
増補 性と呪殺の密教 ──怪僧ドルジェタクの闇と光
正木晃/筑摩書房
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総合評価
(4件)4.5
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powered by ブクログ密教美術の研究をしていたので正木先生の本はいくつか読んだけど、これはちょっとタイトルから興味本位で(笑)手に取った。未知の世界だな〜と読み進めていたけど、この本の執筆に至った正木先生の強い動機を知って、宗教(私は美術方面なので少しずれるかもしれないが)を研究することの意義について考えさせられた。
0投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ宗教の対極に位置すると信じられてる「性」と「殺」を、ドルジェタクという僧を中心に結びつけていく チベット密教の花形(といってはなんだけど)である性的ヨーガが、仏教衰退の対抗ムーブメントで生まれたというのが面白かった 呪殺というのをオウムの事件と結びつけて論じてるから、説得力あるし、それは決して認められないというのをハッキリ言っているのが素晴らしいと思った
0投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ11世紀のチベットで並外れた呪力で密教界にその名を轟かせたドルジェタクという人物がいた。本書はその生涯と伝承をたどることで彼が信奉したチベット密教の原像に迫る。学術的な内容にも関わらずこんな面白い世界があるのかと興奮した読んだ。オウム真理教の一連の事件をリアルタイムで体現した人にはドルジェタクの行為はどうみても麻原彰晃を想起するだろう。著者の正木氏はそのことを意識しており、オウム真理教のテロ行為や教祖麻原の性的イニシエーションをオウム(麻原)固有の要素ではなくもともとチベット密教に内在的に孕んでいた問題とみなし、学者としてはかなり踏み込んだ筆致で批判的検討を加えている。
0投稿日: 2019.05.03
powered by ブクログ読み物として非常に面白かった。 チベット密教の神髄が分かる。 日本で言えば鎌倉時代の頃だろうか、まるで漫画の様な魔術対決が行われていた。西洋のアレスター・クロウリーの魔術も同じような技法で行われているのだろうか、と疑問に思った。
0投稿日: 2016.07.26
