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とにかく散歩いたしましょう
とにかく散歩いたしましょう
小川洋子/毎日新聞出版
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総合評価

56件)
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    小川洋子さんが新聞に月一連載していたエッセイを一冊にまとめた本 表紙にもいるラブラドールのラブとのお話が印象的な一冊です ・本の模様替え 一度読んだ本でも中身をきちんと覚えていないことはもちろん、何なら内容を改変して覚えてしまっていることもあるよね、というお話 『走れメロス』のストーリーを180度反対に覚えていたお話がおもしろかった。 ・キャベツ共有の和 家庭菜園を始めた小川さんが作物につく虫やナメクジを観察して気づいたことを書かれたお話 自分のことを思い返すと子供の頃は虫が平気だったのに、大きくなるにつれて苦手になり、最近また平気になりつつある。じっくりと虫たちの動きを観察する余裕が自分の中にできたのかも。そうしてしゃがみこんで自分の足元で繰り広げられている攻防を見るのが楽しい思った体験を思い出した。 ・ブヒ 小川洋子さんがハダカデバネズミの研究室がある理科学研究室を訪れたお話 ここに出てくる岡ノ谷一夫先生の本を読んだばかりだったので「タイムリー!」と思った。本を読んでいると、全然関係ないと思っていたものが急に結びつく瞬間があって楽しい。 ・自らの気配を消す 校閲者や翻訳者についての考察 「役目を終えれば、何の痕跡も残さないまま静かに立ち去る」けれど、確かにそこに存在している仕事、だなと感じました。同じようなことを宮田ナノさんの「すてきな退屈日和」でも読んだので余計にジーンときました。 ・早くお家に帰りたい 「帰る」ということに関してのあれこれ 「明日は一日、どこへも出掛けなくていいな、と思いつつ寝床へ入れる夜は、心が安らかですっきりしている」という一文にものすごーく共感。これが行き過ぎて、私は外で働くことが困難になったため在宅で仕事をしている。たまに出かける用事があるとワクワクする気持ちと「早く帰りたい」という気持ちが出発前からせめぎあっている。私は坂口安吾の「帰宅感」にはあまり共感できないよう。

    11
    投稿日: 2026.02.05
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    いつから読んでいるんだろう。 小川洋子さんの本はまだ読んだことないけど、エッセイから手を出してみた。 一つ一つが短くて読みやすい。 そしてこの人の本への愛がよくわかる。 どんな思い出に関してもあの本のあの部分と似てるなぁとかあの本の主人公はこんな気持ちだったのかなとか、これまでの読書量が感想に出てきている。 こんな素敵な表現ができるならもっと自分も本を読もう、そんなモチベを貰えたエッセイだった。 時々切なさを感じる場面があり、「とにかく散歩をいたしましょう」につながる終わりがとても良かった。

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    「家族と山歩き」がテーマの雑誌(ランドネ2025年5月号)で紹介されていて、読みたくなった本。 本当は山歩きに行きたいんですよ…けど、まぁ今はなかなか難しいから、「とにかく散歩いたしましょう」くらいが、今の私にはちょうど良いんだろうな。 日常の何でもないことが、小川洋子の手にかかると、なんか美しく見えたり、微笑ましく思えたりするのが不思議。日本語が優しくて美しい。 そして、その日常が、いろんな本に関連して紹介されているものだから、どんどん読みたい本が渋滞してしまう。 とりあえず気になったのは、 「奇跡も語る者がいなければ」 「ねにもつタイプ」 「気になる部分」 「翻訳夜話」

    3
    投稿日: 2025.09.07
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    小川洋子さんのエッセイ集。 エピソード毎に、本や映画が紹介されていて、以前から読みたい本リストに入っていた本のバックグラウンドが知れたのがとても面白かった。 特にハダカデバネズミの説明で大爆笑してしまった。

    0
    投稿日: 2025.07.22
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    犬はご機嫌な生き物 たしかに〜 なんだか時々読み返したくなる言葉がたくさんあった 我が家の愛犬の残りの命のことと一緒に過ごせる時間の長さを考えてツンともなった 最後の最後あとがきにくっと引き込まれた 散歩しながら図書館から帰りましょう

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あぁ、書かなくちゃ。精進しなきゃ。 といつも思っているんだなぁ。 そしてあの素晴らしい小説が産まれているんだなぁ。 表紙にも登場するわんこさんは後書きの頃のは虹の橋を渡っているらしいけれど、そこに残るぬくもりが感じられるエッセイ。

    0
    投稿日: 2022.09.28
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    ・ハンカチは持ったかい ・本の模様替え ・散歩ばかりしている ・がんばれ、がんばれ ・オクナイサマが手伝ってくれる ・機嫌よく黙る ・自らの気配を消す ・夕食におよばれしてみたい人

    1
    投稿日: 2022.02.12
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    小川洋子さんのエッセイ集。 どの話にも過去の読書体験が紐づいていて、小川さんの引き出しの多さにびっくりします。 表題作の「とにかく散歩いたしましょう」の愛犬ラブとのエピソードがラブとの散歩が小川さんにとってかけがえのない時間だったことを実感します。

    0
    投稿日: 2021.10.17
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    小川洋子さんは、それほどたくさん読んでいるわけじゃないが、文章が詩的で美しいと思う。 これは小説ではなくエッセイなのだが、毎日の暮らしを描写するだけでも、例え方とかが、まるで音楽のよう。 私は綺麗なものには綺麗とか美しいとかしか言えないんだが、 小川さんにかかると、そこにひとつの物語が現れるような気がする。 ラジオで本の紹介の番組をもってらして、そこでの語り口もゆったりとしていて好きだ。 小説家ってのは深く深く、いろんなものを視る、んだろうなあ。 語りかける相手がいることの、救いを想う。

    2
    投稿日: 2021.04.13
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    あまり著書を読んだことがないけど、Kindle unlimitedのなかで読みやすそうなので読んでみた。『盗作』『長編み、中長編み、長々編み』『がんばれ、がんばれ』『フィレンツェの赤い手袋』がすきかな。 本を読んで、想像して、話を自分の考えたほうで記憶しちゃうのは、夢中になりすぎてるからこそなのかなと思った。 「子供の頃着ていたパジャマの生地で作った、小さな巾着」のなかにある「好きな場面、登場人物、せりふなど」のビー玉の形で仕舞われてるっていうのが、すごくよかった。

    0
    投稿日: 2020.01.09
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    読みやすいエッセイ。 これを読むと次々と本の中で 小川さんが紹介してる本が読みたくなる。 1話ずつが短くタイトルも分かり易い。

    0
    投稿日: 2019.11.07
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    本というものは、中身を読まなくてもただ題名をながめているだけでも楽しいから不思議だ。だからこそ本屋さんを見つけると、素通りできずについ立ち寄って、書棚の間をいつまでもさ迷ってしまう。そのうち、とある題名と視線が合い、一瞬星がきらめくように恋に落ち、中身をよく調べもしないままその一冊を抱えてレジに向かう事態となる。 (P80) 一つ困るのは、今の季節、山から降りてきたイノシシに出会うことだ。彼らは皆、大事な用事があって急いでいる様子なので、できるだけ邪魔にならないよう気をつけている。 (P126)  以前、仕事で甲子園球場の裏側を取材させてもらった。室内練習場やブルペンやベンチを見学し、いよいよグラウンドの片隅に立った時、もうこれ以上先へは足を踏み入れられないな、と本能的に理解した。  柔らかく細かい砂で見事に整備された内野、真っ白なベース、外野に広がる芝生。それらは神々しいほどの緊張感をはらんでいた。そこに立つに相応しい人間のみが、ラインを越えてゆくことを許され、そうでない人間はこちら側からただじっと見ているだけしかできないのだった。 (P151)  しばしば野球にはそういうことが起こる。なぜあの時、あんな簡単なゴロをエラーしてしまったのか。なぜあそこで、あの一球を見逃したのか。一生考え続けても答えの出せない問いを、スポーツは投げかけてくる。  だからこそ私たちも、まるで目の前の試合が一人の人間の生き方を映しているかのような思い出、一生懸命に試合を観る。 (P153)

    0
    投稿日: 2019.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館の自由に持ち帰っていいコーナーにあったもの。こんなきれいなハードカバーをそのまま置いてるなんて太っ腹だなー。エッセイ集。毎日新聞に連載してたそうだ。エッセイでもすごく小川洋子で面白かった。小川洋子の小説が読みたくなった。ハダカデバネズミは初めて知った。衝撃的な生き物だし、これをもとに言語の成り立ちを研究している人がいるってのも衝撃だ。

    0
    投稿日: 2019.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

     小川洋子さんのエッセー集は初めて。  本のことや、当時飼っていたラブラドールのラブのこと、岡ノ谷先生の研究のことや、ご自身の作品のことなどがふれられていて、楽しく読めた。  特に、執筆するときに小説の世界に浸るというか、その世界の様子を見て聴いて感じたことを<描いて>いるだけなので、私自身のものではないと言うところが小川洋子さんの作品の世界観(自分が勝手に思ってるだけ)だなと。ツバキ文具店だったり、リトルアリョーヒンだったり、標本士だったり、ミーナだったり、どの小説の主人公も彼・彼女らだけのオリジナルの世界を持っているからこうも惹かれるのかなとか思った。

    1
    投稿日: 2018.11.10
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    小川さんの日常と、小川さんが読んだ本の一節が重なり合うようにリンクしていて、丁寧な日々が感じとれる一冊。色々な本が登場してきて、小川さんの読書量はきっとすごいんだろうなぁと敬服…そして飼い犬とのエピソードは本当にほっこりする。

    0
    投稿日: 2017.04.18
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    エッセイでした。 たくさんありすぎて、9割ほどは良かったのですが、ちょっとだけ普通な話が混じってて、ちょっと残念でした。

    0
    投稿日: 2017.03.17
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    気になる作家さんを知るにはエッセーを読むに限る、とは私の考えです。 ということで今回小川洋子さんのを読んでみました。 一言でいうと、真面目。 作品群からもわかるように、想像していた通り、見た目通り、とにかく真面目。 時には羽目を外すとかとんでもないことはやらかす、とかそういうことはなさらない。 真面目に題材に取り組み、真面目に取材をして、真面目に執筆をして、その合間に真面目に散歩する、という生活でしょうか。 まさに想像通りの方のようです。 今後の活躍をますます期待します。

    0
    投稿日: 2016.08.13
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    小川洋子さんと、気が合いそうな気がした本。 一話につき一冊の、本にまつわるエッセイ。出てくる本が、好きな本ばかりで嬉しかった。

    3
    投稿日: 2016.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2008.6~2012.3『毎日新聞』掲載のエッセイ。 文中より 「こんなことをやって、何になるんだろう」と、ふと無力感に襲われるようなことでも、実は本人が想像する以上の実りをもたらしている。 この言葉に励まされた。そうであってほしい。 そして著者のエッセイに何度も顔を覗かせていた無邪気なラブ。ラブが出てくるたびに、そっと顎から頭を撫でている気持ちになっていた。ときに抱きつき、ラブに何かを許される気持ちになっていた。 ラブのご冥福をお祈りします。 2016.11再読

    0
    投稿日: 2015.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普通の日常がきれいな日本語で書かれている。 特段凄いことはなにもないのだが、何故か読み進めてしまう辺り小川さんはやはり凄い方なのだと思いました。 大御所とは思えないへりくだった文章も、個人的には好印象でした。

    1
    投稿日: 2015.07.27
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    上手い、の一言。 元々新聞の連載だったと言うこともあり、一つ一つがほど良い長さで、シンプルな表現が多く、それでいて濃度が高い。 日常の些細な出来事や作家活動の一環としてのあれこれ、愛犬の話。ふとした出来事を深く、でも、深過ぎて読み手が迷子になることがない程度に掘り下げて書いてくれているので、心にすんなり入り込み、心地いい。 こうやって本を書くのだな。こうやってアイディアを紡いで行くのだなと、一作家の裏側を垣間見れた作品。作家を志す人が読むのにもいいと思う。 本としてまとめられているので、立て続けに読んだけれど、新聞掲載と言う形は正解で、一つ一つエッセイをゆっくり味わうのに適している。 小川さんの作品を読むのはこれが初めてだが、これを機に小説も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2014.11.19
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    何か特にあるというわけではないが,安心するというかほっこりした. 日常の大切さとでも言うのかな?

    0
    投稿日: 2014.11.11
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    カラーひよことコーヒー豆の感想で信頼する読友のはこちゃんさんが小川さんを腐したことを実は根にもっていたのだが(笑)… ひょんなことから続けてエッセイを読むことになってその腐す理由がわかるような気がしてきた。 居丈高な態度は大嫌いなのだが謙遜、それもひとつの分野で地位を確立している人においての過度の謙遜はやはり鼻に付くものなのだ。 例えばお土産で「つまらない物ですが…」と言うよりも「美味しかったんで是非とも食べていただきたくて…」と言われたほうが自分のことを思ってくれてる度は格段に高く嬉しさも倍増する、そういう事でないか? でもね、巨大化する心配事などを読むとやっぱり小川さんはいい人なのよ…あ、もちろんはこちゃんさんもね(^^;;

    0
    投稿日: 2014.11.10
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    毎日新聞で連載されていた「楽あれば苦あり」(2008年〜2012年)をまとめたもの。 ひらがなの「る」と友達になれる言語感覚を持つ姪っ子。 かぎ編みの説明書の前衛小説のような一文にさ迷う。 本棚で隣り合わせになった本たち。 一人の散歩、ラブとの散歩。 「私が目指すのは、機嫌よく黙っていることである。」 これは、わたしにとっても理想の生き方かも。 くまのプーさん、若草物語、ごんぎつね…など読み返したくなる。

    0
    投稿日: 2014.05.21
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    最初は、なんとなぁく好みじゃないなぁと生意気な感想を抱いて読んでいたのに、 気がつけば夢中になっていた。 静かでなエッセイで突拍子もないエピソードで読者を驚かせるということは一度もなかった。 それなのに中毒になったように読み続けたくなるのは、 ひとえに文章そのものの魅力なんだろうと思った。 文体や選びとられた言葉、それと知性。 小説という自分の仕事に向き合う真摯な姿勢。 これがすべて。

    0
    投稿日: 2014.02.03
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    静かで、淡々としているのに、読んでいて口角が上がっているのがわかる。ちょっとおどおどした感じ、腰の低い感じ、視線が身近なところを眺めているのかと思いきや、ふっと遥か遠くに移ったりする感じ。小説につながっていて、物語の生まれる下地を見せてもらうような、温かい気持ちになる。

    0
    投稿日: 2014.01.02
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    なんで小川洋子はこんなに自分に自信がないんだろーとそこが面白い。 でもすごく共感してしまうからきっとわたしも自分に自信がないんだろうな。 面白かった^^

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    投稿日: 2013.12.11
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    とても親しみやすいエッセイで、小川洋子さんを身近に感じられました。 ご自身がパーソナリティをされているラジオ番組で紹介された本や、ちょっと不思議な生物や、小川さんの大好きなものが沢山詰まった作品です。

    0
    投稿日: 2013.04.26
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    洗練された文体。校閲者に関する章はうっとりと読みました。 紹介されているたくさんの書籍の中には新刊も多く、読まなきゃいけない本もたくさんあるんだろうな~などと楽しく邪推しつつ。 ラブラドールのラブくんとの暮らしと、散歩について、たくさんシェアさせていただいた。生や死やあれこれに付き合う勇気がなくて、動物を飼ったことはないけれど、いつか、と思わせてくれる。

    0
    投稿日: 2013.04.20
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    小川洋子さんのエッセイ。 ここに取り上げられているさまざまな本を読みたくなった。 作家さんが読む本。 とくに好きな作家さんが読む本を読みたくなる。 魅力的に紹介する。 もちろん、書評集ではなくて、ほとんどは、日常の出来事。 どれもこれも、小川さんの味が出ていて、ほっこりした気分になる。

    0
    投稿日: 2013.03.24
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    小川洋子さん 「自分なんかがこんなことしてしまって申し訳ございません もうしません、もう二度としませんから 今回ばかりはどうかご容赦くださいませ」 と、いつも誰かに謝っていそうで、 そういうことにならないように細心の努力をしていて、 そのぶん自分のテリトリー(自宅やら甲子園球場やら?)では 思い切り心のままに振舞いたい! という人となりを勝手に想像してしまう。 土深く埋もれた琥珀を丁寧に丁寧に掘り出して あるべき場所に、しん、と置く。 それが小川さんにとって小説を書くということなのかと思った。 私は好きな本を小川さんのエッセイに見つけるたびに嬉しくなり、 まだ読んでない本を知るたびお礼を言いたくなる。 そしてそれを小川さんの小説に出てくるちょっと妙な人みたいに 例えば厚さ5センチくらいの手紙を書いてしまいそうで毎回怖い。 受け取った時の顔も想像できて、絶対そんな事はすまいと 毎回自重する。

    0
    投稿日: 2013.03.09
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    著者名だけ見て図書館で予約して借りたら、エッセイだった・・・というパターン。 好きな物語を書く作家さんのエッセイはあまり好まないのだけど、小川さんのはなかなか良かった。 こういう世界で物語がうまれるんだなー、と。

    0
    投稿日: 2013.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さらっと読めるエッセイ集.殆どのエッセイで著者の印象に残っている本の引用や紹介がされる.「フィレンツェの赤い手袋」で,フィレンツェの手袋屋での出来事を新美南吉のごんきつねと関連させて話をすすめるところなんかは,かわいい.題名は失念したが刺繍の教則本がいかに難文かというのを書き手の見方で書いたエッセイも好き.ハッとするようなものの見方は無いかも.

    0
    投稿日: 2013.02.17
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    小川さんて本当にお茶目な感じがする。妄想が小説のままな感じ。心配性のとこ、睡眠のこと、自分にもあるから、すごく共感できて嬉しかった。

    0
    投稿日: 2013.02.05
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     とにかくとことん、どこまでも沈んでみようか、と私は思う。絶望から、というのではなしに、溺れて窒息しないための唯一の方向として、自分の足元のずっと更に下の方を見定める。  するとある瞬間、ふっと小さな手掛かりが目の前に浮かび上がってくる。それは誰にも看取られずひっそりと死んだ魚の死骸かもしれない。腐った木の実かもしれない。それを手に取り、またしばらく目を凝らしているうち、うっすら何かの風景が見えてくる。 (P.17)

    0
    投稿日: 2013.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    毎日新聞連載の『楽あれば苦あり』(2008年6月10日~2012年3月14日)を改題。小川さんの日々思うことが46編のエッセイにまとめられている。 あとがきによれば、この4年にわたる連載中、日々散歩のお伴をしていたラブラドールの愛犬「ラブ君」は14歳6カ月の寿命を全うして天国へと旅立ったとのこと。おバカな犬でも、飼っている犬というのはその存在自体がかけがえのないもの、、、 散歩に出かけるのも愛犬がいるからで、その散歩がどれだけ精神安定剤の役割を果たしてくれていたのかが分かると書いてあり、その通りと思った。

    0
    投稿日: 2012.12.19
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    いつもちょっと不思議な小説で楽しませてくれる小川洋子さんのエッセイ集。 とても控えめな生き方と文章に癒されます。特に、ハダカデバネズミ、カバ、ラブラドール、文鳥など動物をテーマにした文章がとても好きでした。

    0
    投稿日: 2012.12.17
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    あっという間に読んでしまいました。 小川さんの書くエッセイは頷いてしまうところが多々あり、楽しく読ませていただけます。同じ阪神ファンですし・・・。

    0
    投稿日: 2012.12.07
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    小川洋子好きで散歩好き。 この本を手に取らない理由がないです。 40有余のエッセーを綴ったこの本には、 一編にかならず1冊以上の本が紹介されている。 何冊かは、すでの読んでしまった本だもあるが、 手にしたこともない本にお目にかかれる。 エッセーは、改めて語る必要がないほど、 仕上がりもよいし、とてもよいブックガイドにもなっていて、 一石二鳥の楽しみ。

    0
    投稿日: 2012.12.01
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    アンネの日記についての内容がよかった。 ちょっと途中飽きそうになったけど、厚かましくもなく、何となく母の話を日なたで聞いてるような感じがして好き。

    0
    投稿日: 2012.11.22
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    小川 洋子  毎日新聞社 (2012/7/21) エッセイも小説も読むたびに好きになる小川洋子さん ひかえめでやさしくて洞察力がするどくてなんとも魅力のある女性です 幅広い好奇心とそれをつきつめていかれる そこに お人柄がにじみ出てて 堪能させて頂きました 愛犬ラブ君とのふれあいがなんともすてきです もうラブ君はいないけれど 犬との散歩 かけがえのないものでしょうね 犬と家族になりたいなあ ≪ 行き詰る それでも歩く 愛犬と ≫

    1
    投稿日: 2012.11.14
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    タイトルの語感と「ラブと散歩中」の装丁がとても良いです。小川さんの小説はいくつか読んだことがありましたが、エッセー集は初めて。哲学的で少々アナーキーな思考の人かな、という印象を持ってましたが、こういう日常で発想で創作しているんだな、と親近感を覚えました。

    0
    投稿日: 2012.11.02
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    大好きな小川洋子さんのエッセイ集です。 著者がふだんからくりかえし読んでいる本が、気になります。 私も読んでみたいと思ったものがたくさんあるので、 順番に読んでいきたい。 くりかえし出てくるのが、村上春樹の「ノルウェイの森」。 作家さんにも何かしら影響を与えるものなのですね。 また全体を通じて、作品を産みだす事の苦しみについて触れられています。 『小説の前に座る。そこには、宇宙の漆黒よりも深い闇が満ちている。」 これからはもっと大事に大事に噛み締めながら読むことにします。 作品がこの世に送り出されたことに感謝しながら。

    0
    投稿日: 2012.10.28
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    小川洋子さんの小説のストーリーがおりてくるまでの過程が垣間見えたような気がします。文鳥を飼い出すまでの、ペットショップ通い、鳥かご購入、鳥かご置き場検討…現実の段どりを間違いなく進めていくことと並行して、あるときふっとお話がおりてきたら、あとはどんどん描けるようでした。現実の段どりの終着が小説の中というのはオモシロい!

    0
    投稿日: 2012.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時々「なるほどうまいことをいう。さすがプロの作家さんだなあ・・・」と思わされることもありましたが、基本的には「ごくごく普通の日常」って感じ。そこらへんの人のブログとかそういうので書かれていそうなというか。いい意味でも悪い意味でも。 そして話の流れからして「これ・・最後にはラブさんが亡くなってしまうんでは・・・」と、それに該当するエッセイ部分がいつ来るかとどきどきしてましたが・・・割合あっさりと。まあ本編部分だったらまた違った感じなったんでしょうけども。

    0
    投稿日: 2012.10.15
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    小川さんはとてもお可愛らしい女性なのだなと、読んでいて感じた。ラブくんもとてもキュート!ひとつひとつが短いのですらすら読める。文が綺麗なのでエッセイであることを時折忘れてうっとりしてしまう…。

    1
    投稿日: 2012.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小川洋子エッセイ。 本の話、犬の話、ご本人の話と、優しい語り口ながらも作品と同じく、独特の眼差しを感じる文章。 『人質の朗読会』や『猫を抱いて象と泳ぐ』など、他作品のネタも出てくるので、ほかの作品を読んでいたらさらに楽しめる。 目次を読み返してみて、印象に残っているのは 『盗作を続ける』 『肉布団になる』 『土に生贄を埋めた日』 『フィレンツェの赤い手袋』(の店主)、 その他にも、心に残る文章はたくさん。 いろいろな本の話が出てくるので、 たくさん本を読みたくなってくる、おいしい一冊。

    1
    投稿日: 2012.10.09
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    散歩しよう、と改めて決意して家から出ることはほぼなく、外をぶらぶら歩いているうちにいつの間にか散歩をしていたということの方が多かった。 だがこのエッセイを読み、散歩を目的とする外出の魅力を知ったので、アイディアに行き詰ったり単調な作業に疲れたときは、すべて放り出して積極的に家から出てみようと思った。 小川さんらしい、時に鋭く時に温かな視点で語られるエピソードの数々は、何度読んでも新たな刺激を読者に与えてくれるだろう。

    0
    投稿日: 2012.09.30
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    愛犬ラブとの散歩で癒された日々への愛惜の思いからつけられたタイトル。角田光代と並んで小川洋子のエッセーは、生活の切り取り方がうまいなと思う。 ゆっくり読んだ。 癒される。

    0
    投稿日: 2012.09.10
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    [関連リンク] Twitter / middymiddle: たとえば、あまり本を知らない学生が「エッセイというの ...: https://twitter.com/middymiddle/status/244788977004072961

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    投稿日: 2012.09.09
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    作家のエッセイに紹介された本って読みたくなります。この本からは2冊の本がその衝動に駆られました。 こうやって世界が広がっていきます。

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    投稿日: 2012.09.02
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    小川洋子の世界というのは極度の近視的なもので、そこがこよなく好きなのだが、このエッセイ集に収められているどの回もやはりそうであった。もはや彼女の根幹をなしている、戦時のナチス・ドイツ下におけるユダヤ人のことごとについて書いていてさえ、そうだ。とても謙虚に物事をひたすら見つめて、そのために時すらふっと超えているかのように見えることがある。 ひとびとの記憶からこぼれ落ちたもの、理解の外にあるもの、すでに命かたちをうしなったものに注ぐ小川洋子の目はとても「フェア」で、無闇に昂ぶることなく、常にあたたかい。 阪神のことになると若干昂ぶっていらっしゃるか。チャーミングだと不遜にも思う。

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    投稿日: 2012.08.22
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    小川さんのエッセイを初めて読みました。笑いあり、悲しみありで小川さんの日常が良くわかり、面白いです。ラブは幸せ者です。

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    投稿日: 2012.08.19
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    某恩師の方は「小川洋子さんは小説は本当にこの人しか書けない世界観が強いけど、エッセィは普通の文章よねぇ」といっていて私もそう思いますが、やっぱりこの(言葉は悪いですが)このゆるさがたまりません。こうの史代的な?かな。 ラブ、ご冥福をお祈りいたします。

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    投稿日: 2012.08.17
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    最近どっぷりはまっている小川さんのエッセイ。これももうすごくいい!最初から最後まで飴玉をなめるように小川さんの言葉を味わう。なぜだかずっと鼻の奥がツーンとしていて、時々涙が流れる。 「〔る〕と〔を〕」 子どもの作文って決まり文句ばっかりだよなあ、なんて思っていた私は、この一編に横っ面を張られたような気がした。「『今日、遠足に行って、楽しかった』という一文は、実はとてつもない名文なのだ。」ああ、そうだよそうだ。楽しいときは楽しいとしか言えないよね。手垢にまみれているのはオトナの言語感覚の方だ。作文の宿題はいつも、一行書いて後が続かず、涙目で困っていた小学生の時の息子を思いだし、とんでいって慰めてやりたくなった。 「ハンカチは持ったかい」 自立は大事だ。親子はいつか離れていくべきものだ。でもね、親というのは心配をやめることができないものなのだ。「親の立場にいる一人として私は言いたい。ただ心配するだけならば、どうか子供たちよ、親を許してやってほしい」この一文が心に刺さるのは、自分が親に対して心配をかけ、その心配を容赦なくはねつけてきたからだ。離れている子供たちもきっと、私の心配を煩わしく思っていることだろうな。 「美しく生きた人」 今回一番心に残った一編。アンネ・フランクの一家を自らの危険を顧みず援助し、アンネの日記が広く読まれるのに大きな役割を果たした女性、ミープさんの思い出が語られている。小川さんは彼女に会いに行かれたことがあるのだった。「ミープさんは美しかった。堂々としていた。自分が正しいと信じることをやりきった人だけが持てる、美しさだった」 「涙と眼鏡」 ここ数年以前に増して涙もろくなっている私は、「気がつくと、私も立派な涙もろいおばさんになっていた」と書かれていてなんだかほっとする。私も小川さんと同じく、通りすがりの学校から歌声やブラスバンドの音が流れてくると、もうダメなのである。聞こえてきた「ふるさと」のメロディから作者は「ガラスのうさぎ」の高木敏子さんのことを思いだし涙が止まらなくなる。私も一緒に泣く。 他にも、田辺聖子さんのパーティのこと、はやぶさの帰還のこと、老犬ラブのことなどなど、しみじみ味わい深いお話がいろいろ。となりに座ってその声を聞かせてもらっているような深い満足感があった。

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    投稿日: 2012.08.16
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    手に取って・・・あれ?これって・・・「くっそー!小川洋子め~~!!!」と一瞬、不埒な嫉妬がよぎるw 一瞬ですよ、一瞬! 表紙は寺田順三さん、素敵ですよね~♪ さて、小川さんですが、なんて可愛い!そして、なんて素敵な感性をお持ちの方なんだろう!!と再認識。やっぱり、大好きです、洋子さん♪

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    投稿日: 2012.08.10