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震える牛
震える牛
相場英雄/小学館
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総合評価

335件)
3.9
67
150
81
9
0
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    「極限まで推し進められた自由市場主義は、恐ろしく偏狭で、近視眼的で、破壊的だ」 企業とは個人の集合体に過ぎず、集合体を構成する個人のために本来は存在する。 ところが、次第に集合体はそれ自身の身を守るため構成員を犠牲にするようになる、経営層すら例外なく。 政治家が念仏のように言う「安心安全」 企業による偽装や隠蔽が表に出て「食の安全」が担保されなくなったとき、それを招いていたのは必ずしも“企業”だけではない。 “美食”と“お得”を使い分けるメディアたち ここぞとばかりにアピールする政治家たち 嬉しそうにして行列をつくり、得意げにSNSにアップする消費者たち 物語は社会派警察小説の王道をいくストーリーで読みごたえは十分過ぎるほどで、感動すること間違いない。 ただ、ひとこと言いたい。 昭和の商店街や飲食店が、必ずしもショッピングセンターや飲食チェーン店より美味しくて清潔とは言えない。食は文化では無く生活であり社会要素である。小売や飲食のチェーン拡大は社会の成熟に合わせて登場し、間違いなく日本国民の食の貧富の格差を一定限縮めた、と、私は思う。 古くからある商店街は親しみがあって暖かいって?そんなのは懐古主義の幻想だ。 知らない人には敷居が高く冷たい目で舐めるようにして観察され、おまけに用がなければとっとと出てけという顔をされ、我が物顔で歩道を占拠する、売値も付けず、人によってサービスが違う店主の皆さん、こんなのを「暖かい」っていうのか。 お店側からみれば、やれお祭りだ運動会だといって協賛金をせびられ、何かあるとすぐ呼びつけられて、休みだろうが平気で開けさせる、そのくせ新しい店ができるととっとと乗り換える地域の皆さん、こんなのを“親しみ”っていうのか。 過去を美化するのもほどほどに。

    8
    投稿日: 2026.02.10
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    狂牛病が流行っていた頃の話ですが、面白かったです。 ストーリーもしっかりしているし、辻褄もしっかり合うのでスッキリでした。 狂牛病が流行っていた頃は、自分はアメリカに住んでいたので、ガッツリ牛肉を食べていました 笑

    0
    投稿日: 2026.01.31
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    ■サマリー ・キーワードは、BSE、食品の安全、地方都市の  経済衰退 ・キーワードを殺人事件に絡めた社会派ミステリー ・メモ魔の田川警部補が鑑取りと地取りで真相を  暴く ■所感 相場英雄さんの作品を読むのは、これが2作品目である。 私も大層なメモ魔であるが、この物語に出てくる 田川警部補はさらに上をいくメモ魔である。 パンパン手帳を片手(背広のポケット)に、犯行に つながるであろう手がかりをメモ、メモ・・・。 田川警部補が行う捜査は、鑑取り、地取りである。 鑑取り(かんどり)とは、被害者や被疑者の関係者を たどる聞き込みをさし、地取り(じどり)とは、犯行現場の周辺から、遺留品などを捜索したり聞き込みをすることである。 足を使った昔ながらの刑事さんである。 本作は、ショッピングセンターが販売する牛肉加工食品が、品質度外視の儲け最優先で商売を行うこと から食の安全性を無視したことが背景で生じた事件である。 とてもストーリーが現実的であり、読んでいて飽きることがない。 今自分が何気なく口にしている食べ物も、安いからつい買ってしまったものが含まれている。 その食べ物は、本当に身体に害がないのか? どのような工程を経て生産されているのか? そんな背景を全く認識せずに我々は身体に取り込んでいる。 本書を読み終えてみると、私たちは、日々何も考えずに、とても恐ろしいことをしているように思えてきた。 ■心に残ったフレーズ 「日本はこういう人との触れ合いを忘れてしまったんじゃないのかな?」 「そうですね。車で出かけて、スーパーやコンビニの買い物カゴに商品を突っ込んで、レジで事務的にカネ払って終わりですもんね」 「大きな商業施設に行って、豊かになったつもりでいたんだ。現実は、企業にいいようにカネを吸い取られて、演出された幻想を見せられていたんだ。この商店街みたいに、身の丈で暮らせるのが一番だと思わんか?」 田川は自らに言い聞かせるように呟いた。

    22
    投稿日: 2026.01.12
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    オーディブルにて。 少し時代が古いものの、初めの事件から思いもよらないタイトルへの伏線が面白かった。刑事と記者、二軸から事件を追っていく目線も良い。

    10
    投稿日: 2025.12.31
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    相場先生の警察小説。地味な捜査の積み重ねで事件を解明していきます。相場先生の他の小説と似たような展開です。

    0
    投稿日: 2025.12.28
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    読み始めは少し重かったのですが、読み進めるうちに面白くなって来ました。終盤の嫌な上司との場面がありますが、最後はきっとスッキリになるんだろうことが予測できました。

    0
    投稿日: 2025.12.22
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    事件を捜索していく中で浮かび上がったいくつものキーワード。 これらがどのように繋がりを持ち、犯人逮捕に至るのかをワクワクしながら読み進める事が出来る内容でした。 『逆手持ち』は読みがズバリ大当たり!! しかしながら、真実の捻じ曲げにあの人が絡んでいたとは、、 最後は正義を貫き通したと勘繰ることができ、すっきり読了しました♪

    1
    投稿日: 2025.11.16
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    当時を知っている世代からするとタイトルでほぼネタバレなので、それを超える+αを期待したが、タイトル通りだったので肩透かし。 食品偽装問題、企業犯罪など骨太なストーリーではあるが、肝心の事件が分かり易く、推理・サスペンスものとしては読み応えがないのが残念。

    1
    投稿日: 2025.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    激しいイベントがあるわけではないものの、淡々とセオリーにしたがって地道な捜査をする、まさに私が読みたかった刑事ものでした! 帯にハンバーガーが食べられなくなるおそれがありますとのキャッチーな注意書きがありましたが、読者としてでなく物語の中の消費者としてこの事件を知ったら食べられなくなるんだろうなと思えるくらい、内容は現実にあったら本当に嫌だけどありそうなラインですよね。 恥ずかしながら続編の存在を知りませんでした。積読をある程度減らしたらぜひ購入したいです。

    2
    投稿日: 2025.11.10
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    NHKのドラマで「ガラパゴス」を見てから著者の作品は気になっていたが、初の相場作人読了。田川は織田裕二を想像しながら読んでしまったが見た目は全然模様。。。 読み始めると展開が気になってページを捲る手が止まらなかった。危うく電車を乗り過ごしそうになるほど。。。 加工食品、ショッピングセンター、ネット記事などなど現代に思い当たることがありすぎてよく詰め込んだ作品だった。そしてどこの組織にもある政治的な諦めとの葛藤。。。 著者のほかの作品も続けて読みたい。

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    シリーズの次の本(ガラパゴス)を先に読んでしまってからの本作。 ちょうど南国に旅行していて、波の音を聴きながら、食品業界の闇に迫る社会派ミステリを読むという体験でした。 そんな環境でも続きを読みたくなるストーリーで面白かったです。

    1
    投稿日: 2025.10.27
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    社会派ミステリーということと、『平成版『砂の器』誕生!』ということで、期待して読み始めた。 大手ショッピングセンター、食品偽装、BSE問題が絡み合い、読んでいてノンフィクションかと錯覚しそうになった。 プロローグで書かれていることは現在進行形なので、いろいろ考えてしまう…。 『砂の器』は好きな作品なのだが、本書を平成版というのには異を唱えたい。

    4
    投稿日: 2025.10.26
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    とても読み応えがあり面白かった。一事件から当時世間を賑わせた食品問題、大企業と政治、警察の複雑な要素が絡み合う。初めて読む作家だったが、徹頭徹尾伏線を回収し全ての小道具や人物像ですらうまく機能していたのには圧巻。主人公の田川が足で稼ぐタイプの古いデカという点も好感が持てた。 タイトル、意味がそのままでもあるし大手スーパー名にも掛けてあるダブルミーニングも見事。日本の食品にかける安全システムが他国より優秀であること、企業は利益をあげるために何処までギリギリで運営しているのかと思うこと、表面の対外的な事実が事実とは限らないこと。複雑な思いが次々に湧いてくる。田川と記者・鶴田のその後の会話が気になりながら本を閉じた。

    21
    投稿日: 2025.10.24
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    社会派ミステリー、本格刑事小説。 テーマは現実の社会問題に沿っている。そして地道に足を使って調べ上げる捜査官。 派手さはないが面白い。

    9
    投稿日: 2025.10.18
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    相場英雄さん著「震える牛」 自分の経営する居酒屋のお客さんから薦められた作品。相場作品は今まで読んだことがなかったので期待して購読。 読みはじめてこの作品は昔WOWOWのドラマで観たと思い出した。しかし例のごとく内容をあまり覚えていなかったため、かなり新鮮な感覚で読めた。 サスペンスとしてかなり面白い作品。社会派サスペンスで真相が繋がっていく様は本当に面白かった。 二人が居酒屋で殺される殺人事件からの再捜査から、オックスマートという巨大ショッピング施設を運営する大企業の隠蔽も絡み、そこから食品擬装やBSE等の社会問題も匂い出す。良質なサスペンス作品。 そして中野の居酒屋で殺人事件が起こり、主人公の田川も中野駅から歩いても行ける新井薬師に住んでいる設定。自分の地元も中野で子供の頃からよく見知った場所だったためイメージとして想像しやすくかなり馴染めた。そういう意味でも楽しめた作品だった。 よくあるのだが、本を読んでいて自分の馴染みのある場所が出てくると途端にその頃の忘れていた思い出を思い出すことがある。今回も何度かあり、物語とは全く違った感情、有り難さやら懐かしさをこの作品から得ていた。 続編と謳われている「ガラパゴス」 この後読んでいってみたい。

    123
    投稿日: 2025.09.11
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    数年前に地下鉄に乗っていた時に目の前に座っていた初老の男性が相場英雄さんの「覇王の轍」を読んでいた。その装丁がキレイで気になり調べ、相場英雄さんを知った。 そこから本作を読むことにようやくなったのだが、大変失礼ながら期待しないで読み始めた本作は素晴らしい作品だった。刑事ものが好きなため読み始めたが、作家さんによりホントに描かれる刑事が違うもので楽しくて仕方ない。 この作品も次作「ガラパゴス」があるとのことを知ったので、また読みたい。いつになるかは分からないが(-_-;)

    3
    投稿日: 2025.08.15
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    添加物はやばいなと思いながら食べちゃってたけど、怖いなって思った、、 添加物の実態が知りたくて本も買って、 Audibleで聴いた 夢中になって聴き入ったサスペンス まさか、この話で エピローグで大泣きするとは思わなかった。

    2
    投稿日: 2025.07.21
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    主人公の田川刑事が語るように、どこに行っても同じ大型店舗が並ぶ国道沿いの風景に自分も辟易している。  それは結局、この国の公共性を否定しているものでしかないのではないだろうか?車がなければ生活が成り立たない、だからこそ高齢者ドライバーの問題は根深いし、ここまで来てしまった政策の失敗…。いかんともしがたいな~~~~。 色々と考えさせられながら、とても読みやすい筆者の巧みさにうなりました。

    1
    投稿日: 2025.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    元ネタはミートホープ事件。 導入は強盗殺人事件の捜査で、伏線。 食肉加工の添加物の話で、作っている企業の社員は食べないなどと言ってる辺りは確かにそうゆう話も現実で(食肉に限らず)聞いたことがあるが、言い過ぎな感じもした。(作品の中の話としてみれば妥当だが) 震える牛は老衰か狂牛病などの牛であるが、その処分を請け負った人物こそが今回の被害者であり、なぜ殺されたかはそうゆうことだ。 極端な話ではあったが個人消費者として、食品に掲載されている情報以外でいちいち調べて安全性を確かめて食べることは困難であり、知らず知らずのうちに安いコロッケなどを通してでも食べているかもしれないよという話である。 そんなことを言い出したら自分で牛を育てて自分で殺して捌いて食べるしかないし、そこまでできないとなると何も食べられなくなるので、話半分に、全国チェーンの店頭で売られているからといって確実な安全などないのだぞと思っておいた方がいい。〜というような話だと受け取った。 ちなみに本書を手にとったきっかけは、SNSで過去に見かけた、「震える牛」の横に「勝手にふるえてろ」が並んでいたおもしろ画像による笑 後者も昨年11月(日が経つのが早い…)に読了済み。

    30
    投稿日: 2025.04.26
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    面白く読めた。 非常に読み易く、ミステリー小説としては王道だと言える。 ミステリー小説として、満足度は高い。 星は4つつけても良いだろう。

    2
    投稿日: 2025.04.07
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    田川信一シリーズ。 田川は足で歩いて、丁寧に一つ一つの疑問を解いていく。 著者は、大型ショッピングセンターの進出により、地方の商店街が潰れていくことに、反発を覚え、田川を通して伝えているように思う。

    2
    投稿日: 2024.11.08
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    全体的には面白かったです。刑事事件は大円団で良かったんじゃない? と思うけど。 食品関係の仕事をずっとしている夫にこの作品の話をしたら、「確かにハンバーグはヤバイよ」というコメントでした。 BSEが、「草食動物に肉を食べさせるという禁じ手」の結果だったこと、現代科学の象徴のように感じました。

    2
    投稿日: 2024.09.24
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    相場さんの代表作。「この本を読んだら、ハンバーガー食べられなくなります、注意」と帯の広告にあったが、個人差でしょう。小説であれ、流通業界の内幕、課題を書いていただいたのは、とても勉強になったと思う。

    4
    投稿日: 2024.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと家に積まれていたけど、やっと読めた。 点と点が線で繋がっていく様子が圧巻。 WOWOWのドラマ版も見たくなった。

    5
    投稿日: 2024.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    素晴らしい。 相葉英雄、良い。好み。 最初は、全く関係ないと思われる人物の話が章ごとに展開するが、地道に地取りを行う捜査で、徐々に点と点が繋がるのが楽しい。 人体に影響があるのに利益優先の現代社会に物申す作者。

    1
    投稿日: 2024.07.13
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    2024.6.20 読了 未解決のまま二年が経った居酒屋強盗殺人事件の裏には大手ショッピングセンターの地方進出に伴う地元商店街の苦境と加工食品の安全が大きく関連していた─ 政治や警察組織のみならず日本中に蔓延る隠蔽体質が引き起こした事件と理不尽な結末 私たちが守るべきものは何なのかを考えさせられるお話でした 警察小説好きなので面白く読みました

    1
    投稿日: 2024.06.21
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    元々他人の作る料理を信用していないので 基本的に外食はしないんだけど、これを読んだら 尚更外でご飯食べるのを避けたくなっちゃう。笑   ただの殺人事件かと思いきやBSEに関わる事件へ 広がり、こんな展開になるとは思わなかった。 いい意味で裏切られました(。•~•。)   田川、滝川、鶴田、それぞれの視点で 見たら見え方が変わり、真相が明らかになる…   やたらと現実味があって…これは1部現実なんじゃないか…と 思ってしまうし、仮に現実だとしたら怖すぎるよね。 まぁ今の時代、衛生管理はしっかりしてるし 基準も高くなってるので、信じたい…。 まぁこれからも外食は基本的にしませんけど…。笑

    1
    投稿日: 2024.04.25
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    外国人による強盗殺人と思われていた事件の再捜査を命じられた継続捜査班の田川。 愚直に聞き込みを行ううちに初動捜査からの大きなズレがあることが発覚する。 捜査を進める田川、オックスマートを支える滝川、オックスマートへの恨みを果たすため取材を続ける鶴田 それぞれの視点から事件の真相が明らかになる。 2年前の殺人事件、大型ショッピングモール進出による地方経済の衰退、食品偽造…これらが交わったときに明らかになる真実は衝撃 滝川の裏にチラついていた協力者の正体にも驚かされた…… 後味悪いかと思ったけど、ラストは救いのある終わり方でよかった!と思ったものの、エピローグはかなり辛くなってしまった… これ読んだらしばらく外でハンバーグは食べられなくなる

    1
    投稿日: 2024.04.10
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    面白すぎる… 強盗殺人かと思われていた事件が、蓋を開ければBSEに関わる、ここまで大きな事件になるなんて予想してなかった笑 食品偽装の闇をテーマにした作品は初めてだったので斬新でした。 中盤から後半に掛けての情報収集からの畳み掛けが、読むスピードを加速させました。 たしかに、惣菜の安さには何かしら理由があると言う事は分かってても買ってしまう、この人間の心理を付いてやりたい放題やる企業の闇を感じました。 最後もやるせないなあ…、、そこの繋がりは分からなかったし、赤間の想いを考えると心が苦しくなりました。 面白すぎたので、続編も読もうかな。

    10
    投稿日: 2024.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    居酒屋強盗事件の未解決事件を田川刑事が追う話。地取り鑑取りのスペシャリストによる地道な捜査、いつどこで繋がるのか、手帳が膨れるごとに期待も膨らむ。この強盗事件が巨大スーパーによる地方破壊と食の安全に繋がるとは。他人事とは思えず日本社会のことを考える。こんなの加工肉食べたくなくなる(多分すぐ食べてる)勉強不足でBSEに感染した牛が震える、というタイトルの単語を知らず読みながら驚愕した。 田川刑事が職人すぎて格好良い、田川家の雰囲気もめちゃくちゃ好き。 にしても宮田さん!?え、めちゃくちゃ好きだったよ途中まで。田川刑事を買ってる良い上司だと思ってたよ、途中まで。ねぇ宮田さん!?

    2
    投稿日: 2024.01.28
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    お肉が凄く食べづらくなります。笑 警察、加工食品の闇、上層部からの圧力、 様々な問題が出てくる中で事件が紐解かれていくストーリーはかなり面白かったです 導入から言葉が難しく読み進めれるか不安ではありましたが、気づけば読み耽っていました。 フィクションではありますが、フィクションだからと楽観的に捉えれないような鋭さがありました。

    1
    投稿日: 2024.01.27
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    Amazonオーディブルで聴いた。 「ガラパゴス」と同じく、初めまったく頭に入らなくて、半分くらいに来てやっと面白くなり、もう一度初めから聴き直した(^_^;) 本作は、ミートホープ事件をもとにした食品偽装問題と、イオンのような大規模ショッピングセンターが地場の商店街を潰した後に撤退する問題を訴える。 続編の「ガラパゴス」は、派遣労働者の過酷さと、日本のハイブリッド車のガラパゴス状態を描き、「アンダークラス」では外国人技能実習制度の問題とAmazonの搾取を扱ってるようだし、相場英雄はいつもそういう社会問題を作品に落とし込む感じなのか。 「震える牛」は、つまらなくはないけど、そんなに面白くもなかった。 逆手で刺してると犯人に自衛隊や軍隊経験があるはず、とされていることに違和感。 警察だとそういう扱いなのかね。 単に強い殺意を推認させる一要素のような…。 本作では他の理由があったけど。

    13
    投稿日: 2024.01.27
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    加工食品を食べるのがちょっと怖くなったね。 ハンバーグやソーセージを食べる時に、これ大丈夫なやつかなとか思ったりして。

    0
    投稿日: 2024.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    裏表紙の「『メモ魔』の異名を持つ田川は……」を見た瞬間にその設定にそそられて読んだ。ミステリにおいてこういう設定は鉄板ながらもやはり強い。 証言が取れるまでかなり時間がかかること、田川による綿密な捜査に反して犯行計画が稚拙で杜撰なため事件の真相に肩透かし感があること、文章そのものがやや淡白なことなどは気になるが、そうは言ってもコツコツと地道に証言を取っていく様子は楽しんで読み進められた。 終盤で突然上司の腕時計の詳細な描写が入ったので首を捻りながら読んでいたら直後にどんでん返しが起こって内容的には笑えないのに笑った。 BSE問題からかなり時間が経ってしまったので、もっと以前に読んでいたらより新鮮に読めたのではないかと感じた。

    0
    投稿日: 2024.01.18
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    2年前の未解決事件の捜査を命じられる田川信一。 大手スーパーのオックスマートを執拗に取材する鶴田記者。 少しずつ前進しながら解決へと進みます。 読み応え充分でした。 シリーズのようなので第二弾もぜひ読みたいです。 面白かった。

    9
    投稿日: 2023.10.30
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    タイトルが秀逸な小説はそれだけで本棚に飾っておきたくなる。奇抜だが本質。素晴らしいタイトルだと思う。ストーリーも面白いけれど、警察小説にありがちな家族周りの描写のあまりの陳腐さには辟易した。

    1
    投稿日: 2023.10.27
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    これってフィクションだよね?と、怖くなるほど現実みのあるテーマでした。この本のテーマに気づいた時、自分は知らずのうちに毒に侵されていて、既に体の全身に毒が周っているように感じました。ジワジワとした恐怖、新鮮でした。

    12
    投稿日: 2023.09.05
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    いわゆる刑事モノ 主人公の田川刑事に引き込まれる作品でした。 ラストの畳み掛けと結末は....(^-^)v 面白い一作でした。

    8
    投稿日: 2023.08.28
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    モールを彷彿とさせる大規模商業施設と、地道な捜査を続ける警察。 トリッキーな解決ではないが、読み応えある。

    1
    投稿日: 2023.08.24
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    面白かったです。 自分は普段スーパーなどで食品を買う時、どうしても低価格なものを選んでしまいがちなので、安いものには裏があることを意識し、健康面等もトータルして考えた上で一番良い選択が出来る賢い消費者にならなければならないなと感じました。

    2
    投稿日: 2023.08.23
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    物語の核となる過去の未解決事件の真相については、その動機でそんな事しちゃう⁈、と思わないでもないが、人間追い詰められると何でもしちゃうところもあるからなぁ、、、という感じ。 加工肉の話、おそろしや。

    1
    投稿日: 2023.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    田川刑事シリーズ2作目の『ガラパゴス』と順序が逆になってしまったが読了。 田川の視点と記者:鶴田の視点がどこで1つになるのか楽しみながら読み進める。 フィクションと分かっていながらもどこかノンフィクション性を感じ、食品偽装が多く取り沙汰されていた頃を思い出し複雑な気分になった。 プロローグとエピローグの使い方が巧みであり田川の結末と共により今回の事件の闇の深さを感じる最期であった。

    1
    投稿日: 2023.07.16
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    居酒屋強盗殺人、物取りの犯行と見せかけて実は――/ お宮になりそうな事件をひとつずつ追っていって解明する/ ケイゾク/ まあ上場企業の次期社長が自ら公衆の面前で殺人を犯すかってのが疑問だけど、トータル面白い/ ただ暴力団の名刺に刷られた役職が真相の近道だって描写で、それはなにかってのが途中で出てくるのにその答えがないのは気になる/ 実際こんなにザルな事件だったら速攻捕まるだろう/ ライター鈴木智彦推薦だったので読んだ/

    2
    投稿日: 2023.07.05
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     社会的な問題と殺人を結びつけるのはいいが、それによって何を訴えるのか?サスペンス感が希薄だと思う。

    3
    投稿日: 2023.06.25
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    震える牛=BSE、所謂狂牛病の事ですね。読み始めて直ぐ大体の内容が分かってしまうぐらい震えました。今回の殺人事件の犯人も直ぐ分かりますし、まあ、刑事コロンボじゃないですけど、犯人が最初から分かっていて、どう逮捕まで持って行くか、そしてその背景には何があるのか・・・って感じですが震えるぐらい面白くなかったですね。 警察の初動捜査のミスも震えくらい苦しい内容・・・・そんなんないない。 特に大手SCに恨みを持つネット新聞記者の鶴田さんには震えましたよ。 鶴田さんの実家が商店街の小さな文房具屋を経営、父上が病気で亡くなった事で母上1人で切り盛り➝鶴田さん本人は自身の仕事で忙しいので妹さんがお手伝い➝そこに大手SCが進出➝お客を取られて廃業➝知り合いの紹介で母上様が再婚➝義父と妹が合わずに妹さん家出➝妹さん大手SCの店長と不倫➝更にやさぐれて風俗嬢➝そして酒井法子さんも愛用したあのお薬に手を出す➝オーバードーズで死亡➝鶴田さん、大手SCが町に来なければ妹は死ななかったと。もう何と言う無茶苦茶な因縁をお付けになられるのでしょうか。恨むなら義父でしょうが、もしくは母上。もう犬が身体に付いた水を払うぐらい私は震えましたね。 まあ、クソのような加工肉を食わせて利益を出す大手SCへのアンチテーゼを加えながら昔の商店街は良かった、人同士の温かい触れ合いもあり、そして添加物だらけの食品では無く安全な食品がそこにあったと、おい、今の方が昔より食品は安全なんですがね、そんな噓っぱちの昭和ノスタルジーに浸るのはやめため、そうそう『FACT FULNESS』を読みなさい、我々は時代とともに少しずつ良くなっているのですよ。 テレビドラマ化されたようですが、もうね、ジャニタレを使うから日本のエンタメ業界が駄目になったんですよ、もっと反省しろや、この変態野郎! あれ、キャスト見ますとこのドラマにはジャニタレ出てないですね(震え声

    4
    投稿日: 2023.06.19
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    震える牛ってそういうことか〜!最後にタイトルの回収がありようやく理解。BSE・狂牛病も久しく聞かなくなったけど、勉強になりました。 ミステリだけど、日本の低価格至上主義、大企業の隠蔽体質を痛烈に批判する小説。食の安全を守るためにも、消費者も正しい知識を身につけ、適切な金額も見極め支払う意識も大事だと思った。

    2
    投稿日: 2023.06.02
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    狂牛病との関連の話ですが、警察ものは面白いです。解決に向かう過程がドキドキもしますし、真相に近づくにつれて絵が見えてくるのが面白かったです。

    1
    投稿日: 2023.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察小説はこれだから面白い!! 少しずつ繋がる感じが本当面白い。 今回は後味スッキリとは行かなかったけど やっぱり名作と言われるものは 面白いんだなぁ〜。 夢中で読みました。 震える牛のタイトルの謎。 なるほど。 なんか某巨大ショッピングセンターや 某激安スーパーが怖くなったわ。 安いのを求めすぎた消費者も悪い。 国民性って言うのもあるだろうが これからはみんなで高め合って 国を造って行かなきゃいけないって思った。

    2
    投稿日: 2023.04.14
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    社会的な背景は非常に面白かったけど、稚拙な犯罪と捜査ミスの組み合わせはミステリィ好きには微妙?(きっと、一般的には枝葉末節なんだろうが) とりあえず震えながら読みました。ぷるぷる。

    3
    投稿日: 2023.03.26
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    タイトル通り、狂牛病の話やけど、前に話題になった時と違って、今は、システムがちゃんとしているんで、その手順通りにしていたら問題は発生しないみたい。 但し、ちゃんとしたらの話。こういうのは性善説で成り立ってるみたいやから… 善でない輩なら… 警察小説のええ感じのヤツ。 地取り、鑑取りという地道な作業が本来の警察の仕事やねんな。 いきなり、凄い発想で事件を解決とかは、ドラマなどの世界やな。 コツコツと証拠を集め、真実を探っていく。 まぁ、この事件は、元々が失敗でや直ししてるから、警察も見込み違いの場合、あかんってコトやな。 しかし、現場バリバリの職人肌の刑事さんには、ツラい結末… 企業の論理が知らんけど、今もよくある偽装問題。なんだかなぁ…っ思う。 何か、「正直者が馬鹿を見る」ってのをモロに想像してまうけど、ほんまに、そんな世の中で良いの? そういうのって、いずれは破綻しそうな気がするんやけど、行くとこまで行かんと分からんのかね? 面白いけど、考えさせられる…ハァ〜…

    59
    投稿日: 2023.03.05
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    エピローグで語られた物語が希望、だが実現はしなかった。闇に葬られようとしていた真実に光を当てようとするが、最後には大手スーパー、暴力団、国会議員、警察権力まで絡んでくる。書かれていないが、BSEの背景には米国の圧力もある。歴史的に薬害エイズやアスベスト、そしてジーゼルエンジン車も危険性が判明して以降、日本の輸入が増えている、まさに欧米多国籍企業の産廃場になっているかのような日本。

    2
    投稿日: 2023.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2年前の殺人事件を聞き込みからひとつづつ追い詰めていくのが面白い。 <書評より> 警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。田川は事件の核となる部分に、日本という国の構造変化が大きく関連していることに気付く。

    4
    投稿日: 2023.02.06
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    平成版「砂の器」の宣伝文句につられて購入しました。社会派ミステリー。ある殺人事件の再捜査に、食の安全や地方都市商業の崩壊といった社会問題が密接に絡んできます。ラストの章でタイトルの意味が明らかに。ページ数はありますが、入り込みやすく読みやすいです。お勧めです。

    3
    投稿日: 2022.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに読んだ警察物、鑑が繋がっていく感じがよかった。最後は段々面白くなって一気に読んだ。 官民の癒着、政治的な問題から歪められて解決されたりされなかったりする事件も、事実沢山あるんだろうなと思った、狡猾な人が出世していくのも悲しいけど分かる チェーン店の食べ物とかお惣菜、食べづらくなった

    3
    投稿日: 2022.11.12
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    前半読み進めるのは時間がかかりました、。捜査が進み繋がってくると面白くなり、後半は続きが気になりすぎて一気読み。表題の意味を知った時、そういうことねとなりました。面白かった。

    3
    投稿日: 2022.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いやぁ〜参りました。 本気の警察物って手にしてこなかったのですが、こんなにも面白いとは... また読みたいと思うジャンルが増えてしまいました^^; 「震える牛」ってそういう事なんですねー。 いやはや恐ろしい。 本作の主人公は警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川警部補。 課長の宮田から2年前に起きた未解決事件である強盗殺人事件の捜査を命じられます。 売上金目当てで起こった居酒屋での強盗殺人事件は居合わせた客2人をも刺殺する凶悪事件で、当時頻発していた外国人による犯行とみられたが犯人逮捕には至らず、操作は遅々として進まない。 田川の後輩である池本刑事と始まったたった2人の捜査は地道な聴き取りにて犯人らしき人物がベンツに乗って逃走したという目撃情報にたどり着く。 持ち主は高級クラブのママ。 ママのもとを訪れる客を洗っていった結果、ショッピングセンターを全国展開をする業界最大手オックスマート会長の息子である柏木信友の姿が浮かび上がる。 御曹司である柏木が売上金目当ての強盗殺人? そんな訳ないですよね。 そうなんですよ、同時に居酒屋で殺された西野と赤間の2人の身辺を洗い直した田川は、西野が産廃業を営んでいるが、暴力団の組員である事を突き止める。 そしてもう1人の被害者である赤間は真面目な獣医師。 まだ繋がらない。 点と点を線で結ぶ為、田川は西野、赤間が住んでいた地元を訪ね点と点の間に潜む背景を探る。 まさに地道な捜査が描かれています。 そこに新たな視点が加わります。 それはネットニュースのメディア記者である鶴田。 鶴田は個人的にオックスマートに恨みがあり、大規模店の出店を続けてきたオックスマートの戦略に陰りが見え始めたとの記事をリークする。 その記事がきっかけで知り得た内部告発は食の安全を無視し、企業の利益を優先させるという悍ましき加工品が販売されているというもの。 これが事実であるならば恐ろしい以外の何物でもなく、思わず自分自身の日常(買い物や食べる物)を思い出してしまいました。 繋がらなかった点と点。 1つずつ線となり、見えてきた事件の全貌。 しかし、そこに立ちはだかるのは権力。 ここにきて急激なインフレが問題となっていますが、それまでは長きに渡るデフレ社会。 給与所得が増えない日本で、消費者は少しでも安い物を求め、企業は消費者視点でなく、他社よりも安く販売しても利益が出せる方法を模索する。 その結果が産地偽装や賞味期限の改ざん、大量の添加物や農薬の問題等々、食を脅かすニュースが絶えない社会となってしまった。 未解決の強盗殺人事件の犯人を追うのが本作の本筋ですが、「食」を舞台に描かれた社会派作品。 実に骨太の作品で、次に読もうと思っていた作品をちょっと傍に避け、私の中で社会派といえばの葉間中顕作品を読もうと思います。 あっ、続編でもある「ガラパゴス」も必ず読みます! 説明 内容紹介 平成版『砂の器』、連続ドラマ化! 警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。初動捜査では、その手口から犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。 田川は事件現場周辺の目撃証言を徹底的に洗い直し、犯人が逃走する際ベンツに乗車したことを掴む。ベンツに乗れるような人間が、金ほしさにチェーンの居酒屋を襲うだろうか。居酒屋で偶然同時に殺害されたかに見える二人の被害者、仙台在住の獣医師と東京・大久保在住の産廃業者。 田川は二人の繋がりを探るうち大手ショッピングセンターの地方進出、それに伴う地元商店街の苦境など、日本の構造変化と食の安全が事件に大きく関連していることに気付く。 【編集担当からのおすすめ情報】 WOWOW「連続ドラマW」にて2013年6月より、連続ドラマ化! 出演:三上博史、吹石一恵、小林薫ほか 子供たちが口にする加工食品は安全なのか? 地方都市は、なぜ衰退したのか? 日本中を震撼させた戦慄のミステリー、ついに文庫化! 内容(「BOOK」データベースより) 警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。当時の捜査本部は、殺害された二人に面識がなかったことなどから、犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。しかし「メモ魔」の異名を持つ田川は関係者の証言を再度積み重ねることで、新たな容疑者をあぶり出す。事件には、大手ショッピングセンターの地方進出に伴う地元商店街の苦境、加工食品の安全が大きく関連していた。現代日本の矛盾を暴露した危険きわまりないミステリー。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 相場/英雄 1967年新潟県生まれ。2005年に『デフォルト(債務不履行)』で第二回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー。12年『震える牛』が大ヒット(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    27
    投稿日: 2022.11.05
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    徐々に点と点が線になっていって、事件の真相が分かっていく様子がよく描かれていて面白かったです。 田川刑事や鶴田記者等キャラクターも良かったです。 プロローグとエピローグも良かった。

    4
    投稿日: 2022.10.19
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    これは本当にフィクションなのか? 日本中を震撼させた現代の黙示録! 扉の言葉に思わず購入。 だいぶ遅いですが(笑)。 表題の震える牛とは、そういう意味なんですね。 『なぜ食べないんですか?』 『雑巾だからです』 『雑巾?どういう意味ですか?』 2年前、深夜、中野の居酒屋で起こった殺人事件。居酒屋に居合わせた2人の男性が犠牲となった。 初動捜査で不良外国人を容疑者として捜査を続けたが、結局容疑者は見つからず2年が経った。 未解決事件を追う田川刑事。 次第に明らかとなる事件の謎。 行き当たりばったりの強盗事件と思われたが、その裏には、BSE問題や食品偽装、地方経済などの深刻な問題があった... 最後のどんでん返しは見事ですね。 警察が縦社会なのは当然ですが、それでも真実に蓋をする上司は、許せないですね。

    21
    投稿日: 2022.10.15
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    昔買って読んでなかった本。 面白かった。田川刑事は魅力的なキャラでした。 展開もじっくり進むシーンとたたみかける展開があり、飽きさせなかった。 よかったです。

    1
    投稿日: 2022.07.18
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    読み進めるごとに、表題の意味に色々気付かされた。 チェーン店ばかりでどこの地方も景色が同じ、というくだりは共感。 読後は、なんと言ってもハンバーグが食べにくい…

    2
    投稿日: 2022.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    してやられた感とエンタメとして消費するだけではダメだという気持ちになった小説だった 田川さんが新潟や仙台に行った時に同じ景色が並んでいるといっていたのは私も旅行で赴いた先で感じていたことだったので悲しいが頷いてしまった 大きな商業施設とレンタルビデオ、眼鏡屋、東京でも見ることのできる店舗ばかりで町並みに関しては十把一絡げで面白みを感じられず その土地の自然風景が好きになっていったように思う BSEの描写が出て、症状の出た牛が震える(意訳)という一文を見た時、タイトル!!!震える牛ってそういう…と興奮した 恥ずかしながらちゃんと調べたことがなかったので、農水省の方の説明を聞きそんなに怯えることはないのだと知ることができた 安かろう悪かろうは食品にも言えることで、ものすごく安い食品は買わないようにしているが、そうはいっても稼ぎがそこまでないので完全に安全だと言えるものばかり口にしているわけではないだろう やっていることは卑劣だが、そうしなければ従業員を食べさせられないという事情もあったのではないかと思う 生産者の方へもう少し還元できればいいのだが…などと現実社会と交えて考えてしまった 捜査が杜撰な理由がもともと犯人を秘匿するためだと思ってたけど、ただただ杜撰なだけだったのには拍子抜けした 事件解決と真相が発表されないところで終わってしまったので、その後の話も読めたらよかったなと思うが、蛇足感が出てきてしまうのかな… 丑年に牛関連の本を読むという目標をギリギリ達成できたのでよかった このあとドラマも見てみようと思う

    2
    投稿日: 2021.12.31
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    BSE問題,食品偽装問題を扱った社会派サスペンス… 消費者を欺く企業が負の社会構造を作る杜撰な世の中。現代社会において安全より経済効果を優先した結果が今の生活に浸透している仕組み…考えさせられる1冊

    2
    投稿日: 2021.12.15
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    WOWOWのドラマが面白かったので原作を読んでみたくなり手にとってみたが、原作の方はドラマと違いあまり引き込まれなかった。第二章までは読んでいてストレスを感じたが、「第三章 薄日」から物語は加速する。 震える牛とはBSE牛のことを指し、牛肉の偽装や加工食品、居酒屋での殺人事件。それらの隠蔽工作を取り巻く企業が起こし、犯人に迫る主人公の田川の行動は見ものではある。ラストはこれで良かったのだろうかとスッキリしないところはドラマと違う部分だ。 2000年代のBSE問題やミートボックスのモデルとなる会社などを思い出させてくれて興味深くはあった。 また、普段は警察小説は読まないので地取り捜査や鑑取り、現場百遍などの警察用語をこの本で知った。 ベストセラーとのことだが、そこまでという印象の内容である。

    1
    投稿日: 2021.11.18
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    偽造食品のBSE問題と合わせて、大手流通の企業戦略の在り方を問う社会派側面のミステリー小説。10年ほど前に食品問題が思い出される。それ以降、僕らは意識することなく、またそれらを口にし、そして誰もその事を追憶の彼方に…身近に被害者がいない事をいいことに。

    2
    投稿日: 2021.11.13
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    エゴと利権の闇、そして日常に潜む危険性を感じる社会派小説。顔の見えない街が当たり前になっていて、読んで異常性を感じる事ができた。読みやすく素晴らしい作品でした。

    13
    投稿日: 2021.11.11
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    読まず嫌いの相場英雄さん初読み。ナニコレ!めちゃくちゃ面白いじゃないか!2年前の殺人事件の洗い直しを命じられた継続捜査班の田川と、大手企業の闇を暴こうとする記者の調査が交差する様にドキドとキ。地道な地取り・鑑取りと、捜査が進むに従ってリフィルが追加され分厚くなっていく手帳、田川の昭和感あふれる捜査スタイルが痺れる。食品業界の闇、そして、かつて世間を賑わせたあの大事件が盛り込まれており、深みのあるミステリーになっている。こういう泥臭い警察小説は大好物。最後に2発ほど小型爆弾が用意されているのも◎。

    2
    投稿日: 2021.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終盤まで読み辛かったが信友が捕まってからは構成にしてもかなり胸糞悪く面白かった! エピローグが個人的に最高 食肉偽装、もっとえげつない人肉とか入ってるのかな?!とワクワクしていたが、震える牛という題の時点でBSEだったなと読み終わって思った。 東日本大震災の記述が割と多く、2012年はそういった事柄が筆者読者共に自分事として現れていた年なんだなぁと改めて思った。 大きな事件が起こってから小説媒体に落とし込まれ、やがて記載が少なくなっていく流れなんかも感じられてこの辺りの小説は歴史的価値が高いんじゃないかとも考えた。

    2
    投稿日: 2021.11.03
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    BSEを問題にした刑事の話です。だんだん話が面白くなっていくような作品でした。 肉の加工食品は日常的によく口に入るものなので、このテーマの話にはとても興味を持ちました。作品の中で、安い肉を仕入れ(BSEにかかっているものもあるみたい)商品を作っている会社が出てきますが、本当は獣医、牛を飼って育てている主人、仕入れ業者、スーパーの経営者と全部が繋がっていて・・・自分も実は食べていたのでは??と作品の中だけの感情ではなく、本を閉じても口の中が不安で生々しい感じが残りました。

    9
    投稿日: 2021.09.18
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    社会問題×警察ミステリーが絡んだ話ですごい興味深かったし、本当のフィクションかとも思えないくらい身近な問題な感じ。警察内の政治と企業内の政治がそれぞれ垣間見れ、一筋縄じゃいかない展開。消費者の安さばかりを追い求めることの問題や地方の過疎化の問題も伺える。

    1
    投稿日: 2021.07.02
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    一見すると、警察小説のようだが、食の安全と地域社会を題材にしている。食品偽装が世間を騒がした事は記憶に新しい。巷で、信じがたい値段で売っている弁当などを見聞きする度に安全な材料を使っているだろうか?と考えるのは取り越し苦労なんだろうか?

    39
    投稿日: 2021.05.23
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    食品産業で行われるコストカットの闇の部分にフォーカスした社会派小説。巨大SCやチェーン店がもたらす焼畑農業的な地方破壊。巨大企業につけ込もうとする政商や反社会的勢力。警視庁捜査一課継続捜査班・田川が迫る迷宮入り寸前事件は、複雑に入り組んだものだ。タイトルにもある震える牛は狂牛病改めBSEの兆候で、それを隠蔽しようとした人間の弱さが生んだ悲劇でもあった。

    1
    投稿日: 2021.05.21
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    窓際の刑事にある日未解決の事件の継続調査が依頼される、事件は2年前に居酒屋で起きた強盗殺人事件でお客2人が犠牲となった。  当時の現場や現場付近の状況をコツコツと昔ながらの足で情報収集する刑事と大手スパーチェーンに憾みを持つ女性記者の独自調査が交錯しながら、疑惑の点は線となり大手スーパーと繋がって行く。  日本全国特に地方では、大手スーパーが様々な店舗をテンナトに構え長時間経営の巨大複合施設を開店させる事で地方独特の商店街や人の流れの変化によるゴーストタウン化が進む。行動力のある若い世帯や若者には楽しい空間だが移動が難しい老人や病人には近くて顔の見える商店がいいのだ。 特に食材となると顔なじみの信頼出来るお店や食堂が安全なのかも知れない。とつくづく怖い思いをされられた本書でした。  特に食肉は切り売りや加工肉(ハンバーグやソーセージ等)が多く消費者の殆どは素人だから見た目での判断が不可能だ。

    1
    投稿日: 2021.04.17
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    硬派っすね。震える牛ってそういうことか。2年前に迷宮入りした居酒屋強盗殺人事件を洗いなおすよう命ぜられた田川警官。実直に捜査するにつれ、大手SCオックスマートの関与に気づく。社会派ミステリーだが、ミステリというよりは社会派寄り。読後、食品安全性への警告が頭の中に鳴り響き、うかつにお惣菜が買えなくなりそう。そんなに買ってないけど。痛快とは言い難いラストだが、落としどころとしてはアリかなぁと思う。田川警官の地味に熱い人物像は好感だが、鶴田記者はどうも逆恨みのような…。面白かったけどしっくりこない所も多々あり。

    1
    投稿日: 2021.04.13
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    警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川は、2年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。 大手ショッピングセンター、食の安全に切り込んだ作品。 面白かった。 (図書館)

    2
    投稿日: 2021.03.18
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    大変面白く読めました。只 主人公は番頭さんで 最後は スッキリしませんでした。この後も続編が 有るそうですが 宮田は 出てきて欲しくないですね。続編に期待

    1
    投稿日: 2021.02.09
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    圧倒的多数の、「無菌で清潔」、「絶対安全」、「お客様は神様」を盲信する消費者の前では、何を丁寧に説明しても詭弁となるこんな世の中にいつからなったんだろう。 そういう消費者が「罰なき」加害者だと改めて教わったような本だった。

    1
    投稿日: 2021.01.30
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    田川信一  警視庁捜査一課継続捜査班、47歳 宮田次郎  捜査一課長、ノンキャリア 矢島達夫  特命捜査対策室の理事官、キャリア 赤間祐也  獣医師、中野居酒屋強盗事件の被害者 西野守   産廃処理業者、中野の被害者、暴力団員 滝沢文平  オックスマート取締役経営企画室長 38歳 柏木友久  オックスマートCEO兼会長 58歳 柏木信友  柏木会長の長男、取締役事業本部長 56歳 鶴田真純  BizToday記者、元日本実業新聞記者 羽田    BizToday編集長 柏木真貴子 長女、10年前30歳で強盗に殺害された 田川里美  田川の妻 田川梢   田川の長女 新潟医療大学に進学 木口    新井薬師駅の精肉店店主 池本功治  捜査一課第三強行犯係 32歳 奈津代   倉田や近隣のチーママ、犯人を目撃 立原恭三  田川の同僚 44歳 井上    組対4課、田川の所轄時代の後輩 筒井    クロキン執行役員 武田一作  クロキン創業者 西田の母  新潟に住む老女、79才 八田富之  ミートボックス代表取締役 佐々    新潟三条署 柏木信友  オックスマート御曹司 高森憲治  アルプススポーツ東京支社長 三浦修   宮城県議員、野党 柏木友次  友久の弟、文部科学相 河合渉   鶴田とは大学の同期、東都商業バンク記者 安部早苗  ベンツ所有者 広田    六本木のバー リモーネ店主 小松隆   ミートボックス工場生産管理課長 本橋隆夫  ゲームソフト会社専務、安部の顧客 下山甲三郎 映画プロデューサー、安部の顧客 楠見    オックスマート総務部特命担当、警察OB 門間資   宮城県警捜査一課警部補、42歳 赤間    祐也の母 赤間元美  祐也の妹 川津香   祐也の恋人 長田憲雄  長田プランニング 増渕    増渕農場 速水    農林水産省消費安全動物衛生課課長

    1
    投稿日: 2021.01.28
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    抜群に面白い。現実にありそうで怖くなる。 薬品を使って、鮮度が保たれているパック入り サラダ、保存料入りの飲料水などなど、 自分の口に入れる物には、気を配らないと。

    1
    投稿日: 2021.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    刑事もの、食品偽装、マスコミ、貧困、地方都市、企業、政治など、いろんな分野を詰め込んだ感じはあるけど、全てが事件解決というところに収束していく感じでうまくまとまっていた。 ただ、割とテンポよく怪しい人物および情報が出てくるのと、最後ハッピーではないにしろラスボス的な人物まできちんと成敗されているのが、逆に物足りないかなと思ってしまう俺はちょっとひねくれものかも。 そこまで長くない小説だけれど、きちんとキャラもたっていて、顔が思い浮かぶ感じがとても良かった。

    2
    投稿日: 2021.01.05
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    安い肉に不信感があったけど、こういう仕掛けなのか…。 小説としても面白かったけど、今後加工品にはもっと気をつけようと思った。

    0
    投稿日: 2021.01.03
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    いわゆる社会派の刑事もの。 継続捜査班という迷宮入り濃厚の未解決事件を扱う部署に所属する主人公が、2年前に起きた未解決の強盗殺人を追う内に、予想外の方向へと事件が繋がっていく。 最初の方は主人公であり警察官の田川と、ほか2人の関係がなかなか繋がらずにもどかしかったが、そのピースが嵌ってからはもう一気に読んでしまった。 BSEというのもかなり久しぶりに聞いた。 発生当時はかなりパニックが起きていた記憶があるし、自分もなんとなく牛肉を食べるのを避けていた。 しかし、本当に危険なのは、そういう目立つが故に管理がしっかりしている食材ではなく、表記義務が無い故にひっそりと混ざっている加工食品の方なのだろう。 以前とても安いハンバーグを食べて、あまりの生臭さに吐いてしまったことがある。 アレにはどんな肉が入っていんたんだろうか……。

    0
    投稿日: 2020.11.18
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    強盗事件の再捜査から、牛と大型ショッピングセンターを経営する大企業の闇まで、話がどんどん広がっていき最後は警察の闇まで…政治との繋がりから何から実際裏ではこんな風につながって都合の悪いことは隠され、誤魔化され、権力者たちに都合のいい結果だけが私たちの耳には入っているんだなと感じてしまった。夢中で読みました。面白かったので同じ著者の他の本も読んでみよう。

    1
    投稿日: 2020.10.11
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    ストーリーは、よくある感じもあったが、後半はハラハラさせられた。そしてひと頃、騒がれた食肉偽装問題も織り込まれた社会派小説。結末はいい人だと思っていた上司もふつうの人だったんだと何故か、ここも印象に残った。

    5
    投稿日: 2020.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2020年6月11日読了。 ・ 二年前に発生した未解決事件、『中野駅前 居酒屋強盗殺人事件』の捜査を命じられた捜査一課継続捜査班の田川は、相棒となる池本と捜査を進めていく。 居酒屋の客が二人殺害された事件だったが、殺害された二人に面識も共通点も見出せなかった為、発生当時の捜査では金目当ての外国人による通り魔的犯行だろうと思われた。そして犯人の目星も付かぬまま迷宮入りとなっていた。 ・ しかし田川の地道な捜査によって、この事件がただの殺人事件ではなかった事が徐々に明らかになっていく。 事件の裏では、大規模ショッピングセンターによる「大規模焼き畑商業」、大企業と政界・警察との癒着、食の安全を脅かす食品偽造の闇…様々な事象が渦巻いていた。 ・ ・ 普段あまり読まない刑事物。 タイトルと物語のテーマに惹かれ、手に取った。 今、どこのスーパーでも惣菜コーナーでとても安価にハンバーグなどの惣菜を購入する事が出来る。 一消費者の自分達にとって、安くおいしい食品を買えるという事は経済的にとてもありがたい事で、その店をお客様ファーストの優良店だと思ってしまいがちだ。 だが、この本を読んでその考えも少し見直さなければいけないのではないかと不安を覚えた。 『老廃牛のクズ肉・内臓・血液・脱脂大豆を原料にした肉のようなモノを混ぜて、亜硫酸塩・塩化カルシウム・甘味料・化学調味料・牛の香りを演出する合成香料、それに容量増しに水を加えて出来たのがこのハンバーグです。 クズ肉に大量の添加物を入れ、水で容量を増すからそれはもう水を吸った雑巾なのです。 毎月5トンの肉が最終的には10トンの製品に化けます。』 『一つひとつの添加物は、動物実験を経て発ガン性や毒性のチェックをクリアしています。ただこれを同時に混ぜ合わせた際の実証データはありませんし、国も監視していません。』 ・ ここまであからさまな食品偽造をしている企業は無いとしても、店の利益を上げる為に多かれ少なかれこのような食品加工が行われている可能性は高い。 安いものには安いなりの何かしら理由があるという事なのだろう。 安さに惹かれ、安全面というところは疎かになってしまっていたが、自分だけではなく子供も口にするものだと思えば考えを改めなくてはいけないと気付かされた。 ・ ・ 読んでいて気づいたのだが、著者の相場英雄氏は新潟出身で同郷の方でした。 その為、新潟の馴染みのある地名やご当地グルメなどが登場してきてとても親近感を感じてしまった。 ・ 作中に登場する問題の大規模ショッピングセンターが『オックスマート』という名前なのだが、 「亀田のオックスマートのモールに行けば全部揃うから。日本海側で最大のモールらしいよ。」 なんてセリフを読むと、新潟の人は完全にイ○ンじゃん!と思うはず笑 ○オンの関係者はこれを読んでどう思うのだろうか。

    1
    投稿日: 2020.06.11
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    初めて相場さんの作品を読みました。 相場作品は、wowowのドラマ(不発弾、トップリーグ)を観たことがあります。 本作品もwowowでドラマ化されてるのですね。 機会があったら観たいです。 未解決事件の継続捜査との事ですが、 初期捜査がここまで杜撰な事ってあるのか? 地位のある人は、ヒットマンを雇うのでは? など気になる点はありますが、物語としては面白かったです。 田川刑事が主人公の継続捜査物は、続編もあるようなので読みたいです。

    1
    投稿日: 2020.05.14
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    一気に読むことができる面白さ。 通勤電車内で、目の前で読んでいる方がいて「すごい小説ですよね」と声をかけたくなった。 篠田節子さんの「ブラックボックス」と一緒に読むと、もう加工食品は手に取れない…恐ろしい。

    2
    投稿日: 2020.04.19
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    平成一番の衝撃作と言われているので令和になった今改めて読んでもらいたい。 請求番号:913.6/A22

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    投稿日: 2020.03.04
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    身近な物がテーマだったため、非常に怖かった。 食、商業施設、どっちも今では当たり前に享受しているサービスなので複雑な心境になりました。 話の繋げ方がとてもうまい。 一見、なんの関係性もない話が少しづつ繋がっていく。 小説内の表現を借りれば、鑑が繋がっていくたびに 一気に話に引き込まれました。 満足、満足。

    1
    投稿日: 2020.01.31
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    実家が畜産農家だったので、自分の身に起きた事として読むことができました。 後半の取調室でのシーンが最高でした。

    3
    投稿日: 2019.09.08
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    この小説は、まちの本屋の著者の田口幹人さんのオススメだったので、迷わず購入。 あまりに面白くて、一気に読みきってしまいました。 地方が抱える問題を切実に感じることが出来、また、地元に根付いていたお店の有難さや人と人との関わりの大切さを改めて感じる事が出来ました。 それにしても人間が便利さや新しさを銘打って、本当に大切なものをたくさん失っている事の怖さも同時に感じる作品でした。 安全で安心して美味しい食べ物を食べることと、気のおけない仲間たちと一緒にその料理を囲みたい!!とも思わせる作品でした!

    4
    投稿日: 2019.08.17
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    ノンキャリ主人公の、被害者と遺族の心に沿った地道な捜査がコールドケースを解き明かすのはなかなか読ませてくれるのだが、最近気に入って読んでいる『隠蔽捜査』シリーズ程スカッと終われないのは何故か? 多分エピローグにある「自由市場主義は、おそろしく偏狭で、近視眼的で、破壊的だ。」という社会的経済テーマを警察小説に織り込んでいるからなんだろうと思う。 ブクログにて感想書かれてる方の星で読みたい本が増えるのは嬉しい。

    4
    投稿日: 2019.08.01
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    色々ある。こわいこわい。 ほとぼりが冷めるとまた元に戻るんだろうけど、お肉加工品を購入の時は、今まで選んでいたものよりワンランク上の商品を手に取るようになったり、外食する時はメニューを熟読しようとか。 ヤッパリ偉い人達は信用してはならない…とか 笑笑 でも、一番気になってしかたなかったのが 田川刑事の蛇腹メモ。 解説にはリフィル式の手帳と記してあったのだけれど、リフィルの一部が蛇腹のメモなのだろうか? リフィル式手帳スーツの胸ポケットは、メモが増える以前にパンパンで重くないんだろうか? ドラマ化されてるみたいだから、見てみよう。 蛇腹メモ…

    7
    投稿日: 2019.07.21
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    日本の社会情勢を反映した社会派推理小説。 親近感を感じさせる刑事と社会への警鐘を訴える記者そして在り方に問題を抱えつつも会社を愛する社員。三者の視点や思考から事件が解明されていく面白い小説。 WOWOW映像はまだ見ていないので、機会あれば見てみたい。

    6
    投稿日: 2019.06.30
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    警視庁捜査一課のやや閑職部門にいる警部補のもとに、2年前に起きた未解決事件の洗い直しの仕事が降りてくる。やがて犯人像や、無関係と思われた2人の被害者のプロファイルに疑いが生ずるが・・・というお話。 警察小説と経済小説(企業小説)が最初ちょっと遠いところで交互に展開され、それらがいつしか交差する。その交点に、タイトルである「震える牛」がいる。 イオンを思わせる巨大SC企業が主な舞台で、大資本が通った後に地方の商店街は見る影もなく疲弊するとか、警察組織内の綱引きや学閥の存在、(作中にある「雑巾のような」という形容は極端としても)既に地に堕ちている食の安全・・・などの社会環境が物語の背景となっている。 プロットそのものはよくできているし面白いんだけど、そのプロットを実現するための話運び、せりふ回しがややわざとらしい。そんなこと言うかな? そんな展開になるかな? そんな手口かい、という突っ込みどころが多かった。

    1
    投稿日: 2019.06.06
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    拝金主義、経済至上主義が生み出す構造的な問題と、職業倫理を鋭く抉る社会派ミステリー。著者の作品は初見だが、文体も読みやすく、調査も行き届いていると感じた。正しい知識・情報の獲得と理解。簡単なようで難しい世の中だ...。

    3
    投稿日: 2019.05.23
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    「食の安全」、「大規模焼き畑商業」をテーマにした警察小説。いろいろ盛りだくさんで面白かったが、最後の後味が悪くてすっきりしない。 「食の安全」は、私たちの健康に直接関わってくることなのでとても大切なことである。小説に書かれているような食品偽装はあってはならないが、実際あったことというのは恐ろしい。

    4
    投稿日: 2019.05.21
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    非常に面白くて一気読み!! 解説に書かれている通りに、刑事小説としての面白さに 現代的なテーマが融合した作品。 2年前の強盗殺人事件を洗い直す田川。 金銭目当ての外国人の犯罪として殺害された 2人の被害者。 繋がる事がない被害者2人の接点を ジワジワと細い線を手繰り寄せて 真相を暴く田川と池本。 同進行する食品偽装。 田川が1つ1つ丁寧に事件の背景に近づく姿が ワクワクしたし、田川に協力する池本や同僚達に 嫌な人が居ないのも良かったかな。 そして、必ず居るよ~黒幕が!!の期待を裏切らない最終章。 読む人によっては、あっさり系の警察小説??かも知れないけど・・・私には複雑に絡まり過ぎてないところが良かったです。 たまに、複雑に事件を色んな方面に絡め過ぎちゃって 面白いのに勿体ない!なんて感じる作品もあるので。 満足度高い作品でした。

    4
    投稿日: 2019.03.16
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     警察小説の体裁をとっているが、イオンのようなSCが小規模地域社会を破壊する焼き畑商業の不都合、加工食品の安全に突っ込んだ経済小説。ドラマ化しようにも映画かワウワウしか無理だよねこりゃ。現場周辺での聞き込み=地取り、容疑者や被害者の人間関係を洗う=鑑取り、というサツ用語が頻繁に出てきます。ラストのラストがハッピーエンドとはいいがたく、池井戸潤作品とは違って読者としては少し残念。  ところで、加工食品の100%ビーフという表示が、混ぜ物無しのお肉100%という字面からでてくる意味とは限らず、クズ肉に大量の添加物、具体的には、老廃牛の皮や内臓から抽出した『たんぱく加水分解物』を混ぜて味を演出し、牛脂を添加して甘味を演出したうえで、水で容量を増して、一応100%らしい食べ物にするというテクニックも紹介されていた。  問題はひとつひとつの添加物は、動物実験を経て発がん性や毒性のチェックをクリアしているが、これを同時に混ぜ合わせた際の実証データはありませんし、国も監視していないということ。企業努力で説明のつかない、安いには安いだけの理由があるようです。

    4
    投稿日: 2019.03.10
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    ぼちぼちですかね。 題材に興味があって手に取りましたが、 なかなか入り込むことができませんでした。 大型SCの構造など少し期待したものがありました。 読みにくかったわけではないですが、 多分合わなかったのだと思います。

    2
    投稿日: 2019.02.14
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    何故この本を今まで読まずにいたのか今更感が否めない。 めくるページが止まれない程の面白さ。スピーディな展開。何をとっても素晴らしい内容であった。久しぶりに体が震える本であった。

    3
    投稿日: 2019.01.25