Reader Store
怪物がめざめる夜(新潮文庫)
怪物がめざめる夜(新潮文庫)
小林信彦/新潮社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

6件)
3.8
1
2
2
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    年末の大掃除で、我が家で“発掘”された“積ん読”本を読んだ。面白かった。 買ってすぐ読んでいたら、より面白かっただろうなと思う。 HP・メール・ツィッター・Facebookを誰もが利用する現代で、もし、この物語が展開されたら、もっともっと恐ろしいことになる……。

    0
    投稿日: 2017.08.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「私」とミスターJとの同性愛関係を疑っていた愛人が、死んだはずのミスターJの影に怯えて精神を病みそうになる。それを阻止するため「私」は愛人とアナルセックスを試みる…わかったようなわからないような、馬鹿馬鹿しく人を食ったオチが気に入った。

    0
    投稿日: 2017.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ホラーのカテゴリにしてしまうと、構えてしまうかもしれない。この本を初めて読む人は、そこまで構えなくてよい。ワタクシの場合「純文学書きおろし」という宣伝文に完全にだまされたクチである。 放送作家とジャーナリストが「架空の怪物」を作り上げていき、それが本物になり、作った当事者を襲い始める。怪物は架空の人物なのか実在の人物なのか、それに憑依した何かなのか、はたまたそこを取り巻く大衆心理なのか。襲ってくる恐怖も見えるものから見えないものになっていくあたり、現在のネットを絡めた話ではないかと錯覚する。 オウム真理教事件より3年前、ましてやインターネットが出来るよりも5年ほど早く、こういう恐怖を描いているところは特筆に値する。メディア論だの世代論だのを論じるのは野暮である。「怖くて面白い本」として読めばよいのだ。

    0
    投稿日: 2015.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブックオフ購入する。再読です。期待ほど面白くない。理由は時代とのずれです。以前は、ラジオは若者のものでもありました。しかし、現在、ラジオは中年以降のものです。本質的に、若者の局であるニッポン放送は低迷しています。TBSの天下です。つまり、この手の人物は無理なのです。それだけです。

    0
    投稿日: 2012.09.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     放送作家たちが「ミスターJ」という架空のコラムニストを創り上げ、人気を集めることに成功する。勢いに乗って、無名の芸人を「声のミスターJ」としてラジオDJに仕立て上げ、それも大成功。しかしミスターJはどんどん彼らの手を離れて……という話。  噂がどんどん現実に侵食していくっていうのは、いとうせいこうさんの「ノーライフキング」を思い出した。架空の人物が一人歩きするっていうと、乙一さんの「はじめ」がそうだし、その乙一さんが好きな伊集院光はまさに「謎のDJ」だった時期があった。芳賀ゆいっていう架空のアイドルもいたねー。90年代の頭くらいに仮想現実ブームがきてたっぽい。  小林信彦さんに褒められたって、以前に伊集院さんが言ってたっけなぁ。好きなものがあちこちで繋がってておもしろい。

    0
    投稿日: 2011.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    怪物がめざめる夜 小林信彦 新潮文庫 平成9年3月1日発行 2010.08.29読了 著者がラストに置いた註によると、この小説を書き始めたのは1992年10月5日、書き終えたのは 1993年3月8日。Windows95登場以前の話なのに、どうしても現代のネット関連の事柄に置き換えながら読んでしまう。メディアが新聞や深夜放送、ファクスから2chやブログ炎上、twitterに変わっただけで人間の根本はなーんにも変わっちゃいないということなのね。人間は神じゃないんだから、バーチャルとはいえ人格をコントロールしようということ自体が傲慢なのか。最終的に「誰得?」な無間地獄に落ちていくところがオソロシイ。危ない危ない。 ちなみにこの本、小林信彦という超有名作家(小学生の頃、オヨヨシリーズにハマりました…)が書かれたものなのですが、なんと、読みたいと思って本屋を探しても棚にない。どころか、作家名のフラッグすら立っていない。えー?出世の唐獅子株式会社や、最近の喜劇人評論なんかはあるんだろうけど…信じられない!結局アマゾンで中古品を入手。電子書籍になったら、こういうもどかしさも解消される…と良いんだけれど。

    0
    投稿日: 2010.08.31