読了日不明だが、果たして本当に読んでいたのか疑問。というのも、前半の「創作作法以前」「ユング「文芸と心理学」をめぐって」「虚構と現実」は、今読んでも難解だし、既読感がない。虚構の実験作である『虚人たち』は既読だったが、著者の主張の半分も理解できていないのではないかと感じた。後半はすいすい読み進められ、特に「楽しき哉地獄」はいつもの筒井節が全開のエッセイだった。解説は二十歳の頃の斉藤由貴! 私と同世代で、自分も高校生で筒井作品にはまっていただけに、懐かしいやら嬉しいやら。