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笑犬樓よりの眺望(新潮文庫)
笑犬樓よりの眺望(新潮文庫)
筒井康隆/新潮社
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総合評価

5件)
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    筒井康隆さんの小説以外の文章を初めて読んだ。 たまにこういう思考の主人公が出てくる短編を書いているが、自分がモデルだったんだな。

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    投稿日: 2024.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

     昔から気になる作家は短編やエッセイなどを読み、それが気に入ったなら長い小説を読んでいくタイプなので、初めて読んだ筒井康隆さんの本はこれだった気がします。  80年代半ばくらいからの10年くらいに書かれたエッセイで、その当時の世の中で話題になったことについての感想や筒井さんを取り巻く状況の変化などが語られています。ひとつひとつのエッセイが長くないので、ちょっとした合間に気楽に読めて、移動中の電車の中やトイレの時などにちょこちょこと読み進めました  消費税導入、日本航空123便墜落事故、ビートたけしのフライデー襲撃事件、昭和天皇の危篤から崩御とそれに伴う世の中全体の自粛ムード、自身の小説をめぐって 様々な団体から抗議されたこと、断筆宣言……。  当時の出来事や自身を取り巻く状況の変化、世の中の空気みたいなものが筒井さんの目を通じて書かれています。  全体を通じて印象に残っているのはレポーターをはじめとするマスコミの横暴さ。人の懐にずかずかと踏み入って好き勝手をやって過ぎ去っていく、そんな様子に一体あいつらは何様のつもりなんだという怒りが伝わってきます。    自分が知らないことばかりだったので、こんなことがあったのか思うことがエッセイを読んでいてよくありました。  読んだのはしばらく前ですが、さっと思い出しただけで上記のように数々の出来事があがるほど、激動の時代だったのだと改めて思いました。

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    投稿日: 2018.01.08
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    「断筆宣言」が収録されていることで有名なコラム集だけども、「ついに「ぼくたちの好きな戦争」が始まった」も必読です。

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    投稿日: 2012.09.05
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    筒井康隆のエッセイは毒舌でふざけているように見えて実は生活をしていく上での大きな基本を教えてくれる。おそらく今の若者が読むと時代遅れの意見ととらえるかもしれない。でも僕にとってはこれが正しい物の見かただ。これからも何年かに一度読み直したい。 そしてこのエッセイの最後の2葉、「日本てんかん協会に関する覚書」と「断筆宣言」はすべての表現者が読んでおくべきだ。

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    投稿日: 2012.05.05
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    ≪内容≫ 時代の叡智、筒井康隆による痛快な社会時評。 断筆宣言に至るまでの10年間の真摯な闘いの記録。 ≪感想≫ 初めて読んだ筒井康隆のエッセイ。今から10数年前のものだが、本書の中で度々取り上げられているマスコミへの痛烈な糾弾は今でも十分に通用するし、喫煙者を取り巻く環境などについては、まさに描かれている通りの未来が訪れている。特に断筆までの経緯や表現規制についての彼の姿勢には、なんというか、とにかくシビレる。処々のユーモアは少しも色褪せず、今日の問題においても十分に通用する意見ばかりで、稀代のSF作家としての彼の知性と先見性はさすがだと感じると共に、今更だけども、断筆を解いてくれて本当によかった、よかった。

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    投稿日: 2011.03.31