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まだなにかある(下)
まだなにかある(下)
パトリック・ネス、三辺律子/辰巳出版
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総合評価

6件)
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    冷たい海で溺死したセスは、気付けば幼少時に住んでいた家で目が覚める。しかし他には人は誰もおらず、家の中や町は何年も放置されていたように風化していた。これは夢なのか。それとも今までが夢だったのか。 いきなり主人公の死から始まり、よくわからない世界で目覚める。世界設定もわからなければ、この物語が果たしてどんなジャンルのものかもわからず展開されていきます。 眠りにつくと現れる過去の記憶。そこでは16歳の少年の様々な葛藤が出てきます。その部分だけでも、10代の心の揺れや脆さを描いたYA作品として成り立ちそうです。 しかしそれは物語を構成する一部分に過ぎないのです。 ファンタジーなのかミステリなのか死の世界を描いたものなのか、はたまた精神世界を描くことで青春の姿を描こうとしているのかと翻弄されながら読み進めていると、中盤でがらりと世界が変わるのです。今まで読んでいた世界がひっくり返るのですが、それで世界に光が射し全てが明らかになるわけではないのです。 まだなにかある。そのタイトルが示すように、次から次へと驚愕と謎と闇が出てきます。もがいても抗っても、まだなにかあるのです。それは10代の心や日常を暗喩しているのかもしれません。抜け出せないかも知れない、飲み込まれるかもしれないなにか。 それでもセスは進み考え決意します。そこには世界設定やジャンルを超えて、ひとりの少年の姿が描かれているのです。

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    投稿日: 2020.02.20
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    はたしてセスが目覚めた世界は、どこなのか。どの世界が現実なのか。ひたひたと押し寄せる恐怖感がありながら、セスの真実も知りたいし救いもほしくて、どんどん読んでしまう。 これは、SFなのか精神世界の話なのか。怖さと希望の残る読後感は、初めての感覚かもしれない。 感想の書きにくい作品だった。

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    投稿日: 2018.01.18
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    上巻でダレたのだが、下巻はそれよりは疾走感があった。 しかし、彼らが陥った世界のロジックがあんまり馴染まず、何度か『え?どういうこと??』となってしまったのは、自分のこの物語への興味がさほどでなかったからだろうなぁと思う。 正直、けっこう頑張って読み切ったレベル。 それにしてもセスの秘密は、多感な時期にはきつかろう。 日本のライトノベルでもこういう設定や展開ってあるのかな? 外国書籍だからか、人種や境遇が多様で、それは興味深い。 日本人しか出てこない本ばかりを読んでいたりするけど、世界はそうじゃないものね。

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    投稿日: 2017.07.28
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    (上巻の感想に関連して)もしカテゴライズするなら、ディストピア小説なのかなと思った。 最初から最後まで予測のつかない展開で、次に何が起きるのかが気になり、ページをめくる手を止められなかった。 ちょっと辛くて苦しく感じる部分もあったけれど、とても面白い作品だった。 自分の内面をじっくりと静かに見つめている人じゃないとこういう作品は描けないんじゃなかろうか。

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    投稿日: 2016.10.30
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    なんなんですかー!? まさに「まだなにかある」ですよ! それぞれの辛い人生を生きてきた彼らの新しい人生が始まるのかもしれないけど、ここで終わりなんて……

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    投稿日: 2015.09.17
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    思ったよりシンプルだったかな?いやまあ実は本当にすべては頭の中の物語だって考えることもできるけど。 色々わからないままの部分が残ってるのがちょっともやもや。 まあただこのラストは、この先はそれぞれが作り出す物語ってことでいいのかな。

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    投稿日: 2015.07.17