
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ある殺人で無期懲役の判決を受け服役中の男がいた、主人公のライターはその男から自身の無実を証明してくれと頼まれる。 悩みそして怒る主人公・・・なぜならその男が殺したのは主人公の婚約者なのだから・・・。 事件は冤罪だったのか、新たに起こる犯罪は何を意味するのか、登場人物を複雑に書き分け真相に迫っていく。 ミステリとして極めて複雑だったと思います。 折原さんの作品でもトップレベルで登場人物多いんじゃないかな。 本シリーズ特色として実際の事件がモデルとして背景にあります。 冤罪、警察の応対、加害者の人権、そして遺族の憤慨、モデルとなった事件は存じなかったのですがどのような事件だったのか想像がつくようです。 でも社会派小説では全くないです。 社会制度について思案するのも悪くないですが作者は手加減なしで騙してくるのでご注意です。 水沢舞殺しに関してだけは河原は冤罪であり、水沢舞殺しだけは栃本久美子による便乗殺人だった―― ざっくり分けると 河原の冤罪、監禁中の男女誤認、小谷ミカの誤認がトリックなのでしょうけど、小谷ミカについてはルームメイトの存在だけじゃちょっと理不尽じゃないですかね。 あそこまで小谷ミカ本人の描写をして事件の本筋とは関係ない名前貸しだけの存在というのは頂けないです。 無論何かを見落としている可能性もありますが。 それ以外の叙述トリックはそもそもの物語の複雑さもあってかなり面白くなっているかと思います。 しかし折原さんの作品ここまでボリュームあるとかなりエネルギー使いますね。 用法用量を守って読みましょう。
0投稿日: 2023.01.18
powered by ブクログミステリの名手、折原一氏の著作。ミステリ作品自体あまり読まない方だったのですが、ブクログでレビューを拝見して手を伸ばしてみました。 元々トリックとかあまり見破れない方なので(笑、そこらへんはあまり自分に期待せず、物語の世界に浸らせていただきました。 本著、著者のホームページの「自選ベスト」5作にも入っていて、結構な分量だったんですが後半300ページくらいは一気に読んでしまいました。気味の悪さに衝き動かされたというか…お見事です。 読了してみて、なるほどね!と気味の悪さが解消される面はありつつ、結末を踏まえると、「ってコトは…」と色々と恐ろしい気持ちになるし、一見明るいような描写に見えるエピローグも結構な気色悪さを感じます。 解説にあるように、「感情移入可能な<まとも>な人間は殆ど登場しない」というのは全くその通りで、創造主たる著者が本作品を生み出すにあたって、ここまでバラエティに富んだヤなヤツが描けるというのは筆力と忍耐力の産物と言っても良いのではないかと…。 また、個人的に着目したのは、本著表紙のタイトル脇に書かれている英語。"STALKERS"というのはタイトル「冤罪者」の訳ではないので、副題と捉えるべきでしょうか。 この英語も、考えてみると味わいがありますね。単数形じゃないんだなと思って思いを巡らせてみると、登場人物がみんながみんな、そういうヤツばっかじゃないかと。。 あと、本筋以外の細かいトコロでは、「昔の東京って、エアコン無い家が結構一般的だったんだ…」ってのも。あらためて考えると、気候変動も怖いなぁ。 枝葉では、一部「こんな行動取るんかな…」と思う所もありましたが、それも登場人物の個性の枠内で吸収されるところかなと。非常に読み応えのあるミステリで、ちょっと余韻が残る感じがしますね。。
4投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログルポライターの五十嵐友也はその昔、ある婦女暴行連続殺人事件を追っていた。女性を暴行し殺害した後、被害者の顔に灯油をかけて燃やすという残虐なものだった。そして五十嵐と当時付き合っていた彼女までが、なんとその連続殺人事件の被害者となり、殺されてしまったのだ。 やがて河原輝男という男が容疑者として浮上してくる。警察は河原を取り調べるが、決定的な証拠はなかった。そこで警察は、窃盗などの別件で勾留期間を繰り返し延長。ようやく河原は自白し、裁判で無期懲役となった。 その事件から約10年経って、五十嵐は獄中の河原から「これは冤罪だ。自分の無実を証明するために協力して欲しい」という旨の手紙を受け取る。 河原は本当に無実なのだろうか、もしそうであれば真犯人は今どこで何をしているのか。 五十嵐は恋人を殺された後に出会った女性と結婚していたし、今更辛い過去を思い出したくはなかった。でも河原と面会したとき、以前の印象と違って誠実な真面目な人間のように見えたために、冤罪もあながちありえない話ではないと感じる。そこで、この事件をもう一度調べ、それを記事にすることに決めたのだ。 この物語のいいところは、いろんな人が出てくるわりにはごちゃごちゃしていないところだ。あれー、この人なんの人だっけ?ということがない。 怪しい人ばかりなので、もしかしたら連続殺人事件と見せかけて、本当はそれぞれ犯人が違うのではないかと予想してみる。犯行現場は2階なのでそれが何か関係があるのか、名前のよく分からない男女は誰なのか、自転車を乗り回す奇異な少年はどう関わってくるのだろうか。もう先が気になって仕方がないので、会社の休み時間も電車の中もひたすら読んで読んで読みまくる(とくかく分厚いから)。 結構グロテスクな描写があり、女性の立場から言わせてもらうと、読むに堪えないシーンも多々ある。苦手な人もいるかもしれない。わたしもギリギリのラインだった。こういう犯罪を犯す人間には怒りしかないし。 でもその怒りすらも、真犯人が分かった時点で吹き飛ばされそうになっちゃう。でも悪い人はやっぱり絶対許せないけどね。 折原一、独特の面白さがあると思う。
1投稿日: 2022.05.25
powered by ブクログ信用と信頼の折原一長編はやはり面白い。保証制度濃厚なので、この600Pを超えるぶ厚い作品でも躊躇せず手に取ることが出来るし、やはりあっという間に読み終えてしまった。 連続婦女暴行殺人事件。被害者は真夜中開けっ放しの窓から侵入され陵辱された後、顔と足にガソリンを撒かれ火を放たれる。その容疑者として捕らえられたのが河原輝夫だ。彼は年月を経て拘置所からノンフィクションライターの五十嵐友也に冤罪を訴える手紙を出す。 最後の被害者 水沢舞の婚約者であった彼は一から事件を見直す事となる。彼自身の心の葛藤、そして複雑に絡まる人間模様は容赦無く予想打にしない結末をとして我等読者に突き立ててくるのだからもう堪らない。 歩みが遅いのは確かだが、この丁寧さが後のクライマックスを多いに引き立ててくれている。人物描写の作り込みは秀逸だし、背景をしっかり認識できるものだから面白いが止まらない。歯止めが効かなくなるので残りページが1/4を切った時、その後ゆとりのある時間を取れないようなら一旦ブレイクタイムを挟んだ方が良い。現実に戻れなくなり、確実に生活に支障が出る。実話だ。 ーーーーーーーーーーーーーーー 対象者が犯罪者の時点で致し方ないのだが、性描写の嫌悪は強めに出た。男尊女卑の言葉がメジャーと化した現代ではココを頷ける方は少ないと思うが、個人的には、この未来を知らない時代に作られた燃え上がる前の火種 原点を覗き見できた事に満足している。 正常人枠である筈の主人公、五十嵐友也の奇行に詳しく触れていない事が男尊女卑の言葉を浮上させている気がするが、これも演出に一役買っている様に感じた。皆どこか狂っているし何かに取り憑かれている状態なのだ。この、終始薄気味悪い重たい空気が流れているのも魅力的だ。決してホラーで無ければファンタジーでもない、潜在意識として組み込まれた人の恐ろしい部分を皆絶妙に解放している。ここに恐怖を覚えるのは(恐らく)人として間違えていないはずだ、と妙に安心してしまう程だった。 著者のミステリーは古風だが(事実、1997年の作品である)裏の裏をかいてくる複雑なトリックと、終盤のサスペンスな展開には毎回釘付けにされてしまう。推理を放棄し熱中、終わりの見えない転々連撃に自身のHPがみるみる減っていく。これには抗わず、素直に悦に入るのが吉かと思う。回復薬も必要ない、根性で乗り切ろう。 このギリギリに削られた状態がサスペンスの醍醐味に感じているのだが、苦手な人は「こいつおかしいんじゃないか」と脳内で蔑んでいただければ...決して声に出さず... メンタル豆腐なので...(フェードアウト) ページ数と同じく内容も重厚感溢れる作品なので手に取る際は人によっては精神統一のプチ儀式が必要やもしれない。だがそれを経て得られる娯楽は大きいと思う。昔の作品に触れるとその時代の背景も見えてくるし、人の根源の恐ろしさを再認識すると一概に「過去の出来事」と一蹴する事は出来なかった。更に、警察捜査のもどかしさや横暴さも今と比べて善し悪しの判断材料になる。それを善か、悪か、と考えをまとめるのは個人の楽しみだ。 色々な思想を生み出してくれる昔の作品は大好きだし、私的その筆頭が折原一という作家だ。 ーーーーーーーーーーーーーー エピローグの昭和ロマンス感は最初こそ嘲笑したが一周まわってご愛嬌と化した。「僕は狩人さ」「まぁ、命中率の低い狩人さんですこと」 ........これをノーリアクション、真顔で通過できた方は是非お知らせして欲しい。その鋼の精神是非御教示いただきたい。
97投稿日: 2022.04.01
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久しぶりに折原一作品を読んだが、この狂気と拗れたプロットがクセになる。 600頁超えの作品だが、リーダビリティはとても高く、一気に読み切れる。もはや登場人物が全員狂っているので、誰を疑えばいいのか分からなくなる。 五十嵐の妻の正体ももちろんだが、河原が逆に監禁されていたという反転も面白い。一気に読み切ったあとでもう一周。 読み応えのある大作だ。
2投稿日: 2022.03.12
powered by ブクログ面白かった。 これだけ枚数あると描写も丁寧だし状況が分かりやすい。その上2転3転4転…最後まで犯人がわからなかった。 最後の最後まで読んで最後の一コマがカチッとハマって〜この爽快感。 折原一さんの者シリーズ。まだ2冊しか読んでないけど大ファンとなりました。
10投稿日: 2022.02.06
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結構異質な状況のキャラがいて、何年もやり取りが続いているというところで何かあるなと思わせてしまうのは良くなかった。 で、一夜を共にした女性とくればその理由に思い当たるので、あーこのキャラの正体があれだねと思わせてしまうのはあまり良くなかったかな。 それでもなかなか読ませてくれる。 正直な話、実在の事件に触発されたというのは不謹慎な気もしなくもないが、そういうのも含めてエンタメとして消化するというのは作者の力量が問われるね。
0投稿日: 2021.12.27
powered by ブクログ暴行殺人犯が冤罪を訴え出所したものの、そこか始まる惨劇の第2幕。 意外といえば意外だが、納得といえば納得の真犯人。ちゃんとまとまり、落ち着くところに落ち着いた話だが、女性の扱いがちょっと不快。時代なのかな。
1投稿日: 2020.08.16
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折原一の小説の中でも評価が高い本のようなので期待して読んだ。前半の冤罪を晴らすパートはなかなか進まなかったが、後半から加速。ミカの正体や、舞殺しの犯人とトリックに気付いた自分を誉めてあげたいが、純粋に騙されてスカっとしたかった方の気持ちが大きいかな?でもやっぱり面白かった!
0投稿日: 2019.12.17
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期待しすぎた! 犯人は最後までわからなかったけども それにたどり着くまでが長く、わからないからといって面白いとも限らないんだなと
0投稿日: 2019.10.12
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評価は3. 内容(BOOKデーターベース) ノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられた一通の手紙。それは連続婦女暴行魔として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、助力を求めるものだった。しかし自らの婚約者を犯人に殺された五十嵐にとって、それはとても素直に受け取れるものではない。河原の他に真犯人がいるのだろうか。謎のまた謎の千枚。
0投稿日: 2017.12.08
powered by ブクログストーリーやトリックはとても面白かったのですが、とにかく性描写や登場人物がことごとく気持ち悪いです。 主人公も全然善い人じゃないし、「冤罪者」に至っては、結局極悪犯罪者でしたしね…
0投稿日: 2017.03.17
powered by ブクログ良い点 長いけど、一気に読めて飽きさせない 最後まで、犯人を分からせない 展開が早く、推理させない 登場人物が個性的 悪い点 事件後の警察のせいで次の事件が起きる 隼の男の存在が薄い 五十嵐がモテる理由が不明 河原郁江の必要性が不明 犯人のそこまでやる意味か理解できない 以上
0投稿日: 2016.09.15
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2016年40冊目。 なんていうか、読むのが大変だった(;´・ω・)河原が冤罪ならいったい誰が犯人なのか、いや本当はやってんじゃないのかとか悶々としながら読んでた。後半からは冤罪ネタよりも真犯人に迫っていくのだけれども、これまたぜんっぜん分からなくてめっちゃ混乱した。 ラストの怒涛の展開に圧倒され、何とか読み終えたところ。 この作品はどんでん返しものだと知らずに読んだので、犯人が分かった時にはえええええええーーーーっ!?って必要以上におどろかされた。 ちょっと待って。 ネタバレした今だからこそもう一度最初から読んで整理したいんですけど(;^ω^)
0投稿日: 2016.08.02
powered by ブクログ長い。上に重い……さらにあんまり救いがない 主人公が軽薄だなー。クズはどうなってもクズだなー。って思いながら読んでた。 犯人は真ん中くらいでなんとなく想像していた通りだったし、もう一人の犯人もその通りだった。 娘を殺された親が、犯人(だと思っている)男に、一回も娘を殺したのはお前なんだな。と聞かなかったことにビックリ。 ただ、後半はやっと話が展開していくので、ドキドキしながら読める。
2投稿日: 2016.02.13
powered by ブクログ自分の婚約者が殺害された連続婦女暴行事件の容疑者として逮捕された河原輝男から、自分は冤罪であるため助けて欲しいと手紙が届く。 葛藤を感じながらも過去の事件を調べていくうちに、河原は無罪放免となる。だが、河原の釈放後も事件は発生する。果たして河原は本当に無罪なのか……。 やや長編気味の作品ですが、読みやすく中だるみもなく、一気に読めた作品でした。 作品名から、河原は冤罪で真犯人がいるんだろうなと思いながら読んでいたのですが、河原が一癖も二癖もある人物で、本当に冤罪なんだろうかと途中で思ったりもしました。 終盤は、さすがと思わせる展開で、十分楽しめたのですが、ある登場人物の性格設定には、少し無理があるかなと思いました。
2投稿日: 2016.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
折原一による「○○者」シリーズの第一弾。「○○者」シリーズは,ノンフィクション作家の五十嵐友也が共通の登場人物として出てくるが,冤罪者では,五十嵐友也が主人公として,深く関わってくる。 五十嵐友也の婚約者である水沢舞を殺害した容疑で裁判がされ,冤罪を主張する「河原輝男」。物語の前半部分は,五十嵐友也が新たな証人を見つけるなどし,新たな証拠が見つかったなどの理由から,「河原輝男」が控訴審で無罪を勝ち取るまでの話である。警察による厳しい取り調べと冤罪ができる仕組みが、バックグラウンドとして描かれている。 しかし,後半部分は,物語が一変する。通常であれば,冤罪で逮捕,勾留されていた河原輝男はいい人物として描かれそうなものだが,河原は単なる「善人」ではなく,一癖も二癖もある人物である。 五十嵐友也は,婚約者であった水沢舞が殺害されてから,久美子という女性と結婚し,小谷ミカとも交流が続いている。水沢舞の妹が上京し,河原輝男の被害者側の視点と,冤罪を支援する側の視点から話が進む。 最後の意外性は,折原一作品でもトップクラス。五十嵐友也の妻であった久美子が,かつての同居者であった小谷ミカの名前を騙っており,水沢舞殺しの真犯人であった。本物の小谷ミカの記述を入れたり,目撃者として出てきた村越という人物を最後に絡めてきたり,物語としての作りも秀逸。折原一らしく,読んでいるときの,これはどうなるんだというワクワク感はあり,折原一らしくなく…というと失礼だが,結末の意外性も一級品。傑作と言っていいデキ。★4で。
0投稿日: 2015.11.28
powered by ブクログコレはすごかった。冤罪者ってタイトルだけに どこかで騙されてる、と自覚しながらよんでいたのに 騙され方が衝撃すぎ。 後半は伏線をつなごうと必死に読んだけど どう読んでも糸が切れてしまう感じ。じれったく,ハラハラし、そうして折原ワールドに引きずられていきました。タイトルに騙されて社会派を期待しないで下さい。冤罪でもいいからコイツ犯人にしようやって気持ちになるひどい奴ばかり。 冤罪,と思いきや おとしめられたのは冤罪者ではなく読者のあなた って帯にのせたい。
0投稿日: 2015.08.20
powered by ブクログノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられた一通の手紙。それは連続婦女暴行魔として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、助力を求めるものだった。しかし自らの婚約者を犯人に殺された五十嵐にとって、それはとても素直に受け取れるものではない。河原の他に真犯人がいるのだろうか。謎のまた謎の千枚。
1投稿日: 2015.05.14
powered by ブクログ長かったけど、ほぼ一気読みできる充実度。連続女性暴行殺人事件の犯人として逮捕された男と、その男を取り巻く人物達の物語。 しかし、何というか・・・登場人物たちがみな癖があって、飽きさせない。 語り手の判らないモノローグなんかは、ラストへの期待感を増幅させる。読み始めから中盤までは、事件のあらましとそれに関わる事になったフリーライター、控訴審で無罪となり釈放されるまでを抑えた筆致で描いている。 中盤からラストまでは、もう怒濤の展開で頭がついて行けないぐらいの疾走感・・・。 読了後、知った事だけど、モデルとなった事件があるそうで、明らかに小野悦男をモデルとしているそうだ。wiki等でいろいろ調べたところ、確かに小野悦男をモデルとしてる。この事件で小野悦男を弁護した左巻きの弁護士やら文化人は、どう考えるのかね?などと本書と関係のない事まで思案してみた・・・。 この長さでほぼ一気読みさせる内容は申し分ないと思うけど、ラストが好みじゃないので、☆4個。 完璧な勧善懲悪で終わってたらなぁ・・・。 自分にとっては中途半端な結末。
0投稿日: 2015.01.24
powered by ブクログ大長編だが、第二部に入ってからは展開が目まぐるしく動き一気に読めた。登場人物が多くそれぞれの視点から群像劇のように進んでいく今作。怪しい人は山のようにいて、最後まで真犯人が分からなかった。まあ、冤罪者とはよく言ったものですな。
0投稿日: 2014.03.18
powered by ブクログ一人の冤罪者を追う物語です。新聞記事、雑誌記事、裁判傍聴とノンフィクションのような状景が繰りひろげられ、混迷の様相を呈していきます。捻りに捻ったプロットを破綻なく一気に収束させる展開は圧巻です。著者の代表作の一つだと思います。
1投稿日: 2013.10.08
powered by ブクログ折原さんらしい、いくつもいくつも謎が含まれる本。ただこういう所々にエロさがあるの、この作者欲求不満かと疑うほどに強姦がテーマだった。 いいけどみる人にとっては不快にさせそう。 よく分厚くここまで書けるなと思った レビューであったけど、ミステリー小説でもなんでもオチは書いちゃいけないと思う。いくら自分のレビューでもそれがマナーじゃないだろうか。
0投稿日: 2013.09.20
powered by ブクログこれが折原ワールドなんですね。 折原一は三作目ですが、この人の本の読み方はわかった。 立ち止まったり、振り返ったり、読み返したりせずに読む進むべし!
0投稿日: 2013.04.09
powered by ブクログ読んだきっかけ:100円で買った。 かかった時間:12/30-1/4(6日くらい) あらすじ: ノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられた一通の手紙。それは連続婦女暴行魔として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、助力を求めるものだった。しかし自らの婚約者を犯人に殺された五十嵐にとって、それはとても素直に受け取れるものではない。河原の他に真犯人がいるのだろうか。謎また謎の千枚! 感想とあらすじ:叙述トリックと意識して読む。騙されまいとして読む。それが千枚。 ……疲れました。 おかげで、ある程度、自分の推理は当たってました。 ただ……長すぎるなぁ。。。 疲れた。
0投稿日: 2013.03.31
powered by ブクログしばらく積読本と化してたが、眠れぬ夜に一気に完読。 かなりのボリュームの割りにはすんなりと読むことができた。 まさに折原ワールド全開と言った感じで、なかなか楽しめた。 いかに騙されるかを期待して読むというのがスタイルなのですが こういう本も、たまに読んでみるのもいいものですね。 ま、しばらくは折原本は読みませんが(笑)
0投稿日: 2012.12.12
powered by ブクログ娯楽作として楽しませてもらいましたが、この手の異常犯罪を題材にした作品はやっぱり読んでいて気持ちの良いものではない。 また犯人の動機がいまいちであり、それがこの作品の「力」の弱さをもたらしていると思われる。
0投稿日: 2012.12.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これ、すっごい面白かったわ~!! Book-Off で何気なく買ったんだけど、こんな面白いと思わなかったっ!! かなーり興奮しています。 『冤罪』って聞くと社会派的な内容なのでは。。。? って思ったけど違うの~。 完全ミステリーです。 ストーリーは ノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられた一通の手紙。それは連続婦女暴行魔として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、助力を求めるものだった。しかし自らの婚約者を犯人に殺された五十嵐にとって、それはとても素直に受け取れるものではない。 でも五十嵐は記事を書く。そしてやがて冤罪を証明する証拠が発見され、河原は釈放。 で、次々に起こる事件。ほんとうに彼は冤罪だったのか??? ってお話。 実は真犯人は五十嵐の奥さんだったのよね~。 これはたまげた!! で、エピローグで連続婦女暴行魔はあの冤罪者・河原だったのが分かって、これまたビックリ! もうね~。やられっぱなしよ。 主要人物がみーんな怪しくってね、よく設定できてるの。 ほんとハマったわぁ。 なんでもこの作品は、直木賞の候補に挙がってたらしいわよ。 でもその年は受賞作でなかったみたいだけど。。。
0投稿日: 2012.11.26
powered by ブクログ正直、関係者がみんな行き来できる御近所にいて、見張ったり見張られたり、ご都合的。最後の真犯人にはなかなか納得できず。 維持する収入はどこから、簡単に殺せたり、無理でしょう。 読み終わるまで二週間もかかってしまったけど、放り出さなかったのは引っ張る魅力がやはりあったのかも。
0投稿日: 2012.11.25
powered by ブクログ婦女暴行事件の容疑者が冤罪ではないか❓しかしひのないところには煙はたたずというわけで読後感はあまりよくなかったな。おもしろかったけど。そんなに主人公はいい男だった❓もてもてだったけど、女々しいよね
0投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログこの本、「読んだっけ……?」と思いつつ、置いてありました。 この冤罪者の他にも失踪者、誘拐者というのがあって、 「なんか失踪者は読んだ気がするけど、冤罪者だったかな?」 とこんがらがってしまって。 結論は、「まだ読んでなかった」でした。 冤罪って、怖いよな~。 やってないのに「やりました」と言わざるを得ない状況に 追い込まれる。 しかも警察の方々にですよ? 普通に暮らしてたら「市民の味方!」のはずの人なのに。 しかしこの河野という人、気持ち悪い。 そして私は五十嵐も気持ち悪くて仕方なかったんだけど。 でも折原一さん読むの久しぶりだったので、楽しめました。
0投稿日: 2012.11.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
むむむ。 なるほどこういう展開なのか。 読後感の悪さは、意図的なんだろうなぁ。解説にもあるように、主人公を含め、胡散臭い登場人物しか出てこない一冊。ほんとすごいよ。
0投稿日: 2012.07.01
powered by ブクログおー。 かなり分厚い作品だったけど、ほぼ一気読み。 いやいやいやいや、久しぶりに充実感。 読み終わって、「おー」って思わず、声だしちゃった。 いやいや、とにかく怪しい人三昧。 何度か書いたけどこの人の作品は、慣れればこそどこでだまされるのかと、 思わず気合いが入ってだまされる! だまされるのがこんなにも、カイカンだなんて思わなかった。 そのくらいのヤラレタ感。 しかもだまされて、振り返って読み直しても、扱いはあくまでフェア。 そうか、確かにそう書いてあるよね、 あるいは確かに、そうは言ってないわ! ここまで見事に伏線張られて、怪しい人ばっかり出されて、 こんなに美しく収束されるともう、脱帽。 読んでよかった。 あー気持ちいい、このなんとも言えない満足感。 この本は、確実に、読むべき本です。 翻訳して世界中に紹介してほしい、ぜひぜひ。
0投稿日: 2012.02.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
12年前に発生した連続婦女暴行焼殺事件、 第1審で無期懲役になった容疑者河原から 冤罪を主張する手紙がノンフィクションライター五十嵐の元に届く。 五十嵐は当該事件で婚約者を殺されており苦悩するが…という作品。 内容は60~70年代に起きた実際の首都圏女性連続殺人事件を ベースにしていると思われる(ggrとややネタバレになるので注意) とても面白かったが本作品の気になる点といえば 登場人物が人の視線(悪意)や気配に超敏感なところ。 刺すような気配→気のせいか…→しかし見られていた! てな展開100%。私の実生活では未経験分野だ。 今年の締め括り読書になりますかね。 帰省中の新幹線でもう1冊読めれば良い。
0投稿日: 2011.12.31
powered by ブクログ複雑に入り組んだプロット。 読み進むに程に緊迫感は異常なほどに高まる。 ラストに続く重苦しいダークな筆致が臨場感を湛える。 ラストのどんでん返しには驚愕の一言。
0投稿日: 2011.07.20
powered by ブクログ初めて読んだ折原作品。 叙述トリックってやつにハマッた本。 この作品で最後の最後に度肝抜かされる快感を知った。
2投稿日: 2011.02.19
powered by ブクログこれぞ折原作品!というところです。最後の最後まで「じゃあいったいこれは誰なんだ」と考えられる面白さったら。またもしてやられました。最初の事件から作品の終わりまでの作中の時が長期に渡っているのも読み応えのひとつ。ほかの五十嵐シリーズを再読して検証したいと思っています。
0投稿日: 2010.10.17
powered by ブクログノンフィクション作家、五十嵐はかつて恋人を連続婦女暴行犯によって殺された。その犯人から、自分は冤罪であると訴える手紙が彼のもとにとどく。 物語は、文体と構成が重要だと思う。 でもって、構成力がすごいのはロバード・ゴダードであって、邦人出構成力で読ませる作家ってなかなかいないよね、と思っていた。 いました。 様々な主観が交差し、真相は二転三転し、そうやって混迷していった先に、全ては明らかになる。 全てのフラグは落ち着くところに着地する。 読み終わったあと、ああ、あれはああいう意味だったんだ、って思い返してふむふむと思う、ある意味読書の醍醐味を存分に与えてくれる。 にしてもこれだけの事件を乗り越えた主人公が、まるで普通に(?)生活している違和感が、むしろ折原一の毒のように感じて、怖くなった。
0投稿日: 2010.06.26
powered by ブクログう~ん 期待が大きすぎたかな 読み始めはすごい面白くて一気に半分まで読みましたが ちょっと犯人設定に無理があるといいましょうか 正直ころころ変わるのに、疲れました
0投稿日: 2010.06.03
powered by ブクログ折原一ワールドらしい叙述トリックが 魅力的。 やっぱり最後のどんでん返しが気持ちいい。 初めて読んだ際は、「えっ、どういうこと?」 と混乱することもしばしばありますが、 良い意味での裏切り、意外な結末は 折原一ならでは。 ~者シリーズはどれもおもしろいですが、特に この作品と、「失踪者」「誘拐者」がおすすめです。
1投稿日: 2010.05.25
powered by ブクログ連続レイプ殺人事件と放火事件。フリーライターが遭遇した事件だが、自分がその事件に大きくかかわっている。 面白い。
0投稿日: 2010.03.12
powered by ブクログ折原一「冤罪者」 文庫としてはかなり厚く、読み応えがありました。 一人のルポライターを軸に、いくつもの事件と犯人が重なり、途中から誰が犯人で被害者なのか訳が解らなくなるほど込み入ってきて、頭を整理するのに必死でした。 「思いも寄らない人が犯人」というミステリーとしたら、ぴか一の出来栄えで、とても面白かった。 あのひとはどうなったのかな?と思う人もいて、それは今後の〇〇者シリーズにつながるのかなと思うとちょっと楽しみになります。 しかし「冤罪」というものを深く考えさせられる作品。読んでいる時に、テレビのニュースで「菅谷さん冤罪裁判」を丁度やっていた日で、あまりにも内容がリンクしていたために、驚いてしまいました。まるで小説の内容を朗読してもらってるみたいでした。
0投稿日: 2010.01.23
powered by ブクログ事件の冤罪かどうかを見極めるルポライターが主人公。 様々な人物や、時折挟み込まれるメールの文章、幕間など 徹底的に読者を翻弄する、氏らしい「叙述もの」 読むにつれて引き込まれ、サイアクであり驚きのエンドまで一気に読める良作。 決して社会派ではないような中身でありながら、結局は考えさせられるのも なんか氏にだまされたような感じ。 このだまされた感が溜まらなくすばらしい。 氏の作品の中で、珍しく(失礼)傑作の部類。 かなりお勧めです。
0投稿日: 2010.01.10
powered by ブクログ折原作品の感想は大抵「騙されたっ!」。でも読みなれてきた最近になると、「このへんはきっとこうだな。でもってこっちの視点はまた別なんだよ絶対」と疑って深読みする傾向に。真相を読んで「やっぱりなあ」とほくそえむのだけれど、新鮮な驚きは得られない、そんな感じの今日この頃。 ところが。久々に折原作品で「騙されたっ!」と叫びましたよこれは。なんとなくは見当のつく部分がないではなかったけれど、絡み合う要素が多すぎて。それをきちんきちんと整理しているつもりで、実はどんどん深みにはまっていたんだなあ。完敗。 そういった部分を差し引いたサスペンスとしても逸品。本当に「冤罪」なのか、それとも真犯人なのか。それだけでも充分どきどき。これは見事っ!
0投稿日: 2009.12.29
powered by ブクログラストのラストまで、誰が犯人なのかがさっぱりでした笑 小谷ミカがまさか・・・ びっくりしましたね。本当に 折原さんにはお手上げです。
0投稿日: 2009.08.26
powered by ブクログ最後の最後までドキドキもんです!!ただ、ラストが・・・竜頭蛇尾の感が否めない(;^ω^A それでもおもしろいのがさすが折原一さんというところか?(*^m^*)
0投稿日: 2008.09.23
powered by ブクログノンフィクション・ライターとして働いている五十嵐友也は、自分の婚約者を昔、亡くした過去があった。不幸にも、当時騒がれていた連続婦女暴行殺人事件の被害者となってしまったのだ。しかしながら犯人は捕まり、10年たった今はもう、自分も新たな相手を見つけて結婚し、落ち着いた生活を送っている。五十嵐にとってはもう思い出したくも無い事件、それなのに・・・。仕事仲間に呼び出された五十嵐は、犯人・河原輝男が今になって無罪を訴え控訴、そしてなんと助けてほしいと書いた手紙を送ってきたことを知らされる。 おもしろかった!冤罪というタイトルから、社会派的な物語かと思いきや、それだけというわけでもなく。もちろん、河原が本当に犯人なのかは最後までつきまとってくる問題であるが、あちこちに仕掛けてある叙述トリックや細かな設定が、最後に見事にはまっていく感じが快感。どうしてこうなっていたのか、どうしてそんな行動になったのか。全てに説明がちゃんとついている。分厚い本だったのに、ものすごく短く思えた。
0投稿日: 2008.06.29
powered by ブクログ最後まで飽きさせないスピード感溢れる一冊。 その斬新な描き口に魅了されました。 登場人物を都度疑ってみるけど最後までわかりませんでした。 でもネタが分かると「ああ、なるほどね」って思わせるところが、さすが折原さんです。
0投稿日: 2007.04.24
powered by ブクログ【2005.04.04.Mon】 12年前に起こった中央線沿線連続女性暴行殺人事件。其の最後の被害者となった水沢舞の件で起訴され、第一審で無期懲役判決を受けた河原輝男から冤罪訴える手紙。それを受け取ったかつての舞の婚約者であったノンフィクション作家五十嵐智也は12年前の事件の真相に迫ってゆく。事件に関わっていた全ての人が様々な形で自分の信念を貫こうと動き出す。どれが正しいのかはわからない。五十嵐のおかげで無罪放免となった河原もやはり怪しい。そんな疑惑や謎を抱えながらラストへと進んでゆく。事件の全貌は意外なところに隠されていた。ラストまで読み終えると文章の途中途中にヒントが隠されていたことに気づく。感嘆。叙述トリックの罠にはまるのはなんとも楽しい。やみつきになりそうだ。
0投稿日: 2007.03.13
powered by ブクログ不快指数高いわ〜 婦女暴行って犯罪が不愉快この上ないのは当たり前だけど、出てくる人が(主人公さえも)みんな不快で、読んでるうちに誰も信じられなくなってくる。 だけど読み終わったときの納得度も高い。 曖昧に終わってしまう部分もあるけど、これぐらいならおもしろいし。 ま、知らない方が幸せなこともあるから・・・
0投稿日: 2006.10.01
powered by ブクログ『冤罪者』→『失踪者』→『沈黙者』とお読みください! どんなに見破ろうとしても折原氏の叙述トリックは見破れない!
0投稿日: 2005.10.06
powered by ブクログ一言、怖い・・ですね。 異常者の心理の描写が真に迫ってます。 初めての作家さんですが一気に引き込まれました。
0投稿日: 2005.09.21
powered by ブクログノンフィクション作家・五十嵐友也のもとへ連続婦女暴行魔として拘置中の河原輝男から手紙が届いた。冤罪を主張し、助力を求める一方的な内容に眩暈を覚える。かつての恋人だった水沢舞を河原に殺された五十嵐にとってそれはただ不愉快な内容でしかなかった。 河原の言うとおりこれが冤罪ならば舞を殺した真犯人が居るのだろうか? あ〜。粗筋すげー端折った(笑)めんどくさいのと覚えてないのがその理由。 相変わらず、折原マジックが入ってます。なかなか面白いどんでん返しがあるので結構楽しめたし、最後のちょっとした河原の独白がスパイス効いてます。
0投稿日: 2003.01.20
