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世界クッキー
世界クッキー
川上未映子/文藝春秋
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総合評価

43件)
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13
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    川上未映子さんのエッセイも喋り言葉みたいにつらつら並んでいるので、話している事を聞いてるようにすとんと入ってきます。文章を読んでいる感覚があまり無い。 でもそれでも、ハッとする表現があったり立ち止まって振り返る部分があるので、楽しかったです。 多和田葉子さんももっと読みたくなりました。

    2
    投稿日: 2021.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世界クッキー (和書)2010年03月29日 19:26 川上 未映子 文藝春秋 2009年11月13日 川上未映子が朝日新聞のファッション関係の欄に書いているの読んだことがあり(記憶が正しければ)、今回この本を読んでみようと思いました。論理的な構築の仕方が面白く感じるところが色々ありました。 次は小説を読んでみようと思います。

    0
    投稿日: 2020.09.25
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    暑さゆえ寝苦しくて起きてしまった早朝に読了。 静かで澄んだ朝の空気とぴったりな未映子さんのエッセイは、うるおいのようでもあるし劇薬のようでもある。 とにかく素敵だった。中原中也賞や芥川賞を受賞されたあたりのあれこれで、ひとりきりの夜空に言葉のきらめきに眼をみはる未映子さんがいた。 ロボコンにのって自分と世界の境界線にきづいた幼少期と、「春」という単語の存在意義と、「会いたい」という絶対的な感情を手にした時と。ぐるぐる。

    4
    投稿日: 2020.05.16
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    川上未映子は好きです。おっさんの本ばかり読んだあとには新鮮な言葉の響き。 ・そっか、体こそが人生なのだな ・「あの作家にだけは会ってみたかった」と言うときに、満たしたいものは本当のところなんであるのだろうか ・本を読むには本を読むしかないのだ

    0
    投稿日: 2018.11.24
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    17/08/10 (60) 8月で60冊目。あと40冊。のこのこがんばろー 川上未映子氏のエッセイ。これで何冊目になるんだっけな。あいかわらず言葉のチョイス、感性にとことん痺れます。ずっとずっとこの人のエッセイは追いかけ続けたい。 桜にそわそわぞわぞわしてしまうとことか、夜空に勇気をもらうとことか、なんだかすごく共感してしまって。 P141 頭のなかにある記憶はそれがどんなに素晴らしくても、誰にも見せることができないのだな。

    0
    投稿日: 2017.08.12
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    この独特のテンポ、まるで樋口一葉のような、、と思ったら作者は樋口一葉が好きみたい。 しかも色んな雑誌に掲載されていたのを集めたから、独特の上に文章の長さやテーマが全然違ってて、あっちこっちに揺られている感覚がした。 ストレートパーマの話や甥っ子の話はすっと頭に入るけど、概念や哲学のような抽象的なことを言われると途端に、あれ、この話はなんの事について言ってたんやっけ、、となっていた。 『乳と卵』が芥川賞を受賞した辺りに作者がテレビに出ていて、確か哲学書を何冊も持っていたし読んでいたのがすごく印象的。こんな綺麗な人と哲学、、その組み合わせが不思議だと感じていた。 その時から私は哲学はちょっと興味ないなぁ、たぶんこの作者の本を読むことはないだろう、、と正直思っていたけどエッセイならなんとか読めた。 普通の日常を書いたのが面白いから、日常系ばっかり集めたエッセイなら読みたいかな。 20170110

    2
    投稿日: 2017.01.10
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    嫉妬しない不思議。なんか本当にこの人は言葉が好きで好きで仕方がないんだなぁと思うからかな。憧れながら、気持ちよく読めました。数年ぶりに詩を書こうかとも思います。 本がたくさん紹介されていたのも嬉しかった!気になってたのから未知なのまで、すぐネットで買っちゃったから楽しみ。私は、好きな人が好きと言ったフィルターがかなり強いのできっと全部楽しい! あ、「母とクリスマス」は泣いた。わたしはお母さん。

    0
    投稿日: 2016.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    目に見えるものすべてに心身が反応してしまうような、感受性が強く、実に繊細でありながらも、それでいて、公平に何かを達観しているような大らかな世界観。川上未映子さんらしさがいっぱい「言葉」で表現されていてとても好き。 「母とクリスマス」「母の熱」がじーんときた。

    0
    投稿日: 2016.06.28
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    表紙が可愛すぎー♡と衝動買い!! だけど文が難解っていうか、わけわからんでした! わたしには早過ぎたかな?

    0
    投稿日: 2015.10.23
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    短い枚数で作者を取り巻いた色々、仕事や旅行や私生活がまとめられており、そのどれもが心地よいリズムの文章で読めたので、手軽に読めるエッセイとして最適。カバーもかわいい。

    0
    投稿日: 2014.10.06
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    ふわっとなるものやクスクスなるものやナルモドとなるものやほっとなるものやいろんなものが詰まっておりました。

    0
    投稿日: 2014.08.21
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    鼻につく瞬間があるのだけど(なんというか、俗世の人間が、高貴で純粋なモノヒトを見て、羨望と嫉妬と反発でけってなる感じ?)。この文体、言葉選び、は影響力が大きい。好き嫌いはあっても、才能だなあと思う。

    0
    投稿日: 2014.03.09
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    言葉の選び方がいいな、と思った。肩の力を抜いて読めるエッセイ。「夜のなかに見えるもの」が自分の今までの経験と重なってなんとなく励まされるような、気持ちになれた。

    0
    投稿日: 2014.01.09
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    タイトルの『世界クッキー』は、あとがきによると「世界のほうも、クッキーのほうも、ここで隣あわせになるなんてことは、夢にも思ってなかったはず」として選ばれたらしい。すなわち、デペイズマンということになるが、本家ロートレアモンの「手術台(解剖台)の上でのミシンとこうもり傘の出会い」からはうんと卑近になるのは否めない。その代り可愛らしくはなるのだが。川上未映子のこのタイプのエッセイは初読だが、残念ながらここには『わたくし率…』の破壊的なパワーも、『乳と卵』の言葉の奔流のいずれをも見ることが出来ないのだ。

    0
    投稿日: 2013.09.27
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    図書館で借りて。ナオコーラさんのもだけど、こういうエッセイって特に面白くなく、通勤の間に何か活字がほしくて…という感じ。読んでて面白くはないけど書くことの楽しさは分かって、こういう日記みたいな文章が出版できる才能は羨ましい。とか言いつつ私はこのエッセイが出版されるに足る理由がよく分からないけれど。

    0
    投稿日: 2013.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    川上さんのエッセー集。タイトルのルーツは、  世界クッキー、なはんて書いてみると「うふふ、世界のほうも、クッキーのほうも、ここで隣り合わせになるなんてことは、夢にも思ってなかったはず」 と、あとがきにあるように、全然別の世界の言葉の出会いと化学反応に文章を書くことの喜びを見出している作者ならでは。  章ごとに、からだのひみつ、ことばのふしぎ、ありがとうございました(文学賞受賞などの際の感謝の言葉)、きせつ、たび、ほんよみ、まいにちいきてる、ときがみえます、と、とても面白いカテゴリー分けになっている。  しょっぱなの「からだのひみつ」から、彼女の独特の感性が爆発。特に、彼女のこだわる「境目概念」。。 「唾」:口の中にあるうちはぐんぐん飲んだりしてるのに、なぜいったん口外に放出され、外気に触れた途端にきわめて汚物と認定されてしまうのか。爪とか髪の毛もそうですね。(以下略)  こんなこと思ったこともないけど、おっしゃる通り。 「世界には絶えず境目が存在し、その時々の入れ物や環境が本質を変革するのです。」 「境目を超えることになって姿勢や考え方の本質が変化するのなら、いつ何時でも信用できる主体性や本質なんてものはいったいどこにあるといえるのか。ふ、そんなものないのだぜ、と言ったほうがスマートな気持ちもするけれど、それでもやっぱり、そんなこと言わずに、やっぱり何がしかを判断するのは常に自身の中にあるブレない点の機能であってほしい、という願いもあったりして。」  このエッセイの特徴は、彼女自身の独特の感性から生じる問いを出発点としていること、そこからより普遍的な問題が抽出され、自らの感覚的なものの捉え方に従って、自分なりの解を、願望も込めて導き出していくという流れ。加えて、ときに方言や詩的な文体を用いた文章自体の持つテンポの良さ。どれも本当に素晴らしい。 いちばんすきだった話は、ほんよみあれこれ、の一節。  国語の教科書をすみからすみまでなめるように読んだのが読書の原体験であるという作者。   大人になってしまえば、限られた時間を読書に充てようとすれば自分の好みや必要性に会った本を読むことになり、逆に読みたくないものは読まないで済んでしまえるということで、いやでも出会って読んでしまうという幼少時の読書体験は、本質的に贅沢なものだったなあと述べる。国語の教科書が重いだけで憂鬱で仕方なかった自分との根本的・決定的な差異。思わずため息・・・ 「自分の人生の局面を左右する出来事や決心の多くは、いつでもきっと自分の想像を少し超えたところからやってきて、まるで事故に遭うように出会ってしまい、巻き込まれてしまうものです。」  人生は自分の望みどおりにならない。自分で選べていることは実は数少ない。神経科学の研究でも、「人間に自由意思はあるのか?」というのは一つの大きなテーマだ。  作者は、数々の偶然性に支えられた人生を豊かに生きるには、「自分の知らない何かに出会うこと、自分の意識からの束の間の自由を味わってみること」が大事だという。  僕は、感受性が鋭い人は本質的に傷つくことも多いんじゃないかと思うのだが、川上さんの本を読んでいると、傷つくことを恐れていてはいかんのだと思わされる。素直で力強い。関西の女ゆえ?  そして、彼女がもう一つ大事にしていると思われる「自分と対象とのかけがえのない「一回性」の共有」ということ。その一回性のなかで生まれる感情や情景をことばにすること、に真摯に向き合っていると感じる。それは、彼女の表現方法が小説にとどまらず、詩や音楽まで多岐にわたることとも無関係ではあるまい。  傷つくことを恐れずに言葉にする勇気を持とう。

    3
    投稿日: 2013.07.01
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    こういった種類のある種の繊細さは、ほんとうに信頼がおける繊細で、ああなんだかおかしい気分になるのはわたしだけではないんだと思うと安心してありがたい。坪内逍遥賞のくだりをよんで、みえちゃんの生活は村上春樹とほんの少しだけでも交わったことがあるんだと知ったら、もうなんだかうらやましさとなんでわたしは交わらないのだろうという疑問とで頭がいっぱいになってきもちわるくなった。

    0
    投稿日: 2013.06.17
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    川上未映子さんのエッセイ集は3冊目、どれも好きだけれどこれが一番好き。この人の言葉のリズムと相性がいいのかなと思う。「夜のなかに見えるもの」が一番好き。

    0
    投稿日: 2013.05.29
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    非文学的に彼女の日常を連ねた本。 数ページで1つの章が構成されており、 日常世界のあれこれが書かれています。 あまり文学文学はしていないけれど文学女子(青年)に見られたいわ、 と思う人が読むとそれっぽいです。 表紙も可愛いし(笑) 本を読みたいと思ったときに読む本。

    0
    投稿日: 2013.05.26
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    作者の生活が垣間見れた 独特の文体が心地よいときもあればすんなりと入ってこなくて苦しいときとある 声に出して読むとしっくりくるな エッセイみたいなもん

    0
    投稿日: 2013.03.29
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    ―――ああ、ここには文字しかないではないか――― 芥川賞をとると親戚が増えたり、 マンションのエレベータで甥っこを笑わすためにお尻丸出ししてたら、一階でエレベータを待つ住人たちにモニタリングされてたり。。 川上さんの文体はエッセイでこそ本領を発揮する。 「世界クッキー」 というタイトルはよく言ったもので 「脈絡もなければ調子もちがう、でこぼことした文章のあれこれは わたしがじっさいにクッキーなど作ってみたら、こんな具合になるに違いない」 ということらしい。(完全引用ではございやせん) 川上さんは、酔っぱらった時の奇行がおもしろい。 床に置かれた鍋に水、乾麺の散らばりを発見した朝 それは絨毯の赤いお花柄をガスコンロと勘違いし、どうしてもラーメンが食べたくて、耐え切れず乾麺をかじった形跡ということだったらしい。 かわいそう。 センチメンタルな酔っぱらいエピソードの一節が「わかるわかる」だったので下記に引用する ―――ずっと前は、確かに同じこの指で同じように同じ番号に電話をかけてやくそくしたり、笑ったり下らない話したりしてたのになあ。何時間も、何年も。時間が動いてゆくこと、これっていったい何だろうと、もうどうしようもないそんなことを思いながら、過去にも現在にも置き去りにされた気持ちになる。――― 長嶋有の小説をいっぱい読みたいと思うように 川上さんのエッセイをいっぱい読みたい。

    0
    投稿日: 2013.03.23
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    ただの日常も、川上未映子の目を通り、文章になると違ったものになるのが楽しい。語り口調であったり、詩であったり、独特の文章がいい。好きな一文があったりして手元に置きたい一冊。

    1
    投稿日: 2013.01.31
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    川上未映子。語り口調で日々の何気無い事象をその独特な視点で捉える。もう話し方というか、そのシュールさというかなんか好きな文でした。燃える顔そして失われたお尻、や境目が気になってあたりがほぅ。と読み読みしてた。

    0
    投稿日: 2013.01.05
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    どれも流れるような滑らかな、人間味があるけれど清潔な、美しい文章のエッセイ。 不意に現れる「ひらがな」に心奪われ、「言葉」について考えさせられる。 私が好きなのは「母とクリスマス」「慣れてこそ」。 MVP:なし

    0
    投稿日: 2012.11.22
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    テーマごとに編纂しているので時系列がバラバラ。 まだ固まっていない文章を読むのはつらかった… でも川上さん、今も昔も語感がよい文章を書いていらっしゃる!

    0
    投稿日: 2012.11.11
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    未映子氏のおしろぺろんをわたしは飛行機の中で読んだのだけどどうにも我慢できなく笑ってしまってその時離陸した。 テーマごとに分かれて合って、年代は前後していると思う。そのせいか文体も少しずつ変化があっておもしろい。 わたしは書きなれてきた感のあるまさにエッセイ風味の文章が好き。(旅行のあたりとか?) しょうじき、この人は生きていてしんどいだろうなあと思うような感受性というよりはもうイタコっぽいところがあると思われる。 わたしも色々としんどいことこの上なしだけど、この人よりはましだと思える。あ、心が軽い。 誰にも傷つけられているわけでなし、攻撃もなく自分から勝手にグシャグシャになってしまうこのしんどさ。 もとい、ひとつの発見が。 あまり好んでいなかった太宰治をまた読み進めはじめた。まず積読本にあった「ろまんドウラン」から手にとると、 これまでみたことのない太宰がいて、これがみんなの言う太宰の面白さなのだろうと初めて体験した。 今、読んでてとても面白い。笑ってしまう。未映子様ありがとう!

    2
    投稿日: 2012.11.09
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    エッセイ集。 川上未映子って多感な人なんだろうなというのが伝わってくる。何気ない日常がこの人だとこうかんじてしまうのか!と驚くこともあったり。自分でもよくわかんないんだけど、「未映子様っ!」って言いたくなった。 文章は散乱しているし、1文が5行くらいあったりするのに、流れみたいなものがあって、話のオチ…じゃないな、締め方?がとても好きだなぁって思った。

    0
    投稿日: 2012.10.15
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    川上未映子はじめて読んだ。読まず嫌いだった。あふれる言葉がどれもこれも素敵で、まさに「きらきらしい」感じ。この本に書かれている出来事は、普通にたくさんの人が経験するようなことだろうに、それをこんなに豊かにとらえて表現できるところがうらやましい。  芥川賞を受賞したあとの文章のひたむきな様子も好きだった。

    0
    投稿日: 2012.10.09
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    川上さんの文章は本当に不思議な魅力を持っていて、引きこまれる。この本は形式はバラバラ、中身もバラバラなんだけどそれでも心地よい。 また、たまにぱらっとめくって読みたくなる、そんな本だった。

    0
    投稿日: 2012.09.09
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    川上さんのエッセイは大好き。日常をこんな言葉で表せるってことはすごいと思う。 時々はっとさせられる言葉を使ってたりするし。

    0
    投稿日: 2012.09.03
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    独特な語り口で普遍的な感情や違和感を綴っているエッセイ。受賞の言葉群が抜群にかっこいい。「自分は変わってます」感をそんなに出してないのにきらきらと光って見える中毒性の高い文章だ。

    1
    投稿日: 2012.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オモロマンティック・ボムから遡って購入した「世界クッキー」。 作中に「うふふ、世界のほうも、クッキーのほうも、ここで隣りあわせになるなんてことは、夢にも思ってなかったはず」とあるように、言葉の遊び心に富んだエッセイ。「わたしの選択」「ホテルの内部」「あなたは、いつか私を見掛ける」「会いたいも、ただの言葉かしら」などがお気に入り。発想自体よりも、その表現や文体、言葉遣いに唸らされて、何度も読み返したくなる。

    0
    投稿日: 2012.08.19
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    「乳と卵」での芥川賞受賞をはさんだ時期に、連載されたエッセイをまとめたもの。 なにかしらの賞を受賞するということはゴールなのか、スタートなのか? ここら辺の著者の認識がすごくおもしろかった。 内容はけっこう行間がなくって、読むのがしんどいこともあるが、やっぱりおもしろいし、著者のあとがきが良い。

    0
    投稿日: 2012.08.14
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    エッセーって頭の中にある日常で遊ぶ人が書くものよ。 って感じ。 エッセーなら俺でも書けるって思ってるなら一回読んでみるといい。 自信になるかもしれないし、キッパリ諦めつくかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.07.15
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    今まで気になりつつも作品を手に取ったことはなかった川上未映子さん。 平台に並ぶ新刊文庫のコーナーで、ひときわ目立つラブリィな表紙に目が行って、今回初めてページを開いてみました。 そしたら「イズミヤ」の文字が目に入り、あ、そうか、大阪の子やったんやな、とそこにあった行を読んでみると、思っていたよりもなんとなく気が合いそうな気がして、買ってみました。 今回のこの「世界クッキー」は雑誌や新聞に掲載された文章をまとめた本で、話題はいろいろあるのだけれど、特に、「本に関すること」や「言葉や文章に対する気持ち」を書いたものは、とくにおもしろく感じました。 単語の気持ちになってみたこと?  確かに、ないな・・・・ 本棚には本しかなくて、物語は残っても、人は残らない。  そうやね。 背表紙がお墓のように見えてくる?  そりゃ大変や! あらためて言われなければ気がつかないようなことを囁かれるような、はっとするような、そんな小気味のよい感情。 一冊を通してそんな気分になる本でした。 友達とおしゃべりしたくなるような時、「なんでもいいからしゃべって」みたいな何を求めるでもない気分のときに、本棚から取り出して読みそうな気がします。 川上さん独特の関西弁まじりの書きことば、句読点が少なめの文章から(それで前は苦手だと思ったのだったっけ)、声は聞いたことないのだけれど、ラジオで流れてくる朗読に耳を傾けているような、そんな印象のする本です。 「文庫本のためのあとがき」で、いい人やな~、と思いました。 作者さんが読者のことをこんな風に気遣ってくれる、というのもあんまりないことのような気がして、やさしい人だなあ、と思います。 背表紙の作品紹介に「きらきらしい58篇」と書いてあるのですが、 きらきらしい、っていい言葉だな。 きらきらしい毎日、意識したらきっとまわりの何もかも、違ってくる。 自分のまわりにあるきらきらしいものを、視線を変えれば、もっとつかまえられそうな気にさせてくれます。

    0
    投稿日: 2012.06.29
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    相も変わらずすてきな語調、語感。 すっかりやみつき。たのしいな。 でも、あとがきでちょっと泣いたり。 やさしいなあと思ったのです。 言葉は、ただの言葉のわりに、 なによりもこころを動かすことがあるな。

    0
    投稿日: 2012.06.10
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    クリスマスの話が特に秀逸。エッセイ集。 こんな毎日泣いたり怒ったり感じまくるって忙しいなーて思うほどに多感。 そして読んでて暑くなったり、日陰の湿った感じがしたり、動悸がとまらんって感じやったりめっちゃ伝わる。 川上未映子は文末の匠。散らかしまくっておきながら(実際には気持ちよく流れている)、すんと収まる感じ。文章読んでるって感じがめきめきする。

    0
    投稿日: 2012.06.08
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    雑誌でこの人のコラムだかエッセイを読んで、面白い人だなぁと思っていた。 読んでみたら、この人と会ってみたいなぁと思った。どんな会話になるのか全然想像つかないわくわく加減。 「髪の毛というものはじつに大変なものであって、長いのか短いのかまだはっきりとはよくわからないこれまでの人生を振り返ったときに、髪の毛についていったいどれくらいの熱量と時間をかけて取り組んだことやろうか。」 冒頭これではじまるのだけど、ほんとそうだよ。中学生とか特にそうね。 直木賞受賞時の少し難しい言葉から、日常のあれこれやらいろんな話がめいっぱい。 小説じゃなくても、こういう本を読むのはたのしい。自分の世界がちょっと変形したり広がる感じ!

    0
    投稿日: 2012.06.06
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    川上未映子作品はまだ「すべて真夜中の恋人たち」の1冊しか読んだことがなく、また、それもすごく好き!というものでもなければ、この作家さんはもうしばらく読まなくていいな…というものでもなく、それでいて妙に印象に残ってしまうものだから、この作家さんに関してはまだ立ち位置を決めかねているのだけれど。 それでもやはり気になって仕方ないのでしょう。普段あまり読まないエッセイを、気づけば手に取っていました。 言葉遣い、表現、句読点の位置、リズム…それらすべてが「独特」である川上未映子の、この人の感性はきっと私と離れたところにあるのだろうと思って、それを少しでも、知ってみたくて読み始めました。 もちろん想像と違わず、私の感覚の外側にあるものも多くありましたが、驚くべきことは、共感できる部分の多さ。 中でも、私が言語化できなかった感覚をいとも簡単に文章で表現しているのは驚き以外の何ものでもないです。 ものすごくいい!というわけではないのだけど、どうしようもなく気になってしまう川上未映子作品はこれからもいろいろ読むんだろうな、という気がしています。

    0
    投稿日: 2012.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者は、テレビの週刊ブックレビューで見て以来、憧れの人である。独特の文体で、若者的言い回しも多分にある。抽象的な話も多く、最初はとっつきにくかったが、次第に著者の生活パターンを理解できるようになり、楽しめるようになった。

    0
    投稿日: 2012.05.29
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    この人の、息継ぎに困る長い文章。 かと思うと突然切れてまた始まる+大阪弁っていうのが全く肌に合わなくて、数年前に「乳と卵」に挫折して以来、未映子好きはきっと肺活量が違うんだな!と自分なりに解釈、何となく避けてきました。 なのに何でいきなし手に取ったのかは分からないけど、 これが意外に読めた! エッセイって作家さんの好きな作家さんがよく紹介されるから 読みたい本が増えてすごく得した気持ち。 とりあえず太宰治と多和田葉子はすぐにでも読みたい。

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    投稿日: 2012.05.20
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    「乳と卵」で芥川賞を受賞した川上未映子さんのエッセイ集。 なるほど、この方はこんな文章を書くのね、と、俄然興味のわいた一冊となりました。 豊かな表現力と、丁寧に一つ一つを確認していくかのような思考の仕方、とても、よかったです。好みです。 その人を知るという行為はすなわち、その人の考え方を知るということにほぼ等しいと私は思っていて、そういう意味でもかなり作者について知ることができた、いい読書体験でした。

    2
    投稿日: 2012.05.19
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    ステキ。 ロボコンの話がいちばん印象的だった。 個人的だけれど、自分がいつか、というよりあの瞬間に感じたことのある違和感をしっかり言葉で表現してくれていて嬉しくなった。 とても強烈で自分自身があっさりふたつにわれてしまうような錯覚を覚えた。 それでも現実の歩みにのっかってやり過ごすことしかできなかった。 いまでもはっきりとわかるあの感じがしっかり言葉になって書いてあった。

    0
    投稿日: 2012.05.18