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家族が片づけられない
家族が片づけられない
井上能理子/イースト・プレス
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総合評価

12件)
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    片づけを通して浮かび上がってきた家族の問題、自分の問題に悩み、模索する作者のエッセイ。 漫画なのでとても読みやすいし、癖のない絵でサラッと書いてありますが割と闇深い。 部屋が綺麗になって家族みんなも喜んでみんな心機一転がんばろう!とモチベーションあがるかな!と期待するも、綺麗になった部屋と対比するように家族個々の心のドロっとした感情が溢れ出てしまったという葛藤がリアルだった(作中には毒出しとあった。まさに) その毒と向き合うもすぐに解決するものでもなく、作者本人もその問題と共に生きようと決意して漫画は終わります。 汚部屋やゴミ屋敷を作り出す人の闇を少し垣間見た気がします。 でもそこまで汚くなくても案外どの家庭にも転がってる闇なのかもしれません。

    3
    投稿日: 2024.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家族を片付けるというか、家族解散の話なのかなと思ったら違った。 片付けても片付けても、やったそばから家族が散らかしていく。 それは他の家族たちが片付けられない問題があり、片付けられる筆者への負い目となっていた。 そのもやもやした感じ、どっちの立場もわかるな。 この家族と筆者は、一緒に暮らさない方がうまくいくのかもしれない。 結局、一緒に暮らさなくなって家は多分また汚くなっているだろうし、筆者はうつを抱えつつまた一人暮らしをすることとなった。 きっとそんなものなんだろうな。 100%の解決などない。お互いの落とし所をはかっていく感じがリアルで正直で良かった。

    0
    投稿日: 2023.02.20
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    断捨離やミニマリスト的な考え方と相容れない。 ダメな人なので〜。その3。 以前の感想は下記。 著者の方の家族についてのコミックエッセイなんですが、 悩みつつも自分の中で折り合いをつけようとする過程がいい。 相容れない価値観との距離の付け方、的なものも感じてよかったです。 「片付ける」って家事の中でも、ちょっと精神修養めいたところに繋がっていて、自己啓発ぽくなる本が多いですよね。 この本は実用書ではないのだけど、片付けって個人の価値観や精神状態に繋がってるんだよなあ、と理解できるコミックエッセイ。 別サイトから転記→ うわこれいいコミックエッセイだ。好きだ。 答えが明確に出てないとこもいい。過度に廃除する掃除本にモヤっとしたものを感じる人は素直に共感できると思う。 逆に「汚い場所が許せない」みたいな人は、ちょっと視点が変わるかも。

    1
    投稿日: 2022.05.05
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    掃除をするというのは、 心の整理をすることであり、 それまでの生き方を確認する行為であり、 自分がどんな生き方、暮らし方をしたいのかを 問われることであり、 特に人の生き方に介入することでもある。 その中で 「自分」を片付けちゃわないようにするのが たぶん大事だ。 ・・・p137 より抜粋。

    1
    投稿日: 2020.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハードワークでうつ病になりかけたノリコさんが実家に休養に帰ってみるとなんと!実家がゴミ屋敷になっていた! 元々は掃除好きのノリコさん。 元の状態に戻すように大掃除を始める、、、。 ここから断捨離のようなノリコさんのお片付けメソッドが披露され、大掃除して心もお部屋もスッキリ。万歳!めでたしめでたし、と思いきや、それだけではなく、これまでの著者自身の生き方、家族との関係など深く人生を模索していきます。 なぜ、自分はうつ病になりかけているのか。 なぜ、実家はゴミ屋敷と化しているのか。 基本、しっかり者で、母子家庭の父親役(妹弟あり)としてガムシャラに頑張ってきたノリコさん。 ゴミ屋敷になった事で、いろいろ気付かなかった事に気づかされます。 掃除をする というのは 心の整理をすること であり それまでの生き方を 確認する行為であり 自分がどんな 生き方、暮らし方を したいのかを 問われる行為であり 時に人の生き方に 介入すること でもある その中で 「自分」を片づけ ちゃわないように するのがたぶん大事だ、、、p137 レンタル落ちで買ったコミックエッセイですが、思わぬ拾い物でした。

    49
    投稿日: 2019.12.27
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    Kindleで。タイトル通り片付けられない家族を持つきれい好き、掃除好きのライターさんの話。 部屋の状態は心の状態だと言われてるけど、じゃあ掃除を一旦してすっきりしたところで何かが劇的に変わるわけではない。 気持ちがいいしすっきりする。頭がリセットされた感じがする。 でも目の前の問題は消えないし、すっと答えが見えるなんてことはない。 時に家がそんなに片付いてなくたって心地のよい部屋もあるし、理想のきれいな片付いた状態を汚部屋で暮らす家族に押し付けることは、家族の問題を解決することになるのか? 色々考えさせられる本だった。

    1
    投稿日: 2019.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一部掃除の役立ち知識紹介もあるが、流行りの掃除ハウツー本ではなくタイトル通りのお話。 ここまで酷くは無いものの、自分の家族も似たような傾向があるためちょっと感情移入してしまった。

    0
    投稿日: 2019.07.06
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    片づけ掃除の仕方を描きながら、最後には家族が自力で脱・汚部屋する物語、そういうハウツー本の類いだと思っていた。 想像していた通り、片づけや掃除のコツを描かれている。綺麗になった部屋を見て家族も喜んでいた。 しかしハウツー本ではなかった。 そしてあの展開は衝撃だった。 けれど万人が片づけを通して人生が変わるわけじゃないし、現実は物語のように綺麗に落ち着くとも限らない。 片づけで人生が豊かになった人は、その行為を通して自分自身と向き合うことができたから、幸せを掴めたのかもしれない。 この話の続きがとても気になる。

    1
    投稿日: 2019.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ゴミ屋敷、断捨離、掃除方法などがコミカルに描いてあるマンガだと思って借りたが、どんどんと読み進めていくうちに、思っていた以上に重たい内容に…。 主には家族のハナシ。そして作者自分を見つめるハナシ。 作者が自立した女性で、ライターでイラストレーターで、父親で長女で綺麗好きで…と、なにかとできすぎる人だからこそ生まれる悩みなのかなと。 掃除の奥深さ、エッセイの中でも、文字もちょうど良いボリュームで絵柄やギャグもくどくなくスッキリしていて読みやすい本だと思う。

    1
    投稿日: 2018.11.18
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    片づけられない人が片づけを頑張ったり、片付けられない配偶者や親に片づけ習慣を身につけてもらったというエッセイ漫画は増えましたが、片づけられない人の家族視点で思いを綴るものは初めて読みました。なるほど!と思いました。掃除好きと自称する作者の片づけ・掃除のコツもわかりやすくて見習いやすく良いです。自分が片づけをする時に心掛けたいことばかりです。生きている限り続くであろう、片づけと掃除...続編楽しみにしています。

    2
    投稿日: 2018.01.23
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    他人事ぢゃないのよ。 娘の部屋が汚いのよ。 と読んだ本。 ぃやぃや、どんな気持ちがあろうとなかろうと やっぱりこざっぱりと暮らすに越したこたぁないよ? ちょっと家族との軋轢があったって そこは揺るがないで良かろうもん。 読む前は 家族が家を片付けられない 話かと思ってたら 著者さんが家族を片付けられない お話やったんね。 良くも悪くも、著者さんは気持ちが細やかなかたなんやろねぇ。

    1
    投稿日: 2016.09.21
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    最近流行りの片付け術(ハウツー本)のコミック化と思ったら、違った。 主に掃除、断捨離の方法論だが、それをコミック(図解)しているのは冒頭だけで、後半は部屋が片付けられない・ゴミ屋敷化してしまう人間――家族関係の問題についての、コミックエッセイだった。 伊藤 勇司 『部屋は自分の心を映す鏡でした。』(http://booklog.jp/item/1/4537213396)にあるように、そこに不安な心の重荷を垣間見る―― 著者は必死になって片付けるが、それにより家族の心の闇をぶつけられてしまう。 弱い母親、無関心な弟妹は掃除などがデキる姉に対して、コンプレックスを持っている――それを当人たちも自覚している。 最も、著者も自覚しながら「くどくど言ったり」してしまうため、それを誘発しているのだが―― 著者以外、誰も片付けない不満を、著者自身も抱えている。 そうした家族の「心の闇」の実録であり分析している。 それに絡み、著者は、牧野智和『日常に侵入する自己啓発: 生き方・手帳術・片づけ』(http://booklog.jp/item/1/4326653930)で指摘される、片付けが自己実現の手段である事を自覚している。 「片付けでスッキリし、価値観が変わった、家族が変わった!」というフィクションは無い。 まだ何も変わらない、それでも何か変わるかも知れない日常でしめくくられる。

    1
    投稿日: 2016.04.11