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隅の風景(新潮文庫)
隅の風景(新潮文庫)
恩田陸/新潮社
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総合評価

28件)
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    いつか絵本か映画で観た、誰かの枕元にそっとリボンをかけた箱を置いていくあの人のように、目には映らなくても、相手が望む何かを察して、優しいリボン(あるいは言葉)で結んで届ける行為。 別の本かもしれない

    0
    投稿日: 2025.12.14
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    作家の筆で描き出される目の前の風景を味わうのが、紀行文を読む楽しみ。 人によって旅の目的はさまざまであり、興味の対象、目に留まるものもそれぞれ違うことが新鮮である。 旅という異界の中にちょっとずつ自分を置いてくるという。自分のかけらは今も異国の地にあるという夢見るような感覚は、行った人でないと分からないのだろう。羨ましいことだ。 付録として、恩田さんの愛読する「旅の本」の紹介、土地ならではの地霊を感じて書かれた恩田さんの作品の紹介も載っている。 これからの読書の案内にもなる。 『ロンドンで絵を買う』 同行者から「イギリス児童文学の挿絵を専門に扱っているギャラリーがあるのでそこに行きたい」と言われて。 みやげに絵を買うのはなかなかいい。 絵を見るたび、あとあとまで旅の記憶を楽しめる。 『チェコ万華鏡』 プラハと京都は姉妹都市である。なんとなくいけずなところが似ている。 チェコは職人の国であり、技術力が高い。美しいプラハの街に隠れた様々な意匠も細部が面白い。 『ほどよい距離、ほどよい広さ  郡上八幡(ぐじょうはちまん)』 二ヶ月も続く「郡上踊り」が有名。 風情ある古い街並みが続き、細い水路が縦横に走っている。「水」が名産。 朝晩散歩したくなる。 『不信心者の「お伊勢参り」』 江戸時代の人たちも盛んに通った「お伊勢参り」 内宮と外宮の他に、「荒祭宮(あらまつりのみや)」という別宮があって、天照大神の荒御魂(あらみたま)が祀られている。 「和御霊(にぎみたま)」に対して、ダークサイドが「荒御魂(あらみたま)」 何かを始めようと決心した時にここに参るらしい。 議員の秘書風の男性がお参りしていた。 『『冷血』と家光の墓  日光』 「大猷院(たいゆういん)」は東照宮に家康を祀った家光の霊廟で「大仕事を成し終えた」という意味。 明るい東照宮と比して、冷ややかな暗さを感じる。霊柩車を連想。 カポーティーの『冷血』が今回の旅のおとも。 『雨の街、風の城  ーー台湾ブックフェア報告ーー』 『ねじの回転』の翻訳本発売に合わせて、出版社がサイン会&書店でのトーク会を企画して、台湾のブックフェアに招いてくれた。 映画『悲情城市』で一躍観光スポットとなった九份(キュウフン)も訪れる。 かつて集落は「風の城」港は「雨の港」と呼ばれていたという。本のタイトルになりそう。 『仙人は飛び、観音菩薩は微笑(ほほえ)む  韓国 雪嶽山(ソラクサン)』 登山好きの韓国人にとって、憧れの名峰・雪嶽山に登る。 仏教徒たちにも聖地。 『スペイン奇想曲』 カミーノ・デ・サンティアゴへの巡礼に観光客として参加。 通過ポイントは、大聖堂、修道院、教会が多く、グレゴリオ聖歌が響き、薔薇窓が美しい。 途中の道道では観光客にもスタンプを押してくれたが、ゴールのサンティアゴでは正真正銘のカトリック教徒にしか印は与えられない。 景色をながめながら歩くと、景色以上に、自分の中にいろいろ見える。 『阿蘇酒池肉林』 飛行機が嫌いなので、東京から博多まで「のぞみ」で行く中、新幹線中のワインを三人で飲み尽くす。 最終目的地は熊本。 阿蘇の景色は雄大で食事は著しく重たい系。 鳥、牛、豚、鹿、と炭火で黙々と肉を焼いては食い、酒を飲んだ。 『熊本石橋の謎+馬刺し憧憬(しょうけい)』 熊本行きの目的は、熊本在住のS F作家・梶尾真治さんに会うことと、大好きな馬刺しを食べること、そして「橋」への興味。 「種山石工(たねやまいしく)」という技能集団が存在した熊本は石橋が多い。 国指定の重要文化財である「通潤橋(つうじゅんきょう)」は一大観光地となっている。 水路橋として今も現役で、5,000円払うと放水して見せてくれる。 『蘇我入鹿(そがのいるか)と玄昉(げんぼう)の首塚  奈良』 最近整備された「頭塔(ずとう)」という史跡は「藤原広嗣の乱」の原因にもなった奈良時代の僧・玄昉の首塚。 蘇我入鹿の首塚は何度も訪れている。 首を刎ね、それを埋めて、石で押さえ、祀る。 どうか出て来ないでください、祟らないでください、という必死さに、祟られる事に身に覚えありの恐怖が滲み出ている。 『銀の箸の国で  韓国 ソウル』 ソウルの国際ブックフェアに呼んでもらった。 韓国では日本の小説が非常にたくさん読まれていて、翻訳点数では去年ついにアメリカのそれを抜いた。 韓国映画やドラマの脚本が大変優れているので、遠からず自国の小説家が育っていくだろうと思う。 『真昼の太陽を見上げる  北京、上海』 北京は、何もかもが茫漠(ぼうばく)として巨大である。 モヤの向こうに太陽が透けているという印象。 北京はヨコ方向のベクトルの都市、上海は圧倒的にタテのベクトルの摩天楼都市。 ・恩田陸さんはダークサイドに惹かれるようだ ・チェコがとても魅力的だった ・旅は何かを「見に行く」のではなく「感じに行く」

    5
    投稿日: 2024.02.08
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    恩田陸の旅エッセイ。刊行は平成23年、文庫化は平成25年。積読の結果令和5年に読むという。 どんなタイミングでも、自分が読んだ時がその本との出会いなので、気にはしてないのですが、エッセイとかは共感できる部分が変わってくるのかなあ、と思う。 あとあと読むことで、著者が感じたことが未来にどんな影響を与えたのか、と楽しめるというのはあるけど。連載もしくは、刊行当時の読者である自分の生の感情とたらし和すことができないかな、と思う一面もある。 なんにしろ、楽しめればいいのだけど。変なところで変な理屈こねてしまうのはやめたいですな。 郡上八幡の回は「愚かな薔薇」じゃないか、ということがすぐにわかったので、わくわくしました。まだ書き上げてない作品、いつか出るであろう作品のきっかけになった場所を巡ったエッセイ。「愚かな薔薇」のあの異様な熱気の原点はここだったのか、と楽しく読みました。 結果を知っているからこその喜びでしたね、この回は。 こんな楽しみもあるのだから、読むタイミングなんて人それぞれでいいんだよなあ、と再確認です。自分に都合よく。

    0
    投稿日: 2023.01.03
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    飛行機恐怖症を克服した恩田さんの旅エッセイ。文章がユーモラスで出先でニヤニヤしながら読んでた。 グレーゴム・ザムザ「変身」の解釈からプラハのビール、伊勢神宮の話まで、恩田陸ファン必読!文庫版の書き下ろしが最高!「闇の絵本」読みたいー!(未刊)

    3
    投稿日: 2022.06.21
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    「のんびり旅ができるというのは、なんてありがたいことなんだろう。確かな日常があって、明日も当たり前に世界があるからと思えるからこそ、旅に出ることができるのだ」(文庫版あとがきより) 旅に出ることが容易ではない今日、旅エッセイや写真集をめくりながら少しでも旅気分を味わおうとしている。恩田さんのエッセイ、あまり読んだことなかったなあと思い、『隅の風景』を初読。 小説でも、実在する場所であれ、実在しない場所であれ、情景描写が素晴らしく、いつも惹きこまれてしまうが、そんな恩田さんが書く旅のつれづれは、旅の発見・ハプニングなどなど自分も追体験しているようで面白い。 情景と同じ位、お酒と料理の描写も。私もチェコに行って清冽なビールを飲みたい…!間々に挟まれるセピアがかった写真たちも素敵。 巻末にある「ゲニウス=ロキ覚書」、これまでの作品のインスピレーションを受けた場所についての言及は、ファンには嬉しい。

    1
    投稿日: 2020.08.27
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    恩田さんの旅エッセイです。少し前に「EPITAPH東京」を読みましたが、あれはこの本の東京版だったんだと思いました。読み味もほぼ同じ。一方この本の舞台は日本各地、そして世界。面白いと思ったのは「EPI東京」と同じ視点が登場したことです。『日本の街や道路は…人が歩くこと自体全く想定していない』という指摘です。点から点への車での移動前提で考えられているからという視点。確かにこんなにスリムな人っているのかなと思うくらいの細い歩道の線引きがあちこちにあるように思います。つまり実際には車道にはみ出さずには誰も歩けない。そういえば観光地でも途中の道を歩く人が少ない気がします。数を巡る事を優先する観光の仕方が主流だからかもしれませんね。 国内、国外色々な旅の記載がありますが世界旅ではチェコが気に入りました。私も行ったことがありますが、見る視点がこうも違うのかと驚きました。恩田さんの視点で一緒に旅をすると色々な発見ができそうです。また、これを読んでプラハでビールを飲み損ねたことをとても後悔しています。恩田さん食レポというか呑レポもとても上手いです。あと、「祝祭と予感」の〈鈴蘭と階段〉のチェコフィルはここ繋がりでしょうか。 また、読み物として一番面白かったのは九州の旅。リアルなグダグダの旅の風景が小説のグダグダな旅のシーンと区別がつかなくなるこの違和感のなさ。恩田さんの小説のリアルさは巣のまま書かれている部分が混じっているからなのかもしれません。 楽しく気軽に読め、また、恩田さんの気持ちの浮き沈みまでリアルに感じられて、ちょっと自分も旅をしたくなる、そんな作品でした。

    12
    投稿日: 2020.01.08
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    恩田陸さんの本は、以前よく読んでいたのだが、「夜のピクニック」以来読んでいなかった。久しぶりに手に取った本がこれ。気楽に読めて、それぞれの土地の雰囲気や人の気質が何となくだけど、分かるような感じ。ちょっと行ってみたいなと思わされるのは、著者の人柄の良さが文章に表れているからだろうと思う。時々挟まれる写真も、茫洋としていていい感じ。ロンドン、チェコ、郡上八幡、伊勢、日光、台湾、韓国雪嶽山・ソウル、阿蘇、熊本、奈良、北京、上海を旅する。それにしても、著者は酒ばかり飲んでる。

    5
    投稿日: 2019.09.13
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    恩田陸の隅の風景を読みました。 恩田陸が雑誌の取材などのためにいろいろな場所を訪ねたときの旅行記でした。 恩田陸らしい視点での旅行記になっていて面白く読みました。 阿蘇でお酒をたらふく飲んで山ほど肉料理を楽しんだ「阿蘇酒池肉林」は大うけしてしまいました。

    2
    投稿日: 2019.07.25
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    世の中の旅行記の大半は、「これがきれいだった」「感動した」というもので埋まっていると思う。 けれどこの本では、多くのものが「不気味な」とか「怖い」という言葉で語られる。そのことが印象的だった。 見て、満足するための旅ではなく、何かを感じ取るための旅なんだなあ、と。

    0
    投稿日: 2016.12.09
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    『月の裏側』(福岡県・柳川) 『六番目の小夜子』(茨城県・水戸) 「ノスタルジア」(長野県・松本) 『ユージニア』(石川県・金沢) 『クレオパトラの夢』(北海道・函館) 『まひるの月を追いかけて』『夢違』(奈良県・奈良) 「幻影キネマ」(広島県・尾道) 「砂丘ピクニック」(鳥取県) 『球形の季節』(岩手県・一関) 「魔術師」(宮城県・仙台) 『愚かな薔薇』『闇の絵本』『太陽の末裔』は刊行されたのかしら……。

    0
    投稿日: 2016.08.06
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    個人的にはネクロポリスよりも、気取った感じがなく好き。しかし全編を通してビールを飲んでいたように思える。わたしも九州で馬刺しが食べたい。

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    投稿日: 2016.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    旅エッセイの短編集といった趣。 国内・海外様々な所を訪れた全13編。 飛行機嫌いな割には結構いろんなとこ行ってるんだなと感心。 まあ韓国なんかは船で行ったみたいだけど。 恩田さんのエッセイ、やっぱり面白いんだが、このエッセイも小説も含めて思うのは短編がどうも消化不良であること。 「それでそれで!」と思ってるうちにフェードアウトで終わっていくのはどうも収まりがつかない。 できれば中編以上でがっぷり四つに向き合いたい。 恩田作品は中編以上が性に合っているなぁと改めて実感した作品だった。

    0
    投稿日: 2016.04.23
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    「隅の風景」恩田陸 紀行エッセイ。アンバー。 『恐怖の報酬』に続いての紀行エッセイ集。2004年頃?からの旅行記が綴られていて、若干若い気がする。 椎名さんもそうだけど、こんなに酒ばかり飲みながら好きな景色を見て回れるなんてそこだけ見れば羨ましいな、作家。 チェコのプラハはぜひ行ってみたくなりました。『ビールと古本のプラハ』(千野栄一/白水社 http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4560073406/378-9969832-8740630 )も読んでみたい。 (3)

    0
    投稿日: 2015.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初読。飛行機嫌いの恩田さんがいつの間にかいっぱい旅行しているエッセイ。(飛行機嫌いは変わらないようだが。)読んでいるうちに自分も旅へ出たくてムズムズしてくる。そしてビールが飲みたくなる。恩田さんの作品中での飲み率はホント高い。このエッセイではさらに隙あらば飲みまくってる。付録の旅のブックガイドはどれも読んでみたくなる。

    0
    投稿日: 2014.06.20
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     旅のエッセイ集。    で、むしろ某ピアニストが探偵のミステリーがおいおいな理由がよくわかった。  よーするに、エッセイと旅行本の違いなのだ。  某ミステリーは、るるぶ、かよって感じに音楽を書いてる。  ちがうだろう。まず震えるのは、心だ。感じるのは、空気なはずだ。  そのへんのストレスを一気に霧散していただきましたm(__)m  うんうん。  こうあるべきだよな。  どこか別の地にいって、そこになにがあってどうのっていう説明なんてどうでもいい。そこで、筆者は何を感じたかが大事なのだ。でもって、その感じたことを通して、筆者自身を感じる。  なんで、恩田陸はまるでビー玉のようだと思った。  彼女を通してみる世界は、いつも透明だ。だが、ふいに歪が見える。別の色がすけて見える。  世界は、美しく好奇に満ちていると信じられる。  とはいえ、ちょっと呑みすぎなんじゃないかと、心配ですよww

    0
    投稿日: 2014.06.08
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     前々から、恩田陸さんの紀行エッセイなんて面白いに違いないと思っていた。とにかく酒の話は出るし、色んな本の話は出るし、妄想は膨らむしで楽しく読めた。旅の楽しみ方はもちろん、そこで何を感じ、どう解釈したのかなど、恩田さんの嗜好/思考を垣間見ることができた。自分も訪れてみたい地域も幾つか見つけることができた。

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    投稿日: 2014.05.12
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    著者の調子のせいもあるのか、『恐怖の報酬日記』ほどの伸びやかさが全体的にないかな? どことなく真面目な態度で旅を見つめており、羽目を外す感が不足している。 ただそんな中、熊本編は期待どおりの楽しさ。とにかく楽しく飲み食いしましょうや、ってな感じの気楽さの楽しさが伝わってくる。 エッセイにはこういう愉しみを求めちょります、当方は。

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    投稿日: 2014.05.05
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    恩田さん、ビール飲み過ぎ(^^) 旅の醍醐味は、やはり美味しいものとの出会い。 もちろん、史跡の探訪も楽しみの一つですけどね。

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    投稿日: 2014.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恩田陸のエッセイ。 割と静かな文章なんだよな。 私は時々、恩田陸と梨木香歩が混ざってしまうんだけど、このエッセイもまた梨木さん風味を感じました。 最初は淡々と読んでいて、このまま終わっちゃうのかな~と思っていたけれど、後半の日本編は結構面白かった。 私も旅に出たくなり、三度目の『まひるの月を追いかけて』を読みたくなりました。

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    投稿日: 2014.02.23
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    恩田陸らしい旅のエッセイ。 巡礼の話なんかは読んでいてとってもわくわくしました。 熊本の回は、馬刺好きには垂涎。 夜の奈良を「夜の底にいるという感じ」と表現するのは、関東育ちの奈良人としてはそれこそ、心の底から共感できます。 巻末のブックリストがまた興味をひく内容で、読んでみたくなる本や写真集が目白押しです。

    0
    投稿日: 2014.02.05
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    酒池肉林の旅。読んでるだけでおなかいっぱい。 このひとは小説に比べるとエッセイはいつもスピード感が失われて停滞した感じになってしまうのがもったいない。

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    投稿日: 2013.12.15
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    紀行文と知らずに読みました。酒や地元の料理に舌鼓というありきたりな内容ではありますが、所々に霊感や風景の奥深くにうごめいている魂を感じるような描写がありました。特に東西の巡礼に関する部分なんかに、先日読んだ「夜の底は柔らかな幻」につながるものを感じました。なるほど本人も言っている通り、小説のヒントを求めて旅をしているんですね。小説家の生活って昔から旅がちで、あまり変わっていませんね。

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    投稿日: 2013.12.12
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    淡々とした文章の中に、旅先の土地に近寄りすぎず、遠すぎない独特の距離感があって、こういう旅の感覚・見方もあるのかと、(自分が旅をするときにはあまり思わない感覚なので)少し驚きましたが、望郷を思い出しながら遠くを旅をしているような、気負いもてらいもなく、旅を味わえる内容が良かったです。 チェコの回が特に興味深かったので、いつか行ってみたいです。

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    投稿日: 2013.12.01
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    飲んで食べて、恩田さんもお酒好きだったのか? 旅に出てあちこちからギフトを受け取って帰って来る。そして書く書く書く。 創造する苦しみと産み出す歓びと、読者へのギフト。読む歓びをありがとう

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    投稿日: 2013.11.29
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    紀行文は、独特な興奮が好きではないんだけど、この人のはやっぱりあっさりしていて読みやすい。 私は別に旅が好きじゃないけど、ちょっと行ってみたいと思うような内容だった。首塚とか

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    投稿日: 2013.11.27
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    旅先の見どころや来歴、その土地の美味しいものなど十分予習したうえで行く正しい旅。観光が苦手な私も観光旅行に行きたい気になってくる。 饒舌な感じがニガテ。沢山歩き、楽しい仲間と沢山飲んで食べてるところが好き。

    0
    投稿日: 2013.11.24
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    そのひとが「旅人」かどうかは、その人が書く文章でわかる。 残念ながら、本書ではそれが感じられなかった。残念。

    0
    投稿日: 2013.11.17
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    単行本を買ったのだが、書き下ろしの『ゲニウス=ロキ覚書』が読みたくて購入。 紀行文だがこれがやたらと面白い。着眼点がユニークで、登場する料理がやたらと旨そうなのがポイントだろう。個人的に食べ物のことを書かせたら吉田健一が最高峰だと思っているが、現役の作家では恩田陸が一番『旨そう』なエッセイを書くのでは? ビール党というのも勝手に親近感w 矢張り外国のことを書いたものがいい。特にスペインの巡礼路を辿った『スペイン奇想曲』が楽しめた。 書き下ろし『ゲニウス=ロキ覚書』では、自作とその舞台になった土地について短いコメントが記されている。未刊のタイトルが早く書籍化されますように……。 『闇の絵本』(※未刊)のコメントには首がもげそうな勢いで頷いた。

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    投稿日: 2013.10.25