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山口組概論 ――最強組織はなぜ成立したのか
山口組概論 ――最強組織はなぜ成立したのか
猪野健治/筑摩書房
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総合評価

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    ¥ mmsn01- 【要約】 ・ 【ノート】 ・これもblog not found の「千夜千冊」検索で

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    投稿日: 2018.10.28
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    日本最大のやくざ 山口組の歴史を通し、やくざとは何か、やくざが担ってきた役割、そしてやくざが亡びたときの日本の未来を描いた一冊。 被差別部落出身者、在日朝鮮人、前歴者といった社会のはぶれ者を受け入れてきたやくざ組織。彼らが自暴自棄になってより凶悪な犯罪を起こすのを防いでいたのがやくざである。 歴史をさかのぼれば体制側もやくざを利用してきた。 やくざの締め付け、排除が進むことにより、犯罪のアングラ化を促進。体制側の狙いとは逆になっているように思う。

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    投稿日: 2016.01.11
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    大分裂のタイミングで読了。本書で語られる六代目が目論む幕藩体制方式は失敗だったのでしょうか?でも、きっとまだまだ物語は続いていくはず。例えば今回は出ていった側も神戸山口組と名乗り、おなじブランドに固執しているのは山一抗争の時、結局、山菱の代紋が勝つ、という歴史の教訓があるからなのかな…と思ったり。過去を原因とし、新たな抗争を今日も生み出し続ける暴力のクロニクル。ただ三代目のカリスマが完璧であればあるだけ、失われた輝きへの憧憬にも見え、組織暴力の挽歌は始まっているのかも。たぶん、残るは個人バラバラに潜在化する見えない暴力でしょう。

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    投稿日: 2015.12.08
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    太鼓持ち本。ヤクザがヤクザ稼業ではなく正業を持つことの意義はまあわかるけど、それも暴力団と繋がりがあることを活かしているようで、それなら他の暴力団と比べてましという主張はまあできうるが、それ以上の正当化を目指しているようでいやはや。

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    投稿日: 2015.04.08
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    三代目田岡さんはとにかくすごいことが分かった。 やくざ社会の変質、社会構造との関係あたりが興味深い。やくざと格差社会。 どうしたら暴力団はなくなるのか。追い詰められた者の最後の拠り所だったかつてのやくざ組織がそれを受け入れられなくなっていくと、、、福祉が受け入れられたら良いのは当たり前だけど。 犯罪は、ないのがいちばん、暴力団をどうするかだけに問題はとどまらないけど、やくざ組織という観点から問題を考える視点も、もっとスポットがあたるべきでありそう。

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    投稿日: 2013.02.14
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    山口組の歴史がわかります。 今の山口組は実質田岡組である。 弁当持ち=公判待ち 勲章持ち=前科あり ヤクザになる人は大きく分けて3つ 被差別部落、在日、貧困 日米安保まではヤクザは治安維持を担っていたが東京オリンピックを前にして暴力団として取り締まられる立場になった。 米国の圧力などにより暴力団に対する制限が厳しくなってきている。 法で全ての組を解散させるとしても組がなくなれば構成員たちは社会に溶け込む(堅気の仕事につく)、個人で犯罪を犯し生きていく、死ぬのいずれかになる。 仕事につければ問題はないがヤクザになる人はもともと社会の弱者が共に助け合い生きているという側面もある。 また、元ヤクザや前科ある人を社会がすんなり受け入れるとも思えない。 そうすると組内の掟もなく犯罪をすることになり凶悪化するか死ぬしかない。 ヤクザを単純になくしたところで社会から差別や貧困がなくなるわけではないので社会の安定性を考えたら必要悪としてヤクザがあるのも合理性はあるんだなと思いました。

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    投稿日: 2012.10.23
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    著者のスタンスの偏りは感じるけれど、まさに「概論」としてわかりやすくまとめられていて、その一端を垣間見ることができた気がする。

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    投稿日: 2012.02.08
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    やくざ人口の約半数を占める巨大組織・山口組は改正暴対法によって苛烈な取り締まりを受ける中、六代目司忍組長のもとで原点回帰への体制刷新をはかっている。 原点回帰を志向する六代目山口組の現在を知るためには、司組長が信奉する中興の祖・田岡一雄三代目および三代目を生むに至った山口組前史を紐解くことが欠かせない。 田岡三代目が引き継いだ「組員各自に正業を持たせる」「事業に縄張りはない」という山口組の組織原理はやくざ組織として絶大な力を持つに至った理由でもあり、また山口組が受け入れてきた『やくざになるしかない』人々の存在を私たちの社会がいかに切り捨ててしまったかを浮き彫りにする。 そして苛烈な暴力団排除の動きは、既存組織のアングラ化と、任侠道から外れた統制のきかない犯罪者集団を生み出してしまっている。

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    投稿日: 2011.11.30
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    現在の6代目まで山口組の歴史が網羅できる格好の書。 基盤を作り上げたことも凄いが信念を持って警察に抵抗し組織を維持した3代目のカリスマ性は尋常ではありません。

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    投稿日: 2011.08.10
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    [ 内容 ] やくざ人口八万人のうち、約半数が山口組系である。 熾烈を極める警察の取締まりのなか組織は揺らぐことがない。 そもそも、やくざはなぜ存在するのか? 山口組とは何なのか? 神戸の小さな組が最強軍団に成長した背景とは? 山口組九〇年の歴史をたどることで日本社会の深層をえぐりだす。 いま格差社会の波と暴対法下の重包囲網をまえに、山口組は少数精鋭化への道を歩み始めたともいわれている。 巨大組織の歴史と現在、今後を展望する。 [ 目次 ] 序章 ヤクザとは何か 第1章 六代目体制の衝撃 第2章 山口組誕生と近代やくざ 第3章 三代目と全国制覇 第4章 カリスマなきあとの分裂抗争 第5章 バブルと暴対法の時代 第6章 山口組はどこへいくのか [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2010.08.29
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    ふむ。興味深い。 暴力団が、社会からはじき出されたものの収容コミュニティになっている。 それは、事実だろう。誰だって自分の気持ちを分かってくれる人と一緒にいたい。 一般的な社会が受け入れてくれないのならば、 そういうコミュニティが出来るのも自然といえるだろう。 差別がなくならない限り、暴力団はないよりあるほうがましだろう。 現在やっている暴対法は、病巣を取ることにならず、 むしろ逆に事実として犯罪増加を生み出すことになる。 だからといって、やくざが子犬販売をするのは絶対に許さないけどね。 --気になった言葉-- 組がなくならないのは、組を生み出す土壌があるからだ。(中略)経済的貧困や愛情の欠如、差別や社会不信といった市民社会のなかにやくざを生み出す構造があるのであって、反対に組はつくろうとしてできるものではない(P143) 子分たちに「あれをせい」「これをせい」と、いちいち指図する小物にわたしはなりたくない。言葉で教えるのではなく、わたしの態度、日常生活、会話のはしばしから学び取らせる必要があった(P166)

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    投稿日: 2010.08.15
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    興味深く面白く読めた。 けど、筆者がやくざに肩入れしすぎてて、ちょっと…… もう少し冷静な視点の作者の書いたものを読んでみたい。

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    投稿日: 2009.10.26
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    普通に生活していると学生の私は、やくざ呼ばれる人達と関わることは勿論、見かけることすら皆無に等しい。しかし、田舎で見かける暴力団反対ポスターや、一部の凶悪事件のニュースを見るなどして、自分で直接確かめたこともないのにやくざ=悪だと思っていた。 この本を読んでみても、やはり法律すれすれの行為や犯罪をたくさんしているのは間違いないことだと感じた。しかし、町のチンピラの迷惑行為を抑制したり、差別され、虐げられて職に就くことができない部落出身者や在日の人たちの最後のセーフティーネットとしての役割を果たしている部分も強くあった。 上記のような良い一面があるからといって犯罪行為が許されるわけでは決してない。しかし、やくざがいるおかげで社会のバランスが取れている部分もあるということをしっかり認識すべきだと思う。 犯罪行為を当たり前にするやくざを撲滅させるという社会の考えはわかる。しかし、暴力団対策法によって資金源がどんどん絞られた暴力団の力が弱くなり、それまでかかっていた裏社会でのブレーキが外れ、暴力団さえ管理できない悪人がどんどん増えているという。そこまで考え、わかった上で法律を施行しているのなら問題ないが、わかっているかは甚だ怪しい。 読書をしていていつも強く思うことだが、物事を一面からしか見ない状況で判断してしまうというのは非常に危険で、時には取り返しがつかなくなることもある。そのことをもっと一人一人が考えられる世の中になればと思う。 ★memo 生活の貧しさ、心の貧しさが悪の道に走らせることを、わたしはこれまでにイヤというほどみせつけられてきた(三代目 田岡一雄) この当時(田岡三代目時代)、やくざ全体の70%が在日、被差別部落、あるいは欠損家族などの生活困窮者など、市民社会からはじき出された下層窮民であった やくざに朝鮮人が多いのは、社会に出てもあらゆる門戸が閉ざされているからだ。残されているのはみじめな雑用だけ。差別と貧困。それにじっと耐えるものもいる。しかし、ガマンできないものもいる。よいも悪いもない 衣食住が満たされぬのは、それ自体が犯罪である 子分たちに「あれをせい「これをせい」と、いちいち指図する小物にわたしはなりたくなかった。言葉で教えるのではなく、わたしの態度、日常生活、会話のはしばしから学びとらせる必要があったない。そのためにわたしは生まれかわらればならぬ。組員の鑑みになっておのれをきびしく律することであった

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    投稿日: 2009.10.23
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    ヤクザ?暴力団? パンピーでも日本に住んでいる限り、間接的にはお世話にはなっていると思いますよ。 そんな彼等の歴史を、山口組を中心に成立から現在まで、時系列で解説。解りやすく面白い。 「日本人として知っておいても良いよね〜」と云う感じ。

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    投稿日: 2009.05.16
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    2009/3/10読了 暴力団には、戦後社会において、ある意味弱者のセーフティネットとしての機能を果たしていた面もあったということがわかる。

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    投稿日: 2009.03.11
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    現代史のある一面を知ることが出来てよかった。 社会から差別され排除されてきた人たちの心情はわかるが、肯定的に評価するのはできない。 検挙率低下と暴力団規制強化との相関は気になるところだ。

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    投稿日: 2009.02.15
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    長年に渡って山口組を追いかけてきた猪野健治が、その集大成とも言える山口組通史を綴る。 やくざは単なる暴力集団ではなく、その時代時代において一定の社会的役割を担ってきたことを説き、近年の暴対法の成立を受けて様変わりする「やくざ」と社会の関係に関して示唆に富んだ考察を示す。 なかでも、最下層貧民の受け皿不在、暴力団の闇組織化、(やくざが「縄張り」を失なったことによる)外国人犯罪組織の跳梁と犯罪検挙率の低下、やくざを狙い打ちした特殊法案による警察力の異常なまでの強化などはそれなりに説得力があり、社会学だと思って読んでも興味深い。

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    投稿日: 2009.01.27
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    現在やくざの2人に1人は山口組組員だそうで、山口組成長の原因を組織形態と組長の資質にあったとのこと。 またやくざという組織には貧困者や弱者の救済という社会的機能も兼ねていたが、昨今の取締りの強化によって経済的に自立できないものは組から外され犯罪に手を染めてしまう可能性があり、そして犯罪の増大を危惧する。 すべてを受け入れないときにすべてを拒否するしか方法がない。今はそんな世知辛い世の中。

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    投稿日: 2009.01.13
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    そのうち仕事でお相手することになる可能性が高い方々なので,勉強のため。ほとんど知識がない業界なので情報としては面白いんだけど,文章が合わなかった。どこに向かってるのか良く分からなくなるんだよね。構成が練られてないんでしょうな。アカデミシャンではないのは承知の上だけれど,ビジネスマンでもカチッとした文章書ける人も多いわけで,ジャーナリストとしてはもう少し頑張っても良いのでは。まぁ,何言ってるか分からないアカデミシャンもいっぱいいるので,個人の問題なのだろうけどね。って人の文章にケチつけるのは簡単だけどね(爆)自分が文章で人を説得する側に立ったので,自戒を込めて。読む前は,もっと実話雑誌的かとも思ったけど,立ち居地はきちんとジャーナリズムだったと思う。著者の強調する差別とやくざという視点は,古典的なのかもしれないが,これまで深く考えたことはなかったので,個人的には発見でした。掘り下げ方が足りないのは残念だが,新書だしねぇ。やくざに限らず犯罪者をどう位置付けるかは,今後自分が直面する問題なんだろうなぁ。ここにもまた,自己責任論が顔を出す気がする。ところで,巷に言われる自己責任の対義語って何だろう?ぴたっと嵌る言葉が思いつかなかった。社会(の)責任?環境(の)責任?階級責任?それとも,他者責任?誰か教えてください(爆

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    投稿日: 2009.01.07
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    神戸を本拠に構えるヤクザの代表格、山口組の誕生から現在までを概観している本。山口組だけでなく、他の地域の暴力団の歴史を交えながら論が進められるので、日本ヤクザの現代史を概観できる。。山口組が関東の組織を傘下に入れ、関東制覇を狙っている最近の状況も語られており、週刊誌以外のメディアがあまり報じない暴力団事情が、わかるという意味でも有用。改正暴対法による締め付けを強める警察の姿を見ながら、著者は「弱者のいきつく場」としての暴力団の役割を強調し、それが警察の取り締まりを受け、地下組織化する現状を危惧する。地下組織化はマフィア化を意味する(例えば、司法や警察官を次々と殺害したシチリア・マフィアのように)ので、警察によるやり過ぎた締め付けは逆に警戒すべきだろう。ただ、被差別部落の出身者や在日朝鮮人といった被差別者の駆け込み寺がヤクザの役割だったとする筆者の論に沿えば、都市化や人の流動性が活発となることですこしづつ差別問題が解消を見せている今、その役割は次第に終えつつあると見るべきだろう。また、現代的には経済的困窮者のよりどころがヤクザとなりつつあるとも論じられているが、それは政府がセーフティ・ネットの充実による貧困の撲滅を狙うべきで、ヤクザに頼るべきことではないことは明らか。ヤクザの擁護すること自体はそれほど問題とは思わないが、それが必要悪であり無いに超したことはないのだということを特に忘れがちのように感じるのが気になるところ。ヒル『ジャパニーズ・マフィア』(三交社/07年)の言うように、暴対法のもとで静かに安楽死をさせるべき存在ではあると思う。とはいえ、性急に国内の組織を潰せば外国(中国やロシア)からの組織に日本地下社会が乗っ取られるだけで事態は悪化すると思うので、私も早急にヤクザを無くすべきとは思わないし、警察もそこまでは出来ないだろう。この本では、ヤクザの国際化は全く触れられていないが、海外地下組織との連携も気になるところではある。特に国際金融の世界への進出は盛んだと聞くし、、、。結論には首をかしげるところがあるものの、全体としてはヤクザの現代史を概観できる興味深い本であることは確か。

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    投稿日: 2008.12.21
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    日本で最も巨大なやくざ組織「山口組」の通史をまとめたもの。 やくざはただの暴力組織でなく、正業を持たせるための更生機関のような役割があることもわかる。暴力排除に隠れて、これまで見えてこなかった点がよく見えてくるようになる1冊 http://blog.livedoor.jp/namunamu_6_3/archives/51610507.html

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    投稿日: 2008.12.15