
総合評価
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powered by ブクログ著者は、『桶川ストーカー殺人事件遺言』や『殺人犯はそこにいる』を書かれた方です。本書では、「調査報道」とは何かを教えてくれます。今やオールドメディアと呼ばれるマスコミは、例えば警察でいえば、都合のよいことを伝える伝書鳩のようであると感じました。マスコミであれば、調査報道によって世に出ていない、隠されている真実を報道しほしいと思います。SNSにより、一般市民がマスコミによって騙されるようなことは少なくなってきているように感じますが、やはりテレビや新聞の影響は大きいので、真実を世に伝えてほしいと願います。
0投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ「足利事件」の不明点を追及し、冤罪を明らかにし、我が国の司法の闇を暴いた「殺人犯はそこにいる」の著者が記す調査報道の真髄。 著者は「100取材して10を書け。10しかわからなければ1しか書くな」という雑誌社の先輩の教えに従い、「100取材して1を書く」報道の基本を続けてきただけで、「調査報道」にこだわる積りはないのだという。 それを調査報道と言われ、調査報道の代表格と謳われるような我が国の報道の貧困、記者クラブに代表される閉鎖的、排他的で発表報道に特化し、米ジャーナリズム界では蔑まされる「エゴスクープ」に奔走する報道村に著者は強い疑問と危機感を抱く。 前著もなのだが、本書でも簡潔に紹介される我が国の警察、司法、マスコミの体たらくには絶望的な心持ちになる。
0投稿日: 2025.07.01
powered by ブクログ筆者の清水潔は、「桶川ストーカー殺人事件」や「殺人犯はそこにいる」等の、傑作ノンフィクションを書いた人である。本書は、それらの事件を含めた、清水潔の「調査報道」のやり方を筆者なりに書いたものである。 感想文を書くこと、それ以前に、読書をするのが1週間ぶりくらいである。 先週の水曜日にインフルエンザに罹患し、ずっと寝込んでいた。毎年インフルエンザの予防接種を受けており、最後に罹患したのはいつか分からないくらい昔が話だ。住先週水曜日の午前中から喉が痛いな、と感じていたが、午後~夕方になり熱が急激に上がり、39度を大きく超えた。数日間は、ほぼ寝たきりとなり、金曜日くらいから熱が下がり始め、外に買い物に出かけたのは今日になってから(その間、もちろん、家族が面倒を見てくれていたのだが)という状態だった。 昨年来、感染症に関しては、あまりついていない。 昨年の3-4月にかけてコロナ陽性、この時には、無症状だったので、自分自身は問題なかったのであるが、外に出かけられずに困った。 秋に4回目のコロナワクチン接種。初めて副反応として高熱が出てしまった。コロナになっても無症状で何もなかったが、ワクチンで高熱が出るのは何だかな、とも思った。 そして、今年は今回のインフルエンザ。 コロナもインフルエンザも経験したので、しばらくは大丈夫では?と根拠なく思っている。
15投稿日: 2023.10.24
powered by ブクログFOCUS編集部を経て日本テレビに移ったジャーナリストが手掛けた調査報道の裏側に迫る。疑問を持ったらとことん追いかける。そして常に「裏取り」を慎重に行う。正義と言うよりは、権力側の都合や思惑で泣く人が出てしまうことがよほど許せないという取材姿勢が見える。 時に危険な目に逢いながらも、一旦司法が下したことさえも疑問があれば覆そうと真実に迫る過程がドキュメンタリー風に綴られていて読みごたえがある。桶川ストーカー殺人事件など、筆者の執念で警察の怠慢や勝手な推測で事件を歪曲化したマスコミを糾弾した有名な事例もその裏側が語られている。 成功例だけでなく失敗やボツになった事案にも触れている。失敗した場合でも、「片方だけの意見だけに惑わされない」姿勢は同じだ。
0投稿日: 2023.09.22
powered by ブクログ官公庁や企業から発表されたことを伝える「発表報道」の中には、それぞれの都合のいいように発表したり、都合の悪い事は隠したりする事がある。事件や地震など迅速に報道しなければならない場合もあるので全てを調査報道するのは難しいのだろうが、著者は「調査報道」をモットーに取材をされていて、桶川ストーカー殺人事件や足利事件をはじめ、警察でも解明できなかった事を調べ上げ、犯人に行き着いたり、冤罪を証明した。著者の事件解明への執念は尊敬に値する。
0投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログ大尊敬している清水潔さん集大成の本。 これまでの取材を振り返り、ジャーナリストとは、報道とは、を追求している。 これほどの成果をあげながら、どこの会社にも組織にも依存せず、一匹狼で公権力と戦ってきたのだから大変な思いも散々されたはず。 特に記者クラブとの軋轢は仕事にも支障をきたしただろうと思う。 共同通信、時事通信は元々電通と同じ組織だったのだから、日本のメディアは、ほぼ広告代理店に牛耳られているといっても過言ではない。 後半で紹介されている北海道図書館殺人事件の真相、北朝鮮拉致事件の共通点、三億円事件の顛末などは、どんなミステリー小説よりも面白かった。 やはりこの人は、取材だけでなく、作家としても超一流である。
0投稿日: 2022.07.12
powered by ブクログ本書でも概要について触れられている、”殺人犯は~”、”桶川~”は既読で、その真相追及力にかなり信が置けると思っている著者の手になる、”騙されないため”の新書。それを読まない手はない。情報の裏を見抜く力が弱い…という自覚あるし。ここでもやはり大切とされるのは、小さな声からの気づき、な訳ですね。
0投稿日: 2021.02.19
powered by ブクログ調査報道の真髄を、過去作を概観する形で整理。こちらを読んでから他の著作に当たるのも良。色々と読み返したくなった。ただこれ、一歩間違えば命を失いかねない...。バランス感覚をどのように取っているのだろう。 「記者に“真意”を読み取る力がなければ、情報は簡単に操られるということだ。」
6投稿日: 2020.04.19
powered by ブクログ桶川ストーカー殺人事件や、足利幼女殺人事件などで有名な清水潔の一冊。 上記の話はもちろん、それ以外の失敗談なども含めて本当に内容が濃くて面白かった。 そして警察とメディアの恐ろしさを改めて知った。
1投稿日: 2020.02.10
powered by ブクログ情報を鵜呑みにせずに自分の頭で考え裏づけをとること。 これの大事さを全章に渡って書き続けている本書。 清水さんのジャーナリズムのあり方が好きでどの本も読んでいるので中には知っている話などもあったが、日系ブラジル人が殺人を犯したあとに母国に逃げ帰っているところに突撃した話や時効撤廃についての考え方や司法のあり方などはとても勉強になりました。 また、ここからはこの本の本旨とは関係ないのだけれど 先日旅行で行った鹿児島の知覧特攻隊の方の遺書の中で一番記憶に残り、こんな人間になりたいと名前を記憶していた穴澤利夫さんの奥様になられる予定だった方への取材記事があり、なにか縁を感じました。 これから玉砕していく一人の人間として必要以上に強がるわけでも、後悔するわけでもなく、ただただ愛する人への感謝とその人の今後の人生を慮る穴澤さんの人柄を尊敬しています。 また折を見て鹿児島に行きたいです。
1投稿日: 2020.01.03
powered by ブクログ生半可な好奇心ではここまでできない。サラリーマンなのにここまでできるのは信念のなせるわざなのだろう。清水さんの著作を読むと調査報道のすばらしさや正義について考えることができる。そして、もうひとつ天職ということも著作を読んで考えることができるテーマとしてあるような気がする。誰もがこれをできるわけではない。各人が清水さんにとっての調査報道のようなものを見つけて社会に貢献できたら素晴らしいと思う。 憧れているだけでなかなかその道に進めないし、余力を残してしまう。
2投稿日: 2019.09.15
powered by ブクログ「殺人犯はそこにいる(足利事件の菅谷さん冤罪事件)」、「桶川ストーカー殺人事件」の調査報道で社会に大きな影響を与えた著者が調査報道のありかたについて、これら2冊の著作以外の案件も踏まえて述べたノンフィクション。 発表報道(対象が報道して欲しい内容を伝える)の対局としての調査報道(対象が報道して欲しくない内容を裏付け捜査をもとに伝える)の重要性、調査報道の現場で遭遇する種々の困難について著者のリアルな体験をもとに描かれています。「記者クラブ」という権力を保持する側の御用ジャーナリズムと化す発表報道の現場、記者会見現場で発表者の発言の真意を汲み取る努力ではなく、ただ”正確”にノートパソコンで発言をトレースすることだけに注力する昨今の報道現場など、著者が問題視する報道の在り方と、著者が重要視するポリシーが様々な事例を絡めて述べられています。 「100取材して10を書け。10しか分からなければ、1しか書くな」という著者のポリシーは説得力があります。報道とプライバシーの関りとか、報道の自由とか、政権との距離感など報道をめぐる問題が昨今は本当に多い気がします。それらに対して、1本筋の通った回答を述べられているのが本書の著者清水氏ではないかと思います。 本書にも触れられていますが、著者のスタイルを貫き通すと、様々な軋轢を生んだり(時には同業他社の報道関係者から)嫌がらせを受けるというのが今の日本だということですが、それに負けずにこれからも一本筋の通った調査報道を続けていただきたいですし、清水氏の次の著書を楽しみにしたいと思います。
4投稿日: 2019.05.19
powered by ブクログ本作は著者の清水潔氏のジャーナリズム姿勢を明確に表した一冊で、都合の良い政府や警察などの発表を鵜呑みにして記事にするのではなく、自らの調査で得た事実に基づき報道していくという姿勢なのですが、やはり何が真実かということを判断するには、自らが関係者などに直接耳を傾けた声をベースに冷静に判断する眼というのが大事だということに気付かさせられます。 でも深いなぁと思ったのは、死人に口無しですが、殺人事件の被害者は事実を言う術がないことを加害者が自分都合で正当化するという話で、これも一方的な言い分をどこまで信憑性があるかは、被害者周辺の声にも耳を傾け双方の声から判断する姿勢が大事なのだということも頷けました!
1投稿日: 2019.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2/11くらいに読了。7/10点。 「殺人犯はそこにいる」で既に清水潔を知っていたので、点数はその分下がる。相変わらずというか何というか、とにかく狂っている人(最大の賛辞)。 しばしば警察より早く的確に問題点を洗い出しているのは脅威としか言えない。もう何かとにかく凄い人なのです。 ただ、知っているネタが結構あったのでそれで7点。内容自体は普通に面白い。これ、報道の教科書でいいよもう。
1投稿日: 2019.02.18
powered by ブクログ一人のジャーナリストがこれだけ真実に迫れるのに、調査権を持ち人材も多い警察が間違った結論に到達したり、何も解決できなかったり・・この差は一体どこからくるのか? 本書で感じたのは、失点を恐れる警察組織の問題、ベテラン刑事の勘頼みの思い込み、証言や聞き込みなどの細かな事実の上での事件全体の構図を見直すという謙虚でかつ基本的な行動ができていないという結論に至ります。 それにしても、桶川ストーカー事件での埼玉県上尾警察署の酷さは恐ろしいくらいです。 被害者からのストーカー行為の告訴を無視したあげく、書類の改ざん、マスコミへの情報操作など目に余りますが、今でもYouTubeで見られる刑事2課長の笑いながらの記者会見、これは助けを求めていた女性を守れず自分たちの失態で殺された状況を考えれば、さらし首の刑でしょう。 さらに、著者の清水さんは、足利事件の冤罪で菅谷氏の釈放にも主導的な役割を果たしており、独自の地道な捜査で真犯人にもたどり着いていたのですが、逮捕の方は時効の壁に阻まれました。(その真犯人も警察はノーマークだったというのですから驚きです) そんなこともあって、彼や協力者たちの尽力で2010年に死刑判決相当の事件では時効が撤廃されることになりました。 さらに、北海道図書館職員が行方不明になったのを、事件性がないという警察に、状況から違和感を感じた清水氏が調査をした結果、殺人事件だとわかった・・など清水氏の調査能力は警察署員が束に立ってもかなわないという活躍ぶりですが、これは逆に言えば、警察上層部に清水氏のような事件の青写真を描ける人物が存在しないために、潤沢な人手を勘違いの方向に振り向けて時間と労力だけを食いつぶして、結局は事件が解決しないという流れではないかと想像します。 つまり、現場の指揮官、おそらく課長クラスの人事に問題があるという風にも考えられます。 一言で言えば、住民のためになっていない警察組織の弊害こそが諸悪の根源で、ここにメスを入れない限り、上層部を見ながら仕事するだけの使えない警察官が跋扈し続けることでしょう。
2投稿日: 2018.11.22
powered by ブクログ調査報道、あまり聞き覚えのない言葉かもしれない。 ドキュメンタリーだけが持つ真実の重み。 被害者や遺族、関係者の心の叫びが聞こえて来ます。 桶川ストーカー殺人事件、 冤罪・足利事件、 箱館ハイジャック事件、などなど 筆者が携わる事件は、非常に多岐にわたる。 様々な事件を通して、真実が浮かび上がる。 そこには、人間の本当の姿が、... 何が筆者をそこまで突き動かすのか? やはり、そこには、悲しむに沈む人々を救いたい、という真摯な気持ちがあるのではないか。 最後の太平洋戦争の大本営発表の話。 伊達智恵子さんと穴澤利夫さんの話には、涙が止まりませんでした。 ぜひ一度読むべき本と思います。
1投稿日: 2018.05.03
powered by ブクログおかしいものをおかしいって伝えるのは、難しい。気づいたら孤立無援になってたりする。 おかしいと思うことなんか山ほどある。これをおかしいと言わなかったら、自分が自分でなくなってしまうと思うようなことだってある。そんなのを仕方ない仕方ないってつぶやきながら飲み込む自分になるなんて、昔の自分には教えられない。大事な部分を削りすぎて、誇りも消えそうだ。 清水さんの本は、まぶしい。 この人に会ったこともないのに、この人の記事は信頼できると感じる。 この本は、調査報道の裏側を書いた本だけど、それはそのまま、信頼を得るために必要なことは何かってことだ。 ひとつずつ、やってみようと思う。せめて自分くらい自分を信頼してやりたい。
2投稿日: 2018.04.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真実を見極め、司法を恐れず、真犯人を追い詰めていく姿はまさに現代の必殺仕事人。 犯人が検挙されたところで失われた命が戻るわけではないが、命を奪われた上にありもしない悪評を言いふらされて、犯人は野放し、こんなことが許されるわけがない。 マスコミなんてくだらないものだと思っていたが、中にはこういう卓越した調査をされている方もいるのだ。 もっとも、最近の彼はどうも思想が偏りがちになってきたようで残念なのだが、この本は一見の価値あり。
1投稿日: 2018.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
清水さんの本は2冊ほど読んでいたので伝えたいであろうメッセージは重複しているものも多かった。ただ、事件の取材ごとに章が組まれていたので、知らなかった事件・出来事の概要を知ることができたのは良かった。 以下印象に残った箇所。 時効が存在する理由: 本気で公訴時効を潰してやりたくなった。 私は不条理を報じ続けた。 当初は周囲の感心も薄かった。「法律だから仕方ない」中略。 しかし法律とは人間が人間のために作ったものだろう。「おかしい」と思えば帰ればいいし、必要なら追加、不要ならば削除すればいい。日本の刑事訴訟法は百年以上、ほとんど変わっていなかった。さらに先進国の多くは、重大事件に時効はなく、あってもすでに廃止されていた。 おわりに: 人が正確な判断を行うには、まずは精度の高い情報を持つことが必須だ。そしてそれを分析し、最後に「正しい」とか「おかしい」とか判断することになる。 →清水さんの本を読んでつくづく感じたのはメディアを鵜呑みにせず自ら情報を集めることが大切。情報化社会になって理解をしていたものの、ようやく腑に落ちた気がする。
1投稿日: 2018.02.23
powered by ブクログ調査報道について書かれた本。 筆者が関わった具体的な事例を読み進める中で、今の報道の問題点が赤裸々に。 また、筆者の報道に対する熱い思いが伝わってきた。 こんな風に真剣に仕事に取り組んでいる人がどれだけいるだろう。 「殺人犯はそこにいる」を読んだ後だったので一つひとつの事件の掘り下げに対しては少し物足りなさも感じたが、浅く広くいろんな事例を知ることでたくさんのことについて考えさせられた。 報道を見る目が変わった。
1投稿日: 2017.12.12
powered by ブクログ清水潔『騙されてたまるか 調査報道の裏側』新潮新書。 調査報道の先駆けにして調査報道の第一人者である清水潔が描いた報道の裏側。あの文庫Xのネタ本『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』や『桶川ストーカー殺人事件 遺言』を描いた著者だけのことはあり、頁数は少ないながらも読み応えのある凄い内容だった。 発表報道の対極にある調査報道。調査報道に対する姿勢は受け身ではなく、自ら事件の現場や核心部に飛び込み、自らの力で真偽を見極める力が必要となる。清水潔はそんな調査報道の在り方や方向性を示すと共に社会をも大きく動かし続けてきた。信用出来ない警察や政府の発表、自らの犯行を隠すための犯人の嘘がマスコミの報道内容を歪め、デマがデマを産むという悪循環。この悪循環を断ち切るための方策は…清水潔が報道の在り方に対して果たした役割は大きい。
11投稿日: 2017.11.22
powered by ブクログ日本社会に警察の腐敗を印象付けた桶川ストーカー事件の犯人グループの特定や、栃木県で幼女が誘拐・殺害された足利事件の犯人逮捕が冤罪であることを暴きだし、近隣で発生した他4件の幼女誘拐・殺害事件も含めた真犯人の可能性を示唆した足利事件。これらを一介のジャーナリストとして、調査報道というメソッドを元に実現させた著者が、その調査報道の裏側について語った一冊。 足利事件と連続幼女誘拐・殺害事件の全貌を描いた「殺人犯はそこにいる」で、著者のとにかく徹底した現場への拘りとファクトをとにかく追求する姿勢には驚かされたが、本書ではそれが決してあの事件報道に特有なのではなく、他の仕事も含めた仕事に対する基本的なポリシーであることが理解できる。 巻末では自らの調査報道を端的に表すものとして、「100取材して10を書け。10しかわからなければ1しか書くな」という新人記者時代に先輩記者から教わった言葉が紹介される。これはファクトを追うためのリサーチとそれを何等かの形でアウトプットする際に、新聞記者でなくても通用する言葉として、自らにも戒めたい。
0投稿日: 2017.07.01
powered by ブクログ面白い。 やっぱり真実は現場にあるよなあ。 全然関係ないはずの、自分の、ITの仕事にも通じることがあるなあって思ってびっくりした。 なにか障害が起きたとき、プログラムの設計書を眺めるのではなく、実際に動いてるプログラムのソースを見るのが結局一番真実に近い。 結局情報なんて伝言ゲームがほとんどだよなあ。
2投稿日: 2017.05.06
powered by ブクログ『殺人犯はそこにいる 』を読んで、著者に興味を持ったので続けて読む。 どんな事件に対しても、著者は自分の頭で考えて、伝聞に頼らず、必ず裏を取るという姿勢を貫いている。 当たり前のことなんだけど、地道な作業の積み上げであり、いち早く記事にしたいという思いとは真反対なので焦ることもあるだろう。 だいたい「調査報道」はなおざりにされがちである。そりゃ「発表報道」の方が楽だもんねぇ。 でも、ここで怖いのが発表が操作されてる場合である。 著者はそれを自分の取材と照らし合あわせて「おかしい」と思うわけなのよね。それで、さらに取材を重ねるという、ね。 スクープには二種類あり、一つはいずれ世に出る情報を一歩でも早く出すもの、もう一つは報道されなければ世に出ないもの、であるという。後者にこそが報道記者との意義があるわけだけれど、時間を掛けて取材しても空振りになるかもしれないわけよね。 それでも自分が納得できるまでやる著者の姿勢と信念は、報道記者の鑑だよなぁ。。。 「100取材して10を書け、10しかわからなければ1しか書くな」と先輩から教わったらしいけど、それを貫き通すのも相当しんどいだろうに、人として立派だよなぁ。。。 最後の、特攻隊の人の恋人の取材に思わず落涙。。。 『桶川ストーカー殺人事件 遺言』も読まなくちゃ!!
1投稿日: 2017.02.25
powered by ブクログ桶川ストーカーの話と、北関東連続殺人事件の調査報道の話はさすがに、単行本の方が充実していてダイジェスト版でしたが、その他のエピソードも圧巻でした。中でも、最後の特攻隊の話は感動的で、そのお話でじっくり1冊本にしてほしいくらいでした。
0投稿日: 2016.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2016年、50冊目です。 マスメディア、警察などの情報を鵜呑みにしてしまうことの恐ろしさが書かれている。要は、自分に入ってくる情報を自分でしっかり納得してあるいは正しく客観的にみて、判断することが大切だと論じています。 足利事件や日系ブラジル人の殺人後の母国への逃亡、桶川ストーカー殺人事件などが取り上げられています。著者のすごい執念を感じるとともに、公的権力を持つ立場の人間のいい加減さや建前主義を感じます。人は立場に胡坐をかき、楽をしてしまうため、「調査」という手間のかかるプロセスを排除してしまう。これに歯止めをかけるのは、一人一人の正義感や良心によるしかないのかと嘆息してしまう。 こういった書籍の読者を通して一人でも多くの良識ある人間を増やせればいいということなのかもしれない。
0投稿日: 2016.09.17
powered by ブクログ「桶川ストーカー殺人事件」で桶川事件、「殺人犯はそこにいる」で足利事件について事件の真相を警察よりも早く暴いた衝撃的なルポを発表したジャーナリストが語る調査報道の極意。 著者の報道の原点はタイトルの通り「騙されてたまるか」。真相が闇に葬られたり、捻じ曲げられることに、報道人として我慢できない。こうした怒りの衝動を発する一方で、できるだけ証拠を集め、間違いない結論に達さなければ、怖くて公にできないという臆病さも持つ。彼にとっては警察からの発表も簡単に鵜呑みにしない。 真実を伝えなければならない調査報道に携わる者として、ピッタリの性格。それゆえに苦労して取材した結果もウラが取れなければ、容赦なくボツにしてしまう。 そうした著者の12の調査報道が収められた本書。短編ミステリー集のような味わいがある。
0投稿日: 2016.08.31
powered by ブクログ冤罪事件と未解決事件。 改めて、こんなにあるんだなと思いました。 著者の調査報道はすばらしいですね。 マスコミも間違ったことを報道することなく、 事実確認をしっかりとしてもらいたいです。 ・・・が、警察が発表してることは正しい。 と思うのは当然か。 でも、やっぱり真実が知りたいです。
0投稿日: 2016.05.15
powered by ブクログ桶川ストーカー殺人事件、足利事件、北海道図書館職員殺人事件など警察の発表を不審に思い真実を追求していく著者(元Focus記者、現在日本テレビ所属)100取材し10わかったことを書くというのはいうは易しだが、実際に現場に行き、見れるもの会える人に会い、裏取りを地道に行っていることがわかる。 警察、記者クラブがそれぞれ自分の利権を守っており、それぞれのケースに於いては必ずしも真実を追求する集団ではないのがわかる。
0投稿日: 2016.05.12
powered by ブクログ「10取材して1を書け」の1が書いてあるのだと思う。息つく暇もなく読み終わってしまう。「裏取り」の大切さ、身にしみる。コミュニケーションの分野で仕事をしていると、昔より今の方が、事実確認の大切さは増しているのではないかと感じる。一方、ジャーナリズムや刑事事件、弁護士などの仕事をしている人が「裏取り」という言葉を使うのはしょうがないと思うけれど、一般の、しかもコミュニケーションの仕事の経験のない、文書校正を始めたばかりの人が嬉々として「裏を取る」なんて言葉を使っているのを聞くと、「何様?」「あなたは刑事なんですか?」と聞きたくなってしまった経験から、そういう仕事の人には「裏取り」ではなくて、別の表現を使って欲しいと思う。でも事実確認、以外の良い言葉が浮かばないです。この差別感、個人的なものなのかな。黒木メイサに「はあ〜?!」と言ってほしいわ。
0投稿日: 2016.05.05
powered by ブクログ事件そのものよりもその報道の姿勢について述べているのが特徴。他社のマスコミ、事件での情報の与え手である警察についてここまで書いていいのか不安になるほどマイナスイメージが付きそうな本だった。小さな声に耳をかす、しっかり裏付けをとる。自分の仕事に対する姿勢を見直そうと、考えさせられる本だった。
0投稿日: 2016.04.19
powered by ブクログ桶川ストーカー殺人事件で知られる清水さんの本。 先日、「殺人犯はそこにいる」を読んだのでこちらも。 「おわりに」にあるが若いジャーナリストの参考になればとの思いがあり、清水さんがたずさわった報道の中からいろんな事例が紹介されている。 ラストの「大本営発表」の裏にあった一人の若者とその婚約者のエピソードには何もいえなくなる。
0投稿日: 2016.04.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
桶川ストーカー殺人や冤罪事件 パソコンデータ消去から、川の遺体 図書館職員の失踪、北朝鮮の拉致 特攻隊員の話まで カメラマンだったというのが意外 半日早く報道するのはエゴスクープ 欧米メディアでは評価されないそう
0投稿日: 2016.03.19
powered by ブクログ存在は知っていたけど、政治的な本かと思って読んでいなかったが、さっきの凶悪のamazonページで勧められていたので手に取ると、これも凄そう、と読み始めた。 著者が過去、桶川ストーカー殺人では警察より早く犯人を特定・撮影した上に、警察による改竄をすっぱ抜き、足利事件では最高裁で死刑確定をひっくり返し犯人も特定するという凄まじい成果を上げるに至る経緯や想いなどについて。 個人的なあれこれも多々入ってるのは良し悪しだけど、とりあえず、総まとめ的な一冊でネタバレも入ってしまうので先に他の2冊を読んだ方がよいかと。
0投稿日: 2016.02.13
powered by ブクログ「騙されてたまるか」に込められた執念が凄まじい。 マスコミ関係者必読の書だろう。 ただ、報道はそう簡単には変わらないだろうな。 マジメに裏取りなんてしていたら商売にならない人達が多過ぎるから。 受け手が成長しなくては。
0投稿日: 2016.01.25
powered by ブクログ桶川ストーカー殺人事件を読み、清水さんのジャーナリストとしての姿勢に強く惹かれたのでこちらも一読。 本巻も著者の徹底した仕事ぶりを垣間見ることができて、身が引き締まる。 「自分の目で見て、耳で聞いて、頭で考える。」という著者の理念は、報道のみならず私たちが生きていく上でも大事にすべきことと感じた。 そしていかに日本のマスコミがこの基本原則を蔑ろにしがちか…一冊かけて危機を伝えてくれる。 流れてくる情報は自分自信の責任のもと、取捨選択をする必要があるのだ。 本巻では著者の「調査報道」の代表例がいくつか掲載されている。事件の例を通して警察の怠慢を晒し、あるべき捜査の方向に軌道修正していくさまは痛快。 ニュースの見方が変わる。
0投稿日: 2016.01.24
powered by ブクログ「桶川ストーカー事件」、「足利事件」の真相をつきとめた報道記者の事件録。自分の足で調査したからこその臨場感が生々しい。ミステリー小説を読んでいるかのような味わい。「足利事件」の犯人と思しき人物を著者が特定し、軽鎖kつにもその情報を渡しているにもかかわらず、警察が一向に動こうとしないところには激しい憤りと、社会の闇があることを感じ恐怖を覚えた。著者のような真実を追い求める報道記者の数が増えること、少なくとも減らないことを祈るばかりである。
0投稿日: 2016.01.16
powered by ブクログ調査報道は必要だと思った。 本書で指摘されているように、生産性が低くやるメリットが薄いのは問題。 調査報道が評価される仕組みや世論を作ることが必要だと思った。 週刊誌出身だからか読ませる文章になっており、読みやすい。 警察も記者も自身さえも謝るのなら何を信じればいいのか。 本書で述べられているように、制度の高い情報を集め、正しい・おかしいと自分で判断するしかないのだろう。
0投稿日: 2015.12.18
powered by ブクログ警察や行政からの情報を垂れ流すのとは対局のいわゆる<調査報道>。著者がこれまで自身の調査で真実を明らかにしてきた「桶川ストーカー殺人事件」だとか「足利事件」の他、ブラジルに逃げ帰った日系ブラジル人殺人犯の追跡、自称「3億円事件真犯人」に騙されかけた話などなど、自分の手柄が中心なのでどうしても自慢話になってますが、面白い話しばかり。危険と隣り合わせだろうが、このような「おかしいことはおかしい」と「騙されるか!」叫んで権力とも闘うジャーナリストには頑張って欲しいし、これからもそのようなジャーナリストが続いて欲しい。
0投稿日: 2015.11.30
powered by ブクログ良い本でした。記者クラブで官僚、警察とズブズブな関係になってしまっている大手メディアが失ったジャーナリズムとしての本質を追い続けている清水さん、ステキです。 効率はものすごく悪いと思いますが、こういうスタンスの記者さんは長生きして欲しいと切に願います。 足利事件、桶川ストーカー事件、ともに警察が犠牲者増やしたようなものです。反省したんだろうか… 自浄作用には期待できないな。
0投稿日: 2015.11.22
powered by ブクログ桶川ストーカー事件の犯人特定と埼玉県警上尾署の腐敗を暴いた『桶川ストーカー殺人事件 遺言』、足利事件の菅谷さんの冤罪を晴らし、さらには真犯人と思しき人物を追求する経緯を描いた『殺人犯はそこにいる 』。もし、そちらを読んでいないのであれば、ぜひ読んでほしい。この二件の日本の犯罪調査報道の金字塔とも言うべき取材を行ったジャーナリストのが著者の清水潔さん。本書は、この有名な二件も含めて自らの取材経験や調査報道に対する姿勢をまとめたものである。 本書に収められている事件は、先の二件の他に、函館ハイジャック事件、北朝鮮拉致事件、三億円事件、などの比較的有名な事件から、ほとんど誰も知ることのない無名の事件まで含まれる。しかし、そこに通底するのは、現場に当たり自ら裏を取るという姿勢だ。情報を鵜呑みにしないという自らへの戒めだ。 副題に「調査報道の裏側」とあるが、著者は自分の報道を「調査報道」とは意識していなかったという。それでも改めて、同じ報道と冠されていても、自分がやってきたことと、記者クラブなどを通してなされる「発表報道」との違いは著しいと認識したという。スクープには二種類あり、一つはいずれ世に出る情報をいち早く出すもの、もう一つは報道されなければ世に出ないもの、である。後者の類のスコープにこそ、報道記者という存在の意義が見出される。もしかしたら時間を掛けた取材はもともと思い違いで、取材にかけた時間と労力は結果として何も残らないかもしれない。また、いくら慎重を期したとしても、もしかしたら何か見落としていたり、騙されていたりして、間違った結論を導いているかもしれない。そういった大きなリスクがある中で調査報道をやり遂げるには、強い意志と使命感が必要だということがこの本を読むとわかる。著者は、その意志を抱き、行動力を持ち、かつその上で成功にも恵まれたと言える。その結果、本書にも記されている通り、冤罪再審理や公訴時効の撤廃などへも影響力を持つこととなった。現行の司法の状況では、ますます清水さんの持つ影響力が必要とされているような気がしている。 最後に著者は、雑誌記者時代に先輩記者から聞かされた「100取材して10を書け、10しかわからなければ1しか書くな」という言葉を紹介している。そこには、本書のタイトルにもなった「騙されてたまるか」という思いが込められている。それは清水さんの記者としての矜持であり、記者としての倫理がにじみでている言葉でもある。 調査報道ものといえば、もう一冊『真実 新聞が警察に跪いた日』も読んでほしい。こちらは苦い後味が残るが、そうであるがゆえにもっと読まれるべき本だと思う。 それにしても足利事件の真犯人の著者の確信は間違っているのだろうか。その真実が明らかになるのはいつなのだろうか。 ----- 『桶川ストーカー殺人事件 遺言』のレビュー http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4101492212 『殺人犯はそこにいる:隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』のレビュー http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4104405027 『真実 新聞が警察に跪いた日』のレビュー http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4041013232
0投稿日: 2015.11.01
powered by ブクログこの人こそ真のジャーナリストだろう。この本を読んで若いジャーナリストが育ってくれれば著者も本望だろう。
0投稿日: 2015.10.22
powered by ブクログこれはすごい。 著者の「調査報道」ぶりは他の著作で知っていたが、ちょうど昨日ラジオで話をしているのを聞いてこの本を読んでみた。冒頭、僕の住む街で殺人を犯して国外に逃げた犯人を追う話から始まる。いきなり迫真である。そしておそらく著者のその行動もあって、代理処罰が下される。 警察もやらない、そんなことをどうして一人のジャーナリストがやれるのか。 著者の会社は記者クラブメディアに所属しているが、個人としては記者クラブには属さず、それ故の軋轢もある。記者クラブメディアの発表ジャーナリズムが批判されて久しいが、よくある通り一遍の批判ではなく、自らの取材を通じて、警察発表の欺瞞をもあばく。だからまた軋轢がある。 100取材して10を書く、10しかわからなければ1しか書かない、というのが著者の信条で、しかしその100の取材を皆がやらなくなって、結果これが「調査報道」と呼ばれるに至っている。100取材する、というのは、騙されてたまるか、という思いだ。裏を返せば、そうじゃなければ騙されるのだ。 まったく胸糞が悪くなるような話が満載の本ではあるが、しかしその汚い世界のなかに、それでもさわやかな風のような、いやそんな綺麗なもんじゃないが、捨てたもんじゃねえなあ、という気持ちになれるのだった。
0投稿日: 2015.10.21
powered by ブクログ桶川ストーカー事件の犯人を警察よりも先に特定した清水潔さんのこれまでの取材ぶりを簡潔にまとめた本。桶川の事件や足利事件といった有名な事件の取材に加え、日本からブラジルへ逃亡した日系人犯罪者のもとを訪ねたり、拉致事件や太平洋戦争の特攻隊に関しての取材など。実に幅広く、そして食い込んで取材していることがわかった。彼の古巣である新潮社のフォーカスは実に厳しいところなので、そこに鍛えられたからこその取材姿勢なんだろうけど、実にすごい。 一方、記者クラブに入ってないからとはいえ、常に組織に属していたからこその取材活動だという点では彼すべての功績かというとそうではない。 殺人についての時効が15年と区切られていることに彼は憤っていたようだが、それについては複雑。というのも時効があるからこそ、話してくれる「加害者」もいると思うのだ。
0投稿日: 2015.08.24
powered by ブクログジャーナリスト必読の書。 現場を何よりも重んじる著者の姿勢に共感します。 桶川ストーカー殺人事件で、警察よりも先に犯人にたどり着いたのは著者でした。 被害者の友人の話からストーカーの存在に気づき、地を這うような取材で真相に迫るのです。 一方でマスコミは警察発表を鵜呑みにしてウソの情報を垂れ流していきます。 いわく、〈被害者は風俗嬢〉〈ブランド依存だった〉などと。 しかし、後にとんでもない事実があきらかになります。 警察が初動を誤ったうえに、あろうことか、生前の被害者側から出された、ストーカーに対する「告訴状」を「被害届」に改竄していたのです。 それを糊塗するために、マスコミを故意にミスリードしていたというのが実態でした。 著者の執拗な調査報道がなければ、今もなお真相は闇のままだった可能性があります。 これでは亡くなった被害者は浮かばれますまい。 著者は、警察発表のような「大きな声」ではなく、このような亡くなった被害者の「小さな声」に耳を傾けることを信条としているそうです。 著者のようなジャーナリストが一人でも二人でも増えれば、社会も変わっていくでしょう。 本当はもっと書きたいことがありましたが、すみません、仕事に行かねばなりません。
0投稿日: 2015.08.11
powered by ブクログ「桶川ストーカー殺人事件」や「冤罪・足利事件」で著者の調査報道の凄さを知ってはいたが、他にも素晴らしい活動をしているのを知って感動した。 真実をとことん追求する調査報道の矜持は、実はどんな仕事であれ持っていなければならないものだ。 組織に屈することなく、小さな声に耳を傾け、おかしいものはおかしいと言い続けなければならない。 勇気をもらった一冊である。
1投稿日: 2015.07.31
powered by ブクログ「桶川ストーカー殺人事件 遺言」「殺人犯はそこにいる」を含めて著者の取材過程を紹介し、調査報道の必要性を訴えた本。新書なので前2作に比べれば、軽く読めるが、読みながら「桶川…」と「殺人犯…」を思い出し、またもや警察への怒りがメラメラと燃え上がってくる。思い出し怒りである。忙しい人はこれ読むだけでも、2作の概要は分かるだろう。足利事件の遺族が検察官に対して「ごめんなさいが言えなくてどうするの」と叱る場面はやっぱり感動的であり、痛快だ。 著者は現役の記者や記者志望の若者に対して、発表報道に頼ることを戒める。現場に行き、足で稼ぐ取材の重要さを痛感させられる。
0投稿日: 2015.07.19
