Reader Store
カルテット!
カルテット!
鬼塚忠/河出書房新社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

20件)
3.1
0
4
12
2
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    音楽一家である永江家。一番下の開のバイオリンはそこそこの腕であるが、ピアノの父もチェロの母も、毎日に忙殺されて楽器に触ることはなかった。折しも父が失業し、長女は問題を起こす。家族がもうどうしようもなくなるというところで、父が「家族4人でコンサートをやろう」と提案する。 ちょっとばかし印象の悪い小説。父が失業し、姉が問題を起こし、母はすべてを投げ出し、弟の開のバイオリンもパッとしないようなスタートで、映画『連弾』のような、不安定さを描く大人の小説だと思って読み始めた。しかし、開の視点だと思ったら、姉の美咲の学校の話、父の直樹の視点と、ポンポン飛ぶ。 また、「コンサートをしよう」から、いろいろな心変わりもあったはずなのに、楽器を触らない学校などの部分は一切ない。そこの心情の変化が重要なのではないのか。 そして、真ん中あたりで気づくのである。ああ、子供向けの小説だ。青い鳥文庫などの挿絵入りで読む話。心情の変化は子供には難しすぎるし、楽器とステージの華やかな勢いだけで描けば十分という話だ。 そこまで納得したとしても、どうにも読んでいて釈然としない部分が多いのは、失業や離婚など、意味ありげな家族の重い部分をいちいち挟み込んでくるからだろう。子供向けと大人向けのどちらに入りたいのかか、今ひとつつかめないのだ。 また、後半になるに従って、美咲や直樹の視点で描く部分は減ることは減る。それが大人向けの小説だと思うと、必要以上に説明的で落ち着かないのだ。それなら一貫して開の視点で見えない部分は会話などで補ってほしかった。 いずれの登場時人物にも感情移入ができないし、彼らの失うものの怖さというものが全く伝わってこず、それぞれ何を守りたかったのか、わかるよね、家族だよね?みたいな甘えが見られる。 楽器が出てくるので☆+1。

    0
    投稿日: 2023.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「音楽がもう一度家族を結びつけてくれるかもしれない」 反抗期、離婚危機の中、崩壊寸前の家族が組んだカルテット。 楽器から出てくる音で気持ちを読み取り、支え、繋がり、分かち合おうとする家族の描写が印象的でホロリとさせられる。

    0
    投稿日: 2019.08.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    リストラされ、再就職に苦労する父親、プロのヴァイオリニストを目指す息子、反抗期の娘・・家族全員に共通することは、楽器を演奏した経験があること。 息子が提案した、家族でカルテットをやろうという言葉に、バラバラになっていた絆が戻る。 昨今では、家族と過ごす時間が減ってしまう現代。本書を手に取れば、家族の真価が分かるだろう。

    0
    投稿日: 2018.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    4人家族の音楽一家。(ブランクはあるものの一応音楽一家。) 父親は失業中、母親は常にイラつき、長女はギャル、長男はバイオリンで一目置かれている。 崩壊寸前の家族がカルテットを組み、再生していく…という物語なのだけれど、 うーん、何だか中途半端。 まず母親、疲れているのは分かる。 生活し、子供を育てていくのは本当に大変だ。 だが、子供に父親の愚痴を言うな。聞かせるな。 子供の前では必死に“大人”で居てくれ。 切羽詰まった時だけじゃなく、『大好き』の気持ちを普段から子供に伝えれば良いのに。 子供が大きくなってくると、やはりそれは難しいのか…。 結局最後まで音楽で何を伝えたかったのか分からず。

    0
    投稿日: 2017.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画化作品読んでみようシリーズ 舞台は浦安 弟のバイオリン、姉のフルート、母のチェロ、父のピアノでカルテット。 家族カルテットの成長と、壊れかけた家族の再生の物語。 想像してたよりもおもしろかった。

    0
    投稿日: 2016.11.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    わかりやすい物語でした。主人公が中学生だからこその目線の低さに親近感がわきます。 ただ、思ったより暗い話だったと思います。 もっとハッピーな話なのかと思っていましたが、良くも悪くも現実味がある感じがしました。

    0
    投稿日: 2016.04.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    壊れていた家族がゆっくりと回復する、ハートウォーミングな物語―ということになろうが、既読感がある。 森絵都さんの『カラフル』あたりだろうか。 頼りない父直樹、苛立つ母ひろみ、コギャルの姉美咲、そして才能あるバイオリニストの卵である中学生の開。 家族の最後の行事として、カルテットを組み、演奏する。 最初は惨憺たる失敗。 もう一度だけ、というのを繰り返し、練習を重ねていく中で、家族が少しずつ変わっていく。 ちょっと予定調和な感じもなくはない。 音楽ものの小説の一つの鑑賞ポイントは、音楽をいかに言葉という別の表現手法で表すかということだと思っている。 で、これまで、素晴らしい音楽、天才的な演奏をどう表現しているかを気にしていたけれど、この本ではむしろ下手な演奏をいかに書くかもまた、面白いポイントなのかもしれないと気づかされた。 そのあたり、荒木源さんの『オケ老人』あたりと比較してもいいのかも。

    0
    投稿日: 2016.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    家族による四重奏(カルテット)を通じて、家庭を変えていくお話。馴染みのクラシック曲多数あり。ナマイキで可愛くない姉。でも、実は傷つき抱えている苦悩がある。表面から見えない姉弟の素顔があると思い知らされた。あと「将来の息子のため」の親バカは、逆に子供を苦しめる。母のエゴは腹が立ったが、原因は頼りない夫にあるのだろう。単純な家族再生ものだけど、家庭ギクシャクの原因はよく描かれている。こういう家庭にしないためにも、反面教師にしたいところ。

    0
    投稿日: 2015.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    よくありそうな話だけどけっこう面白く読めた。音楽を通して家族が再生していくお話。子供に押し付けちゃいけない、きちんと正面から見ないといけないなぁと思う。けっこうお父さんがよかった。

    0
    投稿日: 2014.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公・開は、離婚しそうな両親に心を痛めていた。姉の美咲はそんなことも知らず遊びまわっているし、習っているバイオリンも調子が悪いし、どうしていいのかわからない。 そんな時、不意に家族でカルテットを組むことを思いつく。かつて、父はピアノ、母はチェロ、姉はフルートをやっていたのだ。 果たして開の思いつきはうまくいくのか。家族の仲は……。 音楽を通して家族が再生していく物語。 なんだけど、いまいち盛り上がりにかけるというか、みんなわりとつまらない方向にダメな人たちだった。 まあ、でも、開はよくがんばったね、となでなでしてあげたい。

    0
    投稿日: 2013.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画のキャストを見る限り、本で読んだ方が面白そうな気が。ただ映画は実際に演奏が聴けるからそれはそれで良いかも。

    0
    投稿日: 2012.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画の宣伝を見て読んでみました。 映画では演奏シーンがどうなってるか心配ですが、 本は安心して読めました…

    0
    投稿日: 2012.07.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    4月下旬に読んだ。 すいすい読めるし、続きが気になるが、後半につれ、だんだん無理を感じる。 展開もベタ過ぎて好きじゃない。 特に、美咲の先輩の隣の女性の真相がわかったのはありきたりすぎて、本を閉じようかと思った。 家族もこんな簡単じゃない。 母親と美咲が和解する場面とかはさすがにずっこけそうになった。 正直、こんな簡単に再生するなら、離婚とか誰もしないよね。 作者は独身なのだろうか。 かなり適当にまとめた感じがした。 読後感が酷かった。 ただ、美咲の開に対する心情は、わかる気がする。 飽き性や定番を求めていない人は、読まない方がいい。

    1
    投稿日: 2012.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    家族が無事にまとまってくれて、最後にならなくて良かった…!家族1人1人が、家族という存在を見つめ直して自分への答えを見つけられたんだなと思うと感動というよりも安心しました。自分が思っているより自分は自分のことしか考えていなくて、もう少し落ち着いて周りを見回してみたら見えてくるものもあるんじゃないかな、ということかなあ。個人的にはお母さんがあまり好きになれませんでした。美咲のあの荒れっぷりを見ていながら何故美咲はしっかりしているからという言葉が出てくるんだ…。

    0
    投稿日: 2012.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    夢に挫折したように見える父母だが、それはすべて「家族」を大切に人生を選んできた結果だった。ボタンのかけ違いでギクシャクしていた家族が徐々にまとまるストーリーにほっこりする一冊。 ただ、読者を裏切らない「予定調和」とう文字がしっくりくるストーリーとも言え、ご都合主義の展開が多々。少し読みごたえにかけた印象だった。男子中学生にしては、主人公の人間ができすぎな気がしたけれど、イマドキの子はこんななのかな?

    1
    投稿日: 2012.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    家族にほっこりしたなぁ。音で会話をするという表現が印象をもちました。なんでもバラバラだったものがひとつにまとまる瞬間って好きだなぁと再確認です。是非映画のほうも観ようとおもう!

    0
    投稿日: 2012.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    短いけれど、ちゃんと起承転結がはっきりとわかる、エンタメ度の高い内容でした。 続編も早く文庫化しないかなぁ。 映画もあるみたいだけど、これは評判を見てから決めようかと。 のだめ並みの完成度なら興味ありです。

    0
    投稿日: 2012.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    バラバラだった家族が音楽を通じて分かり合おうとする話です。それぞれが誰かのためを思った行動がかえって人を傷つけている、切なさで泣きそうになりました。

    1
    投稿日: 2012.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    岬先生シリーズや船に乗れ!シリーズなどを読んだあとに読むと、ちょっと物足りないかも 音楽をプロでやってくって深さはあんまなかった 音楽より家族が再生するとこがメインなんやろな! 改行多いし一文短いし、中学高校生向けの本なのかも すぐ読み終わった

    0
    投稿日: 2012.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    音楽を通じて家族の絆が復活する話。 ベタなストーリーだけど、私はスキ。 家族四重奏、最後の公演など、、感動ものですね。

    0
    投稿日: 2011.12.17