
総合評価
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powered by ブクログ癖の強い登場人物が多いが、 軽快にテンポよく進んでいき面白い。 豆を挽いてコーヒーを入れたくなる。
0投稿日: 2026.01.20
powered by ブクログ文章は軽快だけど、なんとなく回りくどいなあ思っていたら、まさかこんなオチとは…笑。 美味しいコーヒーが飲みたくなった。
32投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私自身が振られた直後だったからかもしれないが、誰にも愛されない、相手にされないつらさを思い出して一人で勝手に苦しくなった。 こんなにサッパリ晴れ晴れとした文体と終わり方だと余計にそう感じる。 悲しみが悲しみのままに書かれればどんなに救われたことか。 しかし端から悲劇小説だと思って読めばこれほどの名作もなかなかない。
0投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ軽妙な文体でとても読みやすい。 典型的な昭和の男達ばかりかと思っていたら、菅の息子や男顔負けに野心溢れるアンナが出てきてこの当時なかなか印象的なキャラだったのではないかと思う。 とにかくモエ子に強く関わる2人の男が身勝手過ぎて「モエ子、頼むよ…!!」と祈りながら読み進め、ラストに万歳した!モエ子あっぱれ!
0投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログ60年前の日本で第一次コーヒーブームが起きた時代。 現代のコーヒー好きな人たちと同じように熱を持った人たちがいたそうな。 豆の種類と淹れ方や器具や水の違いや湿度気温、、 更には考え事をしながら淹れると全く美味しくないなどと心理的な影響まで出てくる。 主人公たちは恋愛や夫婦の間に生まれた亀裂をコーヒーと交えて精神的に翻弄していく生活劇。 こんなにも好きな飲み物に惑わされていくなんて。 「コーヒーをいれる方法が芸術だとするならば、飲む目的は宗教に近い。」 こんなことまで言わせるなんて。 コーヒー品評会に採点された豆がまさかのインスタントコーヒーであった!っていうの面白かったな。 難しい顔して言い合いせず、純粋に楽しめればそれで良し。 、、しかしながら、勉君のろくでなし感は好かないなあ。
51投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ内容、表現方法などが昔のもので最後まで読み進められるか不安な部分もあったがコーヒーを中心に回る世界が楽しくてさくさく読み進めることが出来た。 時代に関係なくドタバタな恋愛を過ごしている人はいて、さらに若くはない年齢のふたりがメインだが青春の真ん中にいるような感覚になり、安定だけではないこのような人生も悪くないなと思った。
1投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昭和のエンタメって感じでした。最後勉が来たときはヨリ戻されたら嫌だなと思って読んでました。 アンナ図太いですね。身近にいましたこういう女性。芸能界に向いてると思います… いや、ほんとより戻さず、菅と結婚もしないで良かったです。
3投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログ●2025年6月6日、グラビティの読書の星で紹介してる女性がいた。「#読書 」 何だこの表紙は!美しい!なんか、はかない、切ない感じ。どこだろう。知らない街に行ってみたい、と思ってチェックした。
1投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログどこで紹介されていたかも忘れてしまったほど、ずっとブックマークされていたこの本がようやく読めました!! 2013年にちくま文庫から発売しているけれど、1960年代の著者晩年の作品。タイトルも連載当時は「可否道」だったとか。コーヒーの当て字も新鮮。 古い作品なので、時代もあわせてなんだかとてもおしゃれで新しい。 脇役女優のモエ子も魅力的で、昔のホームドラマが浮かんでくるよう。 昔の文豪作品だけでなく、昔の良き小説にまた出会いたい。
13投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ読売新聞の連載時(1962-63 年)のタイトルは『可否道』。ところが文庫版から『コーヒーと恋愛』という凡庸なタイトルに変更された。映画化もされたが、こちらのタイトルは『「可否道」よりなんじゃもんじゃ』。なにがなんだかわかんない。 主人公は坂井モエ子、43歳。新劇の役者とテレビタレント、二足のわらじをはいている。恋愛も二股。こっちにするかあっちにするか、『可否道』は絶妙なネイミングだと思うのだが。 構成がしっかりしている。モエ子をとりまくコーヒー愛好家(日本可否会)の4人の男たちも個性的でおもしろい。その描き分け、役割分担もよくできている。会話も自然で巧み、しかもしゃれている。さすが劇作家、獅子文六(岩田豊雄)! 連載終了後すぐに映画化されたところを見ると、獅子の頭にはすでにキャスティングがあって、それを念頭に筆を進めたのかも。ちなみにモエ子は森光子、その若い夫は川津祐介、彼を横取りする新人女優アンナは加賀まり子、日本可否会の4人は加東大介、村松達雄、宇佐美淳也、柳家小さん。アンナの伯母に清川虹子、モエ子とアンナのマネージャーに長門裕之。みな適役だ。
1投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ昔っぽい文の書き方とか話し方で初めは物語に没頭出来るかどうか心配やったけど、いつの間にか頭の中で情景が白黒映画として思い浮かべられて楽しんで読むことが出来た、ドタバタ、スピーディに終わる感じがコメディぽくて良かった。
0投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ200ページ(中盤)あたりから、かなり面白くなってきて、もう次の展開が気になって気になって。自分もコーヒーを淹れる仕事をしているから、そして歳も近いことから、モエ子から特に目が離せなくなった。 というか、私が淹れたコーヒーは、旦那さんはおいしいと言ってくれるけど、実際、お客さんにはどう思われているのかな?とか(ごく稀に褒めてもらうこともあるが)、そう言う、自分の生活から見た点でもこの本は、充分に楽しめた。 最後のサッパリした展開も私は好き。
1投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログ昭和の時代。を彷彿とさせる小説❢ ホームドラマを見終わったような 感覚になり、昭和の時代って 人と人がこんなにも近いんだなと 思わされた。 コーヒーを淹れる腕前がぴか一の モエ子と、彼女の淹れたコーヒーを 飲んで、まずい❢と言い放ち アンナの下へ生活革命という 言葉を持ち出して、家を出ていった 勉君…… そして、2人は離婚することになり モエ子は、仕事も減っていき… そんな時、コーヒー愛好家の 菅と会う運びとなり…、が 結婚を急いでいるフシのあるモエ子と 持って回った言い回しで、その意思が 見て取れない菅にやきもき、していると かつて自分の下から去っていった 勉くんが、お風呂を借りに来る…。 それが口実であり モエ子の淹れたコーヒーを飲みたいという 欲求から、またよりを戻そうとする 姿を目の当たりにし ついにモエ子は烈火のごとく声をあげる。 『このイヤシンボ!』 私を愛してくれるやつは一人もいない❢ これはモエ子の正直な本音だろう。 『ちょいと❢そんなおお声出さなくても 良いじゃありませんか。モエ子さん。 それに❢ あんたもあんたですよ? 何が、ねえ、ぼくをまた毎日 こんなコーヒー飲めるように してくれないかな、ですか。 聞いて呆れますよ。 そんな意気地も、カイショもない 男、モエ子さんじゃなくたって お断りですよ❢』 と、言って一喝してやりたくなる 初めて読んで、とても良い ドラマを見せてもらえた気分でした。
4投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログなかなかおもしろかった☆なーんの事件も起こらないホームドラマを見ているようなお話。主役のモエ子は年増のワキ役専門女優で、なぜか彼女がコーヒーを淹れるとめちゃくちゃ美味いってことからお話は始まる。8歳年下の内縁関係の夫は能書きばかりで働かないし、新人女優は生意気だし、もう周りがワチャワチャしてて楽しい☆最後はブチギレて旅立つモエ子さんにちょっとスッキリ!やっぱり大好きな作者さんだなぁ。
6投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ1962年(昭和32年)の読売新聞で連載された、ドタバタ恋愛喜劇。 内容が「主婦向けのお茶の間ライトノベル」という感じで、すっごくおもしろかった! 筆者の獅子文六は、もともと新劇の作家だったが、昭和10年頃から映画とかドラマの原作小説家として人気を得た。でも内容があまりにも大衆的すぎるから、文学界隈では長らく評価されなかった感じがある。ようやく2010年代に入り、筑摩文庫が復刊キャンペーンで続々と刊行して、リバイバルヒットした。 筑摩の帯文がいちいち素晴らしいのだ。 この『コーヒーと恋愛』の帯文は、「こんなに面白い小説が何十年間も読めなかったなんて信じられない」だ。読後、この帯文に完全に同意した。理屈抜きで面白いのだ。 中年のおばさん女優「モエ子」が巻き込まれる恋愛のいざこざがゲラゲラ笑えるし、コーヒーのうんちく話を冷笑する筆致にニヤニヤさせられた。そしてベンちゃんやアンナ、菅さんもキャラが立っていて魅力的だった。 「もっとも、この間死んだ永井荷風なぞは、コーヒーに山盛り5ハイぐらいの砂糖を入れたというから、コーヒー・インテリとしては、下の部であろう。」 なんてクスッとさせる地の文が、物語に知的な軽妙さを添えていて、笑える。 そして怒涛の展開からどんな結末になるのかとハラハラして読み進めると、、、宇治十帖かよ!とツッコミたくなるほど見事な終劇。この展開は、でもむしろ必然かもしれない!と舌を巻いた。 次は『悦ちゃん』か知ら。それとも『胡椒息子』か知ら。また楽しみな作家を発見してしまった。
6投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログテレビ創世記の時代。端役の人気女優モエ子と、今で言うヒモで新劇の舞台装置家勉くんの2人を通して書かれたドタバタ恋愛ラブコメ。著者が書くテンポの良さ、ウィットに飛んだ文章が好きで手に取った。青春怪談と比べると終始淡々と進んでいく感じがしたが、後半に向けての爽快感がさすが獅子文六。登場人物達のキャラの濃さも良い。そしてこの物語の要であるコーヒー。コーヒーの味を通した登場人物の心情描写が素敵だった。獅子文六の男女間の描き方、女性の書き方は現代でも受け入れやすいなと思う。コーヒーをお供に読了。
0投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログコーヒーを淹れるのがやたらウマいゆえに、恋愛がこじれる43歳の女優の話。 特技はその人に興味を持つきっかけとなりえても、内面や性格そのものを表したものではない。 ポップな文体でサッと入ってきて、余韻に浸るとコーヒーや恋愛の本質って何だろ?と思わせる巧さを感じた。
4投稿日: 2024.09.08
powered by ブクログ私自身、『コーヒー』に対する造詣は、全く無いのだった。こだわりも。思い入れも。思いのほか、大人の『恋愛』だった。妙齢の。熟年の。初老の。
0投稿日: 2024.08.02
powered by ブクログサニーデイ・サービスが好きなので読んだ。登場人物の立ち位置が新鮮だった年上のキャリア女性と若手作家の夫婦とか、演劇の世界やコーヒー道など懐かしさを感じる部分もありつつ、女性の自立とか恋愛観には現代よりも進んだものがあると感じた。かっこいい。
0投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログ獅子文六氏(1893〜1969)は、劇作家、小説家、演出家として昭和の演劇振興に尽力された方。この小説は1962年から1963年に「可否道(コーヒーどう)」という書名で、読売新聞に連載され、1963年に新潮社より刊行されたものを1969年に「コーヒーと恋愛(可否道)」と改題され、角川文庫より文庫化。2013年にちくま文庫より復刊されたとのこと。 昭和の隠れた名作。すっごく面白いかというと、今の感覚の「面白い」にはもの足らない感じがするが、ウィットとか上品なユーモアとかを感じさせる。 主人公は坂井モエ子という脇役として国民的に愛される女優で、美人ではないが、「嫌われない」キャラ。 コーヒーを淹れる腕前が絶品で、そのコーヒーでもって八歳年下の新劇団員のハートを捉えて夫婦となっていたが、44歳になったとき、19歳の新劇女優に夫を奪われる。 彼が去ったあと、コーヒーを淹れるのも朝ごはんを作るのも張り合いが無くなり、自分一人のためならインスタントコーヒーで済ますという日々を送り、荒んだ気持ちが仕事にも影響して、初めて主役を務めたドラマも不評。仕事も暇になったある時、コーヒー仲間に「可否会」の主催者との結婚話を持ちかけられた。コーヒーを通じてその菅先生とは懇意になっていて、何かと相談相手にもなってもらっていて、お互い乗り気ではあったが、菅先生は自分の創設したい「可否道(コーヒーどう)」の助手としてしかモエ子のことを考えておらず、愛を感じられないので、モエ子は「イエス」と言えないでいた。そこへ新しい彼女に去られた元夫が戻ってきて「やっぱりモエちゃんのコーヒーが毎日飲みたい」と復縁を迫るのだが、モエ子は自分への愛情ではなくコーヒー愛からモエ子をパートナーとしたい男達にうんざりし、自分の女優としての仕事を極める勉強のために海外へ旅立つ。 1962年ごろの40代といえば、大正生まれ。モエ子を初め、この頃のテレビ俳優と言えば、新劇出身者が多かったようで、テレビを軽蔑しながらも生活のためにテレビに出続け、心はまだ新劇にあるという人が多かったようだ。テレビがまだ珍しかったころの芸能界やインスタントコーヒーが庶民に普及し始める少し前からコーヒーに親しんでいたインテリ達の生活など、その時代の人達からも今の私達からもちょっと一般人とは違う世界の人達の世界のことが書かれていて、そこが新鮮かな。 あと、セリフがちょっと昔のチャキチャキした江戸弁?みたいで、昔テレビでたまに見た古い白黒時代のドラマや映画を思いだす。 古き良き時代というのか、文化を味わうつもりで読むのがいいかな? でも、最後のモエ子はかっこいい! 今の芸能人も結婚だの離婚だのドロドロだらけだが、あんなに潔く自分のために旅立つことが出来る生き方は古くない。
82投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1963年に刊行されたこの本、自分が生まれる半世紀も前の話なのになぜか共感できるし、登場人物がいい人すぎる。温かい心で本を閉じた。獅子文六、ちゃっかり登場するのかわいくて好き。
1投稿日: 2023.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
阪神古書ノ市で友と選書のし合いっこをした際にプレゼントしてもらった本。 古書ノ市楽しかったなぁ! 戦後の昭和が舞台の物語。 昭和らしい独特な言葉回しを最初は読みづらく感じたけれど、だんだんクセになって楽しく読み進める事が出来たし、なんなら脳内で口癖がうつッちまったわ…。 ハイカラでユーモアがたっぷりなお話。 登場人物みんながカラッと明るくてサッパリしているのは時代ならではなのかな? とんでもないクソ女であるアンナですらカラッとしていて憎めない。良い! コーヒーとタイトルに入っているだけに、コーヒーの蘊蓄も沢山でコーヒーを飲みたくなる。 昔からあるような古い喫茶店でコーヒーをのみながら読みたいなぁ。 可否道には何度も笑ってしまった。なんやねんコーヒー道の家元て!本人は大真面目なのも憎めなくて良い。 最後の方の展開は「やァ、モエ子女史、ほだされちゃァ、いけないよ…」とハラハラしたけれど大笑いしてスッキリ気持ちの良い締めくくり。 そこまで皆を夢中にさせるモエ子女史のコーヒー、味わってみたいもんだなぁ。 あとがきもユーモアたっぷりで良い。それ、コーヒーによる胃もたれでは…?! 昭和の作品がこんなに読みやすく、面白いだなんて。 自分じゃ絶対に選んでいないタイプの本なので出会えて嬉しい一冊。 実写化しても面白そうだなー、と色々想像しながら読んだ。 ベンちゃんは田中圭さんなんかどうだろう!
2投稿日: 2023.07.27
powered by ブクログ2023.7.9 読了。 まだテレビが新しかった頃、お茶の間の人気女優として43歳の坂井モエ子は活躍し、私生活では劇団装置家で8歳年下の塔ノ本勉と暮らしたり珈琲愛好家との会合を楽しんだりしていたが、ある日劇団にいた若い研究生の元に勉くんが去っていってしまう。珈琲と恋愛と演劇を軸に人間模様が描かれた小説。 う〜ん、、、背表紙のあらすじを読んで気になって読んでみたもののなんとなくダラダラとした文章で残念ながらあまり楽しめなかった。 珈琲、恋愛、演劇についてもどことなく中途半端な感じがして「現代にはないこの時代のノスタルジックさが良い」と評価されている方も多いようだが、自分の好みの文章ではなかった。
0投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログ1963年に刊行された昭和の小説です。 主人公は、テレビタレントのモエ子さん。 ドラマの母親役やオバサン役で人気の女優です。 八つ年下の夫、ベンちゃんは、劇団の舞台装置家。 劇団の若い研究生アンナとベンちゃんの仲を疑って、モエ子さんはヤキモキしています。 モエ子さんはコーヒーを淹れる名手でもあり、コーヒーの同好会「可否会」の会員です。 「可否会」の会員は、モエ子さんの他に、真のコーヒー通の会長、洋画家、大学教授、落語家がいて、全部で5名。 この登場人物たちの滑稽なやりとりや、コーヒーについての多彩な会話やうん蓄が面白くて、楽しく読めました。 とにかくコーヒーの話がたくさん出てくるので、カフェで読むとより気持ちが入りそうです。 2回目を読む時は、カフェで読みたいと思いました。
10投稿日: 2023.07.02
powered by ブクログ昭和のノスタルジーを感じさせる作品でした。 私が生まれた頃、今は亡き両親の新婚だった時代の物語。当時の社会は今のSNS世代から見たらさぞノンビリして、自由で生きやすそうに思えるかもしれません。 そういう意味では結末など気にせず、安心して読める内容でした。
0投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログ表紙に惹かれて、読みました。 ちょうど、桜の満開の日に、読み終えることができて、 本当に心地よかったです。 私も、最近コーヒーが好きなので、 この本に出てくる いろいろなコーヒーが、 美味しそうで、 モエ子さんのコーヒーを、 飲んでみたかったなあ、 美味しそうな、 美しい本との出会いに感謝。
1投稿日: 2023.03.28
powered by ブクログ先の展開が気になって一気に読み進められた。 文面が今どきではなかったので少しシリアスに読み進めてしまっが、振り返ればクスッと笑える話だった。
0投稿日: 2023.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
脇役女優坂井モエ子には8歳下の夫がいる。 コーヒーを入れるのが絶妙にうまい妻と、コーヒーの味がわかる夫。 そんな二人の関係は、ある日夫が放った「コーヒーがマズい」の一言から変わっていく。 書かれた当時のハイカラさが、読んでいる今はノスタルジックに感じて新鮮でした。 勉君がモエ子さんを捨ててアンナと駆け落ちしたときに、二人にざまぁを期待したのは最近の流行りの影響でしょうか(^_^;) 自分が捨てたくせに、モエ子さんの家に入り浸る勉君。 モエ子さんを思っているようで実は、自分の可否道のことしか考えていない菅さん。 最後にモエ子さんが二人を振ったところはすっきりしました。 「男って奴は、どいつもこいつも、コーヒー好きのイヤシンボで、エゴイストで、あたしのコーヒーが目的で、結婚しようなんて、いい出すんだわ。誰が、その手に乗るもんか!」
1投稿日: 2023.02.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
軽妙洒脱ってこういうことかのお手本みたいなスッキリでした。スルスル読めて面白かったです。 モエ子女史、格好良い。落ち込み悩むし、苛々したり舞い上がったりもしたけれど、潔いです。ベンちゃんへの啖呵、スッとしました。こうでなくちゃ! ベンちゃんとアンナは、仕様が無いナア〜となります。呆れ返る。 形式なんて固いこと言わず、蘊蓄も垂れずに美味しいものは美味しい、で良かろうと思います。可否道って!ダサい。誰が、その手に乗るもんか!でも、コーヒーよりお茶のほうが好き。
2投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログ小旅行の車中用で物色中に、書店のキャッチみて。普通に読めたけど、出てくる主人公全員に共感できず、ちょっと残念な時間潰しだったかも。
0投稿日: 2022.09.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
約60年前の小説と思えないほど、読みやすく軽快だった。 登場人物が癖のある、理解し難い人ばかりだったけれど、主人公の人柄なのか、文章のせいなのか、深刻さがなく、コミカルでそれがよかった。 この時代の作品で、結婚を選ばずに自分の人生を生きる選択をした女性を書いているのが斬新で、すごいと思う。し、だからこそ古臭い印象なく読めるのかもしれないと思った。
0投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログ昭和の、テレビが家庭に普及し国民がテレビドラマを最大の娯楽としていた時代のお話。 書かれたのも1960年代と60年近くも前で、読み始めは時代の背景や話し方などが読みにくかったけど、慣れてくるとスーッとストーリーに入り込めて楽しめた。 特に何か劇的なことが起きるわけでもないけど、脇役女優のモエ子さんの日常が癖になる面白さ。 そして、違和感に感じた昔風の話し言葉や考え方も一周回ってオシャレでハイソに感じる。ただ43歳のモエ子さんが自分の事を「おばあさん」というのはショックを受けた。 ラストのモエ子女史、かっこよかった。今も昔も女性の方が潔い。
2投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログコーヒーにここまで振り回される人生あったら面白いと思ったけどもし自分がこの立場だったら流石に嫌になりそう、笑
0投稿日: 2022.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
★3.4(おもしろかったけれど4はいかないかな) ■モエ子女子の喜怒哀楽が一番おもしろかった。ちょっとしたことで喜んだり怒ったり悲しんだり楽しんだりと感情表現が豊か。それを表すセリフ回しは今とは言葉遣いが違うので新鮮。昭和37~38年の新聞連載ってことは当時の少なくとも東京ではこういう言葉遣いがされていたのだろうか? ■どういうふうに着地するのか? なんやかんやあっても最後は元の鞘に収まるのでは? と思ってただけに、(タイトルである)コーヒーも恋愛もうっちゃって、自分の夢だった洋行を(スポンサーの力ではなく)自分の力で実現するという潔いラストにはやられた! という感じ。タイトルからするとふつうは「コーヒーが取り持つ恋愛」なのだが、実はベンちゃんも菅も恋愛ではなくコーヒーが目当てだったという逆転の展開。なるほどそうくるのかー! 元のタイトル「可否道」よりもこっちのほうがより作品にあっていると思う(ラストでのどんでん返し的な意味合いも含めて)。 ■飄々としたベンちゃんと堅物の菅が対照的。同じくテレビドラマに出つつも新劇を忘れられないモエ子と、新劇よりもテレビで売れることを第一とするアンナも対照的。登場人物の配置はわかりやすく、その分モエ子に感情移入しやすい作りになっているのかな。 ■芸能のなかでテレビの影響力が増していく時代。その様子が垣間見えるのはテレビ史という観点からするとけっこう重要な資料になのでは? ■大衆小説? 通俗小説? 新聞連載だから一般大衆が楽しめる内容が求められるわけだが、意外とこれまでにそういう作品って読んでなかったかも。長くて途中やや疲れたがスラスラと読めて、けっこう新鮮だった。
2投稿日: 2022.01.18
powered by ブクログめっちゃ面白いというわけじゃないけど読みやすくて好き 獅子文六のあとがきで「コーヒー飲みすぎて胃を痛めた、コーヒー小説はもうこりごり」と愚痴を書いてるのが何より面白い。
2投稿日: 2021.12.03
powered by ブクログ恥ずかしながら獅子文六という名前も知らなかったのですが、読んでみたら非常に読み易くて驚きました。 ハイカラという言葉が似合うような素敵な世界です。 文体や人権観に多少の古さこそあるものの、充分に楽しめる一冊でした。 著者の他の本も読んでみようと思います。
1投稿日: 2021.09.11
powered by ブクログこのおしゃれなタイトルの小説は、1962〜3年に新聞で連載されていた当時は『可否道』というタイトルだったんだが、文庫化時に『コーヒーと恋愛(可否道)』となり、2013年の再文庫化で「可否道」がとれた。可否道、という単語も小説を読むと親しみがわくのだが、それよりなによ、「コーヒーと恋愛」って!すてき!と思ったら、サニーデーサービスが曲のタイトルに使っており、この文庫の解説は曽我部恵一じゃった!やっぱりおしゃれ。 庶民的な43歳のテレビ女優で、天才的な腕でもってコーヒーを淹れる坂井モエ子が主人公。彼女の周りにふりかかる恋愛とコーヒーのドタバタな物語だ。なんせモエ子が人間味たっぷりでかわいい。彼女のパッとしなさが愛おしい。全力でモエ子を応援しながら読んでしまった。
1投稿日: 2021.08.05
powered by ブクログ60年も前の作品とは思えないほど馴染むお話。レトロではあるけど古臭くはなく、体験したことのない時代の話だけれどもなんとも懐かしい。全てハッピーエンドで丸く収まるわけではないのも、心情に無理がなくて安心する。穏やかに読める一冊。
1投稿日: 2021.07.02
powered by ブクログ面白かったんだけど、モヤモヤするー。 モエ子に感情移入して読むと、まわりの人たちが身勝手で腹立たしいなぁ、って感じるけどモエ子にも「そうじゃない!」って思うところもあって。50年以上の月日が流れて、技術や情報は進化しても人間の感情なんてそうそう進化するものじゃないんだとかんじた。
5投稿日: 2021.05.18
powered by ブクログ初獅子文六。最近なぜか古本で見かけるので。 女優モエ子の、コーヒーと8歳下の勉ちゃんとテレビをめぐるドタバタコメディ小説。アンナのはすっぱな調子、可否会のしょうもないコーヒー談義、名脇役女優モエ子のあれやこれや、読んでいてまざまざと目に浮かんでくるようで面白く、軽くすらすらと読める。男と女の感じは昔の時代を思わせるものはあるけど、それでも新時代の鮮やかさ。 最後の見送りシーンは、本当にこのままドラマにできると思う。
1投稿日: 2021.05.04
powered by ブクログ昭和の時代背景が漂うユーモアたっぷりの恋愛小説。主人公、モエ子はドラマの人気端役だが、物語もテレビドラマを観るような感覚で読んだ。 43歳のオバさん(作中ではおばあさんとまで言う)が主人公の恋愛話は余程変わっていると思うが、その展開も中々新鮮で、恋愛心理だけを延々と書き連ねながら表向きのエピソードはほぼ皆無に近い恋愛小説とはちがって展開を楽しむ事もできる。登場人物それぞれが、人物像を持ち、説得力があり、そして皆に共感できるところは流石と感じる。 60念前の小説だが、文体はここまで違うか、と思うほど。嫌いではなく、むしろ味わい深いし、面白い言い回しに感心する。終盤の物語のまとめ方がとても好きです。黎明期のテレビ業界事情がかなり詳しく、当時の読者はここにも興味をそそられたのではないかと想像する。今の業界の人が読んでどう感じるか聞いてみたい。 他の作品にも興味がわきました。 あとがきで作者はこの作品でコーヒーをがぶ飲みし、相当体を悪くした模様。書き上げた5年後に死去しているところからも命を削って書いた本であることを知り、読ませてもらったことに感謝する思いが強まった。
0投稿日: 2021.03.21
powered by ブクログ昭和の匂いを感じる、軽やかな恋愛コメディ。不思議とコーヒーの香りが漂ってくる文章。美味しいコーヒー飲みたいな~!
0投稿日: 2021.03.20
powered by ブクログ昭和の作品でその時代を色濃く感じる作品なのだけど、男女のあれこれというのはいつの時代もそんなに変わらないのだなぁと思わされる内容のユーモア小説だった。 美人ではないけれど大衆の人気を得ている女優の坂井モエ子。43歳の彼女は、8歳下の演劇作家のベンちゃんと事実婚をしていて一緒に暮らしている。 2人の暮らしは稼ぎが多いモエ子が支えていたのだが、ある日ベンちゃんは「生活革命」と称して彼より16歳下の新進女優のアンナの元へと出奔してしまう。 物語の真ん中に「珈琲」がある。モエ子は珈琲を淹れる才能にものすごく長けていて、夫のベンちゃんだけではなく、「可否会」という珈琲好きの集まりの会長である菅氏もモエ子の淹れる珈琲に心酔しきっている。 だけどモエ子にとっては朝飯前のことなのでとくに強いこだわりがあるわけではなく、だけど周りの男たちにとっては強く惹かれる才能なのだ。 モエ子とベンちゃん、モエ子と菅氏、ベンちゃんとアンナ、そしてモエ子とアンナ。 色んな組み合わせのあれこれで構成されていて、それぞれの想いが少しずつすれ違っているところに可笑みを感じる。 ベンちゃんずるいなぁ!でもこういうダメ男ってどんな時代にもいてそれなりにモテるのよね…(思想だけは一人前だから…)などと思ったりした。 モエ子はいわゆる大衆女優で、正統派美人ではないけれどその親しみやすさからCMにも抜擢されるほどの人気がある。 女性は結婚したら家庭に入るものとされていた時代において、バリバリ働く女性のさきがけ的なものを描いた物語のように思えた。 愛する男から1人の女性として見て欲しい気持ちはあっても、きっとモエ子は男なんて蹴散らして強く生きていける女性なのだ。あっぱれでとても格好良い。 新聞小説だったらしい作品。獅子文六のことは今まで知らなかったけれど、とても面白い作品だった。 曽我部恵一の解説もとても良かった。この本を読んで「珈琲と恋愛」という曲を作ってしまったとか。
1投稿日: 2021.03.17
powered by ブクログ美人ではないが親しみのある見た目と演技で人気者の女優モエ子(43) 彼女と事実婚の状態にある年下の舞台装置家の勉(ツトム)くん 二人の中が新人女優の登場でこじれて モエ子が所属するコーヒー愛好家の会「可否会」の会長菅や新人女優に惚れ込むマネージャーが出てきたりとドタバタする。七時間半よりは抑えめ。 同じような想いや企てを抱えて、人がすれ違っていくのは定番で面白いですね。 何というか、時代を感じるので「女性は家庭に入って云々」とか今だとちょっと受け入れてもらえなさそう。 主人公は女優で、そう言った形に違和感を持ってくれてるけれど周りの男性連中がね…こういう時代でしたね。って捉えて読めればいいけど引っかかるひとはそこ気になりそう。 珈琲について、私は安いインスタントかドリップパック派なので、可否会の方々のうんちくは面倒臭かったな。 でも、主人公の入れる珈琲は「そこいらの喫茶店より美味い」らしいので飲んでみたい。(本人はもういれたくないだろうけど)
17投稿日: 2021.03.16
powered by ブクログまわりくどいところもあるけど、 意思が強くてさっぱりしている、 昭和の“粋”みたいなものに対する 憧れを抱かせる本だった。 インターネットやSNSのない時代、 他人の、要らないアドバイスや評価に 必要以上に揺さぶられることがないからか、 ゆっくり、だけどきっぱり、 なまめかしい中年の恋愛。 やっぱり今の自分には大人で難しいなとも 思ったけど、どこか心惹かれた。 本当の真髄は 半分もわかってないかもしれないけど。 高校時代古典が好きになった理由を思い出した。 違う時代の違う生活の、同じ人間の同じ気持ちを 文章が時を超えて運んできてくれるからだった。
0投稿日: 2021.02.08
powered by ブクログモエちゃんのダメ女っぷりが自分と重なってついつい応援しながら読んだ(笑) ヒモ旦那も若い女優も可否会のおっちゃんたちもそれぞれいい味出してて楽しかった。 コメディドラマにならないかしらん。
0投稿日: 2021.02.06
powered by ブクログ1960年代の情景がありありと浮かんでくる。なんて言うんだろう、時代が明るい。主人公の純心さを除いても、今は少し想像しづらいくらいのほっこり感が全体的に散りばめられている。 モエ子さんがとにかく愛おしくなっちゃう。演劇の女優からテレビ女優になって、でもずっとダメヒモ男に捕まったままで、そいつは最後までダメな男だけど、でもモエ子さんはやっぱ好きを隠せないっていうのがかわいい。紳士には愛がないとか言って愛想尽かしてるのもウケる。 モエ子さん、最後に「みんな私のコーヒーを目当てに来るんだわ!」と言ってた。コーヒーを淹れるのが上手な彼女。男達はその彼女のコーヒーだけが目当てで結婚しようとか言うって嘆く。 これ、もしかしたら獅子文六さん、「女の体目当て」をコーヒーを象徴して取り上げてたりするんじゃないかって思った。夫の年収を上回るとバランスを崩す、女は結局「家庭的」が何より大事、仕事をやめるように遠回しに言われるなどなど....今じゃちょっとずつ取り沙汰されるようにはなったけど、この時代じゃあなかったはず。彼にちょっとした問題意識があったからこそ書けたんじゃないかなあって思う。 とにかく、題名にコーヒーって入ってるだけあって美味しいコーヒー飲みたくなる。(私はうんちくをたらすことはできないけどね。)
0投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログ60年前の大衆ライト小説は今読むとやはり古臭く、描かれる男女も味がなくて、豆を挽いてドリップしたての珈琲とインスタントを溶いて半日たったものをレンチンした飲み物くらい時代という味の差を感じました。 とにかく出てくる男性に全く魅力がなかった。新聞小説だったからか当時の主力読者層の男性に都合の良さそうな女性とオレ様オトコたちの話で、最後だけは当時は「ヒップ」だったのかな。
0投稿日: 2021.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うむうむ。良い。これまた、良い。獅子文六、凄いぞ、この軽妙さは。 ただ、最初に読んだ「七時間半」が面白すぎて、ソレと比べると、こっちは、うーむ。おもろいけど、そこまでじゃないよね、って、生意気な事を思っちゃいました。ですので、三点。です。でも、限りなく四点に近い三点です。大満足の三点、ってところですね。 あとがきが、凄く興味深い。これほどに軽妙洒脱な新聞連載小説を、獅子文六は、70歳の古希の年齢で、毎日連載していたのか。しかも連載中にコーヒーの飲みすぎ?で、体調崩して、めちゃくちゃ苦労しながら連載していたのか。そんな苦しみ的なものを、一切感じさせないこの文章なのに。凄いなあ。大尊敬。 作品中で、モエ子が、恋愛の悩みとかでね、せっかくの自身初の?主演ドラマの「社長夫人」?でしたっけ?の演技が、てんでダメで、視聴者にも局にも支援者にも、そっぽ向かれちゃうのと、大違い。獅子文六、少なくとも、この文章に、なんらかのキレの悪さは、一切感じなかった。自らの体調不良を、作品に影響させなかった、ってえのは、大したもんです。しかも、70歳の御年で。驚愕だ。凄いなあ、、、 あ、でも、あくまでも個人的な切れ味では、この作品よりも「七時間半」の方が圧倒的に面白い、って思ったんですよね。ということは、やっぱこの作品は、切れ味悪いのか?体調不良の影響、でてたのかしら?ふーむ。わからん。 いやしかしなあ、この文章の軽妙洒脱さ、本当になあ、、、凄いと思います。1962年から63年にかけて、新聞で連載されていた小説なんですよ、コレ。今、2021年ですから、約58年前、か。58年前!?でっせ?俺、生まれてないし。それが、あくまでも自分は、ですが、この文章に文体に一切の古さを感じない。なんなんだコレは。なんらかの、時代を超越した何かを、感じます。 極端に言うたら、スマホとパソコンとインターネットが登場してたら、コレって2021年の物語で、通じると思うんですよ。58年前のこの作品が。世の中の進歩ってなんなん?って思う。なんらかの、圧倒的に古びない何かを、感じます。なんらかの。あくまでも個人的に、ですが。 話としては、ホンマにたわいの無い話、毒にも薬にもならないストーリーだね、ちゃんちゃん。で終わっちゃう話なんですが、それでも、その中に、すげえ謎な不思議な良さは、間違いなくあると思うんですよね。読むに値する何かを。なんなんだろうなあ、この感じ。ダメ人間でも愛しちゃう気持ち。ま、人間なんであれ、愛すべき存在だよね、って思わせちゃうなんらかのマジックが。 いやもう、ホンマに失礼な言い方なんですが、すっげーどーでもいいストーリーなんですよ。ホンマに。 脇役だったら抜群の存在感の年増の女優が、若い事実婚の男を劇団員のスチャラカ女に寝取られて、んでもなんだかホノボノ。 コーヒーが好き過ぎる人が、茶道みたいにコーヒー道を日本に確立したいぜ俺はヤルぜ!って血気盛んに燃えつつも、同好の士のコーヒー好き仲間はそれを生温かく見守る。 で、年増の女優は、結構色々アレコレありつつも、全てがもうエイヤッわたしは女優業を生涯貫く!って決心して、とりあえず海外の演技を勉強してきます~って旅立つ。 うーむ。そんな話。超シリアスに書こうと思えば書ける内容を、ここまでホノボノ書くんかい?というホノボノさ。だが、、、そのホノボノが、、、ホンマに抜群にいいんや。一周どころか三周くらい回って、この毒気の無さが、なんかしら不思議に抜群に、シミジミ、良いんや、、、凄いよ獅子文六。2021年のコロナ禍の、この俺を、こんなにホノボノ幸せな気分にさせちゃうんだもの。 マジでこう、なんらかの不思議なマジックが、あります。獅子文六には。ちょっと、この人の作品に出会えた、ってのは、奇跡的なトピックですね。いやもう、驚きでしかないんですよね。いやもう、素晴らしいんだよなあ~。
0投稿日: 2021.01.04
powered by ブクログサニーデイ好きからの。恋愛コメディ、という言葉からしてなんとも古いおとぼけ感が、はまると楽しい。地味にヒロイン(主人公というより)と同年代で応援したくもなり。ラストが小気味よい。
0投稿日: 2021.01.01
powered by ブクログいいねーー! まさにコーヒーと恋愛! モエ子さんが淹れるコーヒー飲んでみたい!(私は女だからいいでしょ?笑)
0投稿日: 2020.12.26
powered by ブクログさっぱりとしている。中年女性の恋愛市場における、そこはかとない悲壮感のある立場と歳を重ねるごとに勝手に育つ母性のようなものがキッチリ描かれていて面白い。 少しずつ自分の女としての市場変化を身をもって体感してる今だからこそ、読んで面白い本だった。 「くれてやる」の言葉をこんな風に吐き捨てる醜態を晒したくなくて、若い頃のように嵌まり込む恋愛を遠ざけてる自分。若い女に取られたら悪態吐きながらもどこか納得するであろう、若さが与える恩恵を受けてきた自分。それがあるから読んでて、さっぱりしながらも芯があって面白いなぁと思えたんだろうな。 後書きで見た著者の経歴にも興味津々。他にも読んでみたいな。
3投稿日: 2020.12.23
powered by ブクログもえこさんかわいい!男と女の恋愛事情は多分今も昔も変わらない… 時代が違えば、もえこさんにはもっと女優仲間の友人がいただろうし、もっと自信もあったかもしれないし、男に振り回されることは少なかったかも…と思う。ずるずるずるいっちゃう気持ちもわかる! そして、アンナみたいな女は今も昔も結構居る。笑
0投稿日: 2020.12.09
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中年男女の恋愛話ですがドロドロした展開は無いです。ベンちゃんが出て行ってからのドタバタ加減が絶妙で面白ったです。
0投稿日: 2020.11.11
powered by ブクログ坂井モエ子 女優 43歳。8歳年下の夫塔之本勉が、19歳の新人女優丹野アンナの元へ去ろうとする所から物語が始まるのだが、ストーリー展開が実に面白い。 「可否会」というコーヒー愛好家たちの集まりに登場するオジサンたちのやり取りがまた面白くて、真面目なのか不真面目なのか、ユーモアのセンスも抜群です。 テレビがまだ新しかった昭和の頃を思い浮かべながら、楽しむことができました。 終盤のモエ子さんの気持ちに共感。 獅子文六の他の作品もぜひ読んでみたいです。
15投稿日: 2020.05.02
powered by ブクログコーヒーがタイトルに入っている本を読もうと探して、見つけた本! 主人公は、お茶の間で人気のある少し歳のいった女優。その人の夫の不倫とか、人気商売である俳優業界の事とか、物語で出てくる珈琲道の話とか、色んな悩みがぽんぽんっと出てきて、SF小説とかの奇抜さはないものの、のらりくらりと進みながらも読んでいられる内容だった。 古い本だったが、古い本だからこそ、その時代のコーヒーの知識はもちろん、コーヒー以外の情報とか、言い回しが勉強出来て、その面でもとても良かった。 古い文学もどんどん読んで、自分の知識を増やすのも良いなと思った。
4投稿日: 2020.04.13
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コーヒーを淹れる名手である脇役女優、坂井モエ子と8歳年下の夫勉ちゃん、恋敵アンナちゃん、コーヒー道を極めんとする菅さんと、色々な登場人物の織りなす恋愛模様が書かれている。 登場人物がみんな魅力的で驚く。恋敵のアンナちゃんなんて嫌われてもおかしくないような配置なのに悪い子じゃないのよ。野心家で強くてすごく素敵。勉ちゃんもモエ子を置いて出て行っちゃってクソ野郎の誹りを免れないと思いきやいい奴で、最後はハッピー大円団。見事なり獅子文六! この作品、私が産まれるより20年以上も前のものだそう。 なのに古びてない。私たちが考える『昔』と本当の『昔』ってずいぶん違うんだろうなと思いながら読んだ。 家政婦を雇う余裕が無いなら夫も皿洗い、若しくはそれ以上の事をするんだ的な意味の事を菅さんの息子さんが話していて「この時代から『妻を専業主婦にする余裕が無いなら家事手伝え』って概念あったのね」と。勉ちゃんも家の事いろいろやってるのよね。 ネットなんかで「昔は女が家事も育児もして〜」なんて言う人よくいるけど「それいつの事?」って聞いてみよう。
2投稿日: 2020.03.01
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どっちかとハピエンして欲しかったなあ。 それだと物語が陳腐ってことなんかなあ。 いやそんなん関係なくこのキャラに幸せになって欲しい(いやでも彼女の幸せの在り方を自分が理解してないことにもなるよなあ)って思うほど等身大、温かい、親しみやすい、?物語だった。
2投稿日: 2020.02.10
powered by ブクログ本屋さんで何気なく手に取ったら、主人公がまさかの同じ名前。しかも同じようなことしてそうだな…という内容で面白かったです。
2投稿日: 2020.02.05
powered by ブクログ0129 2019/08/08読了 明るい部屋に、塔之本勉君が、黒いスエーターを着て、お椀型の毛糸の帽子をかぶって、行儀悪く、イスにのけぞりながら、本を読んでる。〝テアトル・ド・フランス〟という、重そうな、大型の本である。 塔之本君は、上品な青年である。乱暴な姿勢で、読書はしていても、ハシタなくみえない。体は小ガラだが、色が白く、鼻が高く、唇が少し厚ぼったいのは、難といえば難だが、そのために、温厚な印象を増している。そして、目がやさしく、眉が黒い。女のような顔立ちと、いえないこともないのだが、女にしても、節婦型であって、一本シンが通ってる。それで、品位が生まれるのだろう。現代に、沢山ある顔ではなく、昔なら、十万石ぐらいの殿様にふさわしい造作である。 上品で美男子の良人、という表現もあるので、べんちゃんはとっつーのイメージで読んでいた。お芝居やってほしいな…。 主人公は若い女性が多いイメージだったが、これは40代の女優。 昭和のテレビや演劇業界の世界が知れて面白い。 可否会のおじさんたちもかわいい。なんだかんだで仲良し。 アンナも破天荒だけど、だんだん可愛く思えてきた。どんな女優になるのか気になる。 最後のさっぱりした終わり方が好き。 何度も読みたくなる作品だった。
2投稿日: 2019.12.28
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主人公の坂井モエ子は、欲や嫉妬も多いにある方かと思いましたが、どこかのんびりしていて、愛らしく、不思議と憎めないキャラクターでした。 美味しいコーヒーをじっくり味わいたくなる読後感でした。
2投稿日: 2019.12.27
powered by ブクログこの本のタイトル、そして表紙ににピンときたのはサニーデイ・サービスの同タイトル曲を先に聴いていたから。 時代に先駆けて自立した女性主人公、それをとりまく多種多様な人間模様。その間を繋ぐ珈琲。繋いでしまった珈琲。味わい深いなぁ。 解説は曽我部恵一。繋がった!
2投稿日: 2019.10.26
powered by ブクログコーヒーを飲みながら読みたい本。 休みの日にまったりしながら。 そんな私は紅茶派なので、 読み終えて紅茶を一杯。
2投稿日: 2019.05.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
軽妙洒脱な小説ってどんなだ?と興味をそそられ購入したものの、2年くらい本棚で休ませてしまっていた。やっと読めた…。 最初は文の句切りの多さに困惑したけど、一度物語に引き込まれたら全然気にならなかった。コーヒーの小説なのに、最初の章でモエ子のコーヒーが「まずい!」って言われてて、そこから物語が始まる展開は斬新で面白いと思った。終盤で「美味い」って言わせてるし。 モエ子と菅さんみたいに、いい感じの心の距離だけどそこに愛があるかどうか微妙…って関係、あるよね〜。それで結婚するなら愛が欲しい…という気持ちもわかる〜。主人公とは年齢も生きてる時代も違うのに、まさかこんなにも共感できるとは思わなかった。 読んでいてすごく楽しかった。これも作品の軽快なテンポのなせる技なのか…。軽妙洒脱な小説!なんとなくわかった気がする。
3投稿日: 2019.03.06
powered by ブクログ1962年の新聞小説が初出。当時のテレビ業界の描写が微笑ましい。今でもヒップさクールさを感じる恋愛小説。読んでて楽しかった♪
2投稿日: 2019.01.29
powered by ブクログ去年の4月から読み始めてようやくです読了。 勉君、菅さんが愛したのはモエ子さんの技量で彼女自身でないのがチョッピリ寂しい。 勉君が生活革命と称してアンナと家を出てしまい、帰宅してそれを知ったモエ子さんのつく悪態。それまで読んで作り上げたイメージがいっぺんに壊された。人の内面を露発させたという意味でとてもいいシーンだった。 勉君、菅さんを袖にして強く生きることを決意し洋行へいくモエ子さん。ハッピーエンドとは思えなかったが、高度経済成長の時代を彷彿させる明るいエンディングがよかった。 途中日数が空いたがストーリーも忘れず途中再開後も楽しめました。
1投稿日: 2019.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地味な中年女優が若い夫に逃げられた後、自立します。 とてもライトな感じの小説です。 黒柳徹子的時代というか、テレビを取り巻く周辺の人々や文化がなんとなくおしゃれで洗練されているように見える時代の雰囲気が感じられます。 女優はコーヒーの腕によってモテますが、恋愛要素はあまりないです。 日本初の喫茶店が黒門町の可否茶館であるという知識が得られました。
2投稿日: 2018.11.12
powered by ブクログ巻末でサニーデイサービスで同名曲を書いた曽我部さんが言っているように、大正時代のヒップスター的な志向とバックグラウンドを持つ作者が、なんとも軽妙で洒脱な小説を書いたという感じ。小説の舞台や主だった登場人物たちも芸能に携わっていて華やかで、ぼくにはある意味衒いのなく悲劇的でもないグレートギャッツビーみたいに思えた作品。大正時代の若者たち箱の世界に憧れたのじゃあないかな。
2投稿日: 2018.11.10
powered by ブクログ獅子文六を文学座の重鎮としてしか認識していなかったので、この小説の軽さ(明るさ)には驚いた。 処分日2014/09/20
2投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログ今更ながら獅子文六の「珈琲と恋愛」。曽我部恵一推薦が色濃ぎて若干避けていたけど、女性視点から読んでも、こういうお人好しでも力強い女性あるあるが面白かった。可否会なる珈琲愛好会の意識がスノッブで今のブルータスの記事の様であった。文学座もこんなウィットに富んだ人がいたとは。
2投稿日: 2018.09.03
powered by ブクログアウシュヴィッツの本と平行して読了。しんどい内容の本のチェイサー代わりの一冊。 ところどころにニヤリとできるユーモアがあって、内容も全然軽いけど、昭和の古さを感じさせないくらい軽妙洒脱。獅子文六って、お洒落な人だったんだろうなぁ。もう何冊か読んでみようと思う作家の一人。お出掛けのお供とか、ちょっと何かを読みたいというときにお勧め。
2投稿日: 2018.08.18
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獅子文六、2冊目。 まぁ、だいたい作風というか、空気感というか、話のもっていきかたも判ってきたかな。 『バナナ』が読売新聞で1959年2月19日~9月11日の連載、本作『可否道』(旧題)は同紙1962年11月~1963年5月の連載。全国紙で短期間で連載を2回持つほど人気作家だったというのが伺い知れる。 また『バナナ』が映画化( 松竹大船1960年)、本作はNHK銀河テレビ小説としてテレビドラマ化(1974年2月-3月)、著者の経歴も小説家の他、演出家ともあり、20代で渡欧しフランス新劇の観劇、研究に没頭、帰国後は文学座を創立するなど幅広くご活躍されていたようだ(Wikiより)。 本作のNHKドラマ化の前、同じくNHK連続テレビ小説の第1作が著者の『娘と私』(1961年4月 -1962年3月放映)だったというから、テレビ業界、おそらく芸能界にも顔の利く存在、けっこう時の人だったのでは?というのが、その経歴から感じとれる。 それが、没後、ほとんどの作品が絶版となっていて、ちくま文庫が2013年に復刊(本作が契機だとか)というのだから、面白いもの。 絶版というのも、それなりに分からんでもない。要は、お手軽なのである。業界通であることを通して、テレビドラマの撮影現場、芸能人とマネージャーの関係(そういえば『バナナ』にも出てきたサキ子を売りだそうとするマネージャーと、本作のアンナのマネージャー飯島は、どことなくキャラがカブる)、が浮世離れして描かれている。一方で、放送局の内側の様子、新劇の関係者の人物造形等などが、当時としては一般人の知る所でない世界を描いていて面白がられたりはしたのだろうが、それもファッション、流行の類。派手で華やかではあるけど、人の気持ちの離れ方も早いというものか。 それでも、面白いものは、こうして半世紀も寝かせれば、また巡り巡って価値がでるという、面白い一例ではあるのかもしれない。 とまぁ、一向に、本書の内容の感想に入っていかないのだけど(苦笑)。 『バナナ』より、いっそう、テレビドラマ感が強く、取り立てて語るところも少ないというのが正直なところ。著者の作品は、当時の時代もあったかもしれないけど、女性が元気なのが、ひとつ魅せどころなのかな。 主人公の新劇上がりの40半ばの女優モエ子と、彼女をとりまく珈琲好きの面々の、面白おかしい好いた惚れたのドタバタ喜劇。コーヒーというものに対する、ブルジョワな好奇心が庶民の間で高まっていたのだという時代の空気を感じ取れたのは、面白かった。 コーヒーの当て字も、珈琲ではなく、最初は「可否」だったんだ。へぇ~(x3)。 「明治21年に、鄭という中国人が、東京下谷黒門町に、日本最初のコーヒー店を開業したが、その時の店名が、可否茶館であった。コーヒーの宛て字に、”可否”が用いられたのも、この時が最初である。」 群馬コーヒー事件(S23)、インスタント・コーヒーの台頭とコーヒー暴落 etc.etc.、コーヒーを愉しむための歴史的な薀蓄も知れるのも、面白いところか。ま、それが歴史となって読める50年後だからだろうね。
0投稿日: 2018.05.14
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2018.5.12読了。前に読んだ同著者の作品『七時間半』が面白かったので期待して。つまらなくはなかったけど『七時間半』の方が私は好みだな。『七時間半』もそうだったけど、終わりは案外あっさりしていて、読んでいる最中が一番楽しいタイプの小説なのだろう。そういやよく人物の心の声は()で表されるけど、この著者は「」で表すんだな。モエ子とミヤ子で、わずかの違いであるっていやいやいや!名前もだいぶ違うから!台詞の中に「-獅子文六みたいな、古稀になっちやア、もうオシマイだが、-」と自分の名前を出しているのには驚いた。一見自らの年齢に関する皮肉のようだが私には日常会話に引用されるほど知名度があると言う自信の表れに思えた。にしても望まずしてある特技は不幸の元か…それが女性にあるというのはさらに不幸な事かと思えるのは私が女だからか時代がそう感じさせるのか…解説に出てきた曲の方の「コーヒーと恋愛」もネットで検索して聞いてみた。昭和らしい風情がある、日々に溶け込むまさにコーヒーと恋愛のようないい曲だなと思った。レコードかCDのジャケットに使われてる街の川沿いの桜の画像とタイトル文字の入れ方が本の装丁と同じなのが素敵。本の方には中央にシンプルなコーヒーの画像が置かれてるがこれは穏やかな風景の上にでんとコーヒーの画像があることでコーヒーによってかき回される主人公の人生を暗示してるみたいで小説の表紙にはやっぱりあった方がいいと思う。読んでて残念だったのは私が体質的な問題でコーヒーが飲めない事である。匂いとか好きなんだけど時と場合で体調悪くなっちゃうんだもん…。そんなわけで食べ物飲み物が出てくる話で食欲がそそられなかったのは初めてかもしれない。
2投稿日: 2018.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初·獅子文六でした。コーヒー好きから結ばれる夫婦、友人エトセトラ。しかしその関係は二転三転していく。男ってバカだ!女って甘いなあと突っ込みたくなりつつ、婦人が最後に出した決断はスカッとした(*^-^*)
2投稿日: 2018.05.09
powered by ブクログ「気のいい女性」「いい脇役」のテレビタレントとして茶の間に浸透している坂井モエ子嬢。しかも、とても美味しいコーヒーをいれる事が出来ます。14年間同棲している新劇の演出家ベンちゃんが、「劇団の若いアンナ嬢を育てたい。」と同棲を解消し家を出ます。モエ子嬢は、時を同じくして初のテレビドラマの主役を射止め放送がはじまりますが、評判がよくありません。後援会からの洋行の話も消えそうになり、ベンちゃんと住んでいるアンナ嬢は溌剌とした演技で昇り調子。同じコーヒー同好会の菅との結婚話もでます。仕事、恋愛、コーヒーとこれからどうするか悩むモエ子嬢。どんな道を進むのでしょうか。昭和30年代の東京を舞台ですが、今も同じ女性の悩みがかいてあります。 獅子文六作品はこんなに面白い!と思える一冊。
2投稿日: 2018.03.13
powered by ブクログ昭和のテレビドラマのような味わい深さ。年上の女優が、年下の夫を若い新劇の女優に奪われるというなんとも切ない話なのに、どこか飄々としてて楽しめた。 遠出するときにバッグに入れて、読んでは放置を繰り返したが、開くたびに登場人物が生き生きと目の前に現れて楽しませてくれた。そんな一冊。
0投稿日: 2017.12.28
powered by ブクログコーヒーにまつわるテンポの良い文体で引き込まれているうちに、いつの間にやら3杯くらい飲んでいるおいしいコーヒーのような小説。時にはコーヒー飲みながらこんな小説はいいですね。
2投稿日: 2017.12.23
powered by ブクログコーヒーを愛する会の人たち 女優と年下の男 それらの人たちの日常と恋愛をコミカルに描いたもの。 年下の旦那に捨てられたときのモエ子の暴れっぷりや心の葛藤は昔も今も変わらないんだなあ・・つい笑ってしまったけどその寂しさもリアル。 でもラストは現代の女性に通じるものもあって読後感よし。
3投稿日: 2017.12.14
powered by ブクログ仕事と恋愛、結婚…どれかが狂うと全部ダメな気がしてしまうのは小説の主人公でも現実の私でも同じなのかな。特に恋愛に関しては悩んだり怒ったり上手くいかない事ばかりでもどかしいけどけどラストは晴れ晴れとして良かった。
2投稿日: 2017.11.19
powered by ブクログガラガラした女、モエ子。地に足がついていてこの時代にたくましいなと思った。今演じるとしたら佐藤仁美あたり?コーヒーというよりあの人は酒か。 先鋭的な小説。
2投稿日: 2017.11.17
powered by ブクログ文章はリズムがあって軽快なのに ちくちく針で刺されながら 読んでる気分になって、少し苦かった。 多分、いつか自分も誰かに急に捨てられるんじゃないかってずっと思ってたから。 最後の数ページのために読んだと思えた。 ホッとした。嬉しかった。 でも誰も嫌いにはなれなくて、 不思議で複雑な気持ち。 朝ドラ感は分かる。 解説は曽我部恵一さん。 サニーデイサービスは好きだけど、微妙。 くれてやるって言葉カッコいいね。 いつか使おう。
2投稿日: 2017.11.09
powered by ブクログスカッとしました!恋愛とは難しいものですね。 その人自身に対して恋をすることと、その人が持つ何かに対して恋をすることは、その気持ちを受け取る側からすると全然違うんだなぁ。
2投稿日: 2017.07.22
powered by ブクログとってもとっても良かった。 獅子文六さんが体を張って研究なさったというコーヒーの描写は、まるで鼻の前にカップがあるような気がしてくるほどの素晴らしさ。コーヒーが飲みたくなるどころか、飲みすぎてもういらないと感じたのは初めてのことだった。一滴も飲んでいないのに。 モエ子さんに感情移入して下唇を噛みつつ、わたしの好きな時代を堪能できてうっとりした。 まさに現実逃避にピッタリな一冊!近いうちにまた手に取ってしまいそう。
2投稿日: 2017.07.15
powered by ブクログ昔の日本の文化の香りを嗅ぎながらストーリーをよんでいる気分になれた。 何度かモヤモヤした気分にさせられるが、最後はスカッとするのでオススメ。
1投稿日: 2017.07.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とびっきりの珈琲を入れるのが特技の姉さん女房のテレビ女優モエコは売れない脚本家の勉、若手女優のアンナ、珈琲狂いの可否会の面々の繰り広げるドタバタ人情騒動。 タイトルとジャケットに惹かれて手に取ったわけですが、サニーデイサービスのあのアルバムとはまた違う…けれど確かにつながるものはあるのかも。 現代劇しかもっぱら読まないのでやや序盤は読みづらく感じましたが三角関係のこじれ始める中盤から一気に引き込まれました。 情けないベンちゃん、いけすかないズルイアンナ、珈琲狂いの男どもにバシッと啖呵を決めてやるモエコたちの動きが爽快。 ベンちゃんではなくモエコの「生活革命」の話だったのではないかしら、と。
2投稿日: 2017.06.04
powered by ブクログ自分には日光の手前だったかな(^◇^;) 時代を感じさせてしまう描写が多かったので、違和感を感じて読み進められなかったです(^_^*) 獅子文六の作品だったら、「娘と私」が圧倒的に好きです(*^o^*) こっちの方が古い作品なんですが、なぜか古くささを感じなかったですね。
2投稿日: 2017.05.04
powered by ブクログ昭和37年から38年にかけて読売新聞で連載していたという作品。 新劇出身でテレビドラマの名脇役という主人公モエ子は、適当にしても何故か絶品のコーヒーを淹れられるという達人。モエ子を中心に、新劇の舞台装置家である8つ歳下の内縁の夫、コーヒー好事家の集まりである可否会の面々、新劇の研修生であるアンナなど、かくも個性的な人々が現代社会とは異なるモラルのもとで繰り広げる緩い日常に、ひとときの別世界を味わえました。
0投稿日: 2016.10.11
powered by ブクログサニーデイサービスの東京というアルバム。 「コーヒーと恋愛があればいい」なんて曲に魅せられて、若い頃わくわくしながら聴いた。CDジャケットは当時でもレトロで、甘酸っぱい雰囲気は印象的だった。 ジャケットがオリジナルだと勝手に思い込んでいた私はこの本を見てびっくり。タイトルで、あーむしろこちらがオリジナルだと納得。 もちろん買わずにはいられない。 思い描いていた甘酸っぱさはあまりなかったけど、現在でもリアルに感じる文章の軽快さに夢中で読んだ。読み終わってもやっぱりサニーデイサービスを聞いたときのようなしっとり感はとても心地いい。やっぱり良いところふわっと差してくるのよね、サニーデイサービスは。そんな風にニヤッとしてしまう感じだった。また忘れた頃に、若いときの気持ちを思い出したいときに読んでみたい。
0投稿日: 2016.09.04
powered by ブクログ(2016/9/3読了) なぜこの本を読みたいと思ったか、すっかり忘れてしまったけど、好きなコーヒーがタイトルに入ったいるからかも。 初めましての作家さんで、この作品は、私が生まれる少し前に、読売新聞に連載されていて、作者はなんと古稀!そして、あとがきに病の中、苦労して書いていたとのこと。 年代の違いに序盤は苦労したけど、松本清張の作品をよく読んでいたときのように、慣れてきてからは、その時代独特な言葉の言い回しも楽しめるようになり、引き込まれるように読み終えた。 年増の美しくないけど、嫌われぬ人である女優の恋愛模様を、その時代まだ新しかったコーヒーに絡めて書いている。古稀を迎え、病の中で新しいものに挑戦することは、人生の先輩として尊敬します。 彼女をコーヒー抜きで愛してくれる人が現れますように。でも、1人でも生きていけるかな。 (内容) まだテレビが新しかった頃、お茶の間の人気女優 坂井モエ子43歳はコーヒーを淹れさせればピカイチ。そのコーヒーが縁で演劇に情熱を注ぐベンちゃんと仲睦まじい生活が続くはずが、突然“生活革命”を宣言し若い女優の元へ去ってしまう。悲嘆に暮れるモエ子はコーヒー愛好家の友人に相談…ドタバタ劇が始まる。人間味溢れる人々が織りなす軽妙な恋愛ユーモア小説。
0投稿日: 2016.09.03
powered by ブクログ昭和30年代が舞台だけれど、レトロ感はそこここにみられる交通網や通信手段程度。どなたかがレビューで描かれているように、お昼のテレビの連続ドラマを観ているような読後感。 モエ子さんの淹れるコーヒー、ちょっと飲んでみたい。
0投稿日: 2016.08.28
powered by ブクログNHKの朝ドラになりそうな、何か大きな起承転結があるわけではないけれどとても軽快で爽やかで、たまに苦味もあって胸がきゅっとするようなお話でした。 キャラクター達がどれも好きではないのに、嫌いにはなれない魅力を持っているなぁと。(モエコには心からのエールをおくってしまう。) あぁそうなのよ、こういう人間らしくってまっすぐな話が読みたかったんだよってなんともいい気分にさせて頂いた。 シンプルで、でもシンプルすぎなくて。人間らしくって、でも、フィクションで。 素敵な時間をくれた、良本でした。 驚くくらい時代を感じさせなかったなぁ!
0投稿日: 2016.08.13
powered by ブクログブックオフで帯付きで売ってたので購入。最近は文庫本も価値のありそうな帯なら付けたまま販売するようになったのだろうか。今後は帯を外さずに売ってほしい。帯のない本なんて、ミルクと砂糖を入れないコーヒーのようなもんだ(わしはミルクも砂糖もたっぷり派なんじゃ)。 主役は40過ぎの脇役女優・坂井モエ子さん。 このモエ子さんを中心に、TV業界や演劇界を舞台とした三角関係やら趣味のコーヒーの会の皆様との間で次々起こる事件。 TV業界で働くのも色々な人に気を使って気苦労が大変ですね。 モエ子さんの8つ年下の夫・塔之本勉は才能ある新人女優・丹野アンナと駆け落ちします。 その事件はモエ子さんの心理に影響を与え、順調だった女優業にも影を落とすことになります。 そこに絡んでくる可否会の皆様。 私としては、業界や三角関係の描写より、奇人変人揃いの可否会の皆様の描写が楽しかった。 コーヒーの茶道的展開とはいかにも日本らしい発想で、誰か既にやってそうですが? 違いの分からない男である私も、おいしいコーヒーが飲みたくなってきました。 モエ子さんと塔之本はよりを戻すのか、それとも新たな人と結ばれるのか? どちらの相手も帯に短しタスキに流しでしっくりしないけど。 私は、どちらにしても結婚する方が良いと思いながら読んでいたのですが、驚きの決断! 今でこそ珍しくない選択ですが、当時では珍しかったのではないでしょうか。 女優さんではよくあることだったのか? 当時、このような結末を描いた本作品はさすがだし、映画化やTVドラマ化されたというのもむべなるかな。 私の考えも思想的にはリベラル・革新系なつもりだったのですが、生活に関しては意外と保守的のようで。 戦後民主主義真っ盛りの時代に描かれた本作品を読みながら、戦後民主主義が息の音を止められた平成安倍体制下の窮状を考える。 ……と、毎度のことながら生々しい政治の話題に結び付けてすみません。 http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20160720/p1
0投稿日: 2016.07.21
powered by ブクログ最初に読んだのは中学生のときだった。大人の恋愛に憧れていたのかな。この小説は『可否道』というタイトルで1962年から翌年まで読売新聞の連載小説だった。1970年代に読み、本屋で見かけ懐かしくて2016年に再読。いつ読んでも今の話みたいに思える。エンディングがモリシゲの社長シリーズのラストシーンみたいで笑える。そこが昭和を感じるハッピーなシーン。コーヒーを飲みながらページをめくり、とても明るくのんびりした気分になりました。
0投稿日: 2016.07.17
powered by ブクログ50年前に書かれたので、昭和30年代のお話し。そんなに昔の話なの?って思うほど新鮮ですんなりと読める。何年たっても人って変わらないんだな。世の中がどんなに便利になったって、どんなにハイテクになったって、結局人の感情はは変わらない。情熱や悲しみや野望やイライラ、そしてコーヒーを愛するあまり茶道さながらの可否道(コーヒー道)を極めようとするコーヒー愛好家たちとモエ子さんのドタバタに、思わず微笑まずにはいられない。がんばれ!モエ子さん!とエールを送りたくなる結末だった(笑)
0投稿日: 2016.07.10
powered by ブクログ1960年台に書かれた話とは思えないくらい。今の話と言われてもさほど違和感がないかも。登場人物にイライラさせられたりしながらも,なんとなくすいすい読んでしまった。 三島由紀夫のレター教室のような空気があるなーと思ったら,レター教室もちくま文庫から出されていたのだった。似たような雰囲気の話を集めてだしているのかなー。
0投稿日: 2016.06.09
powered by ブクログ中年向けのテレビドラマのような内容でさほどおもしろい話でもないけど、読んでておもしろかった。ヒップな小説だった。曽我部恵一が好きだから読みたくなったものだったけど、表紙はいまいち合ってないなって思う。
0投稿日: 2016.06.08
powered by ブクログ本屋さんのポップで惹かれて。 言葉の言い回しに昭和の本の名残があるが、全然違和感を感じずスラスラ読めた。 色んな人にイライラさせられたけど、最後はスカッとした。コーヒーの味について、そんなに奥が深いとは思わなかった。
0投稿日: 2016.05.18
powered by ブクログとても昭和38年に出版されたとは思えないほど、現代の小説と並んで劣らない小説。 (言葉づかいはかなり古いが)当時ではかなり前衛的な小説だったのではないだろうか。 2013年に再出版したちくま文庫に拍手。よく再出版しようと思ったな…。 女性と男性の恋愛観、芸術に対する価値観を描いた小説は他であまり読んだことないので新鮮でした。 とは言え、現代の小説には劣らなくとも個人的にあまり好みじゃなかったので★3つ。
0投稿日: 2016.05.11
powered by ブクログ最後インスタントコーヒーしか飲まないって決めたのは、美人が化粧しないって決めるのと同じと思った。 自分の武器なのに、それを隠す。。。
0投稿日: 2016.04.17
powered by ブクログ思ったよりお洒落じゃなくて安心した。 当時の最先端的なお洒落さは勿論あるが出てくる人々のどうしようもない感じに憤慨したりクスッときたりと面白い。
0投稿日: 2016.02.24
