
総合評価
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powered by ブクログ収録されているソマリア・サッチ・ア・スゥイートハートは問題作であるが一読の価値あり。読む地獄の疑似体験。
0投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
島崎和歌子さんが出てませんし、出てくるわけがないのですが、そして目を背けたくなる描写だらけでエグいのですが、クリティカルヒットなパンチラインだらけで上がりまくるし人間の究極の形を提示されてなんかだんだんと涙が出てくる激ヤバ本です。激重な事書いてるのにさらっと軽いトーン挟んでくるのとかもズルすぎて大好きです。
0投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ裏表紙によると、「<ダーク&ポップ>な作品集」で、「スクールアタック・シンドローム」「我が家のトトロ」「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」の3作品収録。 それぞれ、父子、夫婦、友達を考えさせられる訳の分からない話で、個人的には最後の作品が面白かった。
0投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ元々は『みんな元気。』という単行本で出版されたのが、文庫化にあたって『みんな元気。』と『スクールアタック・シンドローム』に分冊されている。『みんな元気。』の収録作は「みんな元気。」「Dead for Good」「矢を止める五羽の梔鳥」。『スクールアタック・シンドローム』は「我が家のトトロ」「スクールアタック・シンドローム」に書き下ろしの「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」だ。 電子書籍で全部読もうとすると『みんな元気。』は単行本版で電子書籍化してしまっているので『スクールアタック・シンドローム』(文庫)は「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」を読むためだけに買うことになる。もう少しどうにかならなかったのかと思うが、この「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」がかなりの良作で、この一編を読むためだけに買っても後悔はないと思う。人によっては「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」をベスト舞城に挙げる人もいるとか。 以下「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」についての感想(ネタバレあり)。 「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」が舞城作品の中でも際立った作品であることは間違いない。どこが際立っているかというと、この短編では主人公に純粋さ(自分の感情に正直で屈託のないこと)があるにも関わらず、ことが解決せず終わる。私は舞城作品をようやく半分くらい読んだところだが、少なくとも「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」までの作品で、このような結論をとった作品はなかった。舞城作品では共通して、自分の感情に正直であることが重要視される。自分の偽りなき感情や、ときに偽らざるを得ないという心情を、受容することで主人公は問題を乗り越えていく。ときには殺人事件などの不可逆的破壊によって、一般的に平和と呼ばれるような理想的な状況に回復しないまま終わることもある。それでも、舞城作品の主人公たちは、どうしようもないことを受容することで、ニュートラルに、自分の人生を生きるすべを見つけていく。「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」は今までのそういった純粋性至上主義に対するアンチテーゼのような作品だ。そもそもが死の悲しみやままならないことへの足掻きに対するアンチテーゼとして舞城王太郎作品はあったけれど、今作はそのさらに揺り返しをやろうとしている。「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」では主人公はステレオタイプ的な恋愛や友情を脱して、ただ相手を大切にする想いを「友情」として再定義して、杣里亜を壊そうとする家族から彼女を救い出そうとする。しかし力及ばず、諦めざるをえない。そこで諦めるしかできないことにも真剣に向き合おうとする。ここまでは舞城作品的主人公のあり方なのだが、そこからこの作品では、主人公と杣里亜の関係が自然消滅してしまう。そして、主人公は、どこかそのように関係が遠ざかってしまったことを受け止めきれていないように読める。「杣里亜が俺の真の友達だったことって一度でもあっただろうか?」とまで言ってしまう。その後に、真の友達なんてなくて友達は友達で、自分から遠いところにいても幸せになって欲しいと『好き好き大好き超愛してる。』の冒頭の独白に通じる"祈り"の文章へと繋がっていくのだが、「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」の"祈り"は儚い感じがする。冒頭のソマリアについての解説を回収する形で紡がれるラストの言葉は、短編小説の構造としてはとても美しいけれど、同時に諦観を帯びているように感じた。
1投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログ短編三作品を収録しています。 「スクールアタック・シンドローム」は、30歳の父親と15歳の息子の物語。精神を病んでしまったことを理由に、ソファで日がな一日すごしている三田村は、家のなかに入ってきた知らない男と乱闘になり、彼の耳をかみ切りますが、やがてそのことが暴力の連鎖の一コマを占めていたことが明かされます。一方、別居中の元妻の恭子から、息子の崇史が学校を襲撃する計画のノートを記していたことがつたえられます。三田村は、親として崇史との心のつながりを得ることができないものの、崇史の振る舞いもまた、暴力の連鎖の一コマであったことがわかり、親子のきずなとはべつの共感が生まれたことが示唆されます。 「我が家のトトロ」は、太陽のように輝く美しい毛並みをしている猫のレスカと、家族の物語です。脳の研究者にならなければならないという天啓を受けた慎平は、勤めていた広告代理店を辞め、受験勉強をつづけています。彼の娘である千秋は、トトロのように大きくなったレスカに乗って空の旅をたのしんだと話し、妻のりえも千秋の「トトロごっこ」をいっしょにたのしんでいるようすを見せます。慎平は、自分たちが希望をもっている「ふり」をしながら生きていることに思いをめぐらせます。 「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」は、家族やクラスメイトたちの暴力を一身に受けつづけている杣里亜という少女をめぐる物語。徳永と交際している智春は、世界のゴミをゴミ箱に入れるように、杣里亜に暴力を振るい彼女を殺害しますが、死んだはずの杣里亜はなぜか蘇生して、徳永の前にすがたを現わします。 「スクールアタック」と「ソマリア」は、著者らしいテイストの作品です。「トトロ」は、伊坂幸太郎の作品を思わせる内容で、著者はこういう作品も書けるのかと、すこし意外に感じました。
2投稿日: 2023.08.13
powered by ブクログ「スクールアタック・シンドローム」4 「我が家のトトロ」3 「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」3
1投稿日: 2022.08.13
powered by ブクログ始めての舞城。おもろかったー。 無茶苦茶な感じがいい。 どの話も印象深くて、引き込まれて、残る。 真の友達なんてない。救われた。
1投稿日: 2021.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
10年ぶりくらいだろうか。再読 「スクールアタック・シンドローム」 15歳の時に生まれた別居中の息子。その息子がノートに学校襲撃計画を立てているという話。一応父と息子の関係、それから「暴力は伝染する」、「過剰防衛、マタギ(攻撃者)と獲物(被害者)?」といったことがテーマなんだろうか?舞城の主人公たちは考えていることを直接的に表現するから、普通は物語の進行とか、ストーリーを通して間接的に表現するんじゃないのかな?ってことまで何だか解説してくれているみたい。 他の作家だと説明しすぎて嫌になるようでも、舞城の作品であればそれほど気にならない。また見開き全ページ軽い調子の会話文だけで構成されているようなのも懐かしいおなじみ。 ただ、舞城の主人公たちはいつも自分が正しいかのように振る舞う。もちろん間違っていると自覚していることもある。でも、この話でも息子は結局猫を殺しているわけだし、自分が無職であって酒に溺れてたことを、そういう時期もあるとして片付けているようにも読めないだろうか。全体を通して、なんやかんやで看過できない一線は超えてない、これでいいんだ、みたいになっているけど、結局のところ「ソマリア」の話もそうだけど倫理的にアウトなものもある。どうかなと思うものもある。スクラップの過程もないし、ビルドも他力というより自力で気づける主人公。 「我が家のトトロ」 本来の生活からの逃避なのか、救いなのか、そうしたものを「トトロ」と呼び、表現している小説。これも自分自身で、短編のテーマを解説しちゃっている。それとも何か別のテーマがあるのかもしれない。読後感は一番良かった。 「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」 暴力をさらっと描いている。救いのない話だった。ただ、「ソマリア」は何度も蘇っているし、どんな残酷さもさらさらと日常に同化していく。 そういえばディスコ探偵でも、ある「想い」が具現化して作り出される「分身」のモチーフはあった。 これぞ初期の舞城という感じ。主人公は本書中一番素直だったかもしれない。
1投稿日: 2019.03.14
powered by ブクログ三編収録の短編集。 最初の二編はもっと凄い展開になるのかと思いながら読んだのだけれども、意外とまともに完結。 それはそれで面白かったのだが、「ズボンを穿いたまま便座に座ってパンツの中にプリプリプリ~とやった」人間が主人公の割にはその後の展開は普通すぎて、ちょっと肩すかし。 「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」は凄いなと思った。 この作品だけであれば間違いなく満点。
0投稿日: 2018.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2010/12/30 Amazonより届く。 2016/5/13〜5/16 約1年ぶりの舞城作品。「スクールアタック・シンドローム」、「我が家のトトロ」、「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」の3作を収録。と言っても、前の2作は『みんな元気』に収録されていたらしい。(読んだはずなのにあまり記憶にない)どの作品も舞城さんらしいぶっ飛びぶりだが、 書き下ろしの「ソマリア〜」が一番。一度ご本人と話をしてみたいなぁ。一体どんな人なんだろうか。
0投稿日: 2016.05.13
powered by ブクログひきこもりのダメ親父と、学校襲撃を妄想する息子 暴力は伝播する 医学部受験を目指して何年も何年も落ち続ける夫と 支える妻、娘 何回でも生き返る力を持った少女と 虐待する家族 疾走する文体、救いがあるようなないような文章 好きな人はものすごく好きかもしれないけれど 私には無理でした(汗
1投稿日: 2016.01.20
powered by ブクログこの本収録の、「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」を読んで、おおいに頭を抱えた。この後味の悪さ。優しさ。無力感。 自分の生きている世界こそが現実なのに、その現実はなんとグロテスクで即物的なのだろう。私達はこの現実に対して、どうやって立ち向かえばよいのだろう? 「でね、あんたが言うの。どんなに綺麗な夕日よりも私の人生は美しいんだから、そんなちっちゃい夕焼け空なんて拝んでないで生きようぜって」 でも、どうして守りたいものを守れないの? どうして助けたい人のことを誰もが助けたいと思わないの? 私のこの気持ちも嘘で、ただの偽善=ポーズなの? なぜ物語が必要なのか、どうして私達は物語るのか、それは想像ということそのものが一種の救いであるからかもしれない。このお話の恐ろしい事実はただ事実として繰り返される。何度も繰り返されて、主人公はそれを止めることができない。 けれどなぜこんなにグロテスクでめちゃくちゃな物語が切ないのか、それはイメージの美しさがあるからだ。この短編の「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」という素敵なタイトル、ソマリアという紛争の絶えない地域の国旗になぞらえて終わるラスト、杣里亜が語る死後のソマリア(?)で見る夕日の情景……それらは現実には存在しない。みんなイメージで、実際に「起こった」とされていることではない。作中人物が想像上で思ったり見たり体験したこと、あるいは読者である私達が受け取ったイメージである。 けれどもそれがこの陰惨な物語を美しくする。事実とは無関係であっても、無関係であるからこそ。そしてそれが想像力の力であり、救いなのではないかと思う。
1投稿日: 2014.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「スクールアタック・シンドローム」★★★ 「我が家のトトロ」★★★★ 「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」★★★
0投稿日: 2014.11.29
powered by ブクログ【本の内容】 崇史は、俺が十五ん時の子供だ。 今は別々に暮らしている。 奴がノートに殺害計画を記していると聞いた俺は、崇史に会いに中学校を訪れた。 恐るべき学校襲撃事件から始まった暴力の伝染―。 ついにその波は、ここまでおし寄せてきたのだ(表題作)。 混沌が支配する世界に捧げられた、書下ろし問題作「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」を併録したダーク&ポップな作品集。 [ 目次 ] [ POP ] わけわかんねえ、でもなんか、心の芯に突き刺さってくるんだよなぁ、という感じがとっても気に入っている舞城王太郎さんの文庫最新刊。 「スクールアタック・シンドローム」「我が家のトトロ」「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」からなる短編集。 全部大好きだけれど、私は表題作が一番好きだな。 というわけで表題作について触れると、とにかく自宅ソファが気に入ってしまってそこから動けない主人公の話なのである。 そこになぜか知らない人が乗り込んできて、なんだかわからないうちにそいつの耳を食いちぎって、そして飲み込んでしまう。 もうこれだけでも私は爆笑してしまってでもちょっと物哀しくて泣けてしまった。 そして耳をくいちぎられたやつはとっとと出て行って、川原まで行ったところで、そのへんにいた人間に対して暴力をふるう。 暴力は伝染するのだ。 そんな主人公が15のときにその子どもとして生まれてきた崇史。 こいつはこいつで、学校を襲撃する計画をノートにびっしり書いている。 これも暴力の伝染のうちのひとつ。 破天荒な主人公とそのまわりの人々、そのありえない世界の中で、私たちが抱えているつらさとか切なさとかよくわからない気分みたいなものがめいっぱい書き込まれている作品。 ほんとうにもう、私はこの作品を読めただけで、今後まともに生きていけなくてもいいか、ととても励まされました。 絶対に読んでおくべき舞城作品です。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
0投稿日: 2014.08.29
powered by ブクログ初の舞城作品。 設定とか人物とかめちゃくちゃなのに、言ってることとか、テーマが真っ当だったりするのが面白い。 ソマリア~はなんじゃこりゃな話なのに、鮮烈な印象。 不思議な作家。
0投稿日: 2014.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ソマリア、サッチ・ア・スウィートハートが好きすぎて。相変わらずとんでもないことが起きてるのに、人の気持ちはリアル。杣里亜に諦めんなって言いながら、徳永が「こんなのポーズだ」って思うところからもうボロ泣き。
0投稿日: 2014.03.11
powered by ブクログソマリアのリアルな痛みがすごくすき ほかふたつも三回目以降くらいからはわりと好きに 特にスクールアタック
0投稿日: 2014.02.10
powered by ブクログ短編集。 単行本の『みんな元気。』に収録されていた、「スクールアタック・シンドローム」と「我が家のトトロ」の2編に加え、書き下ろし「ソマリア・サッチ・ア・スウィートハート」1編。 3つの中であたしが一番気に入っているのは「スクールアタック・シンドローム」です。 なんか、よくわかんないんだけど、わかる気がする。 ん〜…。 たとえば、帯にも書いてる「暴力は、伝染する」というワード。 基本的には、そんなわけないだろう、と思うのだけど、でも、そういうこともありうるかも、みたいな。 話は少し飛ぶのだけど、江國香織の『すいかの匂い』の解説で、川上弘美(←あたしはこの作家も好きです)が、江國香織の文章を読むと、「今まで一度も思ったことがなくても、いつの間にかそう思っている。大昔から、そう思っていたような気分になっている。」と述べています。 そういう感じ。 舞城王太郎の文章も、江國香織の文章とはスタイルは全く違えども、なんか、そんな感じ。 実際にはありえないような状況でも、あ〜、ありえるかも、みたいな気分になって、そういうことが起きたらあたしもそうしちゃうかも、あたしもそう考えるかも、みたいな。 ペテンちっく。 でも、そういうとこが、すごいなぁと。 で、舞城王太郎の文章が、読んだ人にも登場人物と同じように考えさせ、感じさせる力があるのだとすれば、それはやっぱりスピード感のせいかなぁ、と思ったり。 舞城王太郎の文章は、いきなりすごい話が飛ぶんだけど、その飛び具合、あるいはその飛んだ先での思考の増殖(?)具合が、まさに思考そのもの、って感じ。 意識のオートポイエーシス? …って、ここまで書いて、てか、これ、舞城王太郎の文章全般についての話であって、「スクールアタック・シンドローム」に限った話じゃないじゃん、と思ったり。 ん〜、そうすると、あたしは「スクールアタック・シンドローム」の何が気に入ってるんだろう? よくわかんない。 雰囲気? ま、いっか。
0投稿日: 2013.10.13
powered by ブクログこの本は三つの話がある. まずスクールアタックシンドローム.暴力の話. 次に我が家のトトロ.これは読まなくてもいい.なんだか平和な話のつなぎみたいな感じ.最後に「ソマリア、サッチアスイートハート」この話はいい.救いがない.一言で云えばそんな感じ.紛争地帯の名前を付けられた女の子と、それを救いたい男の子の話. だけどどこにも救いはなかった. どこかの読者に救いを見つけてほしいと切に祈るばかりだ 僕には無理でした
0投稿日: 2013.09.22
powered by ブクログ自宅に闖入してきた犯罪者の耳をいきなり食べちゃうような、 最悪な父親なんだけど、息子達にはしっかり善悪の指導をしてくれる。 そして、息子のために学校の先生とも対決をしてくれる。 良い選手は必ずしも良いコーチとは限らず、良い導き手は必ずしも聖人である必要は無い。 良い選手に越したことはないのだろうけど… いつも舞城作品は、一人の人物に対して人格を二重にも三重にも被せてくる。 それが逆に登場人物をリアルに感じさせているのかもしれない。
0投稿日: 2013.05.10
powered by ブクログ―――崇史は、俺が十五ん時の子供だ。 奴がノートに殺害計画を記していると聞いた俺は、崇史に会いに中学校を訪れた。 恐るべき学校襲撃事件から始まった暴力の伝染―。ついにその波は、ここまでおし寄せてきたのだ(表題作)。 混沌が支配する世界に捧げられたダーク&ポップな作品集 慣れてくるとめちゃくちゃ楽しい舞城作品 表題作では『暴力・狂気の伝染』に少し納得させられ 「我が家のトトロ」では トトロ考察の新境地を見て 「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」では変態と女子割礼の話で背筋が凍る マジで女子割礼のくだりは勘弁していただきたい痛すぎる
0投稿日: 2012.12.30
powered by ブクログ「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」 なんだこれは?この読後感は? ザワザワした嫌な感じ。でも背けられない感じ。
0投稿日: 2012.12.26
powered by ブクログ【スクールアタック・シンドローム】題名からしてもっとどうしようもない話だと思っていたのですが至極まっとうな話でした。親子愛にほっこり。好き。【我が家のトトロ】りえがいい女すぎる。これも家族愛が感じられて良かったです。りえと主人公のやりとりでなんか泣きそうになってしまった。こういう風に生きていけたらいいんだろうなと思う【ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート】グロいってか痛い。正直知りたくなかったことが書いてあったりしたけど主人公がアドレナリン全開になるさまとかすごく面白かった。色んなことを考察してまた読む必要がありそう。
0投稿日: 2012.12.08
powered by ブクログモラルとか目的とか感情抜きの暴力ってなんか美しいかも。 『ソマリア、サッチ・ア・スウィート・ハート』が好き。
0投稿日: 2012.09.27
powered by ブクログ『《手負いの熊》って俺ら全員そうだよ。皆何かに傷付いて怒って危険な状態なんだよ』 『暴力は伝染する。』 『俺は責任をとるのがせいぜいなんであって、本人のかわりに反省はできねえよ』 『反省は本人の仕事だ』 『愛情って言葉を隠れ蓑にした面倒くさがりじゃなくて?』 『暴力を防ぐのは難しい。』 『人間は想像力を使ってちゃんと相手のことを思いやらねばならない。』
0投稿日: 2012.09.02
powered by ブクログ3本のオムニバス収録 個人的には1番目と3番目が好きだったかな。 人間は汚いけど、そこまで汚くない。 リスクをとって信じられるかどうか。
0投稿日: 2012.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
舞城王太郎という作家を好きになりました。 すべての作品に流れる非日常とは言えないが、決して日常とは呼べない風景に酔いました。 最初は「ちょっとおかしいんじゃない?」と思うような主人公の言動とかにも、そういう見方もあるのか、と思うようになる会話術というか読ませ方というか。 大津でいろいろ騒いでるときに読んだのも大きいですね。
0投稿日: 2012.07.14
powered by ブクログ設定は相変わらずめちゃくちゃだし、筆致は独特なんだけれど、この人が言おうとしていることは、真っ当なんだよなあ。
0投稿日: 2012.06.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
単行本『みんな元気。』より、「スクールアタック・シンドローム」「我が家のトトロ」を収録。に、加えて書き下ろしの「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」。 数年振りに読み直したら初読の時より10倍くらい面白く感じた。 自分が作品に追いついたようで嬉しい。 「スクールアタック…」の暴力性、「トトロ」の観念的な雰囲気は、どちらも舞城入門としてうってつけ。まだ舞城読んだことないんだけど私舞城好きになれるかなー?という人にオススメしています。 コレ読んでグロすぎ!とか意味わかんねー!って感じるんだったら多分体質的に舞城向いてないよ無理して読まない方がいいと思うよっていう。 「ソマリア…」は私の中で”読んだだけなのに傷付けられたような感覚に陥る作品”として分類されています。大ダメージ。 他の方のレビュー見て思ったんですが、舞城好きな人が舞城に大興奮して文章書くと、もれなく文体が舞城舞城しちゃってるのが興味深い。
0投稿日: 2012.06.02
powered by ブクログ主人公の頭の中を見ている感じ. なんかリアルタイムにTwitterにどんどん反映されてくつぶやきを 読み続けている感じ.
0投稿日: 2012.01.12
powered by ブクログ表題作より、書き下ろしのソマリア・サッチ・ア・スウィートハートがおもしろい ぐろいけどファンタジー要素あり 題名もかわゆい
0投稿日: 2011.11.05
powered by ブクログやっぱり舞城氏さいこう!! 文章のテンポがたまんなくて電車の乗り換え中すら読み続けた。 この人の文章がすきでスキで読んでる時ずばばばばってなってギャーってなって楽しすぎてそれだけで個人的には満点なんだけどね、ストーリーもぐっとくる。 グロくてもエロくても やっぱせつなくて、泣きそうになる。
0投稿日: 2011.10.18
powered by ブクログ雰囲気の違う短編が3つ入った話 【スクールアタック・シンドローム】 世界観が舞城だなぁ、と思いました。 事実として起こったことはやっぱり変態的なんだけど 父子愛というか信頼というか、ポップだけど暖かくなる話でした。 【我が家のトトロ】 すごい好きだ。 暖かい。 もしかしたら全部妄想の中の小説なのかもしれないけど 皆が素直で真っ直ぐで、レスカの描写も可愛かった。 【ソマリア、サッチアスイートハート】 …短いながらも、物凄く重い。 トトロの後なので、びっくりしちゃいました。 読んでて辛くなるけど、さすが面白かったです。 いや、面白いっていう描写よりも何だろ〜 それこそ「最後まで読んじゃう」に近いのかな
0投稿日: 2011.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
舞城王太郎らしい文章のリズム感、疾走感みたいなのは楽しめる。しかし、いつも感じるのだが、思想や考えの押し売り臭さはあまり好きになれない。とは言え、グロでどうしようもない退廃的部分もあるが、やっぱり尖った感覚があって、他の作家では得られない舞城ワールドが存在していて、いつの間にか引きずりこまれていて面白いなぁ。と思ってしまうのだ。
0投稿日: 2011.08.09
powered by ブクログ舞城の文章は読みづらいと感じる方にぜひお勧めしたい本です。いきなり他人の耳を食いちぎったりと相変わらずグロい描写が多いです。どうしようもなく暴力的だけど、逆にそれに引きつけられたのかもしれませんね。
0投稿日: 2011.05.21
powered by ブクログ3篇からなる短編集。 舞城王太郎の作品は初めて読んでみたけど 学校襲撃やらトトロやら転生(?)やらで 話自体はどれも面白い。 それ自体は☆4つ だけど文章の書き方がちょっと読みづらかった。 なのでマイナス1で
0投稿日: 2011.03.26
powered by ブクログ『スクールアタック・シンドローム』 仕事をやめて、やわらかなソファとまともさの中で グラグラ揺れている英宜。30歳男15歳の息子あり。 が息子をきっかけにまともになっていくっていう物語 と自分が勝手に捉えたのは 暴力の伝染とか息子への愛情とか思いやりとかより その部分が一番身に沁みて分かったので 朝もっと早くあったかい布団から抜け出さなな 『我が家のトトロ』 全体的にファンタジーのようなふわふわとした 物語だった 特に主人公の妻のりえの存在感 同僚からのアプローチもさらりと受け流し 仕事も飄々とこなし 娘のために仕事を早くに抜け出し娘と全力で遊んで楽しむ 「ふり」の達人 みんなが幻想と遊んでいて やっぱり辛いんだってことかな 『ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート』 ちょっと気持ち悪すぎた ソマリアってそんなんなのかって感じ あぁ気持ち悪い
0投稿日: 2011.03.11
powered by ブクログあいも変わらず酔っ払った頭の良いダメなおやじの頭の中を延々と書き連ねているような舞城王太郎です。 知り合いの方にメールをもらって久々に読んでちょいダメな古い友人に会った様な「やれやれ」感です。 ちなみに舞城王太郎は全般的にバイオレンスでたまにエログロなのでご注意ください。 ナンセンスではないですが主人公がまっとうな事を言い出すとちょっとびっくりします。そんな感じ。 ちなみに中編三本の本ですが、最後の書き下ろしのソマリア〜はそれだけなら☆5つだったかもしれません。 なんだこれは、走れメロスか、的な偽善感がすごい泣かせます。 家族のありかた、「ふりをすること」がテーマの心温まる気がしなくもない、勘違いな気がする、そんな一冊。
0投稿日: 2011.02.23
powered by ブクログ表現がえぐい。正直、あんま得意じゃないんだこういうの。 けど、新境地に踏み出せたし、おもしろさをきちんと感じた。 暴力は感染するっていうメッセージを、ダークに表現してて、 妙に説得力があった。 それは裏を返せば、優しさも感染するってことなんだと思う。 また、やわらかいソファを子宮やおっぱいに置換 ⇒自分を胎児化させるもの とか、随所にメタファーがちりばめられてた。 奥が深い。奥、イケてないけど。
0投稿日: 2011.01.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集。きもかったです。好きです。 全体的に変。ひたすらマシンガントークというか段落が中々変わらない。ペラペラペラペラおしゃべりを聞いてる感じ。 それで話の設定自体がなんか異様でなんだかねじ曲がった倫理観とかを持った登場人物達がその上で話を展開していくので読んでてちょっとクラクラした。 これは高校とかの時に読んでたらもう酷い厨2病を発症していたと思いました。今でmグッグアアア! 邪気眼が・・・ くっ・・・静まれ・・・静まれえ・・・ 最後の『ソマリア・サッチ・ア・スウィートハート』ダントツで気色悪いと思いました。
0投稿日: 2011.01.19
powered by ブクログ『《手負いの熊》って俺ら全員そうだよ。皆何かに傷付いて怒って危険な状態なんだよ』 『部屋も人生もゆっくり悪くなるからどこまで酷くなってるんだか判断がつきにくい。』 『お前はお前で、《学校襲撃イメクラ》楽しんでたんだろ?コスプレだったんだろ?猫殺しも小説もあの包丁も、単なる衣装だよな』 『レスカが太陽でりえが地球なら、月は僕なのだ。永遠にりえと一緒に運動を続けるのは僕なのだ。』 『別にいいんだよ。自分のこと好きな男の人なんて、私他にいらないもん。慎平だけでいいよ』 『証明なんてどうでもいいよ。ホントに俺はりえのこと好きだし、好きなふりでも何でも、りえが俺に優しいなら何でもいいよ』 『ゆっくりでいいんだよ。これ以上勉強したら、人生じゃなくなっちゃうもん。』 『戦争のない世界。汚職のない政治。薄れない愛情。いつか必ず叶う恋。馬鹿馬鹿しいけど、そういうものってやっぱりホントは皆欲しいのだ。』 『でも、今ちゃんと生きることを考えて、そのまま明日、明後日のことを考えていたら、いつか死んじゃうなんてこと自然と考えないだろ?…ね?それでいいんだよ。大事なのは今をちゃんと生きることと、その次のことをしっかりと考えること、そうしていれば、いつか誰かが死んじゃうなんてこと、考えなくても問題ないからね。』 『愛している人間の言う、自分にとって「正しい」ことを目指して生きていけば、そして、そういうふうに今、今、今を生きて、明日、明後日、来年のことを考えていけば、それで僕は人生満足だ。』 『いいやろ最後に本当のことくらい!あんたには私の身体あげるんや!心もちょっとくらいはそん中に入ってるわ!言葉くらいいいやろ他の人にあげても!』 『杣里亜。ありがとうはいいよ…友達なんだから、できることをしたかっただけや。それができんくて、本当にごめん。それだけや、俺は』
2投稿日: 2010.12.19
powered by ブクログどれも良かったんだけど、特に「これが好きだー!!」っていうものも無かったかも。相変わらず舞城王太郎は凄いなぁ好きだなぁって感じで、特に新しい驚きや衝撃はなかった。 トトロ好きなこともあって「我が家のトトロ」が1番印象に残る。 飼い猫をトトロだと言いはる娘。その父親の“僕”は脳外科医にならなければならないという夢を持っていて、元同僚の濱田は小説家を目指して≪面白い小説≫を求めている。 いつか幻滅しないために「トトロなんていない」って現実を思い知るのも必要かもしれない。でも、いつか先の自分の夢を潰しておくことなんかより、今できる他のことを精一杯するべきだってこと。そうすれば、叶わない夢を叶えることはできなくても、自分で昇華することはできる。 トトロの考察にはなるほどーと思う。トトロ好きは必見と言いたいところだけど、この冒頭に耐えられるかどうか。
0投稿日: 2010.12.04
powered by ブクログ舞城を体系立てて読んでないので自信ないのだが、既刊からの寄せ集め?(巻末にそのように書いてある)で、最後に編まれた「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」だけが書き下ろしという短編集。 その「ソマリア~」は、杣里亜という名前の理不尽な暴力世界に生きる女の子の話で、これはもちろんそのままソマリアのことを云ってるのだろう。 表題作「スクールアタック~」は煙土食の頃を想起して思わずニヤっとなり、猫好き必読「我が家のトトロ」で思わずホッコリ。 私的には、インドの野良哲学者のように思弁しまくる主人公がいじましい「我が家のトトロ」がお気に入り。 兎に角、舞城の芸風を知るのには手軽な一冊だと思う。薄いし。
0投稿日: 2010.11.30
powered by ブクログ好き嫌いが分かれるかも。 私は割と好き。 人間の持っているダークな部分も含めて描かれているから。
0投稿日: 2010.10.30
powered by ブクログ友人が誕生日にくれた1冊。オススメされなければ、読まなかったと思う。 文章は好きじゃない。あとグロテスクな描写が混沌とし過ぎているところも。 ソマリア、サッチアスウィートハートは良かった。あと、わが家のトトロ。 まるで掲示板でやりとりをしているかのように、頭の中に良い言葉や悪い、気持ちのよくない言葉が乱入してくる。 異質だけれど、友情や愛情の根本をつくような表現にグッとさせられる。 ・人間誰しも正しさと間違いを両方持って生きてるんだなぁ ・人間は想像力を使ってちゃんと相手のことを思いやらねばならない。 ・暴力は伝達される ・「ふり」も演技も、長い時間をかけてやってれば、だんだん本物に近くなる。 ・人に悲しんでもらえない死は意味が軽いのだろうか ・自分の気持ちを語るのにも自分の気持ちが働くんだから、言葉にしようとした瞬間に別物になっちゃうんだよ ・友達は全て友達だ
0投稿日: 2010.10.24
powered by ブクログ読了。 十五歳のときにできた自分の子どもが、いまそれと同じ年頃になり、ノートに大量殺人計画をつづって、その手始めにと猫を殺した。自分自身も心を病んで、半年ものあいだ無気力に家に閉じこもっていた主人公は、警察がやってきて、息子が逮捕されようというそのときになって、ようやく自分が何をすべきかを考え始める。――表題作『スクールアタック・シンドローム』 そのほか、独自の理屈をもって行動する変わり者どうしの夫婦と、その家族を描いた短編『我が家のトトロ』、なぜか死んでも何度でも蘇る奇妙な女の子と、彼女が受け続けるグロテスクで壮絶な虐待を描いた『ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート』の三本。 なんだろ、歯に衣着せず一言でいうなら、すごくヘンな小説。理不尽な展開はいっぱいあるし、頭の配線がとことんずれたような人がどんどんでてくるし、猟奇描写はあるし、かと思えばへんにセンチメンタルだったり、メルヘンチックだったりする。 エグい描写も淡々と描かれているので、意外と平気に読んじゃいましたが、でもまあ、猟奇描写や理不尽な展開が苦手な人にはアレですね……。 人に勧めるにはかなり悩むというか、ものすごく読む人を選ぶ作品だなあと思うのですが、個人的にはかなり面白かったです。ところどころでがっつんがっつん胸を打ちました。 わたしはもともとこういうのって苦手なほうなんですが(猟奇的なところがじゃなくて、理不尽のほうが)、不思議なくらい面白かったです。シュールな設定・展開でくるんであっても、描かれているストーリーラインは王道で直球だからかも。
0投稿日: 2010.10.19
powered by ブクログ舞城王太郎の中で一番好きです。 文体が流れ込んでくる感じ。独特な愛の表現の仕方。 とにかく異質なのに読みやすい。
0投稿日: 2010.08.21
powered by ブクログ最初の方、町田康かと思ったw 面白いけどちょっと奇抜すぎるかな。特にソマリア。 表題作が一番良かった。
0投稿日: 2010.07.23
powered by ブクログ人間くささの描き方の丁寧さと勢いと思い切りと。 これはちょっとやられました。 大雑把にスピード感だけでも楽しめるのでしょうけど、 少しゆっくり言葉を拾い始めると 一人ひとりがきちんと人間としてそこに居る気がします。 煩雑な思考を煩雑なままに並べたかのような。 後先考えない守り方があったかくて少し悲しい。
0投稿日: 2010.05.18
powered by ブクログ「暴力は伝播する。連鎖は止められない」ということを スマートかつ最高なネジのはずれ具合でハイスピードに提供。すごいのは、ブっ飛んでるのに彼が言いたいことはちゃんとわかることで しかもそれが哲学的なことです
2投稿日: 2010.05.15
powered by ブクログ文庫を最初から順番に読むと、最後の1作を最後に読んでしまうので、読後感が悪い。後ろから順に読むことを薦めたい。 でもやっぱり、内容はどうあれ、文体からは目が離せない。 MVP:なし
0投稿日: 2010.03.27
powered by ブクログ学校を妄想の中で襲撃する子供とその親(受験生)の話含む3話の短編集。 ソマリアの話が唯一舞城氏らしいエログロサイケヴァイオレンス。まぁこれまでの作品から行くと可も無く不可も無くといったところか。
0投稿日: 2010.02.01
powered by ブクログ「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」がとても好きだ。 色々すっ飛ばしているが好きだ。 愛って何でしょうね。 あと、装丁すごい格好良いですね。
0投稿日: 2010.01.13
powered by ブクログ「スクールアタック・シンドローム」「我が家のトトロ」「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」の3作を収録した短編集。 表現は直接的であるし、メタファーもはっきりしている。 なのになぜか良いのである。
0投稿日: 2009.11.25
powered by ブクログポップ&バイオレンスな短編集という標題が帯についていたけれども、まさにそういう感じ。 基本的に、登場人物はグロいしエグい人が多く、耳を食いちぎったり、カニバリズム行為に及んだりと残酷な殺人事件が数多く発生する。その中で、テーマから照らし合わせて、内省すべき残虐行為には深く内省するし、そうでないものはあっけらかんと突き放して全く問題と見做さない。この使い分けによって、深いテーマとクールで残酷でドキっとする感覚を両立させている。そんなところが筆者が若い世代をひきつける秘訣なのかなぁとか思う。
0投稿日: 2009.11.20
powered by ブクログスクールアタックのラストがすき 息子かわいい しかし途中の事件の話が無駄に怖い ソマリアはただただかわいそう
0投稿日: 2009.11.19
powered by ブクログ相変わらずの文体。 でも、ソマリアの話の「どういうクソ展開だよ!」っていうセリフとか、凄いリアル。 『我が家のトトロ』では、普通にトトロについてマジメに分析してる場面があって、なるほど〜、と思った。
0投稿日: 2009.09.30
powered by ブクログ「暴力は、伝染する。」本の帯より。 全てが新鮮でした。 帯どおりviolentな作品でした。 本の世界に引き込まれました。
0投稿日: 2009.08.10
powered by ブクログ心臓鷲掴み。 毎度読み出したら止まらない。 主人公がいつも 筋がっ通ってるけど ちょっとめんどくさがりな男たちばかりで とてもタイプ。 だけん幸せは程遠いとやろなーとか 思うが、 幸せってなん?と、自問自答。
0投稿日: 2009.08.03
powered by ブクログ伝染する暴力と家族愛と死と再生と変態にまつわる短編集。特に変態。阿修羅ガールの時も思ったけど子供に潜む妄想つき破滅願望って怖い…あとムカつく高校生書くのうまいなぁと思いました。もうすっごい不快!笑 ソマリアの話が一番好きです。「俺の人生が死ぬ!!」にグッと来た…めちゃくちゃなのにこういうところ掴んでくるのずるいなぁ
0投稿日: 2009.04.21
powered by ブクログソマリア、サッチ・ア・スウィートハートだけで★5つです。 ヤバい。これはヤバい。 特に主人公がボッコボコにされるのをソマリアが庇う場面、主人公がソマリアにほとんど愛情に近い感情を持ったあたりがたまらーん! 「キスしようか」「バカ」とか、泣きながら言ってんじゃないよう、こっちも泣きそうになるじゃないですか、ううう。 世界の痛みを背負う少女、ヒロインを救えない少年、衝動に素直なせいで板ばさみの彼女。 なんてセンチメンタルなんだ、と思わせそうで絶対悪の淳一に対して憎悪を感じさせるところが舞城。 エロくてグロくてスカトロジーでカニバリズムなのにホロッとさせるのが舞城。 タイトルに「スウィートハート」とか入れてくるところが舞城。 ソマリア、助けて欲しかったな。でも17歳なんて非力なものですよね。 世界を守るために食われ続けて増え続けるソマリアを、この話では救うことが出来ないけど、それを救済する話がディスコ探偵水曜日なんでしょうね。 どちらにせよ名作です。 09.03.29
0投稿日: 2009.03.29
powered by ブクログ暴力の伝染、暴力の連鎖の話が中心。 ソマリアはもちろんのこと、ブッシュのアメリカとか厳罰万歳死刑万歳の今の日本の社会状況なんかをも思わせる社会派でもある。 ただ、暴力が伝染・連鎖するメカニズムや理由の洞察は、深くはない、というか甘い。 「弱い者が恐れて武器を取る」とか「なんとなくイジメたくなる」とか「空気」とか。 そんなわけで、ほとんどただカオスな人たちを描いただけの小説。 ちなみに、グロさは今時の(と言ってもここ数十年くらいの)小説やらノンフィクションやら映画やらと比べたら全くどうってことない。
0投稿日: 2009.02.01
powered by ブクログ何だか訳のわかんない文章のドライブ感みたいなのはすごい。 ソマリア、サッチ・ア・スウィートハートは一気に読んだ。 普通の読み方を許さないっていうか、読み手が普段無意識に取っている読む手法みたいなのをぶっ壊す小説なので刺激的である。
0投稿日: 2009.01.27
powered by ブクログ8冊目。 ザ・舞城。 なぜだろう、この人の文章は激しく人の攻撃心を刺激する。 良識という当たり前の観念に否応なくボディブローをぶち込んでくる。 レスカ欲しい。レスカと空飛びたい。
0投稿日: 2009.01.09
powered by ブクログ暴力は更なる暴力を招く、って言うのは当たり前のように感じていても改めて言われるとハッとしてしまいます。 さまざまな描写がリアルでうっ、とくるところもありますが、残るものも多くあるような気がする。
0投稿日: 2008.12.04
powered by ブクログ舞城王太郎初めて読んだんだけど、すごく読みやすい。 続きが気になるというか、惹きこまれて、短時間で読めてしまった。 暴力が暴力を誘うくだりは成程なぁ、それはあるかもしれない、と思った。 他のも読んでみたい。 関係ないけどソマリアって名前可愛いよね。国としては複雑な問題を沢山抱えているようだけれど。 そして舞城さん、村上チルドレンの匂いがぷんぷんするぜー!
0投稿日: 2008.11.06
powered by ブクログ特異な家族のそれぞれの形。 ダメ親父と危ない息子の「スクールアタック・シンドローム」 脱サラした主人公の日常「我が家のトトロ」 壊れた環境の中で生きつづける(死につづける?)女の子を救えない話「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」の3編。 支離滅裂なのはどの作品もそうなので慣れてきたつもりだったが、ソマリアだけは特別スゴイ。 圧倒的にグロくて残酷で深い愛があって面白かった。
0投稿日: 2008.10.21
powered by ブクログもともとは「みんな元気。」と同じ単行本に入っていた短編集のシングルカット。 どれも面白いねー。 SAS、トトロ、SSASの順に面白かったかな。収録順やんけ。作品自体の面白さ・出来はSASもトトロも優劣つけがたいんだけど、そこに加わる父親の視点って点でSASは良いんですよ。一児の父親なんだけど、まだまだ自分の処理に追われている若者なんですよ。なんとなく分かるんですよその気持ちが。
0投稿日: 2008.08.03
powered by ブクログ書き下ろしの「ソマリア・サッチ・ア・スウィートハート」目当てで。 久しぶりに舞城ワールド全開!を目の当たりにして・・
0投稿日: 2008.07.16
powered by ブクログこんな父親いやだ。だけど、息子が父親に期待して、その期待に応えようとする姿や、期待に応えてほしいのが息子の期待じゃなくて、自分のことを考えてほしいわかってほしいと息子は思って、みたいな部分は面白かった。ぐちゃぐちゃごちゃごちゃ考えて「どうしたらいいか」とか顔色を読んで、だけど結局なんてことない答だったというか最初から胸の中にあったというかそんな感じ。トトロの話もこれといって感想はないかも。強いて言えば娘がかわいい。
0投稿日: 2008.07.13
powered by ブクログソマリアが疲れていたせいかちょっと疲れた。けれど、全体としては頭悪そうな言葉の洪水の中に見える真実があってときどき胸を刺されました。
0投稿日: 2008.06.30
powered by ブクログ短編3作収録。 「スクールアタック・シンドローム」は、いままでの舞城らしい作品。主人公の父親は、奈津川兄弟と似たものを感じた。 「我が家のトトロ」は、ほのぼのとした空気を漂わせていた。が、その中でもやはり、常識的でない設定を当然のようにストーリーが進んで行くあたりはさすが舞城。 「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」は、さらに舞城節が炸裂。エログロ極まりない。舞城マヒしていた私でも、さすがに読んでいてつらかった。最後に友情に終結したところは、さすがというべきか。
0投稿日: 2008.06.26
powered by ブクログ息子を分かろうとする父親と、父親に期待する息子っていう関係がいいなあと。 私が何も考えてこなかっただけかも知れませんが、トトロ説が凄く新鮮に感じました。
0投稿日: 2008.06.03
powered by ブクログここまで暴力だけど最後は希望。 逆説なんですね。 つかこうへいの世界です。どこまでもどこまでも好き。
0投稿日: 2008.05.15
powered by ブクログ好きでしかたがないなあ、と思う 全国の女子たち、天ないでの須藤晃の名ゼリフ(toタキガワマン)「お前には相手の都合なんかどうでもいいくらい伝えたい気持ちねえのかよ」というのはまさしくこういうことだろう!といいたい、ここにあふれるピュアがあのかたまりなんだよ〜と、これをよんでもやっぱり思った。家族の話でさえ なんというか、結局人は自分勝手にいきていて、誰かのことを思いやると言うことも、結局は自分のためを思いやってる 自分の世界の創造主でしかない それでひととひととのあいだは、そういう勝手ばかりをつなぎあわせてゴムのようにのびちぢみしているものだけれど、それがしかたなくもそのゴムを切らない形で続いていくと言う象徴は家族というかたちだとおもっていて、これはそのさわりであり深読みすれば全体だと思う そしてそれがその、君が好きだ好きだ大好きだという世界における痛みと愛情であって、どうしても好きでしかたがないなあと思ってしまうのだ
0投稿日: 2008.03.14
powered by ブクログ舞城王太郎は「良い小説」であることと「面白い小説」どちらも諦めていない。『阿修羅ガール』の頃はさすがにどうかと思ったけれど、これは良かった。
0投稿日: 2008.03.01
powered by ブクログ舞城ワールドにすんなり入れるようになった私は、きっとおかしくなってる。 ってことを実感。いいこと言うじゃないか、舞城。
0投稿日: 2008.02.20
powered by ブクログ最高におもしろかった!絶対途中で飽きない。ってか、飽きるヒマもなし。 相変わらずめちゃくちゃなんだけど、それがいい。 言うことが、目からウロコなんです。 着眼点がすごい、イイ。 やっぱ、舞城さんはスゴイ。
0投稿日: 2008.02.13
powered by ブクログ表題作の『スクールアタック・シンドローム』、併録の『我が家のトトロ』ももちろん素晴らしいけれど、とにかく書き下ろしの『ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート』が秀逸。特に最後のソマリア民主共和国のくだりは涙が止まりません。舞城の洞察力に脱帽。 暴力や死が溢れ返る現実で、どうやって希望を持ち続ければ良いのかを教えてくれる最高級の教科書です。中学生や高校生の教科書に載せて欲しい。本当は星4.5ぐらいなのですが、なかったので切り上げて5。
0投稿日: 2007.12.13
powered by ブクログ短編集です。 やっぱすごいよ、舞城王太郎。 特に文庫化に伴って書き下ろされた『ソマリア。サッチ・ア・スウィートハート』は圧巻。 ヤバイ。超傑作。 芥川賞あげちゃいなよ!!って感じ。 彼の小説は、一見、文法も、言葉も、登場人物も、ストーリーも無茶苦茶で、超暴力的で、グロテスクで、エロくて、とにかくなんかよくわかんないけど、その無茶苦茶さがすげー!って評価したいところだけど、そうじゃない。 そんな無茶苦茶さの中に、しっかりと主張があり、ストーリーも無茶苦茶なまま終わらず、しっかりまとめてくる。 そして、こんなにエログロなのに、なぜか最後は温かい気持ちになるんだ。 阿部和重、舞城王太郎を読まずして、現代日本文学は語れない。 皆さんも是非。
0投稿日: 2007.10.06
powered by ブクログ新刊平積み、表紙に惹かれて購入。舞城さんの本って装丁素敵なのが多いですよね。 スクールアタック・シンドローム、我が家のトトロ、ソマリア、サッチ・ア・スウィートハートの3作が収録されています。舞城さんの本は、何故だか読みたいと思ってしまう。アクが強くてみんなに薦められないけど私は好き。珍味みたいだな。 今回は特に、書き下ろしのソマリア、〜が気に入りました。 暴力は伝染する。
0投稿日: 2007.09.17
powered by ブクログ2007/9/14 この暴力が私に伝染しないか心配。 スピードにも慣れてきたのか、それともスピードはちょっと落としてるのか。 初めて舞城さんを読んだ時のような圧倒的な引きずられ感がない。 イヤだなぁ、なんにでも慣れちゃって。 もっとおいしいの、もっとすごいの、もっともっともっと・・・ 浅ましいなぁ。
0投稿日: 2007.09.15
powered by ブクログカニバリズム的な要素を抜いてもこの小説は成立するんじゃないのか?すっごく面白く軽快な語り口が爽快なのだけど、誰かに紹介できるような本ではないのが勿体無い。若い作家さんだけあって、感性が現代的で馴染み易かったと思う。
0投稿日: 2007.09.14
powered by ブクログソマリア・サッチ・ア・スウィートハート怖いって。表題作からソマリアまで、なんかカニバリズム要素を多く含んだ一冊になってる気がします。野崎腹立つけど私は野崎になりたいよ。杣里亜が可愛かったです。
0投稿日: 2007.08.26
powered by ブクログそまりあの話がすごかった。けど、すごい疾走感で後味悪くない。てかこれ友達に貸したら返ってこないんだけど。ふつうに凹む。
0投稿日: 2007.07.29
powered by ブクログハード版「みんな元気。」を文庫本で二つに分けたうちの一つ。 書き下ろしに「ソマリア・サッチ・ア・スウィートハート」。 ここに入ってる小説はみんな好き。スクールアタックはなんか、愛、って感じ!ひねてるけど。 「我が家のトトロ」はホンワカのんびり。 しかし、どっちの話にも「殺すリスト」は出てくるんだね。 そして書き下ろしのソマリアは、また舞城さんぽいわけわからない設定だけど、でも、主人公がソマリアを置いて逃げるところは切なかった。
0投稿日: 2007.07.11
powered by ブクログ7/9読了 スクールアタックシンドローム、我が家のトトロは以前に読んだことがあるので『ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート』のみ。 杣里亜という女の子がスカトロな義兄にうんたらかんたら。 女子割礼気持ち悪い。
0投稿日: 2007.07.09
powered by ブクログ<崇史は、俺が十五ん時の子供だ。今は別々に暮らしている。奴がノートに殺害計画を記していると聞いた俺は、崇史に会いに中学校を訪れた。恐るべき学校襲撃事件から始まった暴力の伝染―。ついにその波は、ここまでおし寄せてきたのだ(表題作)。混沌が支配する世界に捧げられた、書下ろし問題作「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」を併録したダーク&ポップな作品集。 >スクールアタックシンドローム。ふと気付いてちょっと日本語にしてみたら学校襲撃症候群。名前のまんまの話だった。しかしその底にあるのは「愛」。“問題作”のソマリアサッチアスイートハートは確かに問題作な気はするのだけど色々問題で何が問題なのかよくわからなくなる。
0投稿日: 2007.07.01
