
総合評価
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powered by ブクログ小幡勘兵衛というスパイを通じた目線で 冬の陣、夏の陣を見ることに 今更ながら新鮮さを感じた。 争いの勝敗は人間の心にあるのかな。
10投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ脚本、演出、主演の1人3役を担った家康の完全勝利。完膚なきまでに大坂方を壊滅し、西欧の城塞をはるかに凌ぐといわれた巨城を内部から崩壊し陥落させる。秀頼・淀殿の浮世離れを手玉にとり悪謀の限りを尽くす冷徹極まりない家康が、司馬氏が書く文章から浮かび上がる。合戦描写の疾走感は言わずもがな。武士として美しく散ることを選んだ真田幸村、後藤又兵衛らにはプライドを感じた。
0投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ大坂夏の陣を中心に描かれた、豊臣家の最期。騙し騙されの権力闘争。家康の緻密過ぎる戦略と人使いのうまさ。勝ち目がないことを知りつつも、戦いに挑んでいく豊臣方の武将たち。 歴史を変えたのは誰かということを考えると、名が残された人物だけではないことが分かります。 最後まで、戦国時代に身を置いた気持ちになりました。どちらかというと豊臣側の気分で、とても辛かった。でも、壮大なドラマに感情移入できて最高でした。 ここからは、余談です・・・・(司馬遼太郎さん、まねしてスミマセン) 今まで歴史小説を敬遠していました。難しそうで、興味がわかない。そんな歴史オンチの私が、昨年から「坂の上の雲」「竜馬がゆく」「新史太閤記」「関ヶ原」「城塞」と読んできて、歴史を知ることが面白いと思えるようになりました。司馬遼太郎さんの歴史小説は、再読に堪えうる作品です。 難しいことを楽しく、興味深く、遠い時代の中に引き込んでくれた司馬遼太郎さんは、私にとって日本史の先生。感謝の気持ちでいっぱいです。 どうにか、歴史を分かるようになりたい一心で、子供向けの歴史漫画を読んでみたこともありますが、それだけでは消化不良でした。私の場合、小説を読んでから漫画に戻った方が時代情勢や人物の相互関係もよく分かりました。また、長編を読み通すことで胆力も養うことができました。歴史の面白さが少しずつ分かり、読書の中に歴史小説も加えられるようになったこと、この上ない喜びです。自己啓発本を読み漁った時期もありましたが、司馬遼太郎さんの歴史小説を読んだ後の方が、多いに自己啓発されたように感じます。 自分にとって読みやすいもの、仕事に必要なものを選んで今まで読書してきましたが、思い切って挑戦して本当に良かったです。
20投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログ城塞とは大阪城のことを指すわけで、難攻不落と言えるものかもしれない。物理的な城を指す一方で、大阪の陣の戦いの中にあっても、何か浮世離れしている秀頼の周りの茶々含めての女性衆の考え、秀頼に対しての振る舞いなどが、理解するのに不落という城塞のように思える。 上中下と久々に超長編を読んだ。 よく考えると、こんなふうに文庫本で1800ページ近い小説を書ける作家は今の時代、早々いないだろうと思う。 司馬先生の徳川家康シリーズはまだ半分以上読んだだけ、ここからは遡るように覇王の家(下)、関ヶ原と呼んでいこうと思う。
6投稿日: 2024.10.09
powered by ブクログ徳川家康の緻密な戦略に翻弄される豊臣勢。 滅びゆく姿に物悲しさを感じました。 武将たちが保身や義理人情に振り回されている姿は、現代に通じるものがあると思いました。
31投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログ同じ司馬遼太郎作品の「関ヶ原」を読了後、その後の"大阪の陣"をテーマにしたこの作品も気になり購入した。 この作品の中でも、「関ヶ原」と同じく徳川家康の緻密で計画的な戦略が"犯罪的"とまで描写されていたり、また大阪方の秀頼や淀殿、大野治長らの描かれ方も時に批判的な印象を受けた。 彼らのとった行動や戦略は、後世の我々から見れば批判したくなるようなものもあるけれど、それはあくまで結果論であり、当時彼らの置かれた立場や状況、それまでに生きてきた環境などを考慮すると、そこにはそれぞれの"正義"や"情熱"があったのではないかと感じた。 常に表面に見える情報だけに惑わされず、その背景にも目を向け本質を捉えること、"正義"とは一体何なのか、改めて考えさせられた作品でもあった。
1投稿日: 2024.06.17
powered by ブクログ家康の布石は見事に効いた。 おバカの大野修理をおだてることで、幸村ら能力者の意見はしりぞけられていく。 『和漢いずれにせよ、衰亡してゆく権力が過去にたどってきた法則的な道を、豊臣家はあらためて法則どおりに辿ろうとしていた』(p38) 普通にやれば勝てるはずの戦で、家康は、「さらにもう一手」を打つのを怠らない。その周到さ! 家康によって最後の手段である秀頼出陣を阻まれた幸村は『古今の悪人とは駿府翁のことかな』(p467)と嘆じた。この物語で最も残酷で悲しいシーンの一つではなかろうか。 しかししかし、それでも、ぎりぎりまで運をみすてない幸村の執念には、驚嘆するほかない。その姿から、生きる力をもらった。最後の最後まで、全力で生きてみよ――その通りだ。
0投稿日: 2024.05.08
powered by ブクログ大阪夏の陣。 家康の話と言うよりそれぞれの諸将たちなど全体像です。 真田幸村など魅力的な人物たくさん。 小幡勘兵衛、壇団右衛門なども。
6投稿日: 2024.01.22
powered by ブクログ大阪の夏の陣での攻防が描かれる。攻める側と守る側のそれぞれのドラマが繰り広げられる。登場人物は多いがそんなに混乱することもなく読み進めることができた。
2投稿日: 2023.11.07
powered by ブクログ豊臣家滅亡に向かっていく夏の陣。 豊臣方の牢人達が貫こうとする敗者の美学に惹きつけられた。毛利勝永の最期も描写してほしかったな。あと、上編で話を盛り上げたお夏の最期、あっさりしすぎてたのは残念。
0投稿日: 2023.05.13
powered by ブクログある意味衝撃。 戦国期は教科書のテストに出る範囲ぐらいしか頭の中になかったもんで、家康さんはのんびりした爺ちゃんだと思ってた。 よくよく考えたら、そんなほっこり爺ちゃんが天下を取れるわけがないよなぁ。 なるほどなぁ
1投稿日: 2023.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大坂方への壮大な鎮魂詩と言って良いと思う。また、狂言回しを真田幸村でもなく徳川家康でもなく小幡勘兵衛に担わせ、落城時のその悲喜劇のような場面が良い締まりとなっている
0投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ日本人(そしてこの作家)が「詩的」か否かでその人物の印象を決めるという指摘は間違いない気が。 でも、そうであれば家康という人物はもっと興味深く捉えてよいのでは?と逆に思ってしまいますな。ただこの作家はストーリーテラーという訳ではないので、そういう描写を要求するのは酷かなとは思いますけれども。 また、秀吉に明るさを感じるとかありえんと思いますけれども、当方からすると。 詰まるところ、前から思ってましたけれども、この作家はやっぱり、昭和の、そして男の作家なんだろうと思います、良くも悪くも。
0投稿日: 2022.09.09
powered by ブクログ小幡勘兵衛を主人公にして描かれた物語。大阪落城までのドラマ。家康は細心の注意を払って、全身で演技をし、豊臣家を潰した。 この大阪の陣こそが、後に260年もの太平の世を築く本当の意味での礎となったのであるが、結局は家康自身が禍根を絶ってしまったことがやはり大きな要因。 様々な人物の子孫、家への思い、主君への忠誠など、様々なものが知れて良かった。
0投稿日: 2022.02.13
powered by ブクログ関西に住みながら一度も行ったことがない大阪城。この本を読んだおかげて、堀の中に入った際に、色々と感じることがあるはず。日本に帰国したらまず行って見たい場所の一つです。オリクロン感染拡大で帰らないけど。
0投稿日: 2022.01.16
powered by ブクログ日本最大の城郭であった大坂城は本丸だけの裸城となり、夏の陣での決戦は籠城叶わず、数十万の家康軍を相手に討ち死にする他に手だてがありませんでした。秀頼公の出陣という最後の望みが絶たれ、家康本陣への斬り込んだ真田幸村らの壮絶なる無念の最後が、戦国の世に終わりを告げる一幕として語り継がれてゆく悲劇の歴史に思いを馳せながら『城塞』を閉じることと相成りました。 なお蛇足ながら、大阪城落城を見届けて早々と大坂を去った家康は、翌年(1616年)の4月、駿府にて75歳の生涯を閉じました。
4投稿日: 2021.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
冬の青空の下,城塞シリーズの主役である大阪城にて読了仕り候! 城塞シリーズの前半は,徳川優勢になっている時代の空気に付いていけていない大阪城の人たちがちょっと痛々しく,また家康の計略にまんまと嵌められていく様子が辛くもあります.しかし,後半になるにつれ,豊臣方の後藤又兵衛や真田幸村,木村重成などが戦国侍の勇猛果敢さを発揮して徳川の大群に立ち向かいます.このへんの盛り上がりは非常に興奮します. 城塞(下)の最後から2番目の章「蔵の中」の手前まで読んで,大阪城内の「豊臣秀頼 淀殿ら自刃の地」の横のベンチで最後2章を読むことを強くおすすめします.臨場感がたまりません.その後,可能であれば天守閣に登り,大阪城から360℃の風景を眺めると最高だと思います.私は「ああ,あの辺が真田丸があったあたりかな」などと思ってました.やはり大阪城の南側の眺めは感慨深いものがありました. 太閤記→関ヶ原→城塞の順番で読んで大阪城に登城するともっと楽しいんじゃないかなと思います.いつかやってみたいです. 司馬先生,最高です.いつもありがとうございます.
2投稿日: 2021.01.27
powered by ブクログ面白かった。 家康が細々と布石を打って これぐらいやらないと 安心して死ねないよね。 大昔、大河ドラマで欣求浄土、厭離穢土 唱えていて 子供心にすんごい綺麗事だなと 思ってました。 ここまでやってくれると清々しい。 でも狂言回しの主人公あんまり、 お夏だって、やっぱり。
0投稿日: 2020.10.13
powered by ブクログ徳川家康の悪役扱いは皆様も書かれている通りです。 ただ、落城後の家康の描写には考えさせられるところがありました。数百年の太平のために徳川家康という人間を守り、表現しなければならなかったのか、という感想を抱きました。 また、豊臣家の自害を迫るシーン、あれは徳川のせめてもの温情なのでしょうか。それとも武士たちの憐憫の想いからでしょうか。何よりあの豊臣家を憐んでいたのは著者ではないかなと思います。 各陣営の心境にここまで丁寧な描写があるのはさすが司馬遼太郎氏です。本多忠朝や松平忠直の逸話もしっかり加えており、昔の大河ドラマで言われていた毛利勝永陣営の暴発についても丁寧に記述されていました。ただ、彼特有の余談、も多くありましたが・・・。
0投稿日: 2020.04.28
powered by ブクログ戦国絵巻のクライマックス。登場人物が多く、長いのでそれなりに読み進めるのが大変ではあります。あくまで司馬史観ではありますが、大坂の陣で豊臣家を滅亡させたことが徳川三百年の太平の世を作ったことがよくわかります。大阪の地名がたくさん出てくるので、大阪に縁のある方は楽しく読めるかもしれません。
0投稿日: 2020.04.26
powered by ブクログ2020/03/21読了。 司馬遼太郎がまとめた、大阪冬の陣/夏の陣の話をまとめた本。 下では、和議をして堀が埋められてから、大阪城が大炎上するまで。 引き続き、徳川家康の老獪なやり方と、淀殿の現実逃避と、大阪方が死を覚悟して散っていく、それぞれの立場を浮き彫りにしている。
0投稿日: 2020.03.23
powered by ブクログ夏の陣における徳川側・豊臣側の内幕が生々しく描かれている。総じて徳川側の戦略勝ちだが、大阪城で死に花を咲かせるために自らの生き様を貫いた武士達(真田幸村、後藤又兵衛など)にも心を揺さぶられた。
0投稿日: 2020.02.25
powered by ブクログ家康がこれでもかと言うほどねちっこい。あらゆるところに謀略を打っていて、やり過ぎじゃないの?というほどの用意周到っぷり。 そしてそれにまんまとハマり続ける淀殿と大野治長にイライラする。 絶望的な状況の中での真田幸村の一瞬の奮闘が唯一の清涼剤。死を覚悟して儚く散る漢達の最期の輝きに胸打たれるが、全体を通して俯瞰するとやはり家康の凄まじさに感心する。
0投稿日: 2019.07.01
powered by ブクログ城塞読了。 淀、秀頼方のあまりの情けなさと、家康の黒さに、段々、読むのが辛くなってきた。 真田幸村、毛利勝永の活躍が、その辛さを少し忘れさせてくれました。
0投稿日: 2019.01.04
powered by ブクログ司馬遼太郎、城塞の前に読んだのはなんだったか この国のかたちを手にとって、一巻のちょっとだけ読んだ 俺は昭和史が嫌いというか、大平洋戦争前後の日本は醜悪過ぎて相手にしたくないので、読めなかった それもあって?しばらく離れてたけど、高校生の頃の新撰組とか、徳川慶喜とか、楽しんで読んだのを思い出した
0投稿日: 2018.11.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大坂冬の陣後の休戦状態から、大坂夏の陣の終わりまで。 誰がどういう理由でその役に付くことになったのか、どうしてこうなるに至ったのかがなど広く細かく描かれている。 小さな点を積み重ねていき、大局が出来ていくのだなと実感できる。 その分というか全体的に盛り上げるべきところ、熱を入れて読みたくなるであろう所をあえて外して、淡々と簡素に進めてある。 特に大坂方の武将勢については家康に比べ描写がかなりあっさりしている。心情風景などに深入りすることがあまりない。最期の奮闘というのも薄味。 彼らの個人個人の想いや行動を読みたいと思っていると、肩透かしを食らうと思う。 その中でだが体感では後藤又兵衛が一番濃厚に描かれ、次点が真田幸村だったかと思う。 真田はどうも他に短編が出ているようなので、そちらで補完してくれということかもしれない。 あくまで全体的に同じ熱量で描写しているという体だと思う。 それがこの作品の作風にもなっていて、熱狂しているはずの最後の大戦をどこか冷えた感覚で読むことが出来る。物語を俯瞰しているという気にさせてくれるのだ。 秀頼の最期について、実際は毛利勝永が秀頼の介錯をしたのだが、今作では違う形になっていた。 それはそれで寂しい雰囲気が漂っていて悪くないのだが、そこの描写に期待していたので個人的には残念。 有名所はこの後どうなったという点に触れられているのだが、最後の見せ所を失った毛利はその説明もなく。少々不憫…。 作中で「古今にない」とか「史上類を見ない」というような表現が頻出するのだが、本当にそうなのか?誇大では…と疑問が。真偽のほどは分からない。 上巻で大物風を吹かせて主役格の動きをした小幡勘兵衛は、当然後藤や真田のような活躍を見せることも無く、名を馳せることも無く、すっかり小さな男になってしまった。 作中で半生を無駄にしたというようなことが書かれていたが、本当にそうだなと。そしてこの程度の事を考え、実行した有象無象が多くいた時代なんだろうなとも。 身の丈に合わない自信や成り上がりをこの時代に夢見た男の代表として、彼は描かれたんだろうと思う。 この点現代にも通じる部分があるように思えて、少し考えさせられる。
0投稿日: 2018.05.25
powered by ブクログ大阪冬の陣、夏の陣を扱った作品。「関ケ原」と比べ、こちらの作品での家康は、一層、老獪さを増し、豊臣勢を手玉にとる。悪役といってもいいほどの役回りである。 様々な登場人物の背景の解説の細かさや、心理の動きの描写はさすが。個人的には、不利な状況にあっても最後まで戦う真田幸村の姿が最も印象に残った。
0投稿日: 2018.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
勝者家康の知略というよりも汚いやり口、徳川安泰のためには手段を選ばない嘘や恐喝の数々がことごとく成功することで読者の家康評を決定づける本編。対して真田幸村をはじめとした豊臣方武将たちの清々しさ、絶望の中でも正々堂々と知略と武力をもって真っ向から立ち向かう様にどうしてもひいき目が生じてしまいます。淀殿や秀頼を代表する愚物に従いつつも後世の名声をのみ欲する勇ましさ。そして終盤の、家康が大阪方に追われ逃げ惑う痛快な展開。真田十勇士をはじめ様々な寓話が生まれるのも道理と思われます。 人の心を操る陰と陽の好例を歴史上の一大事件のなかで鮮やかに描かれており、共感し学ぶことができます。 本編の主人公あるいは読者目線といえば小幡勘兵衛、そしてヒロインはお夏となるであろうが、残念ながら結局は歴史の傍観者である勘兵衛と創作キャラであるが故に大した活躍もなく、中途半端に創作する必要があったのか?のお夏の存在に疑問です。
0投稿日: 2018.03.05
powered by ブクログ小説のジャンルではあるものの、多くの部分は史料に基づいて書かれているものと思われる。 それゆえ、登場人物に対する著者の思い入れが少なく中立的、客観的に描かれており、これが読みやすさに繋がっている。ただし、家康を除いて。 家康に関しては、策士、戦略家と言ってもいいと思うが、どうしても狡猾性がデフォルメされ、前面に出てきてしまう。 とにかく上中下巻とボリュームたっぷり。 大阪冬の陣、夏の陣をじっくり読むにはオススメ。
1投稿日: 2018.01.28
powered by ブクログあらゆる堀を埋められた大阪城での夏の陣。勝敗はすでに決し、その中で見どころはやはり真田幸村の活躍。華々しく死んで名を残すことだけを目指す武将がほとんどの大阪方の中で、彼だけは勝つことを決してあきらめない。綿密な作戦を練り、それがうまく行かなければ、次の策を練る。疲れることのない彼の精神と徳川方を蹴散らして突進する行動力は痛快だ。 こうした滅びに向かう美を描くことこそが司馬文学の真骨頂。そして、幸村の思考は戦闘のことだけではない。戦闘の合間に自身の娘を今日戦ったばかりの敵将、伊達政宗に託そうとする。そんな大胆な行為を見せる幸村に対して、それに応じる政宗。敵味方の関係を越えた2人の武将のやりとりは本巻の最高のエピソードだ。 幸村をはじめとする大阪方の武将たちの気迫に圧倒される徳川方。大阪の陣で徳川が勝てたのは、圧倒的な兵力差と家康の石橋を叩いて渡る知謀、そして淀殿を中心とする豊臣家の不甲斐なさが原因。 こうして燃え落ちる大阪城とともに、戦国時代は幕を閉じる。
1投稿日: 2017.12.13
powered by ブクログ秀頼、淀殿を挑発して開戦を迫る家康。大坂冬ノ陣、夏ノ陣を最後に陥落してゆく巨城の運命に託して豊臣家滅亡の人間悲劇を描く。
1投稿日: 2017.10.09
powered by ブクログ一気に読ませる。 だが、注意して読んだ。 これは読み物であって、歴史書ではない。 2千年前の「項羽と劉邦」みたいな物語なら大目にみられることも、江戸(特に幕末)~のお話では、読み手にも教養・判断力が求められるに違いない。
0投稿日: 2017.09.23
powered by ブクログ再読。 ずいぶん前に読んでいてほとんど憶えていなかった。 「関ヶ原」は細かい部分まで憶えていたのに… 原因は魅力的な人物も胸のすくような描写もなかったからかなぁ。只々、家康側の嫌な奴度が高い。 豊臣方の将達の悲壮なまでの決心や行動も淡々と描かれてちょい物足りない。 ケレン味が少ない方が好みの人にはいいのかもね。
0投稿日: 2017.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大坂の冬の陣・夏の陣を、戦が始まるきっかけから大坂城落城まで描いた歴史小説。 2016年大河ドラマ「真田丸」の予習として読んだ。 主人公は小幡勘兵衛という牢人で、後に軍学者となる人物。彼は、戦の表舞台には立っていないが、徳川方の間諜として豊臣方に入り込んでいた人物であるため、両者を行き来しつつ狂言回しとして物語を進めていく。でも、途中で時々、全く登場しなくなり、誰が主人公だっけ?となることも。司馬小説ではよくあることだけど(いわゆる「余談だが現象」)。 たまに勘兵衛が、恋人お夏のために豊臣方に肩入れして徳川を裏切りそうになり、その場面だけはグッとくるものがあるのだけど、最終的には打算と私利私欲で動く人物なので、途中からはそんなに感情移入は出来ない。 それ以外の、戦の表舞台に立つ登場人物は以下の人達 豊臣:淀殿、豊臣秀頼、大野治長、真田幸村、後藤又兵衛、片桐且元 徳川:徳川家康、徳川秀忠、本多正純、本多正信 どの人物も、何かしら足りないところや汚いところがあって、他の司馬小説の主人公(竜馬・高杉・土方・信長・秀吉ら)みたいに純粋にカッコいいと思える人はいない。でも、その人間臭さこそが、司馬さんが群像劇としてこの小説を描いた意味なのだろう。 そして、女優で歴女の杏さんが本の帯か何かで書いていた、『最強の城も、人間や組織次第でこうも簡単に滅びるのか』みたいなことが、この小説の一番のテーマ。最強の城と、実戦経験豊富な現場担当者。これらが揃っていながら、なぜ大坂城は落ちてしまったのか。上に立つ者が世間知らずでマヌケだったから、なのだろうけど、その一言だけでは片づけられない、数々のボタンの掛け違いによる失敗から学ぶことは多い気がする。 以下、印象に残ったエピソード 片桐且元の豊臣方から徳川方への転身 - 豊臣を裏切る気持ちは無かったのに、家康の策略と豊臣上層部の疑心暗鬼から、やること全て裏目に出て、転身せざるをえなかった片桐且元。豊臣への忠誠心は誰よりも強かったはずなのに、最後は大坂城へ向けて大砲を打つことまでさせられた彼の心境は、言葉に出来ない。人と人との些細な擦れ違いから、人生を狂わされてしまうこともあるのだ。大河ドラマ「真田丸」小林隆さんの悲喜劇入り混じった演技も、印象深かった。 大坂五人衆集結 - 真田幸村、明石全登、後藤又兵衛、毛利勝永、長曾我部盛親ら五人衆。戦う場所を欲して、家の再興、キリスト教布教許可など、各々の理由を持ちつつ大坂城に集まって来て、団結して戦いに臨む。大河ドラマと並行して読んでいたため、映像とシンクロしてワクワクして読み進めた(負けるのは分かっているのだけれど)。 犯罪者家康と、純粋な豊臣方牢人たちとの対比 - 司馬さん曰く、徳川家康の大坂攻めは戦争というよりも、本質は「犯罪」(主家である豊臣家に対し、騙したり、約束をすっとぼけたり、内部分裂させたりしたから)。家康をとことん悪人に描いているが、それは彼が「後世にどう思われるか」という発想が無かったから、との解釈。一方、真田幸村・後藤又兵衛ら大坂方牢人は、豊臣が滅んだら他に頼るものが無いわけで、自然、死を恐れず武名をあげ、後世に向かってよき名を残すことに純粋に研ぎ澄まされていくようになる。それぞれの生き方の違いだったのだろう。
0投稿日: 2017.02.16
powered by ブクログ多少の着色はあろうが、家康の思慮深さと人身掌握術を見れば大坂夏の陣は当然のごとく東軍の勝利になるのだが。 この翁が見ていたのは、その戦の先にあることだったのか…改めて恐ろしい御仁である。 彼が経験してきた70年と言う歳月がここまでの策謀を張り巡らせる智謀を備えさせたというべきか…
0投稿日: 2017.01.29
powered by ブクログ下巻も読了。 大河ドラマ「真田丸」はこれから大坂冬の陣ですが、ここで描かれるのは堀を埋めて、豊臣を滅ぼすための家康の策略とそのクライマックスである大阪夏の陣。 知られているように、真田幸村が家康の首に迫るものの、逃げ切られ、兵力に勝る東方の勝利。秀頼、淀殿親子も糒蔵で灰となる。 大坂方も、もう少しうまくやれば、歴史も変わっていたんだろうなと思うけれども、そうさせなかった家康の思慮の周到さに驚愕。
0投稿日: 2016.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
圧倒的に徳川方が強かったのか...と思っていたら、実は冬の陣でも負けそうな場面があった。関ヶ原からの十数年経つと、戦を経験してきた年代が亡くなり、それより若い世代が戦を未経験で、徳川方も将となる人が不足していたようだ。
0投稿日: 2016.08.16
powered by ブクログ・大きなものを崩すにはまず内側から。 ・賢さというものは頭脳ではなく、意識。 ・日本人が愛するのもは詩であり、 詩的な行動である。
0投稿日: 2016.03.27
powered by ブクログ大阪夏の陣。真田幸村の活躍にそれなりの頁を割くが大阪城は陥落するまでの物語。上巻で主人公のように扱われていた小幡勘兵衛が再び現れるが強者におもねる行動をする人物として行動する。戦国の世があわり、大名達が徳川家にすり寄る行動を象徴する存在として描かれている。バンコクのプールサイドで読了。2015年の夏休み読書。
1投稿日: 2015.08.25
powered by ブクログ豊臣家の滅亡と戦国時代の終焉を描いた本。家康の嘆きや心配事が会社の会長に思える。いつの時代も老人の悩みは同じなのだろう。淀君さえいなければ豊臣家は復興できたのかもしれなれないと読むほどに思う。そして、自分の子どもは選択できる大人に育てたいと強く思った。真田幸村、後藤又兵衛、かっこよすぎる。これで司馬遼太郎の国とり物語から始まる戦国物は読破できたのではないか。なんか達成感があるな。
0投稿日: 2015.08.12
powered by ブクログ国盗り物語、新史太閤記、覇王の家、関ヶ原、播磨灘物語、功名が辻、そしてこの城塞と司馬遼太郎さんの戦国物語を読み終えた。最終的に天下人となった徳川家康の負の部分が色濃く描かれており、読んでいて少し重たい気分になった。 徳川家康は江戸幕府を創設した。日本に平和をもたらすという大きな役割を果たしたが、日本から様々な進歩を取り上げるという愚もおかしてしまった。結局は徳川家のことだけを考えていたのだろうか。。
0投稿日: 2013.12.10
powered by ブクログ大坂夏の陣。 ついに、大坂城がおちる。 敗退を覚悟しながら、それぞれの思いを持って戦う大坂方の武将たちの生きざまがすごかった。戦の初めは作戦で勝つが数で勝てない。後続の部隊がいない大坂方と違って、徳川方は倒れても倒れても、次の部隊が出てくる。まるで使い捨て。 真田幸村を初めとする勇士たちは、死を覚悟しながらも、家康さえ倒せば情勢が逆転するかもしれないというわずかなのぞみにかけて、死闘をくりひろげる。 戦は武力だけでは決まらない。 世の流れに真っ向から逆らっても勝つ事はできない。 どんなに優秀でも環境と折り合う範囲でしか、その力をいかす事はできない。 家康は微妙な情勢をきめ細かに読み、きめ細かな対応をとった。そして、これまでの生き方やそこで作ってきた流れがあったから、勝利をもぎとる事ができたのだと思う。 大坂方の滅びた武将たちには、無念さがあったとしても後悔はないと思う。 それは、覚悟して自分で決めた生き方だから。 「主体的に生きる」とは、そういう事なのかもしれない。 徳川方は、情勢をよんで自分を守るためにふるまう武将が多い。それも世を読むという事なのだろう。 特に世の流れに疎かったのが、大坂の淀殿。そして、淀殿によって世間知らずに育てられた秀頼。 全編を通して、大坂城はずるずると崩壊していった。 起点は関ヶ原。ちょこちょこと出てくる石田三成という名が、それを思い出させる。 秀吉の世の象徴であった強大な城塞がこの世から消えた。 それはただ城が消えたという事ではない。徳川の世が決定的なものとなった瞬間だった。
0投稿日: 2013.09.26
powered by ブクログ昔、あるプロ野球選手が「ベンチがアホやから野球がでけへん」って言うたらしい、この言葉が大阪冬・夏の陣にピッタリ合う気がする。自分は読者やから俯瞰で見る事が出来るので豊臣方上層部の間抜けぶりにイライラするが、実際に自分も中に居れば間抜けっぷりを晒すと思う。 毛利勝永の活躍は凄かった。
0投稿日: 2013.09.06
powered by ブクログ城塞(上・中・下巻)と読み終えた。 歴史は勝者によって作られる。というが、世間で言われているほど秀吉の後継者秀頼は「あほう」では無かったように思われる。 老獪なタヌキ(家康)の天下取りへ向けた、並々ならぬ思いの強さ。また経験の豊富さによって、全国の大名達は必然的に旧恩を棄てる事となる。人心掌握の術もさることながら、時間軸も含めたマクロの視点で状況分析出来る人物だったのであろう。 一方、大阪方の面子も急ごしらえとはいえナカナカ個性的かつ強力な人物が豊家のためにと集い、適切な指揮命令系統があれば、歴史は翻った可能性も否めない。 この翌年に大御所は世を去る事となったと記憶するが、時間的にもギリギリの機会をモノにする。運命をたぐり寄せる大きな力を持つ人物であるが故、現代で神と崇められる存在となり得たのか。 ヒトの心の弱さともろさ、功利主義的思考がよく見え、現代の処世術でも学ぶ部分は大きくあると感じた作品であった。
0投稿日: 2013.08.28
powered by ブクログ堀を埋められた大阪城は裸同然である。大阪夏の陣では当然、野外戦となるわけだが、城攻めが苦手な家康には分がある。冬の陣、真田丸で大健闘の幸村も、家康に勝利することはかなわないとあきらめムードがただよう。長宗我部元親の四男、盛親も大阪で安穏とはしれいられず、大阪城入城を果たす。それを知った、今は浪人の身分である家臣団が大阪に集まるくだりは泣ける。かれらは武士をして死ぬことを選ぶのだった。
0投稿日: 2012.06.28
powered by ブクログこれぞ司馬遼太郎の戦国ものだよなぁ。 最後は唯一の創作人物お夏のシーンで終わるのが印象深い。 女を饅頭をくうように扱う男が好きである、お夏は今でいうハードボイルド系が好きということであろうか。 違うか。 終始一貫して豊臣秀頼の描写が好きだった。
0投稿日: 2012.05.12
powered by ブクログようやく読み終えた。 最初から幸村が指揮を執り、秀頼が武士として育てられていれば・・・なんて、つい思ってしまう。 「国盗り物語」「新太閤記」「覇王の家」「関ヶ原」と読み進めて来て、、これで信長、秀吉、家康の三英傑モノは終わり。次は何にしようかな・・・
0投稿日: 2012.04.16
powered by ブクログもうどうせ勝てねーよ!って登場人物も作者も思ってるのが伝わってくる大阪夏の陣。それでも家康を退却させたんだから大したもんだ
0投稿日: 2012.04.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
関ヶ原のあと、豊臣家を冬の陣と夏の陣で亡ぼす話。秀吉の子、秀頼は母親の淀殿に貴族として育てられ、武将としてまったく機能しない。家老もいまいち。一人は徳川側に寝返るほど。そんな大阪城を切り盛りするのは淀殿と、その女官たち。世の中の大名はみ関ヶ原で勝った徳川贔屓になっているのに、大阪城の女たちは豊臣家こそ主筋と思い続けて、気ままに浪人を雇い戦をしかけ、風向きが悪くなると和議を申し立てる。天下統一までの戦と比べると、こんなにも情けない理由で豊臣家亡びたとは。徳川側にすれば徳川幕府の地固めになったみたいだけど。 このシリーズで、斉藤道三、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康までの戦国メインストリームの本を読み終わった。生き馬の目を抜くような戦国より、平安から戦国前夜ぐらいのおおらかな時代が懐かしい。
0投稿日: 2012.03.29
powered by ブクログどこまで史実でどこから脚色かはわからないけど、こういうのが男のロマンなのね、ということはよくわかった。主人公が誰だかわからなくなるところにちょっと中だるみも感じたけど、最後の小幡勘兵衛の「夢、醒めたり」という言葉が印象に残っているなあ。
0投稿日: 2012.01.26
powered by ブクログ司馬遼太郎で一番好きな作品。 多少過大評価されている感もあるけど、 真田幸村をはじめとした豊臣方の浪人の生きざまが、 すがすがしい。 歴史にifはないけど、改めて淀をはじめとした、豊臣家臣団の 時勢を見る力がないのが悔やまれる。 改めて家康は嫌いだと思った。
0投稿日: 2011.10.30
powered by ブクログやっと終了。あと司馬遼太郎で読んでない小説は 「花押」とか「峠」ぐらいか。。 でも短編物や他の小説で登場人物が重複するから 今回の「覇王の家」「関ヶ原」「城塞」の家康 シリーズみたいに偶然がないと読まないだろーなー。 65以上まで生きれたら定年後に読むぐらい。。 で、読破後の特に感じたままだと 家康は、自分の死後の徳川家や天下の政治情勢 など【将来】を見越して現実を進めていたのに 淀君や大阪方は、過去の秀吉生存時代のままの 【過去】を引きづり現実を逃避していた差が 豊臣家と徳川家の差でこれが栄枯盛衰なんだ とおもいました。はい。(幸村とか武将は違うけど)
0投稿日: 2011.08.26
powered by ブクログ冬の陣にて失態を犯した秀頼側近が再び過ちを。秀頼側近に決して戦略意見を受け入れてもらえないながらも、自分の置かれた状況で最善の策は何かと突き詰める牢人勢の生き様に感動を覚える。秀頼側近の淀殿や大野主理の行動に歯がゆさを感じながらも読みつつも、最後の真田幸村、長宗我部盛親、明石全登、木村重成の突撃シーンには目をはなす事ができず、釘付けになってしまう。豊臣家終焉を描く良書。
0投稿日: 2011.07.18
powered by ブクログ長編であるが、ようやく終止符を打てた。と同時に「新史 太閤記」「関ヶ原」と続いてきた 戦国~江戸初期の司馬作品も本書をもって完結する。面白さという点においては、「新史 太閤記」>「関ヶ原」>「城塞」といったところ。本作品はどうもやや冗長な感が否めない。 戦国四部作は「国盗り物語」からスタートするが、まだ読んでいないので、後日読みはじめよう。既に実家の父から借りてきたところである。 大坂冬の陣終了の中巻に続き、本書は夏の陣による豊臣氏滅亡を描く。 今までは家康の老獪な戦術や価値観を紹介してきたが、今回の抜粋は日本史トリビア、特に戦史トリビアを紹介してみたい。 ・大坂夏の陣において藤堂勢と井伊勢をもって先鋒としたが、これが徳川家の先例になり、幕府の瓦解期の戦いである鳥羽伏見の戦いにおいても、井伊勢がまず伏見の丘陵上に配置され、藤堂勢が山崎の台上に配置されてそれぞれ先鋒の役を務めたが、両方とも寝返ってしまい、突撃隊の役割を務めた会津藩兵の大敗の大きな原因を作った。 →司馬作品においては、井伊家をもって徳川軍の先鋒として描かれているが、スタートは大坂夏の陣だったのだ。これが世代を越え260年も守られて来たこと自体が凄い。 ・城攻めは日没を忌むのが原則であり、日没後、勝手の知らぬ要塞の中でうろうろしているべきでない。 ・敵城というのは夜間は触らぬ方が良いというのが、軍陣の通念であった。闇というものがどういう珍事を生むかわからないからである。 →ホームならばいざ知らず、アウェイでは目に見えた場所で戦うべしということ。当たり前ではあるが、大切な兵法である。戦は猪突猛進では駄目な訳だ。 ・家康・秀忠の両本営が進む街道は、ことごとく民家が取り払われ、店舗や小屋のごとき造作も取り壊された。狙撃者が潜伏する可能性を無くするためである。 →なるほど、特に大坂の陣においては、大坂城方にとっては家康一人の命を取ることが、未だ完全に統制の取れていない徳川政権を崩壊させることができるための唯一の作戦であるが、今まで私は「家康一人の暗殺など容易いのではないか」と軽んじていた。しかし、上記のように刺客が潜伏する機会を奪ってしまうことにより予防していたのだ。
0投稿日: 2011.06.04
powered by ブクログ同著者の関ヶ原から続けて読むと、悲壮感とスケールの大きさに良い意味で打ちのめされる…。家康の老獪さがよく表現されていると思う。
0投稿日: 2011.04.25
powered by ブクログ司馬遼太郎の作品で一番好きな作品です。 大阪の陣のみで後世に名を残した真田幸村が、 今人気キャラクターになっているとはね…
0投稿日: 2011.03.07
powered by ブクログ真田幸村が、とても清々しくて素敵でした。 http://blog.livedoor.jp/maikolo/archives/51045767.html
0投稿日: 2010.04.29
powered by ブクログやっと読み終わったー。面白かった。 ただ、このままだと徳川と本多が大嫌いになって終わりそう… 徳川側のも読まなければ…。 真田太平記も読みたい。
0投稿日: 2009.11.30
powered by ブクログこの巻は、真田幸村、後藤又兵衛等の大坂方の将達の散り様に尽きます。 既に勝敗度外視で、命を懸けて働き続けている彼らを信用せずに、 これでもか、というほど騙されてきた家康を信じて、最後迄罠に嵌り続ける豊臣方の愚かさたるや・・・。 “戦国最後の軍神”幸村がその才能の半分も発揮できなかった(無能な城方に提案した作戦を悉く反対された為)にも係わらず、東軍武将達を戦慄せしめるほどの働きで、最後迄全力で戦い、そして力尽きる場面は不憫すぎて言葉になりません。 それにしても家康、悪くかかれてます。
2投稿日: 2009.07.08
powered by ブクログ新潮文庫で全3巻。 徳川家康のあまりの悪人っぷりにげっそりして、なかなか読み進むことができなかった本。 敗戦の色濃い大阪方にありながら、天賦の才というべき戦巧者であり、最後まで家康に肉迫した真田幸村。健気です。敗北は認めているが、最後まで戦うことを諦めない。機会が訪れることを諦めない。それは戦の勝利ではない。家康一人を討つことだ。純粋なのか。執念なのか。 しかしこの小説の主題は幸村ではない。軍師の小幡勘兵衛でもない。家康でも、淀君でもない。燃え落ちる大阪城に象徴される天下人たちの夢の終焉だろう。信長や秀吉、彼らを頂点に連なる男たちが興亡を繰り広げてきた,戦国の世の最期の姿を記録した物語なのだ。
2投稿日: 2009.05.06
powered by ブクログいろんな後姿が人間らしく描かれていた。 もちろん好きな奴も嫌いな奴もいたが、 それぞれの思惑と行動、結果を読み取ることが出来た。 内容的かイライラすることも多かったが、 それも歴史の一片として心に残しておきたい。
0投稿日: 2009.01.22
powered by ブクログ関が原を先に読んだほうがいいと思ったのですが、こちらを先に読んでしまいました。 真田はかっこいいですね。 淀と秀頼がどうもまどろっこしくてね。。
0投稿日: 2008.11.30
powered by ブクログ大阪夏の陣、自滅する豊臣家。救いは秀頼が武人と触れ、意志を持った若者に成長する事。無能なトップに足を引っ張られる又兵衛や幸村たちの、死に場所を戦場と決めた潔さが辛いです。「竹中半兵衛も黒田官兵衛も要らぬのだ」必要なのは頭脳でなく手足、と考える家康。黒い、けどすごい。
1投稿日: 2008.08.03
powered by ブクログああああ幸村ー! とりあえず幸村が片倉小十朗(重綱)に娘(美人!)を託すくだりは思わず読み返しました。 夢(とかいて妄想と読む)が広がります。 家康がますますふてぶてしくて憎くなってくる。嗚呼大阪城…!
0投稿日: 2007.11.11
powered by ブクログ【メモ】大阪夏の陣・出陣〜後藤又兵衛、木村重成、長曾我部盛親〜真田幸村、毛利勝永〜千姫脱出〜落城まで・この巻から勘兵衛の秀頼が出陣していれば勝敗は変わったのだろうか、蔵の中で灰となる。
0投稿日: 2007.11.02
powered by ブクログ最後のシーンは想像だが、下巻まで読み進み、史実とそうでないのを混ぜて感じていくうちに、真実味が強くなていく。うその虚像の影に、真実が潜むような気にさえさせる。大阪城で繰り広げられた歴史を完全に描ききっている名作!
0投稿日: 2007.06.11
