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ハラダ発ライ麦畑経由ニューヨーク行
ハラダ発ライ麦畑経由ニューヨーク行
原田宗典/朝日出版社
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総合評価

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    すごく久しぶりに原田宗典の本を読んだ。村上春樹のとは少し違う「やれやれ」感がいっぱい。宗典さん流に言うと「とほほ」だね。『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の背景を巡るニューヨーク旅行記。とほほの中にある鋭さ、さすがです。 <本文書き写しメモ> いずれにしても日本でもてはやされているテの「コンビニ」らしき店は、一軒もなかったように思う。いや、深夜営業の雑貨屋、というやつなら何軒かあった。しかしそれらは、日本の「コンビニ」とはどこかが違う。人間が人間を相手に商売している感じ、とでも言おうか。日本の「コンビニ」が商売ではなく、システムとして機能している感じがするのとは、対照的である。きっちり管理され切っていない分、人間らしい融通の効く部分が残っていて、だからこそどこか”生きている”印象がある。 この際正直に告白すると、ぼくは「コンビニ」というやつが嫌いである。あんなもん、好きも嫌いもないじゃーんと思われるかも知れないが、だとしたら正にその点が問題なのである、好きでも嫌いでもない、どうでもいい店がこんなに増えちゃって、本当にいいのだろうか?今や流通の主導権を握っているのは「コンビニ」なのだそうだが、それって”富める国日本の貧しさ”を象徴してるよなあ、と思う。なるほどコンビニエンス、であるのは確かに結構だが、その単なる便利さを”豊かさ”と履き違えた日本人は、精神的にひどく貧しくなってしまった。本来”豊かさ”は便利とは無縁の、むしろ不便の中にこそ存在するのではなかったか。そう簡単には成就できない何か、しかし自分にとっては価値のある何かに取り組んで、こつこつと創り上げたり、あれこれ工夫したりするーその過程こそが”豊かさ”を育むのでゃなかったか。

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    投稿日: 2011.11.07
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    いつもの原田氏のエッセイとは少し違い、「ライ麦畑でつかまえて」への思い入れが目いっぱい入っている。 いつもの方が好きだな。

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    投稿日: 2005.12.20