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レッドセル CIA特別分析室
レッドセル CIA特別分析室
マーク・ヘンショウ、横山啓明/早川書房
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総合評価

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    おぉ。軍事スリラーっぽいのは久々に読んだなぁ。もっと冒険小説色が強いかと期待していたんだけど、これはこれで面白かった。

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    投稿日: 2018.12.25
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    まず、このカテゴリーの小説に必要な要素の緊張感を当作品は持っている。すなわち、一読に値するという意味でである。現代の情報戦がシギントに傾く中、ヒューミント(人的なリソースによってもたらされる情報)にウェイトを持つ作品が十分なリアリティを持って展開される本作品は、CIA分析官の経歴を持つ著者ならではの境地であると言っても過言であるとない。クランシーの死後、道を継ぐものとしての期待大である。さて、本作品は、中台緊張と台湾の自立を支持するアメリカを巡る物語である。2012年の作品であるから2015年末の現在と比較して国際情勢において差異はあるのだけれど、アメリカ国内、アメリカの在中大使と中華人民共和国の総書記とのやりとりは、リアリティがあり作品を引き締めている。中台の関係は、取りも直さず米中の関係である。一帯一路を謳う中国が一つの中国を政治的なアピールとして推し進め、台湾併呑を強行出来ないのは台湾の世論と一つの中国を望まない陣営と米国の関係を重視して考えなければ他ならない現実がある。すなわち、アメリカ第7艦隊が大きな軍事的阻害要因となっているからに他ならない。本作は、そのポイントをついて、そこから物語を構成しているので本格感があり、近視眼的未来の書として読むにも値する。

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    投稿日: 2015.11.18
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    アメリカCIAに所属する現役分析官が執筆したスパイ小説。 本書は著者のデビュー作になります。 中国の台湾進攻をテーマにしており、中々スリリングで読み応えのある小説でした。 では、前置きはこの位にして以下で粗筋をご紹介。 無能な上司の所為で負傷した秘密工作員キーラ。 復帰後、彼女はCIAの分析部門の一角であるレッドセルに配属となる。 時を同じくし、中国が台湾への軍事作戦を開始する。 これを受け、中国の手の内が読めぬまま空母を台湾近郊へ向かわせるアメリカ。 そんな折、20年以上に渡って中国中枢の情報をCIAに流してきたスパイ、コードネーム・パイオニアの身に危険が迫る。 彼から中国の秘密を探りだせないか? レッドセルはパイオニア救出作戦を実行しようとするが・・・ 本書の印象を簡単にまとめると、人物描写は必要十分、事態の展開に引き込まれていく内容と言った所でしょうか。 また、現CIA局員と言う点が影響を与えたのか、フィクションでは感じる事のある"甘さ"が、本書では感じる事も無く。 スピーディーな展開とともに本書の魅力を高めてくれます。 翻訳者による後書きによれば、原著の方では本書の続編が2014年5月に発売されるとか。 次回作も読んでみたいですね。

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    投稿日: 2014.06.18