
総合評価
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powered by ブクログこれは小説なのかはたまたノンフィクションなのか。多分ノンフィクションに近い小説という表現が1番近いのだろうけど、色々考えさせられる内容だった。政府が舵取りをいかに誤ったか、いかに海外諸国に比べ日本が汚染物質を見境なく使用、排出し、自然を破壊してきたか。そして、いかに私達の胃に入る食べ物が、汚染されたものか…。 田んぼに飛び込み溺死する蛙の話には戦慄した。 普段から有機栽培や自然農法など、オーガニックなものをなるべく摂るよう気をつけて入るが、一層口に入れるものには注意しなければと感じた。政府が全く当てにならないのはこの時代も今も変わっていない。自分で調べ、考え、自分の身を守らなければ。 そして有吉さんのジャーナリスト魂には恐れ入る。インターネットもない時代、どこにでも電話をかけ出かけ、無知を恥じず分かるまで食い付く。この執念、行動力は肖りたいところだ。
0投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「複合汚染」有吉佐和子著、新潮文庫、1979.05.25 514p¥640C0193(2025.03.09読了)(2006.08.27購入)(1992.12.20/35刷) ☆関連図書(既読) 「沈黙の春」カーソン著・青樹簗一訳、新潮文庫、1974.02.20 「自動車の社会的費用」宇沢弘文著、岩波新書、1974.06.20 「クルマを捨てた人たち―自動車文明を考える」田中公雄著、日経新書、1977.03.25 「紀ノ川」有吉佐和子著、新潮文庫、1964.06.30 「華岡青洲の妻」有吉佐和子著、新潮文庫、1970.01.30 「出雲の阿国 上之巻」有吉佐和子著、中央公論社、1969.09.15 「出雲の阿国 中之巻」有吉佐和子著、中央公論社、1969.10.15 「出雲の阿国 下之巻」有吉佐和子著、中央公論社、1969.11.15 「和宮様御留」有吉佐和子著、講談社文庫、1981.07.15(1978.04.) 「恍惚の人」有吉佐和子著、新潮文庫、1982.05.25 「有吉佐和子スペシャル」ソコロワ山下聖美著、NHK出版、2024.12.01 内容紹介(楽天ブックスより) 工業廃液や合成洗剤で河川は汚濁し、化学肥料と除草剤で土壌は死に、有害物質は食物を通じて人体に蓄積され、生まれてくる子供たちまで蝕まれていく……。毒性物質の複合がもたらす汚染の実態は、現代科学をもってしても解明できない。おそるべき環境汚染を食い止めることは出来るのか? 小説家の直感と広汎な調査により、自然と生命の危機を訴え、世間を震撼させた衝撃の問題作!
1投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログとてもつかみやすかった。頭の中がいくらか整った。やはり環境問題も、足元や手元からみていかないと、ここにはない話しになってしまうのだなと。 ところでこの本だけでなく、「有吉佐和子」が残したものは、今の話しとしか思えないことが多くて驚く。さらに今では複雑にされて理解が困難にされてしまっているようなことが、余計な添加がされず、とてもつかみやすい。 「有吉佐和子」からエントリーしていたらよかっただろうにと思い浮かぶ人が何人もいる。
0投稿日: 2024.07.26
powered by ブクログ人類の拡大が速過ぎて噴出する問題に対応し切れない、今の温暖化対策はデジャブなのかも、この時代を実際に生きた人からすると。 そうするとどこか日本の野党的な騒ぎ立てにも見えなくない本作はもしかすると理想論に過ぎる可能性もなくはなく。 こういう立場は絶対必要だけど、そこに折り合いを付ける人たちがいてこそ価値があるので、うーむ、簡単な話ではないかと思われ。
0投稿日: 2024.02.07
powered by ブクログ選挙の話に始まり、環境汚染、食物の安全性の話に入っていく本書。 恥ずかしながら日頃興味を持っていない分野の話にも関わらず、この読みやすさ、面白さよ。有吉佐和子さん、流石の筆力。 きっとご本人が、しっかり腹落ちするまで問題を理解して、自分の言葉に直して書いてくれているから、こんなにすっと内容が入ってくるんだろうな。 今の日本の農業はどうなっているのだろうと興味を持った。 堆肥の話が多くあり、やはり農業のような生命に関わる分野は綺麗事じゃなく、汚れ仕事も多くあると実感。 結局シンプルな、昔ながらの自然のシステムでやっていくのが、無理なくナチュラルでいいのだろうけど、わざわざ汚いことをやりたがる人がどれだけいるかとも思う。やはり何か農家が儲かる仕組みがないといけないのかもしれない。 いろいろなコンパニオン・プランツの話も初めて読み(バラとニンニクを一緒に植えると、バラの花の匂いが良くなって虫がつかないとか、コナギさえ生えれば、田んぼに他の雑草が生えないとか)、とても興味深くて面白かった。
30投稿日: 2023.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上梓は1975年。世間では環境汚染、公害問題が深刻になっていた。 あれから約50年、環境汚染という問題は、さすがに今の日本ではない(表面化してないだけかもしれないが)。しかし、異常気象、環境破壊がそれに代わっているような気がしてならない。 「文明開化した人類は、壊れない物、腐らない物、燃えない物を追い求めた結果…」と、語る。本書では、PCBに繋がるのだが、現在では農薬に限らず、プラスチックや化石燃料かもしれない。ひょっとしたらSDGsも将来的には未知数? 開発・利用された当初は、持て囃され、夢の××だったのが、実は…、というものは少なくない。 しかし、私たちにどんな選択肢が残されているのだろうか。きっと、「現状は安全といわれている」農薬を使い、車を使い、プラスチックで包装され、水道水を飲むしかない。今さら、電気もガスもネットも車もない社会に戻ることはできない。それが、環境破壊だとしても、…。 「どうして日本に原料を輸出し、化学製品を買い、なぜ日本を儲けさせるのか?」の問いに「わが国に公害をもたらしたくないから」と答えた首相の話がある。誰もが、実験台なのかもしれない、と、空を睨む。
0投稿日: 2023.02.10
powered by ブクログ1974~75年の『朝日新聞』連載小説。といっても、脚色があるとはいえ、ストーリー性はない。「小説」というよりもルポルタージュに近い内容。冒頭の選挙応援に始まり(本題ではないが、これはこれで面白い。菅直人も登場)、化学肥料、除草剤、合成洗剤、食品添加物、PCB、配合飼料、自動車排ガス、交通事故などあらゆる話題が提供されていて、著者の好奇心に脱帽した。 50年後の今日、著者が挙げた問題には、緩和されたものや、逆により深刻化しているものもあるだろうが、「個々の物質からの影響をバラバラに見るのではなく、これらが積み重なると何が起こるか?」という発想は、有効性を失っていないだろう。
19投稿日: 2021.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
以前借りたけど頭に入らないか時間切れでつんどく… つん…ど…つんどくしてたもの 再トライ 各所で参考に出される大事な書か。 長くかかりましたが読み終わり、 私が産まれる9年前に書かれた本にすでに 御用学者という言葉がかかれていたり 企業の広告、国の機関の言うことを いちいちうのみにせず、疑ってみることの大切さ わからなくても、学者に「もっとわかりやすく言ってください」と聞いていいということ、またその勇気 世の中をじっくりみている「ご隠居」とのやりとり 文章が楽しく、時間かかったけど読んだかいあり。 ふせんはったとこめも p161 おそろしいものを食べて生きている為、染色体がめちゃめちゃになっているから遺伝子もくるっている。 孫の顔をみたいとは思わないという半端な知識人。 →もっとも男性的な意見だということ。こんなことを言う人に限って幸せな結婚をしているし、子どもの出来も悪くない。その幸せを子どもにも与えたいとなぜ思わないのか・ 確かに。女性なら、子どもや孫の幸せを考えて生活をよくしようとしたりするもんだもんね。 p391 マンハッタンの高層ビル群のなかで3,4回に事務所がある人でエレベーターを使う人はなく、階段を上らないでいると具合が悪いのかと聞かれたそう。 エレベーターは老人と病人と、ハイヒールを履いたおしゃれでバカな女のためにあると。 機械は病人を作る。ギルダー女史 p490 ヨーロッパや東南アジアの牛や豚は車道を横切って移動していく。 運動している。 →会いたい♡
0投稿日: 2019.09.27
powered by ブクログ食品添加物など、個別ではそこまでの被害がないとして使われる物質が複合的に恐ろしい汚染を引き起こすということを伝えている本。ミレニアム世代以降はたしかに恵まれた環境で育ったかもしれないが、こういう食べ物で育ったため長生きしないかもなとすら思う…
0投稿日: 2019.04.17
powered by ブクログこの本は 昭和40年代後半から50年代前半 朝日新聞に掲載された連続小説で当時社会問題となっていた環境汚染をうまく伝えている。当時話題の小説だったわけで 自分が育った時代 戦後の高度経済成長期の真っただ中 複合汚染の中だったことに検めて知って驚く。 自分がこんなに無知だったとは・・・。あらゆる分野の環境問題に気付いたとき真っ先に読むべきだった。 出だしが選挙運動から始まって、バン!っと目に飛び込んできた 「 複合汚染 」といういろんな環境汚染が重なり合った言葉は衝撃だった。中身を読むまで複合汚染という重たくて暗いイメージがある言葉だけをみるのと、読み始めると有吉さんの軽快な文章とはギャップがあってよけいにこの言葉が強くインパクトを受けました。いち消費者としてあらゆる環境問題にたくさんの疑問を持ち 知ろうとする有吉さんと、読者も同じ目線で読めるのでこれはとても読みやすかった。この本読んだ後は まともな生活がしたくて 普段使用している 日用品食料品が使えなくなりそうで添加物や化学薬品を使っていない自然素材や天然ものや 無添加製品 など安全性を求めてしまうので とても生きにくくなるなぁと思いました。 本来はそうであるべきなのにまともに暮らせなくりそうで怖い。 この本を読んで思ったのは、環境問題に関心のない人ある人。また 特に農業する人、家庭菜園する人、農に携わる人は最初に読んだほうがいいと思いました、なぜ自然栽培がいいのか、なぜ、農薬や化学肥料がダメなのか、なぜアレルギー疾患がふえたのか、自然環境が著しく悪化しているのか、日本の農業はダメなのか、 マニュアルな自然栽培や有機栽培の本を読むより、高額なセミナーを何回と受講して聴くよりもまず読めばありとあらゆることが理解できることでしょう。昭和40年代後半の社会問題となっていた環境汚染について書かれていますが、現代にもあてはまり、40年経った今も実際起きていることが通用するくらい新鮮さを感じます。反対に何一つ問題は解決されていないままであることも。 レイチェル・カーソン著 「 沈黙の春 」の日本版といってもいい。それ以上に今からでも社会を変える力のある本だと思います。40年前と違うのは 環境問題に関心を持って動いている人が少しづつ増えて変えていこうとしている人がいること。 日本の出来事だから、これまでの日本の姿がわかり、これからの日本の在り方を示唆している。 きっと多くの人に受け入れる内容だと思います、たくさんの人に今こそ受け入れられたら日本を変えることができそう。沈黙の春はよく知られているのにこの本はなぜあまり知られていないのだろう。自分が知らなかっただけかもしれない。 この本は小説としてではなく。 農業を始めたい人、始めた人、あらゆる農業関係者、また食に関心ある方にはきっとバイブルとなる本です。 今一度拡まって欲しい本です。 唯一残念なのは有吉佐和子さんが故人であること。 生きておられたら当時と変わっていない日本を見てどうおかんじなったことだろう。生きておられればもっと環境問題に関心を持つ人が増えていたと思う。
3投稿日: 2017.10.06
powered by ブクログ1974年から1975年,朝日新聞連載小説.農薬,添加物などの化学物質の複合汚染の危機を世に知らしめた本. 告発の書といった雰囲気ではなく,非常にうまい語り口なので,するする読んでしまう. でも社会的な問題に関心の薄い私にはなにも残るものがない. 申し訳ない.
0投稿日: 2017.08.29
powered by ブクログすごい本だった。約40年前に発表された、環境汚染に関する本である。発表当時は社会にかなりの衝撃を与えたに違いない。 朝日新聞に連載され、小説という形態をとっているものの、作者の綿密な調査・研究に基づくノンフィクションである。日本人を取り巻く、大気、水、土の農薬や化学物質による汚染に警鐘を鳴らしているのだ。それぞれの分野に詳しい専門家に話を聞き、それを一般人の読者にわかりやすくするために、近所のおじいさんに作者が話して聞かせるという構成になっている。私たちは気づかないうちに、排気ガスや工場の煙で汚染された空気を吸い、汚染された水で育った魚を食べ、除草剤などの農薬がかかった野菜や米を、そして成長ホルモンや抗生物質が入った人口飼料で育った肉を食べている。人間の体に及ぼす影響はどうか。有害な物質から命を守る法律はどうなっているのか。 私が子どもの頃にはすでに、公害病の原因も分かり始めていたので、一般人の環境に対する意識はある程度高まっていた。この本の功績かもしれない。この本を著したとき、有吉佐和子氏はすでに作家として名前が知られており、影響力があった。現在は、世界レベルで環境を守る取り組みもなされていて、私が子どもだったころより、体感でしかないが、環境はよくなっていると思う。それにしても、本書にあるように、自然が本来持っている力には驚かされる。 この本が評価に値するのは、汚染をただ非難するだけでなく、解決策を作者なりに考え、一般市民が取り組めるアイデアを提示している点である。 環境保全を声高に訴えつつも、有吉氏本人が早逝してしまったのは残念としか言いようがない。
2投稿日: 2017.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
だいぶ前の本であるので、現代ではもう少し進歩があるのかもしれない。 最近話題の「ねばねば石鹸」の前身(?)が提案されていた。(我が家でも使っている) ただ、洗濯石鹸についての部分で、「お母さんを甘やかさないで~」というような記述が見られる。現代に生きる私からしてみれば、少々強い言い方で、がっかりした。夜に石鹸液に洗濯物をつけておいて、朝に洗えばいいとのことだが、なかなか難しいことである。
0投稿日: 2017.03.14
powered by ブクログ題名からあまり関心を惹かないものだった。読んでみて、衝撃だった。昭和49年に書かれた内容から、消費者の野菜に対する考え方は変わっていない。そのため、有機の野菜が儲からない構造も変わっていない。 火が文明の始まりで、それと同時に虫歯が始まった。 稲を植えた後にタマネギを植えると良い。コンパニオンプランツ。 合成洗剤よりも粉石鹸の方が汚れが落ちる。お湯に説く必要があるが、それはお風呂の残り湯で良い。
1投稿日: 2015.05.06
powered by ブクログ小説というよりは、ドキュメンタリーに近い。 高度成長期の日本では、環境破壊がすすみ、深刻な問題となっていた。 この作品が注目されたおかげで、各自治体を含めた国の黄河への取り組みが行なわれるようになったそう。 分厚い本ではあるが環境問題に関心のある方にはおすすめ。
0投稿日: 2015.04.05
powered by ブクログ複合汚染読了。 小説とは言いがたいし、最初の方の選挙の部分は読みにくいし最終どこに話がいったの?って感じになるけど、あの時代(1975年)にあれだけのことを書いていて、有機農業ムーブメントを起こしたのはさすがだと思う。 農薬が一つ、二つ、三つと重なっていった時に起きる化学反応、そしてそこから新たに創りだされるであろう物質の毒性など誰もチェックしていない。 ちょうど四大公害が表沙汰になってきた頃でそのインパクトも大きかったのだろうと思う。 農薬をただ批判するだけでなく、使い方と量の問題だと指摘している点は共感できる。 ちょっと感情的になりすぎてる感が否めないので減点(偉そうなこと言ってすみません)。
1投稿日: 2015.03.10
powered by ブクログものすごく面白い。 食の安全性を問う姿勢は20年以上たった今も変わらない。放射能汚染は風評被害なのか否か。有吉さんがいたら教えて欲しい。 社会党系の話が冒頭でてくるんだけれど。 菅直人の若い頃とか(笑)
0投稿日: 2014.12.27
powered by ブクログ有吉佐和子さんを読んでみたくて、2冊目に選んだ。食品の複合汚染という、今、あらためて話題になっている題材を1979という公害全盛期に執筆されたという意味で面白い。でも、小説ではないスタイルという意味で選択ミスでした。2014/10 読了。
0投稿日: 2014.10.19
powered by ブクログ高1の頃読んで衝撃を受けた本。 母となり読み返し、より深刻になってしまった今の現状がとても情けなく、悲しく思った。 当時は大人に対して腹を立てていたけど、 大人になって私は何をしてきただろう…? 食べること、使うこと、捨てること… 水に流すにしろ、燃やすにしろ、捨てたものは必ず私たちと子ども達、そして子孫の口に帰っていきます。 物を購入する前にもっと良く知り、良く考えようと、改めて思いました。
0投稿日: 2014.10.08
powered by ブクログ早いもので有吉佐和子さんが世を去つて30年になります。本当に月日が経つのは早い。時蠅矢を好む。 没後30年といふことで、出版界では色色な動きも出てをります。その一番の目玉は、初めて書籍化された(集英社文庫)、『花ならば赤く』でせう。何と53年も前に雑誌に掲載されながら、その後一度も単行本にならなかつたといふ「幻の作品」であります。わたくしもまだ未読でありますので、早く読まんと欲するところです。 ここでは、個人的に思ひ入れの強い『複合汚染』の登場であります。なぜそんなに思つてゐるかといふと、わたくしの読書史上、初めて読んだ現役作家が有吉佐和子さんで、その作品がまさに『複合汚染』だつたのです。 それまでは年少の読者らしく、漱石鴎外芥川太宰と王道を歩んでゐましたが、必然の流れとして、現存する同時代作家の作品にも手を伸ばすことにしたのです。 どういふ経緯か覚えてゐませんが、とにかく初めての現代小説といふことで緊張しながら、同時にワクワクしながら読み始めたのであります。 タイトルから内容はおほむね想像がついてゐたものの、一読して衝撃を受けてしまひました。 まだ「公害」が喫緊の重要問題となつてゐた頃なので臨場感もあります。 いやあ、少年のわたくしには刺戟が強すぎたのですねえ、読後しばらくの間、わたくしは食欲を失くし、歯磨き粉を駆使せず歯を磨くやうになつたのであります。 当時の厚生省は、有害物質とわかつても中中使用中止にせず、それどころか直ちに健康被害が出るものではないとして基準値以下なら使用を認めるケースが多かつたとか。 しかし基準値以下と言つても、ほかの物質と化合すると、想定外の毒物に変化することがあり(要するに「複合汚染」なのですが)、さういふ場合についてはまつたく手付かずの状態だつたさうです。 実害が出てゐるのに、学者先生は「実験をしてみないと分かりません」を繰り返すばかり。著者は取材しながら苛立ちを隠しません。本書が警鐘を鳴らしてゐるのは、大雑把に言つてさういふ部分でせう。それで、学者は確定したことしか言へないが、私は小説家だから書くと宣言する著者。知つてしまつた小説家の責任感みたいなものが窺へるのです。 この作品を新聞の小説欄に連載したといふのが、更に驚きであります。著者は「必ず読者を掴んでみせる」と宣言して始めた連載ですが、そのためにさまざまな工夫がなされてゐます。 例へば冒頭で、市川房江さんの選挙応援の話から入るところ。読者を厭きさせないやうに、青島幸男氏や石原慎太郎氏や若き日の菅直人氏などを登場させ、話の興味をたくみに公害問題へと誘ふのであります。 選挙の話が尻切れトンボだとか、構成に難があるとか批評も聞きますが、これは作者も計算済みでせう。希代のストオリイ・テラアがそんな破綻を来す筈がありません。映画の一寸長いアバンタイトルみたいなものと、わたくしは解釈してゐます。 そして「横丁の御隠居」の存在が大きい。医者や学者の難しい専門話を、そのまま読者に提供しても「あのオ、わかりません」となるのは必定。そこで素人の読者が分かり易いやうに、御隠居との会話のキャッチボールの中で噛み砕いて解説してゆくのです。小説家であるといふことが大きな武器となつてゐますね。 小説と呼びにくい小説ではありますが、読後に受ける感銘はやはり文学作品を味はふ時のそれであります。こんな破天荒な作品を生み出す作家が53歳でこの世を去つたといふのも、返す返す無念ですなあ。せめて昨今の復刊ブウムで、新しい読者が増えることを望むわたくしであります。 ぢやあまた。 http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-268.html
0投稿日: 2014.09.08
powered by ブクログ35年前の日本の問題がいま、隣国中国で起こっている。 先進諸国が安い原価を求めた為に、避けられない結果となってしまった。 この本は1979年に初版が発行され、今でも読み続けられているのは、作者の知名度はもちろんの事ながら、徹底した取材による細かなデータに併せて、生産者とのインタビューを盛り込んだ読み易い口語で書かれているからだと思う。 日本の食品産業界の歴史が第二次世界大戦での敗戦によって、それ以前の歴史からぶつ切りになりながら進んできた事がわかる。 アメリカから持ち込まれた価値観が政治を巻き込んで、生産者から末端までを汚染して行った。 そして気がつくと、食品だけではなく、モラルや慣習、考え方まで洗脳されている。 この本には、私達が食品を選ぶ時の教養となるだけではなく、本当に良い判断をする為の価値観を学ぶために必要な要素がたくさん詰まっている。
0投稿日: 2014.08.12
powered by ブクログ図書館で借りた本。 衝撃的な内容が盛りだくさん。 気になる場所をチェックしていたら 付箋だらけになってしまったので 購入しました。
0投稿日: 2014.06.15
powered by ブクログこの本を読んで「食」に対する意識が一変した。そもそも、この本を手に取る人は、少なからず食に対する関心が高い人だと思う。 しかし、恐ろしいことは、この本が40年以上も前に書かれたということ。 では、現在のこの国の食の在り方はどうなったのか? 残念ながら、状況は悪化している。 私はこの本をきっかけとし、もっと食への知識を持つべきだと思った。 あなたは何を食べていますか? その答えが自分自身を作っている。
0投稿日: 2014.05.11
powered by ブクログ実際に読んだ本はこの本の初版本だと思う。 昭和53年に出版された本を図書館で借りて読みました。 話の始まりは有吉佐和子さんが市川先生の全国区選挙の応援をすることに決まり、その応援をしながら排気ガスなどの公害に疑問を持つところから始まる。 それから農業や色々な化学合成洗剤などあらゆる事についていかに危険なものが含まれているかを書き進めている内容で、私が大学生で東京に住んでいた頃に出版された本だと言うことが読んでいて分かった。 当時この本に出会い読んでいたら、その時点で私の生き方も変わっていたのではないだろうかと、今だから思うが・・・それこそ今だから思うのかもしれない(^^;) 今読んでみても無農薬の農家のことや畜産を小頭数で自然と一緒に育て有機農法で農産物を育てたり、農薬の危険性やその農薬を使わずに稲や農産物を育てる色々な人達の取組みを掘り下げて体当たりで取材した内容が書かれている。 公害をばらまく自動車産業の中でマツダやホンダの取組みをやはり本田宗一郎さんに会いに行き、その技術的なことを聞いて紹介したり、本当にバイタリティのある内容に感心させられた。 洗剤に添加物が多数混ぜられており、実はクリーニング屋さんでは合成洗剤ではなく洗濯石けんを使っていて、その方が安全で水を汚さず、しかも汚れもよく落とすと言うことが書いてあり、さっそく通販で添加物の入っていない洗濯石けんを購入し、台所でそれを溶かして使うことにした。安全なので何にでも使え、しかも水を汚さないのだからこれは感謝だ。 しかし、最後には原発の事に30年近く前に危惧されたくだりがあり、この人の先見之明に感服させられた。 大昔の警鐘小説?だが、これは今読んでも全く遜色ない新鮮な本だと思う。ぜひみなさんに読んでもらいたいと思った。 図書館などできっと借りられると思うのでぜひチャンスがあればオススメの一冊だと思います。
0投稿日: 2013.11.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まだ米屋になりたての頃に、有機米を勧めて下さった方が、ぜひこの本も読みなさいと薦めてくれた本です。 市川房江は祖母が交流がありましたし、若き日の菅直人が出てきたりするので、冒頭は小説気分で読んでいました。 農産物の流通や生産者さんの取り組み等、非常に示唆に富んだ内容で、考えさせられる本でした。
0投稿日: 2013.07.11
powered by ブクログ有吉佐和子さんを初めて読んだのですが、今までにない形式?の入り方で戸惑いました。まさか選挙のお話が環境汚染に繋がっていくとは思ってもおらず、しかもその話題の移り変りがグラデーションのようで、いつのまにか環境汚染の話にずっぽり染まっていました。これ、当時でこんなにたくさんの事柄が問題提起されてますけど、今、現代の日本と世界はどうなのか、よりひどくなっているのかそれとも改善されているのか気になります。1番気になったのが洗剤。あとは有機栽培とかメシア教について更に調べてみたくなりました。
0投稿日: 2013.04.16
powered by ブクログこの作品は、昭和49年に8ヶ月半にわたって朝日新聞の小説欄に連載されたものである。 そこから40年近く経っている現在、あまり状況は変わっていないように思い、愕然とする。 当時も著者のように、食品・環境汚染を危惧していた人がいたのに、どうして改善されないのだろうか。 例えば、ライポンFという台所用洗剤があるのだそうだが、1962年にこのライポンFを誤飲して、死亡した事件があった。裁判では、ライポンFが死亡の原因とは認められなかったようだが、毒性があるというのは大いに考えられることである。そして、50年経った現在でもこのライポンFというのは業務用のみだが存在するのだ。 また、現在では台所用洗剤には「万一飲みこんだ場合は、水を飲ませる、吐かせる」などの注意書が義務づけられている。つまり、飲んではいけない毒ということではないだろうか。その毒である洗剤を、我々は現在も使い(毒性の差は別として)川を汚し、海を汚している。 当時よりは環境に配慮した製品が作られているのかも知れないが、使い続けていれば、意味がない。 洗濯洗剤についても同様で、私たちは毒を垂れ流しているのである。 著者いわく、洗濯用洗剤より石鹸の方がより汚れが落ちるので、(現在はどうだか分からないが)クリーニング屋では石鹸を使っているそうだ。 洗濯用洗剤は白くなるものだから、汚れが落ちたように思うらしい。 主婦たちは、CMに踊らされて実を見ていないとの著者の意見には同意するとともに自分もその一人であったと反省した。 それと同じように、果物が腐らないことに疑問すら持たないことも商業主義の教育であり、刷り込みである。 京都の漬物屋さんは、「一人や二人の人間殺しただけでも殺人犯やの死刑やのと言われるのに、ようまあ毒が使えますな。そうですやろ、ハイジャックで刃物見せただけでも逮捕されるのに、店先に毒を並べていて、なんで犯罪にならんのでっしゃろ。他のお人の考えは分かりませんが、私は毒使って漬物つくっては御先祖さまに申訳ないので、毒は使うてません」と言い、「毒売って儲けとうはなかったんですわ」とそれまでの店を畳んで、別の場所で小売で商売をする決断をしたそうだ。 この良心が、国にもあれば問題解決はそう難しくないし、消費者もこのような感覚を忘れずにいなければならないと思う。 また、食により病気を治すという方針で診療をしている医師の言葉に 「いまこのあたりで七十五歳以上のお百姓さんは、今年は田ァから一石もらった、二石もらった、いや去年よりはもらえなんだという言い方をしますが、六十歳以下の人たちは、今年は田ァからなんぼ取った、取れなんだと言うのです。言葉が、もう違うてきてるんです。昔の人は自然を敬っていましたから、米でも野菜でも、自然からもらったのだと考えていました。田畑から作物を取るというのは不遜です。言葉の違いは精神の違いです」とある。 今の日本人も謙虚さにかけているから、自然に対し傍若無人に振舞っているのではないだろうか。 自然を汚すというのは、人間自らをも汚すことになるのであり、自然によって人間は生かされているのだということをもっと自覚すべきである。 当時と現在とあまり進歩が見られないことは残念だが、本書は環境や食の問題を非常に分かりやすく書いており、とても読みやすい良書である。 今後は、現状が良くなり、本書は過去の歴史という位置づけで読まれることを期待したい。
0投稿日: 2013.03.20
powered by ブクログ・便利さと毒性が表裏一体をなしているところに、公害解決の難しさがある。(p.60) ・子供がなければ、やっていない。危険な農薬使っても、楽な方がいい。という言葉ほど私の心に重く響いたものはなかった(p.176) ・フランク婦人「虫食いリンゴを喜んで買うようになれば、消費者と生産者とは利益が一致するのね。農薬の危険から身を守れるし、農家も野菜や果物の標準規格にふりまわされずに無駄な労力がはぶけるのよ。私は、あなたの話で随分啓発されたわ」(p.194) ・ある漬物屋「一人や二人の人間殺しただけでも殺人犯やの死刑やの言われるのに、ようまあ毒が使えますな。そうですやろ、ハイジャックで刃物見せただけでも逮捕されるのに、店先に毒を並べていて、なんで犯罪にならんのでっしゃろ。」(p.233) ・日本を殺すのにもう原爆はいらない。石油は売らないという一言で、日本の経済はストップしてしまう。小麦は売らないと言われれば、五千万人が飢えて死ぬ。(下p.55)
0投稿日: 2013.03.06
powered by ブクログ面白い。読みやすい。 公害、環境汚染、農薬、毒etc...にていてのエッセイ。 タイトルにもある複合汚染についても勉強できるんだけど(勉強と聞いて構えないでほしい)、著者の行動力には感化された。←これ大事‼ アンテナを張り巡らし、何でも疑ってかかる姿勢が素晴らしい、憧れるのでこれから私も真似をします。 全く興味なかった分野の本だったんだけど、有名だし読もうと読んだら、止まらない。数十年前にこんな事があったのか、と驚いた。(今はどうなのよ?) 腐らないプラスチック。でも、この腐らないゴミを拾って生活している子ども達がいるのは何て皮肉だろうな。 私たちは自分たちを信じて生きるしかない。政治家は信じられない。 少し未来が明るくなった気がする。
0投稿日: 2012.12.08
powered by ブクログ政治の舞台から 日本の環境 生活汚染への急速な展開。 それは、政治の意識を持って取り組むことを匂わせている。 科学の進歩によって 人間生活の多様な変化に対して 直視する姿勢。 その変化の中から 矛盾をつぶさに見通す能力を持つ。 健康のひずみ 大気汚染・・・排気ガス 工場の煙 海・・・・・・企業の垂れ流し 食品・・・ 肥料から来る影響 農薬 食品添加物 防虫剤 洗剤・・・・ 1975年に書かれた複合汚染は、 ニンゲンの生きていくかぎり、 被害者であり、加害者になりうるという ことが突きつけられたことだった。 科学者でない、素人がこのような作品を対象にしようとするときには 生活者の視点で描かれる・・ そのために、解決する方向が見えなくても 現状をうまく掬い取ることができ 警鐘を鳴らすことができる。 レイチェルカーソン『沈黙の春』とは、 やはり、違ってくる。 *************** 若い頃に読んだのを もう一度読み返したい と思って、読み始めた。 中国における 環境破壊は まさに 『複合汚染』だからだ。 市川房枝の選挙応援から 始まり、 紀平てい子の演説が 食品添加物 防腐剤 の 追求から 始まったことから、 虫のわかないコメ から 食品添加物 防腐剤 などに 話を誘導していく。 『複合汚染』そして『生態濃縮』 それに対応する 化学肥料をつかわない有機農業を対置する。 化学肥料を全否定するところがある。 化学肥料のどこが悪いのか?と言う考察が乱雑である。 土壌の酸性化、微生物の減少、 そして 『土』が死んでいるという。 とりわけ 水銀の存在が 大きなメルクマールになっている。 有吉佐和子の問題意識の鋭さと物語の運び方が、 実にうまいと思う。 中国の場合の 複合汚染と生態濃縮がどうすすんでいるのか? それを調べる必要がある。 新聞掲載小説なので、歯切れがいい。 農薬 そして、虫歯。 水 合成洗剤。→ 石けん。 カドミニウム、PCB。 豚の胃袋。 スモッグ。マスキー法。 次々と テーマを発展させていく。 うまいなぁ。
0投稿日: 2012.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昭和54年に発行された本 工場廃液や合成洗剤で川が汚濁し、化学肥料と除草剤で土が死に、食物を通して有害物質が人体に蓄積され、生まれてくる子供たちまで蝕まれる 農林省はGDPを上げるために、日本人の健康を悪魔に売り渡した 生物学者は、人間について、生物について、「この未知なるもの」という惧れを常に持っているが、科学者は人間の理解した範囲の中でその知識を複雑化することばかりに血道を上げてきた 昔の人は自然を敬っていたから、米でも野菜でも、自然からもらったのだと考えていました。田畑から作物を取るというのは不遜です
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログ今から40年くらう前の話だが、今の世の中にもしっかり当てはまる。作者が今、存命だったならこの現状にどんな気持ちになるのか。あと、作中で扱われてる問題が40年近く経った今、どうなってるのかも肝心。とても恐ろしい話。
0投稿日: 2012.04.21
powered by ブクログ赤色2号も、アスベストも、知ってる。 35年前にはすでに問題になっていたはずなのに。 私はボディーソープでなく石鹸派だけど、生活の中には合成洗剤が溢れている。 洗浄力や安全性、改善されてるのかなぁ。 結局、35年前と何も変わってないんじゃん。そう思った。 洗剤で野菜を洗うことはなくなったかもしれんけど、 蛙が飛び込んだら、そのまま溺死してしまう水田はなくなったかもしれんけど。 農薬が、有機肥料が、すべて悪だとは思わない。 この本だけを鵜呑みにしたくもない。 大切なのは「質」と「量」と「使い方」。 私は、生活水準を下げてまで、環境が!汚染が!!と言う必要はないと思う。 この本に書かれていることがすべてなわけじゃない。良くも悪くも。 けど、知ってるのと知らないのでは全く違う。少し意識するだけで、何か変わってくるかもしれない。 シャンプー使い過ぎてませんか?
0投稿日: 2012.04.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ゆうきまさみの「鉄腕バーディー」の劇中、主人公(のうちの1人)が、界面活性剤という単語を「有吉佐和子の『複合汚染』に出てたやつだ」と言っているのを読んで、手にとってみました。高校1年だか2年だかの頃です。 参院選における市川房枝応援の裏話から物語が始まり、いつの間にかメインのトピックが環境問題にシフトしています。 物語半ばで、参院選の話が立ち消えているということで、「構成が破綻している」と手厳しい批評が多いようですし、この点に関しては僕もそう思います。が、それでも、繰り返し読んじゃうくらい僕は好きです。 自然科学の専門的な知見だけを羅列したような内容になっていなくて、ちゃんと「生きている人間」が、環境問題というテーマに関わりながらドラマしていて、おもしろい。
0投稿日: 2011.08.12
powered by ブクログ初めて読んだのは高校生の頃だったか。土壌汚染、大気汚染は本書が書かれた頃よりましにはなっているのかも知れない。それでも、毒は毒であることに変わりはないのだけれど。
0投稿日: 2011.04.08
powered by ブクログ中学生の頃に読んで、その後しばらく合成食器洗剤が使えなくて汚れ落ちの悪いパウダークレンザー使ってた(w)洗脳されやすくてやんなっちゃう
0投稿日: 2011.01.15
powered by ブクログこの本を読んでから、農薬とか食品添加物とか 自分の周りにあるものの成分を気にするようになった。 統計などは時間が経つと古くなってしまうけど それでもこの本の持つ啓発の力は失せない
0投稿日: 2010.06.09
powered by ブクログ環境に興味のある方は、ぜひ読んで欲しいな。もうかれこれ30年以上前に書かれたものだけど、現状はあまり変わってないことが実感出来る一冊。しかし30年も前から、有機野菜を推奨していたなんて…。
0投稿日: 2010.05.16
powered by ブクログ朝日新聞の小説欄で、工場廃液、合成洗剤、化学肥料、除草剤をはじめとするもろもろの毒性物質の複合がもたらす汚染の恐怖、自然と生命の危機を訴え、世間を震撼させた話題作。今読んでも、その日から汚染についての意識が変わる、事実の持つ重みとインパクトがある。 今まで食や農業について無関心であった人でも関心が深まること間違いなし。
0投稿日: 2010.05.13
powered by ブクログ父が持ってた本で、何気なく読み始めて衝撃を受けました。 自分が生きてる環境が、こんな状態だったなんて。 しかも、この本が書かれた時代から今、決して汚染の状態は改善されたとは言えないことに。 これまで何も思わず食べたり使ったりしていたものが、無言の脅威に見えるようになりました。 誰もがこの中で生きてるので、多くの人に読んでもらいたい本。
0投稿日: 2010.01.07
powered by ブクログこれも有名な本ですが、かなり学ばされました。 『沈黙の春』と近い内容ですが、もっと分かりやすく書かれています。 前半の無駄な話は読み飛ばしてください。 本題は後半です。
0投稿日: 2009.04.17
powered by ブクログ様々な農薬が影響して汚染を広げる複合汚染。この本を読むと本当に安全な食品は何か?考え込まずにはいられません。
0投稿日: 2007.08.28
powered by ブクログ今はいろんな意味で環境にうるさくなりましたが、これを読んだらますます気にしていなかった物やことに関心を持つようになりました。 何が安全か?改めて考えなければいけないな。。と反省しました。 本当にここまでひどいの?でも中国ってもっと怖い? いろんな意味で怖い一冊ですね!
0投稿日: 2007.08.16
powered by ブクログ私が環境問題について学ぼうというきっかけになった一冊。 レイチェル・カーソン『沈黙の春』の日本版ともいえるこの書は、農薬汚染から食の安全、社会のありかた、倫理観までえぐり分析も加えた非常に読み応えのある小説。 今の環境問題を考える上でも非常に示唆の富んだ教訓を与えてくれることでかなりお薦めの良書です。
0投稿日: 2007.07.01
powered by ブクログ現代判『沈黙の春』(レイチェル・カーソン)といった感じ。 幾分古い本なので、今と内容が違ってくるところは多いと思うが、驚愕です。 こんな危険な行為を進めていっていいの!? と思うとともに、この時代に有機農業を行った人々の勇気と良心に感嘆。 なぜ日本人はしなくても平気なことを几帳面に行ってしまったりするのでしょうね。 日本が、公害人体実験の先進国なんて・・・ あと、胃ガンや胃潰瘍、肺ガン等になった臓器を取り除いた豚。 実は私たちはその肉を食べているんです! 問題はないみたいだけど、なんかイヤですよね?? わからないままに胃ガンの豚の肉を食べる… 化学肥料と農薬の使いすぎが、かえって田畑に病中害を多発させ、多頭飼育と配合飼料という企業のために便利な仕組みは、家畜を病弱にした。 色々と知れました。
0投稿日: 2007.03.22
powered by ブクログ何でお米に虫がわかないんだろう?そんなことを探っていったら、深い深い問題が隠されてました。 ・日本人の髪の毛に高濃度の水銀が含有されていた。 ・1つの化学物質では“安全”というけど、複数の化学物質が混ざったときに起こる“複合汚染”はほとんど解明されていない。 日本の有機農業運動の始まりもよくわかる。日本版“沈黙の春”とよく言われます。
0投稿日: 2006.08.22
powered by ブクログ農村の調査で出会った哲学いちご農家の人に薦められた。 農協とか、農林水産省のずさんさがひどい!!結構昔の本だけど今読んでも相当ショッキング。 何も知らないって怖い。
0投稿日: 2006.07.22
powered by ブクログ1958(昭和33)年、「人が我慢できる時間」に劇的な事件が起こった。「チキンラーメン」の登場である。それまで3時のおやつと言えば、文明堂のカステラであったのだが、このお湯を注いで3分待つだけが、人に課せられた「我慢」の時間となった。かくして、急速に我慢機能が低下して、数年後にウルトラマンが登場するのである。天下御免の勧善懲悪ヒーローも伝家の宝刀スペシウム光線なのである。これに対して、小一時間やきもきしながらも安心して見ていられる「この紋所が目に入らぬか!」計画という「ゆっくり長く・小さく我慢」システムの導入があったが、若者には受け入れられなかったものと評価される。
0投稿日: 2006.06.08
powered by ブクログ数十年後の再読。 出版された当時、日本全体への影響大、また「科学知識挿入小説」として日本の私小説系「人の、私の気持ちのうごきがどうの〜」から離脱した秀作。 しかし数十年後、英米の科学読み物を経た後再読してみると「小説」という形には無理があったという感あり。 約30年たった今、同じ問題を今様に読みやすく分析解説しつつ広く読まれるような本を出せる日本の作家は果たしているのだろうか?
0投稿日: 2006.04.16
powered by ブクログ未所持。図書館にて。複数の農薬を長年摂取しつづけたらどうなるのか、まだ誰にもわからない。わからないからなお不気味である。一編一編がショッキングでした。全国あちこち歩いて取材し、食のあり方に警鐘を鳴らしたジャーナリズム風の1冊。
0投稿日: 2006.03.28
powered by ブクログ今だからこそ、もう一度考えたい。自分達、子ども達、みんなの未来。読んで欲しい。ごはんを食べるのが怖くなるでしょう。でも、事実なんです。大ベストセラー・ノンフィクション。
0投稿日: 2005.11.25
