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月光のドミナ
月光のドミナ
遠藤周作/新潮社
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総合評価

4件)
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    遠藤周作の短編集。戦時下から戦後くらいの時代設定でいろいろな話が収められているのだが、どれも男主人公が疲れ切っていて暗く息苦しい。人間の醜さ、弱さ、暴力性などを深い諦念とともに見守るような感覚だ。前の作品もそうだったが、フランス留学生の話が出てきたり、小説家である主人公に滔々と物語る老人が出てきたりとところどころに作者の体験をうかがわせる描写があり、その苦悩を読むにつけ遠藤周作の人間に向き合うことへの真面目さ、誠実さが分かってきた気がする。 文章はにおいや情景が浮かんでくるようでどっしりとしていながら読みやすく、はっとするような美しさもある。凄みを感じるのだが、一気に読むとちょっと疲れた。でも本当に、すごい短編集。

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    投稿日: 2025.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結局、ドミナってなんだったんだっ~ ただの語感かよ~イヌの命名じゃないんだぞ(←それも失礼) 表題作よりいいのがたくさんあって、おトクおトク☆ 私にとって狐狸庵先生は、モーリヤック好きの同志、ってくらいの認識だったんですが、なかなか面白かった。友人が英訳する小説を探しているので薦めてみよう~ 先日、モーリヤックのお孫さんの女優さんに会って、昨日読んだランキングに「テレーズ・デスケルー」がインしてて、最近とみに縁がある ♪♪

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    投稿日: 2014.09.28
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    遠藤周作の『海と毒薬』が大好きで、ほかの作品も読んでみようと思い購入した。 読まなきゃな〜レベル⑤ (好きなものは半分は一番最初に、後の半分は最後にとっておく方なので^^)

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    投稿日: 2010.03.07
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    図書館で一度読んで忘れられず、 絶版になっていたのですが どうしても欲しくてオークションで入手。 遠藤周作の飾らない真髄が垣間見られる気がします。 ほの暗い、じっとりとした作品。 好き嫌いが分かれると思いますが、私は大好き。

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    投稿日: 2009.01.18