
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネットで見かけて。 ソーンダイク博士という名前に聞き覚えがある気がしたが、 読んだことはないはず。 シャーロック・ホームズのライバルの一人と言われるだけあって、 レトロな感じで良かった。 第二章冒頭の「知り合いになるには然るべき紹介からはじめる」とか、 いかにもイギリスらしいし、 人を会うのに使いを出すとか、連絡をつけるのにメッセージを書いて届けるとか、 女性に対する距離感とか。 最近エジプトのミイラの話を読んでいたので、 多分それがトリックの要だろうなという予感(推理ではない)がしていた。 そこも面白かったし、 ソーンダイク博士とそのジュニア・パートナーの ふざけあっている会話も面白かった。 衝撃的だったのは「カルトナージュ」。 自分が知っているカルトナージュは、 厚紙で箱を作って、紙や布を貼る素敵な趣味だ。 だがエジプト学では、 亜麻布やパピルスを糊や接着剤で何層も貼り重ね、 ミイラで型をとり作った棺のことだったとは。
0投稿日: 2024.04.11
powered by ブクログミステリ。 探偵役はジョン・ソーンダイク。 知らなかった作家・作品だったが、非常に好み。 理性的な登場人物たちによる、知的な会話が心地良い。 限られた情報からの論理的な推理が、正統派ミステリという感じ。 主人公バークリーのロマンスシーンに、事件の伏線が張られていたりと、作品として完成度が高いように思う。
1投稿日: 2023.06.21
powered by ブクログ久しぶりにミステリ読んだ。 エジプトのミイラや遺跡、王たちの話が出てきて、アクエンアテンも出てきてうれしい。大英博物館行ってみたい。 ソーンダイクという名前は聞いたことがあったけど、これがそうだったのか。クリスティーの「おしどり探偵」を読み返してみよう。
0投稿日: 2021.07.03
powered by ブクログお恥ずかしながら、ソーンダイク博士シリーズの長編を読むのは本作が初めて。電子書籍も含めて積読本はそれなりにあって、最初の長編『赤い拇指紋』も持っているのだが、代表作の一つと言われているこちらを先に読んだ次第。(訳者の渕上さんによる、ソーンダイク博士短篇全集が近々刊行されることも理由の一つ。) 恋愛エピソードが時代がかっているのは、まさにその通りなのですが、途中までは話の本筋より、むしろそちらの方が気になってしまいました。 本作で取り上げられるエジプト学も興味深かったけれど、やっぱり面白かったのは話の本筋。丁寧なロジックがいいですね。
0投稿日: 2020.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
エドワード時代のイギリスが舞台の古風な推理もの。ミイラやバラバラ死体といった猟奇的なエピソードと、その時代の節度ある道徳観が混在している。謎の解明に当時最新の技術だったエックス線撮影が出てくるのも面白い。
0投稿日: 2017.07.31
powered by ブクログホームズと同時代に活躍したライバル探偵、ソーンダイク博士もの。あの時代のロンドンの空気感と一人の人間が失踪したという事件の謎、そして論理的かつ丁寧な謎解き(ここで使われるのは帰納法による推理)により満足度が高いですね。派手さはないけど堅実。 訳者による解説も丁寧で(だいたい考えてたことは語られててもう言うことなし)、同人誌からの商業出版だそうですが、この路線を引き続きやってクラシックミステリの発掘をしていって頂きたい。
0投稿日: 2017.06.25
powered by ブクログソーンダイク博士ものの長編。 徹底的にロジックを突き詰めるタイプの作風。当時の最先端科学を用いて謎を解き、犯人と対決する様は、正に『古き良き探偵小説』だった。 巻末の解説も面白かった。特に、フリーマンという作家が如何にロジックを重視し、どの辺りが他作家と異なるのか……というくだりは興味深い。
0投稿日: 2016.12.08
