
総合評価
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powered by ブクログ織田信長について描かれた作品は非常に多い 割と多いのが狂気じみた信長 とある作品では牛頭親王からヴァホメット崇拝、悪魔教なんて展開もありましたね 本作では、さるやんごとなきお方から信長の伝記を書くようにと勅命を受けた「たわけの清麿」の視点から語られる 豊国大明神となった秀吉、東照大権現となった家康 そんな中、盆山を自らだと言った信長 前者二人は神となったが、信長は異なる シャーマニズムというか、神すらも従わせようということだったのであろうか 本作で登場する信長は、子供は国の宝、即ち重要な国力であり、教育はすべからく重要とといている 下巻ではどのような姿が見れるのか
7投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログいきなり本能寺の変から開幕。よくある信長の伝記ではなく朝廷黒幕説に基づいて描かれている。近衛前久という朝廷での大物は黒幕としては存在感がある。年譜や信長七回忌における和歌を見るととてもそうは思えないが毛ほども疑いを持たせないほど知略に優れていたのかもしれない。そのためか明智光秀の存在感は薄い。
6投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ読んだ本 信長燃ゆ 阿部龍太郎 20230422 日経新聞の「ふりさけ見れば」を読んでいて、面白かったので買ってみました。正直新聞小説だと、前後のつながりとか登場人物がよくわかんなくなってきてしまうんですが、それを含めても、遣唐使を通じて唐や日本の王朝を描いた物語は魅力的でした。史実の上にかぶせる物語が、いいんでしょうね。 ちなみに、織田信長の周辺の人物を題材にした小説って、織田信忠や松永久秀なんかを主人公にしても、結局その人の目を通した信長って話になっちゃって、主人公の人物像が見えてこないことが多いなって感じてました。信長以外の資料って当たり前だけど少ないからなんでしょうね。 この「信長燃ゆ」は、信長が主人公(なのかな?近衛前久のような気もしますが)なのに、とにかく織田信長周辺の人の人物像がはっきりしてるのがいいです。史実に載せる物語がしっかりしてるってことなんだと思います。それでいて、神になろうとした織田信長の最新の説も取り入れたりしていて。 しかし、歴史小説、時代小説って、結末がわかってるのに、なんでこんなに面白いんですかね。意識しないと、ずっと歴史小説ばかり読んじゃうんですよね。
1投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログ織田信長は何故殺されてしまったのか。 朝廷を否定し、天皇を否定し、自らが神になろうとした男。数限り無い人々を殺戮。 織田信長に対し、反感をもち、近衛前久が動き始める。
1投稿日: 2022.08.14
powered by ブクログ実に面白かった。 信長の大きな構想=合理化を進めて日本を世界に伍していける国に=と、近衛前久の保守主義=あくまで天皇を中心に先例重視を=との対立は実に説得力があるし、だからこそやはり、信長は一代でしかあり得なかった(本能寺の変がなくとも、信長の路線は続かなかった)と納得がいく。簡潔な文章も魅力的。歴史小説なのに、とても現代的なものとして、非常に近いものとして感じられた。名品。
1投稿日: 2022.05.12
powered by ブクログ織田信長は本能寺の変で亡くなりましたが、この本は、その時に仕えていた小姓で生き延びることができた唯一の小姓の立場で書かれた本です。 二分冊の上巻では、武田氏(武田勝頼)が滅亡する直前までの出来事が書かれています。中心人物は、この本の筆者の考えである、本能寺の変の黒幕は、その当時の朝廷の中心人物・近衛前久なので、彼と交際の深い武将が登場してきます。 その一人が織田信長の長男である、織田信忠で、この本を読むまでは、織田信忠とは、本能寺の変に巻き込まれて亡くなった不運な人、というイメージしかありませんでしたが、彼も偉大な父を持った二代目の苦悩を抱えていた様子が伝わってきました。二代目の苦悩をしてきた人に、武田家・豊臣家・今川家を滅亡・衰退させてしまった例がありますが、この本では織田信忠の気持ちがよく表現されていて、彼の認識を新たにしました。 また、織田信長の小姓として、黒人がいたというのは知っていましたが、彼の経歴(アフリカの一国の王家の血筋を引く)も初めて知りました。筆者の研究成果を、小説の形でよめる楽しい本です。 以下は気になったポイントです。 ・信長公の墓所といえば、大徳寺の「そう見院」や移築された「本能寺」にあると信じている人が多いようだが、阿弥陀寺こそ真の墓所である(p11) ・朝廷の権威を乗り越えようとした者(日本国王を名乗った)は、足利義満公のみである(p72) ・覆面とは、単に顔を隠すためのものではない、人がこの世ならざる者に成り変わろうとする時に身にまとう(p77) ・吉田神社は、藤原氏の氏神である春日大社の神々を勧請したもので、近衛家とのつながりも深い(p119) ・四国統一を目指す長曾我部に対して、阿波・淡路の旧主である三好康長が信長の力を借りて対抗しようとしたので、秀吉を頼り、長曾我部は光秀を頼った(p220) ・ポルトガル人が要塞を、モザンビーク・ゴアに創った狙いは、金・奴隷・香辛料であった、ポルトガル人は東アフリカで奪い取った金と奴隷をインドの香辛料と交換して、アラビア・欧州で売りさばいて利益を得た(p248) ・武士は刀で人を斬るが、公家は策を用いて人を斬る、それゆえ油断なく周囲に目を光らせ、周到な根回しをしてから公に臨む(p269) ・信長包囲網は足利義昭と言われるが、29歳まで仏門にいた、にわか将軍には無理。19歳で関白就任以来、ありとあらゆる勢力との連係を図ってきた前久が勅命をちらつかせながら根回したからこそである(p277) ・信長は神道の欺瞞、あいまいさ、仏僧どもの堕落しきった生活ぶりを許しがたく思っていたので、キリスト教を保護することでそうした勢力に脅威を与えようとした(p330) ・征服された国の民は、氏神をおとしめられ、言葉と文化と歴史を奪われ、奴隷として服従することを強いられた。こうした渦中に、神武天皇にひきいられた朝廷軍が参入した(p427) ・言葉も種族もことなる者たちを、どうしたらひとつにまとめ上げることができるかを考えたあげく、天照大御神より豊葦原の瑞穂の国を治めよと命じられて天下ったという神話の創出、その神話と史実を結びつけるための、古事記・日本書紀を編纂した。各種族をまとめ上げるために、彼らが奉じる氏神を天照大御神を中心として序列、神々の体系づけを行った(p428) ・豊臣秀吉は関白、徳川家康は征夷大将軍となり、死後に朝廷が作り上げた神々の序列に従って、豊国大明神、東照大権現となった(p429) ・朝廷が衰微して令が諸国に達しなくなると、陰陽寮(賀茂氏)で作った暦も都の周辺でしか用いられなくなった、伊勢暦・尾張暦・三島暦などがあった(p467) 2018年9月2日作成
0投稿日: 2018.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
イシュタルの娘にも出てきた近衛信基も登場する本作。 読んでみると、文章に勢いはあるのだけれど、途中で眠くなってしまった。たわけの清麻呂が語り部だけれど、 どうもその存在がかすんでしまうし、信長と晴子の仲もなんかなあ・・と。イシュタルでは晴子も堂々たる天皇の母となっているし。
1投稿日: 2017.01.19
powered by ブクログこの作者の本は三冊目だけれど、初めておもしろかった。 天下人に最も近く、いつも力強く、自分を信じて自信を持って歩み続けたように思える信長を、葛藤を乗り越えて逃げずに踏みとどまった寂しい人物として描きだしているのが印象的。 真面目で、意外に心遣いを示したエピソードも残した信長が確かに、葛藤しないはずがない。考えればわかるはずなのに、つい見逃しがちなこと。人間は一面だけではない。父のやり方に疑問を感じる信忠が、自分も責任を負った時に、その重責に息苦しく感じているのを見抜いた父信長に慕う気持ちを感じた時に、気付かされた。 そして、その信長と恋仲になる晴子。この時代に、子供を産み、閨閥を作ることだけを目的とされることに、信長と出会う事で疑問を感じだし、自分らしく生きる道を模索しだす。 この気持ちもすごく共感できるし、本能寺の変の企てに気付き、信長を救おうと必至になるけなげさも共感できる。私も、晴子と一緒に、信長にときめきました。 面白いと思ったのは、信長が、公家を集めて所蔵の茶の湯の道具を入札制にするのだけれど、それぞれの公家が勝手に気を使い合って、自分の官位にふさわしいものを要望する様子にがっかりしてしまうシーン。信長が当時、いかにいろいろなしがらみから心が自由であったか、そして公家がいかに縛られている生き物かが顕著に現われている。信長の失望を思うと、一人相撲をとっている様な気持ちがしたであろうし、同情を感じる。
0投稿日: 2015.10.23
powered by ブクログ本能寺の変、その黒幕はいったい誰なのか。 諸説あるなかでも、著者なりの仮説があり、 それに則ったうえで、物語が構築されている。 それにしても、近衛前久、とても格好よい。
0投稿日: 2015.05.27
powered by ブクログ朝廷の陰謀を背景に信長の苦悩を描き出す。 信長に苦悩という言葉は似合わない感じだが、革命者であるゆえその言葉の重みは違うのかもしれない。
0投稿日: 2014.08.24
powered by ブクログ2015大河の原作(上)。本能寺の変の謎解きものではあるが、主要人物に近衛前久や勧修寺晴子といった朝廷側の人間が登場し、武家と朝廷の対立とそれぞれの思惑が見てとれて新鮮。
0投稿日: 2013.05.06
powered by ブクログ「神々に告ぐ」「関ヶ原連判状」との戦国三部作の第2作で、織田信長の本能寺の変について書いています。 この本では、信長の小姓だった「たわけの清麿」が江戸時代になって本能寺の変の謀略について振り返る、という形で本能寺の変の1年前から本能寺の変までを描いています。 本能寺の変は「朝廷陰謀説」を採用し、というか、もろに陰謀って感じで、ちょっと信長がかわいそうになりました。 ↓ ブログにも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_438d.html
0投稿日: 2013.03.06
powered by ブクログ信長は天下を取った後、ヨーロッパに匹敵する国を作ろうとしていた。そのために朝廷との関係を変える必要があったとの話しは興味深いし、本当にそうなら相当孤独であったと思う。信長と公家側の近衛前久との駆け引きや信長の三人の息子との関係も面白い。ただ、誠仁親王の東宮夫人である晴子の信長に対する気持ちには無理を感じる。
0投稿日: 2013.02.27
powered by ブクログ全2巻。 本能寺の変の真実を追った物語。 うーん。 この著者は高い評価を結構目にするけど、 個人的にはあんまりだわ。 著者お得意の、朝廷に踏み込んだ歴史の解釈と、 最近の研究で明らかになった事実から、 説得力ある物語が繰り広げられる。 ものの。 少しこじつけに聞こえてしまう ぐいぐいな論理や解説がうるさく、 いまいちのめり込めず。 また、加藤廣著「信長の棺」と同じように 後世、第三者が当時を記すという形式を取っているものの、 この設定が後半ほぼ忘れられて機能していない。 最初こそワクワクしたが、 著者が物語をわすれ、自説に熱くなっていき、 自分は置いてかれた感があった。 でも、 信長の目指した所には説得力があって ほーって感じ。
0投稿日: 2013.02.25
powered by ブクログいきなり、信長が死ぬ場面から始まる。この迫力に引き込まれて、車の中で本を読んだら車酔いするタイプなのに、車の中でも必死に読んでしまった。まず、題名がいい!
0投稿日: 2012.02.09
powered by ブクログ戦国の日本を統一し、西欧国に対抗するため朝廷を超えた存在たらんとする信長。朝廷を守るため暗躍する策士・近衛前久。本能寺の変の原因を信長と朝廷の争いにあると見る筆者の推理眼が冴え渡る。 上巻では二人の息詰まる謀略が展開される。 信長は日本を新しく生まれ変わらせようと、激動の半生を歩みその実現にあと一歩まで迫っていたが・・・
0投稿日: 2010.11.29
powered by ブクログ安部先生の書く登場人物はどうしてこう、みんな男前でかっこいいのか。信長に対する近衛前久との関係がすごく面白い。朝廷を守る為の孤独な戦いをする前久、神になろうとする信長。どちらも『誰にも理解されなくて上等!』な孤高の生き様がひりひりします。
0投稿日: 2008.12.03
powered by ブクログふとした興味本位のいたずらで出会ってしまった織田信長と東宮夫人・晴子。信長は晴子に母性を求め、晴子は信長に公家にはない人間性を求め、互いに惹かれあってゆく――・・・。 織田信長に小姓として仕えた「たわけの清麿」が、さるやんごとなきお方からの依頼によって本能寺の変について書き記すという切り口。
0投稿日: 2007.04.29
powered by ブクログ2007/3/4購入。買い逃していた 2010/2/8~2/14 この信長燃ゆは、安部氏の三部作「関ヶ原連判状」、「神々に告ぐ」の最終作。信長という希代の傑物を相手に守旧派である近衛前久がどのように皇室や既得権益を守ったか、が描かれる。 何故、信長の野望は本能寺で光秀の謀反によりついえたのか?数々の作品がこのテーマを扱ってきたが、安部氏流の解釈に基づく作品が本作。物語は本能寺の変の35年後、信長に小姓として仕えていたたわけの清麿が本能寺の変について記録を残して欲しいと依頼されるところから始まる。史実をもとに想像の翼をはためかせて、安部氏の想像は、これこそが歴史の真実と思わせるところまで昇華しているのではないか。 タイムマシンに乗って一回だけ歴史に立ち会えるとしたら、本能寺の変の前後か、坂本龍馬暗殺の前後か悩ましいところではあるが、その真相はいずれにしても日本の歴史を考える上でとても興味深い。
0投稿日: 2007.03.04
powered by ブクログ全2巻(上巻\700 下巻\780) あたし、 「本能寺の変」が明智光秀個人の “怨恨”から引き起こされた事変だとは 思っていないの・・・だからこの本とても楽しく読めたの。 ・・・でも言っていいかしら・・・読み終わって最初に感じたのは、中途半端に途中でほっぽり投げ出された感じだったわ。なんて言うの、投げっ放しジャーマン食らったって感じ・・・現実に食らったことはないんだけどね・・・ あっ、それは別にタイトルと違って『信長燃えてない』からじゃないわよ。だって、もともとこの本は、<さるやんごとなきお方>から「本能寺の変」を書き残してもらいたいといわれ依頼された<たわけの清麿>が書き残したもの、っていう設定でしょ、龍先生?<さるやんごとなきお方>って誰?「本能寺の変」が近づけば近づくほど<清麿>の存在が消えていき、最後はどこに行ってしまったのかしら・・・ま、まさか<清麿>燃ゆ?!
0投稿日: 2006.12.01
powered by ブクログ天下統一を目指し、自らが神になろうとする信長に対し、朝廷の臣として対等に渡り合う関白・近衛前久がかっこよすぎ。
0投稿日: 2006.06.04
