
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸を舞台にした「借金取り」VS「詐欺グループ」の冒険小説。ミステリーというよりは男気小説とでもいうべきか。 登場人物達の男気というか、カッコ良さを読む小説なんだと思う。稲妻屋の面々は勿論のこと、猪牙船の漕ぎ手、しゃがみ屋、大金持ちの伊勢屋に至るまでとにかくカッコ良い。生き方の覚悟が決まっているのだ。 こういう人々のブレない生き方を読むとフラフラ生きている自分がホント情けなく思えてきて、まずは形からと、日の出にむかって礼拝するとか、朝ご飯をしっかり食うとか、身体を鍛えるとか…そういうことから始めたくなる。 朝ご飯で思い出した、この小説でいちばんかっこよいのはおきち。稲妻組棟梁弦蔵の奥さんであり、稲妻組の雑務を一手に引き受けているお方。気の配りよう、ご飯の美味しそうなこと、いざという時のキップの良さ、美貌…どれをとっても文句なく、この人あっての稲妻組なのである、先にも書いたように男気を読む小説なのだが、一番魅力的なのは女性のおきちというところが、この本の良さでもある。 残念なのは、続編がなさそうなところ。和泉屋との決着もまだついてないし、稲妻組をはじめとする登場人物たちがこのまま埋もれていくのは、いかにも惜しい。 山本周五郎→藤沢周平→山本一力と続く、時代小説の大きな枝。この枝もグイっと掴んでおいかけてみたくなってきたぞ。
0投稿日: 2019.08.27
powered by ブクログしゃがみ屋という短編と騙り屋という長編2編でしたが、どちらの話も山本一力作品らしく、最高に粋な男たちの爽快ストーリーで面白かったですね! しゃがみ屋の話では、それぞれ裏稼業を商いとする面々が仕事に誇りと覚悟を持ち、腹を括っている姿が秀逸でしたし、騙り屋は、主人公のいかずちの弦蔵と騙り屋の対決の様相から、ラストは、そうきたか!というスカッとする弦蔵の男気というか見得が最高でした!
0投稿日: 2018.09.15
powered by ブクログ“いかずちの弦蔵”を筆頭に、稲妻屋の面々がカッコイイです(勿論、おきち姐さんも)。 礼金をケチった強欲な札差に、どんな仕返しするのかな・・とワクワクしたところで、終わってしまいました。 続きは出ないのですかね。
0投稿日: 2017.07.20
powered by ブクログいや~かっこいい! 問題は、登場人物が多い・かつ関係性が複雑なので 覚えるのが大変(自分の問題。。) 途中で挫折しかけたけれど、展開のおもしろさから 結局最後まで読み切りました (ところどころ没頭して、2回ほど駅を乗り過ごすはめに・・) 最後七千両の使い道にしびれました。
2投稿日: 2015.07.04
powered by ブクログそんなに、ハラハラドキドキという感じでもないですが、終わりまで楽しめる娯楽小説です。 あと、いつもの如くメシの描写がうまい。
0投稿日: 2014.10.12ご注意!短編小説集です。
山本一力さんの小説は基本好きですが、短編集が多くて困ります。紹介文には短編集などとは書かれてなかったのに、いざ購入してみると・・・。短編なら短編と明記すべきです!全く面白くないわけではないですが、やはり代表作「あかね空」「ほうき星」「深川籠」などとは読みごたえも完成度も全然違います。
1投稿日: 2014.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2013.4.3~18 読了 支店長からもらった一冊。「しゃがみ屋」「騙り屋」の二編が収められている。主人公は「焦げ付き証文買い」の"いかずちの弦蔵"、江戸裏金融界の取り立て屋だ。「しゃがみ屋」は相手の店に居座って糞尿を垂れ流す嫌がらせでいいなりにさせるというハードな商売を描いている。当人は盲でいざり、しかも検校の鑑札を持っているので力づくで排除するとお上のお咎めが••• なるほど、考えたものだ。「騙り屋」は 江戸が舞台のコンゲーム小説で五万両の詐欺事件を阻止する話だが展開が少々間伸びしてる感じ。弦蔵の大物振りは伝わってくるが、ラストが報酬を値切った依頼人をどう料理するの?で終わっちゃう。解説にもあったが続編は???
0投稿日: 2013.04.03
powered by ブクログ最後の一頁で好印象のポイントが上がった。最後の最後、見事に作者に一本取られた。 一作目『しゃがみ屋』の最後で、覚悟の無さについて考えさせられ、二作目『騙り屋』で、覚悟のある者の凄さを見せつけられ、更にだめ押し。 《「熱さを忘れた連中に、喉がやけどを負いそうになっていたころを思い出させる」》 いかずちの弦蔵を怒らせたらどれほど怖いことになるか、続きがあれば読みたいものだ。いや、想像するだけでも十分楽しい。
1投稿日: 2012.11.06
powered by ブクログ巨大な騙りにまんまと引っかかった札差に泣きつかれ五万両の奪還に乗りだしたのは、江戸の裏金融界でその名を知られた「いかずちの弦蔵」。「一番大事なことは、カネをどう受け取るかの段取りだ」―江戸と大坂を股にかけ、弦蔵と騙りの一味が智恵と度胸の大勝負!迫力と興奮のノンストップ傑作時代小説。
0投稿日: 2012.10.03
