実は、論理、正しい推論についての本で、日常生活の中でいかに無意識に使われているか、また正しく使われていないかを説明した本なのだと思う。論理学のとっかかりとしては非常に親しみやすいが、タイトルにあるように他者をあやつるとか勝つために使おうというコンセプトはセンセーショナルだけれど、心卑しいというか、現実的には論理で言い込められても感情的にこじれることは避けられず、絶対的な武器にはならないものだけに(著者はその点をよく理解していることも窺えるだけに)非常に残念。 12-93