもっと深く塔子がはまっていく姿が 印象的で魅力的だった 女として生きるのか親として生きるのか 葛藤していたが私は子供のことを思って 戻ってきてーって思った 夫のことばかり強く言うのは 少し違うかなと思った 性に関して自分の本音を言うのは 恥ずかしいしむずかしい 分かってもらえるのはもっとむずかしい けどコミュニケーションって大事だなって 思った

    0
    投稿日: 2025.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

     面白かったです。  最後はどうなるのかと、少しハラハラしながら読みました。小さい子供がいるので、塔子の辛さが痛いほど分かりました。夫の言動は終始イライラさせられ、最後まで結局、根本的な改善は認められなかったので、きっぱり別れて欲しかったです。  島本さん作品、面白いです。 少しずつコンプリート目指していきます。

    14
    投稿日: 2025.10.21
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    ❑❑━━━━━━━━━ 01|感想 ━━━━━━━━━❐❐ いや~~~濃密。とにかく息が詰まるほど濃かったです。文字で映像を浮かび上がらせる表現力と構成力の高さに脱帽です。全体を通して、主人公よりも夫や姑の感情描写に共感しました。夫〜私は分かるよ、経験と学習がないだけなんだよね。官能描写が刺激的すぎて読みが滞る部分ありましたが、読んで良かったと思います。 性描写もそうですが、いたる箇所で巧さが際立っていました。 仕事を始めたというのに、夫が体を求めて来たので、仕事で疲れてるからと拒むと、「男みたいなこと言うんだな」と呟いた夫に対しては、「心臓がまた少し水分を失って固くなった気がした」 それを握って顔に近づけると、「幼い頃、近所の公園の木の皮を剥がしたら、透明な樹液が溢れて光っていたことを思い出す」と描写。 それを深く飲み込んでみると、「蒸したばかりの小籠包に噛み付いた瞬間の柔らかな皮が割れて、圧倒的な熱と肉汁が染み出してきたような嬉しさが胸の中に溢れた」と表現。それの汚さと表現の美しさの落差におかしくなります。 ❑❑━━━━━━━━━ 02|あらすじ ━━━━━━━━━❐❐ 理想的な夫、良識のある姑、可愛らしい2歳の娘と、順風満帆な日々を送る専業主婦の主人公ですが、出産以降営みがないことが悩みでした。そんな最中10年前に付き合っていた男と再会し、関係を持つようになります。もたらさせる肉体的な充足が、精神的な充足をも満たしていきます。女という性を内包したまま母親という役割を生きることが、どれほど危ういか、孤独や寂しさ、性、選択、自分らしさをテーマとした作品です。 ❑❑━━━━━━━━━ 03|登場人物 ━━━━━━━━━❐❐ ❑村主家 村主塔子 とうこ 翠 みどり娘 真 しん 夫 麻子 姑 由里子 麻子の姉 矢沢茉希 ゆきりん 鞍田秋彦 岡本彩 小鷹 二ノ宮 研修担当 棚橋 ネイル ❑❑━━━━━━━━━ 04|語彙 ━━━━━━━━━❐❐ ❑坊主憎けりゃ袈裟まで憎い⋯ある人を嫌いになると、その人に関係するすべてのものが嫌いになること ❑コケティッシュ⋯ 小悪魔的な色気や、可愛らしさの中に少し挑発的・誘惑的な魅力がある様子

    5
    投稿日: 2025.10.11
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    映画見てからの原作でした! 島本さんの本は3冊目で、やはり大人の女性目線の恋愛を描くのがうまいなーと。 島本さんの描く男性って、本当魅力的なんですよね。めちゃくちゃリアルに想像できて惹かれてしまう。こういうのは女性作家さんならではだなと。 扱っているテーマやざっくりのストーリーラインは、割と定番なものなのに、人物の描き方が上手くてつい先が気になる。鞍田さんも小鷹さんも、夫の真も、なぜ惹かれるのか、何に惹かれるのか、惹かれないけどなぜ選ぶのかが手を取るようにわかる。うんうん、わかるわかると頷きながら読んだ。 恋愛不足の時には島本さんの小説を読みたい。夢物語ではなく、現実の延長の先にある理想の恋愛を摂取できる。

    2
    投稿日: 2025.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めて読んだ島本理生さんの本。よかった。感情の描写がリアルで丁寧で読み応えがある。子育て、不倫、性、社会復帰など女性に響く内容。

    1
    投稿日: 2025.09.14
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    恋愛小説でもあり官能小説なのだろうか。 読んでいて閉塞感で苦しくなるほどでした。抱えている問題はとてもおおきい。 夫も義父母もおばも、悪い人ではない。 善人だからこその鈍い理解が、人をますます傷つけていく。 エピローグ。鞍田さんとのことがとても切ない。翠の反応が違っていたら…結果は違っていたのだろうか。

    0
    投稿日: 2025.09.06
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    内容に一貫性があるようなないような感じで、やや気持ち悪さを覚えた。 ただ、夫婦関係の保たれ方、その壊れ方みたいなのは妙にリアル。明日は我が身かと思ってしまう。

    1
    投稿日: 2025.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夫、2歳の娘、姑、(義父)、と暮らす、一見幸せそうな女の話。仕事を辞めて専業主婦になったこと、夫が鈍感すぎること、セックスレスなこと、義母義父義母姉らとの関係など、悩みは多い。そんなときに友人の結婚式でかつての恋人に遭遇し、彼によって肉体的にも精神的にも満たされて、夫や夫家族との関係に疑問を持ち始める。

    1
    投稿日: 2025.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現実でも、創作物の中でも、不倫が溢れているのは何故だろうと考えた。いけないことだと分かっているのに。だからこそスリルや甘美さを求めて……と結論づけてしまうのは浅はかだと思う。人間は、自分のことを分かってくれている、と思う人の前で息がしやすいものだから。 主人公のことは最初、あまりにも迂闊で、どうしようこのまま500ページ読めるかな……と冷めた目で眺めてしまっていたのだけど、後半しっかりと向き合っていて、更にはエピローグで娘に視点が交代していたのがとてもよかった。結婚すると、恋愛は当人だけの問題じゃなく他人を巻き込むものだから。 読み終わって、タイトルの「Red」はどういう意味だろう?と考えた。赤……という色で、思い出した印象深いシーンがあった。続けて「一瞬でも本気になれたら、十分じゃないの」という台詞を思い出した。そういうことだろうか。

    2
    投稿日: 2025.07.29
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    私に子どもがいなければ、この本を読んだ後の気持ちはぜんぜん違っただろうと思う。 子どもがいると、それまで感じたことのない孤独感に押しつぶされそうになることがあって、その全てがこの本に詰まっていた気がする。

    3
    投稿日: 2025.07.28
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    こういう男性に心揺らいでしまうよね、って思わせるために書いているような男性像。距離感バグに驚きつつも、その近づいた距離のまま触れようとした途端突き放される、主導権を完全に握られる、っていう王道のタイプ。 気まぐれだけど奔放さと真面目さの両面が相見える感じ うわー狙ってるなーって思いながら読み進めたが 普通に面白くて楽しくてまあまあドキドキもする 現実にいたら恋しちゃうのかなー 鷹揚としている人をみんな好きになるのかね 主人公の性格は、察してちゃんと大胆な部分のバランスが絶妙で、それが逆に嫌悪感を掻き立てる 官能小説すぎた 好きな人との性生活の高揚感を思い出させてくれるのはありがたいけど、ちょっと性描写多すぎる 島本理生さんナラタージュと夏の裁断?ぐらいしか読んだことないけどベースがこれなのかな みんな性欲強すぎんか 生理そろそろ?とか聞かれるのも、そこまで気が回るなんて経験豊富、っていうよりもこいつ開口一番にこれかよキモってなりそう 恋ってすごいよ 個人的にやっぱり夫は憎めなくて好き

    2
    投稿日: 2025.06.10
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    自分とは全く違う思考の女性、こういう人もいるんだろうよね。恋愛依存というより愛されたり求められることに依存しているんだろうね。 エピローグ含め良かったです。 毎朝ギリギリまで読んで何度電車に乗り遅れそうになったか。

    2
    投稿日: 2025.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    塔子が自分自身と闘う姿は妙に理解できて応援してしまいました。鞍田さんは塔子と永く一緒に居られると思わなかったからのラストなんだろうか。最後まで何だか切ない。

    2
    投稿日: 2025.05.09
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    ある1人の女性の内包された心情を 仕事、家庭、夫、娘、そして過去の男性 との顛末を通じて読者に浴びせてくる作品。 ちょっと自分には重くて読むのに時間が 掛かったけれども、面白かった

    1
    投稿日: 2025.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    仕事も、1人の女性としての尊厳も奪われて、 翠ちゃんの母としてのみ生きる塔子。 何もかも奪っていく夫に対して、 何もかもを与えてくれる鞍田。 母であるけれど、女性であり、1人の人間であるという、バランスが塔子の中で完全に崩れてしまっていて、それを埋めてくれる鞍田と不倫関係に走るのは必然なのかなと思いました。 しかも、塔子は割と恋愛体質というか、欲しがりで小鷹とも関係を持とうとするし。。 きっと母親からの言葉が呪いになっていて、男性から好意を持たれる自分が好きなのだなぁと。。 母親との関係性や、 前職でのコンプレックスもあって、 塔子は真を愛していたから結婚したのではなく、 幸せそうな家庭像と結婚したんだなと思いました。 私が引っかかっているのは、翠ちゃんの親権の話。 本当は親権を放棄しても良いと思ったのかなぁと。 母であることを辞めようとしたのかなって、なんとなく思います。 翠ちゃんには、親権を取られないようにするための戦略って言っていたけれど、実際には翠ちゃんを置いて家を再び飛び出しているし。 本当に翠ちゃんを愛していたのかなって、思ってしまう。 翠ちゃんがいなければ、離婚して鞍田と過ごせたのにって、本には書いてないけれど、多分思っただろうなって。 それでも、鞍田への想いも諦めて、 翠ちゃんを真と育てることにしたのだから、 結局母に回帰したのだなと。。 このあたりの感情変遷を追うのが難しかったです。。 鞍田は最後一人で可哀想だけれど、 本当のところ塔子は鞍田も愛していなかったのかな、なんて思います。 女として求めてくる鞍田が好きで、鞍田に愛される自分が好きで、溺れていただけかなと。 だから、思わせぶりしていたのは塔子なのでは、なんて思ってしまいます。 鞍田は最後の方で、期待させないで、って言ってるし。 この作品の中の塔子はブレブレなのだけれど、 それは塔子が母であること以外の、 女性であり、1人の人間であるということを取り戻しにいっているから。 エピローグの塔子は、鞍田に再開する前とは別人のようです。塔子はちゃんとバランスを取り戻せたんだなと思いました。 塔子は女性としての自分、 仕事ができる自分が、好きだったし、 大切なアイデンティティだったのかなと。 塔子が不倫を経て、 自分を取り戻しにいく、そんな物語に思えました。 全く知らない女性の人生を覗けたようで、 面白かったです!

    9
    投稿日: 2025.04.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2回目の読了。 モラハラ気味の夫と夫の味方の義理の両親との生活に将来を見いだせなくなっていたとき、大学時代に愛人をしていた男に再開する。 デートや行為だけの楽しいとこ取りの関係だけど、よっぽど彼の方が大事にしてくれているし楽しそうと思いながら読んでいた。でも、離婚まで気持ちがあと一歩のとき、彼に幼少の娘を会わせたときの微かな拒絶を感じて、義理の両親と距離を置く結果に落ち着いた。 真面目そうに見えて結構エロいと言わしめる主人公の女力すごい笑

    1
    投稿日: 2025.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後、思わず「えっ?」と声が出た。 あんなに離れ難い相手だった鞍田さんと、何でこれで終わるの?鞍田さんも治療がうまく行ったのに、これまでのしつこさはどこに行ったの? 個人的には、塔子と鞍田さんが結ばれてほしかった。 子供の時には親から降り注がれていた無条件の愛情を、大人になると浴びる機会が減る…、いや、全大人じゃなくて、私自身がその不足を感じているから、優柔不断で自制心に欠ける塔子に苛つきながら、彼女の気持ちに共感を覚えるのかも。 鞍田さんみたいにどんな時も思ってくれる人と、不器用だけど大切に思っている真がいる透子が羨ましい。

    1
    投稿日: 2025.03.17
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    作者は、心理描写をすごく上手に表現するなあ、感心しました。 男の自分が、主人公塔子さんの気持ちに共感してしまいました。 最後、娘と一緒に歩きながら、決して後ろを振り向かなかったシーンが、、鞍田さん切なかったなあ。

    1
    投稿日: 2025.03.09
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    日常に溢れている、夫とのほんのささいなすれ違い。 わたしをわたしとして見てくれているか 大切にされているか 必要とされているのか 満たされないのかなぜか 正しい場所ってどこ? わたしはだれ? そんなつもりなく手に取ったんだけど。 読んでいて、わたしはどうしたい?って思考がグルグルしはじめちゃった。

    4
    投稿日: 2025.01.29
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    展開は昼ドラの域を超えないんだけど 読ませてくる筆致。 まあこういうの、ほんとにどこにでもあるんだろうな。 鞍田さんが「しっかりしてくれよ、、」大賞でした。 塔子は惚れてるからあんまり疑問に思わない、というか、強引さが現実から離れてむしろ嬉しい、みたいな感じだと思うけど、好意がなければレイプやん、、、みたいな箇所が多々。 執着も常識を逸脱してる、と感じる。 自分の機嫌は自分でとって、 対話を重ねながら相手を慮る気持ちを持てる余裕、 が大人は大事よね。 要はコミニュケーション、という当たり前のポイントに着地しました。

    0
    投稿日: 2025.01.25
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    主人公のフラフラ加減にも男性たちにも共感できずだったんだけどどんどん読んでしまって、島本さんが産後のフラストレーションをぶつけて書いたというインタビューを読んでなんか色々納得した 自分は変わったはずなのに何も変わらない夫、変わる前の自分に戻してしまう昔の恋人、変わったところを見透かしてくる同僚 3人に振り回され振り回し、結局行動の根っこには子どもへの愛しさがあるのが母だなぁと 一番好きなのは実母かな笑

    3
    投稿日: 2024.12.25
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    読みやすい小説だったが、読んでいけば不倫の話かと思って、読むのが億劫になるかと思ったら、展開が修羅場みたいな物でなく、不倫に至るまで追い詰められた女性と、滑稽なくらい隙が多い夫、かつての寄りを戻したいかつての不倫相手の物語、正直、不倫ものは好きではなく、ある程度、流し読みになったが、それでも話は面白かったし、最後の方が、ちょっとよく分からない部分もあったが、解釈があってるか分からないが、主人公の葛藤、夫の葛藤、不倫相手の葛藤を良くまとめた結末だと思う。

    4
    投稿日: 2024.12.07
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    心情も性描写も生々しかったけれど、何故か心地良い余韻があってすごく魅力的だった。 鞍田さんの切なさや寂しさを表現する文章が好きだった。 島本理生さんの作品は、結婚してからまた読んでみたら捉え方が変わりそうで、たのしみ

    1
    投稿日: 2024.12.04
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    主人公の意思の弱さというかブレブレなところは少し嫌だった。流されてしまう感じ。 好きな人がいて、ふらふらーとしていたり、普通に不倫してるのも嫌だ。 住んでる環境や夫の気持ちを理解してくれなくて目先の幸せに走ってしまうことは本の中だけでなく、現実味があって良かった。 けど主人公はなんとなく逃げてばかりって感じ。内容はすごく面白かった。ただ単に主人公の性格とかは好きじゃない。

    1
    投稿日: 2024.10.30
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    誰にも共感出来ない。 みんな自分勝手な言動ばかりで、イラっとさせれる。 途中から斜め読みで、読了。

    1
    投稿日: 2024.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    官能的な表現が多い作品だった。塔子は恵まれてる環境と自負しながらも夫婦生活での体の関係がうまくいかないのが悩みだった。友人の結婚式を機にかつての恋人鞍田と出会い、体の解放だけでなく、仕事を続けたかった、夫に育児家事に参加して欲しかったなど我慢していた思いが溢れてくる。 結婚生活なため読んで納得はするが、実質は理解できないことが多い。恋愛経験が少ない男性は、女性はこうであるべきと考えが強くなり、自分を正当化し女性を卑下してしまうことが多い気がする。それが昭和の男の人やモテない男になりがちの発想になり、塔子や世の中の女性を縛ってしまっている気がした。 私自身も恋愛経験少ない時は、親と暮らすのが良いと思っていたが、実際自分が相手の家に住む立場になると思うと、優しい方でも一生気を遣わないと行けないのかと思うと簡単ではないと感じる。 浮気は良くないと思う。しかし、自分の心が少しでも開放されるなら悪いとは思わない。小鷹さんは恋愛の輝きは一瞬で良いという気持ちもわからなくはない。 私自身、いろんな本を読んで、いろんな人と出会って、たくさん恋をしてから、結婚というものはなんなのかを考えたいと思った。

    3
    投稿日: 2024.10.07
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    恋愛小説を読みたくて。官能描写が生々しくてちょっと驚いたけど、人間にとって必要不可欠なものだよなあやっぱり。と感じずにはいられなかった! 個人的には小鷹さんの立ち位置というか、どうしてこのストーリーに必要だったんだろう?と謎だった エピローグは良かった

    0
    投稿日: 2024.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校生の時に何気なく買って、文字なら性的なものでも18歳未満で買えちゃう世の中、面白いなと思っていた…でも、ただの不倫官能小説じゃなくて、主人公が自分を見つける話で、エピローグが本当に良い 実家帰ったタイミングで持って帰ってきて久しぶりに読み直しました。高校生のときと今読むのとでは全然違うなあと思った 年齢、性別によって感じ方が違ってくるし、年齢性別同じでも賛否両論分かれる物語だと思う どれだけ他の人から羨ましがられるような男と結婚できても、結局その男が自分のことを女として扱ってくれないなら、きっと私も満足出来ないと思う 不倫は絶対ダメだけど主人公の気持ちが分かる自分もいて、でも一番可哀想なのは子供で、、その子供について最後のエピローグでちゃんと触れてくれるからこの本は好きです 「抱き合えばわかる。目の前で一度でも涙を流して見せれば、どんな男の人なのか。どうやって愛したり愛されたりしてきたのか。」 好きなフレーズです

    2
    投稿日: 2024.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不倫はよくない。でも、塔子の息苦しさがしんどくて途中から鞍田さんに救ってほしくなってしまった。。。冷静に考えれば、鞍田さんはしょーもない男なのに、塔子視点だから魅力的にみえてくる。文才ですね。あっという間に読んでしまった!最高!塔子みたいに真面目で一見良き妻タイプこそねっとりと手に負えないんですよ、男性諸君ご注意

    1
    投稿日: 2024.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    塔子は自分の気持ちを呑み込んで、無理してでも人間関係を当たり障りなく進めようとする性格。 その割に男に言い寄られたら弱く、抵抗もほとんどできないどころか期待までしてしまう。 夫の両親とも同居で、一見上手くいってそうに見えても実はお互いそれなりにストレスという。 私の非常に苦手とするタイプの女性で、大部分はイライラしてしまった。また登場人物たちが程々に勘が良く、人の考えや性格を結構言い当ててしまうところがちょっと都合良すぎな感じがした。 エピローグでは少し救われた。翠が子供なりに気を遣いながらも、やっぱりパパとママが良い様子、生涯で一人だけ愛した人と一緒になることが結婚であること、など。

    1
    投稿日: 2024.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本を閉じた後、1人で心震わせて呆然としてしまった。 400ページ超えで読み応え抜群だった。 中盤までは主人公に対して流されやすすぎでしょ…と思う場面が多かった。 いくら不満があるにしても子供もいるんだし、 なんか我が強いし実は1人でも平気なタイプだろと思った。 読み進めるにつれ、母として妻として女として…というような文章が出てきて、 自分の中で問題提起された気がした。 謝罪のくだりや「家具として搬入された」というフレーズ、 二十代半ばの結婚ラッシュを控えて不安でたまらない感じ、 「愛されなきゃ意味がない」空気感、 身に覚えがありすぎてどんどん惹き込まれた。 主人公と鞍田さんをどこか冷めた目で見ていたのに、ラストでどっと泣いてしまった。 「父」と表記があるってことは鞍田さんとは一緒になってないんだよね? え?もしかして亡くなった? あ、鞍田さん回復したのか!それから会ったのか 会った上で、結局、選ばない方を選んだんだ… 翠ちゃんの反応も関係あったのかな…ああでも…そっか……… 塔子はそう決めたんだね…… 残された鞍田さんはどうなるんだろう………… いやもう関係ない、気にしない事だよね……… 不倫や浮気は大嫌いな私がこんなに絆されてしまうなんて… … 余談 「たなちゃんの結婚相手が鞍田さんなんだって」とメールに書かれてたのかと思い込み、 鞍田さんサイテー!ずるいやつや!と思いながらしばらく読み進めてた自分オモロい

    2
    投稿日: 2024.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    共感できるわけじゃないのに、読んでる間は主人公の気持ちになってしまった。官能小説とうたっているだけあって、そういうシーンは多いんだけど、ちゃんと小説の世界に入ってるからただ官能的なんじゃなくてその描写の中でさえ切なくなったり苦しくなったりした。島本理生さんさすがといった感じ。塔子は男性からしたらたまらなく色っぽい女性なんだろうなって思うし、私にはなりたくてもなれないなぁと。小鷹が言ってた、"お前は童貞と家庭環境の暗いやつにもてる"っていうのがまさにそう。 映画と結末が違って、結局離婚してないし塔子は娘を選んだし、強い自分になって夫と生きていく決意をしたようだ。 鞍田さんはなんかずっとズルいんだよ。まあ、ズルくて好きになっちゃいけない人を書かせたら島本理生さんが1番だと私は思うんだけど。

    2
    投稿日: 2024.08.11
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    きっと彼女もこんな気持ちになったんだな、と、なんの理由もないけど腑に落ちて 今まで分からなかった、どうしても理解できなかった事実が、ふいに納得できてしまった そんな作品でした 人をすきになるって、どうしてこんなにも素敵な気持ちになるんでしょうか 愛とは、愛されるとは 人の人生って、親である自分とは、そもそもの自分って、 そのうえで覚えるこの感情はどうしていくのが正解なんだろう そんな気持ちに寄り添ってくれた、初めてこの筆者の本で面白いと思える作品でした 読み終えて、人生って楽しいですね、そんなことを思いました

    1
    投稿日: 2024.06.27
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    登場人物たちの性についての内容というよりは、孤独と向き合うストーリーで私はとても共感できました 望んだ人生とはいえ、ふと別の道もあったのではないかと考える主人公の孤独が痛いほど理解できました 庇護するわけではないけど、やりたい仕事を手放して子育てと義両親との同居、マザコン夫による妻への無関心…すごく我慢の多い生活。 私だったら主人公と同じ事をしてると思う。 でも主人公の女性は言葉選びも上手くて、とても賢くて聡明な人なんだなと感心しました。 読んでいて辛く、エンディングも辛い。 幸せになってほしいなと思いました。

    2
    投稿日: 2024.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大人の女の物語でした。 凄く凄く共感出来てしまって、放心状態。 自分と重なる部分もあって ちょっとなんか蓋?的な物くださいって感じ。 元気な娘に、イケメンで浮気しない夫、優しい義両親との同居。 周りからは順風満帆に見えるが、セックスレス、出産で手放した仕事のキャリア、夫の育児不参加、義母との関係…その他諸々 多くは言わないけど、いろいろあるよね。 大人の女って。 そこに昔は不倫だったけどフリーになった元カレなんて出てきてみろよ。 しかも丸っと受け止めてくれる技量の持ち主なら、やっぱりちょっと甘えたくなるわ←え 塔子もだけど、何かの理由がないと素直に甘えたり出来ないタイプかな。 プライドが変に高いから甘えるのが絶望的に下手。 最後は自分の足で前を向いて歩いていく塔子が見れてよかった。 官能部分も背徳感なんかが伝わり、凄い表現力だなと思った。 仕事で疲れてるからとセックスを断ったときの 『男みたいなこと言うんだな』と夫が言った後の 「心臓がまた少し、水分を失って固くなった気がした」 コレ!なんか凄い。 わかるわーが多い一冊だった。 不倫とかに嫌悪感ある方には難しい一冊かも

    6
    投稿日: 2024.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この物語は、いったいどこへ向かってしまうんだろう。中盤に差し掛かるにつれ、この物語にハッピーエンドはあるのだろうか、と、読み進めるのがなかなかに酷な1冊だった。エピローグ前のエンディングに向かっていく最終局面。ああ、なんだかんだで、3人で歩み出すのだろうかと思ったら。この、救いようのない状況に、塔子の立場に自分がいたらと考えるだけで、心が後ずさりしてしまった。決定的な悪人がこの中にいたら、その人にすべてを押し付けてしまえたのに、そうではないところがなかなかに厳しい現実だった。 重厚感のある小説で面白かったけれども、読後感で★3にしました。 なんとなく、偏った見方であるという考え方もありそうな気がしているが、誰かが物語を描いている時点でその視点で描くわけで。絶対的に誰かを傷つけるような物語は望ましくないともちろん思うけれど、今回で言うと真君が絶対的に悪であるとは、この話の中では明言していなかったと思う。生まれてきた、育ってきた環境が、彼を彼たらしめているだけで。

    2
    投稿日: 2024.06.12
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    受け身傾向の女性が、自己を理解して自らの幸せのために行動ができるようになった、というところでしょうか。官能の部分は面倒臭くなって飛ばし読みしましたが主人公の成長には重要なところなのでしょうね。エピローグが爽やかで良かった。

    0
    投稿日: 2024.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『「愛する」だけじゃだめで「愛され」なきゃ意味がない。そんな世論を嫌悪しながらも、反発しながらも、その通りだと思った。愛するだけじゃだめ。愛されたい』 自己肯定感の低さのせいで、僕自身どれだけの、さまざまな機会を逃してきたのだろうか。自己肯定感が低いくせに、見返りなどを期待して、まったく面倒なことだと自分自身に呆れてしまう。ほんと馬鹿馬鹿しい。打てば響く、お互いにね、そう認め合う誰かに出会うこと。孤独感そのものが害悪とは思わないけれど、孤独の中にも繋がりあえる存在、一方通行ではない安心感、得られたとしたら人生も、それはそれは変わることでしょう。 誰しも自ら好き好んで、傷付くことを求めたりはしないけれど、避けてばかりもいられない。愛されたい。これが本音。矛盾を肯定し整合性を求めない。わがままでいいじゃん。 愛してる、って伝えなきゃ。

    1
    投稿日: 2024.05.03
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    ずっと積読だった本作ですが、GWで時間があったので、手に取りました。主人公のことは正直、好きにはなれないけど、生々しくて他の恋愛小説よりは割と現実的なのかなと思いました。 本作の主人公は、専業主婦である塔子。彼女にはイケメンで収入のある旦那さんと1人の娘がおり、旦那さんの実家で同居している。姑も協力的で平和に過ごしているのが、夫婦としてセックスレスの状態であった。そんな時、かつて愛人関係にあった男性と友人の結婚式で再会することになるといったストーリー。 島本理生さんの文章力と心理描写が上手くて、特にこんな旦那だから浮気しても仕方ないよねっていう主人公の考えに共感させられるような感覚があって、素晴らしいなと思いました。内容としては、不倫描写が多いので、生理的に受けつけない方もいらっしゃると思いますが、誰も語らないでいるだけで、テレビドラマでやってるようなキラキラした恋愛展開よりは、こっちの方が大人のリアルな恋愛って感じがしました。

    61
    投稿日: 2024.05.01
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    既婚者子持ちじゃなかったらどう解釈していいかわからなかったかも。映画を先に見たので妻夫木聡の暗い優しい笑顔を何回も思い出した。血の繋がってない他人同士から始まって、彼の母親とか、ふたりの子供とか、このまま女じゃなくなるのかな、とか。子供と過ごす時間を幸せと感じる夜と、どうしても一人の時間が欲しい昼。母でありたいと思うほどに何かを諦めていく感覚。そんな自分を心地いいと思ったり、情けないと思ったり、女っていくつ顔があるんだろう(笑) 心理描写が丁寧に書かれていて塔子の気持ちも行動もスっと馴染むように読めました。

    1
    投稿日: 2024.04.26
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    初読みの作家さんでした。そして初の官能小説でもありました。 非常に読みやすく、そしてそれほどいやらしくも無く、でも話に没入しました。 恋愛小説などは殆ど読んだ事はありませんが、楽しめました。

    8
    投稿日: 2024.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

     この作品は、夫と初めて観に行った映画でもあり、映画があまりにも素晴らしかったので書籍を購入し、読むのも2周目である。  島本理生先生の性描写はリアルかつ夢のようで読んでいるだけで息を呑む。  さて、この作品は、いわゆる恵まれている家庭で暮らす「塔子」が主人公であり、夫と娘がいながらかつての想い人との再会で心が揺れる女性の心情を描いている。  夫は有名大学を卒業し、エリートと言われる道を歩んでおり、挫折の経験もない。作中の言葉を使わせてもらうならば、ちょっと茶化した感じで「坊ちゃん」。女性経験がなく、また、他人の心の機微にも疎いので、その無神経さで塔子を悪意なくどんどん追い詰めていく。  義母やたまに遠方への出張から帰ってくる義父の存在にもストレスを感じている。  そんな状況のなか、塔子はかつて愛していた「鞍田」と再会を果たす。  鞍田は塔子と付き合っていた頃、結婚しており、再会時には離婚している。そして、今度は塔子が既婚者になっているという状況。  それなのに、鞍田は塔子への距離を詰めてくる上に、執着心、嫉妬心も強い。  わたしは、そこまでするのだったら、なぜ最初に出会ったときに潔く離婚し、塔子と一緒にならなかったのかと思ってしまった。  でも、読んでいるとどうしても、鞍田が、塔子の家族の待つ自宅へ送るシーンを読むたびに、心が痛くなった。  塔子は、罪悪感を感じながらも、忙しい日常に戻るだけの話だが、鞍田はひとりだ。  これは、本書で鞍田の性格を知った上で感じ得る気持ちなのかもしれない。  また、鞍田は癌に冒されており、再発を繰り返したのち、終盤で塔子とその娘の翠と最後の再会を果たす。  ふたりのしばらくぶりの再会だというのに、帰り際の、塔子のもう2度と会うことはないという心情、そして、駆けて戻って来てくれるのではないかという鞍田のわずかな期待。  それらが入り混じり、わたしは今自分自身がどんな感情でいるのか分からなくなった。  1回目に読んだ頃は、まだわたしは今ほど世の中のことを弁えておらず(今もそこまでは変わっていないかもしれないが)鞍田を、なぜ選ばなかったのだろう、鞍田と一緒の方が幸せになれると思って疑わなかった。  だって、最高に好きな人だから。  だけど、読み返した今は、また違った感想を抱いた。  夫に反論できず、言うことばかり聞いて、遠慮ばかりして、そんな結婚生活、楽しいわけがない。  だから、一度自分が選んだ相手なのだから、歩み寄る努力をすればよかったのだと。  多少の意見の相違やすれ違いは仕方ない。だけど、お互いがお互いを知ろうとすること、そして、妥協案を見つけて、折り合いをつけていくこと。  本来なら心を許すことができるはずの相手に、本当の自分を出すことができなければ、息苦しくなるばかりだ。  不倫を肯定するわけではないが、その頃の塔子にとっては、鞍田の存在がそれを気づかせてくれたのだと思う。(ここでは、お互いが愛し合っていたことは置いておく)  それぞれの登場人物がそれぞれの幸せな形を見つけていけたら、それは素晴らしいことだと思った。 以下 心に残った文章を抜粋 「あなたの心変わりや気分で失うものをあてにするなんて考えられない。だから、尽くした分だけ確実に実る相手と結婚したのに」 愛とは見返りを求めないこと、純粋に与える愛情こそ美しい。そんな文句は、あくまで国の象徴のように生かしながら、その実、結局は「愛する」だけじゃだめで、「愛され」なきゃ意味がない、と堂々と主張している。そんな世間を嫌悪しながらも、反発しながらも、その通りだと思った。愛するだけじゃだめ。愛されたい。そして自分はほかの同性よりも魅力的だと錯覚したい。 塔子と鞍田の会社の同僚が言った言葉 「だってさー、キリストとかって旅しながら、いきなり病気の人間とか娼婦に愛を注いで奇跡起こしたんだろ。それって会ってすぐの、ほんの一瞬じゃん。それは究極の例でもさ、好きなタイプって一目見て気に入って盛り上がったら、なんとなくその記憶で続くもんだし。セックスだって会話だって、長くいりゃあ、かならずいつか飽きるし。人生でほんの一瞬でも本気になれたら、十分じゃないの。まあ、僕、そんな経験もないですけど」

    1
    投稿日: 2024.04.24
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    主人公の塔子と愛人の鞍田は、自分の性欲には全く理性が効かない変態にしか思えなかった。 塔子は結婚などしなくて、好きにセックス三昧に溺れたら良かったのに。 一番に思ったのは、親の勝手で心に傷を負った娘の翠がすごく可哀想であることだった。愛人に、わざわざ子供を逢わせるなんて、どういう感覚なのって腹が立った。 と、言いつつも話には引き込まれる作品だった。

    17
    投稿日: 2024.03.15
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    なかなかのページ数だったのに、引き込まれるように読んだ。この本を好きだという男性がいたら君悪がられる程には女性特有の心の揺さぶりを巧妙に文章化していて凄い。 真っ直ぐな恋愛をできなかった人ほど共感してこの作品にも溺れてしまうのでは無いかと思う。 既婚後の女性(特にあまり旦那との関係が良く無い)には絶対にお勧めしたく無い一冊です笑

    7
    投稿日: 2024.03.12
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    主人公の女性の流されやすい危うさと周りの男の軽薄さを感じながら読みました。 作者の伝えたいことが男の私にはよくわかりませんでした。

    59
    投稿日: 2024.03.08
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    賛否両論あると思う、というか大半の人には理解されないと思う。そもそも共感を得られて大絶賛されるような物語は、主人公と境遇が似てるとか、どこかしら考え方が似てるとか、感動秘話とか、不純ではない恋愛とか、そういうものだと思うから。 それでも私はこの人の紡ぐ文章に心揺さぶられ、胸が締め付けられ、はっとさせられる。どうしてここまで繊細に、女性の感情を描けるのだろう。まるで私なんじゃないかと思うような文章もあった。 タイミングやきっかけ次第で間違った道を歩む事はあるかもしれないし、始まりは意外にもあっさり簡単だと思う。 でもきっと終わらせるのはとても苦しいんだろうなぁ。そんな心配は杞憂だけど。 官能的なシーンも多かったけど、いやらしくなくて読みやすかった。普段の小説ならあまり気にならない様なドライブのシーンが印象的だった。スパルタカスの愛のテーマ。塔子はきっとこの曲を一生忘れないし、一生聴けないだろうな。 鎌倉の家で暮らす2人の幸せな未来も見てみたかったけど、やっぱりそんなに上手くいかないよね。

    15
    投稿日: 2024.02.29
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    主人公ですが あまりにも流されすぎかと… 義理の親との同居、子育て云々 ストレスが溜まるのは分かりますが 元彼とだけじゃなく 職場の男性とも… その彼とは最後まで行かずとも 読んでて、軽すぎる女性と 思わないでいられませんでした。

    0
    投稿日: 2024.02.15
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    最初の方は主人公の行動に怪訝に思っていたけど、読み進めていくうちにどんどん不倫相手も好きになってしまった。

    0
    投稿日: 2024.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    知人に紹介してもらい 読み終えましたが、 分かる人には分かる。 塔子の言動にたまに理解できないところもあり、 鞍田が塔子が断れないことをいいことに 利用しているかのように思える場面もあり、 イライラすることもあったが、 最後、不倫というものは、 喧嘩別れをする訳でもなく、話し合いもなく 静かに終わりを悟るのが リアルで納得のいく結末だった。 スルスル読めるので、 私はおすすめしたいが、万人受けではなさそう なので、-1して☆4にしました!

    1
    投稿日: 2024.02.01
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    ”そんなにしょっちゅう女の人の機嫌とったりなんて俺にはできないよ。そういう男は他の女にもやってるよ” ”感情のコントロールが難しい分、仕事で救われるのはむしろ女の方かもな” ”人生でほんの一瞬でも本気になれたら充分じゃないの?”

    2
    投稿日: 2024.01.26
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    鈴木保奈美との対談を見て興味を持ち、初めて読んでみた島本さんの作品。 ただのハーレクインと官能小説じゃないかと馬鹿しにしているとこから始まり、でも人間描写や表現が面白いなと思い、最終的に解説まで見て、もしかしたらある点で自分がすごく未熟だったのかと思わされた。

    1
    投稿日: 2024.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人物描写が一貫していて上手いなと思った。 性描写が私にはくどかったけど、、 解説を読むと非常にしっくりくる。肉体的な充足が精神の安定の支えになり本当の自分自身を手に入れた、的な説明。まさにこれ。 主人公は、夫に不満を持ちながら鞍田に揺れたり小澤?に揺れたりしょうもなくて、イライラさせられる。けど、主婦が拗らせるとこうなるのかなぁというのがとてもリアルだった。主人公の夫も育児放棄でイライラさせられる。これもリアル。

    2
    投稿日: 2024.01.03
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    どこにでも落ちてそうな不倫話。 旦那の家族と同居する自己肯定低めな女性が主人公。 自分のキャリアを諦め、マザコン夫が育った家庭に入ってフツフツとフラストレーションを溜め込んで燻っていた火種が徐々に燃え上がっていく様がドキドキさせられます。 主人公の自己嫌悪すらも言い訳にしたくなる気持ち…。 最後の最後まで主人公に振り回されますが最終的には着陸できたので良かった。

    2
    投稿日: 2023.11.28
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    登場人物に肩入れできなくてもそれで小説の良し悪しを判断するべからず、とは本読みならわかっている。 けれど、あまりにも「受け身」形で調子の良いことを堂々と語られると、おんどりゃに隙がありすぎるんじゃぁ〜!と本を投げ出したくなることしばしば。 早く終えたくて後半は頑張って一気に。 ようやくエピローグで形が整ったけれど、もういいや、この作家はってくらいのやれやれ読書だった。 電車型読書(読んでいれば勝手に頭に入って流れて目的地に着く)も頭休めになるものだけじゃないね。

    1
    投稿日: 2023.10.18
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    久しぶりの官能的な作品だったが不快感は少ない むしろ人物の関係性が生々しく表現されている 「いい人」として生きていく中には歪みが生じる 誰もがその歪みと向き合って生きているのかも

    10
    投稿日: 2023.10.13
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    3歳になったばかりの娘を抱える私は共感しまくってしまった。こんな本、男や未婚の女が共感するわけねぇじゃんwwwと思いながら、気付いたら共感のふせんが大量に貼られていましたw これらの感情を理解してほしいって言う女がいたら、それはフェミニストだわwそれくらい女臭い作品です。大好き★ 一部では「官能小説」と言われてるくらい、確かに生々しい性描写が多い。でも、この感じ分かってしまうのよなぁ。単純なエロだけでなく、感情があるからこその官能。。伝わるのかなぁコレw 作品として、大傑作かと言ったらそうでもないのかもしれないけど、私は共感しすぎてしまってこの評価です◎ 学生時代や独身のときに読んでも、流されすぎ〜女臭ぇ〜で終わってたかもなぁと思う。今このタイミングで読めて良かった。 ちなみに内容説明にある「上手くいかないのは、セックスだけだったのに―。」ってほど、上手くいってないのはセックスだけじゃないよ。自己暗示にかけてるだけで、元々いろいろ噛み合ってない夫婦だと思う。でも、子供産まれたら夫婦はより一層他人になるのは仕方ないことかなと思うね。子供いない方が難なくずーっとラブラブでいられるだろうなと思う。子供いながら夫婦がラブラブでいるためにはお互い相当な努力が必要だよね。その努力が愛だと私は最近思うよ。 ◆内容(BOOK データベースより) 夫の両親と同居する塔子は、可愛い娘がいて姑とも仲がよく、恵まれた環境にいるはずだった。だが、かつての恋人との偶然の再会が塔子を目覚めさせる。胸を突くような彼の問いに、仕舞い込んでいた不満や疑問がひとつ、またひとつと姿を現し、快楽の世界へも引き寄せられていく。上手くいかないのは、セックスだけだったのに―。島清恋愛文学賞受賞作。

    18
    投稿日: 2023.10.13
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    なんとも生々しい性描写だが、主人公塔子の環境や境遇が丁寧に描かれているので、むしろ痛々しい哀しみをたたえている。

    3
    投稿日: 2023.10.03
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    結構積み置きしてたが予想通り全く合わず。 個人的には一番嫌いなタイプの女性。 己の欲望のままに生きてるのに自分勝手な言い訳、正当化を後付けしてる感じが読んでて気分が悪い。 こういう女性には罰が当たればよいと思う。 正直後半は流し読みに近かった。 これを読んで一体何を感じれば良いんだろう。 又、読み手に何を感じてほしいんだろう。 兎に角読んでてずっと気分が悪い作品。

    2
    投稿日: 2023.09.29
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    不倫、良くない、絶対。 やるならバレないようにした方が良い。 島本理生さんの描く女性は、どちらかというと地味なタイプで自己主張が少なくて控えめで、だけどうっすら不満を溜め込んでるていて、それが特定の人の前で爆発するとその相手とすごく特別でエロティックな関係になる女性が多いなと思いました。 私は現実世界ではそういう女性があまり好きではないのと、あまり見かけることはないですが、島本理生さんの描くこういうタイプの女性は好きです。

    0
    投稿日: 2023.09.23
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    2014年 主人公・塔子は、可愛い娘とイケメンで有名企業に勤める夫、そして、夫の両親との同居の生活。 気遣いある優しい姑は、孫の世話もいとわない。 誰もが羨む恵まれた環境にいても、少しづつ、ずれていく夫との気持ち。望む将来に食い違いがあれば、不満や疑念は溜まり続ける。 かつての恋人との再会は、過去に置いてきた、彼女の感情を揺さぶる。 さすがに小説半ばあたりまで共感しどころが少なく、官能小説だったのかーい!と思うほど。 その不倫に溺れていきそうになるのも、彼女の家庭生活の不満の一端にしか過ぎないんでしょう。 家庭だけの自分を望んでいたわけでなく、社会で自分の仕事とポジションを得たかった彼女を理解しているそぶりで、理解できていない夫。 成立しない会話の意思のすれ違い。 そこから脱却して、家族として再生する夫婦。 ばれないようによろしくどうぞ。

    61
    投稿日: 2023.09.11
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    ドロドロした不倫恋愛もの。 主人公と不倫相手の夫にはイライラした。 いまいち主人公の背景がわからない。 会社の同僚はいい感じで、私がハマりそうだなと思った。

    0
    投稿日: 2023.08.12
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    作品を読んだのは3作目なんですけど、島本理生さんの描く男の人がいつも喋り方好きすぎて…!旦那さんが絶妙に嫌いなタイプで、イライラしながら読みました。そして締め方…読んでほしいからネタバレ厳禁ですけどわたし的には意外な終わり方だったなあと思いました

    1
    投稿日: 2023.08.09
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    塔子が夫の真くんや姑との同居生活に対して不満を持っているのは非常によく分かるが、だからといって不倫していいことにはならない・・・ 昔の不倫相手との再会。全て相手のペースに飲まれた結果の不倫だけど、塔子も隙きが多いしその展開望んでるのが分かるから仕方ないとも思えず。流されすぎだよ。 塔子も鞍田さんも小鷹さんも真くんも麻子さんも、どのキャラもあまり好きになれず、共感できなかったな。特に塔子は良い人ぶっててリアリティないし、どうでもいいことだけど幼少期の翠の喋り方が変・・・ 鞍田さんも小鷹さんも、倫理観どうなってるの?? ただのヤバい人だよ。 誰一人魅力的ではなくて、皆自分勝手でびっくり。

    0
    投稿日: 2023.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    官能描写が多いが、ただ「官能」だけで終わらせないのがさすが島本理生さん!女性の生き方、男女の違い、いろいろなところをテーマに、深く考えさせられた。 学生時代に原作を読んだ時は、エピローグの翠に共感したことを覚えている。しかし今回、結婚や出産、育児がリアルになってきた今再び読むと、翠だけでなく塔子にも寄り添えるようになった。 本文にあった「他人を受け入れるということは矛盾することだから。自分の正しさを貫こうとすれば、誰とも生きられない」がとても刺さった。確かに、私も受け入れられないことが多く、パートナーと別れることが多い。もう少し向き合って(耐えて?)みるのもいいのかなと思った。

    0
    投稿日: 2023.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・幸の薄そうな鞍田役は妻夫木君より長谷川博己が似合うと思う。 ・クルマが割とよく出てくるのだけど、車種が書いてない。塔子目線の小説だからかな。 ・鞍田の操るクルマの車種が書いてあるとリアリティが増すのだけどなあ。映画だと古いボルボのステーションワゴンみたいだけど、なんか違うな。もっとシュッとした、例えばBMWの5シリーズのセダンなんかが鞍田は似合うのではないか。

    1
    投稿日: 2023.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鞍田さんに惹かれる気持ちはよくわからなかったけど、日々の生活に対するモヤモヤはよくわかる。 小鷹さんに惹かれるならまだわかる。 だからといって不倫には走らないし、軽すぎる。 ある日突然、塔子のように爆発してしまう人はいるかもしれない。そして夫の真よ…もっとしっかりしてくれって感じ。

    1
    投稿日: 2023.06.23
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    ひとつの恋愛の中には、不倫と一括りにできない物語があるのだと思わされた。ただ主人公が常に流されていて、自分の意志ではなく誰かによる不可抗力でこうなった、と言い訳めいた印象がどんどん強くなり、共感する部分は少なかった。

    0
    投稿日: 2023.06.11
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    かつて一度関係を持った人と約10年の期間が空いていたとしても、その時の記憶や感情が呼び起こされるのは一瞬なんだと思う。但しそれは、忘れられないほどの記憶か、無理に忘れようとして蓋をしていたものに限る気がする。 塔子と鞍田さんのお互いがどんどん引き寄せられていく描写は、本当に映画を見ているようだった。 塔子の旦那は、本当に鈍感だな…と途中イラついてしまったが、読了後はまた少し変わった。彼は彼なりの過去を抱えていて、切なかった。 結婚して子供ができて、まして家に義母義父がいる。 なかなか夫婦の話す時間が限られていたのはわかるけど、どちらかともなく歩み寄る優しさが必要。 片方だけでは絶対にダメ。 でも、なかなか人間、うまくいかないのかもしれないなぁ…。ただ、言いたいことがあるなら伝えること、それと同じくらい、相手の言葉を全て受け入れるとまではいかずとも、傾聴すること。結局これが1番大切なのでは…

    0
    投稿日: 2023.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中まではこいつら盛りのついた犬みたいにセックスしてんなと思って、さすがにくどくて胸焼けしたけど最終的にいつもの島本理生さん味に着地してくれてよかった。終わり方が好み。島本理生さんは「喪失」を書くのがうますぎる。 なんかいまいち主人公も鞍田さんもよくわからないというか、好きになれないと思った。不倫の話だからか?と思ったけど夜はおしまいの雪ト逃ゲルはめちゃくちゃ好きなんだよな〜なんでだろ。 考えたけどわからなかった。 翠の立場が私と似てるのと、あの2人がどうして惹かれあったのかわからないからかなと仮に結論づけておく。 体の相性って、そんなに大事なのかな。 わっかんない。 島本理生さんの性描写って読むのにすごく体力を使う。男性作家の(大きめの主語)書くセックスはなんだか即物的というか、ああはいはい乳繰り合ったのね〜と流せる感じがするんだが、島本理生さんの本はマジで「「「官能」」」!!って感じでぶつけてくるから濃厚すぎて本当に体力がいる。 マジで「セックスをした」と事実を書くのみの記述に逃げてないというか、セックスとは挿入とオーガズムだけでなくありとあらゆる行為の集合体なのだということをありありと見せつけられるような細やかすぎるほど細やかな描写、直接的な人体のパーツを表す言葉はあまり使っていなくて、だからこそ記号化されずに体の中の色々な場所が既存のイメージに惑わされずに登場人物にとってどんな場所なのか伝わってくるところ。 マジで一からセックスを書こうとしてる感じがある。セックスが記号化されてない。その人たちのその場面での行為がどんなものなのか、本気で書こうとしてると思う。だからこっちも、ただのセックスをしたという事実としては捉えられない。 いや、それにしても多すぎだろ。 一泊二日で三回て。 最後の夫の手紙読んだら切なかったけど、塔子に対する態度はそれでも許されるもんじゃないよな。 傷つけられて生きてきた人は結局傷つける以外の関わり方を学べないんだよなと思った。これは島本理生さんの作品に共通してるテーマだと思う。 親も被害者だったりする。 自分の視野が狭いな〜と思った。私にしては珍しく反省なんてしちゃったよ。 鞍田さんと最後に一回だけ会うのも良すぎたな。 翠の回想の場面が美しすぎる。 別れてからもう終わりだと悟って泣いてしまうあの一連の流れが、もう、もうね。 美しい別れ、喪失、哀しさ、そういうものを書かせたら島本理生さんの右出る者いなすぎる。 ナラタージュの結末も「喪失」と「喪失の思い出を抱えたまま生きて喪失し続けること」について書かれてたと思うんだが、今作もそれだったように思う。 多分ずっと覚えてるんだろうな。いいな。 Redってタイトルあれか、生理中にしたときの血の描写からきてるのか。 生理中にセックスするシーン読んでるだけで痛かったなとかしか覚えてねえわ。後で見返す。 でも生理中にセックスは痛いと思うんだ。 島本理生さんの作品は個人的にもう少し文学寄りな方が好きだけど、やっぱりいいなあと思った。 特に今作は地の文でハッとさせられることが特に多かった。 島本理生さん、ラヴ。

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    投稿日: 2023.06.07