
総合評価
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powered by ブクログ3つの異なる物語が思わぬ形で繋がっていて1つの物語になっている。 結末にもうひとひねりほしかった。 道尾秀介の絵本、あれば読んでみたい。
0投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログ再読。誰も不幸にならない物語です。 こちらのお話には高度なミステリーというほどの小難しさはないけど、そこは道尾先生、気づいた時には小さく少しずつ巧みにミスリードされていて、途中ひゅっと不安な気持ちになる場面もありました。でもその分、プラスの方向へのドンデン返しが嬉しくホッと安心できます。 3章の別々のお話が、エピローグで、深く繋がりあっていたことを教えてくれます。莉子ちゃんみたいに、卯月圭介×正木弥生『空飛ぶ宝物』の絵本を読めたらいいのになー。
3投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログ最初の話、一回目よくわかんなくてビックリしてすぐ読み返しちゃった 優しい気持ちになる道尾作品、「光」以来でした
0投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログそれぞれ短編として楽しめながらも、作品全体として楽しめる長編でも楽しめる、作者の技量の凄さ。 色んな家庭のお話。自分の周りの人が少し大切に感じることも出来る作品です。
0投稿日: 2024.11.09
powered by ブクログ絵本作家になった圭介、妹が生まれる莉子、読み聞かせを行う与沢の話。勝手な先入観により掌で踊らされ、どんどん繋がっていく様が最早楽しい。人間の後ろ暗い部分が分かりすぎるくらい上手く表現されてて、だからこそ入り込む。正しくクリスマスのお話で絵本が開きたくなる。
0投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログ滑り込みで夏の読書となったクリスマスのお話(^^; 最初のお話好きだなぁ。騙されてあっという間に真相がわかる叙述トリックもあり(笑) 苦手なファンタジー要素は出てくるものの、童話の世界だと分かっているので、なんでもアリな感じではなく想像もしやすい。全然問題なかった。 圭介の作った物語もおじいさんが作ってきた物語も優しくて好き。 ただ、3話目の「あのね…」で話が途切れる箇所が何回かあるのがもどかしい。結局何なのか分からなかったのは、私の読解力のなさかな。 最後に出てきた若い男女はあの2人ではないの?(他のサイトで違うこと書いてあるの見た)とか。 とても感動する良いお話だっただけに、ちゃんと理解できなかった自分が悔しい!
9投稿日: 2023.09.30
powered by ブクログ道尾秀介を読んだのは3作目。 ハズレ無しである。 練られた構成、素直な文体に加えて、基本的に救いがある物語なので、読後感が良い。 だからと言って、ご都合主義の甘ちゃんな物語では決してない。 この作品は、3つのショートストーリーと、エピローグで構成されているけれど、それぞれのショートストーリーの主人公たちは、お世辞にも明るい人生を歩んでいない。3人ともそれぞれの仕方で「死」のリアリティを孕んでいる。 そして、それぞれの辛い人生と対比させるように、「物語」が劇中劇のように配置される。それは、自分で描いた絵本だったり、図書館で借りた絵本だったり、女の子を喜ばせるために考えた童話だったりするけれど、読者は主人公の気持ちを追体験するように、「物語」の間だけ落ち着いて呼吸ができるような感覚を味わうのだ。 3つのショートストーリーは絶妙に絡まり合い、最後のエピローグで見事に合流して、着地する。 読者が心から救われてほしいと願った優しい人たちが、まとめて救われていく。 面白いし、心温まる。 人にオススメしやすい本。
4投稿日: 2023.09.17
powered by ブクログ道尾さんの本は数冊読んだことがある。私が読んだそれらはどれもホラー色がつよく嫌ミスというイメージが強い。 どちらも得意でない私は、それゆえ道尾さんの本は敬遠しがちだ。 そんな私と本書との出会いはまったくの偶然だった。 図書館に立ち寄った際、返却されたばかりの本が並ぶ棚に本書がぽつんと置かれていたのだ。 まず目についたのは「道尾」という作家名。 「ああ、あの道尾さんの本か」と、どちらかというとマイナス思考で手に取ったのだが、表紙をみて気が変わった。 どこか懐かしいこのイラスト。誰もが小さいころ一度は見たことがあるであろうテイストのこのイラスト。 おや、これは?と思って裏表紙の説明を読んだ。 ==== 哀しい現実を飛び越えてゆく――。 最高の技巧に驚嘆必至、傑作長編ミステリー。 ===== この言葉で、「あれ、もしかしてこれは(私が知ってる道尾さんの)いつものと違う???」ということで急遽借りて読んでみることにした。 結果、読後感は心があたたかくなるとてもよい本だった。 救いのある話が私は好きだから。 とちゅう、だれもが陥る可能性のある「人間の闇、心の闇」がしっかりすぎるほど描かれていて、とくに夜中に読むにはつらい場面があるには、ある。そのへんの描写が本当にうますぎて、そこが道尾さんの道尾さんたる所以なんだろうなあ、と全力で褒めたいんだけど、やっぱりつらいものはつらい。 「ノエル」なんて題名になってるけど、これ、やっぱり「ノワール」なのか。東野圭吾の「白夜行」ばりに、ばりばりそっち方面に行っちゃうのか! と危惧したのもつかの間、ああ、よかった。救いがあった~~~。 こんな感じの短編が3つ。どれも童話を介して語られていく。 そして最後にこの短編3つがすべてつながるという、私にとっての伊坂幸太郎のような構成になっている。(いや~、ここまで縦にも横にもつなげたのは、なかなか素晴らしい手腕です。道尾さんの新たな面を発見!) 一部に子供向けの童話という手段がとられているため、その部分はひらがなが多く、ファンタジー要素が過分で、そういうものと波長が合わない方はもしかするとプロローグからして合わないかもしれない。 でも、そうでないなら、ぜひ一度手に取ってほしいおススメの一冊だ。 読了後あらためてプロローグを読むと、あ~~、なるほど~~~、ここで全体のパズルのピースがピタッとはまる妙技が心憎い。 こういう出会いがあるから、図書館の「今返却されたばかりの本の棚」は侮りがたし!!! よい時間をいただきました。機会があれば再読したい一冊です。 p301 生きていても、いいことなんてないんですよ。 かぶと虫はそういった。 p302 それでね、私、自分の身体に何だか急に力がわいてくるのを感じたんです。何でしょうねえ、あれは不思議なもんで、だって口に入ってきたのはただの水ですよ。飲もうと思えば、いつでも飲めたんだ。でも私は飲まなかったし、誰も私に飲めって言いもしなかった。自分が生きていくことに精一杯だったんですね、みんな。そんなとき、偶然にも口の中に水が飛び込んだ。なんだってあのとき、あんなに力がわいてきたんだろうなあ。そこんところは、いまだにわからないんですけどね。まあ、わかるかわからないかなんて、けっきょく大事じゃないんです。大事なのは、いま私がこうしていられることですよ。 ===データベース=== 孤独と暴力に耐える日々のなか、級友の弥生から絵本作りに誘われた中学生の圭介。 妹の誕生に複雑な思いを抱きつつ、主人公と会話するように童話の続きを書き始める小学生の莉子。 妻に先立たれ、生きる意味を見失いながらボランティアで読み聞かせをする元教師の与沢。 三人が紡いだ自分だけの〈物語〉は、哀しい現実を飛び越えてゆく――。 最高の技巧に驚嘆必至、傑作長編ミステリー。
0投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同作者の龍神の雨が面白かったため当本を買ってみたが、龍神の雨の方が面白かった。ミスリードなのかもしれないが、文が分かりにくいと感じた。(それが良さならば私は苦手)。絵本の量が割と多めでそこはあまり読んでいない。結果的に元教師のおじいちゃん生きてるみたいでよかったってだけの感想。あと夏実優しい。ハッピーエンドちゃんちゃんって感じがすごいする。お母さん石鹸で死んでないのかいってなった
1投稿日: 2023.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
児童文学でつながる3編の連作小説 それぞれの話の中、不穏な空気は漂いつつも、だれも悲しくさせない結末に辿り着いてにっこり 特に「光の箱」が好きだった(ミスリードにもちゃんと引っかかったし) 作中に出てくる児童文学、本当に絵本になってくれたらいいのに 蛍とカブト虫とヤモリの話とか、大人も考えさせられる絵本になりそう お話を自分で作ることは難しい でも、誰かが作ったお話の中に逃げ込む感覚は身に覚えがある 本を読む時間、物語に潜り込む時間は孤独ではあるけど みんなそうやって逃げ込める場所を持ってるのかなと思うと少し安心する 物語好きを包み込むみたいな優しいお話だった
1投稿日: 2023.03.28
powered by ブクログ「道尾秀介」の長篇作品『ノエル―a story of stories―』を読みました。 2月の始めに読んだ『鬼の跫音』以来、12冊連続で「道尾秀介」作品です、、、 書棚にあった「道尾秀介」作品の在庫も、本作品が最後の一冊… 寂しいですが、暫しの間はガマンですね。 -----story------------- 現実に立ち竦み、自分だけの〈物語〉を紡ぐ三人の男女。 極上の技が輝く長編ミステリー。 孤独と暴力に耐える日々のなか、級友の弥生から絵本作りに誘われた中学生の「圭介」。 妹の誕生に複雑な思いを抱きつつ、主人公と会話するように童話の続きを書き始める小学生の「莉子」。 妻に先立たれ、生きる意味を見失いながらボランティアで読み聞かせをする元教師の「与沢」。 三人が紡いだ自分だけの〈物語〉は、哀しい現実を飛び越えてゆく――。 最高の技巧に驚嘆必至、傑作長編ミステリー。 ----------------------- 別々に思えた三つの作品が、実はつながりのある物語だったんだ… という構成のチェーン・ストーリーです。 ■光の箱 ■暗がりの子供 ■物語の夕暮れ ■四つのエピローグ ■解説 谷原章介 『光の箱』は、童話作家の「圭介」とイラストレーターの「弥生」が、中学生時代に虐めから逃れるために自分たちだけの世界を築こうとするが、同級生の「夏美」の登場により二人の間に大きな溝ができてしまう物語、、、 でも、この作品… 「マサキ」と「正木」と「昌樹」や、同じクリスマスシーズンの雨の夜のホテルでの出来事等で、うまーくミスリードされる仕掛けがあって、頭の中で描いていた暗い結末とは、全く異なる明るい未来が感じられる展開が待っており、愉しく読めました。 『暗がりの子供』は、母親に子どもが宿り複雑な感情を抱いているときに、大好きな祖母が倒れて入院し、その際の父と母の祖母の扱いに関する会話にショックを感じてしまった小学生の「莉子」が、童話の続きを自ら綴り始め、母親への黒い思いを募らせる物語、、、 この作品は時間軸がわかりにくくなっていて、それでうまーくミスリードさせられました… 妹となるはずの命を殺めてしまったかと錯覚してしまうような展開でしたが、こちらも頭の中で描いていた暗い結末とは、全く異なる明るい未来が感じられる展開でしたね。 『物語の夕暮れ』は、最愛の妻を喪い自ら人生に終止符をうとうとする元教師「与沢」が、昔、暮らしていた家に童話作家が住んでいることを偶然、雑誌で知り、祭りの囃子を電話口で聞かせてほしいと依頼し、その音を聞きながら、死のうとする物語、、、 このエピソードの結果は、次の『四つのエピローグ』で明らかになります。 『四つのエピローグ』は、読者に隠されていた事実が明らかになり、三つの物語がひとつの環としてつながっていく物語、、、 「与沢」の自殺は、「莉子」の妹「真子」の機転により未遂に終わり、「与沢」が電話した家には、夫婦となった「圭介」と「弥生」が住んでおり、しかも、「与沢」は「圭介」が小学校時代の担任の先生… この4人は、今後も良い関係を築いていけたんじゃないかと思います。 それぞれの切ない人生を想いながら、じーんとしちゃう作品でしたね… 挿話として使われている童話もなかなかのもの、、、 それはそれで出版されてもイイんじゃないかと思いました… 現実を生きるために、物語って大切なんですね。
0投稿日: 2022.10.20
powered by ブクログ温かくて優しいお話でした。 それぞれの短編の中で描かれる人間のとても暗い部分は、ゾワッとする恐ろしさを感じますが、それがよりラストを際立たせるように感じました。 物語を読むこと、そこから想像をふくらませることが、私の味方になるんだと勇気をもらえました。
0投稿日: 2022.07.01
powered by ブクログ道尾さんの文章は引き込まれる。 短編なのか長編なのか境目がない、 今までなかった作風、これもトリックのひとつ。 読了後、思ったことは 大好きな私の読書タイム、全然ムダな時間ではない、 それどころか、読書のおかげで、 生き方のひとつひとつを丁寧にしていける気がする そんなことを思った作品でした。
0投稿日: 2022.06.29
powered by ブクログ物語の力に導かれる主人公たちの3編とエピローグから成る連作長編。それぞれ驚くラストが用意されていながら、エピローグで全てが優しく繋がる構成が見事。童話を挟みつつ人の暗部を描いていて不穏な空気が流れることもあるが、基本的に素敵なオチがついていた。「お話の世界に逃げ込むといういみじゃないんだ。物語の中で、いろんなものを見て、優しさとか強さとか、いろんなものを知って、それからまた帰ってくるんだよ。」というセリフが象徴的。
0投稿日: 2022.06.02
powered by ブクログ短編集だけど全部どこかで繋がっているお話 でてくる絵本が絵まで想像して読めておもしろかった 評価に関しては面白くない訳じゃなく完全に好み 誰もがカブトムシになりえる世界で この世のどこかの誰かの何かにはきっとなってて 何かを残せてて繋がっているよねっていう綺麗なお話だった
0投稿日: 2022.03.09
powered by ブクログ表題の通りXmasを起点とした連作短編集。 各章毎に心が凍えそうになるかと思いきや プレゼント箱を開けたような驚きと温もり、 そしてキラキラとした光に溢れていました。 読後は筆者にサンタ帽を被せたくなります。 「物語の夕暮れ」の章は終始涙が止まらず 加齢で涙もろくなったかと覚悟しましたが 皆さんのレビューを読んでほっと一安心… 「人間にとって本当に必要なものは、(中略) この世に一人ぼっちではないと信じさせてくれる何かなのです」
0投稿日: 2021.07.18
powered by ブクログこれも「雷神」繋がりで再読。 みんなが幸せであって欲しいと、祈りたくなる。 さ、次は「雷神」を再読!www
0投稿日: 2021.06.24
powered by ブクログ孤独と暴力に耐える日々のなか、級友の弥生から絵本作りに誘われた中学生の圭介。妹の誕生に複雑な思いを抱きつつ、主人公と会話するように童話の続きを書き始める小学生の莉子。妻に先立たれ、生きる意味を見失いながらボランティアで読み聞かせをする元教師の与沢。三人が紡いだ自分だけの“物語”は、哀しい現実を飛び越えてゆく―。最高の技巧に驚嘆必至、傑作長編ミステリー。
0投稿日: 2021.02.06
powered by ブクログなんていいお話なんだろうと思った。 涙脆いわたしは、3つ目の『物語の夕暮れ』の後半部分から思わず泣いてしまった。 この3つの物語は、それぞれの話に出てくる主人公たちが描く童話でそれぞれが深く繋がっていて、その童話もとてもいい。 ミステリーというと、誰かが死んでその犯人は。。。みたいなものに慣れ親しんでいるわたしは、第一話で些細な思い込みから騙されてしまい、二度ほどページを戻って読み返してしまった。第二話は完全に「あぁ、この子はやってしまったんだな」という嫌な気持ちになったことをいい意味で裏切られた。読み誤るのは、自分自身の考え方や感じ方がよくない風に凝り固まっているからで、なんだかこのままじゃわたしは駄目だなと思う。 大きな夢を叶えたり、他人に良いことをして感謝されたり、意味のある人生を送り何かを残したり、という自覚できるあからさまな満足感を得たいと望むけど、なかなかそういうのは難しくて、人は人生全体において物足りない焦燥感を抱きながら生きる。 でも光の粉のような目に見えない温かい何かを心で感じられるような、 何かのためにという明確な目的によるものではない、 わたしもそんな毎日が送れるといいのに。 多分無理だけど。 でも、読み終わった瞬間は間違いなく強く感じた。
0投稿日: 2020.01.03
powered by ブクログー お話の世界に逃げ込むという意味じゃないんだ。物語の中で、いろんなものを見て、優しさとか強さとか、いろんなものを知って、それからまた帰ってくるんだよ。誰かのつくった物語でも、もちろんいい。でも、自分でつくったほうが、知りたいものを知れる。もし知りたいものが何なのか、わからなかったとしても、きっと見つかってくれる。自分でつくる物語は、必ず自分の望む方向へ進んでくれるものだから。 「それを聞いて初めて、やってみようって思った。強くなるのでもいいし、優しくなるのでもいいし ー とにかく、変わりたかったんだ。そのときの自分を変えたかった。そうすることで、自分のいる世界を変えてやりたかった」 ー 3つの物語が繋ぐ奇跡の優しい物語。 もちろん道尾さんのガチなホラーミステリーが好きなんだけど、まぁ、こういう作品をたまに読むのもいいかな。優しい気持ちになれる。
0投稿日: 2019.09.26
powered by ブクログHis work is interesting, but it becomes painful to read.
0投稿日: 2019.05.06
powered by ブクログとっても久しぶりの入力です!久しぶりの入力にこの本を選べるなんて嬉しい。 悲しくて優しい。淋しくて温かい。冷たくて柔らかい。 二つの気持ちを味わえます。読んで良かった!
0投稿日: 2019.02.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
連作短編集風だが、3つの物語が最終章で重なる長編小説だと思う。 最初の章でいきなりどんでん返しをくらい、その逆転が心地良かったので次はと期待するがそれほどどんでん返しがある訳ではない。 まったく別々の3つの物語が1つのところを収束というか、つながりがあったという物語。 童話がいろいろ出てくるのだが、その童話が面白く本当に絵本で読んでみたいと思えるほどのクオリティー。 とにかく一番面白かったのが、全体を通してではなく、 最初の一遍目。 分かれたカップルが再開し誤解を解く話で、まったく別人と彼女が結婚し、元彼は事故で亡くなってしまった様な描き方をされていて、それがどんでん返しとなるのでビックリ。 評価的には☆3というところだが、最初の章が良すぎたので評価を☆4とした次第。
0投稿日: 2019.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3編の物語は独立しているようでいて、実は密接につながっている。 どの話も、子ども向けの「おはなし」を交えて展開するけど、どこか不穏な、不吉な結末を予感してしまうので、ハラハラする。 最悪の結果に怯えながらも読んでいくと、なんて暖かいラストシーンだろう。 おじいさんの考える(自分は何も残していないんじゃないか)という恐怖は、すごく分かる。自分もそんな不安に縛られて苦しくなることがある。 でも、生きているだけで誰かの人生に影響を与えているかもしれない。そんな可能性に気づかせてくれる一冊だった。
0投稿日: 2018.08.30
powered by ブクログ理不尽な暴力から心を逃すために 絵本を作る男の子と女の子のお話でした 作中の童話とリンクしながら でも時間の流れが交差しながらの とても不思議なお話でした 短編連作で でもしっかりと繋がっていて 最後 ほんとに よかった
1投稿日: 2018.08.21
powered by ブクログ登場人物が少しずつ重なりあう連作ミステリだが、人の死なない暖か系。周囲の人たち含めて嫌なやつがあまり出てこず、安心して読める。出てくる子供たちがちょっと優秀すぎるけど。 しかし、一作目はどこかで読んだ気がする。別の短編集かなにかに入っていたのだろうか。
0投稿日: 2018.01.13
powered by ブクログ2017年、46冊目は、今年もお世話になりましたの、道尾秀介。 『光の箱』『暗がりの子供』『物語の夕暮れ』3つの中編とエピローグの連作構成。そして、3つの中編には、童話的物語内物語が存在します。 タイトル的にも、クリスマス前のこの時期には、ピッタリの一冊。 ミステリーのフォーマットで描かれたハート・ウォーミングもの。ただし、イジメ、ハンディキャップを持った児童、孤独、疎外感……、といった、道尾的読む者に負荷をかける要素も多分にあります。 『光媒の花』『水の柩』『笑うハーレキン』辺りが好きな方向き。真備シリーズ、『シャドウ』好きには微妙。『向日葵の咲かない夏』『鬼の跫音』を期待すると……。といったトコではないでしょうか❔ 自分の評価は辛めの★★★☆☆。 巻末、谷原章介の解説も(全肯定的立場が前提としても)、けっこう的を射てるし、好き。
0投稿日: 2017.11.29
powered by ブクログ「光の箱」は, ストーリー・セラーで読んでいたので再読。 むしろ, ストーリー・セラーでこの作家にハマり, この本を手に取ったわけで。 どのストーリーもすごく心をぎゅっと締め付けられるのだけど, 昔どこかで感じた人に触れた温もりとか, 家族という存在自体の温かみを再認識できるお話で好き。 そして, 最後の最後には, 独立した3つのストーリーが1つの物語を紡ぎ出す。 この流れもまた素敵。 個人的には, 真子ちゃんと莉子ちゃんのお話が心にぐっきた。 私には兄弟も姉妹もいないから, 莉子ちゃんの気持ちは残念ながら分からないのだけど, これから家族を守っていく身として, 上の子はこういうことにも不安や懸念を抱くのだと思い知らされた。
0投稿日: 2017.10.10
powered by ブクログ評価が低いのは好みの問題。 道尾ワールドは比較的好きなほうで、登録10冊中6冊が☆4つの高評価! 11冊目にして初の☆2 ファンタジー…なのかな。 現実と童話とが交互に描かれた心温まる系。 総合的にはハートフルな良いストーリーなんだけど…私には読みづらかった。
1投稿日: 2017.08.08
powered by ブクログ道尾秀介作品らしい、もの悲しい雰囲気が漂いつつも最後には心温まる物語だった。 なんのために生きるのか、生きている間になにを遺せるのかという問いは、誰しも一度は考えたことがあるだろう。しかし、なにかを遺したと自覚できるほど、誰かに影響を与えるということは難しい。例え影響を与えていたとしても、与えられた側から伝えられなければそのことに気づけないからだ。 そんな中で、本作では絵本を中心に描かれている。物語を作ることを勧める人、絵本を作る人、絵本を読む人、それぞれが影響を与え、与えられている。映画でも小説でも漫画でも、例え作者が意図していなかったとしても、物語とはただ面白いだけのものではなく、人生を大きく揺さぶることのできる魅力的なものだということを改めて実感した。自分で誰かに影響を与えられるような物語を作ってみたいとすら思えた。 ただ、本作は複数の短編がつながって一つの長編のようになっているが、そのつながりの中の一部が少し後付けのように感じられたので、★4。
0投稿日: 2017.07.14
powered by ブクログ読み始めたら知ってる話が出てきてなんだ残念、と思いきや。 これは確かに長編ミステリー。 エピローグがとてもいい。 光の箱 の道尾さんらしさが好き。
0投稿日: 2017.05.24
powered by ブクログ弥生と圭介の絵本作り、物語の中の真子との会話で成長していく莉子の物語、妻に先立たれ小さい頃の思い出を思い出すおはなし会の与沢の物語。 ひとつひとつの短編のようで、実は繋がった長編。物語や言葉で生きる力を与えられる。とても元気をもらえる作品。クリスマスの時期に読みたい。
0投稿日: 2017.04.26
powered by ブクログ3つの話と1つのエピローグからなる物語。 道尾秀介って、ミステリー作家だと思っていたけどこの小説は絵本を題材にしたストーリー。文章中に出てくる絵本の展開がとても良かった。タイトルからこの時期にぴったりの本です。
0投稿日: 2016.11.30
powered by ブクログまず、装丁が小さい頃から大好きな藤城清治さん。見るからに大切にしたくなる一冊。 何かが飛び抜けて悲しいわけではないし、劇的に幸せが訪れるわけでもない。なのに、じんわり心に染みて涙か浮かんでくる。
0投稿日: 2016.11.26
powered by ブクログ主人公である童話作家の作品に本編の展開を象徴させるという、道尾氏らしい凝った構成です。 小説としての完成度は高く、ハッピーエンドと言える展開であるものの、誤解も含めてですが黒い感情が多く登場するところが自分の好みではなかった。 その点も含めて道尾氏らしいのだけれど。
0投稿日: 2016.10.30
powered by ブクログ不思議な感覚のファンタジー&ミステリー 表題のとおり物語の中に物語(絵本)があり、さらに短編が織り成す連作ミステリーとなっています。 「光の箱」 「暗がりの子供」 「物語の夕暮れ」 と3つの短編が絡み合いながら進み、最後 「四つのエピローグ」 としてものの見事にまとまっていくストーリです 「光の箱」は小学校、中学校といじめられていた子供が童話作家になる物語。このショートストーリの中にも闇と光が感じられます。そして、この童話作家の童話が本書の中で語られていきます。 「暗がりの子供」は足が不自由な女の子の物語。先の童話作家の絵本の世界にはまっている女の子が絵本をなくしてしまい、絵本との会話から、闇の声との会話に変わってしまいます。母親と生まれ来る子供への嫉妬を含む心情がどうなるのかとハラハラさせられる物語。 「物語の夕暮れ」は妻に先立たれた老人の物語。生きる希望がなくなった老人が最後に望んだのは自分の生まれ故郷の祭囃子の音色。 そして、「四つのエピローグ」ではそれぞれのショートストーリをひとつのストーリとして温かく作り上げています。 うーみゅ、すごい! ファンタジーの世界とリアルの世界を「フォント」で分け、哀しいストーリが温かいストーリに変わっていきます。 うまく書きあらわせないけど不思議な物語でした
0投稿日: 2016.09.18
powered by ブクログ別の世界に入り込むしかなかった、 身近に童話があった人たちの3つの物語。 いじめに遭いながら、物語を作る少年。 姉になるのが怖い少女が書く絵本の続き。 絵本の読み聞かせを止めようと決めた老人。 いろんな仕掛けがあり、 今までに味わったことのない展開の仕方。 感情の起伏が激しかった。 誰かに影響を受けていた自分が、 いつしか誰かに影響を与えている存在になっている。 自分はそうなのかなんて考えても答えは出ない。 与えてる方は気づかないから。 この作品に出てくるかぶと虫のように。 読み終えると心が温かくなる、ほっとなる作品でした。
1投稿日: 2016.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2016/5/10 ハラハラしたけど心温まるお話でした。 結果的に。 だってデビュー作の印象が強すぎて油断ならないんだもの。 それを狙ってのあのデビュー作だったのだろうか。 だったらすごいんだけど。 もうずっとこの路線なのかなぁ それだといいなぁ
0投稿日: 2016.05.10
powered by ブクログ切なさがありながらも、ほんわりとした結末にジーンと染み入る余韻。少しづつの優しさが誰かを助け、無意識のうちに誰かの人生に影響を与えている事があるのなら、生きていくのも悪くない。遠い昔 莉子と同じように架空の友達と会話していた事を思い出した
1投稿日: 2015.12.27
powered by ブクログ孤独と暴力に耐える日々を送っていた圭介は、級友の弥生から絵本作りに誘われる。 やがて、絵本作家となった圭介の元に同窓会の通知が届く。 ある事情から疎遠となっいた弥生は同窓会にやってくるのだろうか.......? 2015年11月22日読了。 物語の中に織り交ぜられた数編の童話が、圭介以外の主人公たちの人生と共に綴られていきます。 最終的に3人の主人公の物語がシンクロする、凝った作りの連作集に仕上がっています。
0投稿日: 2015.11.22
powered by ブクログ道尾さんらしく、読み終わった後騙されてよかったと思える作品が3つ並んでいます。 3つの物語が絵本の挿話と絡み合っている点や、それぞれの登場人物が微妙にリンクしているところが読み応えがあり楽しかったです。 個人的には。最初の「光の箱」が一番のお気に入りです。
0投稿日: 2015.11.16
powered by ブクログ騙されたい作家NO.1ですね。意外性もさることながら、正解?に辿り着いた時に心も温かくなります。この連作はさらに仕掛けがあるのですが、そう言う伏線や展開がストーリー上全く邪魔にならないのが、この作家の秀逸で好きなところです。
0投稿日: 2015.09.15
powered by ブクログ物語のお話。 絵本作家の卯月圭介、生まれつき脚の悪い女の子の莉子・、妻に先立たれた老人与沢という3人と、それぞれが作った物語が緻密に絡み合っていて感動した。 卯月の絵本のなかで、翼を無くした王女さまが、青空の下に置いた鏡に横たわり、飛んでいるという結末の「空飛ぶ宝物」がすごく印象的だった。
1投稿日: 2015.09.09
powered by ブクログ大きく3つのストーリーがあって。 1つの話が終わった後の感想「ちょっと技巧的に走り過ぎじゃない?」 2つ目のストーリーを読んで「あ、ここに繋がってるのね」 3つ目のストーリーを読んで「そのつらい気持ち良く分かるけど。でも・・・」 まとめの4つ目のストーリーで1~3話の繋がりと後日談をまとめています。 各ストーリーに通ずるのは「寓話」。 これをうまくストーリーのベースに乗せてそれぞれのストーリーが展開されています。 最後は全てを伏線としてエンディングに続きます。 なんか小説読んでて、現在の自分が救われるなーって話があったりしますが、この本が正にそれ。 小説の世界はあくまで小説なんだけど、もしかすると小説の世界の話がこの現世でも繋がるんじゃないのかな。 私が道尾秀介氏に求めているのはそれなんじゃないかな。 小説と言うフィクションの世界の話だ、とは言え自分のノンフィクションの世界で何か役立つんじゃないか。 心の持ちようが変わるんじゃないか。 それが著者の道尾秀介の意図しているモノなんじゃないかと思います。 とても良い本でした。
3投稿日: 2015.09.08
powered by ブクログ道尾さんの作品には救いがあって好きだ。谷原章介さんの解説文にも心を救われた気分です。すごく心地よい読後感です。☆5つ‼︎
1投稿日: 2015.09.01
powered by ブクログ三葛館一般 913.6||MI この本は、3つのお話で構成されており、どの話でもみんなそれぞれ悩みを抱えています。そんな時に童話が与える力の大きさ。その力はやがてバラバラのお話を1つに変えてゆきます。散りばめられた作者のトリックにも注目です。 (保健看護学部2年 A.Y) 和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=82173
0投稿日: 2015.08.19
powered by ブクログ道尾秀介さんってやっぱすげぇ。 向日葵の咲かない夏 月と蟹 からのノエル。 グロさとリアルさと物語性が絶妙なバランスで一つになっている。 この物語の物語は本当に秀逸。 泣きたくなる。 何かに感謝したくなる。 どうしようもない現実に奇跡を信じて探したくなる。 この人と同時代に生きているのは幸せかもしれない。
1投稿日: 2015.08.04
powered by ブクログ童話と物語が交錯して進む短編4集。童話やもう一人の友達等、どこか子供の頃の記憶をくすぐられる感覚が懐かしい。子供でも生きていくのは大変だよな的苦味。 少し置いてかれ気味な箇所も有るが、本著者では一番好きな作品かな。ミスリードの魔術師。
0投稿日: 2015.07.14
powered by ブクログ心底きれいな「物語」の物語。 章ごとの主人公とそこに登場する物語、一見独立したものに感じられるそれらがひとつの輪を成す様が、心地よさと感動を生み出す。
1投稿日: 2015.07.09
powered by ブクログ2年前に単行本で読んでいたにも関わらず読み終えるまで全く覚えていなかった。つくづく記憶というものはいい加減だなぁと反省させられた。とはいえ、2度読みすることでこの本の素晴らしさが理解できた気がします。 解説は谷原章介さん。 『光の箱』では高校で虐められていた圭介と弥生が知り合うまでの経緯や絵本作家とその絵をかく現在の二人の様子が描かれている。 『暗がりの子供』では、梨子の妹となる赤ちゃんが生まれるまでとおばあちゃんとのやり取りが描かれている。新しいいのちと去っていくいのち。莉子はおばあちゃんの方が大好きなのにパパママはまだ顔もわからない生まれてくる子のほうが大切そう。この辺の微妙な感覚を男性である道尾さんがもちあわせていることの道尾さんならではの繊細さに脱帽。 『物語の夕暮れ』元教師の老夫婦が園児に読み聞かせをながら子供もいなく生徒の一人にも影響を与えることができなかった自分の価値を問う。 絵本を通して3つのストーリーが重なり、読了後ほんわかした気持ちにさせてくれる本でした。 本の中で出てくる童話のうち、カブトムシと蛍の物語が個人的には好きでした。
1投稿日: 2015.06.29
powered by ブクログいつもながら上手い。著者の作品を読むたびにそう思う。 本作は3編の中編とエピローグから成っている。「光の箱」では、周囲からの暴力に耐えながら絵本作りに没頭する少年が主人公。「暗がりの子供」では、間もなく生まれる妹に嫉妬以上の暗い感情を抱く少女が主人公。「物語の夕暮れ」では、妻と死別し生きる意味を失いかけた老人が主人公。これら屈託を抱えた主人公たちがそれぞれ紡いだ童話を挿みつつ、3編が緩く繋がり、最後のエピローグで・・・ まさに「物語の力」を実感できる、いい作品に出合うことができました。
0投稿日: 2015.06.27
powered by ブクログ日常に起きる些細な、でも現実味を帯びないようなミステリー。描いている内容は、リアルで生々さも伴う。でも、読み終わったあとには残る爽やかさ。
1投稿日: 2015.06.23
powered by ブクログ一度読んだのだが、まったく記憶が無く(^ ^; ついもう一度読んで感動してしまった(^ ^; 本自体が非常に複雑な多層構造になっている。 基本的には短編が三つと、「エピローグ」からなる。 が、それぞれの短編に、断片的に「童話」「物語」が 挿入されている。 本編のストーリーと、挿入された童話と、 時間軸の違う二つの流れを パラレルに読んでいくことになる。 さらに、この三つの短編の登場人物が、 意外な形で絡まりながら本編が進行していく。 その登場の仕方があまりに自然なので、 あ、あいつか、と気づくのに時間がかかる(^ ^; さらにさらに、作者お得意の叙述トリックで、 なかなかにドキドキハラハラさせられる展開(^ ^; ...と、外枠を説明するだけでもこんなに字数を要する(^ ^; テーマ的には、「家族」が大きなテーマか。 その上で、登場人物それぞれが抱えている 悩みや暗い過去や「かなわなかった夢」や... かなり暗い、どろどろしたものを内包しつつ、 何とか現実と折り合いを付けて暮らしている人々。 でも、最終的には、ある意味ハッピーエンドになる。 ともすれば「ご都合主義」と言われそうな展開も、 丁寧な心理・情景描写で無理なく受け入れられる。 むしろ、こんな奇跡的なことが起こるなんて、 世の中まだまだ捨てたもんじゃない、 みたいな気持ちにさせられるくらい(^ ^ いや〜、物語の持つパワーはすごい(^ ^ 最後に、上述の通りの複雑な構成なので、 「一気読み」をお勧めします(^ ^; なお、構成は複雑ではありますが、 それはちっとも読みやすさを損ねてはおりません(^ ^ 黙ってても一気読みしたくなる逸品です(^ ^
1投稿日: 2015.06.18
powered by ブクログ久々の道尾作品。意外性のある独立した3つの話が繋がる構成が巧み。それぞれ核となる童話の内容も意味深い。癒された。
0投稿日: 2015.06.06
powered by ブクログ童話作家と絵本の話。 StorySellerに載ってたってことは どれか読んだことあるっぽいけど 読み終わるまで全く気付かなかった。 『長編ミステリー』って書いてあるけど連作短編集なんだと思います。
0投稿日: 2015.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3つの話からなり、どれも最後まで心の闇、ダークな世界が描かれているが、最後の最後でハッピーエンドに。さらに3つの話の後にあるエピローグで全部の話がつながり、さらにハッピーに。 その対極の」展開に、スイカに塩をまぶすとさらに甘くなるように、感情が豊かになる。作者の構成力に完敗。
1投稿日: 2015.05.31
powered by ブクログ感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201505/article_7.html
0投稿日: 2015.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
児童虐待な話があったり、ミスリードで不幸な結末を想像させられたりなど、その他、不幸な結末を予測させる要素がちりばめられていたけど、最終的には不幸な結末が回避されたんじゃないかなぁ〜と想像できる内容だったので、ほっとした感覚とともに読了。 そして、谷原章介さんの解説の奥深さに脱帽。そこまで深く読めてませんでしたorz クリスマスとかをきっかけにもう一度読んでみようかと思います。(かなり先ですが…)
1投稿日: 2015.05.15
powered by ブクログ生きること、生きる楽しみ、喜び。 日々の生活にそれはあって、 見えそうで見えなさそうで、見えそうで。 生きていくから、小さなことで悩み苦しみ、 そんなものにぶつかりまくりながらずっと生きていく、 のだな、きっと。
0投稿日: 2015.05.14
powered by ブクログ3つの物語「光の箱」、「暗がりの子供」、「物語の夕暮れ」。それぞれの物語でテーマは違うが、最終的に1つの物語となり完結する。 この作品を読み終え、人との繋がりについて考えさせられました。この作品のそれぞれの物語としてはどこか暗い印象を受け、切なく悲しい。でも、それぞれの物語が繋がっていると終盤で知る時にはなぜか温かく、優しい物語へと変化する。それは初めには感じてなかった自分の存在意義をそれぞれの登場人物が見つけたからだと思う。 人はどこかで繋がっている、繋がり合えると思いました。
1投稿日: 2015.05.08
powered by ブクログソ連からモンゴル経由の日本で急ぐなら、自転のこと考えて、日本から西に回った方がいい気がした。 ちっちゃいミスリードにやられた。そっちのマ◯キかよ。
0投稿日: 2015.05.06
powered by ブクログ3つの短編と思いきや、すべては童話がらみでつながり、エピローグではキレイにひとつの場所に収まっていく。 主人公は順に少年、少女、老人だが、最初の話は特に、単独で短編としても十分に成り立つような出来映え。まんまと騙されたことが、心地よいほどだった。 冒頭の童話は、最初は意味がわからずにさらりと通りすぎてしまったが、読後にもう一度読むと全体のストーリーと密接な関係にあることに気付く。 作者の初期の作品から付きまとっている、特殊な親子関係や子どもの扱いへの違和感もまだ残ってはいるが、そこを強調しすぎずに、癒しを求める人のための計算されたおとぎ話という感じだった。
0投稿日: 2015.05.05
powered by ブクログ圭介と弥生がメインのお話し「光の箱」は不幸な生い立ちの二人が東野圭吾さんの白夜行を彷彿とさせた。ただこちらは短編の為に、生い立ちがかなり複雑なのにあっさりと進みすぎていて、物足りなさを感じた。 ただ道尾秀介さんならではの仕掛けが彼方此方に仕掛けられているので、気を抜いて読めないドキドキ感はあった。救いがないと思わせてからのハッピーエンドには本当に胸を撫で下ろしました。
0投稿日: 2015.04.23
powered by ブクログ久々に本読んだからか、無性に楽しかった。帯の「長編ミステリー」に?と思っていたけど、ラストで納得。3章すべて途中が切なくて最後があたたかい。道尾さんに新刊がでたこともチェックしてなかった。もう趣味が読書なんて絶対言えない。悲しい。
0投稿日: 2015.04.19
powered by ブクログ3つの物語がそれぞれ独立しながらも繋がっているお話です。どの話にも過去や現在、未来に悩みを抱えている人間が主人公として登場します。 読み終えてまず、道尾さんらしい作品だと思いました。淡い色味が感じられるなかでもどこか暗くて、時折輝く光が射すイメージが頭に浮かび、なぜかほっとしました。私だけでしょうか? 他の作品もそうなのですが、道尾さんの書く子どもってなんか子どもらしくなくてとても好きです。
0投稿日: 2015.04.16
powered by ブクログ悲しい話から心温まる休まる話に。 短編集だが登場人物やストーリーが繋がる 穏やかな道尾ワールドです。
1投稿日: 2015.04.16
powered by ブクログ物語に救われた人たちが紡ぐ、優しい奇跡の連作短編。 辛さから救われる瞬間、各々の物語が絡まる時が きれいです。
1投稿日: 2015.04.15
powered by ブクログ心が温かくなる作品。底抜けに無責任に明るくないのがこの人の作品の良いところ。それぞれの人物が暗い部分を引きずりながらも、ハッピーエンドに向かっていく雰囲気が好き。短編集のような構成ながら、それぞれの登場人物が何かしら関わり合い、最終話にすべてが終結する。読む人はどれかの人物に必ず共感できるのではないかな、と。「物語の夕暮れ」の与沢が好き。読了後、ホワホワと幸せな気分に浸れる。
1投稿日: 2015.04.14
powered by ブクログ久々の道尾さん、面白かった。 道尾さん特有の切なさ、儚さ、ホラーじゃないのに、何か分からないけどハラハラと心配してしまう感じがたまらなかった。 一昨日読み終えた、洋書の逆転と比べたら、断然こっちの方が秀逸で、ヤラレタ感と、ホッとした感が味わえる。 道尾さんの、“ダマシ”は不幸にさせないのでホッとする。けど、どこか哀しさも感じさせられる。 これに自分は病みつきなんだと思う。 そのどこか哀しさを感じさせるストーリーとして、三つとも程よく哀しく、程よくこちらに何かを気付かせ、感じさせる。そして、エピローグで幸せな結末に導いてくれる。 やはり、秀逸。 あと、『暗がりの子供』p214にある、莉子の「母といっしょに生まれたのは世界でただ一人、自分だけなのだ……この世に赤ん坊と母親が同時に誕生した。」の行は、気付かされて嬉しく、心強く思った。長女である自分だが、今までそんな風に考えた事がなかった。 今では、子供の頃の気持ちは思い出せないけど、大人になった今だに、“心配をかける妹”が羨ましく思う事もある。だから、私の何処かにあの頃の気持ちが奥の方に残っているんじゃないかとも思う。もし、自分にも子供が出来たらそう伝えたい。 この、「莉子の気持ち」は、道尾さんが撒いてくれた私にとっての「かぶと虫の光の粉」だと思う。
0投稿日: 2015.04.05
powered by ブクログ道尾秀介先生の描く切なく美しい物語。独立した短編形式の三本立てですが、それぞれリンクしており、3話目の作品で収束、補完されます。 1話目は、貧乏ゆえにいじめられていた少年が封印した初恋の話。2話目は、生まれつき片足の膝が十分曲がらない女の子の、もうすぐ生まれる妹の方に関心が向いている母親に対する暗い心情を綴った物語。3話目は、妻を亡くした子供のいない元小学校教諭が生きる意味を見出せず死に惹かれる話。著者の作風であるトリッキーな謎解き要素、読者に錯覚をおこさせる独自の世界観は健在です。全体にやるせない悲しみが漂っており、それだけにエンディングは心打つものがあるのですが、良い意味で現実的でないとも言えそう。とてもフェンタジックで奇跡的で、だからこそ美しいのでしょうね。とても素敵な作品。ただねぇ、『向日葵の咲かない夏』から読み始めた僕としては、やはりミステリを読みたくなっちゃうんだなぁ。
0投稿日: 2015.04.04
powered by ブクログ3つの短編と1つのエピローグから構成される。 道尾秀介作品らしく、文章は読みやすく仕掛けは多い。 今回は仕掛けがよめてしまったから星4つ。 心温まる物語でまさしくタイトルに相応しい。
0投稿日: 2015.03.28
powered by ブクログ子供もできず、人に影響も与えず、何も残せなければ、生きた意味はあるのか…。 職業柄、最後の、与沢の話はとても気になる。 3つのお話が、エピローグで綺麗につながる。 よかったなぁと、最後には素直に思えた。
0投稿日: 2015.03.27
powered by ブクログつらい現実に生きる主人公達が、「物語」の世界に救いを求めながら、現実を乗り越えていくお話。 3つの短編が4つめのエピローグで繋がるところが素晴らしい。 特に、「物語の夕暮れ」の与沢と「光の箱」の圭介との繋がりが印象的。 与沢は現実の世界で、ちゃんと「かぶと虫」になっていた。 ちゃんと「残す」ことができていた。 救いのある美しいラストになっている。 3つの短編の中では「暗がりの子ども」が最も好きな作品です。
1投稿日: 2015.03.27
powered by ブクログ辛くて哀しいことも有るけど、優しい気持ちで暖かくなる。皆が光の粉を纏って生きていると信じられる気がする。
0投稿日: 2015.03.26
powered by ブクログ現実と非現実。『物語』をどう思うか、感じるか、はたまた考えどう生かすかはやっぱり自分自身。改めて物語・小説の素晴らしさを感じました。
0投稿日: 2015.03.24
powered by ブクログ人間の心の闇が、リアルに描かれています。美しい物語が、その闇に光を射す。現実と非現実が境目うすれ、すべてがつながる。お気に入りの1冊になりました。
0投稿日: 2015.03.23
powered by ブクログ3話+エピローグからなる連作集。 それぞれに登場する童話と本編のストーリーが緻密に絡まり合い、ひとつのエピローグに向かう。本作はミステリではないが、道尾秀介が得意とする仕掛けだなぁ。 最近の道尾秀介は一般文芸寄りになっているようで、本作も登場人物の心情や人間的な成長が描かれている。それはそれとして、『背の眼』が好きだった読者としては、このシリーズの続きも何とか期待したいところ……。
0投稿日: 2015.03.16
powered by ブクログネタバレしないようにしないと…(笑) 3つのの物語とエピローグが用意されてます! もちろん長編です!ってことは 全てたくみに交差するわけですが。 道尾作品ならではの影の部分が 最後の光の部分をより引き立たたす 作品だと思いますね。
0投稿日: 2015.03.12
powered by ブクログ与沢先生の『物語』との付き合い方にはなるほどでした。 私は専ら物語は出来上がったものを読むばかりですが。 物語は現実逃避にもってこいだけど、 逃げてるだけでは何も変わらない。 そこから何かを感じ、考えることで自分が変わっていくことが大事。 とは言えそれに気を取られてばかりでもいまいち楽しくないので、そこは臨機応変に。 ただただ何も考えず読む物語も必要だと思います。 でも、変わりたいと思う時に読む物語は 自分で作り上げたもの、他者が作り上げたもの、そのどちらでも自然と新しい何かを運んでくれるような気がします。 何にしても物語との触れ合いって良いものだ。
2投稿日: 2015.03.11
powered by ブクログ空港でぱっと買い。 面白さはあったけど、どこかで読んだような…。 まぁ、でも読む季節を間違えたなぁ。
0投稿日: 2015.03.10
