
総合評価
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powered by ブクログ内容自体は非常に面白いですが、道三の最後はもう少し何か、エネルギーを感じるものがあって欲しかったなと思います。 どんなに野望を持った人間も、晩年はこうなるんですかね。
0投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログ織田信長編と書いてあるが明智光秀編の方がしっくりくる。今となっては隔世の感があるが恐らくは発表当時の人気の戦国時代の人と言えば豊臣秀吉で織田信長は天下統一に失敗した人で本書の様に誰かとセットでないと主役を張れなかったのだろう。そんな事もあるためか本書では斎藤道三の弟子として織田信長と明智光秀が扱われており親の看板を引き継いだ信長よりも光秀に重点が置かれている。 いかなる都合か不明だが本書で前巻までの主役が散る訳だが、ここまで描写するなら道三の死を持って完結とした方が女の愛憎と義龍との確執を持って息子(本書では実の息子ではない扱い)に国盗りされるというオチで綺麗だってのではあるまいか。まあ義理の息子に取られてはいるけど。
9投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そうかぁ、義竜は出生の事実を知らなかったんだもんなぁ...深芳野が不憫で仕方ないし、やり返されて当然ではある...。それでもここまで追い続けてきた主人公。切なさが増す。 そういえば道三がここまで信長に目をかけてたとは知らなかった。道三の最期の戦いに際し信長が駆けていくシーンは泣けた。そして信長は自分を理解してくれる人が立て続けにいなくなったショックでより卑劣な性格になったのかなとも思う。意外と情に厚い信長の姿を見れたのはかなり新鮮。 道三亡き後はほぼ明智光秀がメインで、織田信長・明智光秀編と書いてあげて欲しかったなという気持ち。光秀は光秀でなかなか悲惨な人生を歩んでて...司馬遼太郎の気持ちが入るのも分かる。 木下藤吉郎秀吉・柴田勝家・竹中半兵衛など私でも名前を聞いたことがある人が続々と。次は本能的・信長と理性的・光秀の物語。なんかドキドキする、結果知ってるのに。
3投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ斎藤道三と義竜(義理の子)の戦いまでにいたる人間模様、壮絶でした。 勝負師としての道三は、確かにスゴイ。しかし、自分の野望のために踏み台にした人々、特に妾の深芳野が不憫でなりません。 道三VS義竜では、怨念がこもった深芳野の魂も、参戦していたのではないかと思います。血の涙を流し耐えていた女性たち、悲しすぎます。 道三の死後は、主要登場人物が明智光秀と織田信長にバトンタッチ。両人とも道三、お墨付きの人物。智力に長けている光秀、破天荒ではあるけれど、地盤のある信長。二人の人物像を比較できたので、理解が深まりました。続く4巻で、どのように2人が絡んでいくか楽しみです。
14投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ第3巻の織田信長篇に入り、これまでと全く別の小説になった感あり。 まあおもろいけど。 2025.05.04読了
2投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログお万阿と光秀の対面のシーンが今巻のハイライトだった。グッときた。 その後は光秀と信長が世に名を轟かせる助走、溜めの物語といった印象。 あと1巻、どうまとめてくれるのか楽しみ。
0投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログ斎藤道三が亡くなり、織田信長編と言いつつも、多くは明智光秀に関して書かれている。斎藤道三の意思を別々の仕方で受け継ぐ2人の絶妙な関係性。明智光秀が将軍家再興を強く望んでいたということを初めて知った。
0投稿日: 2024.01.29
powered by ブクログさすが明智光秀と言いたくなるような、智略に長けた処世術がキラリと光り、諦めずに美濃を落とすために苦戦する織田信長。 斎藤道三は死んだけど、その息子もなかなかの、やり手やのう。 信長への光秀の思いは日に日に増していくが、いつどんなタイミングで2人は侍従関係に結びついていくのか、第4巻が楽しみでしょうがない。
12投稿日: 2023.11.27
powered by ブクログ戦国時代は、実力本位の時代というイメージがあるが、実際には、家柄、官位が重んじられ、だから信長は異端だったという事なのだろう。斎藤道三が、美濃を手中に収める過程で当地の名家を継ぐ形で改名を繰り返す様は、現代の感覚では理解し難いが、歌舞伎役者や落語家が名跡を継ぐようなものか?
0投稿日: 2023.09.10
powered by ブクログ本作は道三の愛弟子である信長と光秀を対照的に描き、乱世を気迫ある文章で書き出している。織田信長編になり道三から次世代へと語り手が変わっていくが、全体的には光秀目線で進んでいく事が多かった。光秀というと本能寺の変のイメージが強く裏切り者という印象を受けていたが、情に厚く将軍家の再興の為に奔走する姿は精悍さが感じられる。なぜ謀反を起こすに至ったのか釈然としない思いがあるが、善と悪の線引きが難しい時代だからこそ、行動に至るまでの気持ちの変化を丁寧に見据え考察していきたい。
2投稿日: 2023.09.04
powered by ブクログ名前が道三に変わって、私たちの大好きな庄九郎とは別人に思えるけれど、道三の最期には泣きました。 蝮を連れて帰る、という信長のひとことが素敵すぎる。 光秀は、うーん、あんまし面白くない。 そら失敗するさ、くらいで。 半兵衛は面白い。 庄九郎はチェーザレ、信長はナポレオンと比較しているところも独創的でいいですね。 次が最終巻です。
1投稿日: 2023.04.04
powered by ブクログ光秀が有能な男だと知らなかったこと、信長と光秀の関係がこんなにも深かったことを知らなかったため、戦国時代のイメージが少し出来るようになった。
0投稿日: 2023.02.15
powered by ブクログ織田信長はこの時代の主役である。 信長公記、太平記、徳川家康などなど、 どの物語に登場し、活躍する。 いろいろなエピソードも惹きつけられる。 そのため誇張されているのではという 気がしないでもない。 この書では全面に出ていない。 1、2巻の続きでもあるので、 前半は斎藤道三は絡んで話は進む。 中盤から織田信長が出てくるが 同時に明智光秀も登場する。 今まで読んだ時代小説では あまりパッとしない光秀だが 今作では、重要人物として描かれている。 信長と光秀、そして道三。 この三人を主要人物として話は進む。 信長編と言いながら 光秀にスポットが当たっているのが 面白い。
0投稿日: 2022.07.29
powered by ブクログ本巻から主人公が織田信長に変わるが、実質的には信長と明智光秀の両者が主人公であるように読める。 本巻では、光秀はまだ信長の家臣になっておらず、また直接対面もしていない。にも関わらず、信長に対してコンプレックスと言えるほどの強烈なライバル心を抱いている。おそらく本能寺の変の布石なのだろう。 斎藤道三の最期についても描かれているが、既に主人公が交代しているため、信長目線で書かれている。
0投稿日: 2022.03.31
powered by ブクログ美濃を治めた斎藤道三は、義竜(義理の子)の謀反により戦陣の露となり、波乱の生涯を閉じた。道三が目を掛けた二人の若武者が、明智光秀と織田信長であったことは、奇遇であり皮肉な巡り合わせである。二人の境遇に大きな隔たりがあったにせよ、戦乱の世の武家社会で切磋琢磨しながらの生き様に心打たれる。“人間五十年 化転(けてん)の内にくらぶれば 夢幻しのごとくなり” と「敦盛」を舞う信長の姿が、時空を超えて妖しく蘇る【司馬遼太郎】の世界を堪能できる。
2投稿日: 2021.12.22
powered by ブクログ織田信長より明智光秀の話。本当にイケメンだったのかな?と思いながら、麒麟がくるを見てないけど、長谷川博己で脳内再生しながら読みました。
0投稿日: 2021.09.12
powered by ブクログ斎藤動三編(第一巻、二巻)の方が、道三の自由奔放な活躍が描かれていて面白かった。 また、司馬遼太郎の仏教宗派に対する解釈にはなるほどと思った。 織田信長編(第三巻、四巻)は、信長と明智光秀の二人が主人公であるが、話が進むにつれ光秀への同情が強くなった。信長の冷淡な性格には、大河ドラマ「巧妙が辻」の信長役である舘ひろしがほんとによく似合っている感じだ。(2006.7.18HPの日記より) ※2006年購入 売却済み、kindleで購入
1投稿日: 2021.08.24
powered by ブクログ信長編とは言いつつも、後半は明智光秀編って感じです。 NHK大河ドラマで違和感のあった歴史考証を本書で確認できた感じで、大変役に立った。
0投稿日: 2021.06.14
powered by ブクログ3巻と4巻は信長の物語。しかし、半分以上は明智光秀の視点が描かれています。斎藤道三の弟子ともいえる二人の天才が主従関係となり、天下統一に向けて才能を発揮するのですが、同じ天才同士ながら、古い秩序や慣習を徹底して破壊する合理主義者の信長と、文化や伝統を重んじる光秀とは、水と油。信長は光秀を重用しながらも、一方で、キザで面倒な奴と感じています。光秀もまた、信長の凄さを頭では理解しつつも、肌が合わないことを実感し、やがてその鬱屈した思いが本能寺へとつながります。 4巻に渡る大長編。道三、信長、光秀を中心として、細川藤孝、秀吉、家康、信玄、謙信と、戦国時代のそうそうたるスターが活躍する一大絵巻。司馬遼太郎の作品の中でも、やはり傑作中の傑作だと思います。
0投稿日: 2021.02.28
powered by ブクログ信長・光秀編のはじまり 道三のおわり 史実はどうあれ司馬遼太郎の道三の成り上がりの格好良さに痺れる そして信長をそこまで英雄豪傑に書いていない、光秀に偏重しているところが面白い
0投稿日: 2020.09.01
powered by ブクログ晩年の道三の「天下を獲るには自分には時間がない」という寂寥。どれだけの才覚と体力と実行力があっても、壮気というか欲望というものを人間はやがては失っていくのだな、と、10代で読んだ時には感じなかった心情に共感した。読書は読んだ時によってまるで受け取るものが違うと改めて実感した。将軍家再興に奔走する光秀を、幕末志士のようなタイプで戦国時代には類を見ないという指摘にはなるほどと思った。
1投稿日: 2020.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上司から頂いたので3巻から。戦国時代の知識が全くない状態で読みました。信長のイメージが変わりました。
0投稿日: 2020.06.19
powered by ブクログこの「国盗り物語(三)」は織田信長編ということで、今までの二巻は斎藤道三が中心に描かれながら物語が進んでいたが、この三巻は織田信長中心。…と言っても、明智光秀を配して描かれている。 お勝騒動、そして道三が義竜の反乱に敗れるところ、本当にドキドキしながら…なんとか道三生き残ってくれないか、なんて、破れることはわかってるのに、そんなことを祈りながら読み進めました。 光秀がお万阿と会い、道三の死を知らせるところ…ぐっときました。 私の頭の中に出来上がった(勝手に作り上げた)斎藤道三にとても惹かれていたせいか、道三が亡き後の物語は……なかなか先に進めることができず……でした。笑 織田信長、明智光秀、そして更には後の豊臣秀吉や徳川家康、黒田官兵衛までがどんどん活躍しながら物語が進んでいく中、ワクワクして、先をもっともっと知りたくて読みたくて……このままじゃ「国盗り物語」だけでは満足できないかも…… 「新史 太閤記」も買いに行ってきます。。。
0投稿日: 2020.06.19
powered by ブクログ斎藤道三が第3巻で最期を遂げた後は、信長と明智光秀がバトンを引き継ぐ。光秀の生涯は不明な時代もあり、大河ドラマ「麒麟がくる」とは異なっている部分が多いのも仕方がないところ。司馬遼太郎の本は面白く、多くの日本人の歴史認識に影響を与えていることを実感する。第4巻での、信長と光秀のやりとりが楽しみ。 「麒麟がくる」では、信長に重大な影響を与える人物として濃姫の存在が大きくなっており、川口春奈が好演している。これまで大河ドラマの中で様々な女優が濃姫を演じてきたが、「徳川家康」の藤真利子以来の存在感を示している。彼女の活躍にも期待しているが、コロナで収録ができず、しばらく放映が休止されるのがもどかしい。
0投稿日: 2020.06.09
powered by ブクログいよいよ織田信長登場。戦国時代を代表する武将。話は一気に進んでいく。 一、二巻の斎藤道三からストーリーは織田信長が主体となる。とはいえ実際は濃姫と明智十兵衛光秀視点が多い。NHK「麒麟が来る」視聴者としては嬉しい限り。 斎藤道三が息子の高政に裏切られ殺される。将軍になると自負していた道三が、人生を諦観するところが中年読者として見につまされる。 道三は信長と正室小見の方の甥明智十兵衛蜜を後継と認めていた。道三の死と共に十兵衛は長い流浪の旅に。 信長と光秀の両者の話が交互に行われる展開。二人は第三巻でも出会うことはないのが面白い。
0投稿日: 2020.05.03
powered by ブクログ文庫本での最初の二巻は斎藤道三が主人公だったが、この第三巻の前半では主人公は織田信長に移る。斎藤道三はむしろのし上がってきた悲劇の老体となる。斎藤道三と比べて、織田信長は最初からお城の若様として生まれたので、一からの立身出世ではなないので、道三編とはまた違った物語の進み方になる。そして後半の主人公は明智光秀に移り、この実力を持った武将が何を考えて戦国の世で活躍してゆこうとしているのかが描かれる。今まで明智光秀は、最後の織田信長を裏切るところばかりしか知らなかったから、こうして織田信長に使える前の様子を知ることで、本能寺の変も違ったように見ることができそうに思う。
0投稿日: 2020.04.13
powered by ブクログ【いちぶん】 おれは美濃を織田信長にゆずろうとおもうのさ。美濃を制する者は天下を制する、とおれは思っている。(中略)あの男なら、きっとやるだろう。
2投稿日: 2020.03.06
powered by ブクログ★評価は再読了後に。 しかし司馬遼という断定的作家にとって史実の更新というのは致命的ですなぁ。小説はあくまで虚構に過ぎないけれども、この作家はそこに人物評価を巧みに織り交ぜてくる。そうなると、史実の書き換えが発生した時には読み手にとっては相当に辛いです。
0投稿日: 2020.01.11
powered by ブクログ斎藤道三さんが亡くなり、娘婿の織田信長さん編の前編。 とは言え、後半は明智光秀編という感じでした。 光秀さんは道三さんの娘で信長さんの正室である帰蝶さんのイトコってことなので、いろいろ絡んでくるのでしょう。 明智光秀さんは、冷静できっちりした理性的・理論的な思考の涼しげな男性って設定でした。 このキャラで年を取って金柑頭になって細かくうるさかったら、単細胞的猪突猛進思考の信長さんとは合わないだろうなぁ…って思いました。
0投稿日: 2019.06.16
powered by ブクログ齋藤道三の『国盗り』に対して、織田信長は『国造り』と名付けたいような物語。p208「義戦じゃと」(道三は目を剥いた)「いくさは利害でやるものだ、必ず勝つという見込みがなければ起こしてはならぬ」この卷の結末=クライマックスでは、道三の居城であった稲葉山城を信長がついに木下藤吉郎などを使って攻略する。十八歳で父・信秀の葬儀の喪主で奇矯な振る舞いをしたのは山岡荘八『織田信長』にも同様だから唯一の資料に依っているのだろう。絵画的、映画的描写が快いが、司馬遼先生の教養に追いつかない当方は別物を思い浮かべてないか心配
1投稿日: 2019.03.15
powered by ブクログ道三……! やはり道三の最期は感じ入るものがある…。 しかし信長の主人公感はすごいな。生まれ持っての、という感じだ。どうしても信長が出てきてしまうと、道三がいい脇役のようになってしまうのは何故なのだろうなあ。
1投稿日: 2019.01.27
powered by ブクログ【感想】 1~2巻から続く斉藤道三編の終結、3巻からは道三の種である織田信長と明智光秀を中心に物語は進んでいく。 天才とは言え、予め地盤がある信長と、それと比べて徒手空拳で苦汁を舐めながら流浪の身でのし上がって行く光秀。 こんなところから、本能寺の変の序曲は流れていたのだなーと読んでいて思った。 斉藤道三をはじめ魅力的なキャラクターがあふれるこの時代だが、終盤から頭角を現してきた木下藤吉郎にやはり目がいく。 目立ちすぎず、能力をひけらかすこともせず、悪く言えばゴマをすってのし上がって行くその処世術は、現代でも非常に有効活用できるものだなぁ。 勿論、秀吉の工夫や細心あっての話だけども、「能ある鷹は爪を隠す」というか、そのあたりの生き方は参考になった。 「太閤記」も早く読みたいな。 【あらすじ】 美濃を征服した斉藤道三は義理の子義竜の反乱に倒れたが、自らの天下統一の夢を女婿織田信長に託していた。 今川義元を奇襲して鋭鋒を示した信長は、義父道三の仇を打つべく、賢臣木下藤吉郎、竹中半兵衛の智略を得て美濃を攻略した。 上洛を志す信長はさらに畿内制覇の準備工作を進めてゆく…。 信長の革命的戦術と人間操縦、その強烈な野性を、智将明智光秀を配して描く怒涛編。 【内容まとめ】 1.道三は実は怒りっぽい。しかし思慮のほうがはるかに深い。 その怒りを腹中深く沈め、思慮をかさねた挙句、それを他のものに転換してしまう。 蝮といわれる所以だろう。 2.俺の生涯で、こんなばかげた瞬間をもとうとは思わなかった。 義竜は躍起になって兵を募るだろう。それはたれの兵か、みなおれの兵ではないか。 義竜は城にこもるだろう、その稲葉山城というのもおれが智能をしぼり財力をかたむけて築いたおれの城ではないか。 しかも敵の義竜自身、もっともばかげたことに、あれはおれの子だ。 胤(たね)はちがうとはいえ、おれが子として育て、おれが国主の位置をゆずってやった男だ。 なにもかもおれはおれの所有物といくさをしようとしている。 おれほど利口な男が、これほどばかな目にあわされることがあってよいものだろうか。 3.人智のかぎりをつくした美濃経営という策謀と芸術が、なんの智恵も要らぬ男女の交接、受胎、出産という生物的結果のために崩れ去った。 4.(来る年も来る年もこのように歩き続けて、ついにおれはどうなるのだろうか。) ふと空しさを覚えぬこともない。人の一生というのは、ときに襲ってくるそういう虚無との戦いといってもいい。 5.(信長は、うらやましい男だ。) 人間、志をたてる場合に、光秀のように徒手空拳の分際の者と、信長のように最初から地盤のある者とでは、たいそうな違いだ。 光秀は、自分の能力が信長よりもはるかにすぐれていることを、うぬぼれでなく信じきっている。 しかし、徒手空拳の身では如何ともしがたい。 道三ほどの男ですら、あれだけの才幹・努力・悪謀をふるってさえ、美濃一国をとるのに生涯かかった。 6.秀吉の処世術 秀吉は慣れている。抜け目がなく、稲葉城を攻略する工夫はついている。 ついているどころか、この男はすでに手を打っていた。 秀吉の細心はそれだけではない。 あまり独断を用いると、信長の嫉妬を買うことも知っている。 信長が天才であることを知り抜いているため、才能というものは才能をときに嫉み、警戒するということも心得ている。 信長に「これこれの思案がございますが、その実施にはどうすればよろしゅうございましょう?」 と、むしろ信長から智恵を拝借するという形で言及する。 秀吉は才気をほめられるより、その精励ぶりをほめられるのが狙いなのである。 【引用】 おかしな若君だった。 幼名は吉法師、名乗りは信長という立派な呼称がありながら、どちらも気に入らず、自分で「三助」という名前を勝手につけていた。 p137 道三は、60を過ぎてめっきりと老いこんだ。 痩せた。 皮膚の衰えが尋常でなく、からだの深い場所に病気を持ち始めているのではないかと思われる色つやの悪さであった。 そのくせ、大きな眼だけが、やや黄味をおびてぎょろぎょろと動くのである。 p146 「稲葉山の仇討」 この怒りをどう表現すべきか、道三は思案をしていた。 庄九郎といっていた若い頃から道三は、ほとんど怒りというものを他人にみせたことがなかった。 かといって、その性情が温和である、というわけではない。 この男は実は怒りっぽい。しかし思慮のほうがはるかに深い。 その怒りを腹中深く沈め、思慮をかさねた挙句、それを他のものに転換してしまう。 蝮といわれる所以だろう。 p164 (あの馬鹿めを、みくびりすぎた。この俺ともあろう者が…) 呆然と道三は馬をうたせてゆく。その顔はハマグリのように無表情だった。 無理もなかった。義竜ごときを相手に、という馬鹿馬鹿しさが、考えよりもまず先立ってしまうのである。 俺の生涯で、こんなばかげた瞬間をもとうとは思わなかった。 義竜は躍起になって兵を募るだろう。 それはたれの兵か、みなおれの兵ではないか。 義竜は城にこもるだろう、その稲葉山城というのもおれが智能をしぼり財力をかたむけて築いたおれの城ではないか。 しかも敵の義竜自身、もっともばかげたことに、あれはおれの子だ。 胤(たね)はちがうとはいえ、おれが子として育て、おれが国主の位置をゆずってやった男だ。 なにもかもおれはおれの所有物といくさをしようとしている。 おれほど利口な男が、これほどばかな目にあわされることがあってよいものだろうか。 (すべては、おれの心に頼芸への憐憫があったからだろう。その憐憫というやつが、おれの計算と奇術をあやまらせた。) ばかげている、と思った。 人智のかぎりをつくした美濃経営という策謀と芸術が、なんの智恵も要らぬ男女の交接、受胎、出産という生物的結果のために崩れ去ろうとは。 p274 後世、今川氏と織田氏の決戦の場を「桶狭間」と言いならわしているが、地理を正確に言えば「田楽狭間」である。 桶狭間は1キロ半南方にある部落で、この戦いとは直接関係ない。 p292 光秀 (今川義元は田楽狭間で落命した。東海の政情はがらりと変わった。おれの構想も修正を加えねばならぬのだろう) (来る年も来る年もこのように歩き続けて、ついにおれはどうなるのだろうか。) ふと空しさを覚えぬこともない。人の一生というのは、ときに襲ってくるそういう虚無との戦いといってもいい。 p367 ・永禄八年の事件 将軍義輝が、松永久秀の手で殺された。 「禅正殿」と通称されている、斎藤道三にならぶ悪人の代表。 強大な軍隊を持つ上に、智謀すぐれ、海千山千といった外交能力をもち、近畿のどの大名よりも戦がうまい。 文書にあかるく、風雅の道も心得ているため、京の公家や堺の富商とも格別の付き合いを持つ。 p377 義輝は、もはや1匹の殺人鬼と化した。 腕はある。死は覚悟している。 征夷大将軍の身でみずから剣闘をした男は、鎌倉から明治維新にいたるまで、この義輝のほかはなかったであろう。 足を払われ転んだところ、最期は上から杉戸をかぶされて自由を奪われ、その隙間から槍を突き入れられて殺された。 光秀は自分の運の悪さに暗澹とした。 朝倉家で占めている特異な位置といえば、義輝将軍の知遇を得ている事だけであったからだ。 p417 ついに美濃を陥した信長を想って。 (信長は恵まれている。父親の死とともに尾張半国の領土と織田軍団を引き継いだ。それさえあれば、あとは能力次第でどんな野望も遂げられぬということはない) うらやましい男だ。 人間、志をたてる場合に、光秀のように徒手空拳の分際の者と、信長のように最初から地盤のある者とでは、たいそうな違いだ。 光秀は、自分の能力が信長よりもはるかにすぐれていることを、うぬぼれでなく信じきっている。 しかし、徒手空拳の身では如何ともしがたい。 道三ほどの男ですら、あれだけの才幹・努力・悪謀をふるってさえ、美濃一国をとるのに生涯かかった。 p448 信長はほとんど前置きを言わない。 よほど機敏な頭脳とかんをもった男でなければ、この男の家来にはなれない。 秀吉は慣れている。 秀吉は抜け目がなく、稲葉城を攻略する工夫はついている。 ついているどころか、この男はすでに手を打っていた。 秀吉の細心はそれだけではない。 あまり独断を用いると、信長の嫉妬を買うことも知っている。 信長が天才であることを知り抜いているため、才能というものは才能をときに嫉み、警戒するということも心得ている。 「工夫」についても、信長に「これこれの思案がございますが、その実施にはどうすればよろしゅうございましょう?」と、むしろ信長から智恵を拝借するという形で言及する。 信長は勿論喜んで指示をした。 秀吉は才気をほめられるより、その精励ぶりをほめられるのが狙いなのである。
11投稿日: 2019.01.22
powered by ブクログ貧乏寺の小僧からのし上がり、ついに美濃を奪取した斎藤道三。隣国の尾張でうつけと評判であった織田信長が、その評判とは裏腹に非凡な才能をもつことを見抜く。自らの娘である、濃姫を信長に嫁がせ、同盟関係を結ぶことで美濃の安全保障上の懸念を取り除く。しかし、血の繋がらない長男の義竜の反乱によって、最期を迎え、また道三の家臣であった明智光秀も牢人となって各地を放浪することとなる。一方、道三の天下を制するという野望は、信長によって引き継がれる事となり、当時最もそれに近かった今川義元を桶狭間にて奇襲を持って討ち取るのである。 光秀は放浪の上、自らも天下に関わる大仕事に関わる野望を抱く。それを実現する手段として、当時既に力を失っていた足利将軍を再興する事に、その身を捧げる事となる。 また、美濃では斎藤義竜が、30代後半で急死し、その後を継いだのは凡庸で荒淫な龍興であった。国の将来を憂いた家臣達の中に、竹中半兵衛がいた。信長は、その才能と狭義を大いに買い、後の秀吉となる木下藤吉郎を通じて、家臣になるように説得を始める。秀吉は、7度目の説得で、条件付きでの家臣入りの承諾を得る。その条件とは、信長の直臣ではなく、秀吉の家臣となる事だった。 秀吉と半兵衛の調略より、信長は容易にして美濃を攻め落としものにする。
1投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
織田信長編と言いつつ半分くらい明智光秀の話でしたね。 まだ信長の魅力的な部分があまり伝わってきていません。 見せ場は桶狭間のシーンくらいしかありませんし。 それにしても物語中盤の斎藤道三が義龍に攻め滅ぼされる シーンは前2巻の庄九郎の活躍を考えると非常に悲しかったです。 足利将軍再興のために奮闘している明智光秀が4巻で 信長の家臣になるのだと思いますが どういう風に終着点へ向かうのか非常に楽しみです。
0投稿日: 2018.08.11
powered by ブクログ「国盗り物語 (3)」(司馬遼太郎)を読んだ。道三、信長、光秀、久秀、秀吉、半兵衛等々、『天命に導かれて』としか言いようがないくらいに、綺羅、星のごとく天才、奇才、秀才が集う。これは読むべし。
0投稿日: 2018.07.06
powered by ブクログ戦国時代ものはあまり基礎知識がないのだが、読んでて楽しい。 3巻は明智光秀への感情移入過多な感あるが、信長、秀吉、家康やその忠臣を主役に置いた大河ドラマ系ではどうしても悪役になってしまう人物だけに、歴史観が少しづつ変化していく実感があるな。
0投稿日: 2018.02.12
powered by ブクログこの巻から信長編と思っていたんだけど、明智光秀編だったのかと思うほど、光秀に関する記述が多い。 しかし、考えると青年期までの才覚ではやはり道三はずば抜けていたとおもう。ただ、光秀が言うように、生まれの差というのは本当に大きかった。 道三の晩年が描かれるが、道三ほどの才覚でも、一生で美濃を治めるのみに終わったという事実が、少し悲しい3巻でした。
0投稿日: 2018.02.12
powered by ブクログ美濃の蝮・斎藤道三が義理の息子・義龍のクーデターの前に倒れ物語の主役は信長・光秀へ。 かつて野望のために利用した土岐家の血そして自らが築き上げた軍勢と対峙し散っていった道三の姿に乱世の梟雄としての意地と風雅を愛したこの男ならではの美学を感じずにはいられない。 その革新性とリアリズムは後継者と見定めた娘婿・織田信長へと、教養と知性の深さは幼少期より薫陶した明智光秀へと受け継がれていく。 桶狭間の戦い、美濃の攻略と覇道を進む信長、放浪の身から室町幕府の再興を志す光秀。 道三の相反する個性を体現した二人がどのように交わり、ぶつかり、「本能寺の変」に繋がっていくのか。 私事だが以前住んでいた場所の近くに道三と信長が会見した富田・聖徳寺跡の石碑があった。三巻の中でもこの会見シーンが大好きなので創作と分かっていながらワクワクして読み進めた。
1投稿日: 2018.02.11
powered by ブクログ3巻からは織田信長が登場! 斎藤道三編の方がテンション高いですが。 明智光秀との関係性がすでに描かれているのが興味深いところです。
0投稿日: 2018.02.04
powered by ブクログ道三が目をかけ、愛娘を嫁に出した織田信長の幼年期〜青年期の物語。ただ、紙面のかなりの部分を明智光秀のことに割いていて、司馬の好みがわかる。伝統の破壊者である信長と、権威の保護者となろうとする光秀。他の戦国大名たちの動きを絡めつつ、終盤へ。
0投稿日: 2017.12.09
powered by ブクログ明智光秀も登場し、スターが揃って来ましたね。でも、歴史の中で後々この頃の人たちと繋がっている人って多いですねー。 登場人物がイキイキしてます。やっぱり司馬さんの日本語は上手ですねー!
0投稿日: 2017.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
道三編から引き続き。 道三が死んでしまうところ、1巻からずっと彼の活躍を追ってきた身としては、かなり感慨が深かった。 そして死を悟ったとき、自分が認めた二人の男に後を託す…… すなわち、信長と光秀。 途中で主人公が変わるという展開は私、小説でも漫画でも大好きなので、最高でした。 信長の美濃・稲葉山城攻略と、光秀の就職活動。 信長と光秀、両者の視点から、二人が出会うまでを描く第3巻。 野望、自信という点では似てるけど、そのベクトルがまったく違うこの二人。 こんなのがどうやったら交わるんだ、とわくわくさせる展開が素晴らしかったです。
0投稿日: 2017.03.25
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第3巻。時代は道三の死~信長の美濃取りまでを描いている。信長のマネジメントや光秀、藤吉郎の躍進に向かう思考は、司馬節炸裂でマネジメント本を読んでいるようだ。現代人目線で描いているとは言え、今も昔も組織のあり方は共通する部分があるなーと。司馬小説の人気の理由。さあ、こっから信長が如何に天下を盗るか4巻が見物。
0投稿日: 2017.02.18
powered by ブクログ織田信長〈前編〉読了。 道三が亡くなり、物語は台頭著しい革命児・信長と、流浪を余儀なくされた文武両道の秀才・光秀がメインになって描かれています。 この二人が出会う直前という美味しいところで、この巻は終了。 続きが楽しみ・・というか、史実である程度不幸な運命がわかっているだけに、ドキドキします。 因みに、超能力主義で、大概の牢人が「織田家(への仕官は)ちょっと・・」としり込みする、すさまじい信長の人事方針に、“小者のときから耐えぬき、耐えぬくだけでなく信長の方針に適うみごとな模範として頭角をぬきん出てきたのが木下藤吉郎秀吉である”という箇所が、秀吉という人のすごさをわかりやすく表していると思います。
1投稿日: 2016.05.22
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信長には、稀有な性格がある。人間を機能としてしか見ないことだ。織田軍団を強化し、他国を掠め、ついには天下を取る、という利ぎすました剣の尖のようにするどいこの「目的」のためにかれは親類縁者、家来のすべてを凝集しようとしていた。かれら――といっても、彼等の肉体を信長は凝集しようとしているのではない。かれらの門地でもない。かれらの血統でもない。かれらの父の名声でもない。信長にとってはそういう「属性」はなんの意味もなかった。 機能である。 その男は何が出来るか、どれほど出来るか、という能力だけで部下を使い、抜擢し、ときには除外し、ひどいばあいは追放したり殺したりした。すさまじい人事である。
0投稿日: 2016.01.10
powered by ブクログ秀吉は、遠くから眺めていたいタイプ。(関係者になりたくないなぁ、と思う。) (でもきっと、実際にそばにいたら、その危険さもにおわせずに仲良くしてしまうんだろう。) 【読了メモ】(160103 8:57)司馬遼太郎『国盗り物語』第三巻 織田信長編 前編/新潮文庫/1971 Dec 20th/九十四刷 2008 May 30th/義輝…( ;ω; ` )
0投稿日: 2016.01.03
powered by ブクログ第三巻は織田信長前編というタイトルだが、前半は亡くなるまでの道三と信長のそれぞれの話で、後半はほとんど明智光秀の話だった。斎藤道三も最後は血はつながっていないが、息子として育ててきた斎藤義竜にやられてしまう。ってもうすごい年だったけど。道三的には義竜はぼんくら的な扱いだったけど、結果強い感じだった。というか自分が築き上げてきた城や人と戦うハメになり、あの道三が作り上げてきた城や人だから美濃の国はいつの間にか道三抜きでも相当強い国になっていた。道三の人生って自分で鉄壁な城や有能な人材を築きあげてきたのに、最後はそれと戦わなければならないなんて、自分の人生を最後に全部否定するような行為に見えて少しおもしろかった笑 信長も周りからたわけ者とか言われてて、道三と信長の父だけは認めていたけど、信長の合理主義的な行動が凡人から見ると外れた行動に見えたんだろうな。それにしてもめっちゃ大群の今川義元を織田信長が倒した桶狭間の戦いは奇跡的だし、かといって美濃の国には義竜が死ぬまで全く勝つことはできなく、信長そんなすごくないんじゃないかと思えた笑 最終的には秀吉だったり竹中半兵衛という優秀な部下がいて、美濃の国を倒すことができたので、後篇の信長の活躍に期待。 それにしても明智光秀と織田信長は斎藤道三が認める若き二人だったけど、織田信長は一国の主として若い頃から名を馳せることができたのに対して、明智光秀はすごく能力者なのに、美濃の国から逃げなければならなく、身一つで何も権力がないあたりすごく大変だなと思った。光秀は将軍の力を復興しようと考えていたけど、やはり乱世ゆえ、どの国も京に行って将軍を立てて武力を展開するということはできなかった。京に行くことはできないが、遠い地から将軍のことを思っている由緒正しい大名たちは、凡庸な奴らが多いんだけど、血縁主義的な風習はこういった乱世な時代でもあったんだなと思った。 というか今でも天皇のこと考えると日本てある意味すごいよな。 あと、戦国時代なだけあって、徳川家康とか上杉謙信とか武田信玄の名前もちらほら出てきて、この時代って優秀な人間が全国的にすごく多そうだなと思った。 後篇は、信長と光秀がどう絡んでいくのかに期待。
0投稿日: 2015.11.26
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この巻では濃姫が輿入れし、道三は滅び、たわけと呼ばれた信長は名をあげ始め、光秀は諸国を流浪し辛酸をなめつつ志を胸に時機を待つ。まさに激動の3巻である。 信長編とは言いながら、その半分は光秀の物語だ。 ともに道三が目をかけた、才能のかたまりのような両者が、まだ互いに接触する前から鮮明に対比されている。 光秀については、日本史上最大のヒーローである信長の、脇役(悪役)くらいの認識しかなかった。だがその光秀が、その前半生で何を思い、何を成そうと奔走していたのかが丹念に描かれ、その繊細な心の機微が、ずっと先の本能寺への伏線となっていく。 光秀はたびたび胸の裡で「場合によっては自分が結婚するかも知れなかった信長の正室」濃姫を思い浮かべる。ここであくまでも男として、人物として、何一つ信長に劣るわけではないのだ、という自負が生々しく浮き彫りにされている。 眉目秀麗な優等生の光秀は血筋や伝統や、文芸を重んじ、周囲を唖然とさせ続けるたわけの信長もまた、独自の価値観によって台風の目のように周囲の人間たちを巻き込み、破壊し成長していく。 すぐに続きを読みたくなる3巻である。
0投稿日: 2015.10.08
powered by ブクログ出てくる人たちがみんな変わり者で、おもしろい。 光秀には、もっと陰険なイメージがあったので、爽やかで文武両道、というのは新鮮だった。 最終巻も楽しみ。
0投稿日: 2015.09.15
powered by ブクログ斎藤道三ついに。。。 主人公は織田信長に移り、 明智光秀とのダブル主人公状態で展開されていく。 文章の書き方がすごい惹かれるからあっという間に読み終わった。 最終巻が楽しみ。
0投稿日: 2015.08.15
powered by ブクログ司馬遼太郎さんはむくつけき男たちに「可憐」という形容詞を使いすぎる。面白くて毎回楽しみにしてます。この巻では光秀さんと、あと松永さんの唇が可憐と形容されていましたね。
0投稿日: 2015.06.08
powered by ブクログ前半2巻の斎藤道三中心の話と2つに分けました。 信長はゼクシーなどのサイトでも、結婚したい武将のベスト5に入っていましたが、私は嫌でした。 だって、腹立つとすぐ殺されるかもしれないし。 でも、信長編に入ってから、俄然話が魅力的になりました。 実際に明智光秀の従兄弟は信長に憧れに近い感情を持っているし、司馬さんも若者を引き付ける魅力があると書いてある様に、やっぱり信長がある種の魅力を持つ人であることは確か。 傅人の平手政秀とのやりとりが可愛い。 結婚式から逃げ回る信長を何度も捕まえるシーンが、本当にかわいい。子供のままといった感じ。 父親が亡くなった時の、信長の心情も興味深い。 理解してくれる人が、この世にたった1人でも存在すれば、それだけで心強く、ありのままの自分でいられること。確かにと思った。 遊び仲間を許す所や、親愛の情を示す道三から美濃の譲り状を受け取った時の態度も人間味溢れる。 死を覚悟した道三に再三使いを送り説得を試みるところや、負けても負けても美濃を征する合戦に挑むところに、大器を感じた。誰しも鮮やかな事ばかりの連続で、後世に語り継がれる人生でなく、失敗にめげずに何度も立ち上がる人が残るのだと思った。 道三は戦死の前日に語る、こうして数奇な人生を送ってきて最後には殺されるし、大半の家来が敵方についてしまっているが、その途中に見えた面白い光景が見れただけでも儲けものという考え方も味わい深い。 4巻は明智光秀が主役。私もどちらかと言うと、真面目で光秀に近いので、彼の苦悩が分かる気がする。人気ないみたいですが、私は光秀も嫌いではなく、かわいそうだと感じているので読めてよかったです。 特に、光秀が考えてばかりの自分と、行動が早い信長を考えるシーンも感慨深いです。300P
0投稿日: 2015.04.07
powered by ブクログ2015/2/23読了 信長&光秀が本格的に登場。光秀は信長を馬鹿にしており帰蝶を取られたことから嫉妬もしている陰険なキャラで描かれている。
0投稿日: 2015.02.24
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道三亡き後の戦国時代。 智将明智光秀とうつけ者と呼ばれた怪物織田信長の半生を描く後半。 三巻では織田信長が美濃を制覇し、明智光秀が足利将軍の実質的な側近まで登り詰めるまでを描く。 二巻までのようなハラハラする智謀略はあまりないが、完全合理主義の織田信長と情に厚く文武両道の明智光秀の二人が各々新旧の文化を代表してるかのようで面白い。 四巻が面白くなってくれそうで楽しみ。
0投稿日: 2015.01.18
powered by ブクログ3巻からは斉藤道三の愛弟子というべき2人、織田信長と明智光秀が主人公となる、盗るべき国は、日本国。天下統一を目指す2人。それぞれ全く異なる道を歩む。どちらかといえば、明智光秀のほうを読むのに力が入った。この本を読むのは3~4回目だが、自らの立場が変われば読み方も変わるものだ。明智光秀ほどの才能に恵まれながら、まったく誰にも相手にされない。朝倉家でも、ほとんど重用されない。それでも腐らず志を高く持ち続ける光秀の姿に感動。 自分も仕事でくじけそうになっても、もっと頑張らねばと思う。
0投稿日: 2014.07.14
powered by ブクログ織田信長というより明智光秀の話? 生真面目な光秀に、不器用な光秀に共感を覚える。 信長のキャラがいまいちつかみにくかったが、 無駄を嫌う点には共感を覚えた。
0投稿日: 2014.06.08
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信長と濃姫の結婚から、信長の稲葉山城攻略まで。 話の焦点は道三から、信長、光秀がメインに徐々に変わっていく。 道三も老い、以前のような思い切った行動に出ることもなく、迂闊な判断も増えてくる。言わば落ち目でこれまでを思うと悲しくもあるのだが、逆に迫るものがあり引き込まれた。 道三の行動もそうだが、2巻までと比べると比較的地に足の着いた話運びだったように思う。道三編もこれくらいの落ち着いた調子ならば、より楽しめた気もする。 道三死亡後は光秀を中心にして話が進んでいく。無位無官の身ながらも次々と大人物に会っていくような草の根の活動は、次はどうなるかと興味をそそられた。 個人的には将軍のすぐ側で動く、細川藤孝が気になる人物だった。 光秀を通して登場することがほとんどで、あまり目立つような出番があるわけではないが、伝わってくる聡明さから出てくる度目を離せなかった。 今川義元、竹中半兵衛、足利義輝なども、具体的なエピソードと共に本人達を照らすような視点で取り上げられており、それらは特に興味深く読めた。 道三死後のお万阿の挿話には感じ入るものがあった。 彼女はあらゆる意味で都合よく使われた女性だったが、落ちぶれるということもなく楽しげに過ごしているだけでも救いがあったと思う。 だが道三と庄九郎は別人であるという、昔道三が説得した通りのままの考えをまだ守っているところ、それで概ね納得しているような所は複雑な心情が垣間見えた。 そういう人物に出来上がったところがまた、都合よい扱いである意味可哀想にもなるのだが…。 3巻始めで読みかけを長い間放置していたが、読んでみれば流石というか、続きをどんどんと読めてしまった。 が、これ以上は光秀という人物にも展開にもあまり興味が持てない為、ここで打ち止め。 興味が向いた頃にまた読んでみたいと思う。
0投稿日: 2014.05.14
powered by ブクログ斎藤道三から織田信長へ。 まだ明智さんと信長さんは出会ってなくて、ちょっとそこはイライラしたかも^^; でも作者が明智光秀を死なせたくないのが伝わってきた。織田信長ばっかクローズアップされてるけど、明智光秀ってこいう人間だったんだなぁ~と読んでて思った。
0投稿日: 2014.04.30
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蝮堕つ。引き際の淡泊さは仏の道を感じる。さすが道三、あぁ無常…。 信長より光秀のほうが好きなんだなーってことがひしひしと伝わってくる。 光秀は生涯苦労人で、それは若い時から身に沁みこんだものなんだなーと思った。器用貧乏は払拭できない。鶏頭牛後を考えさせられる。 光秀も自分を安売りはできなかったんだろうけど、どこか自分を過信して本当に活躍できる場所を見つけられなかったような気がする。 道三は悪人だから泥臭いことも気にしない、仏道に精通してるから達観していて煩悩への囚われも少ない。けれど光秀の貴族っぽいところが邪念になって、道三ほどの大成はならなかった。そう感じる。 光秀は悪人になりきれなかった。 信長は…すこし子供っぽ過ぎた。悪人は大人でなくてはなれない。 秀吉は…悪人になれたってことかな。
0投稿日: 2014.04.20
powered by ブクログ道三の晩年。若き日の光秀、信長の登場。 時代は一人の人間をいつまでもヒーローに置いておくことを嫌うのだ。 九州大学:たけ
0投稿日: 2013.11.18
powered by ブクログ美濃を征服した斎藤道三は、義理の息子・義龍の反乱に倒れたが、自らの天下統一の夢を娘婿・織田信長に託していた。今川義元を奇襲して鋭鋒を示した信長は、義父・道三の仇を打つべく、賢臣・木下藤吉郎、竹中半兵衛の知略を得て美濃は稲葉山城を攻略した。(背表紙の説明文より) さあ、信長の天下取りストーリーがやっと始まってまいりました。かの有名な桶狭間の戦い。弱小国の主である信長が、大国の主である今川を華麗に破った戦ですね。場所は田楽狭間ですが。この戦いを皮切りに、信長は怒濤のいきおいで全国を制覇してゆくわけです。その俊敏なこと。喧嘩っぱやさは天下一品! 信長のストーリーと平行して、明智光秀の全国遍歴の旅が書かれています。この対照的(とも言える)青年ふたりの不思議な縁…後年の確執を思うと何か感慨深いものがある。 そして明智光秀の度重なる悲運!濃姫は信長に取られ、主君・道三は殺され、遍歴の先で開いた道場は流行らず、へんな決闘を申し込まれるし、敬慕する将軍・義輝は暗殺され、苦労に苦労を重ねております。でもめげない。すごいね! 司馬先生は明智光秀のことを『戦国で唯一の志士であり奔走家である』と仰ってましたが、まさに真を穿つ表現だと思います。明智光秀ほど走り回って苦労の海を渡ってきたひと、いないよ!
0投稿日: 2013.11.15
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【Impression】 斉藤道三が最後美濃を奪われていく過程が、変に思いいれがあるだけに、そして若い頃と違い諦観を示している具合が危なかった。 それにしても斉藤道三、織田信長、明智光秀、細川ガラシャ、細川忠興、こんな近い関係にあるとは思ってもみなかった 【Synopsis】 ●美濃の蝮、斉藤道三は息子二人を殺されとうとう道三自身も殺害されてしまった。 ●娘婿である信長は救援を送るが、失敗に終わってしまう。そして時代が流れ、信長、そして後の秀吉も彼に仕えている。 ●一方、道三の旧臣であった明智光秀は道三が殺害されてのち、国をおちていくが、将軍家再興を誓い諸国を奔走する。 ●そして信長が念願だった稲葉山城の奪還を果たしたということを光秀は聞き、信長の動向により一層注視をする。
0投稿日: 2013.10.29
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前半は「美濃の蝮」斎藤道三の話。そして、後半は織田信長・明智光秀の話。ただ、後半は、光秀視点で話が進んで行った。 斎藤道三の一生は、まさに、波乱万丈の人生と言えるのではないだろうか。一介の僧侶が還俗し、油屋の商人となる。そして、土岐家の家臣となり、最後は下剋上によって大名にまでなり上がる。お万阿の道三への信頼や側室を持つことへの割り切りといったさっぱり性格がとても格好良かった。道三の大名になること、そして、天下を取るということへの執念には、すごい気迫を感じた。ただ、のちに信長が述べているように、稲葉山城を堅守に作ってしまったが故に、その気迫が減じてしまったのであろう。そこが、天下を取れるものとの違いなんだろう。 織田信長・光秀編には少し驚いた。私が想像していた光秀の性格とは違うものだったからである。たとえば、信長の事を最初は見下す、ないし、同格に思っており、室町将軍を復興させるために信長の配下に下ったことである。このような経緯で家臣となったからこそ、最初から信長に対する不信感を抱いていたのだろう。その不信感が、本能寺の変の前で一気に膨れ上がってしまい、本能寺の変という短慮を起こしてしまった。このような光秀像を司馬先生が最初(?)に描いた、ということを知らなかったので、前述のとおり、とっても驚いた。 『国盗り物語』に出てくる人物は、一人一人性格からしっかり描かれており、好きな人物に感情移入でき面白かった。また、物語の合間に、著者の歓談が描かれており、それもまた面白さを引き立てる一因なのであろう。
0投稿日: 2013.10.21
powered by ブクログ第3巻より織田信長編。信長の立身出世よりも、乱世を駆け上った道三の凋落、光秀の天に恵まれぬ姿が興味深い。司馬遼太郎氏自身、光秀に興味を惹かれているようで、歴史に名高い桶狭間(田楽狭間?)の戦いなどは数ページの記述で留まっている。信長より光秀のほうが名を上げる事に貪欲だったのかもしれない。 道三に見初められ、戦国史の系譜を受け継いだ天才と秀才。2人の明暗が、本能寺の変に至る伏線として巧みに描かれている。
0投稿日: 2013.07.17
powered by ブクログ美濃を道三から譲り受けるという遺言をもらいながらも、本流の土岐頼芸の血を継ぐ斎藤義龍(土岐義龍)を支える美濃衆の強さになかなか平定ができなかった信長。 道三が敗れたあとの、光秀のストーリーが並行して進められる。 細川藤孝と出会い、将軍家再興に自分の価値を見出すも、将軍足利義輝が松永久秀に暗殺される。 足利義栄が松永、三好派に擁立されるも、光秀、藤孝らは、僧籍に入っていた足利義昭を救い出し、正統派として擁立すべく甲賀の地に潜伏する。 将軍家に対する思いはそれぞれあり、うまく担いで天下を治めようと目論むものもいるが、越後の上杉氏や薩摩の島津氏、長州の毛利氏など支えようと言うものもいたそうだ。しかしそれらの前向きな大名たちも、戦乱の世の為自国を留守にして上洛することはできず… 日本の歴史を学んだものならおおよそのストーリーはわかっているのでしょうが、もう少し突っ込んだところが面白い。 また明智光秀の娘(玉)は細川藤孝の息子(忠興)が結婚し、その後キリシタン婦人として有名な細川ガラシャとなったなども、戦国時代の国盗り物語とは違う歴史物語としても興味深いところです。 ラストの第4巻が図書館になく、現在予約待ち。 ラストの本能寺の変に向けて、光秀、信長が出会うところから始まるのだが、どんな展開になるのか。 今まで知らなかった視点でのストーリーになっているのではと、期待満載だ。
0投稿日: 2013.05.18
powered by ブクログ道三が死んで、悲しむ。本当に感情移入してしまった。 世代が変わってまだ道三編を超えないがクライマックスに向けてどう変わるのかが楽しみ。
0投稿日: 2013.05.10
powered by ブクログ道三と信長初対面の、信長がたばかり、道三の裏をかいたシーンが上手い。 光秀頑張ってたんだなあ、道三は人の虚しさを感じさせる。
0投稿日: 2013.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
油売りから美濃国主になった斎藤道三、その相弟子と言える織田信長・明智光秀、そして作者本人も言っている通り付け加えるなら、足利・織田・豊臣・徳川の四代に仕えた細川幽斎を描いた長編小説。 登場人物の人物描写に焦点を当てて描かれているのだが、変に熱くなることもなく、様々な出来事の際の人物像としての描かれ方がシンプルですんなりと頭に入ってくる。 作者は明智に思い入れがあるようなことを言っていたわりには、ここでの明智像は慎重過ぎで小心者で個人的には嫌いになってしまう描かれ方だったなぁと思う。 信長のただひたすら高効率を求めての描かれ方や、驚くように成り上がりながらも結局は一国しか治めることができなかった道三の描かれ方など、司馬のシンプルな人物描写は冲方のキャラ立たせた人物描写とはまた違い非常に面白かった。
0投稿日: 2013.03.25
powered by ブクログ道三が死にいよいよ信長が台頭してくる。 3巻で司馬自身も言っているが明智光秀に憐憫を感じ筆を重ねてしまいすぎな感はある。 でも、対照的な信長と光秀がこれからどう交わり、本能寺の変を迎えるに至るのか、あまりにも有名な事実まで司馬がどう持っていくのか4巻を読むのが楽しみである。
0投稿日: 2013.02.15
powered by ブクログ織田信長と齋藤道三の面会のシーン、竹中半兵衛の稲葉山上の乗っ取りなど良い場面がたくさん!すごいやつ同士がお互いを認め合う感じがすごく好きです。
0投稿日: 2013.02.10
powered by ブクログ織田信長編と言いつつ明智光秀を中心に彼の目線から見た信長と言う話の進み方です。光秀が信長に仕えるまでの紆余曲折が話の中心ですが、光秀って長く福井の朝倉氏に仕えてたんですね。知らなかった。一乗谷の奥に閉じこもり、光秀の努力に全然響かない朝倉氏にがっかりします。
0投稿日: 2012.09.24
powered by ブクログ道三と信長、無言の対面からの深まる関係。道三が信長に宛てた遺書、そんな道三の危機を救おうと、奮い立つ抑えきれない感情。 独特の感性とセンスの持ち主の信長。そんな自身を認めてくれていた道三に、信長はただ純粋に嬉しかったんだろうな。 この2人、いい関係だな。 なのに。 途中からほぼ光秀の話で…あえてホシ3つで。
0投稿日: 2012.08.06
powered by ブクログ信長と光秀はいろいろ書かれているが、光秀については一番いきいきと描かれているようにおもいます。 この時代を描いた作品のなかでは、一番面白いですね。
0投稿日: 2012.06.07
powered by ブクログ織田信長を読みたくて手にとったんで、ごめん、斎藤道山さん(1、2巻)飛ばした。 誰にうつけと呼ばれても自分が良いと思う行為を通してた信長。 父が死に、わずか18で国を背負うことになる。唯一の理解者であった父の死に対し、悲しみよりも怒りを感じるくだりが切なかった。
0投稿日: 2012.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
織田信長編というだけでガタッ!となっていたので 読んでみたら光秀編だったよ!ということに肩透かしを食らった気分。 というのも自分の中で信長はやっぱり一番憧れの武将だし 信長がこれでもかと活躍する話を「司馬小説」で読んでみたかった。 でもちょっと考えると「司馬小説」の主役というのはあまり有名じゃない人が多い。 信長がカッコイイのはみんな分かってるでしょ?なので割愛。 桶狭間くらいまでは丁寧だったけど後半ほんと駆け足で終わったw これはあえて道三や光秀にスポットライトを持ってきたんだな。 光秀は優秀で生真面目って印象を受けた。 でもやっぱり天性のカリスマ性と大胆さと冷徹さのある信長の話をもっともっと読みたかったなあ。
0投稿日: 2012.03.01
powered by ブクログ物語の主人公は斎藤道三から織田信長&明智光秀へと移る。 斎藤道三の最期、明智光秀の決死の覚悟など、武士の生き様に魅せられる。
0投稿日: 2012.02.15
powered by ブクログ(1992.05.07読了)(1992.04.08購入) 織田信長〈前編〉 (「BOOK」データベースより)amazon 美濃を征服した斉藤道三は義理の子義竜の反乱に倒れたが、自らの天下統一の夢を女婿織田信長に託していた。今川義元を奇襲して鋭鋒を示した信長は、義父道三の仇を打つべく、賢臣木下藤吉郎、竹中半兵衛の智略を得て美濃を攻略した。上洛を志す信長はさらに畿内制覇の準備工作を進めてゆく…。信長の革命的戦術と人間操縦、その強烈な野性を、智将明智光秀を配して描く怒涛編。 ☆関連図書(既読) 「国盗り物語(一)」司馬遼太郎著、新潮文庫、1971.11.30 「国盗り物語(二)」司馬遼太郎著、新潮文庫、1971.11.30
0投稿日: 2012.01.17
powered by ブクログ織田信長と明智光秀の話がほとんどで、特に作者の明智光秀への思い入れの強さが大きいことが分かる。 斉藤道三が破れてから、明智光秀が牢人となって、朝倉家に取り付いたり、後の足利義昭を一乗院から脱出させたりする苦労話が面白い。明智光秀が大変才能ある人物であったことを知った。
0投稿日: 2011.12.01
powered by ブクログ信長編といいつつ、明智光秀ばっかり~。 いまいち光秀が好きじゃないので☆三つ。 光秀は運がないなーって思った。 でも野望を持って、そのために奔走する姿は尊敬。 すごいなぁ。
0投稿日: 2011.11.25
powered by ブクログ主役が斎藤道三から婿殿の織田信長へ。 前半は信長中心に書かれているのですが、途中から作者も指摘しているように明智光秀中心に。。。明智光秀の目線、心中をもって描いていますね。 明智光秀って最初から織田信長の家臣ではなかったんですね。というより大名でもないんですね。はじめて知りました。歴史に明るくないもので。。。
0投稿日: 2011.09.27
powered by ブクログ歴史が動き始めました。 織田信長が少しづつ勢力を拡大していく。 極めて合理的に自分の目的に、むけ邁進していく姿がカッコ良いです!
0投稿日: 2011.09.19
powered by ブクログ基本的に明智光秀目線で話が進んでいっていて、・・・明智いがいと悪い人ではないのだなぁと思いました。 なるほど、織田とは、主と家来というよりは「道三の弟子」の二人だったのね。まったく知らなかった・・・!
0投稿日: 2011.09.19
powered by ブクログ国盗り物語、いよいよ後半戦である。主人公は前2巻の斎藤道三から、織田信長&明智光秀へとバトンタッチしていく。本作品では信長と光秀をあくまで道三の弟子同士のライバルとして描いている点が特徴的である。特に、光秀の信長への意識がかなり強い。この点が、本作品のフィナーレである本能寺の変への伏線となっており読者の気持ちを盛りたてていくのだ。 今回も以下に、興味深かった記述を引用したい。 ・「城中、何百の人間が駆けまわって葬儀の支度ばかりしている。僧侶を何百何千人呼び、供華を山ほどに飾っても父(信秀)の生命は蘇らぬ。古来、何億の人が死んだが、いかに葬式をしても一人も蘇ったものはないわ。だから無駄じゃというのじゃ。何の役にもならぬものに熱中し、寺に駆け入り、坊主を呼び、経をあげさせてぽろぽろと涙をこぼしおる。世の人間ほど阿呆なものはない」 ・「馬鹿め、人の世はもともと、不吉なことだらけだ。人の世が吉であれかしと祈っている世間の者こそ、よっぽど変人だ」 →信長の、妻:濃姫に対する言である。この一文で信長が観念論を否定し唯物論を主張している点が読み取れる。私が信長を好きな理由はこんな点にあるかも知れない。 ・「よいか、そちはいくさで偵察にいく。敵のむらがっている様子を見て、そちはとんで帰ってきて『敵が大勢むらがっておりまする』と報告する。ただ大勢では分からぬ。そういう時は『侍が何十人、足軽が何百人』という報告をすべきだ」 →信長が家臣に指示した言葉。これは現代の仕事にも言える。具体的な数字を絶えず意識して判断しなければいけない。「来客者が多かった」「請求書が山ほど溜まっている」などというよりも、その中身の数字を把握すべきなのだ。 ・「むずかしい大将じゃと人は言うが、なんの一つ鍵がある。この大将を好いて好いて好きまくって、その方角からのみひとすじにあたっていけば、以外に人情脆いところがある」 →信長の家臣:佐久間七郎左が信長を評した言葉。苦手な上司などと関わりを持たねばならない場合、こんな接し方、攻め方もあるのだ。 ・「くだらぬ双六だったと思うか。人の世はたいていそんなものさ。途中、おもしろい眺めが見られただけでも儲け物だったと思え」 →道三晩年の言葉である。虚無感の中にあって実利的な、道三らしい人生観である。 ・「ともかく若い間は行動することだ。めったやたらと行動しているうちに機会というものはつかめる」 →道三が光秀に語った言葉。行動の大切さが凝縮された言である。
2投稿日: 2011.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
斎藤道三が死に、その婿の織田信長に話が移ると思いきや、後半のほとんどは道三の正室の小見の方の甥である明智光秀がメイン。 どうやら、司馬遼太郎は明智光秀が好きらしい。というか、そう書いてある。 足利家復興のために尽力する姿は新撰組と似ていると思った。
0投稿日: 2011.02.09
powered by ブクログ主人公は尾張の織田信秀の息子、信長へと移る。 美濃の庄九郎(斎藤道三)は隣りに位置する尾張との関係を考え娘である濃姫を信長へと嫁がせる。 噂のうつけ殿とは違い、何かを感じた庄九郎は、彼に天下統一の夢を託して果てる。 唯一の理解者であった父親と道三を失った信長はその才覚を序々に開花させる。 時同じくして、明智十兵衛光秀は道三の才能を余すことなく受け継いでいた。それは若きころの庄九郎と似ているとおまあに言わせるほどであった。 彼は斎藤道三が亡くなったために一城の主から浪人へと転落するも将軍家の再興を果たすために各地を回る。また、濃姫とは従兄弟の関係にもあり、一時は将来が約束されたかのようにも見えたこともあった。 信長と光秀が京へと上る日くるのか… 道三の愛弟子たちが合い間見えるのか… また天下の行方は…
0投稿日: 2010.12.04
powered by ブクログ第3巻、織田信長前編。 信長ってあんな奇人だったんだね。中学の社会までの知識しかないから「鳴かぬなら殺してしまおうホトトギス?」とかしか知らなかった・・・ 残忍!っていうイメージだったけど、親密な者(例えば正妻の濃姫、(お濃))に対しては情があったんだなーと。 いつの時代も、閉塞感を打ち破るのは常識離れした人間な気がする。 今の時代にはそんな人いるのでしょうか? 自分は常識で凝り固まってしまっています。
0投稿日: 2010.09.13
powered by ブクログいよいよ織田信長編。桶狭間の奇跡的勝利の描写は随一。濃姫とのむつまじいやりとりなど、意外に人間らしい信長の一面が。
0投稿日: 2010.08.11
powered by ブクログ6/29 読了 織田信長編に入りました。信長の奇人ぶりは、やはり当時としては相当なものだったようだが、その功利主義的な行動は目を見張るものがある。明智光秀も相当イケメンとして描かれていた。面白かった。
0投稿日: 2010.06.29
powered by ブクログ「おぬしは、人間か」 と、光秀にしては間のぬけた問いを発してしまった。 「人間だ」 相手は落ち着いて、その愚問に答えた。人間とすればよほど出来た男であろう。 とぼけた光秀が可愛くてにやにや。
0投稿日: 2010.06.07
powered by ブクログ後半の信長編。 ちゃんと歴史物を読んだことがないので、信長について知らなかったかも、って思いながら読んでいます。 前半とは作風が違う気がするのは気のせいかしら? 人生の中身が違うのか興味が強かったのが斉藤道三だったせいか、信長編になってから読むペースが落ちてしまいました。
0投稿日: 2010.04.11
powered by ブクログああ、道三の若いころの勢いがなくなりさみしく感じた。代わって道三の娘婿信長の話になります。光秀も出てきます。
0投稿日: 2010.02.28
powered by ブクログ織田信長に萌えない。どうしよう。 序盤に斉藤道三を書くなら、前巻で織田信長を書かずとも、という気がしてしまう。連載の引きみたいなものなのかな。 タイトルには織田信長とあるけれど、明智光秀が半分くらい。
0投稿日: 2009.11.30
powered by ブクログ「国盗り物語 信長編」なのですがタイトルの「国盗り」からは離れている気がします。 それに信長編なのに、光秀目線で書かれていることの方が多く、読んでる方としては光秀に感情移入していきました。 読み物としてすごく面白かった。 やはりどう考えても信長は小説の主役には向かないと思えます。完璧というかカッコよすぎるからです。 その点、光秀は感情の揺れやらがとても人間らしく、信長好きの自分としてはおかしな話ですが、共感できます。
0投稿日: 2009.09.15
powered by ブクログ信長編というコトで読んでいましたが、 気付くと明智光秀目線でお話しが進んで行きます。 とことんこの二人は合わなかったんですね。
0投稿日: 2009.08.29
powered by ブクログ斎藤道三の死・・・革命の先駆者の死で一つの時代が終わりました。そして織田信長登場。新たな時代に、新たな革命児の挑戦が始まります。
0投稿日: 2009.06.14
powered by ブクログ道三のターンは終わって第六天魔王信長のターン。あんまりいい風に描かれてないんだろうなあと思い読んでいくと意外にも好人物に描かれていました。お濃ちゃんとのやり取りが純朴で可愛い。もともと三英傑の中では信長が好きだったこともあって一気に読み進めました。 その読書に拍車をかけたのが、濃姫の父にして美濃の王・道三の死までの展開。これはなんという渋い燃え描写…! 老いた道三は諦観(または厭世感)が強くなって、どうしようもなくなってきた美濃の情勢に対し、いかに自分が美しく死ぬかということに力をかけるんですが……あの切なさは文字にしがたい。。。月明かりのもとでの声明のシーンはすごく静かな雰囲気だったのに情熱的でした。うわあん。かっこよすぎるんだよう。信長も彼を救おうとするんですがね、信長の力ではまだまだ美濃を侵略することが出来ない……あうあうあう。現代ではしばしば強力なイメージで描かれる信長もこんな時代があったのね。 あ、ちゃんとお万阿も出てきて良かったです。思わず涙を流す辺りはこっちもホロリときた。 本の後編からは光秀がメインになってきます。 まるで幕末志士のように足利幕府再建のために奔走する彼、そのあいだ桶狭間に勝利する信長。 ともに道三の弟子である二人の運命はまだまだ交わらないのですが、光秀が結構信長をライバル視してるあたり、私の持っていた光秀イメージをいい感じに変えてくれてます。そこまで野心的じゃないというか、情熱を持っていないような感じだったので。 私の日本史事件中一番好きな本能寺の変は次巻。司馬遼も本文中で述べてるけど、正直光秀の方にページさきまくっててちょっと不満だったり……信長の方読みたいよー。信長はまだまだ書くこと多いじゃん…姉川とか長篠とかさー。終わるんだろうか、きちんと…。
0投稿日: 2009.03.01
powered by ブクログ3〜4巻は「織田信長編」というタイトルなのだけれど、実質的には、織田信長と明智光秀の二人が主人公であると言っていい。この構成が見事だと思うのは、1〜2巻の「斉藤道三編」からきれいに物語の流れがつながっていることだ。 織田信長は、道三の娘婿であり、その一方で、明智光秀は、道三の妻の甥であって、共に道三とは深い縁がある。しかも、二人共に、道三が唯一といっていいほどにその才能を認めて、また道三から大いに思想的影響を受けた人物であって、精神的な面での後継者であると言っていい。 この「国盗り物語」という小説は、要するに、斉藤道三という希代の英雄がついに一代では成し得なかった天下統一の野望が、その後継者である信長と光秀に引き継がれていくところまでを含めて、一つの壮大な物語になっている。 一人の人生の限られた時間ではたどり着けなかった場所に、志を継ぐことで世代を超えて到達するというダイナミズムがたまらなく面白い。 この織田信長編では、信長と光秀という、まったく正反対の気質を持った二人の人物の対照が際立っていて、どちらかというと、天涯孤独の身から自らの才智のみで戦国の世に挑んで行く光秀のほうをだいぶ贔屓にして書いている。 それでもなお、信長という人物はやはり、相当に常識破りな天才として描かれていて、こちらもかなり魅力的なキャラクターだ。 ところどころに少しずつ出てくる、木下藤吉郎や、徳川家康、竹中半兵衛、今川、上杉、武田、朝倉、浅井、などの挿話がどれも面白く、この戦国時代オールスターともいえる面々の性格がよく伝わってくる小説でもある。 特に最高だった場面は、 ・斉藤道三と、織田信長が、聖徳寺で初会見をする場面(3巻p.111) ・明智光秀が、のちの十五代将軍の覚慶を逃がすために、一人で何十人もの追手と戦う場面(3巻p.475) ・信長が武田信玄に漆塗りの箱で梱包された贈り物をする場面(4巻p.94) ・秀吉が、初めて足利義昭に謁見を申し出る場面(4巻p.262) ・北陸の攻略戦で、浅井氏が裏切ったとわかった瞬間に、信長が京まで単騎で逃げる場面(4巻p.328) (あっ) と、道三は格子に顔をこすりつけ、眼を見はり、声をのんだ。 (なんだ、あれは) 馬上の信長は、うわさどおり、髪を茶筅髷にむすび、はでな萌黄のひもでまげを巻きたて、衣服はなんと浴衣を着、その片袖をはずし、大小は横ざまにぶちこみ、鞘はのし付きでそこはみごとだが、そのツカは縄で巻いている。 腰まわりにも縄をぐるぐると巻き、そこに瓢箪やら袋やらを七つ八つぶらさげ、袴はこれも思いきったもので虎皮、豹皮を縫いまぜた半袴である。すそから、ながい足がにゅっとむき出ている。 狂人のいでたちだった。 それよりも道三のどぎもをぬいたのは、信長の浴衣の背だった。背に、極彩色の大きな男根がえがかれているのである。 「うっ」 と、道空が笑いをこらえた。他の供の連中も、土間に顔をすりつけるようにして笑いをこらえている。 (なんという馬鹿だ) と道三はおもったが、気になるのはその馬鹿がひきいている軍隊だった。信秀のころとは、装備が一変していた。第一、足軽槍がぐんと長くなり、ことごとく三間柄で、ことごとく朱に塗られている。それが五百本。弓、鉄砲が五百丁。弓はいい。鉄砲である。この新兵器の数を、これほど多く装備しているのは、天下ひろしといえどもこの馬鹿だけではないか。 (いつ、あれほどそろえた) しらずしらず、道三の眼が燃えはじめた。鉄砲の生産量が、それほどでもないころである。その実用性を疑問に思っている武将も多い。そのとき、この馬鹿は、平然とこれだけの鉄砲をそろえているのである。(p.111) 自分の人生は暮れようとしている。青雲のころから抱いてきた野望のなかばも遂げられそうにない。それを次代にゆずりたい、というのが、この老雄の感傷といっていい。 老工匠に似ている。この男は、半生、権謀術数にとり憑かれてきた。権力欲というよりも、芸術的な表現欲といったほうが、この男のばあい、あてはまっている。その「芸」だけが完成し作品が未完成なまま、肉体が老いてしまった。それを信長に継がせたい、とこの男は、なんと、筆さきをふるわせながら書いている。(p.119) 美濃攻略に関するかぎり信長の性格は、まずその貪婪さ、その執拗さ、この二つが世間に濃厚に印象づけられはじめている。いずれも英雄の資質といっていい。さらに二敗三敗してもくじけぬ神経というのも、常人ではないであろう。さらに大きなことには、三敗四敗をかさねるにつれて信長の戦法が巧妙になってくることであった。 (あの男は、失敗するごとに成長している) いや、光秀の越前からの観察では、信長は、成長するためにわざと失敗している、としか思えぬほどのすさまじさがある。(p.432)
0投稿日: 2009.03.01
powered by ブクログ斉藤道三について 挑戦するのが好きな人間は、王者になった時点で破滅に向かうのかもしれない。 道三は人生のとちゅうから、防衛することが主になった。それがいいのかどうか分からない。 織田信長について 道三とそんな深いつながりがあったとは。この本ではじめて知った。 すでに四巻のとちゅうまで読んでいるので、気づくことがある。それは、信長が道三の教えをしっかり守っているということだ。 『いくさは利害でやるものぞ。されば必ず勝つという見込みがなければいくさを起こしてはならぬ。』 それを教えることができる道三もすごいが、ひとの意見をそこまで遵守する信長のほうが難しいことがだと思う。 明智光秀について このころの光秀が貧乏なせいか、光秀をとおしての描写には、ふしぎとストンと腑に落ちるものが多い。 「瀬戸際で卑屈になれば、たんなる乞食になってしまう。いつでも凛とした態度をとることが、おのれの価値をおとさないすべだ。」自分に言い聞かせたい。 『壮夫の貧はむしろ凛冽としている。しかしその壮夫も妻をもち子をなし、その家族が貧に落ちるとき、もはや凛冽たる気は保てぬ。 本当の貧が、志、気節をむしばみ、ついにただの貧夫になりさがってしまう』 ほんとうにその通りだと思う。なにかを守るには、それだけの力がなければ重荷になる。 コトを成し遂げるまで、極力まもるものをもたないようにしよう。
0投稿日: 2009.01.26
powered by ブクログ時代ゎ進んで、道三死に、信長時代に投入〜! 十兵衛光秀の裏心を見れて、、、見方がちょっと変わりました。
0投稿日: 2008.12.28
powered by ブクログ信長編です。 前巻の明智光秀、つまり桃丸殿がすごく可愛らしかったです。信長も光秀も道三の弟子、という設定にはただならぬ因縁を感じます。 でも…この光秀は…
0投稿日: 2008.04.24
