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powered by ブクログ作品紹介・あらすじ 怖ろしくも美しい、極上の怪談集 曾祖父が神主を務める山頂の神社に、ある夜更け、若い男女が訪れるが……。子供の頃に伯母から聞かされた寝物語をもとにした「赤い絆」のほか、6編を収録した奇譚集。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ虫篝が好き。 読んだのはだいぶ前だけど、お盆がくると思い出します。 夏の終わりって感じの寂しさがあって好きだった。遠くの虫の声しか聞こえない静寂、焚き火の匂い、夏の夜の生ぬるい空気などいろいろが漂ってくる感じがする。 あんまり人のことを羨ましそうな目で見るもんじゃない。という台詞が印象深い。 本屋ハシゴしてやっとゲットした本なんだけど、実家にまだあるかな〜。久しぶりに読みたい。
0投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログ戦時、戦後後時代背景をもとに男女の死別からの哀しくも切ない短編集。どの話も単にオカルト的な怖い話と言うよりも縁に寄る深い話で面白く読めた。
0投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログ「赤い絆」と「お狐様の話」は奥多摩御岳山の御岳神社を舞台とした怪異譚の趣の小説、「虫篝」「遠別離」は戦争怪談の趣の小説、お化けが出てくる怪談話ではあるが怖くはない。 タイトルどおり、「怪しく」「うらめしく」「哀しい」短編7篇。 私の好みの作風ではないので評価は低め。
0投稿日: 2023.10.15
powered by ブクログ「お狐様の話」が興味深かった。40、50年前までは、親の世代が「誰それが狐に憑かれた」とか言う話をしていたのを聞いた記憶があるが、最近は全く聞かない。 人が通うのも大変な幽谷の神域で、寝物語として聞いた切なく哀しい恐ろしい物語。 この世界観がたまらなく好き。
0投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログ宮部みゆきの怪異譚を読んでいる時に発見した本書。復讐劇として印象深い「骨の来歴」。ドッペルゲンガーを扱った「虫篝」と、濃霧の中に過去と現代が交差する「遠別離」は、ともに太平洋戦争の兵士を登場させる物語で、特に「遠別離」は衛兵所の二等兵と、夫の戦死を知る彼の妻との邂逅に涙ぐんだ。
0投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログ2007年くらい?にハードカバー版で読んだ。 短編集。1話目から呑まれた。 1話目の狐の話が一番凄惨で、一番凄みがあると思う。すごい。
0投稿日: 2022.01.17
powered by ブクログ3.5浅田次郎の少し怖い話。ただの幽霊ものではなく、戦争や子どもの死にまつわるやるせなさが背景にある。テレビの変な幽霊話は見習うべし。
0投稿日: 2021.03.25
powered by ブクログ「神坐す山の物語」と「あやしうらめしあなかなし」は、浅田少年が経験した実話を元に書かれたと、神坐すの後期インタビューに書かれていた。 しかも神坐すには舞台となった神社あたりの行き方が記載されていて、地図検索すると出てきた。 浅田さんのはみ出しものに対する優しい視点は、少年時代から培われたものなのだなあ。 「あなかなし」の視点。
0投稿日: 2020.11.14
powered by ブクログ不思議な話の短編集でした。 どの話も面白かったけど個人的には青梅の伯母さんの話、赤い絆とお狐様の話が好きだった。 他の話はどうかわからないけどこれは本当にあった話を語られたものじゃないかなと思った。
0投稿日: 2020.10.25
powered by ブクログ作者の実家は山深い場所にある高貴な神社のようである。 そこで子供の頃に聞いた寝物語は、摩訶不思議な物語ばかり。 山の夜は深い闇。しかし、人の心の奥の闇の方がもっと暗いと思えてしまう。 おそらくはどんな灯りも届かない闇ではないだろうか。
0投稿日: 2019.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
浅田次郎の小説はコミカルなものしか読んだことがないので、これは驚いた。 けっこうコワい。 「赤い絆」 人間の情念みたいなものを書いた短編で、男女の心中事件を、昔語りに子どもに話してきかせる老婆の話がある。 勉学一筋、親の期待を一身に受けたおぼっちゃん大学生の恋愛事件(お相手は遊女)を扱って、大時代的な悲恋を語るのかなー、と思いきや。 そこは本当にあった話的な怪談に一気になだれ込む。 「遠別離」には感動した。 戦争中、フィリピンのレイテ島で命を絶たれた男と、東京で2浪の末に大学進学をあきらめガードマンをしている男性の人生が奇妙にシンクロするお話。 兵士の、この世に残った魂が愛妻に別れを告げるシーン、社会人として責任を感じ始めたガードマンが兵士の魂を受け継ぐシーンが涙を誘った。
0投稿日: 2017.01.28
powered by ブクログやっぱり最初と最後がいい。 毒をあおって瀕死のまま、死んだ男の傍に 同じく死んだものとして並べられた挙句 一人になって死ぬ女と、 お狐に取り憑かれて手首を喰らう少女、 他の話を忘れるくらい印象が強かった。
0投稿日: 2016.08.08
powered by ブクログ初浅田次郎。美しい文章であり読みやすい。 こういうゾクッとするような本は今の季節にぴったりじゃないかな。お盆の時期でも良かったかな。 お気に入りは「赤い絆」と「昔の男」。 添い遂げられなかった男女の悲恋というものがとても好きなので出だしから最高だった。心中ってこういう可能性があるから怖い。布団に入り込んできた女は誰だったのか想像を掻き立てられる。 昔の男という言葉は元彼を連想させるけど読んでる途中ではあああと納得のため息。何故だか分からないけど大先生の回想とその後の浜中さんとの会話のところで泣いてしまった。 作中で一番謎なのが叔母さん。幼い頃のあの経験によって彼女にも何かが憑いてるんじゃ…?と思ってしまった。 すごく怖いということはないけど、ほど良くゾクゾクするのと切なさが混じっていてとても好みの本でした。
0投稿日: 2016.07.25
powered by ブクログ「骨の来歴」がとても良い 傍から見れば不幸か、悪い冗談としか思えないのに、物語の中心となる当人はこの上ない幸せを妄信している、というギャップにゾクゾクさせられた P123の"雨のしぶきが、僕の告白を目に見える形にした。胸のつかえを吐き出した勢いで、僕は泣いてしまった。"という表現が素敵だ 「赤い絆」の幻想的であり、やや官能的でもあるラストは印象深い 女の気配が誰のものなのか判然とせず、また誰のものであってもおかしくない、という曖昧模糊たる不気味な雰囲気に魅かれた
0投稿日: 2016.03.22不明瞭の奥行き
胸の裡を蟠って覆う靄は裏表紙を繰った後も晴れることはない。首という首を真綿で締めているようだ。 本小説は生者ならざる者と関わる七つの短編からなっている。 冒頭と末尾のみ世界観を同じくし、他五編はそれぞれが独立して綴られ、テーマもまたそれぞれである。 ところで、この冒頭と末尾の物語は、浅田次郎別著「神坐す山々の物語」の御嶽山中で神主に与る一族の一編である。別著と較べてみたい気持ちが首を擡げて仕方がないのだが、それはそれ、編集を別けた意図が筆者にはあろうと推して従いたい。 さて前述の通り、二編と五編は登場人物たちも実に多彩だ。ただ五編は一貫して主人公は二編と異なり、神通力もそれに纏わる血筋でもない、時代も死後の世界や死後の在り方はどこか彼方として扱う現代人である。 一方で、生者の理解を超えた生者ならざる者たちは、しかし生者と変わらぬように描かれている。ただ、少し、生者に出来ぬことをなし、また生者に出来ることができぬだけだ。 薄気味の悪い、おどろおどろしくもあれば、時に悲しく切なくもある、事象の数々を。 だから読後、標題が目に入ってはっとした。 その心はまさしく「あやし、うらめし、あなかなし」であったのだ。
0投稿日: 2016.02.13
powered by ブクログ浅田次郎のあやしうらめしあなかなしを読みました。 浅田次郎が幼い頃に聞かされた怖い話、自分の体験などをもとにした怪談短編集でした。 しかし、語られる物語が古い時代のものだったためか、あまり怖く感じませんでした。
0投稿日: 2015.06.04
powered by ブクログ面白かったー。私にとっては初浅田次郎でした。 描写がうまいです。描写や表現の魅力でもどんどん読み進められます。短編集の構成が見事です。最初から順々に読んでいくと、しみじみ感とかぞわぞわ感とか、一篇ごとにだんだん、そしてどんどん増していきます。 日本の怪談はこのしみじみ感がとても大切だと思います。それが存分に生きてます。 浅田次郎、次は何を読もうかと、大変に興味を持ちました。 面白い!
0投稿日: 2015.05.09
powered by ブクログすごーく、昔に読んだ。浅田さんの本を検索してたらひっかかって、その瞬間にうわあ、また読みたい!と思ったので登録。 現代の怪談話、短編集。薄ら怖くてでも切ない。こういう怪談好きです。 近々再読する。
0投稿日: 2015.02.21
powered by ブクログいわゆる「怪奇談」の短編集。 浅田次郎は長くてもいいが短いのもいい。 今では怪談という言葉自体があまり使われないが、使われてもただのコワい話を指している。しかし、この短編は昔ながらの民話や民俗学として伝わるような、なんとも【かなし(悲し,哀し,愛し)】というのが相混じる“しっとり感”がある。
0投稿日: 2013.11.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
遠距離以外オチが曖昧で読むのやめようかと迷った。 不思議な話と怖い話の間でベクトルを調整すると変わった話ができあがるんだなと実感した。
0投稿日: 2013.06.06
powered by ブクログ幅広い題材で読者を楽しませてくれる、浅田次郎。 歴史のロマンを感じる長編小説が好きなのですが、この作家さんは中・短編小説を読んでも、うならせてくれますね。 今回手に取った文庫は、「人ではない何か」が登場する短編集。 いわゆる「怪談」というカテゴリーに分類されるであろう短編が、7作品納められています。 その中でも、2編が戦争・軍隊を扱った作品なのは、「浅田次郎らしいな」と感じました。 そして、冒頭と最後に載せられているのが、奥多摩の霊山を題材にした作品。 「あのあたりなら、こういうこともあるかもしれないな」と思ってしまう、不思議ながらもみょうにリアルな話が、印象に残りました。 時間、空間を越えた話なのですが、”知り合いの知り合い”あたりが実際に体験したことを人づてに聞いているような、そして最後に背筋がぞくっとするような、そんな作品の数々でした。 こういう話を次々とつむぎだせる作家さんというのは、どういう人生経験をしているのだろう?などと、みょうな感心の仕方をしてしまった、作品でした。
0投稿日: 2013.04.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
怖いというより切ない、レトロを感じさせる怪談短編七編。魔物めいたお化けではなくて、妖しくも人間くさくてどこか優しい、そんな幽霊の登場が多かった気がします。個人的に好きだったのは「虫籠」&「骨の来歴」のラスト、それと「遠別離」。「遠別離」は特に、現代っこの兄ちゃんと、矢野二等兵とのギャップが大きさの分、やたらと胸が詰りました。
0投稿日: 2013.04.03
powered by ブクログ大人の為の怖い話。 じわじわと怖さがくる。 オバケ云々の怖さではなく、 人間の怖さ。 あーぶるぶる。
0投稿日: 2013.03.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自伝短編小説? 一つ一つの短編にすっきりとした解決がないところが良いなぁ。 人の生活って、小説のようにきれいな解決がなされるものではなく、なぁんとなく、過ぎ去ってしまってから、腑に落ちて決着が付くコトが多い。そんなあいまいな事柄達。 浅田次郎にかかると、そんな事柄達も立派な短編になってしまう。 浅田少年の周囲の大人達の決着のつけ方が、すごく怖く、本の題名通りに本当に「あやし うらめし あな かなし」 すごく怖い本だ。
0投稿日: 2013.03.20
powered by ブクログ久しぶりの浅田さん作品 蒼穹の昴のような長編も好きですが、読み慣れない人にはこの短編集はとても読みやすいと思います。 一編目の赤い絆から神妙な空気にぐいぐい引き込まれます。
0投稿日: 2013.03.19
powered by ブクログようこそ,この世ならぬ者たちが誘う眩惑の世界へ.浅田次郎さんの怪談短編集.短編の名手は数多くいるけれど,読後の余韻という一点において,浅田さんは別格のような気がする.今回の作品群も結末は読者に委ねられている.胸がキュンとなる話もあれば,背筋が凍る話も.お得な一冊だけど,深夜に読むもんじゃないかな.あぁ怖かった(笑)
0投稿日: 2013.03.11
powered by ブクログ実話や体験談をもとにした短篇集。どの物語も、ただ怖いだけの怪談話ではなく、作者の狙いや伝えたいことが隠されている。 どこからこういった知識や発想が出てくるのか?漢字一つとっても、浅田さんは凄い…
0投稿日: 2013.03.11
powered by ブクログ幽霊、幽体がでてくる短編7編 「赤い絆」と「お狐様の話」は、浅田次郎の母方の生家(奥多摩の武蔵御嶽神社の宿坊 山香荘)に伝わる話を元にした話らしい。 この世に想いを残した人たちの哀しみに満ちた本 赤い絆 虫篝 骨の来歴 昔の男 客人 遠別離 お狐様の話
0投稿日: 2013.02.23
