
日本陸軍と中国 ──「支那通」にみる夢と蹉跌
戸部良一/筑摩書房
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総合評価
(3件)4.5
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powered by ブクログ序章 陸軍支那通とは何か 第一章 陸軍支那通の誕生 第二章 中国軍閥と支那通 第三章 新支那通の登場 第四章 ナショナリズムの相剋 第五章 日中衝突 終章 支那通の功罪 年表・表 参照文献 あとがき 文庫版へのあとがき 解説 もっとも詳しく知る者が決定的に誤る逆説 五百旗頭 真 索引
0投稿日: 2024.10.07
powered by ブクログ私は「失敗の本質」は、それまで似たような本を複数読んでいたことから、世間の評判ほどには面白く感じられなかったが、この本には私にとって新鮮な視点が多く、面白かった。 旧支那通も新支那通も独りよがりなんですな。 ロマンの悪い面ですな。
0投稿日: 2020.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中国人に近代国家建設の能力が欠けているという認識は、支那通軍人に共通していた。そして、辛亥革命が支那通青年将校の血を湧かせることになるが、それは、アジア連帯あるいいは「東亜保全」的な理念が彼ら支那通軍人の間に脈々と流れていたことを示唆している。この時代の日本人は自分たちの力で、中国の建国を謀ったことが、泥沼の日中戦争の原因といえるのだろう。
0投稿日: 2016.10.01
